JP3368960B2 - SiC質耐火物 - Google Patents

SiC質耐火物

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は、耐熱衝撃性、耐酸化
性等に優れたSiC質耐火物に関する。
【0002】
【従来の技術】 従来、炭化珪素(SiC)質耐火物
は、優れた耐火性から、焼成用治具などに用いられてい
る。例えば、焼成炉の中で用いる、サヤ、陶磁器等を置
くための棚板、棚板を支えるための支柱等は、炭化珪素
質耐火物の例である。また、焼成炉における、壁、床等
の構造材となるレンガ、ブロック等も、炭化珪素質耐火
物が用いられる。棚板等では、耐熱衝撃性、耐酸化性、
及び機械的変形に強いことが重要であり、また、構造材
では、圧縮強度、侵食性に強いことが重要である。これ
らのSiC質耐火物は高温における機械強度が大きいこ
とが必要であることはいうまでもない。また、SiC質
耐火物は、熱衝撃に強いことが求められる。例えば、棚
板は、焼成炉から出されるたびに、高温から室温まで冷
却され、熱衝撃を被り、逆に、焼成炉に入れるときも熱
衝撃を被るからである。更に、SiC質耐火物を使用す
る高温環境下で、SiC質耐火物中のSiCが空気中の
酸素等で酸化されて二酸化珪素となることは、好ましく
はない。なお、高温とは、これらのSiC質炭化珪素が
用いられる焼成炉での温度であり、例えば、1000℃
〜1400℃を意味する。
【0003】 これらSiC質耐火物の微視的構造は、
多数の結晶粒と、結晶粒どうしの間にある粒界とからな
る。結晶粒は、炭化珪素の単結晶であり、結晶粒が互い
に粒界により結合している。従来のSiC質耐火物は、
粒界に、出発原料である粘土質、鉱物に起因する多量の
ガラス質を含有する。従って、SiC質耐火物の室温強
度は良好であるが、高温における機械強度が、粒界のガ
ラス質のため、低いという欠点を有していた。また、密
度の高い耐火物を得ることが困難であり、耐酸化性に劣
っていた。
【0004】 そこで、近年、粘土質鉱物の添加量を極
力減らし、これに代えて微量の金属酸化物等と、SiC
粉体とを、共に混練、成形し、酸化雰囲気中で焼成する
ことにより、SiC粉体の表面を酸化させ、その酸化に
より生じた二酸化珪素(SiO2)によって、SiC結
晶粒を結合させる製造方法が注目されている。このよう
に製造したSiC質耐火物は、従来の粘土鉱物を用いた
SiC質耐火物と比べて高い高温強度を有することが知
られている。
【0005】 特願平4−347858号では、耐熱衝
撃性及び高温における機械強度を向上するため、クリス
トバライトが粒界に含有するSiC質耐火物を開示す
る。クリストバライトの量は、SiC質耐火物の15重
量%以下である。クリストバライトは、二酸化珪素の多
形の一つである。二酸化珪素の多形は、Si原子を中心
に4つの酸素原子が正四面体の頂点位置に配置したSi
4四面体の配列によって決まる。クリストバライト
は、正方晶に属する低温型と、立法晶に属する高温型が
ある。特願平4−347858号のSiC質耐火物で
は、密度及び気孔率は好ましい範囲にあるので、耐酸化
性が優れていて、また、SiC質耐火物が棚板の場合、
長時間高温で使用しても曲がり難い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】 しかし、SiC質耐
火物は、過剰の二酸化珪素を含有する場合があって、こ
のようなSiC質耐火物は室温強度が高くなるが、二酸
化珪素を介してクラックが伝搬し易くなるときがあっ
た。このクラックの伝搬によって、SiC質耐火物が破
片に割れてしまうことがあった。そこで、本発明は、S
iC質耐火物の密度及び気孔率は好ましい範囲に維持し
つつ、更に、室温強度をある範囲に限定することで、ク
ラックを伝搬し難くし、耐熱衝撃性を向上させることを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】 本発明によれば、炭化
珪素から実質的に構成される多数の結晶粒と、粒界とを
有するSiC質耐火物であって、当該SiC質耐火物
は、当該SiC質耐火物に対して、60重量%以上の炭
化珪素と、15重量%以下のクリストバライトとを含有
していて、クリストバライトは当該粒界に存在し、当該
SiC質耐火物のカサ比重は炭化珪素の理論密度の80
〜90%であって、室温における3点曲げ強度が140
0℃における3点曲げ強度の60〜90%であり、破壊
温度が475℃以上と耐熱衝撃性が向上したことを特徴
とするSiC質耐火物が提供される。本発明において、
室温における3点曲げ強度が1400℃における3点曲
げ強度の70〜80%であることが好ましい。また、本
発明において、SiC質耐火物は板形状であることが好
ましく、その厚さは、40mm以下であることが更に好
ましい。
【0008】 また、本発明によれば、アモルファスシ
リカを添加した炭化珪素の粉体を含有する成形体を、1
000℃以下(より好ましくは、900℃以下)で一次
焼成し、次いで、1300〜1600℃で焼結すること
により、上記した特性を備えたSiC質耐火物を得るこ
を特徴とするSiC質耐火物の製造方法が提供され
る。尚、成形体にアモルファスシリカを添加することに
より、SiC質耐火物の室温における機械強度を低下さ
せることができる。
【0009】
【作用】 本発明では、室温における3点曲げ強度が1
400℃における3点曲げ強度の60〜90%である。
室温強度は、SiC質耐火物に含有する二酸化珪素、特
にクリストバライトの含有量によって定まる。強度比が
上記の範囲では、熱応力又は機械応力によってクラック
が生じても、クラックが伝搬し難い。室温における3点
曲げ強度が1400℃における3点曲げ強度の90%よ
り大きいとき、粒界中にガラス相を過剰に含有してい
て、室温における室温強度が高いが、クラックが生じ易
くなるので好ましくない。ガラス相は、靱性が低いから
である。なお、クラックは、粒界で生じて、粒界又は結
晶粒内を伝搬するものと考えられる。一方、室温におけ
る3点曲げ強度が1400℃における3点曲げ強度の6
0%より小さいとき、室温での機械強度が十分ではな
く、通常のハンドリングのときなどで、SiC質耐火物
が割れることがあり得るので好ましくない。
【0010】 室温における3点曲げ強度を上記の範囲
にするためには、成形体を焼結する前に、1000℃以
(より好ましくは、900℃以下)の温度で一次焼成
をすることが重要である。この一次焼成によって、成形
体中の炭化珪素粉体から生成するクリストバライト等の
二酸化珪素の含有量を制御することができ、この含有量
が室温の機械強度を左右する。炭化珪素に起因するクリ
ストバライトは、結晶粒を互いに結合させ、室温強度を
向上するので、一次焼成により、クリストバライトの生
成量を制御できる。また、成形体がアモルファスシリカ
を含有することが好ましい。アモルファスシリカも一次
焼成によって、クリストバライトに変換する。従って、
成形体にアモルファスシリカを含有させると、SiC質
耐火物において、一次焼成の条件を選ぶことにより、ア
モルファスシリカに起因するクリストバライトを生成さ
せ、炭化珪素に起因するクリストバライトの生成量を小
さくすることができる。即ち、炭化珪素に起因するクリ
ストバライトをアモルファスシリカに起因するクリスト
バライトに置き換えることができる。また、アモルファ
スシリカに起因するクリストバライトは、炭化珪素に起
因するクリストバライトと比較して、結晶粒を互いに結
合する作用は弱く、室温における機械強度の向上にさほ
ど貢献しない。従って、成形体にアモルファスシリカを
含有させることで、SiC質耐火物の室温における機械
強度は低下させるが、SiC質耐火物の密度は低下させ
ないようにすることができる。アモルファスシリカの微
視的構造は、多数のSiO4四面体が互いに酸素原子を
共有しながら不規則に配置する。アモルファスシリカの
少なくとも一部は焼結後にクリストバライトに変換し、
このクリストバライトは、耐火物の粒界に存在すること
が多い。
【0011】 SiC質耐火物のカサ比重は、炭化珪素
の理論密度の80〜90%であり、好ましくは85〜9
0%である。この範囲で、結晶粒間に熱伝導を妨げる気
泡又は気孔が少なくなり、クラックが生じ難くなる。耐
火物の組織には、開気孔及び閉気孔がある。カサ比重
は、物質部分、開気孔及び閉気孔からなる体積に対する
質量を意味する。一方、見かけ比重は、開気孔は含まな
いで、物質部分及び閉気孔からなる体積に対する質量を
意味する。従って、見かけ比重は、耐火物の組成の理論
密度より、少し小さな値になるが、カサ比重は見かけ比
重より小さい値となる。カサ比重はJIS R 261
4−76に準じて測定する。カサ比重が理論密度の80
%より小さいとき、結晶粒間に熱伝導を妨げる気孔が多
くなり、機械強度が低下する。また、この気孔を介して
SiCの酸化が促進され、酸化によってSiO2が生成
すると、体積膨張をして、耐火物が損壊することがある
ので好ましくない。一方、カサ比重が理論密度の90%
を超えると、粒界にSiO2 が不足するので、耐熱衝撃
性が低下するので好ましくない。なお、炭化珪素の理論
密度は、3.2g/cm3である。
【0012】 粒界は、結晶質やガラス質の成分を含有
するが、SiO2を含有する。この二酸化珪素は、一部
はクリストバライトであるが、クリストバライトでない
二酸化珪素も粒界に含有する。これらの二酸化珪素は、
他の結晶相又はガラス質である。粒界には、Al、C
r、Mn、Cu、V、Ca、Ba等を更に含有させても
よく、耐火物の用途、形状等によって、フラックス成分
及び成分量を定める。
【0013】 また、SiC質耐火物は、SiC質耐火
物全体の15重量%以下、好ましくは1〜10重量%で
あるクリストバライトを含有する。SiC質耐火物を焼
結するとき、SiC結晶粒の表面が部分酸化したりし
て、SiO2 が生成し、このSiO2 が原料中のカルシ
ウムやバナジウム酸化物から成る微量の金属酸化物フラ
ックス(ガラス成分)と反応して強固な粒界結合相を生
じる。この際、SiCの酸化により生じたSiO2は、
一部がガラス質からクリストバライトに転移し、副相と
して残存する。
【0014】 このクリストバライトは室温と使用温度
(1000〜1600℃)とにおける熱膨張差が大きい
ので、昇温、冷却の繰り返しにより粒界にマイクロクラ
ックを生じ易くなり、このマイクロクラックは次第に伝
搬して、SiC質耐火物自体を破壊するに至り、例え
ば、棚板が割れる。 従って、クリストバライトの総量
を上記の値に制御するのが好ましい。SiC質耐火物
は、60重量%以上の炭化珪素を含有することが好まし
く、80重量%以上の炭化珪素を含有することが更に好
ましい。二酸化珪素は、0.1〜10重量%含有するこ
とが好ましく、1〜6重量%含有することは更に好まし
い。CaOは、0.05重量%以下を含有することが好
ましく、V25は0.05〜1.0重量%含有すること
が好ましく、Al23は0.01〜0.15重量%含有
することが好ましい。
【0015】 SiC質耐火物の製造方法では、実質的
に炭化珪素からなる粉体を含有する成形体を、1300
〜1600℃で焼結する。この粉体は、90重量%以上
の炭化珪素を含有することが好ましい。従って、通常の
不純物を含有していてもよい。粉体は、例えば、粒径が
3mmのものが包含していてもよく、また、これと同時
に、粒径が1μmのものが含有していてもよい。
【0016】 このとき、成形体が0.1〜6重量%の
アモルファスシリカを含有することは好ましく、また、
炭化珪素粉体の平均粒径が5μm以下であることは好ま
しい。成形体は、炭化珪素粉体のほか、バナジウム化合
物、カルシウム化合物、ベントナイト、カオリン等を含
有してもよい。次いで、成形体を一次焼成した後、13
00〜1600℃で焼結する。焼結温度が1300℃未
満のとき、SiC質耐火物は耐熱衝撃性が劣る。一方、
焼結温度が1600℃を越えると、機械強度が低下す
る。
【0017】
【実施例】 以下、本発明を実施例に基づき更に詳細に
説明するが、本発明はこれらの実施例に限られるもので
はない。 (実施例1〜) 粒度が6メッシュ以下(粒径が2830μm以下であ
る。)の炭化珪素粉体98重量%に、ベントナイト2重
量%を加えた。炭化珪素粉体及びベントナイトの総量に
対して、0.02重量%のCaCO3と、0.45重量
%のV25と、5重量%の水とを添加した。この混合物
の総量に対してアモルファスシリカを添加して、混練
した。
【0018】
【表1】
【0019】 この混合物を、400×350×10m
m(厚さ)の板形状に成形し、次いで、乾燥させて水分
を十分に除去した。この成形体をクリストバライトが生
成する温度で一定時間保持して一次焼成した後、更に1
400℃まで加熱し、1400℃で10時間保持して焼
結して、SiC質耐火物を得た。なお、これは棚板の標
準的なサイズである。JISに規定する方法に従って、
SiC質耐火物の三点曲げ強度(kgf/cm2)を室
温及び1400℃で測定した。室温及び1400℃のい
ずれでも、130×20×10mmのサンプルを用い
て、スパン100mmで測定した。室温では、オートグ
ラフ3点曲げを用い、1400℃では、熱間抗折試験機
を用いた。この結果を表1にまとめる。なお、表1で、
比とは、1400℃における3点曲げ強度に対する室温
における3点曲げ強度の比をいう。
【0020】 次に耐熱衝撃性について評価した。40
0×350×10mm(厚さ)のSiC質耐火物の中央
に、280×240×20mm(厚さ)であるAl23
板を載置した。室温である電気炉の中に、このSiC質
耐火物及びAl23板を入れて、1分あたり10℃の昇
温速度で電気炉をゆっくりと設定温度まで加熱した。S
iC質耐火物及びAl23板を設定温度の電気炉内部に
一時間保持して、SiC質耐火物及びAl23板の全体
を設定温度に保った。次いで、SiC質耐火物及びAl
23板を室温となっている電気炉の外に素早く取り出
し、SiC質耐火物が複数の断片に割れるか又はクラッ
クが生じるかを判断した。このとき、SiC質耐火物に
おいて、Al23板が載置する中央部は温度が下がりに
くく、一方、Al23板が載置しない周辺部は温度が下
がり易いので、SiC質耐火物の水平方向に熱分布が生
じた。まず、425℃を設定温度として試験を行った。
この試験で、SiC質耐火物が割れなかったとき、設定
温度を450℃にして、次の試験を繰り返した。このよ
うに設定温度を25℃づつ上げていき、SiC質耐火物
が複数の断片に割れたとき又はクラックが生じたときの
設定温度を破壊温度とした。破壊温度が高い程、耐熱衝
撃性が優れている。なお、実施例のSiC質耐火物も、
次の比較例のSiC質耐火物も、昇温工程においては、
割れることもクラックが生じることもなかった。
【0021】 (比較例)比較例では、アモルファスシ
リカを含有していない成形体を用いた。また、比較例の
SiC質耐火物の製造方法は、特願平4−347858
号に記載する方法に準拠した。即ち、成形体を乾燥させ
て水分を十分に除去する工程までは、アモルファスシリ
カを含有しないことを除いて、上記の実施例と同一であ
る。次いで、この成形体を900℃まで加熱して、90
0℃で25時間保持して一次焼成をした。この焼成体を
1400℃まで加熱して、10時間保持して焼結した。
表1より、一次焼成をすることでクリストバライトの生
成を調整するので、1400℃における3点曲げ強度に
対する室温における3点曲げ強度の比が一定の範囲で
は、耐熱衝撃性が向上することが分かる。
【0022】
【発明の効果】 本発明のSiC質耐火物は、密度及び
気孔率を好ましい範囲に維持しつつ、更に、室温強度を
ある範囲に限定することで、クラックを伝搬し難くし、
耐熱衝撃性を向上させることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−262564(JP,A) 特開 昭62−119164(JP,A) 特開 昭63−129071(JP,A) 特開 昭49−76910(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C04B 35/56 - 35/58 C04B 35/78

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭化珪素から実質的に構成される多数の
    結晶粒と、粒界とを有するSiC質耐火物であって、 当該SiC質耐火物は、当該SiC質耐火物に対して、
    60重量%以上の炭化珪素と、15重量%以下のクリス
    トバライトとを含有していて、クリストバライトは当該
    粒界に存在し、当該SiC質耐火物のカサ比重は炭化珪
    素の理論密度の80〜90%であって、 室温における3点曲げ強度が1400℃における3点曲
    げ強度の60〜90%であり、 破壊温度が475℃以上と耐熱衝撃性が向上したこと
    特徴とするSiC質耐火物。
  2. 【請求項2】 室温における3点曲げ強度が、1400
    ℃における3点曲げ強度の70〜80%である請求項1
    に記載のSiC質耐火物。
  3. 【請求項3】 当該SiC質耐火物が、当該SiC質耐
    火物に対して、80重量%以上の炭化珪素と、10重量
    %以下の二酸化珪素とを含有する請求項1又は2に記載
    のSiC質耐火物。
  4. 【請求項4】 板形状である請求項1〜3のいずれか1
    項に記載のSiC質耐火物。
  5. 【請求項5】 アモルファスシリカを添加した炭化珪素
    の粉体を含有する成形体を、1000℃以下で一次焼成
    し、次いで、1300〜1600℃で焼結することによ
    り、請求項1に記載のSiC質耐火物を得ることを特徴
    とするSiC質耐火物の製造方法。
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