JP2011200683A - 生体圧迫装置及び血圧測定装置 - Google Patents

生体圧迫装置及び血圧測定装置 Download PDF

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Abstract

【課題】生体への装着性を大幅に向上させることができる生体圧迫装置及び血圧測定装置の提供を目的とする。
【解決手段】生体圧迫装置1は、流体袋2、帯状体3、及び、留め金具4を備え、留め金具4の被保持部42が皮膚はさみ防止タグ部5の外面より上方に位置するように取り付けられ、かつ、皮膚はさみ防止タグ部5が、中央側部分及び中間部分の曲げ剛性を先端側部分の曲げ剛性より高めるための補強部材6を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、生体への装着性を大幅に向上させることができる生体圧迫装置及び血圧測定装置に関する。
近年、血圧計は、病院等に限らず、健康管理を目的として、一般家庭にも広く普及してきた。これら一般家庭用の血圧計は、通常、操作が簡単な自動血圧計である。
自動血圧計は、様々な測定方式や構成のものが開発されているが、その一つに、オシロメトリック式電子血圧計がある。このオシロメトリック式電子血圧計は、流体袋(通常、空気が使用されるので、空気袋と呼称される。)の内圧に重畳した脈波を検出し、この脈波の振幅変化にもとづいて血圧を算出する。このオシロメトリック式電子血圧計は、上腕に巻き付けられ流体袋を有する生体圧迫装置(一般的に、カフとも呼称される。)と、配管を介して流体袋と連通した、圧力センサ、ポンプ及び排気弁と、圧力センサ、ポンプ及び排気弁と接続された情報処理装置と、情報処理装置と接続された操作スイッチ及び表示器などとからなっている。
(従来例)
また、上述した自動血圧計には、様々な構成の生体圧迫装置が用いられてきた。
次に、従来の生体圧迫装置について図面を参照して説明する。
図11は、従来例にかかる生体圧迫装置の概略縮小図であり、(a)は表面側展開図を示しており、(b)は裏面側展開図を示している。
また、図12は、従来例にかかる生体圧迫装置の概略図であり、(a)はG−G矢視図を示しており、(b)はH−H矢視図を示している。
図11、12において、生体圧迫装置101は、流体袋2、帯状体130、留め金具4及び面ファスナー133などを備えている。
<流体袋>
流体袋2は、ほぼ台形状の袋であり、ほぼ中央にジョイント21が設けられた上面側シート、下面側シート、及び、これらのシートの周縁部を溶着した溶着部などを有している。この流体袋2は、流体(通常、空気)が入出することにより膨縮する。すなわち、生体圧迫装置101が上腕10に巻き付けられ、ジョイント21から空気が送入されると、流体袋2は、膨れて上腕10を圧迫する。
<帯状体>
帯状体130は、外面カバーとしてのループシート131及び内面カバー135などを有しており、ループシート131及び内面カバー135が流体袋2を挟むことにより、流体袋2を収納する。
ループシート131及び内面カバー135は、ほぼ矩形状としてある。内面カバー135は、皮膚に触れた際、触り心地が良いように、薄く、軟らかく、かつ、伸縮性を有する布(通常、樹脂製の布)からなっている。また、外面カバーとしてのループシート131は、内面カバー135と比べて、厚く、丈夫で、かつ、伸縮性を有していない。
ループシート131と内面カバー135は、流体袋2などを挟んだ状態で、周縁部が、バイアステープ134を介して糸113によって縫合されている。また、長手方向のほぼ中央部では、腕軸方向に沿って、糸12によって縫合されている。さらに、ループシート131と内面カバー135は、上腕10の形状に対応しやすいように、糸12の他方の端部側の幅寸法が、一方の端部側の幅寸法より短くなっている。
また、帯状体130は、一方の端部に、後述する皮膚はさみ防止タグ部150を有している。
<留め金具>
留め金具4は、ほぼ長円形状に形成された丸鋼であり、掛け部41及び被保持部42を有している。この留め金具4は、帯状体130の長手方向の一方の端部付近に、帯状体130の下辺(肩側の辺)から約80°の角度で斜めに取り付けられている。これにより、筋肉質の上腕10に対してもほぼ密着した状態で、生体圧迫装置101を巻き付けることができる。
また、留め金具4は、図12(a)に示すように、留め金具4の掛け部41と被保持部42との間に、折り返された帯状体130の一方の端部(バイアステープ134を介して糸113によって縫合されたループシート131及び内面カバー135の端部)が通され、被保持部42を挟むようにして、重ねられた帯状体130どうしが、糸117によって縫合されている。すなわち、留め金具4は、被保持部42を挟む一対の帯状体130が保持部材として機能し、回動自在に取り付けられる。また、掛け部41を一方の端部側に回動させると、水平状態となる前に(約20°傾斜した状態で)、掛け部41は、先端側部分153の先端上部と当接する。
<皮膚はさみ防止タグ部>
皮膚はさみ防止タグ部150は、帯状体130の一方の端部付近に形成されている。すなわち、図12(a)に示すように、帯状体130の一方の端部(バイアステープ134を介して糸113によって縫合されたループシート131及び内面カバー135の端部)は、折り返され、留め金具4の掛け部41と被保持部42との間に通される。この折り返しは、被保持部42の一方の端部側及び被保持部42の他方の端部側に、それぞれ所定の長さの帯状体130が位置する状態で行われる。折り返しにより重ねられた帯状体130どうしは、折り返しの位置付近が糸118によって縫合され、被保持部42を挟む二箇所の位置付近が糸117によって縫合され、折り返された先端部の位置付近が糸116によって縫合される。
このようにすることによって、中央側部分151、中間部分152及び先端側部分153からなる皮膚はさみ防止タグ部150が形成される。中央側部分151は、被保持部42の中央側の糸117と糸116との間にほぼ位置し、重ね合わされた一対の帯状体130からなる。また、中間部分152は、対向する一対の糸117の間に位置し、被保持部42を回動自在に保持する一対の帯状体130からなる。さらに、先端側部分153は、一方の端部側の糸117より一方の端部側に位置し、重ね合わされた一対の帯状体130からなる。
ここで、縫合された二枚の帯状体130からなる皮膚はさみ防止タグ部150は、一枚の帯状体130と比べると、十分大きな曲げ剛性(曲げに対する強さ)を有している。これにより、生体圧迫装置101が上腕10に巻き付けられる際、先端側部分153は、皮膚と内面カバー135との間に侵入し、皮膚が挟まれる空間(たとえば、掛け部41と被保持部42との間の空間)に入らないようにガードする。また、中間部分152は、被保持部42を保持するとともに、先端側部分153がガード可能な状態を維持できるように(たとえば、一方の端部側の糸117付近から折れ曲がってしまうことがないように)、先端側部分153を支持する。さらに、中央側部分151は、中間部分152が、たとえば、他方の端部側の糸117付近から折れ曲がってしまうことがないように、中間部分152を支持する。
<面ファスナー>
生体圧迫装置101は、留め金具4に挿入され、この留め金具4を介して折り返された帯状体130の他方の端部を固定する固定手段として、面ファスナー133を備えている。
面ファスナー133は、上述したループシート131とフックシート32とからなっている。フックシート32は、ほぼ正方形状としてあり、外面カバーとしてのループシート131の他方の端部側に、糸15によって縫合されている。
<説明用フィルム>
説明用フィルム138は、樹脂製のほぼ正方形状としてあり、上腕10に生体圧迫装置101を巻き付ける際の注意点などがプリントされている。この説明用フィルム138は、内面カバー135の他方の端部側に、周縁部が溶着部139によって溶着されている。また、説明用フィルム138は、フックシート32より小さい形状としてあり、溶着部139が糸15の内側に位置している。
<抜け防止部材>
抜け防止部材36は、樹脂製のチューブとしてあり、フックシート32の他方の端部側に設けられている。すなわち、抜け防止部材36は、腕軸方向に沿った状態で、ループシート131と内面カバー135との間に収められ、長手方向の両側に位置する対向する一対の糸14によって位置決めされている。この抜け防止部材36は、弾性変形することにより、掛け部41と被保持部42との間を通り抜けることができ、通り抜けた抜け防止部材36は、ストッパーとして機能する。これにより、生体圧迫装置101を拡径する際、帯状体130の他方の端部が留め金具4から抜けないので、生体圧迫装置101の取扱い性を向上させることができる。
上述した生体圧迫装置101は、筋肉質の上腕10に対してもフィットした状態で巻き付けられ、皮膚はさみ防止タグ部150によって、皮膚が挟まれることもなく、さらに、抜け防止部材36によって、巻き付ける際の取扱い性を向上させることができる。
また、本発明に関連して、様々な技術が開示されている。
例えば、特許文献1には、空気袋の収容された袋体を上腕に締めるためのバンドを、袋体の長手方向に平行に複数本設けた血圧計用腕帯の技術が開示されている。この文献のバンド(第4図に示されたバンド5a、5b)は、先端が留め金具としての方形状鉄(12a、12b)に通され、方形状鉄より中央側において、先端の部分とこの先端に対応する部分とが、袋体に取り付けられている。
また、特許文献2には、内部に空気袋を有した腕帯に一端部より所定距離内側に、上記腕帯の他端部を挿入する挿通環(留め金具)を取り付けた血圧測定用腕帯の技術が開示されている。この文献の挿通環(第3図に示された挿通環12)は、一方の棒部分(掛け部)が腕帯の外表面に位置し、他方の棒部分(被保持部)が腕帯の内部に取り付けられている。
実開昭53−593号公報 実開昭57−123107号公報
しかしながら、特許文献2の血圧測定用腕帯や上述した生体圧迫装置101は、上腕10に巻き付けられる際、図13に示すように、帯状体130の他方の端部が引き方向に引っ張られると、曲げ剛性の高い皮膚はさみ防止タグ部150が、ほぼ剛体の平板のように挙動する。
すなわち、生体圧迫装置101は、先端側部分153に対する留め金具4の回動角度β°が小さくなり、これにより、先端側部分153の先端が帯状体130に押し当てられる。この際、押し当てられる力に応じて、先端側部分153と帯状体130との間に、摩擦力が発生するので、使用者は、この摩擦力を超える力で引っ張る必要があった。
また、先端側部分153の先端が帯状体130に押し当てられると、先端側部分153と当接する帯状体130の部分は、ほぼ上方に反り返る形状に湾曲し、掛け部41に掛けられた帯状体130の部分は、ほぼ下方に反り返る形状に湾曲する。したがって、帯状体130の他方の端部を引っ張る使用者は、先端側部分153が突っ張った状態に逆らって、無理やり引っ張る必要があった。特に、説明用フィルム138及びフックシート32が位置する帯状体130の部分は、曲げ剛性が高いので、これらがない部分の数倍の力を必要とした。
さらに、説明用フィルム138が先端側部分153に引っ掛かったり、フックシート32が掛け部41に引っ掛かったりすると、使用者が帯状体130の他方の端部を引っ張ると、生体圧迫装置101が、上腕10に対して空回りしてしまう場合があった。
なお、生体圧迫装置101は、手の平を上に向けた上腕10に対して、ジョイント21が真上方向に位置するように巻き付けられる必要があるので、空回りした場合には、位置合わせを再度行う必要があった。
また、空回りは、上述した摩擦力を超える力で引っ張るときや、突っ張った状態に逆らって、無理やり引っ張るときにも発生する場合があった。
ところで、使用者は、様々な手順で巻き付け作業を行っている。たとえば、引っ張り始めは、左方向に引っ張る、フックシート32の中央部を掛け部41に掛けた状態から引っ張る、あるいは、フックシート32が掛け部41を通過した状態で、ジョイント21の位置を合わせ、さらに引っ張るといった、自分なりの手順(“こつ”とも呼ばれる。)がある。すなわち、左の上腕10に右手だけで、生体圧迫装置101を巻き付ける作業は、巧く自分なりの手順を見つけることができない使用者にとっては、極めて煩雑な作業であり、装着性(たとえば、引っ張り力の低減、空回りの防止、突っ張り感や引っ掛かり感のないスムースに巻き付ける感覚など)の大幅な向上が望まれていた。
また、特許文献1に記載されるように、留め金具を帯状体に接しないように保持し、留め金具と帯状体との距離を離すことによって、巻き付け作業の摩擦力を低減させることも考えられる。しかし、このように留め金具を保持すると、皮膚はさみ防止タグの留め金具の取り付け位置付近の剛性が不足して、帯状態を腕に装着する場合に、皮膚はさみ防止タグが反対方向に折れ曲り、皮膚はさみ防止タグとしての役割を果たせなくなる場合があるという問題があった。
本発明は、以上のような従来の技術が有する問題を解決するために提案されたものであり、生体への装着性を大幅に向上させることができる生体圧迫装置及び血圧測定装置の提供を目的とする。
上述した目的を達成するため、本発明の生体圧迫装置は、流体が出入することにより膨縮する流体袋と、流体袋を収納する帯状体と、帯状体の一端部に設けられ、該帯状体の他端部を挿通する留め金具とを有し、生体に巻き付けられる生体圧迫装置において、前記留め金具は、前記帯状体の一端部から所定距離中央部側の留め金具取り付け位置おいて前記帯状体の外面に接しないように前記帯状体に取り付けられ、前記帯状体は、前記留め金具取り付け位置における剛性を前記帯状体の一端部の剛性より高くし、かつ、前記留め金具取り付け位置より中央側部分の剛性を前記留め金具取り付け位置の剛性より高くした構成としてある。
また、本発明の生体圧迫装置は、流体が出入することにより膨縮する流体袋と、流体袋を収納する帯状体と、帯状体の一端部に設けられ、該帯状体の他端部を挿通する留め金具とを有し、生体に巻き付けられる生体圧迫装置において、前記留め金具は、生体圧迫装置を生体に装着するために帯状体の他端部を引っ張ったときに、前記帯状体の外面から離れるように前記帯状体に取り付けられ、前記帯状体は、前記留め金具を保持する保持部が前記帯状体に取り付けられる部分の剛性が、端部の剛性より高く、かつ、前記留め金具を保持する保持部が前記帯状体に取り付けられる部分より中央側部分の剛性を前記留め金具を保持する保持部が前記帯状体に取り付けられる部分の剛性より高くした構成としてある。
また、本発明の血圧測定装置は、上述した生体圧迫装置を用いた構成としてある。
本発明の生体圧迫装置及び血圧測定装置によれば、生体へ生体圧迫装置を巻き付ける際、装着性(たとえば、引っ張る力の低減、空回りの防止、突っ張り感や引っ掛かり感のないスムースに巻き付ける感覚など)を大幅に向上させることができる。
図1は、本発明の第一実施形態に係る生体圧迫装置の概略縮小図であり、(a)は表面側展開図を示しており、(b)は裏面側展開図を示している。 図2は、本発明の第一実施形態にかかる生体圧迫装置の概略図であり、(a)はA−A矢視図を示しており、(b)はB−B矢視図を示している。 図3は、本発明の第一実施形態にかかる生体圧迫装置の、巻き付け開始における動作を説明するための概略図を示している。 図4は、本発明の第一実施形態にかかる生体圧迫装置の、巻き付け途中における動作を説明するための概略図を示している。 図5は、本発明の第一実施形態にかかる生体圧迫装置の、巻き付け終了における動作を説明するための概略図を示している。 図6は、本発明の第二実施形態に係る生体圧迫装置の概略図であり、(a)は表面側展開縮小図を示しており、(b)はC−C矢視拡大図を示している。 図7は、本発明の第三実施形態に係る生体圧迫装置の概略図であり、(a)は表面側展開縮小図を示しており、(b)はD−D矢視拡大図を示している。 図8は、本発明の第四実施形態に係る生体圧迫装置の概略図であり、(a)は表面側展開縮小図を示しており、(b)はE−E矢視拡大図を示している。 図9は、本発明の第五実施形態に係る生体圧迫装置の概略図であり、(a)は表面側展開縮小図を示しており、(b)はF−F矢視拡大図を示している。 図10は、本発明の一実施形態にかかるオシロメトリック式電子血圧計の要部の概略ブロック図を示している。 図11は、従来例にかかる生体圧迫装置の概略縮小図であり、(a)は表面側展開図を示しており、(b)は裏面側展開図を示している。 図12は、従来例にかかる生体圧迫装置の概略図であり、(a)はG−G矢視図を示しており、(b)はH−H矢視図を示している。 図13は、従来例にかかる生体圧迫装置の、巻き付け開始における動作を説明するための概略図を示している。
[生体圧迫装置の第一実施形態]
以下、本発明の生体圧迫装置の第一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第一実施形態に係る生体圧迫装置の概略縮小図であり、(a)は表面側展開図を示しており、(b)は裏面側展開図を示している。
また、図2は、本発明の第一実施形態にかかる生体圧迫装置の概略図であり、(a)はA−A矢視図を示しており、(b)はB−B矢視図を示している。
図1、2において、生体圧迫装置1は、自動血圧計用腕帯(カフ)として用いられており、使用者の左の上腕10に巻き付けられる。この生体圧迫装置1は、流体袋2、帯状体3、留め金具4及び面ファスナー33などを備えている。
<流体袋>
流体袋2は、ほぼ台形状の袋であり、ほぼ中央にジョイント21が設けられた上面側シート、下面側シート、及び、これらのシートの周縁部を溶着した溶着部などを有している。この流体袋2は、流体(通常、空気)が入出することにより膨縮する。すなわち、生体圧迫装置1が上腕10に巻き付けられ、ジョイント21から空気が送入されると、流体袋2は、膨れて上腕10を圧迫する。
<帯状体>
帯状体3は、外面カバーとしてのループシート31及び内面カバー35などを有しており、ループシート31及び内面カバー35が流体袋2を挟むことにより、流体袋2を収納する。
ループシート31及び内面カバー35は、ほぼ矩形状としてある。内面カバー35は、皮膚に触れた際、触り心地が良いように、薄く、軟らかく、かつ、伸縮性を有する布(通常、樹脂製の布)からなっている。また、外面カバーとしてのループシート31は、内面カバー35と比べて、厚く、丈夫で、かつ、伸縮性を有していない。また、ループシート31の外面が、帯状体3の外面となる。
ループシート31と内面カバー35は、流体袋2などを挟んだ状態で、周縁部が、バイアステープ34を介して糸13によって縫合されている。さらに、他方の端部に、縫合されたバイアステープ34の両端部を覆うように、カバー金具37が取り付けられている。
また、ループシート31と内面カバー35は、長手方向のほぼ中央部では、腕軸方向に沿って、糸12によって縫合されている。さらに、ループシート31及び内面カバー35は、上腕10の形状に対応しやすいように、糸12の他方の端部側の幅寸法が、一方の端部側より短くなっている。
<留め金具>
留め金具4は、ほぼ長円形状に形成された丸鋼であり、掛け部41及び被保持部42を有している。この留め金具4は、帯状体3の長手方向の一方の端部付近に、帯状体3の下辺(肩側の辺)から約80°の角度で斜めに取り付けられている。これにより、筋肉質の上腕10に対してもほぼ密着した状態で、生体圧迫装置1を巻き付けることができる。
また、留め金具4は、図2(a)に示すように、ループシート31と同じ部材からなる保持部材43によって、被保持部42が皮膚はさみ防止タグ部5の外面(本実施形態では、補強部材6の上面)より上方に位置するように、帯状体3に取り付けられている。
すなわち、帯状体3とほぼ同じ幅寸法を有する保持部材43が、被保持部42に掛けられ、保持部材43の両端部が、被保持部42より中央側の位置において、補強部材6の一部を介して糸501及び糸502によって、帯状体3のループシート31に縫合されている。このようにすると、掛け部41を一方の端部側に回動させると、留め金具4が帯状体3とほぼ平行になるまで回動することができ、回動した掛け部41と補強部材6との間に、微小距離の隙間(保持部材43の厚さに相当する隙間)が形成される。したがって、生体圧迫装置1が上腕10に巻き付けられる際、掛け部41に掛けられる他方の端部側の帯状体3と、一方の端部側の補強部材6や帯状体3(中間部分52や先端側部分53)との摩擦力を低減することができ、引っ張る力を低減することができる。
<補強部材>
補強部材6は、ループシート31と同じ部材からなり、帯状体3とほぼ同じ幅寸法を有する矩形状としてある。この補強部材6は、皮膚はさみ防止タグ部5の中央側(中央側部分51及び中間部分52)の曲げ剛性(あるいは、単に、剛性と呼称する。)を先端側(先端側部分53)の曲げ剛性より高めるために、補強する部材である。なお、曲げ剛性は、曲げに対する強さといった意味である。
また、補強部材6は、一方の端部側の先端部が、保持部材43の取付け位置(糸502の位置)と帯状体3の一方の端部側の先端部との間に位置する。すなわち、補強部材6は、帯状体3の一方の端部から所定の距離だけ離れた状態で、かつ、留め金具4と平行にループシート31と縫合されている。
また、帯状体3における留め金具4の取り付け位置は、通常、被保持部42と対応する位置、及び、この位置の近傍をいう。
ここで、本実施形態では、補強部材6の中央側の端部と、保持部材43の一つの端部とがつながっている。すなわち、保持部材43及び補強部材6は、一枚のシートからなり、ほぼ中央から二つに折り曲げられ、一方が補強部材6となり、他方が保持部材43となる。このようにすると、部品点数を削減でき、また、縫合する際の作業性を向上させることができるので、製造原価のコストダウンを図ることができる。
上述した縫合としては、補強部材6の一方の端部とループシート31とが、糸504によって縫合されている。また、補強部材6とループシート31とが、被保持部42の一方の端部側において、糸503によって縫合されている。さらに、重ねられた一対の保持部材43、補強部材6及びループシート31が、被保持部42の中央側において、糸502によって縫合されている。また、保持部材43の両端部、補強部材6の他方の端部及びループシート31が、糸501によって縫合されている。
なお、補強部材6や保持部材43は、シート状部材(本実施形態では、ループシート)としてあるが、これに限定されるものではなく、たとえば、布状部材としてもよい。
<皮膚はさみ防止タグ部>
皮膚はさみ防止タグ部5は、中央側から一方の端部側に向かって、中央側部分51、中間部分52及び先端側部分53を有している。中央側部分51は、糸501と糸502との間の部分であり、糸501、糸502、一対の保持部材43、補強部材6及び帯状体3とからなっている。また、中間部分52は、糸502と糸504との間の部分であり、糸502、糸503、糸504、補強部材6及び帯状体3とからなっている。さらに、先端側部分53は、糸504より一方の端部側に位置する部分であり、帯状体3からなっている。
したがって、皮膚はさみ防止タグ部5は、中央側部分51の曲げ剛性>中間部分52の曲げ剛性>先端側部分53の曲げ剛性となる。すなわち、皮膚はさみ防止タグ部5は、中央側部分51が保持部材43及び補強部材6などによって補強され、また、中間部分52が補強部材6などによって補強され、先端側部分53が帯状体3からなるので、三段階の曲げ剛性を有している。
<面ファスナー>
生体圧迫装置1は、留め金具4の掛け部41と被保持部42との間に挿入され、この掛け部41を介して折り返された帯状体3の他方の端部を固定する固定手段として、面ファスナー33を備えている。
面ファスナー33は、上述したループシート31とフックシート32とからなっている。フックシート32は、ほぼ正方形状としてあり、外面カバーとしてのループシート31の他方の端部側に、糸15によって縫合されている。
ここで、好ましくは、帯状体3の他方の端部側の外面に、面ファスナー33のフックシート32が設けられ、フックシート32の他方の端部側が、帯状体3の外面カバー(ループシート31)の内側に収められているとよい。すなわち、本実施形態では、ループシート31に切れ目311を入れ、この切れ目311にフックシート32の他方の端部を挿入し、糸15によって、ループシート31、フックシート32及び内面カバー35を縫合している。
このようにすると、フックシート32の他方の端部が、ループシート31の内側に収められるので、生体圧迫装置101と比べると、フックシート32の他方の端部が留め金具4の掛け部41に引っ掛かるといった不具合を防止でき、生体圧迫装置1をよりスムースに上腕10に巻き付けることができる。
さらに、好ましくは、図示してないが、フックシート32の他方の端部側の形状を、湾曲形状又は三角形の斜辺形状とするとよい。このようにすると、フックシート32による段差が、留め金具4の掛け部41に引っ掛かるといった不具合をさらに抑制でき、生体圧迫装置1をさらにスムースに上腕10に巻き付けることができる。
<説明用フィルム>
説明用フィルム38は、樹脂製のフィルムであり、上腕10に生体圧迫装置1を巻き付ける際の注意点などがプリントされている。また、説明用フィルム38の形状は、湾曲形状を他方の端部側に有するほぼ正方形状としてある。このようにすると、生体圧迫装置1を上腕10に巻き付ける際、帯状体3の他方の端部側の曲げ剛性が徐々に高くなるので、生体圧迫装置1をよりスムースに上腕10に巻き付けることができる。なお、他方の端部側の形状は、湾曲形状に限定されるものではなく、たとえば、図示してないが、三角形の斜辺形状としてもよい。
この説明用フィルム38は、内面カバー35の他方の端部側に、周縁部が溶着部381によって溶着されている。また、説明用フィルム38は、フックシート32より小さい形状としてあり、溶着部381が糸15の内側に位置している。
<抜け防止部材>
抜け防止部材36は、樹脂製のチューブとしてあり、フックシート32の他方の端部側に設けられている。すなわち、抜け防止部材36は、腕軸方向に沿った状態で、ループシート31と内面カバー35との間に収められ、長手方向の両側に位置する対向する一対の糸14によって位置決めされている。この抜け防止部材36は、弾性変形することにより、掛け部41と被保持部42との間を通り抜けることができ、通り抜けた抜け防止部材36は、ストッパーとして機能する。これにより、生体圧迫装置1を拡径する際、帯状体3の他方の端部が留め金具4から抜けないので、生体圧迫装置1の取扱い性を向上させることができる。
なお、図示してないが、抜け防止部材36を取り付ける位置などは、上述した内容に限定されるものではなく、たとえば、フックシート32より中央側に設けたり、あるいは、フックシート32の中央側及び他方の端部側に設けてもよい。
次に、上述した構成の生体圧迫装置1の動作について、図面を参照して説明する。
図3は、本発明の第一実施形態にかかる生体圧迫装置の、巻き付け開始における動作を説明するための概略図を示している。
図3において、まず、血圧を測定しようとする使用者は、通常、帯状体3の他方の端部を留め金具4に通し、拡径された状態の生体圧迫装置1に左腕を挿入する。この際、手の平を上に向けた上腕10に対して、ジョイント21が真上方向に位置するように、生体圧迫装置1を、上腕10に掛ける。続いて、使用者は、右手で、帯状体3の他方の端部を引き方向に引っ張る。
この際、先端側部分53及び中間部分52は、説明用フィルム38と当接すると、僅かに湾曲した説明用フィルム38の形状に対応して、徐々に湾曲する。すなわち、先端側部分53及び中間部分52は、上述した先端側部分153のように、帯状体3に強く押し当てられることはなく、曲げ剛性の低い先端側部分53から順に湾曲する。したがって、説明用フィルム38との間に発生する摩擦力を大幅に(生体圧迫装置101における摩擦力の数分の一に)低減することができるので、帯状体3の他方の端部を引っ張る力を大幅に低減することができる。
また、先端側部分53及び中間部分52は、説明用フィルム38と当接すると、説明用フィルム38に対応して、徐々に湾曲するので、先端側部分153のように、帯状体3をほぼ上方に反り返る形状に湾曲させない。したがって、先端側部分53によって、突っ張り感を使用者に与えたり、あるいは、突っ張った状態に逆らって、無理やり引っ張るといった不具合を回避することができる。
また、皮膚はさみ防止タグ部5は、帯状体3を拡径した状態において、先端側部分53の先端部が、説明用フィルム38上に位置する。すなわち、皮膚はさみ防止タグ部5は、皮膚はさみ防止タグ部150と比べると、約30%長くしてある。これによって、先端側部分53の先端部が、説明用フィルム38の他方の端部側の段差に引っ掛かるといった不具合を回避することができる。
また、皮膚はさみ防止タグ部5は、中央側部分51の曲げ剛性>中間部分52の曲げ剛性>先端側部分53の曲げ剛性としてあるので、最も湾曲しやすい先端側部分53は、中間部分52によって、折れ曲がらないように支持され、次に湾曲しやすい中間部分52は、中央側部分51によって折れ曲がらないように支持されている。これにより、長くされた皮膚はさみ防止タグ部5は、皮膚のはさみを防止するタグとして機能でき、また、上述したように、引っ張る力を低減することができる。
また、上述したように、フックシート32の他方の端部は、ループシート31の内側に収められている。これにより、フックシート32の端部が留め金具4の掛け部41に引っ掛かり、生体圧迫装置1が、上腕10に対して空回りしてしまうといった不具合を防止でき、生体圧迫装置1をよりスムースに上腕10に巻き付けることができる。
図4は、本発明の第一実施形態にかかる生体圧迫装置の、巻き付け途中における動作を説明するための概略図を示している。
図4において、生体圧迫装置1は、帯状体3の他方の端部が引き方向に引っ張られており、図3に示す皮膚はさみ防止タグ部5と比べると、中間部分52が大きく湾曲し、先端側部分53は、ほぼ湾曲していない。ここで、中間部分52に対応する補強部材6は、保持部材43から離れており、これにより、中間部分52は、大きく湾曲することができる。
この状態において、生体圧迫装置1は、上述したように、帯状体3の他方の端部を引っ張る力を低減することができ、また、先端側部分53及び中間部分52が、折れ曲がらないので、皮膚はさみ防止タグ部5は、皮膚のはさみを防止するタグとして機能できる。
また、フックシート32に対応する帯状体3の部分(フックシート32、ループシート31の一部、内面カバー35の一部及び説明用フィルム38)は、他の部分に比べると、大きな曲げ剛性を有している。したがって、図示してないが、あらかじめ、フックシート32に対応する帯状体3の部分を、下向きに湾曲(たとえば、この曲率半径を、上腕10の最大半径とほぼ同じとする。)させておいてもよい。このようにすると、掛け部41に掛けられた帯状体3を容易に引っ張ることができる。
図5は、本発明の第一実施形態にかかる生体圧迫装置の、巻き付け終了における動作を説明するための概略図を示している。
図5において、生体圧迫装置1は、ほぼ上腕10に巻き付けられており、皮膚はさみ防止タグ部5が皮膚のはさみを防止するタグとして機能している。また、本実施形態の皮膚はさみ防止タグ部5は、先端側部分53が、ループシート31及び内面カバー35などからなっているので、上述した先端側部分153に比べると、フィット感を向上させることができる。
続いて、図示してないが、フックシート32がループシート31に接合され、巻き付け作業が終了する。
以上説明したように、本実施形態の生体圧迫装置1によれば、装着性(たとえば、引っ張る力の低減、空回りの防止、突っ張り感や引っ掛かり感のないスムースに巻き付ける感覚など)を大幅に向上させることができる。
[生体圧迫装置の第二実施形態]
図6は、本発明の第二実施形態に係る生体圧迫装置の概略図であり、(a)は表面側展開縮小図を示しており、(b)はC−C矢視拡大図を示している。
図6において、本実施形態の生体圧迫装置1aは、第一実施形態の生体圧迫装置1と比べると、補強部材6aと保持部材43aとが別々の部材からなる点が相違する。なお、本実施形態の生体圧迫装置1aの他の構成は、生体圧迫装置1とほぼ同様としてある。
したがって、図6において、図1、2と同様の構成部分については同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
本実施形態では、帯状体3aとほぼ同じ幅寸法を有する保持部材43aが、被保持部42に掛けられ、保持部材43aの両端部が、被保持部42より中央側の位置において、補強部材6aの一部を介して糸501及び糸502によって、帯状体3aに縫合されている。この保持部材43aは、所定の強度を有する布状又はシート状部材からなり、留め金具4を回動自在に保持する。
また、補強部材6aは、ループシート31と異なる布状又はシート状部材からなり、皮膚はさみ防止タグ部5aの中央側(中央側部分51a及び中間部分52a)の曲げ剛性を先端側(先端側部分53a)の曲げ剛性より高めるために、補強する部材である。
以上説明したように、本実施形態の生体圧迫装置1aによっても、生体圧迫装置1とほぼ同様に、装着性(たとえば、引っ張る力の低減、空回りの防止、突っ張り感や引っ掛かり感のないスムースに巻き付ける感覚など)を大幅に向上させることができる。
また、補強部材6aと保持部材43aとが別々の部材からなるので、部材選択の自由度を高めることができる。
[生体圧迫装置の第三実施形態]
図7は、本発明の第三実施形態に係る生体圧迫装置の概略図であり、(a)は表面側展開縮小図を示しており、(b)はD−D矢視拡大図を示している。
図7において、本実施形態の生体圧迫装置1bは、第二実施形態の生体圧迫装置1aと比べると、補強部材6aの代わりに、流体袋2bの一方の端部側の先端部を補強部材として機能させている点などが相違する。なお、本実施形態の生体圧迫装置1bの他の構成は、生体圧迫装置1aとほぼ同様としてある。
したがって、図7において、図6と同様の構成部分については同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
流体袋2bは、ほぼ台形状の袋であり、ほぼ中央にジョイント21が設けられた上面側シート、下面側シート、及び、これらのシートの周縁部を溶着した溶着部などを有している。また、本実施形態の下面側シートは、上面側シートとほぼ同様な形状の部分と、一方の端部側に延長されたほぼ平行四辺形状の部分とからなっており、ほぼ平行四辺形状の部分は、補強部材6bとなる。
上述した補強部材6bは、皮膚はさみ防止タグ部5bの中央側(中央側部分51b及び中間部分52b)の曲げ剛性を先端側(先端側部分53b)の曲げ剛性より高めるために、補強する部材である。
また、補強部材6bは、一方の端部側の先端部が、保持部材43aの取付け位置(糸502の位置)と帯状体3bの一方の端部側の先端部との間に位置する。すなわち、補強部材6bは、帯状体3bの一方の端部から所定の距離だけ離れた状態で、かつ、留め金具4と平行にループシート31と縫合されている。
上述した縫合としては、ループシート31と補強部材6bの一方の端部とが、糸504によって縫合されている。また、ループシート31と補強部材6bとが、被保持部42の一方の端部側において、糸503によって縫合されている。さらに、重ねられた一対の保持部材43a、ループシート31及び補強部材6bが、被保持部42の中央側において、糸502によって縫合されている。また、保持部材43aの両端部、ループシート31及び補強部材6bが、糸501によって縫合されている。
以上説明したように、本実施形態の生体圧迫装置1bによっても、生体圧迫装置1aとほぼ同様に、装着性(たとえば、引っ張る力の低減、空回りの防止、突っ張り感や引っ掛かり感のないスムースに巻き付ける感覚など)を大幅に向上させることができる。
また、補強部材6bは、ループシート31と内面カバー35との間に挟まれ、外部に露出しないので、美観を向上させることができる。
さらに、生体圧迫装置1aと比べると、部品点数を削減できるので、製造原価のコストダウンを図ることができる。
なお、本実施形態では、流体袋2bの下面側シートのほぼ平行四辺形状の部分を、補強部材6bとしてあるが、これに限定されるものではない。図示してないが、たとえば、上面側シートも、ほぼ平行四辺形状の部分を有する構成とし、二つのほぼ平行四辺形状の部分を補強部材6bとしてもよい。また、台形状の上面側シート及び下面側シートを一方の端部側に延長し、この延長された部分(この部分は、空気の入出によって膨縮する。)を補強部材6bとしてもよい。
[生体圧迫装置の第四実施形態]
図8は、本発明の第四実施形態に係る生体圧迫装置の概略図であり、(a)は表面側展開縮小図を示しており、(b)はE−E矢視拡大図を示している。
図8において、本実施形態の生体圧迫装置1cは、第一実施形態の生体圧迫装置1と比べると、補強部材6cと保持部材43cとが一体的に成形された点が相違する。なお、本実施形態の生体圧迫装置1cの他の構成は、生体圧迫装置1とほぼ同様としてある。
したがって、図8において、図1、2と同様の構成部分については同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
補強部材6c及び保持部材43cは、樹脂からなり、一体成形される。
補強部材6cは、補強部材6とほぼ同様な形状としてあり、補強部材6とほぼ同様な位置に縫合されている。また、補強部材6cは、一方の端部側の部分(糸504と糸503との間の部分)より中央側の部分(糸503と糸501との間の部分)を厚くしてある。
また、ほぼ中央に(糸502と糸503との間の部分に)、保持部材43cが成形されており、保持部材43cは、被保持部42の挿入される貫通孔を有している。この保持部材43cによって、留め金具4は、被保持部42が、皮膚はさみ防止タグ部5cの外面(本実施形態では、補強部材6cの一方の端部側の部分の上面)より上方に位置する。したがって、上述したように、生体圧迫装置1cが上腕10に巻き付けられる際、摩擦力を低減することができ、引っ張る力を低減することができる。
皮膚はさみ防止タグ部5cは、中央側から一方の端部側に向かって、中央側部分51c、中間部分52c及び先端側部分53cを有している。中央側部分51cは、糸501と糸503との間の部分であり、糸501、糸502、糸503、補強部材6cの中央側の部分、保持部材43c及び帯状体3cとからなっている。また、中間部分52cは、糸503と糸504との間の部分であり、糸503、糸504、補強部材6の一方の端部側の部分及び帯状体3cとからなっている。さらに、先端側部分53cは、糸504より一方の端部側に位置する部分であり、帯状体3cからなっている。
したがって、皮膚はさみ防止タグ部5cは、中央側部分51cの曲げ剛性>中間部分52cの曲げ剛性>先端側部分53cの曲げ剛性となる。すなわち、皮膚はさみ防止タグ部5cは、中央側部分51cが保持部材43c及び補強部材6cなどによって補強され、また、中間部分52cが補強部材6cなどによって補強され、先端側部分53cが帯状体3cからなるので、三段階の曲げ剛性を有している。
以上説明したように、本実施形態の生体圧迫装置1cによっても、生体圧迫装置1とほぼ同様に、装着性(たとえば、引っ張る力の低減、空回りの防止、突っ張り感や引っ掛かり感のないスムースに巻き付ける感覚など)を大幅に向上させることができる。
また、補強部材6cは、保持部材43cと一体的に成形され、厚さなどを自在に設計することができるので、装着性などをさらに向上させることができる。
さらに、生体圧迫装置1aと比べると、部品点数を削減できるので、製造原価のコストダウンを図ることができる。
[生体圧迫装置の第五実施形態]
図9は、本発明の第五実施形態に係る生体圧迫装置の概略図であり、(a)は表面側展開縮小図を示しており、(b)はF−F矢視拡大図を示している。
図9において、本実施形態の生体圧迫装置1dは、第二実施形態の生体圧迫装置1aと比べると、保持部材43dが、帯状体3dの折り重ねられた部分からなる点などが相違する。なお、本実施形態の生体圧迫装置1dの他の構成は、生体圧迫装置1aとほぼ同様としてある。
したがって、図9において、図6と同様の構成部分については同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
流体袋2dは、ほぼ長方形状の袋としてあり、また、フックシート32は、生体圧迫装置101とほぼ同様に取り付けられている。
また、留め金具4dは、ほぼ直角三角形状に形成された丸鋼であり、掛け部41及び被保持部42dを有している。
留め金具4dは、帯状体3dの折り返し部分からなる保持部材43dによって、被保持部42dが皮膚はさみ防止タグ部5dの外面(本実施形態では、補強部材6dの上面)より上方に位置するように、帯状体3dに取り付けられている。
すなわち、帯状体3dの一方の端部側が、被保持部42dに掛けられた状態で、中央側に折り返され、さらに、中央側部分51dを形成するように、補強部材6dを挟んだ状態で、一方の端部側に折り返され、糸501d及び糸502dによって縫合されている。このようにすると、生体圧迫装置1dが上腕10に巻き付けられる際、摩擦力を低減することができ、引っ張る力を低減することができる。また、部品点数を削減でき、また、縫合する際の作業性を向上させることができるので、製造原価のコストダウンを図ることができる。
補強部材6dは、布状又はシート状部材からなり、帯状体3dとほぼ同じ幅寸法を有する台形状としてある。この補強部材6dは、皮膚はさみ防止タグ部5dの中央側(中央側部分51d及び中間部分52d)の曲げ剛性を先端側(先端側部分53d)の曲げ剛性より高めるために、補強する部材である。
また、補強部材6dは、一方の端部側の先端部が、保持部材43dの取付け位置(糸502dの位置)と帯状体3dの一方の先端部との間に位置する。すなわち、補強部材6dは、帯状体3dの一方の端部から所定の距離だけ離れた状態で帯状体3dと縫合されている。
上述した縫合としては、補強部材6dの一方の端部と帯状体3dとが、糸504dによって縫合されている。また、補強部材6dと帯状体3dとが、被保持部42dの一方の端部側において、糸503dによって縫合されている。さらに、重ねられた一対の保持部材43d(一対の帯状体3d)、補強部材6d及び帯状体3dが、被保持部42dの中央側において、糸502dによって縫合されている。また、保持部材43dの両端部(一対の帯状体3d)、補強部材6dの他方の端部及び帯状体3dが、糸501dによって縫合されている。
皮膚はさみ防止タグ部5dは、中央側から一方の端部側に向かって、中央側部分51d、中間部分52d及び先端側部分53dを有している。中央側部分51dは、糸501dと糸502dとの間の部分であり、糸501d、糸502d、一対の帯状体3d、補強部材6d及び帯状体3dとからなっている。また、中間部分52dは、糸502dと糸504dとの間の部分であり、糸502d、糸503d、糸504d、補強部材6d及び帯状体3dとからなっている。さらに、先端側部分53dは、糸504dより一方の端部側に位置する部分であり、帯状体3dからなっている。
したがって、皮膚はさみ防止タグ部5dは、中央側部分51dの曲げ剛性>中間部分52dの曲げ剛性>先端側部分53dの曲げ剛性となる。すなわち、皮膚はさみ防止タグ部5dは、中央側部分51dが一対の帯状体3d及び補強部材6dなどによって補強され、また、中間部分52dが補強部材6dなどによって補強され、先端側部分53dが帯状体3dからなるので、三段階の曲げ剛性を有している。
以上説明したように、本実施形態の生体圧迫装置1dによっても、生体圧迫装置1とほぼ同様に、装着性(たとえば、引っ張る力の低減、空回りの防止、突っ張り感や引っ掛かり感のないスムースに巻き付ける感覚など)を大幅に向上させることができる。
[血圧測定装置の一実施形態]
本発明は、血圧測定装置(適宜、血圧計と略称する。)の発明としても有効である。
図10は、本発明の一実施形態にかかるオシロメトリック式電子血圧計の要部の概略ブロック図を示している。
図10において、オシロメトリック式電子血圧計7は、空気袋2を内蔵した生体圧迫装置1と、配管71を介して空気袋2と連通した、圧力センサ72、ポンプ73及び排気弁74と、圧力センサ72、ポンプ73及び排気弁74と接続された情報処理装置75と、情報処理装置75と接続された操作スイッチ76及び表示器77とからなっている。
ここで、本実施形態のオシロメトリック式電子血圧計7は、上述した実施形態の生体圧迫装置1を備えた構成としてある。
このようにすると、本実施形態のオシロメトリック式電子血圧計7は、上述したように、装着性(たとえば、引っ張る力の低減、空回りの防止、突っ張り感や引っ掛かり感のないスムースに巻き付ける感覚など)を大幅に向上させることができる。また、装着性が向上することによって、使用者は、生体圧迫装置1を所定の位置に装着しやすくなるので、血圧測定の信頼性を高めることができる。
以上、本発明の生体圧迫装置及び血圧測定装置について、好ましい実施形態を示して説明したが、本発明に係る生体圧迫装置及び血圧測定装置は、上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
例えば、上述した各実施形態の補強部材として、シート状部材などを用いているが、これに限定されるものではなく、たとえば、縫合に用いられる糸や接着剤などを用いてもよい。
また、上述した各実施形態の生体圧迫装置は、通常、上腕に取り付けられる構成としてあるが、上腕タイプに限定されるものではなく、たとえば、手首に生体圧迫装置を取り付ける手首式の血圧計に用いてもよい。
さらに、手首式の血圧計に用いる生体圧迫装置は、空気袋が帯状体の一方の端部から他方の端部まで延長された構成としてもよい。
以上説明したように、本発明の生体圧迫装置は、血圧計用腕帯に用いられる場合に限定されるものではなく、たとえば、加圧中の脈波を精度よく測定する必要のある、止血用の生体圧迫装置などとしても有効に適用することができる。
1、1a、1b、1c、1d、101 生体圧迫装置
2、2b、2d 流体袋
3、3a、3b、3c、3d、130 帯状体
4、4d 留め金具
5、5a、5b、5c、5d、150 皮膚はさみ防止タグ部
6、6a、6b、6c、6d 補強部材
7 オシロメトリック式電子血圧計
10 上腕
12、13、14、15 糸
21 ジョイント
31、131 ループシート
32 フックシート
33、133 面ファスナー
34、134 バイアステープ
35、135 内面カバー
36 抜け防止部材
37 カバー金具
38、138 説明用フィルム
41 掛け部
42、42d 被保持部
43、43a、43c、43d、143 保持部材
51、51a、51b、51c、51d、151 中央側部分
52、52a、52b、52c、52d、152 中間部分
53、53a、53b、53c、53d、153 先端側部分
71 配管
72 圧力センサ
73 ポンプ
74 排気弁
75 情報処理装置
76 操作スイッチ
77 表示部
113、116、117、118 糸
139 溶着部
311 切れ目
381 溶着部
501、502、503、504 糸
501d、502d、503d、504d 糸

Claims (7)

  1. 流体が出入することにより膨縮する流体袋と、流体袋を収納する帯状体と、帯状体の一端部に設けられ、該帯状体の他端部を挿通する留め金具とを有し、生体に巻き付けられる生体圧迫装置において、
    前記留め金具は、前記帯状体の一端部から所定距離中央部側の留め金具取り付け位置おいて前記帯状体の外面に接しないように前記帯状体に取り付けられ、前記帯状体は、前記留め金具取り付け位置における剛性を前記帯状体の一端部の剛性より高くし、かつ、前記留め金具取り付け位置より中央側部分の剛性を前記留め金具取り付け位置の剛性より高くしたことを特徴とする生体圧迫装置。
  2. 前記帯状体は、前記留め金具の取り付け位置に補強部材を有することにより前記留め金具取り付け位置における剛性を前記帯状体の一端部の剛性より高くし、かつ、前記留め金具取り付け位置より中央側部分の剛性を前記留め金具取り付け位置の剛性より高くしたことを特徴とする請求項1に記載の生体圧迫装置。
  3. 前記留め金具を取り付けるための保持部材を有し、前記補強部材と前記保持部材とが一体に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の生体圧迫装置。
  4. 前記補強部材の一方の端部側の先端が、前記留め金具取り付け位置と前記帯状体の一端部の先端との間に位置することを特徴とする請求項2又は3に記載の生体圧迫装置。
  5. 前記留め金具取り付け位置は、前記帯状体の一端部の先端から前記留め金具取り付け位置までの距離が、前記留め金具の掛け部から前記留め金具取り付け位置までの距離より長くなる位置であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の生体圧迫装置。
  6. 流体が出入することにより膨縮する流体袋と、流体袋を収納する帯状体と、帯状体の一端部に設けられ、該帯状体の他端部を挿通する留め金具とを有し、生体に巻き付けられる生体圧迫装置において、
    前記留め金具は、生体圧迫装置を生体に装着するために帯状体の他端部を引っ張ったときに、前記帯状体の外面から離れるように前記帯状体に取り付けられ、
    前記帯状体は、前記留め金具を保持する保持部が前記帯状体に取り付けられる部分の剛性が、端部の剛性より高く、かつ、前記留め金具を保持する保持部が前記帯状体に取り付けられる部分より中央側部分の剛性を前記留め金具を保持する保持部が前記帯状体に取り付けられる部分の剛性より高くしたことを特徴とする生体圧迫装置。
  7. 上記請求項1〜6のいずれか一項に記載の前記生体圧迫装置を用いたことを特徴とする血圧測定装置。
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