JP2023144360A - 測定用治具 - Google Patents

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Ko Nakajima
悟 鳥光
Satoru Torimitsu
尚明 三原
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【課題】フィルム状の部材の厚さ方向における高周波インピーダンスを測定することのできる測定用治具を提供する。【解決手段】フィルム状の部材の厚さ方向における高周波インピーダンスの測定に用いられる測定用治具10であって、グランド用導体11dに接続され、インピーダンスの測定の対象となる被測定物DUTが接地される接地用導体11cおよび電気信号が伝送される伝送線路11bを有する測定用基板11と、接地用導体11cに接地された被測定物DUTに積層される積層用導体12と、伝送線路11bと積層用導体12とを接続する接続線路13と、を備えている。【選択図】図2

Description

本発明は、フィルム状の部材の厚さ方向における高周波インピーダンスの測定に用いられる測定用治具に関するものである。
従来のGHz帯を測定する高周波インピーダンスの測定用治具としては、基板上に設けられた一対の線路の一方に一部の導体を除去した欠落部を設け、欠落部を跨いでインピーダンスを測定する対象となる被測定物を配置し、ネットワークアナライザによって得られる信号のモード変換の特性に基づいて高周波インピーダンスを測定するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、プリント基板に対して半導体チップ等の電子部品を取り付けたり、半導体チップを積層したりする際には、フィルム状の接着剤を用いることによって、均一な接着剤層を形成し、プリント基板や電子部品の品質の向上を図るとともに、薄型化を図っている。
また、プリント基板は、電子部品の接着に導電性を付与したフィルム状の接着剤を用いることによって、グランドの安定化を図り、ノイズの影響を受けにくくしている。このため、プリント基板に用いられるフィルム状の接着剤は、厚さ方向におけるインピーダンスが小さいことが要求される。
特開2018-151211号公報
しかしながら、従来の測定用治具では、線路上に沿って配置された部材の一端部から他端部に向かう方向における高周波インピーダンスを測定することはできるが、フィルム状の部材の厚さ方向における高周波インピーダンスを測定することができない。このため、フィルム状の接着剤の開発や製造の現場においては、フィルム状の部材の厚さ方向における高周波インピーダンスの測定を可能とする装置や方法が求められている。
本発明の目的とするところは、フィルム状の部材の厚さ方向における高周波インピーダンスを測定することのできる測定用治具を提供することにある。
本発明に係る測定用治具は、フィルム状の部材の厚さ方向における高周波インピーダンスの測定に用いられる測定用治具であって、グランド用導体に接続され、インピーダンスの測定の対象となる被測定物が接地される接地用導体および電気信号が伝送される伝送線路を有する測定用基板と、前記接地用導体に接地された前記被測定物に積層される積層用導体と、前記伝送線路と前記積層用導体とを接続する接続線路と、を備えている。
また、本発明に係る測定用治具は、前記グランド用導体が、前記測定用基板における、前記接地用導体が配置された面の反対側の面に配置され、前記測定用基板が、前記接地用導体と前記グランド用導体とを導通させるビアを有している。
また、本発明に係る測定用治具は、前記接続線路が、帯状に形成されている。
また、本発明に係る測定用治具は、前記接続線路の前記積層用導体側の端部が、前記積層用導体の中央部に接続されている。
また、本発明に係る測定用治具は、前記積層用導体が、前記被測定物の大きさよりも大きく形成されている。
本発明によれば、接地用導体と積層用導体との間にフィルム状の被測定物を配置した状態とすることで、フィルム状の被測定物の厚さ方向におけるインピーダンスを測定することが可能となる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る測定用治具の斜視図である。 図2は、本発明の第1実施形態に係る測定用治具の側面断面図である。 図3は、本発明の第1実施形態に係る試験用基板のコネクタおよび線路の影響を除去する方法を説明する概略図である。 図4は、本発明の第1実施形態に係るオープン測定用基板およびショート測定用基板の測定データを用いて測定用治具の影響を除去することについて説明する図である。 図5は、本発明の第1実施形態に係るオープン測定用基板の側面断面図である。 図6は、本発明の第1実施形態に係るショート測定用基板の側面断面図である。 図7は、本発明の第2実施形態に係る測定用治具の斜視図である。 図8は、本発明の第3実施形態に係る測定用治具の斜視図である。
<第1実施形態>
図1乃至図6は、本発明の第1実施形態を示すものである。図1は測定用治具の斜視図であり、図2は測定用治具の側面断面図であり、図3は試験用基板のコネクタおよび線路の影響を除去する方法を説明する概略図であり、図4はショート測定用基板およびオープン測定用基板の測定データを用いて測定用治具の影響を除去することについて説明する図であり、図5はオープン測定用基板の側面断面図であり、図6はショート測定用基板の側面断面図である。
本実施形態の測定用治具10は、例えば、プリント基板と半導体チップとを接続するための導電性を有するフィルム状の接着剤等、被測定物DUTとしてのフィルム状の部材の厚さ方向における高周波インピーダンスの測定に用いられるものである。
ここで、被測定物DUTとしては、高速通信に用いられる例えば1GHz以上の周波数の電気信号の伝送を行う回路に用いられる材料である。また、被測定物DUTは、矩形状に形成されたフィルム状の部材であり、例えば、厚さ方向の大きさが15μm以上であり、厚さ方向におけるインピーダンスが1Ω以下である。
測定用治具10は、図1及び図2に示すように、上面に被測定物DUTが載置される測定用基板11と、測定用基板11の上面に載置された被測定物DUTの上面に積層される積層用導体12と、測定用基板11の上面に配置された後述する線路と積層用導体12とを接続する接続線路13と、を備えている。
測定用基板11は、図2に示すように、基材11aと、基材11aの上面側に配置され、電気信号が伝送される伝送線路11bと、基材11aの上面に配置され、被測定物DUTが接地される接地用導体11cと、基材11aの下面側に設けられたグランド用導体11dと、接地用導体11cとグランド用導体11dとを接続する複数のビア11eと、を有している。
基材11aは、例えば、ガラス繊維からなる布を樹脂で固めることによって形成された矩形の板状部材である。
伝送線路11bは、銅箔等からなり、基材11aの上面において直線状に延在している。伝送線路11bの両端部には、図3に示すように、測定機器としてのネットワークアナライザのポートを接続するためのコネクタ11b1が接続される。
接地用導体11cは、矩形状に形成された銅箔等からなり、基材11aの上面において伝送線路11bと間隔を置いて配置されている。接地用導体11cは、各辺の大きさが、被測定物DUTの各辺の大きさよりも大きい矩形状である。接地用導体11cは、各辺の大きさが、被測定物Mの各辺の大きさと同一であってもよい。
グランド用導体11dは、銅箔等からなり、基材11aの下面側の全面にわたって配置されている。
複数のビア11eは、それぞれ、基材11aを厚さ方向に貫通しており、接地用導体11cとグランド用導体11dとを接続している。
積層用導体12は、矩形状に形成された銅箔等からなる。積層用導体12は、各辺の大きさが、被測定物DUTの各辺の大きさと略同一である。
接続線路13は、例えば、銅製の棒状部材からなり、一端部が伝送線路11bの中間部にワイヤボンディングによって接続され、他端部が積層用導体12にワイヤボンディングによって接続されている。
以上のように構成される測定用治具10では、測定用基板11の接地用導体11cと積層用導体12との間に被測定物DUTを配置し、測定用基板11の伝送線路11bの両端側のそれぞれのコネクタ11b1にネットワークアナライザのポート1およびポート2を接続すると、シャントスルー法によるインピーダンスの測定用の回路が構成される。
シャントスルー法では、ネットワークアナライザの信号源から測定用の電気信号を出力させることによって回路の特性(Sパラメータなど)を測定し、測定した回路の特性に基づいてインピーダンスを算出する。
このとき、算出されたインピーダンスには、伝送線路11bおよびコネクタ11b1のインピーダンスの影響を含んでいるため、図3に示すように、予め伝送線路11bおよびコネクタ11b1の回路の特性をキャンセルことによって、測定用治具10の伝送線路11bおよびコネクタ11b1の影響を除去したインピーダンスZmeasを取得する。
また、取得したインピーダンスZmeasには、接地用導体11c、ビア11e、積層用導体12および接続線路13の影響が含まれている。このため、被測定物DUTの正確なインピーダンスZDUTを取得するために、以下の方法を用いて、接地用導体11c、ビア11e、積層用導体12および接続線路13の影響を除去する。
まず、図5に示すように、被測定物DUTに代えて絶縁体Iを配置したオープン測定用治具10aを用いてシャントスルー法によってインピーダンスZоpenを測定するとともに、図6に示すように、被測定物DUTに代えて電気伝導率が高く電気抵抗が低い良導体Cを配置したショート測定用基板10bを用いてシャントスルー法によってインピーダンスZshоrtを測定する。ここで、測定したオープン測定用治具10aのインピーダンスZоpenに基づいて、オープン測定用治具10aのアドミタンスYоpenを取得する(Yоpen=1/Zоpen)。
次に、図4に示す式(1)に、インピーダンスZmeas、インピーダンスZshоrtおよびアドミタンスYоpenを代入することによって、被測定物DUTのインピーダンスZDUTを算出する。
このように、本実施形態の測定用治具10によれば、フィルム状の部材の厚さ方向における高周波インピーダンスの測定に用いられる測定用治具10であって、グランド用導体11dに接続され、インピーダンスの測定の対象となる被測定物DUTが接地される接地用導体11cおよび電気信号が伝送される伝送線路11bを有する測定用基板11と、接地用導体11cに接地された被測定物DUTに積層される積層用導体12と、伝送線路11bと積層用導体12とを接続する接続線路13と、を備えている。
これにより、接地用導体11cと積層用導体12との間にフィルム状の被測定物DUTを配置した状態とすることで、フィルム状の被測定物DUTの厚さ方向におけるインピーダンスZDUTを測定することが可能となる。
また、グランド用導体11dは、測定用基板11における、接地用導体11cが配置された面の反対側の面に配置され、測定用基板11は、接地用導体11cとグランド用導体11dとを導通させるビア11eを有している、ことが好ましい。
これにより、一枚の測定用基板11に、接地用導体11cおよびグランド用導体11dを配置することによって、小型化を図ることが可能となる。
<第2実施形態>
図7は、本発明の第2実施形態を示すものであり、測定用治具の斜視図である。尚、前記実施形態と同様の構成部分には同一の符号を付して示す。
本実施形態の測定用治具10の接続線路13aは、銅箔等の導体を所定の幅寸法を有する帯状に形成されている。また、接続線路13aは、積層用導体12側の端部が、積層用導体12の上面の中央部に接続されている。
以上のように構成された測定用治具10において、第1実施形態と同様に、被測定物DUTのインピーダンスZDUTを取得することが可能である。
このように、本実施形態の測定用治具10によれば、第1実施形態と同様に、接地用導体11cと積層用導体12との間にフィルム状の被測定物DUTを配置した状態とすることで、フィルム状の被測定物DUTの厚さ方向におけるインピーダンスZDUTを測定することが可能となる。
また、接続線路13aは、帯状に形成されている、ことが好ましい。
これにより、接続線路13aにおけるインピーダンスを小さくすることが可能となり、被測定物DUTの厚さ方向におけるインピーダンスZDUTの測定を正確に行うことが可能となる。
また、接続線路13aは、積層用導体12側の端部が、積層用導体12の中央部に接続されている、ことが好ましい。
これにより、測定用の電気信号を積層用導体12の全面から均一に被測定物DUTに伝送することが可能となるので、被測定物DUTの厚さ方向におけるインピーダンスZDUTをより正確に測定することが可能となる。
<第3実施形態>
図8は、本発明の第3実施形態を示すものであり、測定用治具の斜視図である。尚、前記実施形態と同様の構成部分には同一の符号を付して示す。
本実施形態の測定用治具10の積層用導体12aは、各辺の大きさが、被測定物DUTの各辺の大きさよりも大きく形成されている。
以上のように構成された測定用治具10において、第1実施形態と同様に、被測定物DUTのインピーダンスZDUTを取得することが可能である。
このように、本実施形態の測定用治具10によれば、第1実施形態と同様に、接地用導体11cと積層用導体12との間にフィルム状の被測定物DUTを配置した状態とすることで、フィルム状の被測定物DUTの厚さ方向におけるインピーダンスZDUTを測定することが可能となる。
また、積層用導体12は、被測定物DUTの大きさよりも大きく形成されている、ことが好ましい。
これにより、測定用の電気信号を被測定物DUTの全面を介して確実に伝送させることが可能となるので、被測定物DUTの厚さ方向におけるインピーダンスZDUTをより正確に測定することが可能となる。
尚、前記実施形態では、被測定物DUTとして、導電性を有するフィルム状の接着剤を示したが、これに限られるものではなく、厚さ方向におけるインピーダンスの測定が要求されるものであれば、例えば厚さが1mm以上の導電性を有する板状部材を被測定物としてもよい。
10 測定用治具
11 測定用基板
11b 伝送線路
11c 接地用導体
11d グランド用導体
11e ビア
12,12a 積層用導体
13,13a 接続線路
DUT 被測定物

Claims (5)

  1. フィルム状の部材の厚さ方向における高周波インピーダンスの測定に用いられる測定用治具であって、
    グランド用導体に接続され、インピーダンスの測定の対象となる被測定物が接地される接地用導体および電気信号が伝送される伝送線路を有する測定用基板と、
    前記接地用導体に接地された前記被測定物に積層される積層用導体と、
    前記伝送線路と前記積層用導体とを接続する接続線路と、を備えた
    測定用治具。
  2. 前記グランド用導体は、前記測定用基板における、前記接地用導体が配置された面の反対側の面に配置され、
    前記測定用基板は、前記接地用導体と前記グランド用導体とを導通させるビアを有している
    請求項1に記載の測定用治具。
  3. 前記接続線路は、帯状に形成されている
    請求項1または2に記載の測定用治具。
  4. 前記接続線路は、前記積層用導体側の端部が、前記積層用導体の中央部に接続されている
    請求項1または2に記載の測定用治具。
  5. 前記積層用導体は、前記被測定物の大きさよりも大きく形成されている
    請求項1または2に記載の測定用治具。
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