JP7242613B2 - 基板間接続構造および基板間接続方法 - Google Patents
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Description
(実施の条件)
薄膜基板:石英、基板厚0.2mm、基板間ギャップ0.075mm
ワイヤー条件:φ0.025mm金ワイヤー、基板中心導体パターン間4本、両サイドグランドパターンなし
グランドカバー材質:銅純金メッキ
グランドカバー寸法:高さ0.1mm
(未実施の条件)
薄膜基板:石英、基板厚0.2mm、基板間ギャップ0.075mm
ワイヤー条件:φ0.025mm金ワイヤー、基板中心導体パターン間4本、両サイドグランドパターン間2本
図6の点線で示すように、分割された薄膜基板間の伝送線路を金リボンやワイヤーなどの線状部材で単にボンディング接続した従来の構造では、薄膜基板と薄膜基板との間の中心Pにおけるインピーダンスが50Ωよりも高くなっていることが判る。
全体の線路長に応じた寸法に分割され、一方の面11aの中心の長手方向に沿って形成される線路導体12と、該線路導体の両側に長手方向に沿って形成されるグランド13とからなるコプレーナ線路による伝送線路が形成された複数の薄膜基板11A,11Bと、
前記複数の薄膜基板の隣接する薄膜基板の線路導体間を導通接続する線状部材14と、
前記線状部材に近接して覆い、かつ前記複数の薄膜基板の隣接する薄膜基板のグランド間を導通接続するグランドカバー15と、を備え、
前記線状部材は、前記グランドカバーとの間の高さ方向の距離が略同等となるように複数設けられ、
前記グランドカバーは、折曲部21と取付部22とから構成され、
前記折曲部は、前記薄膜基板の表面11aと平行をなす平坦面21aと、前記薄膜基板の表面と直角をなす一対の立ち下げ面21bとを有し、前記複数の薄膜基板間の線状部材に近接して覆うように前記薄膜基板の表面側に開口を有して下向きコ字状に折曲形成され、
前記取付部は、前記折曲部の一対の立ち下げ面に一体に形成され、前記複数の薄膜基板間の対向するグランド間を電気的に導通接続するようにグランドそれぞれの面にボンディングして取り付けられることを特徴とする。
前記複数の薄膜基板の他方の面11bにグランドがベタ状に形成されることを特徴とする。
前記グランドカバー15は、金メッキした板材からなることを特徴とする。
全体の線路長に応じた寸法に分割され、一方の面11aの中心の長手方向に沿って形成される線路導体12と、該線路導体の両側に長手方向に沿って形成されるグランド13とからなるコプレーナ線路による伝送線路が形成された複数の薄膜基板11A,11Bを配置するステップと、
前記複数の薄膜基板の隣接する薄膜基板の線路導体間を線状部材14にて導通接続するステップと、
前記線状部材に近接して覆い、かつ前記複数の薄膜基板の隣接する薄膜基板のグランド間を導通接続するようにグランドカバー15を配置するステップと、
前記グランドカバー15との間の高さ方向の距離が略同等となるように前記線状部材14を複数設けるステップと、
前記薄膜基板の表面11aと平行をなす平坦面21aと、前記薄膜基板の表面と直角をなす一対の立ち下げ面21bとを有する前記グランドカバーの折曲部21を、前記複数の薄膜基板間の線状部材に近接して覆うように前記薄膜基板の表面側に開口を有して下向きコ字状に折曲形成するステップと、
前記グランドカバーの折曲部の一対の立ち下げ面に一体に形成される前記グランドカバーの取付部22を、前記複数の薄膜基板間の対向するグランド間を電気的に導通接続するようにグランドそれぞれの面にボンディングして取り付けるステップとを含むことを特徴とする。
前記複数の薄膜基板の他方の面11bにグランドをベタ状に形成するステップを含むことを特徴とする。
金メッキした板材で前記グランドカバー15を形成するステップを含むことを特徴とする。
本発明に係る基板間接続構造および基板間接続方法は、測定装置として、例えば50GHz超で用いられる超高速デジタル信号を測定するための誤り率測定装置に用いられる伝送線路に採用される。図3に示すように、誤り率測定装置1は、被測定物(DUT)Wに入力される既知のパターン信号を発生するパターン発生器2と、パターン信号の入力に伴って被測定物Wから折り返される信号を受信してエラーを検出(被測定物Wから折り返して受信した被測定信号と基準となる参照信号とをビット単位で比較してビット誤り率(BER:Bit Error Rate)を測定)するエラー検出器3と、を備えて構成される。
図1(a)~(c)を参照しながら第1実施の形態の基板間接続構造について説明する。
図2(a)~(c)を参照しながら第2実施の形態の基板間接続構造について説明する。なお、図2(a)~(c)において第1実施の形態と同一または同等の構成要素には同一番号を付している。
(実施の条件)
薄膜基板:石英、基板厚0.2mm、基板間ギャップ0.075mm
ワイヤー条件:φ0.025mm金ワイヤー、基板中心導体パターン間4本、両サイドグランドパターンなし
グランドカバー材質:銅純金メッキ
グランドカバー寸法:高さ0.1mm
(未実施の条件)
薄膜基板:石英、基板厚0.2mm、基板間ギャップ0.075mm
ワイヤー条件:φ0.025mm金ワイヤー、基板中心導体パターン間4本、両サイドグランドパターン間2本
2 パターン発生器
3 エラー検出器
11(11A,11B) 薄膜基板
11a 一方の面(表面)
11b 他方の面(裏面)
12 線路導体(中心導体)
13 グランド
14 線状部材
15 グランドカバー
16 スルーホール
17 導電材
18 グランド
21 折曲部
21a 平坦面
21b 立ち下げ面
21c 開口
22 取付部
W 被測定物
d 薄膜基板間の間隔
P 薄膜基板間の中心位置
Claims (6)
- パターン発生器(2)が発生する既知パターンのテスト信号を被測定物(W)に入力し、前記テスト信号の入力に伴って前記被測定物から折り返される信号をエラー検出器(3)にて受信してビット誤り率を測定する誤り率測定装置(1)に用いられる伝送線路に採用する基板間接続構造であって、
全体の線路長に応じた寸法に分割され、一方の面(11a)の中心の長手方向に沿って形成される線路導体(12)と、該線路導体の両側に長手方向に沿って形成されるグランド(13)とからなるコプレーナ線路による伝送線路が形成された複数の薄膜基板(11A,11B)と、
前記複数の薄膜基板の隣接する薄膜基板の線路導体間を導通接続する線状部材(14)と、
前記線状部材に近接して覆い、かつ前記複数の薄膜基板の隣接する薄膜基板のグランド間を導通接続するグランドカバー(15)と、を備え、
前記線状部材は、前記グランドカバーとの間の高さ方向の距離が略同等となるように複数設けられ、
前記グランドカバーは、折曲部(21)と取付部(22)とから構成され、
前記折曲部は、前記薄膜基板の表面(11a)と平行をなす平坦面(21a)と、前記薄膜基板の表面と直角をなす一対の立ち下げ面(21b)とを有し、前記複数の薄膜基板間の線状部材に近接して覆うように前記薄膜基板の表面側に開口を有して下向きコ字状に折曲形成され、
前記取付部は、前記折曲部の一対の立ち下げ面に一体に形成され、前記複数の薄膜基板間の対向するグランド間を電気的に導通接続するようにグランドそれぞれの面にボンディングして取り付けられることを特徴とする基板間接続構造。 - 前記複数の薄膜基板の他方の面(11b)にグランドがベタ状に形成されることを特徴とする請求項1に記載の基板間接続構造。
- 前記グランドカバー(15)は、金メッキした板材からなることを特徴とする請求項1または2に記載の基板間接続構造。
- パターン発生器(2)が発生する既知パターンのテスト信号を被測定物(W)に入力し、前記テスト信号の入力に伴って前記被測定物から折り返される信号をエラー検出器(3)にて受信してビット誤り率を測定する誤り率測定装置(1)に用いられる伝送線路に採用する基板間接続方法であって、
全体の線路長に応じた寸法に分割され、一方の面(11a)の中心の長手方向に沿って形成される線路導体(12)と、該線路導体の両側に長手方向に沿って形成されるグランド(13)とからなるコプレーナ線路による伝送線路が形成された複数の薄膜基板(11A,11B)を配置するステップと、
前記複数の薄膜基板の隣接する薄膜基板の線路導体間を線状部材(14)にて導通接続するステップと、
前記線状部材に近接して覆い、かつ前記複数の薄膜基板の隣接する薄膜基板のグランド間を導通接続するようにグランドカバー(15)を配置するステップと、
前記グランドカバー(15)との間の高さ方向の距離が略同等となるように前記線状部材(14)を複数設けるステップと、
前記薄膜基板の表面(11a)と平行をなす平坦面(21a)と、前記薄膜基板の表面と直角をなす一対の立ち下げ面(21b)とを有する前記グランドカバーの折曲部(21)を、前記複数の薄膜基板間の線状部材に近接して覆うように前記薄膜基板の表面側に開口を有して下向きコ字状に折曲形成するステップと、
前記グランドカバーの折曲部の一対の立ち下げ面に一体に形成される前記グランドカバーの取付部(22)を、前記複数の薄膜基板間の対向するグランド間を電気的に導通接続するようにグランドそれぞれの面にボンディングして取り付けるステップとを含むことを特徴とする基板間接続方法。 - 前記複数の薄膜基板の他方の面(11b)にグランドをベタ状に形成するステップを含むことを特徴とする請求項4に記載の基板間接続方法。
- 金メッキした板材で前記グランドカバー(15)を形成するステップを含むことを特徴とする請求項4または5に記載の基板間接続方法。
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JP2020129320A JP7242613B2 (ja) | 2020-07-30 | 2020-07-30 | 基板間接続構造および基板間接続方法 |
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JP2008227720A (ja) | 2007-03-09 | 2008-09-25 | Anritsu Corp | 伝送線路接続構造 |
JP2016181737A (ja) | 2015-03-23 | 2016-10-13 | アンリツ株式会社 | 伝送線路 |
JP2019161393A (ja) | 2018-03-12 | 2019-09-19 | アンリツ株式会社 | フィードフォワードイコライザ及びフィードフォワードイコライザの高周波特性改善方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH11346106A (ja) * | 1998-05-29 | 1999-12-14 | Nec Corp | マイクロストリップ線路の接続方法 |
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