JPH06262961A - 自動定速走行装置 - Google Patents

自動定速走行装置

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JPH06262961A
JPH06262961A JP5090093A JP5090093A JPH06262961A JP H06262961 A JPH06262961 A JP H06262961A JP 5090093 A JP5090093 A JP 5090093A JP 5090093 A JP5090093 A JP 5090093A JP H06262961 A JPH06262961 A JP H06262961A
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JP
Japan
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signal
cancel
vehicle speed
relay
actuator
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Application number
JP5090093A
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English (en)
Inventor
Eisaku Hori
栄 作 堀
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Jidosha Denki Kogyo KK
Original Assignee
Jidosha Denki Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡略な素子の組み合わせによりキャンセルホ
ールド回路を構成することにより回路を簡素化すること
ができる自動定速走行装置を提供する。 【構成】 キャンセルホールド回路6に、ベースがリレ
ーRL1の常開固定接点RL1−3に接続され且つコマ
ンドスイッチ9に接続されているとともにコレクタがリ
レー駆動用トランジスタTr1のベースに接続されたキ
ャンセルホールド用トランジスタTr2を備えた自動定
速走行装置1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば自動車の走行
速度を予め設定した値に自動的に保持することによりア
クセルペダルを操作しなくても設定した車速で走行させ
るのに利用される自動定速走行装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の走行速度を予め設定した値に自
動的に保持する自動定速走行装置として実開平2−20
0536号公報に記載されたものが知られている。
【0003】上記の公報に記載された自動定速走行装置
において、クルーズ走行中にブレーキペダルの操作によ
りブレーキスイッチがオン状態となると、マイクロコン
ピュータがブレーキの操作を認識してキャンセル信号を
発生する。このキャンセル信号によりアクチュエータの
駆動がオフされるためクルーズは中止される。ブレーキ
ペダルの操作をおこなった後に車両が所定の速度以下に
なっていない状態で、コマンドスイッチのリジュームボ
タンが押されなければキャンセルホールド回路によって
アクチュエータの駆動をオフの状態に保持しアクチュエ
ータを駆動させない。
【0004】
【従来の問題点】ところが、上記した従来の自動定速走
行装置では、ブレーキスイッチのオン状態の認識および
キャンセル信号が発生した後にコマンドスイッチのリジ
ュームボタンが押されたことの認識をコントローラのプ
ログラムで処理してキャンセルホールド回路に信号を転
送する構造であったため、前記認識のロジックを構成す
るのにコントローラのプログラムが複雑になる可能性を
有するという問題点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】発明が解決しようとす
る課題は、キャンセルホールド回路に転送する信号をソ
フトのプログラムで処理すると、複雑なプログラムが必
要となる点である。
【0006】
【発明の構成】
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる自動定
速走行装置は、複雑なプログラムを組む必要がないよう
にするため、キャンセルホールド回路に、ベースがリレ
ーの常閉固定接点に接続され且つコマンドスイッチに接
続されているとともにコレクタをリレー駆動用トランジ
スタのベースに接続されたキャンセルホールド用トラン
ジスタを備えた構成としたことを特徴としており、簡略
な組み合わせの素子によりキャンセルホールド回路を構
成することで回路を簡素化することができる自動定速走
行装置を提供することを目的とする。
【0008】
【作用】この発明に係わる自動定速走行装置において、
キャンセルホールド用トランジスタはリレーの可動接点
が常閉固定接点に切換えられているときにオンしてリレ
ー駆動用トランジスタに対してベース電流を流さないよ
うにする機能を有する。それ故、キャンセルホールド用
トランジスタがオフしないかぎり、リレー駆動用トラン
ジスタはオンせずにリレーコイルの通電経路は形成され
ず、コマンドスイッチのオンに同期してキャンセルホー
ルド用トランジスタがオフすることによりリレー駆動用
トランジスタがオンしてリレーコイルの通電経路を形成
するので、キャンセルホールド回路のための複雑なロジ
ックを有するプログラムを組み込む必要がない。
【0009】
【実施例】以下、この発明に係わる自動定速走行装置の
一実施例を図1および図2に基づいて説明する。
【0010】図示する自動定速走行装置1は主として車
速記憶手段2、オン信号発生手段3、オフ信号発生手段
4、アクチュエータ用スイッチング部5、キャンセルホ
ールド回路6がコントローラ20に備えられており、こ
のコントローラ20に車速センサ7、キャンセル信号発
生手段8、コマンドスイッチ9、アクチュエータ10が
接続されている。車速記憶手段2とオン信号発生手段3
とオフ信号発生手段4はコントローラ20内のマイクロ
コンピュータ21に備えられている。
【0011】車速センサ7は速度メータに装着されてお
り、車両が走行中に実車速に比例した車速信号(パルス
信号)を発生し、発生した車速信号は図示しないインタ
ーフェイス回路を介しマイクロコンピュータ21に転送
される。
【0012】キャンセル信号発生手段8は図示しないフ
ートブレーキに装着されたブレーキスイッチであって、
前記フートブレーキの操作を行うことによりオン切換え
してキャンセル信号を発生する。このキャンセル信号発
生回路8よりのキャンセル信号は図示しないインターフ
ェイス回路を介しマイクロコンピュータ21に転送され
る。
【0013】コマンドスイッチ9は図示しないステアリ
ングコラム上に配置してあり、セットスイッチ部、リジ
ュームスイッチ部、アクセラレートスイッチ部、キャン
セルスイッチ部が備えられている。コマンドスイッチ9
は前記セットスイッチ部がオン切換されるとクルーズ指
令信号を発生して図示しないインターフェイス回路を介
し前記クルーズ指令信号をマイクロコンピュータ21に
転送し、前記リジュームスイッチ部がオン切換されると
減速指令であるリジューム信号を発生して前記インター
フェイス回路を介し前記リジューム信号をマイクロコン
ピュータ21に転送し、前記アクセラレートスイッチ部
がオン切換されると加速指令であるアクセラレート信号
を発生して前記インターフェイス回路を介し前記アクセ
ラレート信号をマイクロコンピュータ21に転送し、前
記キャンセルスイッチ部がオン切換されると中止指令で
あるクルーズ中止信号を発生して前記インターフェイス
回路を介し前記クルーズ中止信号をマイクロコンピュー
タ21に転送する。
【0014】アクチュエータ10は電源端子10aより
入力された電源によりアクチュエータ10に内蔵した図
示しないモータが回転することによって出力部10bを
出力作動させる。このアクチュエータ10は図示しない
エンジンルーム内でエンジンのスロットルバルブ30に
前記出力部10bが連結されており、この出力部10b
が出力作動を行うことによりスロットルバルブ30を開
側に駆動させる。前記電源端子10aはコントローラ2
0内のアクチュエータ用スイッチング部5に接続されて
いる。
【0015】コントローラ20に備えられた車速記憶手
段2は、車両が走行中にコマンドスイッチ9のセットス
イッチ部がオン切換されることによってクルーズ指令信
号が転送されると、そのときに車速センサ7から転送さ
れている車速信号(実車速信号)のデータを記憶する。
この車速記憶手段2によって記憶されたデータはマイク
ロコンピュータ21により演算処理される。
【0016】コントローラ20に備えられた前記オン信
号発生手段3は、出力側がマイクロコンピュータ21に
備えられた出力端子21aに接続されており、クルーズ
走行中に前記車速記憶手段2によって記憶された車速デ
ータとそのとき車速センサ7から転送される車速データ
とをマイクロコンピュータ21が比較演算した結果に基
づいてその結果の数値がマイナスであるときに前記出力
端子21aからオン信号を発生するとともに、前記コマ
ンドスイッチ9よりのクルーズ指令信号、アクセラレー
ト信号によりマイクロコンピュータ21が演算処理した
時間でマイクロコンピュータ21の出力端子21aから
オン信号を発生する。
【0017】コントローラ20に備えられたオフ信号発
生手段4は、出力側がマイクロコンピュータ21の出力
端子21aに接続されており、クルーズ走行中に前記車
速記憶手段2によって記憶された車速データとそのとき
車速センサ7から転送される車速データとをマイクロコ
ンピュータ21が比較演算した結果に基づいてその結果
の数値がプラスであるときに前記出力端子21aからオ
フ信号を発生するとともに、前記コマンドスイッチ9よ
りのリジューム信号、クルーズ中止信号によりマイクロ
コンピュータ21が演算処理した時間で出力端子21a
からオフ信号を発生し、また、キャンセル信号発生手段
8よりのキャンセル信号によりオフ信号を発生させる。
【0018】ここで、マイクロコンピュータ21は車両
が走行中にコマンドスイッチ9のセットスイッチ部がオ
ン切換されることによりクルーズ指令信号が転送される
と、車速記憶手段2が記憶した車速信号のデータを演算
処理することによって得た時間でオン信号発生手段3を
介し出力端子21aからオン信号を発生してクルーズ走
行を開始させる。このオン信号はアクチュエータ用スイ
ッチング部5に備えられたリレー駆動用トランジスタT
r1をオンさせるためのトリガである。
【0019】また、マイクロコンピュータ21はクルー
ズ走行中に車速センサ7から転送されてくる車速信号
(実車速信号)のデータと車速記憶手段2が記憶した車
速信号のデータとの差を随時演算処理することによって
得た時間でオン信号発生手段3またはオフ信号発生手段
4を介し出力端子21aからオン信号またはオフ信号を
発生させて実車速を設定車速にマッチングさせる。
【0020】そして、マイクロコンピュータ21はクル
ーズ走行中にコマンドスイッチ9のアクセラレートスイ
ッチ部がオン切換されると、このアクセラレートスイッ
チ部がオン切換されている時間に対応してアクセラレー
ト信号が転送されるので、アクセラレート信号に対応し
てオン信号発生手段2を介し出力端子21aからオン信
号を発生させる。アクセラレートスイッチ部がオン切換
えされてからオフ切換され、オフ切換えされたときに車
速センサ2から転送されていた車速信号のデータは車速
記憶手段2により記憶され、増速されたクルーズ走行を
行わせ、車速センサ7から転送されてくる車速信号(実
車速信号)のデータと今回記憶された車速信号のデータ
との差を随時演算処理することによって得た時間でオン
信号発生手段3またはオフ信号発生手段4を介し出力端
子21aからオン信号またはオフ信号を発生させる。
【0021】そしてまた、マイクロコンピュータ21は
クルーズ走行中にコマンドスイッチ9のリジュームスイ
ッチ部がオン切換されると、このリジュームスイッチ部
がオン切換されている時間に対応してリジューム信号が
転送されるので、リジューム信号に対応してオフ信号発
生手段4を介し出力端子21aからオフ信号を発生させ
てクルーズを一旦中止させる。このとき、前記リジュー
ムスイッチ部がオン切換えされてからオフ切換される
と、前記車速記憶手段2により前回記憶した車速信号の
データに基づいてオン信号発生手段3を介し出力端子2
1aからオン信号を発生させて車両を前回設定した車速
に復帰させてクルーズ走行させる。
【0022】そしてさらに、マイクロコンピュータ21
はクルーズ走行中にコマンドスイッチ9のキャンセルス
イッチ部がオン切換されると、クルーズ中止信号が転送
されるため、前回記憶した車速信号のデータは記憶した
ままで、オフ信号発生手段4を介し出力端子21aから
オフ信号を発生させてクルーズ走行を中止させる。
【0023】さらにまた、マイクロコンピュータ21は
クルーズ走行中にフートブレーキの操作が行われること
によってキャンセル信号発生手段8からキャンセル信号
が転送されると、車速記憶手段2により前回記憶した車
速信号のデータを記憶したままで、オフ信号発生手段4
を介し出力端子21aからオフ信号を発生させて車両を
減速させるとともに、キャンセル信号発生手段8からキ
ャンセル信号が転送された後にコマンドスイッチ9のリ
ジュームスイッチ部がオン切換えされると、車速記憶手
段2により前回記憶した車速データに基づいてオン信号
発生手段3を介し出力端子21aからオン信号を発生さ
せて車両を前回設定した車速に復帰させてクルーズ走行
させる。
【0024】コントローラ20に備えられたアクチュエ
ータ用スイッチング部5は、リレー駆動用トランジスタ
Tr1、リレーRL1、抵抗器r1、抵抗器r2から構
成されており、マイクロコンピュータ21の出力端子2
1aに抵抗器r1の一端が接続され、この抵抗器r1の
他端にエミッタ接地のリレー駆動用トランジスタTr1
のベース、一端が接地された抵抗器r2の他端が接続さ
れている。リレー駆動用トランジスタTr1のコレクタ
はリレーRL1に備えられたリレーコイルRL1−1の
一端に接続され、このリレーコイルRL1−1の他端は
リレーRL1の可動接点RL1−2、電源Vccに接続
されている。リレーRL1の常開固定接点RL1−3は
コントローラ20に備えられた出力端子20aを介して
アクチュエータ10の電源端子10aに接続され、リレ
ーRL1の常閉固定接点RL1−4は後述するキャンセ
ルホールド回路6の入力側に接続されている。
【0025】アクチュエータ用スイッチング部5は、マ
イクロコンピュータ21の出力端子21aの立上がりに
よってリレー駆動用トランジスタTr1がオンすること
でリレーRL1のリレーコイルRL1−1に通電経路を
形成する。リレーコイルRL1−1は通電によって励磁
されると可動接点RL1−2を常閉固定接点RL1−4
から常開固定接点RL1−3に切換えるので、アクチュ
エータ10に通電経路を形成させてアクチュエータ10
を駆動させる。
【0026】一方、キャンセルホールド回路6はキャン
セルホールド用トランジスタTr2、抵抗器r3、抵抗
器r4から構成されており、エミッタ接地のキャンセル
ホールド用トランジスタTr2のベースは一端が接地さ
れた抵抗器r3の他端に接続されているとともに抵抗器
r4を介して前記アクチュエータ用スイッチング部5に
備えられたリレーRL1の常閉固定接点RL1−4、コ
ントローラ20に備えられた入力端子20bを介してコ
マンドスイッチ9に接続されている。キャンセルホール
ド用トランジスタTr2のコレクタは前記アクチュエー
タ用スイッチング部5に備えられた抵抗器r1の他端と
抵抗器r2の一端との接続点に接続され、リレー駆動用
トランジスタTr1のベースに接続されている。
【0027】キャンセルホールド回路6はアクチュエー
タ用スイッチング部5に備えられた可動接点RL1−2
が常閉固定接点RL1−4に接続されているときコマン
ドスイッチ9のセットスイッチ部のオン切換えに同期し
てキャンセルホールド用トランジスタTr2がオンする
ため、アクチュエータ用スイッチング部5がオフの状態
すなわちリレー駆動用トランジスタTr1がオフでリレ
ーRL1のリレーコイルRL1−1が消磁しているとき
はリレー駆動用トランジスタTr1をオフさせたままと
することでアクチュエータ用スイッチング部5のオフ状
態を保持する機能を有する。
【0028】このような構造を有する自動定速走行装置
1は図2に示すタイムチャートに基づいて動作する。な
お、ここではキャンセルホールド回路6の動作を主とし
て説明する。
【0029】車両が走行中にコマンドスイッチ9のセッ
トスイッチ部がオフ切換えされている状態で、リレーR
L1の可動接点RL1−2は常閉固定接点RL1−4側
に復帰している。
【0030】そこで、コマンドスイッチ9のセットスイ
ッチ部がオン切換えされると、クルーズ指令信号がマイ
クロコンピュータ21に転送されるため、そのときに車
速センサ7から転送されている車速信号が車速記憶手段
2により記憶され、マイクロコンピュータ21により車
速記憶手段2が記憶した車速信号のデータを演算処理す
ることによって得た時間でオン信号発生手段3を介し出
力端子21aからオン信号が発生する。出力端子21a
からオン信号が発生されることでアクチュエータ用スイ
ッチング部5のリレー駆動用トランジスタTr1にトリ
ガが与えられるため、リレー駆動用トランジスタTr1
はオンし、リレーRL1のリレーコイルRL1−1に通
電経路を形成させるため、リレーコイルRL1−1は励
磁されて可動接点RL1−2を常閉固定接点RL1−4
から常開固定接点RL1−3に切換える。
【0031】リレーRL1の可動接点RL1−2が常開
固定接点RL1−3に切換わることによりアクチュエー
タ10の電源端子10aに電流が流れるため、アクチュ
エーテタ10のモータが起動して出力部10bを出力作
動させ、スロットルバルブ30を前記演算結果に基づい
た時間で開側に駆動させて保持することで、設定した車
速によりクルーズ走行を行う。
【0032】クルーズ走行中に車両が上り坂等にさしか
かって実車速が設定車速よりも低くなると、車速記憶手
段2によって記憶された車速データとそのとき車速セン
サ7から転送される車速データとの比較演算の結果がマ
イナスの数値となるため、その数値に基づいてマイクロ
コンピュータ21により出力端子21aを介しオン信号
発生手段3からのオン信号が転送されて車両を設定車速
にマッチングさせるように増速させる。
【0033】また、クルーズ走行中に車両が下り坂等に
さしかかって実車速が設定車速よりも高くなると、車速
記憶手段2によって記憶された車速データとそのとき車
速センサ7から転送される車速データとの比較演算の結
果がプラスの数値となるため、その数値に基づいてマイ
クロコンピュータ21により出力端子21aを介しオフ
信号発生手段4からのオフ信号が転送されて車両を設定
車速にマッチングさせるように減速させる。
【0034】そして、クルーズ走行中にA位置において
フートブレーキの操作が行われると、キャンセル信号発
生手段8からマイクロコンピュータ21にキャンセル信
号が転送されるため、車速記憶手段2により前回記憶し
た車速信号のデータを記憶したままで、オフ信号発生手
段4を介し出力端子21aからオフ信号を発生させる。
【0035】オフ信号の発生によりマイクロコンピュー
タ21の出力端子21aは立ち下がり、リレー駆動用ト
ランジスタTr1はカットオフされるため、リレーRL
1のリレーコイルRL1−1は消磁され、リレーRL1
の可動接点RL1−2は常閉固定接点RL1−4に復帰
するので、アクチュエータ10はオフして出力部10b
によるスロットルバルブ30の駆動を中止してクルーズ
走行は中止される。
【0036】このとき、リレーRL1の可動接点RL1
−2が常閉固定接点RL1−4に復帰すると、キャンセ
ルホールド回路6は電源Vcc→リレーRL1の可動接
点RL1−2→リレーRL1の常閉固定接点RL1−4
→抵抗器r4→抵抗器r3→アースのアース回路が形成
されるため、キャンセルホールド用トランジスタTr2
がオンする。このキャンセルホールド用トランジスタT
r2のオンによってアクチュエータ用スイッチング部5
のリレー駆動用トランジスタTr1をオンできない状態
としてキャンセルホールドし、リレーRL1のリレーコ
イルRL1−1の励磁すなわちアクチュエータ10の駆
動を電気的に阻止する。また、このキャンセルホールド
により万が一、マイクロコンピュータ21が作動不良を
起こして出力端子21aからオン信号が発生したとして
も、リレー駆動用トランジスタTr1はオンすることは
なく、アクチュエータ10の駆動停止が保障される。
【0037】フートブレーキの操作がB位置で中止され
ると、キャンセル信号発生手段8からのキャンセル信号
はマイクロコンピュータ21に転送されなくなり、その
後に、コマンドスイッチ9のセットスイッチ部がC位置
においてオン切換えされると、キャンセルホールド回路
6のキャンセルホールド用トランジスタTr2はカット
オフされる。キャンセルホールド用トランジスタTr2
がオフすることでアクチュエータ用スイッチング部5の
リレー駆動用トランジスタTr1はキャンセルホールド
を解除され、コマンドスイッチ9のオン切換えによって
マイクロコンピュータ21により車速記憶手段2が前回
記憶した車速データに基づいて演算した時間でオン信号
発生手段3を介して出力端子21aからオン信号を発生
させるため、リレー駆動用トランジスタTr1はオン
し、リレーRL1のリレーコイルRL1−1をD位置で
励磁させることでアクチュエータ10を前記時間に対応
した時間で作動させるので、スロットルバルブ30を開
側に駆動させて車両を前回設定した車速まで増速したう
えでクルーズ走行を再開させるものとなる。
【0038】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明に係
わる自動定速走行装置は、キャンセルホールド回路に、
ベースがリレーの常開固定接点に接続され且つコマンド
スイッチに接続されているとともにコレクタがリレー駆
動用トランジスタのベースに接続されたキャンセルホー
ルド用トランジスタを備えた構成としたことから、キャ
ンセルホールド用トランジスタがオフしないかぎり、リ
レー駆動用トランジスタをオンさせることはできず、リ
レーコイルの通電経路は形成されず、コマンドスイッチ
のオンに同期してキャンセルホールド用トランジスタが
オフすることによりリレー駆動用トランジスタをオンさ
せてリレーコイルの通電経路を形成することによってキ
ャンセルホールド回路の動作を行うので、多数の入力に
対するロジックを構成した複雑なプログラムをマイクロ
コンピュータに組み込んだものと比較して、簡略な組み
合わせの素子によりキャンセルホールド回路を構成する
ことができ、それによって、回路の簡素化を図れるとい
う優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる自動定速走行装置の一実施例
の概略回路図である。
【図2】図1に示した自動定速走行装置の動作を説明す
るタイムチャートである。
【符号の説明】
1 自動定速走行装置 2 車速記憶手段 3 オン信号発生手段 4 オフ信号発生手段 5 アクチュエータ用スイッチング部 6 キャンセルホールド回路 7 車速センサ 8 キャンセル信号発生回路 9 コマンドスイッチ 10 アクチュエータ 30 スロットルバルブ RL1 リレー RL1−1 リレーコイル RL1−2 可動接点 RL1−3 常開固定接点 RL1−4 常閉固定接点

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実車速に比例した車速信号を発生する車
    速センサと、 クルーズ指令信号を発生するコマンドスイッチと、 前記コマンドスイッチの操作に応答して前記車速センサ
    の動作データを記憶する車速記憶手段と、 スロットルバルブを開側、閉側に駆動するアクチュエー
    タと、 前記アクチュエータへの電源の供給をオン、オフ制御す
    るアクチュエータ用スイッチング部と、 前記コマンドスイッチの操作に対応して前記アクチュエ
    ータ用スイッチング部にオン信号を転送するオン信号発
    生手段と、 キャンセル信号を発生するキャンセル信号発生手段と、 前記キャンセル信号発生手段がキャンセル信号を発生し
    たとき前記アクチュエータ用スイッチング部にオフ信号
    を転送するオフ信号発生手段と、 前記アクチュエータ用スイッチング部がオフのとき前記
    コマンドスイッチの操作がない状態ではアクチュエータ
    用スイッチング部のオフが保持されるキャンセルホール
    ド回路を備え、前記アクチュエータ用スイッチング部
    に、オン信号発生手段よりのオン信号により作動するリ
    レー駆動用トランジスタを備えるとともに、前記リレー
    駆動用トランジスタの作動により励磁されるリレーコイ
    ルを有し且つ前記リレーコイルの励磁により常閉固定接
    点から常開固定接点に切換わる可動接点を有するリレー
    を備えた自動定速走行装置において、 前記キャンセルホールド回路に、ベースが前記リレーの
    常閉固定接点に接続され且つ前記コマンドスイッチに接
    続されているとともにコレクタが前記リレー駆動用トラ
    ンジスタのベースに接続されたキャンセルホールド用ト
    ランジスタを備えたことを特徴とする自動定速走行装
    置。
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