JPH06263530A - コージェライト質棚板 - Google Patents

コージェライト質棚板

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Publication number
JPH06263530A
JPH06263530A JP5045285A JP4528593A JPH06263530A JP H06263530 A JPH06263530 A JP H06263530A JP 5045285 A JP5045285 A JP 5045285A JP 4528593 A JP4528593 A JP 4528593A JP H06263530 A JPH06263530 A JP H06263530A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cordierite
powder
shelf board
alumina
stock
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP5045285A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Kato
紀生 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Insulators Ltd
NGK Adrec Co Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
NGK Adrec Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NGK Insulators Ltd, NGK Adrec Co Ltd filed Critical NGK Insulators Ltd
Priority to JP5045285A priority Critical patent/JPH06263530A/ja
Publication of JPH06263530A publication Critical patent/JPH06263530A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
  • Furnace Charging Or Discharging (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 コージェライト10〜70重量%、平均粒径
10μm未満のアルミナ微粉10〜30重量%、及び残
部としてアルミナ・シリカ系原料を混合して得られる原
料粉末を用い、所望形状に成形後、焼成して製造される
ことを特徴とするコージェライト質棚板。 【効果】 コージェライトの長所である優れた耐スポー
ル性を維持しつつ耐ベンド性が向上されているので、ト
ンネル窯などでの棚板として好適に使用でき、従来、期
待できなかった焼成時間の短縮化が可能なものとなる。
また、従来のムライト質あるいはSiC質の棚板に比べ
軽量であるので、窯詰・窯出等の作業性が向上し、棚板
の大型化も可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐ベンド特性を向上さ
せたコージェライト質からなる棚板に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】被焼成物を、例えばトンネル窯などを用
いて焼成する場合、その被焼成物は耐火物の支柱を用い
て棚組された棚板上に載置された状態で窯詰され、焼成
が行われる。一般に、このような使用目的の棚板には、
ムライト質あるいはSiC質の耐火物が主として使用さ
れてきた。ところで、最近においては、棚板の大型化、
あるいは窯詰・窯出作業への女性の採用が進んでいるこ
と等に伴って、作業性の配慮より、棚板の軽量化が叫ば
れつつある。また、省エネ化及び生産性向上の観点か
ら、トンネル窯などでもローラーハースキルンのような
焼成の迅速化、短時間化が検討されており、このため急
熱急冷に強い耐スポール性により優れた棚板が求められ
ている。このような、軽量化及び耐スポール性向上化の
要請に対し、従来のムライト質あるいはSiC質の棚板
で対応するのは非常に困難であり、そこで、従来ローラ
ーハースキルン等での急速急冷が伴う迅速焼成用セッタ
ーの材料として重用されてきたコージェライトを棚板の
構成材に用いることが検討された。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、コージ
ェライトは優れた耐スポール性及び軽量性は有している
ものの、耐火度が低く、耐ベンド性に劣るという欠点が
ある。殊に、1250℃以上の温度条件下では耐ベンド
性が急激に劣化するため、支持面積が小さく、かつ支持
間隔が広い状態で棚組されて被焼成物の荷重を受けなけ
ればならないトンネル窯などでの棚板としての活用は、
これまでのところあまりされていなかったというのが実
状である。本発明は、上記したような従来の状況に鑑み
てなされたものであり、その目的とするところは、コー
ジェライトの長所である優れた耐スポール性及び軽量性
を維持しつつ、耐ベンド特性を向上したコージェライト
質の棚板を提供し、棚板の軽量化、耐スポール性向上化
を通じて作業性の向上及びトンネル窯などにおける焼成
の迅速化を達成することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によれば、コージェライト10〜70重量
%、平均粒径10μm未満のアルミナ微粉10〜30重
量%、及び残部としてアルミナ・シリカ系原料を混合し
て得られる原料粉末を用い、所望形状に成形後、焼成し
て製造されることを特徴とするコージェライト質棚板が
提供される。
【0005】
【作用】本発明は上記のように構成され、コージェライ
ト10〜70重量%に平均粒径10μm未満のアルミナ
微粉を10〜30重量%加えることによって、耐火度及
び強度が向上し、その結果として耐ベンド性も向上す
る。なお、コージェライト10重量%以下、あるいは平
均粒径10μm未満のアルミナ微粉を30重量%以上と
すると耐スポール特性は低下することとなり、逆にコー
ジェライト70重量%以上あるいは平均粒径10μm未
満のアルミナ微粉10重量%以下とすると、耐ベンド特
性の向上は期待できないものとなる。また、平均粒径1
0μm以上のアルミナを使用すると、強度向上の効果が
得られない。コージェライト、アルミナ微粉以外の残部
として配合されるアルミナ・シリカ系原料としては、シ
ャモットあるいはアンダルサイト、シリマナイト、粘土
等の天然原料が挙げられる。
【0006】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて更に詳細に
説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。
【0007】原料粉末として、コージェライト粉末、平
均粒径5μmのアルミナ微粉、ムライト粉末を表1に示
す配合割合(表に示されていない残部は粘土等のアルミ
ナ・シリカ系原料)で混合したものを使用し、加圧成形
後、得られた成形体を焼成して435mm角×12mm厚の
棚板サンプルNo.1〜7を作製した。
【0008】次いで、図1に示すように、得られた各サ
ンプル1を支柱2の上に棚組みし、荷重として総重量2
5kgの被焼成物3を載せた状態で、最高温度1200℃
の台車引出式電気炉内に1時間保持した後炉外に引き出
し急冷(空冷)する工程を5回繰り返して、耐スポール
性及び耐ベンド性の評価を行った。評価は、耐スポール
性については、上記工程を5回繰り返した後クラックの
発生しているものは「×」、クラックの発生していない
ものは「○」とし、また、耐ベンド性については、上記
工程を5回繰り返した後のベンド量(サンプル対角線方
向の図2に示すaの長さ)が2mm以上あるいは荷重に耐
えきれず貫通割れを起こしたものは「×」、ベンド量が
2mm未満で貫通割れも起こさないものは「○」とした。
その結果を表1に示す。
【0009】
【表1】
【0010】表1より、本発明の範囲内にあるNo.1
〜4が、いずれも良好な評価を得たのに対し、ムライト
を主成分としコージェライトの配合されていないNo.
5は、耐スポール性に劣り、また、コージェライトが過
剰配合されたNo.6及びアルミナ微粉の配合量が少な
いNo.7では、耐ベンド性向上が果たせず実用上問題
が生ずることがわかる。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のコージェ
ライト質棚板は、コージェライトの長所である優れた耐
スポール性を維持しつつ耐ベンド性が向上されているの
で、トンネル窯などでの棚板として好適に使用でき、従
来、期待できなかった焼成時間の短縮化が可能なものと
なる。また、従来のムライト質あるいはSiC質の棚板
に比べ軽量であるので、窯詰・窯出等の作業性が向上
し、棚板の大型化も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の評価方法を説明するための説明図であ
る。
【図2】実施例の評価方法を説明するための説明図であ
る。
【符号の説明】
1 サンプル(棚板) 2 支柱 3 被焼成物

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コージェライト10〜70重量%、平均
    粒径10μm未満のアルミナ微粉10〜30重量%、及
    び残部としてアルミナ・シリカ系原料を混合して得られ
    る原料粉末を用い、所望形状に成形後、焼成して製造さ
    れることを特徴とするコージェライト質棚板。
JP5045285A 1993-03-05 1993-03-05 コージェライト質棚板 Withdrawn JPH06263530A (ja)

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JP5045285A JPH06263530A (ja) 1993-03-05 1993-03-05 コージェライト質棚板

Applications Claiming Priority (1)

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JP5045285A JPH06263530A (ja) 1993-03-05 1993-03-05 コージェライト質棚板

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06263530A true JPH06263530A (ja) 1994-09-20

Family

ID=12715048

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5045285A Withdrawn JPH06263530A (ja) 1993-03-05 1993-03-05 コージェライト質棚板

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JP (1) JPH06263530A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003055037A (ja) * 2001-08-22 2003-02-26 Kyocera Corp セラミックス及びその製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003055037A (ja) * 2001-08-22 2003-02-26 Kyocera Corp セラミックス及びその製造方法

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

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Effective date: 20000509