JPH06264234A - マグネトロンスパッタリング装置及び磁束を提供する方法 - Google Patents

マグネトロンスパッタリング装置及び磁束を提供する方法

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JPH06264234A
JPH06264234A JP4266847A JP26684792A JPH06264234A JP H06264234 A JPH06264234 A JP H06264234A JP 4266847 A JP4266847 A JP 4266847A JP 26684792 A JP26684792 A JP 26684792A JP H06264234 A JPH06264234 A JP H06264234A
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magnet
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Eliot K Broadbent
エリオット・ケイ・ブロードベント
Kenneth C Miller
ケネス・シー・ミラー
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Novellus Systems Inc
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    • H01J37/345Magnet arrangements in particular for cathodic sputtering apparatus
    • H01J37/3455Movable magnets
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C14/00Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material
    • C23C14/22Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material characterised by the process of coating
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    • C23C14/3407Cathode assembly for sputtering apparatus, e.g. Target
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    • H01J37/3402Gas-filled discharge tubes operating with cathodic sputtering using supplementary magnetic fields
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】ターゲットの均一な浸食と、大きな直径のウェ
ハに非常に均一なターゲット物質の沈積を提供するマグ
ネトロンスパッタリング。 【構成】部分的に螺旋形の曲線から発生させられる概ね
インゲン豆の形をした閉じた曲線である移動可能な磁石
トラック40と共に提供され;磁石トラック40はスパ
ッタリング装置のターゲット10の後方に配置され、回
転の中心に関して回転し、かつ前記回転の中心に関して
概ね半径方向に振動し;結合された回転と振動の動き
は、ターゲット10の主な環状部分の上に略均一な磁束
を提供し、一方ターゲット10の中心及びターゲット1
0の周囲に近い領域を含むターゲット10の全ての領域
で、ある程度のスパッタリングが起ることを確実にし;
この配置は、大きな直径の基板上にターゲット物質の非
常に均一な沈積を提供する、マグネトロンスパッタリン
グ装置及び磁束を提供する方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プレーナマグネトロン
スパッタリングに関し、特に磁石トラック及びプレーナ
マグネトロンスパッタリングのための掃引方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】スパッタリングとは、例えば、アルミニ
ウム及びアルミニウム合金、耐火性の金属ケイ素化合
物、金、銅、チタニウム−タングステン、タングステ
ン、モリブデン、特に例えば加工中のウエハといった部
品上の二酸化シリコン及びシリコン等の薄いフィルムの
沈積(deposition)のための半導体産業に於て共通に用
いられる多くの物理的技術のことである。一般的に、ス
パッタリング技術は、真空のチャンバ内の電界を用いる
ことによってイオン化された不活性ガス“粒子”(原子
または分子)のガスプラズマを生み出すことを包含す
る。イオン化された粒子は、続いて、電気的にバイアス
されたターゲットに向いターゲットに衝突する。衝突の
結果、ターゲット物質の自由な原子がターゲットの表面
から放出され、ターゲット物質は気相に変換される。タ
ーゲットの表面から発生した自由な原子の一部は、凝縮
しターゲットの前面から短い距離に配置されたウエハ表
面上に薄いフィルムを形成(沈積)する。
【0003】ある一般的なスパッタリング技術は、マグ
ネトロンスパッタリングである。マグネトロンスパッタ
リングは、スパッタリング動作を集中させるために磁界
を利用するので、スパッタリング動作はより高い割合で
発生し、より低いプロセス圧力に於て発生する。磁石は
概ねそのN極とS極を結ぶ軸をターゲットの表面に平行
にしてターゲットの後方に配置される。代わりに、磁石
の組は、その軸がターゲットの表面に垂直に向けられ、
各組のN極及びS極を有する磁石は各々ターゲットに向
られる。いずれの向きに於ても、磁力線は、ターゲット
を貫通し、ターゲットの表面上に円弧を形成する。磁界
は、ターゲットの表面に近い領域内の自由電子を捕える
ことを助ける。結果的にもたらされた増加した自由電子
の濃度は、より高濃度の不活性ガスイオンを生み出し、
スパッタリングプロセスの能率を高める。
【0004】もし磁界を発生させる磁石が静止している
ならば、連続したスパッタリングは熱い点を生み出し、
その位置にあるスパッタリングターゲットの厚みを急速
に消耗する。ウエハを汚染することを避けるために、摩
損パターンが任意の点でターゲット物質の厚みを完全に
消耗する前にスパッタリングが静止されなければならな
い。もしターゲットの後方のターゲットプレートの任意
の点が現われたならば、ターゲットのバックプレートの
物質(通常は銅)をスパッタリングすることが起り、真
空のチャンバとウエハを銅で汚染することになる。ター
ゲットの利用パターンは概ね均一ではないので、実際に
はスパッタリングはあるパーセンテージのターゲットが
依然として残っている時に静止されなければならない。
【0005】ターゲット及びその関連する磁界を設計す
るに当り、2つの目標はターゲットの均一な浸食とウエ
ハ上のターゲット物質の均一な沈積である。ターゲット
の浸食の均一性を増加させるため及び従ってターゲット
の利用を改良するために、磁石ハウジング内の磁石は様
々な振動的パターンで移動させられなければならない。
この技術は、静止した磁石よりもより大きなターゲット
の利用を提供するが、しかしこの技術はまた溝、走路ま
たはその他の不均一な摩損パータンをターゲットが消耗
される時に生み出す。磁石及び関連する磁界が形成され
動かされる時、ターゲット上に均一に残留しないため
に、不均一なターゲットの利用が発生する。理想的に
は、均一なターゲットの浸食を生み出すために、磁界
は、ターゲットの領域の各単位(例えばcm2)の上に等
しい時間の間残留しなければならない。これは磁束の
“ドエル時間(dwell time)”と呼ばれる。ターゲット
が多くの場合そうであるように円形で、磁石がターゲッ
トの中心に関して回転する時、ドエル時間を等しくする
ためには、磁界はターゲットの中心近くよりもターゲッ
トの周辺近くでより長い時間存在しなければならない。
これはターゲットの与えられた環状セグメント内に囲ま
れた面積が半径の増加に伴い増加するためである。
【0006】他の重要な設計上の目的は、ある程度のス
パッタリングがターゲットの全ての領域内で発生するこ
とを確実にすることである。さもなければ、“バックス
キャッタ(back scattered)”されスパッタリングが発
生しない領域内のターゲットの表面上に再び沈積された
ターゲット物質が、ターゲットから分離し、ウエハを汚
染する可能性のある比較的緩やかな堆積(薄片)を形成
する。
【0007】固定された磁石のスパッタリング装置を用
いた1つのアプローチは、1987年7月14日に登録
された米国特許第4,680,061号及び1978年
7月11日に登録された米国特許第4,100,055
号に記述されている。ターゲットはリングの形に形成さ
れ、従来行なわれていたようなソースとウエハの間の相
対的な移動を用いることなしに良好な沈積を提供すると
いわれている。
【0008】プレーナマグネトロンスパッタリング装置
内の磁界の源を含む他のアプローチが、1984年4月
24日に登録された米国特許第4,444,643号に
開示されている。固定されたマグネトロンスパッタリン
グ装置とは対照的に、この装置は、磁束をターゲットの
表面上で掃引するためにターゲットの真空でない側面で
磁界の源を移動させる。磁束がターゲットの表面に平行
な所でターゲットの最大の浸食が発生するので、掃引
は、固定した磁界の源を有する従来のスパッタリング装
置にみられる“走路”及び溝が発生することを回避し、
従ってターゲットの浸食のより多きな均一性を提供す
る。この装置の磁界の源は、磁石及びリングアセンブリ
を含み、磁束を透過させるリングは、向い合う対をなし
リングの内側円周から半径方向内部へ配置された複数の
永久磁石を有する。磁石の軸方向の配置は、ターゲット
の平面と直交する平面上の一連の磁束のループのペアを
発生し、対になった磁石を通る長い直径を形成する。他
の掃引磁界のアプローチが、1987年12月22日に
登録された米国特許第4,714,536号に開示され
ている。このアプローチの磁石アセンブリは、ターゲッ
トの表面に関する中心軸に関して回転させられると共
に、同時に中心軸から離れた第2の軸に関して回転させ
られ、磁石アセンブリは第2の軸に関して中心から外れ
て取付けられている。結果的な浸食パターンは、各連続
する回転に関する回転の軸を通して配置される外サイク
ロイドであることが開示されている。磁石アセンブリに
よってトレースされる特定のパスは、駆動モータアセン
ブリの半径及びギア比に依存する。磁石アセンブリはそ
れ自体、コップ型のホルダの半径にそのN極とS極を結
ぶ軸が沿って取付けられた永久磁石を含み、各磁石のN
極はホルダの中心に隣接する。
【0009】1990年12月21日に出願された我々
の同時継続出願、代理人整理番号第M−1010号は、
少なくとも1つのカスプ及び少なくとも1つのループを
有する閉じた曲線の形状をした磁石トラックが、瞬間的
な中心を変化させながらターゲットの表面の後方で回転
する配置を開示をしている。この配置は、ターゲットの
環状の領域内の高い程度の均一な浸食を提供するために
形成された。
【0010】従来技術のスパッタリング装置の通常の冷
却方法は、スパッタリングによって加熱されるプレート
の後方または内部の空洞を用いており、上述された特許
や、1976年5月11日に登録された米国特許第3,
956,093号、1978年9月26日に登録された
米国特許第4,116,806号、1979年11月2
0日に登録された米国特許第4,175,030号に開
示されている。これらの特許では、水その他の冷却液
は、装置の内部通路の窓または装置の空洞を通して提供
される。分離した窓は、冷却液が装置から放出されるこ
とを許す。内部通路を有する装置は、これらの通路に冷
却液を通し、これらの通路は装置を冷却するために装置
の発熱要素に隣接している。冷却液が空洞を通されてい
る装置に於て、空洞の内側の機構の動きと同様に冷却液
の流れの方向は、冷却液が空洞を出る前に熱発生要素を
冷却する時に、冷却液の運動に寄与する。内部空洞を有
する冷却装置のための従来技術の方法は、ある側面から
他の側面への実際の冷却液の流れ及びターゲットプレー
トの温度に於て巨大でしばしば不揃いな違いを生み出
す。冷却液チャンバは冷却液が流れる時加圧される。タ
ーゲットプレートに接触した空洞を加圧することは、冷
却液チャンバ内の圧力が空にされたスパッタリング空洞
内の真空の圧力に加えられた時、ターゲットプレートに
大きな差圧を提供するため空洞への加圧が強化されるこ
とを要求する。ターゲットプレートは、この大きな差圧
を支持する大きさでなければならない。
【0011】冷却はまた、従来技術の固定された冷却通
路と同様にターゲットバッキングプレートに銃腔型のチ
ャネルを開けることによって完成される。これらのチャ
ネルの配置は、配置された熱い点の原因となり、冷却液
の流れの位置から離れたところで温度が上昇する。しか
し、孔を開けパイプをこれらのチャネル間に配置し接続
することは、必要以上にターゲットバッキングプレート
の構造を複雑にする。
【0012】磁石とターゲットの表面との間の距離は、
磁石の磁束によってスパッタリングの集中させられる程
度に影響を及ぼす。或る与えられた磁石の設計では、短
い距離は、長い距離に比べスパッタリングをより強く集
中させる。最も強いスパッタリングの集中は、無視でき
る厚みを持ったターゲットが磁石上に直接取付けられて
いる時に起る。ターゲットの表面と磁石との間の距離の
増加は、ターゲットのスパッタリングに対する磁界の影
響を減少させる。厚みあるターゲットバッキングプレー
トは、ターゲットバッキングプレートの後方の圧力を支
持するために必要な更なる強度を得るために加圧された
冷却液チャンバ装置内で必要とされ、特にそれは冷却の
ために孔を開けられ従って強度のために更なる厚みを必
要とするターゲットバッキングプレートを用いた装置に
於て必要とされる。厚みのあるターゲットバッキングプ
レートを用いることは、ターゲットプレートアセンブリ
に特別な厚みを加える。ターゲットの表面での磁束の減
少を避けるために、薄いターゲットは磁石とターゲット
の表面の間の一定の距離を保持すべく取替えられる必要
がある。一方、磁石とターゲットの表面との間の増加さ
れた距離の結果としてのターゲット表面の減少させられ
た磁束が受入れられなければならない。従って、更なる
強度を提供するためにターゲバッキングプレートの厚み
を増加させる必要性は、スパッタリングの配置を集中さ
せるためにターゲットの表面とマグネットとの間の距離
を減少させる要望と矛盾する。
【0013】プレーナマグネトロンスパッタリング装置
のためのターゲット及び磁界の源の技術に於ける目覚し
い改良にも拘らず、ターゲットの均一な浸食及び純粋な
ターゲット物質のウエハ上への均一な沈積が、全体的に
獲得されていない。スパッタされた物質が大きい直径の
ウエハ上に沈積されるような高度に均一な沈積を提供す
る特別な必要がある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第1の目的
は、マグネトロンスパッタリングに於て、ターゲットの
均一な浸食と、ウエハへのターゲット物質の均一な沈積
を提供することである。
【0015】本発明の第2の目的は、大きい直径のウエ
ハに非常に均一なターゲット物質の沈積を提供すること
である。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述の目的は、後記表面
に垂直な予め決められた回転軸に関して回転させられた
とき後記表面の環状の領域内に概ね均一な磁束のドエル
時間を得るために適切であり、インゲン豆の形をした略
平坦な閉じた曲線の形状を有する磁石トラックと、前記
磁石トラックの平面が後記平坦な表面に平行であり、後
記平坦な表面の後方で前記磁石トラックを回転させる手
段と、前記磁石トラックが後記スウェプトアウト終端部
のとき前記閉じた曲線が前記回転の軸を取り囲み、スウ
ェプトイン終端部とスウェプトアウト終端部の間の振動
的な動きを前記磁石トラックに同時に提供する手段とを
有することを特徴とする略平坦な表面上に磁束を提供す
るためのマグネトロンスパッタリング装置を提供するこ
とによって達成される。
【0017】
【実施例】図1は、磁石11の上に位置するターゲット
10の模式的な形を表わす。磁力線12は磁石のそれぞ
れのN極及びS極から発生し、ターゲット10を通過す
るので、ターゲット10の表面上の図示された領域13
を取囲む。磁界はターゲット表面近くの大量の自由電子
を捕獲し、一方捕獲された自由電子は不活性ガスの原子
または分子と衝突するので、不活性ガスが高濃度に集中
することになる。これらのガスイオンは電気的にバイア
スされたターゲット10に吸引され、ターゲットの原子
または分子を叩き、ガス状態にしてウエハ上に沈積させ
る。従って領域13は、磁石11の存在によってスパッ
タリングプロセスが高められるターゲット10の領域を
表わし、その理由は高濃度に集中した不活性ガスイオン
がターゲット10の原子をスパッタリングすることを促
進する領域13の上部に存在するプラズマの固りに領域
13が隣接しているからである。
【0018】図2は同中心の環状ゾーン21及び22を
有する円形ターゲット20を模式的に示す。ゾーン21
及び22の内側及び外側の境界線の間の半径方向の距離
は等しい。領域23及び24は、ターゲット20の下方
に存在する磁石(図示されていない)によってスパッタ
リングが促進される領域を表わしているという点で図1
の領域13と同等である。領域23及び24はターゲッ
ト20の中心に関して回転することが仮定されており、
ゾーン21及び22のターゲットの利用または浸食の断
面は同一であると仮定される。ゾーン22の領域はゾー
ン21の領域よりも大きいので、領域24は領域23よ
りも同一の比で大きくなければならない。これは、平均
して各ゾーン21及び22内の各単位面積が、等しい時
間に亘って磁界の効果を受けることを意味する。領域2
3及び24が等しい幅を有することを仮定すれば、領域
24の長さは、ゾーン22の面積がゾーン21の面積を
上回る割合に比例して領域23の長さを上回る必要があ
る。結果として、領域24は図2に示すようにターゲッ
ト20の半径から異なった向きに傾けられなければなら
ない。
【0019】次の式は上述された条件を満足する。
【0020】
【数5】
【0021】この式は極座標表示され、rは半径を表わ
し、θは角度(単位はラジアン)を表わし、Cは始めの
角度(単位はラジアン)を表わす定数である。前述の式
で定義される曲線は、C=−π/2という条件で図3に
描かれている。この曲線は、原点に関して同中心の任意
の環状領域に於て、その領域内の曲線のセグメントがそ
の領域の面積に比例する長さを有するという特徴をも
つ。
【0022】改良されたスパッタリングを発生させるた
めに、磁力線の下の領域(図1に示す)は閉じていなけ
ればならない。さもなければ、磁界によって捕獲された
密集した自由電子の集合が、磁界の“端部”即ち磁力線
に平行な領域の側面を覆うプラズマ領域から逃れること
になる。従って図3に示された曲線を閉じる必要があ
る。これは、角度θを0度から270度(3π/2ラジ
アン)まで増加させ曲線の両端を閉じ、基本の曲線の条
件即ち任意の環状ゾーンのセグメントがその面積に比例
する長さを有するという条件に接近する曲線を作ること
によって達成される。この“フリーハンド”部分は、図
3で破線によって示され、インゲン豆の形をした図形が
得られる。
【0023】図4は、図3のインゲン豆の形に形成され
た磁石トラック40の平面図である。中心軸44はター
ゲット(図示されていない)の中心軸であり、その中心
軸は図の平面に垂直である。磁石トラック40は個々の
N極が内側を向き個々のS極が外側を向いた並んで配置
された個々の磁石41からなる。磁石41はサブグルー
プ42aから42gに分類され、各サブグループの磁石
は同一の形状を有する。磁石トラック40は磁石ハウジ
ングアセンブリ43に収納され、磁石ハウジングアセン
ブリ43は以下に詳しく記述される。中心軸44に関す
る磁石トラック40の回転は、円45及び46によって
画定される環状のゾーンに亘る適度に等価な磁束のドエ
ル時間を提供することが図4から明らかである。しかし
ながらこの回転の動きだけでは、円45内の領域がスパ
ッタリングを受けることはなく、剥がれが生ずる。上述
されたように、剥れは、バックスキャッタされ(back-s
cattered)再び沈着された物質によって形成された弱い
堆積がターゲットから剥れ落ち、ウエハを汚染する時に
発生する。この状態を避けることは非常に重要である。
一方、熱い点が回転の中心に発生しターゲットがその位
置で急速に消耗されるために、磁石トラック40は回転
の中心(中心軸44)と交差することがないように設計
されている。この問題を解決するために、磁石トラック
40は、図4の回動点47に位置する回転の中心に関し
て振動させられる。この振動は、磁石トラック40の最
も深い部分(円45に隣接している部分)を中心軸44
に触れるまで内側に動かす。これは“スウェプトイン”
位置と呼ばれ、図5に示されている。図4に示された磁
石トラック40の位置は、“スウェプトアウト”位置と
呼ばれる。従って、磁石トラック40が中心軸44に関
して回転する時、磁石トラック40は点47に関して図
4に示された“スウェプトアウト”位置と図5に示され
た“スウェプトイン”位置の間を振動する。
【0024】この結合された回転的な動きと振動的な動
きを提供するための機構は、図6から図12を参照して
以下に述べられる。
【0025】図6のマグネトロンスパッタリング装置で
は、スパッタリングターゲット600は冷却液チャンバ
604内に取付けられた回転機構603を有するターゲ
ットバッキングプレート602の正面側601の上に取
付けられている。回転機構603は、磁石トラック40
を形成する磁石41を含む磁石ハウジングアセンブリ4
3を含む。回転機構603に取付けられた磁石ハウジン
グアセンブリ43は、ターゲット600及び冷却液チャ
ンバ604の中心軸44の周りを回転する。磁石ハウジ
ングアセンブリ43が回転機構603によって回転させ
られる時、磁石ハウジングアセンブリ43は、“スウェ
プトイン”位置と“スウェプトアウト”位置の間の円弧
に沿って振動する。この振動的な動きは、磁石アセンブ
リ磁気プレート610(図6ではその一部が示されてい
る)、駆動リンク700及びクランクシャフト701
(図7)によって実施される。磁石ハウジングアセンブ
リ43は、その真下に磁石ハウジングボディ612が取
付けられた磁石ハウジングカバー611から構成されて
いる。ガスケット605は、磁石ハウジングカバー61
1と磁石ハウジングボディ612を分離し目張りする。
【0026】磁石ハウジングアセンブリ43に関連する
要素の平面図が図8に示されており、それはまた図6及
び図7の断面図を定義する。図6は図8のA−Aに関す
る断面図である。図7は図8のB−Bに関する断面図で
ある。図7及び図8の考察は、クランクシャフト701
及び703がギアシャフト706の周りを回転する時に
どのようにして磁石ハウジングアセンブリ43が振動す
るかを示す。シャフト703の回転運動は、シャフト7
04によって磁石アセンブリ支持プレート610に連結
された駆動リンク700によって振動的な動きに変換さ
れる。この振動的な動きを生み出す手段について以下に
更に述べる。
【0027】図6では、冷却液チャンバ604及び回転
機構603は、マグネトロンスパッタリングチャンバ
(図示されていない)の最上部に取付けられている。上
部絶縁リング615、ターゲットバッキングプレート6
02及び冷却液チャンバ604はボルトによって締合わ
され、冷却液613の漏れを防ぐために適切な密閉リン
グを備えている。
【0028】冷却液チャンバ604は、その上に冷却液
チャンバカバー625が乗っている上部肩部624を有
する。冷却液チャンバカバー625は、円形でありかつ
冷却液チャンバ604の上部を完全に覆う。比較的大き
なギア627(図9)は、冷却液チャンバ604にボル
ト締めされている。ギア627は、冷却液チャンバ60
4の中心から離れて延在する256個のギアの歯を有す
る。
【0029】冷却液チャンバカバー625は、冷却液6
13の入口を提供する冷却液入口部629を有する。冷
却液入口部629は、流入する冷却液613を運ぶ導管
630に連結されている。
【0030】冷却液注入ハウジング639は、中空の駆
動シャフト635を取囲み、冷却液チャンバカバー62
5の下側面に取付けられている。冷却液開口部629
は、冷却液注入ハウジング639内の空洞640内に開
口し、従って冷却液613は中空の駆動シャフト635
の孔641内へ流れ込む。合計して8個の孔641が9
0度の間隔で駆動シャフト635の表面に存在する。シ
ールを含む水管(明瞭さを保つために番号を付されてい
ない)は、駆動シャフト635の表面に隣接する冷却液
注入ハウジング639の上部と下部の表面に各々含まれ
る。これらの水管は、U型の断面を持った円形のリング
シールを含み、各シールの“U”の開口部は空洞640
に向って開いている。上部のU型のシールは、分離プレ
ート642によってその水管内に保持され、下部のU型
のシールはシールカバー643によってその水管内に保
持される。従ってU型のシールは、駆動シャフト635
が回転している時シールに駆動シャフト635を提供
し、冷却液入口部629から冷却部注入ハウジング63
9への冷却液の流れは、全体的に孔641を通して駆動
シャフト635の下方部分の中心の空洞629へ向けら
れる。他のシールが、冷却液チャンバカバー625と冷
却液注入ハウジング639の間の漏れを妨げるために冷
却液チャンバカバー625内に形成された水管内に提供
される。これらの水管は図6に示されているがしかし図
の明瞭さを保つために番号を付されていない。
【0031】冷却液チャンバ604は、出口導管632
に連結された冷却液出口部631を有する。
【0032】冷却液チャンバカバー625は、その中心
にシャフト支持部633が取付けられる孔を有する。シ
ャフト支持部633は、冷却液チャンバカバー625の
上部の表面に取着される下方フランジ634を有する。
シャフト支持部633の軸は、シャフト支持部633の
両端の各ボールベアリング636と637に軸受けされ
る駆動シャフト635の軸がそうであるように、中心軸
44と一致する。カラー638は、駆動シャフト635
に対する垂直支持を提供する。
【0033】駆動シャフト635は、シャフト支持部6
33及びカラー638の上方に延在し、モータ(図示さ
れていない)と駆動シャフト635を連結する連結部ま
で延在する。長方形要素644は、駆動シャフト635
の下方部分の周りに形成される。長方形要素644は、
図9に最もよく示されている駆動プレート645内の長
方形の開口部に取付けられる。ベアリング管646は、
駆動プレート645の上方の表面に取着される。長方形
の要素644及びベアリング管646は図10に最もよ
く示されている。ベアリング管646の内側の直径は、
冷却液注入ハウジング639がベアリング管646の内
側に丁度適合するように設計されている。大きな円形の
ベアリング647は、その内側の軌道輪をベアリング管
646にボルト締めされ、その外側の軌道輪を冷却液チ
ャンバ604の内側の円周にボルト締めされることによ
って取付けられている。結果として、駆動プレート64
5及びベアリング管646からなる装置は、大きな円形
のベアリング647上を回転可能である。この装置は、
長方形要素644を通して駆動シャフト35に連結され
ている。駆動シャフト35は、ボールベアリング636
及び637から横方向の支持を受ける。冷却液注入ハウ
ジング639、冷却液チャンバカバー625及び冷却液
チャンバ604は静止している。
【0034】回動プレートアセンブリ648は、図6、
図7及び図9に示されるように駆動プレート645の片
方の面に取付けられる。回動プレートアセンブリ648
は、駆動プレート645の下側にボルト締めされたフラ
ンジを有する回動ブロック651を含む。シャフト65
0は、回動ブロック651内のブッシング623の内側
の軸616を中心として自由に回転する。円形の回動プ
レート649は、シャフト650の下方端部に同軸に取
着されかつ磁石アセンブリ支持プレート610の上方の
表面にボルト締めされる。回動プレート649は、スラ
ストベアリング652上の回動ブロック651に関して
自由に回転する。シャフト650の上端部近くの正方形
の部分は、第2の回動プレート653の正方形の孔に適
合し、回動プレート649と回動プレート653の間の
相対的な回転が起らないことを確実にする。シャフト6
50のこの端部は捩子山を付けられ、ナット655がこ
の端部に取付けられる。ワッシャ656は、ナット65
5の下のシャフト650の周りに配置されている。第2
のスラストベアリング654は、回動プレート653を
回動ブロック651から隔てている。結果として得られ
る構造は、シャフト650、回動プレート653及び回
動プレート649を回動ブロック651に関して1つの
装置として回転させ、シャフト650の軸616に関す
る駆動プレート645と磁石アセンブリ支持プレート6
10との間の回転運動の発生をもたらす。
【0035】振動的な駆動機構について、図7、図8及
び図9を参照して述べる。前述されたように、駆動リン
ク700はシャフト704の手段によって磁石アセンブ
リ支持プレート610に関して回動することができる。
シャフト703は、駆動リンク700の他の端部とクラ
ンクシャフト701とに軸受けされる。クランクシャフ
ト701の反対側の端部は、60個の歯を有するギア7
07に同軸に取着されたギアシャフト706の四角形の
端部を受入れるための四角形の孔を有する。シャフト7
06は、ハウジング710の相対する端部内に適合する
プッシング708及び709内に軸受けされる。シャフ
ト706の四角形の端部はクランクシャフト701の四
角形の孔に適合し、かつ捩子(図示されていない)によ
って固定される。
【0036】前述された要素の大きさの割合は、ハウジ
ング710が駆動プレート645にボルト締めされた
時、小さいギア707の歯が比較的大きいギア627の
歯に噛み合うような割合となっている。比較的大きいギ
ア627は、装置が動作中の時静止下状態にある冷却液
チャンバ604に取着されている。シャフト635及び
駆動プレート645が回転する時、シャフト706及び
小さいギア707もまた中心軸609を中心として回転
する。比較的大きいギア627及び小さいギア707の
歯が噛み合うことにより小さいギア707はシャフト7
06を中心として回転する。一方これによってクランク
シャフト701はシャフト706を中心として回転し、
上述された過程によって、この回転運動は、磁石アセン
ブリ支持プレート610及び磁石ハウジングアセンブリ
606の振動的な動きに変換される。
【0037】磁石ハウジングアセンブリ43は、磁石ト
ラック40及び冷却チャネル49の両方を取囲む磁石ハ
ウジングカバー611と共に磁石トラック40及び磁石
トラック40内に形成された冷却チャネル49を有する
磁石ハウジングボディ612を含む(図4及び図6)。
磁石トラック40及び冷却チャネル49は、磁石ハウジ
ングボディ612の上部に形成される。磁石トラック4
0は、水管の中心線に垂直な任意の断面に於て一定の長
方形の形状を有する。各磁石のサブグループ42a−4
2gは、互いに等しい形状を有する個々の磁石を含む。
【0038】磁石ハウジングボディ612の冷却水管4
9は、直線の形状を有しかつ水管の中心線に垂直な任意
の点に於て長方形の断面を有する。ターゲットバッキン
グプレート602に面した冷却水管49の下部の表面
は、ターゲットバッキングプレート602へ霧状または
液体の冷却液613を導く一連の4つの孔48を有す
る。
【0039】磁石ハウジングカバー611は、冷却水管
49を覆いかつ密閉する。ガスケット605は、磁石ハ
ウジングカバー611がボルトまたは他の信頼できる手
段によって磁石ハウジングボディ612に確実に取着さ
れた時、磁石トラック40が任意の方向からの漏洩に対
して密閉されることを確実にする。冷却水管49は全て
の液体の冷却液613の流れが孔48を通して流出する
ことを確実にするべく密閉される。
【0040】冷却液接続孔90は、冷却液入口器具66
0を収容すべく磁石ハウジングカバー611内に提供さ
れる(図6及び図9)。液体の冷却液613が冷却液入
口器具660及び冷却液接続孔90を通り直接冷却水管
49に流れ込むように、冷却液接続口90の位置は、磁
石ハウジングボディ612の冷却水管49の位置に整合
する。
【0041】駆動シャフト635の下方部分の空洞62
6は液体の冷却液613が空洞626から冷却液アーム
661へ流れ込むように冷却液アーム661に取着され
る。ある長さのフレキシブルチューブ(図示されていな
い)が、器具660と器具662の間に接続され、空洞
626から流出する冷却液は、冷却水管49に流入しノ
ズル663を通過する。
【0042】従って液体の冷却液613は、ルートされ
(routed)ターゲットバッキングプレート602の後側
と磁石ハウジングアセンブリ43の正面の間の空間内の
冷却液チャンバ604へ孔48を通して注入される。液
体の冷却液613はまた、ノズル663を通して流出す
る。ターゲットバッキングプレート602の後を通過し
た液体の冷却液613の流れは、熱伝達プロセスの能力
を高めるように激しいことが望ましい。
【0043】磁石41が発生した磁界は、スパッタリン
グ動作を集中させ、ターゲットバッキングプレート60
2の磁石によってトレースされたパス内でのスパッタリ
ング動作が発生した熱の広がりをより小さくする。スパ
ッタリング動作は瞬間的かつ局部的であるので、ターゲ
ットバッキンプレート602の表面に熱い点を発生さ
せ、スパッタリングの生み出した熱は、ターゲット60
0及びターゲットバッキングプレート602を通して伝
導する時、局部的な熱い点よりも広い領域に広がり、か
つ磁石がすでに他の位置に移動した後に予め決められた
時間内でターゲットバッキンプレート602の裏側に到
達する。液体の冷却液613はルートされかつターゲッ
トバッキングプレート602へ向って導かれ、最低温度
の冷却液は、ルートされかつバッキンプレートの温度が
この冷却なしには上昇するような領域内のターゲットバ
ッキンプレート602の裏側に導かれる。
【0044】図6及び図7に示された要素の機械的な動
作は、次のように要約される。駆動シャフト635が回
転する時、この回転運動は駆動プレート645及びシャ
フト706を通して小さいギア707に伝達され、かつ
回動プレートアセンブリ648及び磁石アセンブリ支持
プレート610を通して磁石ハウジングアセンブリ43
に伝達される。従って磁石ハウジングアセンブリ43は
中心軸44を中心に回転する。同時に、その歯が比較的
大きいギア627の歯と噛み合う小さいギア707はシ
ャフト706を中心として回転する。これによりクラン
クシャフト701が回転し、シャフト703の円形運動
が生み出される。一方この動作は、駆動リンク700を
前後に振動させ、この振動運動はシャフト704を通し
て磁石アセンブリ支持プレート610に伝えられ、かつ
磁石ハウジングアセンブリ43に伝えられる。従って磁
石ハウジングアセンブリ43は回動プレートアセンブリ
648のシャフト650を中心とする円弧に沿って振動
する。
【0045】同時に、液体の冷却液613は、導管63
0及び冷却液入口部629を通って冷却液注入ハウジン
グ639内の空洞640に流入する。続いて液体の冷却
液613は、孔641を通して駆動シャフト635の空
洞626内へ導かれ、空洞626から冷却液アーム66
1へ流れ込む。冷却液アーム661からは冷却液は2つ
のパスを通って流れる。(1)ノズル663から流出す
る。(2)器具662及びフレキシブルチューブ(図示
されていない)を通り器具660及び冷却水管49に流
れ込みかつ孔48から流出する。冷却液チャンバ604
内の冷却液の水位は、冷却液が冷却液出口部631から
流出しかつ出口導管632を通してその目的地へ流れ込
むまで増加する。器具660及び662の間のフレキシ
ブルチューブは、冷却液アーム661に関する磁石ハウ
ジングアセンブリ43の振動的な動きに適合する。ノズ
ル663及び個々の孔48から噴出される冷却液613
は、ターゲットバッキングプレート602及びターゲッ
ト600を冷却する。回転機構603の回転運動は、冷
却液チャンバ604内の液体の冷却液613がターゲッ
トバッキングプレート602またはターゲット600内
の熱い点の発達を回避するべく一定の動きに保たれるこ
とを確実にする。この方法では、スパッタリング動作に
よって生み出された熱エネルギは、ターゲットバッキン
プレート602の裏側面に直接導かれた液体の冷却液6
13の注入によって消費される。ターゲットバッキング
プレート602からの熱の伝達は、図12に示すように
冷却液チャンバ604に面したターゲットバッキングプ
レートの側面上に一連の同中心のリブまたはフィンを形
成することによって改良される。
【0046】図13は、駆動シャフト635が2個以上
の回転を通して移動する時のシャフト704のパスの軌
跡13Aを示す。シャフト704の位置は、磁石ハウジ
ングアセンブリ43に関して固定されているので、シャ
フト704の動きは磁石ハウジングアセンブリ43の動
きを表わす。放射状の基準線13Bは、駆動シャフト6
35の始まり及び終りを定義する。回転の始まりでは、
シャフト704は磁石ハウジングアセンブリ43が“ス
ウェプトイン”位置即ち中心軸に最も接近している位置
にある。図13に示すように、シャフト704及び磁石
ハウジングアセンブリ43は全く同じ動きを繰り返す訳
ではないことが注目される。小さいギア707及び比較
的大きいギア627の歯の数(各々60及び256)
は、短いサイクルタイムを開示すべく選択されており、
即ち小さいギア707の15回転が、比較的大きいギア
627の任意の選択された基準の歯が小さいギア707
の同一の基準の歯のと再び出会うまでに必要である。図
13は小さいギア707が比較的大きいギア627と接
触しながら5回転する間のシャフト704の動きの軌跡
を示す。図に示すように、比較的大きいギア623の円
周の周りを完全に1回転する間に小さいギア707はお
よそ4.27回転する。しかしながらこの比率は限定さ
れたものではない。種々の比率が満足のいく結果と共に
用いられる。
【0047】磁石ハウジングアセンブリ43及び磁石ト
ラック40の回転及び心臓運動は、ターゲット600の
主要な部分に亘る概ね均一な磁束のドエル時間を提供す
る。結果として、物質の有効利用を計るべくターゲット
の主要部分は均一に浸食されている。更に、良好な浸食
の均一性が、例えば20.32cm(8インチ)の直径の
ウエハ上でターゲット600から37.47cm(14.
75インチ)の直径で実現される。この均一な磁界の被
覆の結果として、ターゲットバッキングプレート602
に熱い点が発達せず、従ってスパッタリングのための電
力レベルを従来技術に於て用いられていたレベルよりも
増加させることが可能となった。増加させられた電力レ
ベルは、スパッタされた物質がウエハ上に沈積される割
合を増加させ、かつより高い効率およひスループットを
提供する。
【0048】図14は、およそ1390kWhのスパッ
タリングの後の中心軸44から円周までのターゲット6
00の浸食を表わす断面図である。図示されたように、
ターゲット600の直径は37.47cm(14インチ)
を僅かに上回る。浸食は約2.54cm(1インチ)から
約15.24cm(6インチ)までかなり一定であるが、
しかしながら約14.61cm(5.75インチ)に於て
溝を有する。あるスパッタリングターゲット600を通
してターゲットの周辺と同様に中心軸44に於ても起る
ことが重要な特徴である。これは、ウエハを汚染するバ
ックスキャッタされたターゲット物質の剥がれが起らな
いことを意味する。本発明のスパッタリング装置は、直
径20.32cm(8インチ)のウエハに於て1.5%の
変動(標準偏差1シグマ)またはそれ以下の変動を伴な
う非常に均一な沈積パターンを提供することが知られて
いる。
【0049】本発明の特別な実施例が記述されたが、タ
ーゲット600の結合された回転及び振動運動は多数の
異なった方法によっても獲得される。水圧、電気磁気及
びその他のタイプの装置が、ここで記述された機械的な
装置に加えてこのような動きを得るために使用できる。
しかしながら、磁石トラック600の位置は任意の向き
に多少変化させることが可能であり、かつ振動運動は図
4に示された点意外の回動点を中心とすることも可能で
あり、または磁石トラック40は回動点を中心とする円
弧に沿って振動するのと同様に直線に沿って振動するこ
とも可能である。磁石トラック40が設定されている直
線はθを0度から270度まで増加させることによって
生み出されたが、これらの制限は本発明の技術的視点か
ら逸脱することなしに変向することも可能である。従っ
て、これら及び他の実施例、ここでは記載されなかった
変形及び改良が、特許請求の範囲によって定義される本
発明の技術的視点内にあると考えられる。
【0050】
【発明の効果】本発明は、マグネトロンスパッタリング
で用いられるターゲット上で満足のいく浸食パターンを
獲得し、一方大きい直径のウエハ上に非常の均一な沈積
パターンを提供するために適切である。
【0051】本発明の実施例では、磁石トラック装置が
ターゲット上の磁束を発生させるために提供される。こ
の実施例のために選択された磁石トラックは、単一のカ
スプを有するインゲン豆の形状を有する。ターゲットに
平行な磁石トラックの平面と共に平面のターゲットの後
方で磁石トラックを循環して回転させるための手段が提
供される。更に、磁石トラックを振動させるための手段
が提供される。これらの動きの結合された効果は、ター
ゲットの各領域で概ね均一な磁束のドエル時間をもたら
す。この振動的な動きは、早過ぎるターゲット中心の浸
食を防ぐことにより、バックスキャッタされたターゲッ
トの物質が中心から剥がれることを回避することができ
る程度のターゲットの中心の浸食をもたらす。
【図面の簡単な説明】
【図1】磁力線とターゲットとの交差を表す図。
【図2】ターゲットの中心から異なる距離の位置に於け
る磁束のドエル時間を等しくする方法を表す図。
【図3】本発明の磁石トラックの形が導出される曲線を
示す図。
【図4】本発明の磁石トラックの平面図。
【図5】振動的な動きの“スウェプトイン”終端部に於
ける磁石トラックの平面図。
【図6】本発明の実施例に基づくマグネトロンスパッタ
リング装置の断面図。
【図7】断面図の半分が90°回転させられた図6のマ
グネトロンスパッタリング装置の第2の断面図。
【図8】本発明の振動機構の平面図。
【図9】図6のマグネトロンスパッタリング装置の一部
の分解組立図。
【図10】図6のマグネトロンスパッタリング装置の他
の部分の分解組立図。
【図11】図6のマグネトロンスパッタリング装置の他
の部分の分解組立図。
【図12】ターゲットバッキングプレートの表面のうね
のあるパターンを示す図。
【図13】磁石トラックがターゲットの中心に関して1
つ以上の回転運動によって移動したときの磁石トラック
のパスを示す図。
【図14】ターゲットの浸食パターンの断面図。
【符号の説明】
10 ターゲット 11 磁石 12 磁力線 13 領域 13A シャフト704のパスの軌跡 13B 基準線 20 円形ターゲット 21、22 環状ゾーン 23、24 領域 40 磁石トラック 41 磁石 42a、42b、42c、42d、42e、42f、4
2g サブグループ 43 磁石ハウジングアセンブリ 44 中心軸 45、46 円 47 回動点 48 孔 49 冷却水管 90 冷却液接続孔 600 スパッタリングターゲット 601 ターゲットバッキングプレートの表面 602 ターゲットバッキングプレート 603 回転機構 604 冷却チャンバ 605 ガスケット 606 磁石ハウジングアセンブリ 609 中心軸 610 磁石アセンブリ支持プレート 611 磁石ハウジングカバー 612 磁石ハウジングボディー 613 液体の冷却液 615 上部絶縁リング 616 軸 623 ブッシング 624 上部肩部 625 冷却液チャンバカバー 626 中心の空洞 627 比較的大きいギア 629 冷却入口部 630 導管 631 冷却液出口部 632 導管 633 シャフト支持部 634 下方フランジ 635 中空の駆動シャフト 636、637 ボールベアリング 638 カラー 639 冷却液注入ハウジング 640 空洞 641 孔 642 分離プレート 643 密閉カバー 644 長方形要素 645 駆動プレート 646 ベアリング管 647 大きい円形ベアリング 648 回動プレートアセンブリ 649 回動プレート 650 シャフト 651 回動ブロック 652 スラストベアリング 653 回動プレート 654 スラストベアリング 655 ナット 656 ワッシャ 660 冷却液入口器具 661 冷却液アーム 662 冷却液器具 663 ノズル 700 駆動リンク 701 クランクシャフト 703、704 シャフト 706 ギアシャフト 707 小さいギア 708、709 ブッシング 710 ハウジング
フロントページの続き (72)発明者 ケネス・シー・ミラー アメリカ合衆国カリフォルニア州94043・ マウンテンビュウ・アパートメント #117・イージーストリート 280

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後記表面に垂直な予め決められた回転
    軸に関して回転させられたとき後記表面の環状の領域内
    に概ね均一な磁束のドエル時間を得るために適切 あ
    り、インゲン豆の形をした略平坦な閉じた曲線の形状を
    有する磁石トラックと、 前記磁石トラックの平面が後記平坦な表面に平行であ
    り、後記平坦な表面の後方で前記磁石トラックを回転さ
    せる手段と、 前記磁石トラックが後記スウェプトアウト(swept ou
    t)終端部のとき前記閉じた曲線が前記回転の軸を取り
    囲み、スウェプトイン(swept in)終端部とスウェプト
    アウト終端部の間の振動的な動きを前記磁石トラックに
    同時に提供する手段とを有することを特徴とする略平坦
    な表面上に磁束を提供するためのマグネトロンスパッタ
    リング装置。
  2. 【請求項2】 前記振動的な動きが円弧を定義するパ
    スに沿って起こることを特徴とする請求項1に記載のマ
    グネトロンスパッタリング装置。
  3. 【請求項3】 前記磁石トラックが前記スウェプトイ
    ン終端部のとき前記磁石トラックが前記回転の軸と交差
    することを特徴とする請求項2に記載のマグネトロンス
    パッタリング装置。
  4. 【請求項4】 前記回転の周期が前記振動的な動きの
    整数倍ではなく、かつ前記回転の周期が前記振動的な動
    きの周期よりも大きいことを特徴とする請求項3に記載
    のマグネトロンスパッタリング装置。
  5. 【請求項5】 前記振動的な動きの周期が前記回転の
    周期の整数倍でなく、かつ前記振動的な動きの周期が前
    記回転の周期よりも大きいことを特徴とする請求項3に
    記載のマグネトロンスパッタリング装置。
  6. 【請求項6】 前記磁石トラックの部分が、 曲座標で表現され、rが半径を表わし、θが角度を表わ
    し、C=−π/2である、 【数1】 【数2】 で定義される曲線の形状をしていることを特徴とする請
    求項5に記載のマグネトロンスパッタリング装置。
  7. 【請求項7】 前記磁石トラックの前記形状が、図3
    に示す閉じた姿の形状をしていることを特徴とする請求
    項1に記載のマグネトロンスパッタリング装置。
  8. 【請求項8】 前記磁石トラックが、 第1の極性の磁極を備えた連続的な内側端部と、 反対の極性の磁極を備えた連続的な外側端部とを有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のマグネトロンスパッ
    タリング装置。
  9. 【請求項9】 前記磁石トラックが、 前記磁石トラックの前記外側端部に配置された各々のN
    極を備え、かつ前記磁石トラックの前記内側端部に配置
    された各々のS極を備えた複数の磁石を有することを特
    徴とする請求項8に記載のマグネトロンスパッタリング
    装置。
  10. 【請求項10】 前記回転手段が、 駆動手段と、 前記駆動軸に連結された回転機構とを有し、 振動的な動きを提供するための前記手段が、 磁石アセンブリ支持プレートと、 前記回転機構と前記磁石アセンブリ支持プレートの間の
    相対的な回転運動を許可すべく各々前記回転機構と前記
    磁石アセンブリ支持プレートとに連結された回動プレー
    トアセンブリと、 一方の端部が前記磁石アセンブリ支持プレートに回動可
    能に連結された駆動リンクと、 前記マグネトロンスパッタリング装置に取付けられた比
    較的大きいギアと係合するより小さいギアと、 片方の端部が前記より小さいギアに固定して連結された
    ギアシャフトと、 一方の端部が前記ギアシャフトの他方の端部と固定して
    連結され、かつ他方の端部が前記駆動リンクの他方の端
    部と回動可能に連結されたクランクシャフトとを有する
    ことを特徴とする請求項9に記載のマグネトロンスパッ
    タリング装置。
  11. 【請求項11】 前記磁石トラックが円弧を定義する
    パスに沿って振動することを特徴とする請求項19に記
    載のマグネトロンスパッタリング装置。
  12. 【請求項12】 前記振動的な動きが前記スウェプト
    イン終端部にある時、前記磁石トラックの部分が、前記
    回転の中心の概ね上部に配置されることを特徴とする請
    求項19に記載のマグネトロンスパッタリング装置。
  13. 【請求項13】 前記インゲン豆の形を有する閉じた
    形状であり、前記磁石トラックが回転の固定された中心
    に関して回転させられている時、前記磁石トラックの上
    の環状の領域内に概ね均一な磁束を提供する性質を有す
    る磁石トラックを、前記ターゲットの後方に移動可能に
    取付ける過程と、 前記磁石トラックが前記ターゲットに垂直な軸を取囲む
    ように前記磁石トラックを前記軸の周りに回転させる過
    程と、 前記回転している磁石トラックの上に、前記軸に概ね垂
    直な方向に振動的な動きを重合わせる過程とを有するこ
    とを特徴とするマグネトロンスパッタリング装置のター
    ゲットの上に概ね均一な磁束を提供する方法。
  14. 【請求項14】 前記振動的な動きがスウェプトイン
    終端部位置とスウェプトアウト終端部位置の間で起り、
    前記磁石トラックが前記スウェプトイン終端部位置にあ
    る時、前記磁石トラックが前記軸と交差することを特徴
    とする請求項13に記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記振動的な動きが円弧に沿って起
    ることを特徴とする請求項14に記載の方法。
  16. 【請求項16】 ハウジングと、 後記第1セグメントが各々の端部を有し、かつ回転の中
    心に関して回転させられた時、前記平坦な表面の環状の
    領域内で概ね均一な磁束のドエル時間を提供するように
    適合され、原点から外向きに延在する螺旋形の曲線を含
    む第1セグメントを有する閉じた曲線の形状であり、前
    記原点から180度よりも大きく360度未満まで回転
    し、かつ前記ハウジング内に概ね配置された磁石トラッ
    クと、 前記第1セグメントの両端に連結された第2セグメント
    と、 前記磁石トラックを該磁石トラックの回転の軸に関して
    回転させ、同時に前記磁石トラックを該磁石トラックの
    回転の前記軸に関して概ね半径方向に振動させ、前記磁
    石トラックが回転かつ振動している時常に前記磁石トラ
    ックが前記軸を取囲むようにするかまたは前記軸と交差
    させる手段とを有することを特徴とする前記平坦な表面
    上に磁束を提供するためのマグネトロンスパッタリング
    装置。
  17. 【請求項17】 前記振動的な動きが直線に沿って起
    ることを特徴とする請求項1に記載のマグネトロンスパ
    ッタリング装置。
  18. 【請求項18】 前記磁石トラックが前記スウェプト
    イン終端部になる時、磁束が前記平坦な表面と回転の前
    記軸の交差する点に提供されることを特徴とする請求項
    1に記載のマグネトロンスパッタリング装置。
  19. 【請求項19】 ハウジングと、 前記ハウジング内に概ね配置された磁石トラックとを有
    し、 閉じた曲線の形状の前記磁石トラックが、 回転の中心に関して回転させられた時、前記正面の環状
    の領域に概ね均一な磁束のドエル時間を提供するよう適
    合させられた第1セグメントと、 回転の前記中心に関して回転させられた時、前記表面の
    環状領域に略均一な磁束のドエル時間を提供するように
    適合させられた第2セグメントであって、前記第1及び
    第2セグメントが閉じた曲線を形成すべく互いに連結さ
    れた第2セグメントと、 回転の前記中心に関して前記磁石トラックを回転させる
    手段と、 前記磁石トラックが前記スウェプトアウト終端部にある
    時、前記閉じた曲線が回転の前記中心を取囲み、同時に
    前記磁石トラックがスウェプトイン終端部とスウェプト
    アウト終端部の間を振動するようにする手段とを有し、 前記第1セグメントが、 曲座標で表わされ、rが半径を表わし、θが角度を表わ
    し、C==π/2であり、θが約0度から180度乃至
    270度範囲の角度まで回転するような、 【数3】 【数4】 によって定義される形状であることを特徴とする平坦な
    表面上に磁束を提供するためマグネトロンスパッタリン
    グ装置。
  20. 【請求項20】 θが約0度から約270度まで変化
    することを特徴とする請求項19に記載のマグネトロン
    スパッタリング装置。
  21. 【請求項21】 前記第1セグメントが、原点から外
    側に向って延在し、かつ前記原点からおよそ270度回
    転する螺旋形の曲線を有することを特徴とする請求項1
    6に記載のマグネトロンスパッタリング装置。
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