JPH0626307U - 分布定数型電磁遅延線 - Google Patents

分布定数型電磁遅延線

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JPH0626307U
JPH0626307U JP6713992U JP6713992U JPH0626307U JP H0626307 U JPH0626307 U JP H0626307U JP 6713992 U JP6713992 U JP 6713992U JP 6713992 U JP6713992 U JP 6713992U JP H0626307 U JPH0626307 U JP H0626307U
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JP
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distributed constant
delay line
pattern
line
electromagnetic delay
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Application number
JP6713992U
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English (en)
Inventor
和隆 中込
輝美 高橋
Original Assignee
帝国通信工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 蛇行する導線路間に静電容量結合を生じさせ
ないで良好な遅延特性を得ることができる分布定数型電
磁遅延線を提供すること。 【構成】 セラミック等の基板11の表面に蛇行するよ
うに導線路13を形成すると共に、該基板11の裏面の
前記導線路13を設けた部分に対向する面にアースパタ
ーン15を形成してなる分布定数型電磁遅延線10であ
る。蛇行することによって隣接する導線路13の間の基
板11上に、該隣接する導線路13間をシールドするシ
ールドパターン17を設け、該シールドパターン17と
前記アースパターン15を電気的に接続する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、超高速信号を一定時間だけ遅延させる分布定数型電磁遅延線に関す るものである。
【0002】
【従来技術】
図7は従来の分布定数型電磁遅延線80を示す図であり、同図(a)は平面図 、同図(b)は側面図、同図(c)は裏面図である。同図に示すように従来の分 布定数型電磁遅延線80は、セラミック基板81の表面に細長い長尺の導体パタ ーンからなる導線路(ストリップラインパターンという)83を蛇行するように 形成すると共にその両端に端子パターン85,87を形成し、またその裏面の前 記導線路83を設けた部分に対向する面にアースパターン89を形成して構成さ れていた。このような分布定数型電磁遅延線80によれば、超高速信号を一定時 間だけ遅延させることが容易に行なえる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の分布定数型電磁遅延線80においては、蛇行する導線 路83間(例えば図6(a)に示す83−1,83−2間)に静電容量結合が生 じ、このため良好な遅延特性を得ることが難しかった。
【0004】 本考案は上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、蛇行する導線路 間に静電容量結合を生じさせないで良好な遅延特性を得ることができる分布定数 型電磁遅延線を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するため本考案は、セラミック等の基板の表面に蛇行するよ うに導線路を形成すると共に、該基板の裏面の前記導線路を設けた部分に対向す る面にアースパターンを形成してなる分布定数型電磁遅延線において、蛇行する ことによって隣接する導線路の間の基板上に、該隣接する導線路間をシールドす るシールドパターンを設け、該シールドパターンと前記アースパターンを電気的 に接続せしめて分布定数型電磁遅延線を構成した。
【0006】
【作用】
蛇行することで隣接する導線路間がシールドパターンによってシールドされる 。これによって隣接する導線路間には静電容量結合が生じず、良好な遅延特性を 得ることができる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。 図1は本考案の第1実施例にかかる分布定数型電磁遅延線10を示す図であり 、同図(a)は平面図、同図(b)は側面図、同図(c)は裏面図である。同図 に示すようにこの分布定数型電磁遅延線10は、セラミック等の基板11の表面 に蛇行するように細長い導体パターンからなる導線路13を形成し、また該基板 11の裏面の前記導線路13を設けた部分に対向する面全体にアースパターン1 5を形成し、さらに蛇行することによって隣接する導線路13間の基板11上に 、該導線路13に触れないようにシールドパターン17を設け、さらに該シール ドパターン17と前記アースパターン15を基板11に設けた多数個のスルーホ ール21によって電気的に接続せしめた。
【0008】 以上のように構成すれば隣接する導線路13間は、その間に設けたシールドパ ターン17によってシールドされ、これによって隣接する導線路13間には静電 容量結合が生じず、良好な遅延特性を得ることができる。
【0009】 ところでパルス波形を伝送する場合や角度変調(FMや位相変調)のかかった 信号を伝送しようとする場合は、位相のひずみが問題となるが、この位相ひずみ は前記分布定数型電磁遅延線の遅延特性が良好でない場合に生ずる。そしてこの ような位相ひずみは通常群遅延ひずみを測定することによって評価される。即ち 群遅延時間が周波数の変化に対して一定であれば、このような位相ひずみは生じ ず、これは分布定数型電磁遅延線の遅延特性が良好であることを示している。
【0010】 ここで図2,図3はそれぞれ本考案にかかる分布定数型電磁遅延線10と図7 に示す従来の分布定数型電磁遅延線80を用いて群遅延ひずみ(周波数−群遅延 時間)を測定した測定結果を示す図である。
【0011】 同図に示すように、導線路13の両端を入力,出力とし、アースパターン15 をアースし、出力の群遅延時間を測定すると、本考案にかかる分布定数型電磁遅 延線10の方が、群遅延時間が1nsで広い周波数帯域にわたって安定すること がわかった。これはつまり本考案にかかる分布定数型電磁遅延線10の方がその 遅延特性が良好であることを示している。
【0012】 次に図4,図5はそれぞれ本考案にかかる分布定数型電磁遅延線10と図7に 示す従来の分布定数型電磁遅延線80を用いて周波数−挿入損失特性を測定した 結果を示す図である。
【0013】 同図に示すように本考案にかかる分布定数型電磁遅延線10の方が、広い周波 数帯域にわたって挿入損失が一定で、その数値もあまり低下しないことがわかっ た。
【0014】 上記実施例においては、シールドパターンとアースパターンを電気的に接続す るのにスルーホールを用いたが、本考案はこれに限られず、他の手段(例えば基 板の側面を介して両パターンを接続する等)でシールドパターンとアースパター ンを電気的に接続してもよい。
【0015】 次に図6は本考案をさらに具体化した第2実施例を示す図であり、同図(a) は平面図、同図(b)は裏面図である。同図に示すようにこの分布定数型電磁遅 延線30も、基板31の表面に蛇行するように細長い導線路33を形成し、また 該基板31の裏面の前記導線路33を設けた部分に対向する面全体にアースパタ ーン35を形成し、さらに蛇行することによって隣接する導線路33間の基板3 1上に、該導線路33に触れないようにシールドパターン37を設け、該シール ドパターン37と前記アースパターン35を基板31に設けた多数個のスルーホ ール41によって電気的に接続せしめ、さらに導線路33の両端と、アースパタ ーン35及びシールドパターン37の両端付近にそれぞれ金属板からなる端子4 3,45,47,49を取り付けて構成されている。これら端子43,45,4 7,49はそれぞれ他の図示しない基板に半田付けされる。
【0016】 ここで基板31はセラミックで構成され、導線路33とシールドパターン37 は銀パラジウムを印刷することで形成され、アースパターン35は銀を印刷する ことによって形成され、さらに端子43,45は導線路33に半田付けにて取り 付けられ、端子47,49はシールドパターン37とアースパターン35に半田 付けにて取り付けられている。なお端子43,45の裏面側は、ダミーのパター ン51,53に半田付けされている。
【0017】
【考案の効果】
以上詳細に説明したように、本考案にかかる分布定数型電磁遅延線によれば、 蛇行することで隣接する導線路間がシールドパターンによってシールドされ、こ れによって隣接する導線路間には静電容量結合が生じず、良好な遅延特性を得る ことができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例にかかる分布定数型電磁遅
延線10を示す図である。
【図2】本考案にかかる分布定数型電磁遅延線10を用
いて群遅延ひずみ(周波数−群遅延時間)を測定した測
定結果を示す図である。
【図3】図7に示す従来の分布定数型電磁遅延線80を
用いて群遅延ひずみ(周波数−群遅延時間)を測定した
測定結果を示す図である。
【図4】本考案にかかる分布定数型電磁遅延線10を用
いて周波数−挿入損失特性を測定した結果を示す図であ
る。
【図5】図7に示す従来の分布定数型電磁遅延線80を
用いて周波数−挿入損失特性を測定した結果を示す図で
ある。
【図6】本考案の第2実施例を示す図である。
【図7】従来の分布定数型電磁遅延線80を示す図であ
る。
【符号の説明】
10,30 分布定数型電磁遅延線 11,31 基板 13,33 導線路 15,35 アースパターン 17,37 シールドパターン 21,41 スルーホール

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セラミック等の基板の表面に蛇行するよ
    うに導線路を形成すると共に、該基板の裏面の前記導線
    路を設けた部分に対向する面にアースパターンを形成し
    てなる分布定数型電磁遅延線において、 蛇行することによって隣接する導線路の間の基板上に、
    該隣接する導線路間をシールドするシールドパターンを
    設け、該シールドパターンと前記アースパターンを電気
    的に接続せしめたことを特徴とする分布定数型電磁遅延
    線。
JP6713992U 1992-09-01 1992-09-01 分布定数型電磁遅延線 Pending JPH0626307U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006270026A (ja) * 2005-02-28 2006-10-05 Tokyo Univ Of Science 配線構造、プリント配線板、集積回路および電子機器
JP2014527320A (ja) * 2011-05-09 2014-10-09 ノースロップ グラマン システムズ コーポレーション 超幅広バンドの真の時間遅延線

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006270026A (ja) * 2005-02-28 2006-10-05 Tokyo Univ Of Science 配線構造、プリント配線板、集積回路および電子機器
JP4660738B2 (ja) * 2005-02-28 2011-03-30 学校法人東京理科大学 プリント配線板及び電子機器
JP2014527320A (ja) * 2011-05-09 2014-10-09 ノースロップ グラマン システムズ コーポレーション 超幅広バンドの真の時間遅延線

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