JPH0626329U - 無線装置 - Google Patents
無線装置Info
- Publication number
- JPH0626329U JPH0626329U JP067249U JP6724992U JPH0626329U JP H0626329 U JPH0626329 U JP H0626329U JP 067249 U JP067249 U JP 067249U JP 6724992 U JP6724992 U JP 6724992U JP H0626329 U JPH0626329 U JP H0626329U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- frequency
- synthesizer
- transmission
- reception
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Transceivers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 無線装置において送信周波数及び受信周波数
の精度を向上させると共に、装置を経済的に構成する。 【構成】 例えば音声信号等を無線信号として送信する
場合の送信周波数の信号は、第1のシンセサイザ16が
基準発振器14からの基準信号に基づいて生成すると共
に、受信した無線信号の中から所望の信号を取り出す場
合の受信周波数の信号は、第2のシンセサイザ17が基
準発振器14からの基準信号に基づいて生成する。この
結果、送信周波数及び受信周波数に周波数誤差が生じ
ず、通信品質が向上すると共に、これに伴う装置のコス
ト上昇を抑制できる。
の精度を向上させると共に、装置を経済的に構成する。 【構成】 例えば音声信号等を無線信号として送信する
場合の送信周波数の信号は、第1のシンセサイザ16が
基準発振器14からの基準信号に基づいて生成すると共
に、受信した無線信号の中から所望の信号を取り出す場
合の受信周波数の信号は、第2のシンセサイザ17が基
準発振器14からの基準信号に基づいて生成する。この
結果、送信周波数及び受信周波数に周波数誤差が生じ
ず、通信品質が向上すると共に、これに伴う装置のコス
ト上昇を抑制できる。
Description
【0001】
本考案は、音声等の信号を所定の周波数帯域で無線通信する無線装置に関する ものである。
【0002】
一般にこの種の無線装置は、図3に示すような構成となっている。同図におい て、1はアンテナATへ送信する無線信号とアンテナATから受信した無線信号 とを区分するための送受分波器、2〜5は増幅器、6〜9はミキサ、10は音声 信号等の送信信号を変調するための変調器、11は受信した無線信号を音声信号 等に復調する復調器、12,13はそれぞれ送信周波数fS2の信号,受信周波数 fS3の信号を発生しミキサ6,9へ出力する発振器、14は基準発振器、15は 基準発振器14からの信号に位相同期し周波数fS1の信号をミキサ7,8へ出力 するPLL(Phase−Locked Loop)シンセサイザである。
【0003】 ここで、音声信号等を送信する場合は、変調器10により変調されて周波数f M の信号となりミキサ6へ出力される。そしてミキサ6において発振器13から の送信周波数fS2の信号と混合し、周波数(fM +fS2)の信号となり、増幅器 2で増幅されたうえミキサ7へ出力される。この周波数(fM +fS2)の信号は 、ミキサ7でPLLシンセサイザ15からの送信周波数fS1の信号と混合して、 周波数(fM +fS1+fS2)の信号となり、増幅器3で増幅されたうえ、送受分 波器1及びアンテナATを介し、周波数fA (fM +fS1+fS2)の無線信号と して空中へ送出される。 一方、空中から到来する音声信号等が重畳された周波数fA の無線信号は、ア ンテナATで受信されて送受分波器1を介し増幅器4で増幅され、ミキサ8へ出 力される。そしてミキサ8において、PLLシンセサイザ15から出力される信 号の周波数分が差し引かれて、周波数(fA −fS1)の信号となり、これが増幅 器5で増幅されてミキサ9へ出力される。ミキサ9では周波数(fA −fS1)の 信号から発振器12で出力される信号の周波数fS3分を差し引き、周波数fD ( fA −fS1−fS3)として復調器11へ出力し、この結果復調器11で復調され 音声信号として出力される。
【0004】
このように、従来の無線装置は、送信側最終段のミキサ7及び受信側初段のミ キサ8に対し周波数fS1の信号を与える局部発振器は、周波数切り替えも兼ねて 基準発振器14を用いたPLLシンセサイザ15により構成すると共に、その他 の局部発振器は独立した発振器12,13を用いて構成するようにしている。 このため、各発振器12,13から出力される送信周波数fS2及び受信周波数 fS3に周波数の誤差を生じ、通信品質が悪化するという問題が生じており、誤差 を無くするために正確な周波数を発生する基準発振器を全ての局部発振器に用い ると、装置が高価になるという問題があった。 したがって、本考案は、送信周波数及び受信周波数に周波数誤差の生じない無 線装置を安価に構成することを目的とする。
【0005】
このような課題を解決するために本考案は、基準となる周波数を有する基準信 号を発生する基準発振器と、送信信号を無線信号として送信するための送信周波 数を有する信号を基準信号に基づいて生成する第1のシンセサイザと、受信した 無線信号から所望の信号を取り出すための受信周波数を有する信号を基準信号に 基づいて生成する第2のシンセサイザとを設けたものである。
【0006】
例えば音声信号等を無線信号として送信する場合の送信周波数の信号は、第1 のシンセサイザにより生成され、また受信した無線信号の中から所望の信号を取 り出す場合の受信周波数の信号は、第2のシンセサイザにより生成されると共に 、これら第1,第2のシンセサイザによる信号の生成は基準発振器からの基準信 号に基づいて行われる。
【0007】
以下、本考案について図面を参照して説明する。 図1は、本考案に係る無線装置の一実施例を示すブロック図である。同図にお いて、図3の従来装置と同等部分は同一符号を付してその説明を省略する。即ち 図1に示す実施例装置は、図3の従来例における発振器12,13の代わりに、 それぞれPLLシンセサイザ16,17を設けたものであり、これらPLLシン セサイザ16,17は、それぞれ基準発振器14と接続され基準発振器14から 出力される正確な信号周波数に位相同期してそれぞれ確度の高い送信周波数fS2 の信号及び受信周波数fS3の信号を発生して各ミキサ6,9へ出力する。なお、 これらPLLシンセサイザ16,17は、既に図3において説明したPLLシン セサイザ15と同様な構成となっている。
【0008】 図2は、このようなPLLシンセサイザのブロック図であり、送信周波数fS2 を発生するPLLシンセサイザ16の例について示してある。PLLシンセサイ ザ16は、PLL回路Aと電圧・周波数変換回路(VCO)Bとから構成されて おり、PLL回路Aは、基準発振器14からの基準の周波数信号に位相同期した 電圧信号を発生して電圧・周波数変換回路Bへ出力し、電圧・周波数変換回路B では入力した電圧信号に応じた周波数fS2の信号を発生する。なお、他のPLL シンセサイザ15,17の場合には、それぞれ上記したような周波数fS1,fS3 の信号を発生する。
【0009】 次に、図1を用いて本実施例装置の動作を説明する。 例えば音声信号を無線により送信する場合は、まず音声信号を変調器10によ り変調して周波数fM の信号としミキサ6へ出力する。ここでPLLシンセサイ ザ16は、上記したように、基準発振器14から出力される正確な周波数の信号 に位相同期した送信周波数fS2の信号をミキサ6へ出力しており、ミキサ6では この送信周波数fS2の信号と上記周波数fM の変調信号とを混合し、周波数(f M +fS2)の信号として増幅器2へ出力し増幅させる。そしてこの周波数(fM +fS2)の信号は、ミキサ7でPLLシンセサイザ15からの送信周波数fS1の 信号と混合して、周波数(fM +fS1+fS2)の信号となり、増幅器3で増幅さ れたうえ、送受分波器1及びアンテナATを介し、周波数fA (fM +fS1+f S2 )の無線信号として空中へ送出される。
【0010】 また、空中から到来し例えば音声信号が重畳された周波数fA の無線信号は、 アンテナATで受信されて送受分波器1を介し増幅器4で増幅される。そして、 ミキサ8でPLLシンセサイザ15から出力される信号の周波数分が差し引かれ て周波数(fA −fS1)の信号となり、増幅器5で増幅されたうえ、ミキサ9へ 出力される。ここでPLLシンセサイザ17は、上記したように、基準発振器1 4から出力される正確な周波数の信号に位相同期した受信周波数fS3の信号をミ キサ9へ出力しており、ミキサ9では、増幅器5からの周波数(fA −fS1)の 信号からPLLシンセサイザ17から出力される信号の周波数fS3分を差し引き 、周波数fD (fA −fS1−fS3)の信号として復調器11へ出力する。この結 果、この周波数fD の信号は復調器11において復調され音声信号が取り出され る。
【0011】 このように、音声信号等を無線信号として送信するための送信周波数fS2の信 号及び無線信号から音声信号等を受信するための受信周波数fS3の信号を、それ ぞれ独立した高価な基準発振器を用いずに1つの基準発振器に共通接続された2 つのPLLシンセサイザ16,17の出力により与えるようにしたので、精度の 良い送信周波数fS2及び受信周波数fS3が無調整で得られ、したがって通信品質 が向上すると共に、これに伴う装置のコストアップを抑制できる。 なお、本実施例では、PLLシンセサイザ15から出力される周波数fS1の信 号を送信,受信兼用としているが、送信,受信別個の構成とすることもできる。
【0012】
以上説明したように本考案によれば、例えば音声信号等を無線信号として送信 する場合の送信周波数の信号は、第1のシンセサイザにより生成され、また受信 した無線信号の中から所望の信号を取り出す場合の受信周波数の信号は、第2の シンセサイザにより生成されると共に、これら第1,第2のシンセサイザによる 信号の生成は基準発振器からの基準信号に基づいて行われる。したがって、送信 周波数及び受信周波数に周波数誤差の生じない高精度の周波数が得られ、通信品 質が向上すると共に、安価なシンセサイザにより装置が構成できるため、装置を 経済的に構成できる。
【図1】本考案に係る無線装置の一実施例を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図2】上記装置に用いられるPLLシンセサイザのブ
ロック図である。
ロック図である。
【図3】従来の無線装置のブロック図である。
1 送受分波器 2〜5 増幅器 6〜9 ミキサ 10 変調器 11 復調器 14 基準発振器 15〜17 PLLシンセサイザ A PLL回路 B 電圧・周波数変換回路
Claims (1)
- 【請求項1】 送信信号に所定の送信周波数を有する信
号を与えて無線信号として送信すると共に、受信した前
記無線信号に所定の受信周波数を有する信号を与えて所
望の受信信号を取り出す無線装置において、 基準となる周波数を有する基準信号を発生する基準発振
器と、前記基準信号に基づいて前記送信周波数の信号を
生成する第1のシンセサイザと、前記基準信号に基づい
て前記受信周波数の信号を生成する第2のシンセサイザ
とを備えたことを特徴とする無線装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP067249U JPH0626329U (ja) | 1992-09-02 | 1992-09-02 | 無線装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP067249U JPH0626329U (ja) | 1992-09-02 | 1992-09-02 | 無線装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0626329U true JPH0626329U (ja) | 1994-04-08 |
Family
ID=13339467
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP067249U Pending JPH0626329U (ja) | 1992-09-02 | 1992-09-02 | 無線装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0626329U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000052839A1 (fr) * | 1999-03-01 | 2000-09-08 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Unite d'emission et de reception |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57178435A (en) * | 1981-04-24 | 1982-11-02 | Nec Corp | Fm transmitter and receiver |
JPS58204630A (ja) * | 1982-05-22 | 1983-11-29 | Hitachi Denshi Ltd | 無線機の構成方式 |
-
1992
- 1992-09-02 JP JP067249U patent/JPH0626329U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57178435A (en) * | 1981-04-24 | 1982-11-02 | Nec Corp | Fm transmitter and receiver |
JPS58204630A (ja) * | 1982-05-22 | 1983-11-29 | Hitachi Denshi Ltd | 無線機の構成方式 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000052839A1 (fr) * | 1999-03-01 | 2000-09-08 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Unite d'emission et de reception |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2917890B2 (ja) | 無線送受信機 | |
JPH06216802A (ja) | 送受信装置 | |
JP2998296B2 (ja) | ディジタル無線通信装置 | |
JP3309904B2 (ja) | 無線用送受信機 | |
JPH1093469A (ja) | 無線通信装置の周波数発生器と周波数変換方法 | |
JPH0626329U (ja) | 無線装置 | |
JP3898839B2 (ja) | 送信機 | |
JP4126043B2 (ja) | 位相復調器および携帯電話装置 | |
JP2007329573A (ja) | 短距離無線伝送用送受信機 | |
KR100737789B1 (ko) | 무선 전화기 구조 | |
JP3884923B2 (ja) | 送受信装置 | |
WO2002009378A1 (fr) | Appareil de radiocommunication et procede de radiocommunication | |
JPH09233143A (ja) | ディジタル無線通信装置 | |
JP2005033234A (ja) | 無線機 | |
JP2504205Y2 (ja) | 送信電波モニタ―装置 | |
EP1033818A1 (en) | Signal generating circuit, and transmitter, receiver and transmitting and receiving device using the circuit | |
KR100316903B1 (ko) | 통신 시스템의 송수신 장치 | |
JPH077921B2 (ja) | Fm送信回路 | |
JP3387112B2 (ja) | 送信装置 | |
JPH04274642A (ja) | 直交変調回路 | |
JPS6077534A (ja) | 送受信機 | |
JP2001189678A (ja) | シンセサイザー無線機 | |
JP2636614B2 (ja) | ダブルスーパーヘテロダイン無線機 | |
JPS58195325A (ja) | 無線装置 | |
JPS61195027A (ja) | 送受信機 |