JPH06262443A - 湾曲部品の位置決め方法 - Google Patents

湾曲部品の位置決め方法

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JPH06262443A
JPH06262443A JP7773893A JP7773893A JPH06262443A JP H06262443 A JPH06262443 A JP H06262443A JP 7773893 A JP7773893 A JP 7773893A JP 7773893 A JP7773893 A JP 7773893A JP H06262443 A JPH06262443 A JP H06262443A
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tip
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Yoichi Nagata
陽一 永田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、取付部下側の基準面と湾曲部の先
端とに長短の寸法差が生じても、この寸法差には関係な
く部品の基準面を定規に一致させて、湾曲部先端に開け
る孔と基準面との距離が規格寸法通りに揃えられるよう
にする。 【構成】 湾曲部とその一側に連設した取付部とを有す
る部品を、湾曲部の湾入側を下に向けて降下させ、その
重量バランス点付近を受体に支持させて、湾曲部の先端
内側を位置決め体に当接させ、取付部の下側の基準面を
定規に当接させて、前記部品を取付部基準で正しく位置
決めする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、湾曲部品の位置決め方
法。詳しくは湾曲部と取付部とを有する自動車用トラン
クリッドヒンジ等の部品を、その取付部基準で自動的に
正しく位置決めする方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車用トランクリッドヒンジ等
の部品を自動的に位置決めする方法は、実開平4−11
2719号公報に開示されており、この方法は、図3及
び図4に示すように定規13を斜めに配設して、その高
い方の端部に部品aの湾曲部1の先端を係合させる鈎部
14を設けたもので、前記定規14へ向かって部品aを
降下させると、湾曲部1の先端が前記鈎部14に係合
し、取付部2の下側の基準面6が定規13へ当接して自
動的に位置決めされる便利なものである。
【0003】しかしこの位置ぎめ方法は、部品aを曲げ
加工するときの誤差により、取付部の下側の基準面6か
ら湾曲部1の先端までの距離が規格よりも長く形成され
ると、部品aを位置決めする際、基準面6の延長線Xが
図3に示すように定規13よりもαだけ上側へ移行する
から、定規13を基準に寸法設定された孔開け具(図面
省略)により先端の孔12を開けると、基準面6から孔
12までの寸法が規格寸法L2 よりもαだけ増大し、
又、基準面6から湾曲部1の先端までの距離が規格より
も短く形成されると、部品aを位置決めする際、基準面
6の延長線Xが図4に示すように定規13よりαだけ下
側へ移行するから、定規13を基準に寸法設定された孔
開け具(図面省略)により先端の孔12を開けると、基
準面6から孔12までの寸法が規格寸法L2 よりもαだ
け減少して、寸法公差内に収まらない誤差を生じこれに
原因する不良品を多く生じるい問題点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、この問題点
を解決するためになされたもので、取付部下側の基準面
と湾曲部の先端とに長短の寸法差が生じても、この寸法
差には関係なく部品の基準面を定規と一致させて、湾曲
部先端に開ける孔と基準面との距離が規格寸法通りに揃
えられる部品の位置決め方法を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、湾曲部とその
一側に連設した取付部とを備える部品を、湾曲部の湾入
側を下に向けて降下させ、その重量バランス点付近を受
体に支持させて、湾曲部の先端内側を位置決め体に当接
させ、取付部の下側の基準面を定規に当接させて、前記
部品を取付部基準で正しく位置決めする方法により課題
の解決を行うものである。
【0006】この発明の対象となる部品は、図1及び図
2に示すように湾曲部と、真っ直ぐ、若しくは若干の反
りがある取付部とを有する自動車用のトランクリッドヒ
ンジか、これに類したものであり、公知の型材又は角パ
イプ等を曲げ加工して形成するから、加工誤差によって
形状にバラツキを生じることは避けられない。しかし、
部品の取付部に開けた孔と、湾曲部の先端に開けたとの
距離L1 と、取付部の下側の基準面と先端の孔との距離
2 (いずれも図1参照)の公差は、共に+−0.5m
m以内であることが要求される。
【0007】そしてこの部品の位置決めは、所定の関係
位置で配置された受体と位置決め体と定規に対して、部
品をその湾入部を下に向けて降下させ、その重量バラン
ス点付近を受体に支持させ、湾曲部の先端内側を位置決
め治具に当接させ、取付部の下側の基準面を定規に当接
せることにより、基準面を基準とした正しい位置決めを
自然に行わせるものであって、この位置決めの際、受体
と位置決め体と定規との関係は、部品の降下時、図2示
すように湾曲部の先端内側が治具へ近接し、基準面の湾
曲部側が定規に接して反対側は浮き気味となるようにし
て置いて、その後に取付部を抑え部材により定規へ押し
付け、基準面の全体が定規へ密着して湾曲部の先端内側
が位置決め具へ圧接されるようにすれば、部品に形状の
バラツキがある場合でもこれに関係なく図1のようなう
に正しい位置決めをすることができるもので、この作用
は受体を弾性体で形成するか、ばねを介設するかして、
押し付けに伴いクッション作動させるようにしても同様
に果たされるものである。
【0008】
【作用】本発明に係る湾曲部品の位置決め方法は、湾曲
部品を所定の関係位置で配置される受体と位置決め体と
定規へ向かって降下させれば、部品はその重量バランス
点付近を受体に支持され、湾曲部の先端内側を位置決め
体に当接し、基準面を定規面に当接して、取付部を基準
として自然に正しく位置決めされるから、これに伴い取
付部と湾曲部の先端とへ孔開け具により定規基準で孔を
開けを行えば、曲げ加工のばらつきによって部品に形状
誤差があっても、取付部の孔と湾曲部先端の孔との距離
1 と、基準面から湾曲部先端の孔との距離L2 (図1
参照)とを常に規格寸法通りに揃えることができるもの
である。
【0009】
【実施例】以下に本発明に係る湾曲部品の位置決め方法
の好ましい実施例を図面に基づいて説明する。
【0010】図1は本発明に係る方法の位置決め完了状
態を示す側面図。図2は同上の部品降下時の状態を示す
側面図である。
【0011】図1及び図2に示すように湾曲部1の一側
に真っ直ぐな取付部2を連設した自動車用トランクリッ
ドヒンジを対象部品aとする場合は、垂直の基盤3に部
品aの重量バランス点付近4を支持する受体5と、湾曲
部1の先端の内側に当接する位置決め体6と、取付部2
の下側の基準面7を支持する定規8とを図1及び図2に
示す関係位置で取付けて位置決め装置を構成する。
【0012】そして、前記した受体5は、降下する部品
aを受け止めると共に、取付部2を抑えて部品aの姿勢
修正をする際の動きを妨げないように、ゴム等の弾性材
5aを用いてクッション性を持つように形成し、その表
面に商品名(テフロン)等の摩擦係数の小さい材料の被
覆5bを施す構成とするか、図面には示してないが、金
属・硬質合成樹脂により形成して、中間にばねを介在さ
せてクッション性と低摩擦が満足されるようにしてもよ
い。
【0013】位置決め体6は、降下する部品aの湾曲部
1の先端をその外側に誘導して、その内側との当接によ
り位置決めを行うから、軸9に遊転ローラを支持させる
構成を採用して、降下する部品aの先端が接触すると回
転によりこれを抵抗なく外側へ導き、その内側で位置決
め機能を確実に果たすようにしてある。
【0014】定規8は、部品aを位置決めする基準にな
るもので、取付部2の下側の基準面7に合致する形状と
傾斜で設けられ、この定規8を基準として湾曲部1の先
端に開ける孔10の位置が決められており、その寸法公
差は+−0.5mm以内であるから、部品aの取付部2
を抑え部材11により抑えさせて、基準面7を定規8へ
完全に密着させて基準面6と定規7とを常に一致させ、
取付部2へ孔12を開けるようにする。
【0015】前述した構成の位置決め装置は、部品aを
図2に示す二点鎖線で示すようにその重量バランス点付
近4が受体5に対応し、湾曲部1の先端の内側が位置決
め体6の外側に対応し、取付部2の下側の基準面7が定
規8に対応する位置から実線で示すように降下させる
と、部品aは重量バランス点付近4を受体5に支持さ
れ、湾曲部1の先端内側を位置決め体6に接触若しくは
接近し、基準面7の一部か全部を定規7に接して止まる
から、この状態において抑え部材11により取付部2を
定規7へ押し付けると、基準面7はその全体が図1に示
すように定規8へ密着し、基準面7を定規8に一致させ
ると共に、湾曲部1の先端内側を位置決め体6へ圧接し
て部品aを基準面7を基準に正しく位置決めする。
【0016】このように位置決めされたら取付部2と湾
曲部1の先端とへ孔開け具(図面省略)により定規8を
基準として孔10と12を開ければ、部品aに曲げ加工
の誤差による形状のバラツキがあっても、取付部2に開
けた孔12から湾曲部1の先端に開けた孔10との距離
1 と、基準面7から湾曲部1の先端の孔10までの距
離L2 とは規格寸法通りに正確に揃えられて誤差を生じ
なかった。
【0017】なお、前述した位置決めの際、部品aを降
下させたとき、その取付部2は湾曲部1に近い方が定規
7に接し反対側が浮いて、湾曲部1の先端内側が位置決
め体6から少し離れた状態で止まるように受体5と位置
決め体6と定規7との関係位置を設定して置けば、部品
aの形状にバラツキがあっても、取付部2を抑え部材1
1により抑えれば、基準面7の全体が定規7に密着され
ると共に、湾曲部1の先端内側が位置決め体6に圧接さ
れて、図1の通りい正しく位置決めされるものであり、
この際、受体5のクッション性と低摩擦が前述の作用を
円滑確実にさせるものである。
【0018】
【発明の効果】前述した通り本発明の湾曲部品位置決め
方法は、部品を降下させるだけで、自然に位置決めがで
きて作業の省力化、能率化に大きく貢献するだけでな
く、取付の基準面を基準とした正しい位置決めができる
ので、この状態において各部の孔開け等を行えば、部品
に形状のバラツキがあっても各部の孔距離と基準面に対
する孔距離とが正確に揃えられるため、これらの距離不
同に原因する不良品の発生を皆無とすることもできる格
別な効果を奏するものである
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る方法の位置決めを完了した状態を
示す側面図である。
【図2】同上の部品降下時の状態を示す側面図である。
【図3】従来の位置決め方法で部品の基準面から湾曲部
先端の孔との距離が規格寸法より増加する場合の側面図
である。
【図4】従来の位置決め方法で部品の基準面から湾曲部
先端の孔との距離が規格寸法より減少する場合の側面図
である。
【符号の説明】
a 湾曲部品 1 湾曲部 2 取付部 4 重量バランス点付近 5 受体 6 位置決め体 7 基準面 8 定規

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 湾曲部とその一側に連設した取付部とを
    有する部品を、湾曲部の湾入側を下に向けて降下させ、
    その重量バランス点付近を受体に支持させて、湾曲部の
    先端内側を位置決め体に当接させ、取付部の下側の基準
    面を定規に当接させて、前記部品を取付部基準で正しく
    位置決めすることを特徴とした湾曲部品の位置決め方
    法。
JP7773893A 1993-03-11 1993-03-11 湾曲部品の位置決め方法 Expired - Fee Related JPH0775809B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105922185A (zh) * 2016-05-20 2016-09-07 广州汽车集团股份有限公司 汽车行李箱铰链定位安装方法及定位工装
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