JPH0626306A - 蒸気タービン用蒸気弁の駆動装置 - Google Patents

蒸気タービン用蒸気弁の駆動装置

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JPH0626306A
JPH0626306A JP18143792A JP18143792A JPH0626306A JP H0626306 A JPH0626306 A JP H0626306A JP 18143792 A JP18143792 A JP 18143792A JP 18143792 A JP18143792 A JP 18143792A JP H0626306 A JPH0626306 A JP H0626306A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 蒸気タービン用蒸気弁の駆動装置において、
たとえ大口径のピストンサイズとなっても、従来と同様
の閉速度を有し、信頼性が高く、かつ、構造的にも簡素
化した蒸気タービン用蒸気弁の駆動装置を提供すること
を目的とする。 【構成】 蒸気タービンに流入する蒸気流量を加減する
蒸気弁の駆動装置の制御系統において、逆止め弁構造の
パイロット制御弁と、非常油制御用の急速作動電磁弁と
を組合わせて使用することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、火力または原子力発電
プラント等の蒸気タービンにおいて用いられる蒸気弁の
駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】火力発電プラントや原子力発電プラント
等で使用される蒸気タービンにおいては、蒸気タービン
に流入する蒸気流量を加減するため、蒸気弁が使用され
る。この蒸気弁は、通常、油圧系統を利用した駆動装置
によって開閉制御される。
【0003】従来の代表的な蒸気弁の制御系統図を図3
に示す。同図において、蒸気タービンに付属された蒸気
弁1は、通常時は蒸気流量を負荷に応じて加減し、蒸気
タービンの回転数を制御するものであるが、緊急の場合
には、蒸気タービンの回転上昇を防止するために、急閉
動作して蒸気タービンに流入する蒸気を遮断する等、そ
の弁動作速度が厳しく要求されるものである。
【0004】図3において、蒸気弁1はレバー2を介し
て油筒ピストン3に結合されている。ピストン3はバネ
4の荷重によって下側に押し付けられ、その結果、蒸気
弁1は全閉状態に保持されている。バネ4とピストン3
との途中から引き出されたロッド3aには、弁開度を検
出するためのリミットスイッチ5や、位置制御のフィ−
ドバック信号を得るための差動トランス6が接続されて
いる。ピストン3の下部に油圧が供給されると、それに
伴ってピストン3が上昇し、蒸気弁1の開動作を行う。
【0005】次に、ピストン3の下部供給油の系統につ
いて説明する。非常油は、急速作動電磁弁(以下、FA
SVと記す。)7を介して、ピストン3の下部に設置さ
れたディスクダンプ弁8部分に供給されると共に、オリ
フィス9を介して遮断弁10(以下、SOVと記す。)
にも供給されている。一方、制御油はSOV10を介し
てサーサボ電磁弁11に供給され、やがてピストン下部
へと給油される系統となっている。
【0006】なお、前記したFASV7、SOV10お
よびサーボ電磁弁11は、図4に示すように、ディスク
ダンプ弁8を支持するブロック12の側面に設置されて
いる。また、12aはドレンブロックを示している。
【0007】上述のような構成の蒸気弁制御系統におい
て、蒸気タービン(図示せず)がリセットすると、非常
油が確立し、無励磁状態のFASV7を介してディスク
ダンプ弁8下部に供給されるため、ディスクダンプ弁8
は非常油圧により上方に押しつけられ、ピストン3下部
の油路系統がリセット状態となる。同時に、非常油はS
OV10にも供給されているので、SOV10は内蔵の
バネに逆行して作動し、制御油はサーボ電磁弁11直前
まで到達する。
【0008】この状態で、サーボ電磁弁11のa側のソ
レノイドが励磁されると、その励磁期間だけ、制御油は
サーボ電磁弁11を介してピストン3下部に供給され
る。その結果、ピストン3および蒸気弁1は開弁方向に
作動する。その後、サーボ電磁弁11のb側のソレノイ
ドを励磁すると、ピストン3の下部油圧はサーボ電磁弁
11を介してドレンに排出されるため、閉弁方向に動作
することになる。
【0009】緊急時には、FASV7が励磁状態とな
り、非常油を遮断してディスクダンプ弁8下部への供給
を断つため、ディスクダンプ弁8下部の油圧が無くな
り、ディスクダンプ弁8は開され、ピストン3下部に供
給されていた制御油はドレンへ急速に排出される。ま
た、FASV7が励磁状態になると、SOV10に供給
されていた非常油も遮断されるため、SOV10は内蔵
のバネにより作動し、サーボ電磁弁11への制御油の供
給を遮断する。この動作により、油路系統からの油はピ
ストン3下部への供給を断たれることになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、緊急時
における蒸気弁1の急閉動作はディスクダンプ弁8の急
開にてなされるが、ディスクダンプ弁8は弁体が円板状
であり、ピストン3下部の油圧を支えるために、ブロッ
ク12との間のシール面積が大きく、面タッチであるこ
とから、シール部のあたり(平行度、平面度)を出すこ
とが非常に困難である。また、ディスクダンプ弁8は、
その構造上、駆動装置の下部に設置せざるを得ないが、
ブロック12には、FASV7、SOV10及びサーボ
電磁弁11の他、それらの接続油路をも設けなければな
らず、これらの加工は非常に複雑で、困難なものであっ
た。
【0011】本発明は、上述した蒸気弁駆動装置の構造
上の問題点を改善すべくなされたもので、蒸気タービン
用主要蒸気弁駆動装置において、たとえ大口径のピスト
ンサイズとなっても、従来と同様の閉速度を有し、信頼
性が高く、かつ、構造的にも簡素化した蒸気タービン用
蒸気弁の駆動装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の蒸気タービン用
蒸気弁の駆動装置は、蒸気タービンに流入する蒸気流量
を加減する蒸気弁の駆動装置の制御系統において、逆止
め弁構造のパイロット制御弁と、非常油制御用の急速作
動電磁弁とを組合わせて使用することを特徴とするもの
である。
【0013】
【作用】上記構成の本発明においては、従来の面タッチ
のディスクダンプ弁に替え、周タッチのパイロット制御
弁を使用するため、構造的に簡素化され、信頼性の高い
蒸気弁駆動装置が得られる。
【0014】
【実施例】次に、図1および図2を参照しながら本発明
の実施例を説明する。なお、これらの図において、図3
および図4におけると同一部分には同一符号を付し、そ
れらの説明は省略する。
【0015】図1において、図3に示す従来系統図との
相違点は、従来のディスクダンプ弁8に替えてパイロッ
ト制御弁(通常閉)13を使用し、またSOV10に替
えて、パイロット制御弁(通常開)14と、その切換え
操作を行う切換弁15を備えた点である。
【0016】パイロット制御弁14と切換弁15は図2
に示すように、構造的に一体式とされており、FASV
7およびサーボ電磁弁11とともに、マニホールド化し
たドレンブロック12aの側壁に整然と取付けられてい
る。また、パイロット制御弁13は、ピストン3下部の
油路系統を開閉できるよう、ドレンブロック12aの側
壁に取付けられている。
【0017】次に、上記構成の本発明装置の作動につい
て説明する。図1において、非常油は、FASV7を介
して、ピストン3の下部側面に設置されたパイロット制
御弁13に供給されるとともに、オリフィス9を介し
て、パイロット制御弁14と一体構成の切換弁15にも
供給されている。一方、制御油はパイロット制御弁14
を介してサーボ電磁弁11に供給され、やがてピストン
下部3へ供給されるとともに、切換弁15にも供給され
ている。
【0018】いま、蒸気タービン(図示せず)がリセッ
トすると、非常油が確立し、無励磁状態のFASV7を
介してパイロット制御弁13に供給されるため、パイロ
ット制御弁13は内蔵したバネと非常油圧により閉鎖さ
れ、ピストン3下部の油路系統がリセット状態となる。
このパイロット制御弁13は逆止め弁構造であり、シー
ル方法は周シール(線接触)であり、完全なシールが容
易に実現できる。
【0019】また、非常油は切り換え弁15にも供給さ
れており、他方から供給される制御油をブロックし、パ
イロット制御弁14を常に内蔵バネにより開させている
ため、制御油はサーボ電磁弁11直前まで到達してい
る。
【0020】その後の開弁、閉弁動作は従来と同様であ
る。即ち、緊急時には、FASV7が励磁状態となり、
非常油圧を遮断してパイロット制御弁13への供給を断
つため、ピストン3下部の油圧によりパイロット制御弁
13が開され、ピストン3下部に供給されていた制御油
は急速にドレンへ排出される。それと同時に、切換弁1
5に供給されていた非常油も遮断されるため、他方から
供給されている制御油がパイロット制御弁14の反シー
ト面側に供給され、パイロット制御弁14は閉し、サー
ボ電磁弁11への制御油の供給を遮断する。
【0021】以上説明したように、本発明においては、
従来のディスクダンプ弁に替えて、逆止め弁構造のパイ
ロット制御弁を使用しているので、通常の制御状態およ
び緊急時の急速全閉動作においても従来と同等の特性を
示す。しかも、パイロット制御弁を含む構成機器をドレ
ンブロックに設置したため、駆動装置の構造を大幅に簡
素化できる。また、構成機器をドレンブロック単体に集
結させたことにより、構成機器のみの単独での作動確認
試験が可能になる。これは駆動装置の新製時あるいはメ
ンテナンス時に有効なものとなる。
【0022】また運転中の不具合発生により、ディスク
ダンプ弁部分の点検が必要となった場合、従来では大掛
かりな分解が必要で、清浄度を上げている各機器内部へ
の異物混入の恐れがあったが、本発明によれば、油回路
の開口部はドレンブロックだけの分解となるため異物混
入の危険性は低減し、信頼性の大幅な向上が期待でき
る。
【0023】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、従来と
同様の閉速度を有し、信頼性が高く、かつ、構造的にも
簡素化した蒸気タービン用蒸気弁の駆動装置を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の蒸気タービン用蒸気弁の駆動装置の実
施例を示す制御系統図。
【図2】本発明装置における構成機器の配置例を示す縦
断面図。
【図3】従来の蒸気タービン用蒸気弁の駆動装置を例示
する制御系統図。
【図4】従来の蒸気タービン用蒸気弁の駆動装置におけ
る構成機器の配置例を示す縦断面図。
【符号の説明】
1…蒸気弁、 2…レバー、 3…ピストン、 3a…
ロッド、 4…バネ、5…リミットスイッチ、 6…差
動トランス、 7…FASV(急速作動電磁弁)、 8
…ディスクダンプ弁、 9…オリフィス、 10…SO
V(遮断弁)、11…サーボ電磁弁、 12…ブロッ
ク、 12a…ドレンブロック、13…パイロット制御
弁(常閉)、 14……パイロット制御弁(常開)、1
5……切換弁。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蒸気タービンに流入する蒸気流量を加減
    する蒸気弁の駆動装置の制御系統において、逆止め弁構
    造のパイロット制御弁と、非常油制御用の急速作動電磁
    弁とを組合わせて使用することを特徴とする蒸気タービ
    ン用蒸気弁の駆動装置。
JP4181437A 1992-07-09 1992-07-09 蒸気タービン用蒸気弁の駆動装置 Expired - Lifetime JP3020735B2 (ja)

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