JPH06263070A - エキゾーストパイプ供給移載装置 - Google Patents

エキゾーストパイプ供給移載装置

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JPH06263070A
JPH06263070A JP5079026A JP7902693A JPH06263070A JP H06263070 A JPH06263070 A JP H06263070A JP 5079026 A JP5079026 A JP 5079026A JP 7902693 A JP7902693 A JP 7902693A JP H06263070 A JPH06263070 A JP H06263070A
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JP
Japan
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exhaust pipe
arm
pipe
rotated
exhaust
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JP5079026A
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English (en)
Inventor
Kazutoshi Maeda
和利 前田
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 エキゾーストパイプ供給移載装置を小型化す
る。 【構成】 コンベア52aによって所定位置まで搬送さ
れたワークWを図中右方向に90 °回動させて横置きす
るワーク反転装置60とを備えている。ワーク反転装置
60はワークWを把持するパイプ支持架台66と、その
パイプ支持架台66を回動可能に支えるアーム64とを
備えている。そしてアーム64が右にα°回動される
と、アーム64の回動力によって架台回動機構が作動さ
れ、パイプ支持架台66がアーム64の回りを右にβ°
回動される(α°+β°= 90 °)。即ち、アーム64
が 90 °回動しなくても、パイプ支持架台66は、回動
開始位置から 90 °回動されてワークWが縦から横状態
まで回動される。このためアーム64の回動に必要とさ
れる高さ方向、長さ方向のスペースが小さくて済み、ワ
ークWの回動軌跡も極力狭い範囲内に収められる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車体に搭載される状態
にまで組み立てられた幅広のエキゾーストパイプを車両
組立てライン横の所定位置まで順番に搬送し、所定位置
に到達したそのエキゾーストパイプを車体に搭載される
姿勢で、車両組立てラインのリフター装置に移載するエ
キゾーストパイプ供給移載装置に関する。
【0002】
【従来の技術】これに関する従来のエキゾーストパイプ
供給移載装置の概要が、図8に示されている。このエキ
ゾーストパイプ供給移載装置2は、車両組立てライン1
に対して斜めに配置されており、組付け準備台4、搬送
機構6および移載機構8から構成される。前記組付け準
備台4では、作業者によってエキゾーストパイプWの組
み立てが行われる。このエキゾーストパイプWの組み立
てはパレット3の上で行われ、組み立てが完了した状態
で、エキゾーストパイプWは、車体(図示されていな
い)に搭載される姿勢のままでパレット3とともに搬送
機構6に送られる。搬送機構6に送られたエキゾースト
パイプWは、この搬送機構6によってパレット3ととも
に移載機構8まで水平に搬送される。さらに前記エキゾ
ーストパイプWは、移載機構8によって車両組立てライ
ン1のエキゾーストパイプ搭載工程に位置するリフター
装置9に移し変えられる。前記リフター装置9に移し変
えられたエキゾーストパイプWは、前記リフター装置9
によって上昇され、予め決められた手順に従って車体に
搭載される。ここで、前記エキゾーストパイプ供給移載
装置2は、図8に示されるように、4台のエキゾースト
パイプWおよびパレット3をストックできるだけのライ
ン長を有している。このため、作業者によるエキゾース
トパイプWの組み立てが遅れたとしても、移載機構8に
はエキゾーストパイプWが確実に供給されて、予め決め
られたタイミングでリフター装置9に移載される。この
ため、エキゾーストパイプWの搭載工程で遅れが生じる
ことはない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記した
エキゾーストパイプ供給移載装置によると、エキゾース
トパイプWを車体に搭載される姿勢のままで水平に搬送
する方式であるため、例えば、デュアル(二股)タイプ
の様な幅広いエキゾーストパイプWを複数個並べて搬送
する場合には、非常に広いスペースが必要とされる。こ
のためエキゾーストパイプ供給移載装置が大型化すると
いう問題がある。本発明の技術的課題は、エキゾースト
パイプWを縦置きした状態で搬送し、リフター装置9に
移し変える前に、そのエキゾーストパイプWを車体に搭
載される姿勢になるまで回動させることにより、エキゾ
ーストパイプWを搬送するためのスペースを狭くして、
装置を小型化しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、以下の
特徴を有するエキゾーストパイプ供給移載装置によって
解決される。即ち、本発明に係るエキゾーストパイプ供
給移載装置は、幅広のエキゾーストパイプを車両組立て
ライン横の所定位置まで順番に搬送し、所定位置に到達
したそのエキゾーストパイプを車体に搭載される姿勢
で、車両組立てラインのリフター装置に移載するエキゾ
ーストパイプ供給移載装置において、前記エキゾースト
パイプを縦置きにして複数個並べた状態で、そのエキゾ
ーストパイプを並べた順番に前記所定位置まで搬送する
パイプ供給コンベアと、前記パイプ供給コンベアによっ
て所定位置まで搬送された前記エキゾーストパイプを把
持して支えるパイプ支持架台と、前記パイプ支持架台が
所定方向に回動できるように、そのパイプ支持架台を支
持するアームと、前記アームを所定方向に回動させるア
ーム回動機構と、前記アームが前記アーム回動機構によ
って回動される際の回動力で、前記パイプ支持架台を前
記アームの回動方向と同じ方向に回動させる架台回動機
構とを有している。そして、前記アームが所定方向に規
定角度だけ回動され、かつ、その回動力によって前記架
台回動機構が作動されることによって、前記パイプ支持
架台は、把持された前記エキゾーストパイプが縦置きの
状態から前記車体に搭載される姿勢になるまで回動され
る。
【0005】
【作用】本発明によると、エキゾーストパイプを車両組
立てライン横の所定位置まで搬送するパイプ供給コンベ
アは、複数個のエキゾーストパイプを縦置きにして並べ
た状態で積載する構造であるため、従来のように横置き
の状態で積載する方式に比べて、そのコンベア長を短く
することができる。また、所定位置まで搬送されたエキ
ゾーストパイプを把持するパイプ支持架台は、アームの
回動と、そのアームの回動力によって架台回動機構が作
動されることにより、予め決められた角度だけ回動され
る。即ち、パイプ支持架台の回動角度は、アームの回動
角度と、架台回動機構が作動されることによる回動角度
(以下、架台回動角度という)との和で表される。例え
ば、エキゾーストパイプが縦置きの状態から車体に搭載
される水平姿勢になるためには、そのエキゾーストパイ
プを把持するパイプ支持架台をコンベアの搬送方向に 9
0 °回動させる必要があるとする。この場合、架台回動
機構が存在しなければ、パイプ支持架台を 90 °回動さ
せるためには、アームが 90 °回動しなければならな
い。しかしながら前述のように、パイプ支持架台の回動
角度は、アームの回動角度α°と、架台回動角度β°と
の和、即ち、(α°+β°)=90 °で表わされるた
め、前記アームが 90 °回動する場合に比べて、アーム
の回動に必要とされる高さ方向のスペース及び、長さ方
向のスペースが小さくて済む。したがって、前記エキゾ
ーストパイプの回動軌跡も極力狭い範囲内に収められ
る。このように本発明によると、パイプ供給コンベアや
架台回動機構等の装置長を極力短くできるために、エキ
ゾーストパイプ供給移載装置の小型化を図ることができ
る。
【0006】
【実施例】以下、図1〜図7に基づいて本発明の一実施
例に係るエキゾーストパイプ供給移載装置の説明を行
う。図1は、エキゾーストパイプ供給移載装置10と車
両組立てライン100との位置関係を表す側面図、図2
は、図1のII-II 矢視図、図3〜図7はエキゾーストパ
イプ反転装置60の詳細図である。ここで、前記エキゾ
ーストパイプ供給移載装置10の長手方向(エキゾース
トパイプWの搬送方向)をX軸方向、幅方向をY軸方
向、高さ方向をZ軸方向として本実施例の説明を行う。
前記エキゾーストパイプ供給移載装置10は、図2に示
されるようなデュアル(二股)タイプのエキゾーストパ
イプWを、車両組立てライン100のエキゾーストパイ
プ搭載工程に位置するリフター装置110に供給するた
めの装置であり、受入れ供給装置50と、エキゾースト
パイプ反転装置60および図示されていない移載装置と
から構成されている。そして前記受入れ供給装置50、
エキゾーストパイプ反転装置60および移載装置が前記
車両組立てライン100に対して直角に配置されてい
る。
【0007】前記受入れ供給装置50は、X軸方向に二
台のパイプ供給コンベア52a,52bを備えている。
前記パイプ供給コンベア52a,52bは、運搬台車4
0によって運ばれてきた複数のエキゾーストパイプW
を、順番に前記エキゾーストパイプ反転装置60の直近
位置まで搬送するための水平チェーンコンベアであり、
作業者がボタン操作をすることにより、両コンベア52
a,52bが同期して駆動される。各々のパイプ供給コ
ンベア52a,52bは、Y軸方向に所定距離を隔てて
平行に、かつ、一定のレベル差を有して設置されてい
る。そして、図2に示されるように、一方のパイプ供給
コンベア52aがエキゾーストパイプWの一方の分岐部
W1を支持し、他方のパイプ供給コンベア52bがエキ
ゾーストパイプWの集合部W2を支持している。これに
よって、前記エキゾーストパイプWは、その長手方向の
中心線が水平になるように、前記パイプ供給コンベア5
2a,52bに縦置きの状態で、前記エキゾーストパイ
プ反転装置60の直近位置まで搬送される。
【0008】前記パイプ供給コンベア52a,52bの
搬送端には、図1に示されるように、上下一対の第一ス
トッパ54a,54bが互いに対向して設置されてい
る。そして、この第一ストッパ54a,54bからエキ
ゾーストパイプWの厚み分だけコンベア搬送方向(X軸
方向)において離れた位置に、同じく上下一対の第二ス
トッパ55a,55bが互いに対向して設置されてい
る。上部に設置された一方の第一ストッパ54aは、操
作部54kとストッパ部54rとから構成されている。
そして、前記操作部54kの作動によりストッパ部54
rが下方に延出した状態で、このストッパ部54rの側
面がエキゾーストパイプWのメインマフラーWMに当接
できるようになり、エキゾーストパイプWの移動を停止
させる。即ち、前記ストッパ部54rが下方に延出した
状態で、第一ストッパ54aはストッパとしての機能を
発揮する。また、前記ストッパ部54rが上方に収納さ
れた状態で、第一ストッパ54aのストッパ機能が解除
される。下部に設置された他方の第一ストッパ54b
も、上部の前記第一ストッパ54aと同じ構造であり、
両者54a,54bは連動するようになっている。な
お、第二ストッパ55a,55bも、第一ストッパ54
a,54bと同じ構造を備えている。そして第一ストッ
パ54a,54b、第二ストッパ55a,55bがスト
ッパ機能を発揮した状態で、両ストッパ54a,54
b、55a,55bは、図1に示されるように、一台の
エキゾーストパイプWを位置決めすることができる。
【0009】前記エキゾーストパイプ反転装置60は、
第一ストッパ54a,54bと第二ストッパ55a,5
5bとの間に位置決めされた一台のエキゾーストパイプ
Wをコンベアの搬送方向(図中右回り)に約90°回動さ
せて横置き状態にするための装置であり、前記パイプ供
給コンベア52a,52bの延長線上に受入れ供給装置
50と中心線を一致させた状態で設置されている。前記
エキゾーストパイプ反転装置60は、側面略L字形状を
した一対の装置架台62を備えており、これらの装置架
台62がX軸方向において同位置になるように設置され
ている。また、前記装置架台62の上部には、図3、図
5に示されるように、端部に第一歯車62wを備えるシ
ャフト62sがY軸方向に水平に固定されており、前記
第一歯車62wが装置架台62の側面にボルト止めされ
ている。さらに前記シャフト62sには、第一軸受け6
2bを介して、棒状のアーム64の元部がそのシャフト
62sの回りを回動できるように連結されている。そし
て前記アーム64の元部側の端部に第二軸受け64jが
取り付けられている。また、第二軸受け64jには、短
シャフト64sが軸心回りに回動できるように挿通され
ており、その短シャフト64sの一端に第二歯車64
w、他端に第二スプロケット64pが固定されている。
そして前記第二歯車64wが前記装置架台62に固定さ
れた第一歯車62wに嵌合している。
【0010】前記棒状のアーム64の先端には、図5に
示されるように、ピン69aを介して回動シリンダ65
のピストンロッド65rの先端が連結されており、前記
回動シリンダ65の端部がピン69bを介して装置架台
62に連結されている。そして、前記回動シリンダ65
がピストンロッド65rを収納する方向に駆動される
と、前記アーム64はシャフト62sの回りを図5中右
回りに所定角度だけ回動する。これによって前記第二歯
車64wは、前記第一歯車62wと嵌合しながら前記ア
ーム64の動きにつれて第一歯車62wの回りを右回り
に公転する。この過程で、前記第二歯車64wは軸心回
りに右方向に回転し、この第二歯車64wに接続されて
いる短シャフト64sおよび第二スプロケット64pも
軸心回りに右方向に回転する。また、回動シリンダ65
がピストンロッド65rを延出する方向に駆動される
と、前記アーム64は図中左回りに所定角度だけ回動し
て元の位置(回動開始位置)に戻され、さらに前記第二
歯車64w、短シャフト64sおよび第二スプロケット
64も左方向に回転して元の状態に戻される。即ち、前
記回動シリンダ65が本発明のアーム回動機構に相当す
る。
【0011】前記棒状のアーム64の先端近傍には、第
三軸受け64kが取り付けられている。そしてこの第三
軸受け64kに、後記するパイプ支持架台66を支える
ための支持用シャフト66sが回動可能に挿通されてい
る。また、前記支持用シャフト66sには、図3に示さ
れるように、第三スプロケット66pが固定されてお
り、この第三スプロケット66pがチェーン67によっ
て前記第二スプロケット64pと連結されている。した
がって、前述のように、第二スプロケット64pが軸心
回りに回転すると、チェーン67および第三スプロケッ
ト66pを介して、前記支持用シャフト66sが第二ス
プロケット64pと同方向に軸心回りに回動する。これ
によって、支持用シャフト66sに支持されているパイ
プ支持架台66も第二スプロケット64pと同方向に回
動される。前記パイプ支持架台66は、図3、図4に示
されるように、エキゾーストパイプWを把持する三本の
ハンド68を備える架台であり、回動架台66kとハン
ド用架台66hとから構成される。ここで前記回動架台
66kは、平面コ字形の架台であり、コ字の両側板66
mの中心部分が前記支持用シャフト66sによってY軸
方向両側から支持されている。
【0012】さらに前記回動架台66kの正面板66n
の中心には、前記支持用シャフト66sと同じ高さ位置
に、図4に示されるように、移動用シリンダ66yが前
記正面板66nに対して直角に固定されている。そし
て、前記移動用シリンダ66yのピストンロッド66r
の先端がハンド用架台66hの裏面中央に連結されてい
る。ここでハンド用架台66hは、図3に示されるよう
に、三本のハンド68を支持する横T字形の平板であ
り、その中心線が前記支持用シャフト66sの軸心と平
行になるように位置決めされている。そして各々のハン
ド68が、エキゾーストパイプWの集合部W2、分岐部
W1を把持できるように、円周方向において約 120°の
間隔で、ハンド用架台66hのT字形の先端部分に配置
されている。前記ハンド68は、図4に示されるよう
に、シリンダ部68sと把持部68hとから構成されて
おり、シリンダ部68sがピストンロッド68pを延出
する方向に作動されることによって、把持部68hが開
放される。また、前記シリンダ部68sがピストンロッ
ド68pを収納する方向に作動されることによって、把
持部68hが閉じられ、エキゾーストパイプWが把持さ
れる。前記ハンド用架台66hの裏面には、前記移動用
シリンダ66yと平行に筒状のガイド部材66tが二本
固定されている。一方、前記回動架台66kの側板66
mの内側には、前記移動用シリンダ66yと平行に二本
の円柱状のガイドロッド66uが固定されており、この
ガイドロッド66uが前記筒状のガイド部材66tの内
に摺動可能に収納されている。この構造により、前記移
動用シリンダ66yが作動されると、ハンド用架台66
hは回動架台66kの正面板66nに対して平行な状態
に保持されたまま接近あるいは離隔する。
【0013】前記パイプ支持架台66は、図1、図4、
図5、図6に示されるように、前記アーム64が回動開
始位置にある状態で、回動架台66kの正面板66n及
びハンド用架台66hがZ軸と平行になるように、前記
支持用シャフト66sによって支持されている。即ち、
前記アーム64が回動開始位置にある状態では、パイプ
支持架台66の移動用シリンダ66y及びハンド68
は、パイプ供給コンベア52a、52bの方向を指向し
ており、かつ、X軸と平行になるように位置決めされて
いる。そして、この状態で前記移動用シリンダ66yが
ピストンロッド66rを延出する方向に作動されると、
図1に示されるように、ハンド用架台66hが前記正面
板66nから離れて、パイプ供給コンベア52a、52
bに接近し、三本のハンド68の把持部68hが、第一
ストッパ54a,54b等によって位置決めされている
エキゾーストパイプWの位置まで到達する。そして、前
記ハンド68のシリンダ部68sが作動されることによ
って、前記エキゾーストパイプWはハンド68によって
把持される。なお、この状態で、前記アーム64と移動
用シリンダ66yの軸心とのなす角は、図6に示される
ように、γ°となる。
【0014】前記エキゾーストパイプWが前記ハンド6
8によって把持された状態で、第二ストッパ55a,5
5bのストッパ機能が解除され、前記移動用シリンダ6
6yがピストンロッド66rを収納する方向に作動され
ると、ハンド用架台66hが正面板66nに接近して、
エキゾーストパイプWが位置Aに位置決めされる。次
に、この状態で前記回動シリンダ65がピストンロッド
65rを収納する方向に駆動されると、図6に示される
ように、前記アーム64がシャフト62sの回りをコン
ベアの搬送方向(図1中右方向)に規定角度α°だけ回
動される。これによって前記アーム64に第二軸受け6
4j、短シャフト64s(図5、図6参照)を介して連
結されている第二歯車64wが、装置架台62に固定さ
れた第一歯車62wと嵌合しながら、その第一歯車62
wの回りを前記アーム64の動きにつれて右回りに公転
する。この過程で、前記第二歯車64wは軸心回りに右
方向、即ち、アーム64と同方向にβ°回動される。な
お、第二歯車64wの回動角度β°は、第二歯車64w
と第一歯車62wとの歯車比によって決まる。この結
果、前記第二歯車64wに短シャフト64sを介して連
結されている第二スプロケット64pも軸心回りに右方
向にβ°回動される。
【0015】ここで前記第二スプロケット64pは、前
述のように、パイプ支持架台66を回動させるための第
三スプロケット66pにチェーン67を介して連結され
ている。さらに、第二スプロケット64pと第三スプロ
ケット66pとは等しい歯数で製作されているため、第
二スプロケット64pが右方向にβ°回動されると、そ
の第二スプロケット64pとチェーン67、第三スプロ
ケット66pを介して連結されているパイプ支持架台6
6も右方向にβ°回動される。したがって前記パイプ支
持架台66は、回動開始位置から前記アーム64による
回動分 α°と、第三スプロケット66pによる回動分
β°との和、即ち、α°+β°だけ回動されることに
なる。ここで前記パイプ支持架台66の回動角度、即
ち、α°+β°は90°になるように、第一歯車62w、
第二歯車64w等の歯車比が設定されている。このため
前記ハンド68によって把持されて位置Aに位置決めさ
れたエキゾーストパイプWは、パイプ支持架台66によ
ってコンベアの搬送方向(図1中右回り)に90°回動さ
れて横置き状態、即ち、車体105に搭載される姿勢に
保持される。なお、図6における位置Eは、アーム64
がα°回動された時に、仮に、第三スプロケット66p
が回動されなかった時のパイプ支持架台66の位置であ
り、位置Fは、アーム64がα°回動された時に、第三
スプロケット66pが正規にβ°回動されたときのパイ
プ支持架台66の位置である。また、図7は、位置Aに
位置決めされた縦置き状態のエキゾーストパイプWが90
°回動されて横置き状態にされるまでの軌跡を表してい
る。このように、前記第一歯車62w、第二歯車64
w、第二スプロケット64p、第三スプロケット66p
およびチェーン67が本発明の架台回動機構に相当す
る。
【0016】次に、本実施例に係るエキゾーストパイプ
供給移載装置の機能説明を行う。図示されていない部品
組立て場で、作業員によって車体105に搭載される状
態にまで組み立てられたエキゾーストパイプWは、運搬
台車40に縦置きにして複数個並べられた状態で積載さ
れて、受入れ供給装置50の受入れ位置まで運搬され
る。ここで前記部品組立て場をエキゾーストパイプ供給
移載装置10とは別の位置に設けたのは、車両組立てラ
イン100横の設備スペースを必要最小限にするためで
ある。前記エキゾーストパイプWが運搬台車40によっ
て受入れ供給装置50の受入れ位置まで運搬されてくる
と、受入れ供給装置50の各々のパイプ供給コンベア5
2a,52bが作業員のボタン操作により同期して駆動
される。そして前記エキゾーストパイプWが、作業員に
よって受入れ供給装置50に押し込まれることにより、
エキゾーストパイプWは縦置きの状態のままで前記パイ
プ供給コンベア52a,52bに積載され、前記エキゾ
ーストパイプ反転装置60の方向に順番に搬送される。
【0017】そして、最初に搬送されたエキゾーストパ
イプWのメインマフラーWMが第一ストッパ54a,5
4bのストッパ部54rに当接すると、各々のエキゾー
ストパイプWが前に位置するエキゾーストパイプWに当
接して、パイプ供給コンベア52a,52bの搬送方向
に並んだ状態で位置決めされる。そしてパイプ供給コン
ベア52a,52bが停止される。次に、第一ストッパ
54a,54bのストッパ機能が解除されて、再び、パ
イプ供給コンベア52a,52bが駆動される。これに
よって、前記パイプ供給コンベア52a,52bの搬送
方向に並んだエキゾーストパイプWは、図1に示される
ように、先端のエキゾーストパイプWのメインマフラー
WMが第二ストッパ55a,55bのストッパ部55r
に当接するまで移動する。そして、この状態で、パイプ
供給コンベア52a,52bが停止され、前記第一スト
ッパ54a,54bのストッパ部54rが再び延出され
る。これによって、先端のエキゾーストパイプWが一台
だけ第一ストッパ54a,54bと第二ストッパ55
a,55bとの間に位置決めされる。
【0018】次に、エキゾーストパイプ反転装置60の
パイプ支持架台66に設けられた移動用シリンダ66y
がピストンロッド66rを延出する方向に作動されて、
三本のハンド68の把持部68hが第一ストッパ54
a,54b等によって位置決めされているエキゾースト
パイプWの位置まで到達する。そして、前記ハンド68
のシリンダ部68sが作動されることによって、前記エ
キゾーストパイプWはハンド68によって把持される。
この状態で、第二ストッパ55a,55bのストッパ機
能が解除され、前記移動用シリンダ66yがピストンロ
ッド66rを収納する方向に作動されることにより、前
記エキゾーストパイプWが位置Aに位置決めされる。次
に、前記エキゾーストパイプ反転装置60の回動シリン
ダ65がピストンロッド65rを収納する方向に駆動さ
れると、前記アーム64がシャフト62sの回りをコン
ベアの搬送方向(図1中右方向)にα°だけ回動され、
さらに前述のように、前記パイプ支持架台66が支持用
シャフト66sの軸心回りにβ°だけ回動される。これ
によって、前記パイプ支持架台66は回動開始位置から
(α°+β°)= 90 °回動される。この結果、このパ
イプ支持架台66のハンド68によって把持されている
エキゾーストパイプWが、図7に示されるように、縦置
き状態から車体105に搭載される姿勢、即ち、横置き
状態まで回動される。
【0019】前記エキゾーストパイプWの回動が完了す
ると、ハンド68が開放されて、前記エキゾーストパイ
プWは図示されていない移載装置によって上昇され、さ
らにコンベアの搬送方向(X軸方向)に水平に移動され
て、車両組立てライン100のリフター装置110に移
載される。そして、前記リフター装置110に載置され
たエキゾーストパイプWは、このリフター装置110に
よって上昇され、予め決められた手順に従って車体10
5に搭載される。このように本実施例に係るエキゾース
トパイプ供給移載装置10によると、パイプ供給コンベ
ア52a,52bは、複数個のエキゾーストパイプWを
縦置きにして並べた状態で積載する構造であるため、従
来のように横置きの状態で積載する方式に比べて、その
コンベア長を短くすることができる。また、エキゾース
トパイプ反転装置60は第一歯車62w、第二歯車64
w、第二スプロケット64p、第三スプロケット66p
およびチェーン67からなる架台回動機構を備えている
ため、アーム64をα°(α°<90°)回動させること
により、パイプ支持架台66を 90 °回動させることが
できる。このため、前記アーム64を 90 °回動させる
場合に比べて、アーム64の回動に必要とされる高さ方
向のスペース及び、長さ方向のスペースが小さくで済
む。したがって、前記エキゾーストパイプWの回動軌跡
も、図7に示されるように、極力狭い範囲内に収められ
る。
【0020】
【発明の効果】本発明によると、エキゾーストパイプ供
給移載装置の小型化を図ることができるため、設備スペ
ースの有効利用を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】エキゾーストパイプ供給移載装置と車両組立て
ラインとの位置関係を表す側面図である。
【図2】図1のII-II 矢視図である。
【図3】エキゾーストパイプ回動装置の正面図である。
【図4】図3のIV-IV 矢視図である。
【図5】エキゾーストパイプ回動装置の側面図である。
【図6】エキゾーストパイプ回動装置の側面図である。
【図7】エキゾーストパイプの回動軌跡である。
【図8】従来のエキゾーストパイプ供給移載装置と車両
組立てラインとの位置関係を表す平面図である
【符号の説明】
W エキゾーストパイプ 10 エキゾーストパイプ供給移載装置 52a,52b パイプ供給コンベア 54a,54b 第一ストッパ 55a,55b 第二ストッパ 62w 第一歯車(架台回動機構) 64 アーム 64w 第二歯車(架台回動機構) 64p 第二スプロケット(架台回動機構) 65 回動シリンダ(アーム回動機構) 66 パイプ支持架台 66p 第三スプロケット(架台回動機構) 67 チェーン(架台回動機構)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 幅広のエキゾーストパイプを車両組立て
    ライン横の所定位置まで順番に搬送し、所定位置に到達
    したそのエキゾーストパイプを車体に搭載される姿勢
    で、車両組立てラインのリフター装置に移載するエキゾ
    ーストパイプ供給移載装置において、 前記エキゾーストパイプを縦置きにして複数個並べた状
    態で、そのエキゾーストパイプを並べた順番に前記所定
    位置まで搬送するパイプ供給コンベアと、 前記パイプ供給コンベアによって所定位置まで搬送され
    た前記エキゾーストパイプを把持して支えるパイプ支持
    架台と、 前記パイプ支持架台が所定方向に回動できるように、そ
    のパイプ支持架台を支持するアームと、 前記アームを所定方向に回動させるアーム回動機構と、 前記アームが前記アーム回動機構によって回動される際
    の回動力で、前記パイプ支持架台を前記アームの回動方
    向と同じ方向に回動させる架台回動機構とを有し、 前記アームが所定方向に規定角度だけ回動され、かつ、
    その回動力によって前記架台回動機構が作動されること
    によって、前記パイプ支持架台は、把持された前記エキ
    ゾーストパイプが縦置きの状態から前記車体に搭載され
    る姿勢になるまで回動されることを特徴とするエキゾー
    ストパイプ供給移載装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006108516A1 (de) 2005-04-14 2006-10-19 Kuka Schweissanlagen Gmbh Zuführeinrichtung und zuführverfahren für mechanische bauteile
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