JPH06261866A - 血圧計用腕帯 - Google Patents

血圧計用腕帯

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JPH06261866A
JPH06261866A JP5053637A JP5363793A JPH06261866A JP H06261866 A JPH06261866 A JP H06261866A JP 5053637 A JP5053637 A JP 5053637A JP 5363793 A JP5363793 A JP 5363793A JP H06261866 A JPH06261866 A JP H06261866A
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cuff
engagement
engaging
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cuff body
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Tameo Ashida
為夫 芦田
Toshiyuki Kobayashi
敏幸 小林
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Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装着時、カフに対し腕を抜き挿しする必要が
なく装着容易であり、装着後の緩み止め操作が不要で操
作作業性の良い血圧計用腕帯を提供する。 【構成】 一端部に係合受け体1を備えたカフ本体5
と、カフ本体5の他端部を挿通することでカフ本体5に
取付けられ、係合受け体1に係脱する係合部21を備え
るカフ端挿通兼用係合体2と、カフ端挿通兼用係合体2
に配備され、カフ本体5の他端部側の挿通引出し部52
aを開放固定する開放固定手段4とから成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば上腕動脈を圧
迫して血圧を測定するのに使用される血圧計用腕帯に関
する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の血圧計用腕帯を示す斜視
図である。この血圧計用腕帯は、弯曲状のカフ本体(内
面に空気袋部81aを備えた)81の一端部を、リング
84の内孔に巻付けて縫着し、カフ本体81の他端部を
リング84内に挿通させて円筒状としている。
【0003】使用に際しては、円筒状のカフ本体81の
内孔(腕挿通用孔)87に、腕を挿通し、リング84を
折り返し状に挿通したカフ挿通引出し部86を引っ張
り、上腕にフィットさせる。この後、カフ挿通引出し部
86の内面の係合部86aを、カフ本体81の他端部に
設けた係合受け部85aに係合させ、フィット状態を固
定し、空気袋部81aを加圧して動脈を阻血し血圧を測
定する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記、従来の血圧計用
腕帯では、カフ自体が当初より円筒状であるため、血圧
測定に際し、円筒状カフの内孔に腕を挿し通さなければ
ならない許かりでなく、血圧測定後、円筒カフより腕を
引き抜かなければならない。この腕の抜き挿しが煩瑣で
あり、作業性が悪い。また、円筒状カフ本体に腕を挿入
した後、腕帯端部(カフ引出し部)を引張り固定する作
業、つまりカフの緩み止め作業が手間である等の不利が
あった。
【0005】この発明は、以上のような課題を解消さ
せ、装着時、カフに対し腕を抜き挿しする必要がなく装
着が容易であり、装着後の緩み止め操作が不要で操作作
業性の良い血圧計用腕帯を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】この目的を達成
させるために、この発明の請求項1記載の血圧計用腕帯
では、次のような構成としている。血圧計用腕帯は、帯
状カフ本体と、この帯状カフ本体の一端部に設けられた
係合受け体と、前記係合受け体に係脱する係合部を有す
ると共に、帯状カフ本体の他端部を挿通する挿通部を有
するカフ端挿通兼用係合体と、このカフ端挿通兼用係合
体に配備され、挿通部を折り返し状に挿通したカフ本体
の挿通引出し部を開放固定する挿通カフ端開放固定手段
とから成ることを特徴としている。
【0007】このような構成を有する血圧計用腕帯で
は、帯状カフ本体はカーラーによって弯曲状となってい
る。つまり、帯状カフ本体は半円筒状で、カーラーのな
い他端部側は自由端状態となっている。従って、半円筒
状の帯状カフ本体に対し、自由端状態の他端部側、つま
り弯曲状のカフ本体の開口側から、カフ本体に対し横手
方向から上腕を入れ込むだけで良く作業性が良い。ま
た、カフ本体の他端部側は、カフ端挿通兼用係合体のリ
ング部に挿通してあるから、カフ端挿通兼用係合体の係
合部(係合孔)を、係合受け体(の係合突起)に係合さ
せることで、カフ本体は円筒状となり緩み止めを達成し
得る。更に、カフ端挿通兼用係合体の挿通部を折り返し
状に挿通したカフ本体の挿通引出し部は、常態において
挿通カフ端開放固定手段の偏心カムにより固定されてい
る。従って、挿通カフ端開放固定手段(偏心カム及び回
動軸)を回動操作することで、挿通引出し部は開放さ
れ、緩み止め状態を保持したまま自由に長さ調整(フィ
ット調整)が出来、作業性及び操作性が向上する。
【0008】また、この発明の請求項4記載の血圧計用
腕帯ではは、次のような構成としている。血圧計用腕帯
は、一端部に係合受け部を備えた帯状カフ本体と、面内
に係合受け部に係脱する係合部を備え、基端部にカフ本
体の他端部を挿通させる挿通用リング部を備えた係合用
帯布と、挿通用リング部を折り返し状に挿通したカフ挿
通引出し部の内面に備えた係合部と、この係合部に対応
してカフ本体の他端部側に設けられた係合受け部とから
なることを特徴としている。
【0009】このような構成を有する血圧計用腕帯で
は、帯状カフ本体はカーラーにより半円筒状で、カーラ
ーのない他端部側は自由端状態となっている。従って、
半円筒状の帯状カフ本体に対し、自由端状態の他端部
側、つまり弯曲状のカフ本体の開口側から、カフ本体に
対し横手方向から上腕を入れ込むだけで良く作業性が良
い。また、面内に係合部(係合用起毛鉤群)を有する係
合用帯布のリング部には、カフ本体の他端部側(自由状
態端部)が挿通してある。従って、係合用帯布の係合部
をカフ本体の一端部側の係合受け部(係合用ループ群)
に係合させるだけで、カフ本体は円筒状となり緩み止め
を達成し得る。この緩み止め状態のまま、リング部に挿
通したカフ本体の挿通引出し部面内の係合部(係合用起
毛鉤群)を、カフ本体の他端部側の係合受け部(係合用
ループ群)に係合するだけで、長さ調整された挿通引出
し部を固定でき、作業性及び操作性が向上する。
【0010】
【実施例】図1は、この発明の請求項1及び請求項2並
びに請求項3に記載の血圧計用腕帯の具体的な一実施例
を示す斜視図である。
【0011】血圧計用腕帯は、一端部51側に係合受け
体1を備えた帯状カフ本体5と、帯状カフの他端部52
を挿通する挿通部23並びに係合部21を備えたカフ端
挿通兼用係合体2と、カフ端挿通兼用係合体2に配備さ
れ、挿通部23を折り返し状に挿通したカフ本体の挿通
引出し部52aを固定開放する挿通カフ端開放固定手段
4とから成る。
【0012】帯状カフ本体5は、一定幅長さの表布と裏
布との間に空気袋部53が内装されている。空気袋部5
3の適所には、エアチューブ53aが外方へ導出し、空
気袋部53を加圧するようになっている。また、帯状カ
フ本体5は、一端部51側から約半周程度の長さ分に、
プラスチック製のカーラー(図示せず)が配備してあ
り、このカーラーの弯曲性により帯状カフ本体5は、常
態において半円筒状を保持し、他端部52側が自由端状
態となっている。
【0013】前記係合受け体1は、半円筒状の帯状カフ
本体5の一端部51側、外面に配備されている。図2で
示すように、係合受け体1は、上部に引っ掛かり部を備
えた突起状係合受け部11と、この係合受け部11に連
続する弯曲膨出部12とからなる。弯曲膨出部12の内
部空室には、押え板14を嵌合し、押え板14と弯曲膨
出部12の内面との間に取付布13を挟着し、ビス15
で固定している。取付布13の一端部は、弯曲膨出部1
2から外方へ導出させ、この突出部がカフ本体5に縫着
して固定してある。
【0014】上記カフ端挿通兼用係合体2は、図1で示
すように、リング部2aと、このリング部2aに連続す
る枠部2bとから成る。リング部2aには、上記係合受
け部(係合突起)11に嵌合係止する係合部(係合孔)
21を形成すると共に、長さ中央部に平板状の操作用固
定撮み片22を立設している。このリング部2aに連続
する枠部2bは、開口先端側にカフ挿通用軸部23を設
け、枠部2bに配備される回動軸支承枠3と、このカフ
挿通用軸部23との間にカフ本体5の他端部52を折り
返し状に挿通する。
【0015】上記回動軸支承枠3は、前記枠部2b内に
配備され、この回動軸支承枠3に後述する挿通カフ端開
放固定手段4が配備してある。回動軸支承枠3は、挿通
カフ端開放固定手段4の1構成要素である回動軸31の
両端を支承している。つまり、回動軸31の両端は支承
枠3の両端部を貫通し、且つ上記枠部2bの両端部を貫
通することで、枠部2bに枢支されている。この回動軸
31の適所には、基端を支承枠3に止着したバネ固定部
33が介在している。回動軸31は、このバネ固定部3
3を貫通しており、回動軸31を周回するバネ32の一
端がバネ固定部33に止着され、他端が支承枠3の一端
部に止着してある。
【0016】前記挿通カフ端開放固定手段4は、上記回
動軸31の中央部に下向きに一体に突設された偏心カム
42と、この偏心カム42に一体に連続し、回動軸31
より上方へ立ち上がる操作用可動撮み片41とから成
る。偏心カム42は、図2で示すように、周面に突起部
43を備えている。常態において、偏心カム(カム周面
突起部43)42は、カフ挿通用軸部23を折り返し状
に挿通するカフ他端部(カフ挿通引出し部52a)52
を、カフ挿通用軸部23側へ押圧し、且つカフ周面突起
部43がカフ折り返し部(カフ挿通引出し部)52aに
噛み込み状に係止して固定している。また、上記操作用
可動撮み片41は、前記操作用固定撮み片22に対向状
に突設してあり、片方の手指のみで固定片22と可動片
41とを把持出来る。極めて簡単な片手操作で、手指を
内方向に力を入れると、可動片41が固定片22側へ移
動、つまり回動軸31が回動し、回動軸31に一体の偏
心カム42も同時に回動することで、カフ折り返し部5
2aの固定を開放する。可動片41への手指の力を除去
すると、バネ32により回動軸(可動片41)31が原
状へ復帰する。
【0017】このような構成を有する血圧計用カフで
は、半円筒状である帯状カフ本体5の開口部、つまり他
端部52側の自由端側から、上腕をカフ本体5に対し横
方向から入れ込むだけで良い。従って、円筒状カフに対
し腕を抜き差しする手間が省け作業性が良い。また、カ
フ本体5の他端部52側は、カフ端挿通兼用係合体2の
挿通部23に挿通してあるから、カフ端挿通兼用係合体
2の係合孔21を、係合受け体の係合突起11に係合さ
せることで、カフ本体5は円筒状となり緩み止めを達成
し得る。更に、カフ端挿通兼用係合体2の挿通部23を
折り返し状に挿通したカフ本体の挿通引出し部52a
は、常態において挿通カフ端開放固定手段4の偏心カム
42により固定されている。従って、円筒状となったカ
フ本体5の緩み止めが一層達成される。また、対向する
操作用固定片22と操作用可動片41とを片方の手指で
把持し、内方向に力を加える簡単な作業で、回動軸(支
承枠3)31及び偏心カム42が回動し、固定状態のカ
フ挿通折り返し部52aを開放する。この状態で、カフ
本体の長さ調整(円筒状の径調整)が出来る。カフ本体
5を緩める時、カフ本体5の引張方向が円周方向である
ため、カフ本体5が回転せず作業性が良い。そして、操
作用可動片41の力を除く時、回動軸31はバネ32に
より原状へ復帰し、再びカフ挿通引出し部52aを固定
する。
【0018】図3は、請求項4記載の血圧計用腕帯の具
体的な一実施例を示す斜視図である。この血圧計用腕帯
は、一端部51に係合受け部5aを備えた帯状カフ本体
5と、面内に係合受け部5aに係脱する係合部6aを備
え、基端部にカフ本体5の他端部52を挿通させる挿通
用リング部7を備えた係合用帯布6と、挿通用リング部
7を折り返し状に挿通したカフ引出し部52aの内面に
備えた係合部5cと、この係合部5cに対応してカフ本
体5の他端部52側に設けられた係合受け部5bとから
なる。
【0019】帯状カフ本体5は、一端部51側から他端
部52側にかけて、内部にカーラー(図示せず)を配備
し、ほぼ円筒状に形成してある。従って、係合用帯布6
及びカフ本体5の他端部52側は自由端状態となってい
る。
【0020】図3及び図4で示すように、係合帯布6は
矩形状の布片で、面内に係合部6aを設け、基端部にリ
ング部7を縫着している。係合用帯布6の係合部6a
は、面ファスナー、例えば起毛鉤群であり、カフ本体5
の係合受け部5aは鉤群に係脱する起毛ループ群が使用
される。係合部6aを係合受け部5aに係合すると、半
円筒状カフ本体5は円筒状となる。また、カフ本体5の
他端部52側の挿通引出し部52aは、係合用帯布6の
リング部7に折り返し状に挿通してある。更に、カフ引
出し部52aの内面には、係合部(面ファスナー・係合
用起毛鉤群)5cが設けられ、カフ本体5の他端部52
側に係合部5cに係脱する係合受け部(起毛ループ群)
5bが設けられている。
【0021】このような構成を有する血圧計用腕帯で
は、半円筒状の帯状カフ本体5に対し、自由端状態の他
端部側、つまり弯曲状のカフ本体5の開口側から、カフ
本体5に対し横手方向から上腕を入れ込むだけで良く作
業性が良い。また、面内に係合部(係合用起毛鉤群)6
aを有する係合用帯布6のリング部7には、カフ本体5
の他端部52側(自由状態端部)が挿通してある。従っ
て、係合用帯布6の係合部(係合用鉤群)6aをカフ本
体5の一端部側の係合受け部(係合用ループ群)5aに
係合させるだけで、カフ本体5は円筒状となり緩み止め
を達成し得る。この緩み止め状態のまま、リング部7に
挿通したカフ本体5の挿通引出し部52a面内の係合部
(係合用起毛鉤群)5cを、カフ本体5の他端部52側
の係合受け部(係合用ループ群)5bに係合するだけ
で、長さ調整された挿通引出し部52aを固定でき、作
業性及び操作性が向上する。
【0022】
【発明の効果】この発明の請求項1及び請求項2並びに
請求項3記載の血圧計用腕帯では、半円筒状カフ本体に
対し、横手方向から腕を入れる方式としたから、上腕に
対するカフの装着作業が極めて簡便であり、従来の円筒
状カフのように腕を抜き差しする手間が省ける。また、
係合受け体とカフ端挿通兼用係合体の係合部を係合させ
るだけで、カフの円筒状体を保持できる。更に、カフの
挿通引出し部は挿通カフ端固定開放手段により、常時は
引出し長さが固定され、緩み止めが達成される。また、
固定開放手段の簡易な操作により、カフの挿通引出し部
の固定開放が容易に達成でき、作業性及び操作性が向上
する。
【0023】また、請求項4記載の血圧計用腕帯では、
カフ本体に対し横手方向から腕を入れる方式であり、上
腕に対するカフの装着作業が簡便である。更に、係合用
帯布の係合部と係合受け部とを係合させるだけで、カフ
本体の円筒状が達成でき、緩み止め効果を発揮する。ま
た、リング部を挿通したカフ挿通引出し部の係合部を係
合受け部に係合させるだけで、引出し長さを調整でき、
操作性及び作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1及び請求項2並びに請求項3記載の実
施例血圧計用腕帯を示す斜視図である。
【図2】請求項1及び請求項2並びに請求項3記載の実
施例血圧計用腕帯の要部を示す断面図である。
【図3】請求項4記載の実施例血圧計用腕帯を示す斜視
図である。
【図4】請求項4記載の実施例血圧計用腕帯を示す側面
図である。
【図5】従来の血圧計用腕帯を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 係合受け体 2 カフ端挿通兼用係合体 3 回動軸支承枠 4 挿通カフ端開放固定手段 11 係合受け部 21 係合部 22 固定撮み片 31 回動軸 32 バネ 41 可動撮み片 42 偏心カム
【手続補正書】
【提出日】平成6年3月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】このような構成を有する血圧計用腕帯で
は、帯状カフ本体はカーラーによって弯曲状となってい
る。つまり、帯状カフ本体は半円筒状で、カーラーのな
い他端部側は自由端状態となっている。従って、半円筒
状の帯状カフ本体に対し、自由端状態の他端部側、つま
り弯曲状のカフ本体の開口側から、カフ本体に対し横手
方向から上腕を入れ込むだけで良く作業性が良い。ま
た、カフ本体の他端部側は、カフ端挿通兼用係合体のリ
ング部に挿通してあるから、カフ端挿通兼用係合体の係
合部(係合孔)を、係合受け体(の係合突起)に係合さ
せることで、カフ本体は円筒状となる。更に、カフ端挿
通兼用係合体の挿通部を折り返し状に挿通したカフ本体
の挿通引出し部は、常態において挿通カフ端開放固定手
段の偏心カムにより固定されている。従って、カフ本体
の挿通引出し部を円周方向に引っ張ることにより挿通カ
フ端開放手段(偏心カム)を回動操作することができ、
挿通引出し部は開放され、緩み止め状態を保持したまま
自由に長さ調整(フィット調整)ができる。また、対向
する操作用固定片と操作用可動片を手指で把持し、挿通
カフ端開放固定手段(偏心カム)を回動操作すること
で、挿通引出し部は開放されるので、係合突起から係合
孔を簡単に外すことができ、作業性及び操作性が向上す
る。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】帯状カフ本体5は、一定幅長さの表布と裏
布との間に空気袋部53が内装されている。空気袋部5
3の適所には、エアチューブ53aが外方へ導出し、空
気袋部53を加圧するようになっている。また、帯状カ
フ本体5は、一端部51側から約半周程度の長さ分に、
可撓性のカーラー(図示せず)が配備してあり、このカ
ーラーの弯曲性により帯状カフ本体5は、常態において
半円筒状を保持し、他端部52側が自由端状態となって
いる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】上記回動軸支承枠3は、前記枠部2b内に
配備され、この回動軸支承枠3に後述する挿通カフ端開
放固定手段4が配備してある。回動軸支承枠3は、挿通
カフ端開放固定手段4の1構成要素である回動軸31の
両端を支承している。つまり、回動軸31の両端は支承
枠3の両端部を貫通し、且つ上記枠部2bの両端部を貫
通することで、枠部2bに枢支されている。この回動軸
31の適所には、基端を支承枠3に止着したバネ固定部
33が介在している。回動軸31は、このバネ固定部3
3を貫通しており、回動軸31を周回するバネ32の一
端がバネ固定部33に止着され、他端が上記枠部2b
一端部に止着してある。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】前記挿通カフ端開放固定手段4は、上記回
動軸31の中央部に下向きに突設された偏心カム42
と、この偏心カム42に一体に連続し、回動軸31より
上方へ立ち上がる操作用可動撮み片41とから成る。偏
心カム42は、図2で示すように、周面に突起部43を
備えている。常態において、偏心カム(カム周面突起部
43)42は、カフ挿通用軸部23を折り返し状に挿通
するカフ他端部(カフ挿通引出し部52a)52を、カ
フ挿通用軸部23側へ押圧し、且つカフ周面突起部43
がカフ折り返し部(カフ挿通引出し部)52aに噛み込
み状に係止して固定している。また、上記操作用可動撮
み片41は、前記操作用固定撮み片22に対向状に突設
してあり、片方の手指のみで固定片22と可動片41と
を把持出来る。極めて簡単な片手操作で、手指を内方向
に力を入れると、可動片41が固定片22側へ移動、つ
まり回動軸31を中心軸として偏心カム42回動する
ことで、カフ折り返し部52aの固定を開放する。可動
片41への手指の力を除去すると、バネ32により回動
軸(可動片41)31が原状へ復帰する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】このような構成を有する血圧計用カフで
は、半円筒状である帯状カフ本体5の開口部、つまり他
端部52側の自由端側から、上腕をカフ本体5に対し横
方向から入れ込むだけで良い。従って、円筒状カフに対
し腕を抜き差しする手間が省け作業性が良い。また、カ
フ本体5の他端部52側は、カフ端挿通兼用係合体2の
挿通部23に挿通してあるから、カフ端挿通兼用係合体
2の係合孔21を、係合受け体の係合突起11に係合さ
せることで、カフ本体5は円筒状となり緩み止めを達成
し得る。更に、カフ端挿通兼用係合体2の挿通部23を
折り返し状に挿通したカフ本体の挿通引出し部52a
は、常態において挿通カフ端開放固定手段4の偏心カム
42により固定されている。従って、円筒状となったカ
フ本体5の緩み止めが一層達成される。カフ本体5を締
める時、カフ挿通引出し部52aの引張方向が円周方向
であるため、カフ本体5が回転せず作業性が良い。
た、対向する操作用固定片22と操作用可動片41とを
片方の手指で把持し、内方向に力を加える簡単な作業で
支承枠3及び偏心カム42が回動し、固定状態のカフ挿
通挿通折り返し部52aを開放するので、カフ本体5が
緩み、係合受け体の係合突起11から、上記係合孔21
を簡単に外すことができる。そして、操作用可動片41
の力を除く時、回動軸31はバネ32により原状へ復帰
し、再びカフ挿通引出し部52aを固定する。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】帯状カフ本体と、この帯状カフ本体の一端
    部に設けられた係合受け体と、前記係合受け体に係脱す
    る係合部を有すると共に、帯状カフ本体の他端部を挿通
    する挿通部を有するカフ端挿通兼用係合体と、このカフ
    端挿通兼用係合体に配備され、挿通部を折り返し状に挿
    通したカフ本体の挿通引出し部を開放固定する挿通カフ
    端開放固定手段とから成る血圧計用腕帯。
  2. 【請求項2】挿通カフ端開放固定手段は、カフ端挿通兼
    用係合体の枠部に配備された回動軸と、この回動軸に固
    着され常時はカフ本体の挿通引出し部を固定し、回動軸
    の回動でカフ本体の挿通引出し部の固定を開放する偏心
    カムと、回動軸の回動を原状位置へ復帰させる復帰バネ
    とから成ることを特徴とする前記請求項1記載の血圧計
    用腕帯。
  3. 【請求項3】係合部を備えたカフ端挿通兼用係合体のリ
    ング部に操作用固定片を立設し、この操作用固定片に対
    向して偏心カムの上部に一体に操作用可動片を立設した
    ことを特徴とする請求項1記載の血圧計用腕帯。
  4. 【請求項4】一端部に係合受け部を備えた帯状カフ本体
    と、面内に係合受け部に係脱する係合部を備え、基端部
    にカフ本体の他端部を挿通させる挿通用リング部を備え
    た係合用帯布と、この挿通用リング部を折り返し状に挿
    通したカフ挿通引出し部の内面に備えた係合部と、この
    係合部に対応してカフ本体の他端部側に設けられた係合
    受け部とから成る血圧計用腕帯。
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