JPH06261858A - 形状測定用プローブ装置 - Google Patents

形状測定用プローブ装置

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JPH06261858A
JPH06261858A JP5054045A JP5404593A JPH06261858A JP H06261858 A JPH06261858 A JP H06261858A JP 5054045 A JP5054045 A JP 5054045A JP 5404593 A JP5404593 A JP 5404593A JP H06261858 A JPH06261858 A JP H06261858A
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tip
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Hiroki Moriyama
宏樹 森山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、通常の内視鏡が使え、かつシンプル
な装置でありながら、患者の体内に挿入された内視鏡挿
入部の形状が測定できる形状測定用プローブ装置を提供
することを目的とする。 【構成】内視鏡1の挿通用チャンネル10に挿通可能で
可撓性を有するプローブ2と、このプローブ2の先端部
近傍に設けられた歪みセンサ3と、前記内視鏡1の挿通
用チャンネル10に対する前記プローブ2の挿入量を検
出する読取りセンサ部12と、前記プローブ2の挿入量
と歪み量の検出データより前記プローブ2の形状を構築
するパソコン14と、前記形状を表示するモニタ15と
を具備した形状測定用プローブ装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、下部消化器官
に挿入される内視鏡の挿入部の挿入状態における形状を
測定する形状測定用プローブ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】大腸内視鏡検査を行う場合、屈曲した大
腸内に挿入部を盲目的に回盲部にまで到達させる操作は
難しく、高度に熟練した挿入操作技術が必要である。挿
入中、挿入部が複雑なループを形成すると、それ以上の
挿入が不可能になる。また、無理に押し込まないよう
に、術者にとっては多大な注意が必要であった。
【0003】一般に、大腸に挿入される内視鏡の挿入部
の状態は、X線による透視で確認することが行われてい
るが、これによると、患者および術者が放射線を被爆す
るという問題がある。そこで、近年、内視鏡の挿入部に
複数の歪みセンサを設けて挿入状態における挿入部の形
状を検出する内視鏡装置が提案されている(特開昭 4−
146716号公報を参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、内視鏡
の挿入部に複数のセンサを設けるものは、通常の内視鏡
が使えないばかりか、センサの配線が嵩むため、構造が
シンプルとはならない。
【0005】本発明は前記課題に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、通常の内視鏡が使え、か
つ、シンプルな装置でありながら、患者の体内に挿入さ
れた内視鏡挿入部の形状が知れる形状測定用プローブ装
置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用】前記課題を解
決するために本発明は、内視鏡の挿通用チャンネルに挿
通可能で可撓性を有するプローブと、このプローブの先
端部近傍に設けられた曲げ量検出手段と、前記内視鏡の
挿通用チャンネルに対する前記プローブの挿入量を検出
する手段と、前記プローブの挿入量と曲げ量の検出デー
タより前記プローブの形状を構築する手段と、前記プロ
ーブの形状を表示する手段とを具備した形状測定用プロ
ーブ装置である。
【0007】
【実施例】図1ないし図4は、本発明の第1の実施例を
示すものである。図1は使用状態の形状測定用プローブ
装置を示す。図2は、内視鏡1の挿通用チャンネル10
に挿通可能で、可撓性を有するプローブ2を示してい
る。プローブ2の先端近傍の部分である先端部には、そ
の部分の曲げ歪量を検知するための複数の歪センサ3を
取り付け、その先端部の曲げを検出する曲げセンサ部
(曲げ量検出手段)4を構成している。
【0008】前記曲げセンサ部4における各歪センサ3
は、互いに直交する方向の曲げ歪量が検知できるように
上面と左面の2個所に貼り付けてある。なお、上下左右
の4個所に設けてもよく、また、そのうちの3個所に設
けてもよいことはもちろんである。
【0009】前記曲げセンサ部4より後方におけるプロ
ーブ2の外周面には、前記曲げセンサ部4からの長さが
既知である目盛5が複数個所にわたって付してある。プ
ローブ2の内部には図示しないルーメンが形成してあ
り、歪センサ3の配線はそのルーメン内を通して第1の
ケーブル6によって導かれ、計測装置7に接続されてい
る。
【0010】一方、内視鏡1は、操作部8と挿入部9と
からなり、操作部8から挿入部9にわたって挿通用チャ
ンネル10が形成されている。操作部8には前記挿通用
チャンネル10のチャンネル口部11が設けられてい
る。このチャンネル口部11の口部端には、前記プロー
ブ2の各目盛5の通過を逐次読み取って検知する読取り
センサ部(プローブ挿入量検出手段)12が設けられて
いる。この読取りセンサ部12の信号は、第2のケーブ
ル13によって演算部としてのいわゆるパソコン(パー
ソナルコンピュータ)14に接続されている。
【0011】また、計測装置7も第3のケーブル16に
よってパソコン14に接続されている。パソコン14に
は、前記プローブ2の挿入量とその先端部の歪み量の検
出データより前記プローブ2の形状を構築する手段が組
み込まれている。また、パソコン14には、前記形状を
表示するためのモニタ15が接続されている。
【0012】ところで、前記読取りセンサ部12は、例
えば目盛5がプローブ2にプリントされた線で、それを
光学センサで読み取るものであってもよいし、目盛5が
金属で、その機械的接触を検知するものであってもよ
い。あるいは目盛5に磁気力を付し、それを磁気センサ
で読み取る方式のものであってもよい。
【0013】次に、この形状測定用プローブ装置の作用
および機能を説明する。まず、図1で示すように、大腸
a内に内視鏡1の挿入部9を挿入する。この過程におい
て、大腸a内に挿入された挿入部9の形状を知りたい場
合、チャンネル口部11から挿通用チャンネル10にプ
ローブ2を挿入する。
【0014】そして、プローブ2の複数の目盛5が、読
取りセンサ部12で読み取られるごとに、プローブ2の
曲げセンサ部4において、その歪量を個別的に計測す
る。すなわち、各曲げセンサ部4はそのときのプローブ
2の先端部の湾曲する向き、およびその湾曲する大きさ
によって曲げセンサ部4の出力が異なる。
【0015】そして、この計測された歪量のデータは、
計測装置7よりパソコン11に送られる。また、間隔が
既知である目盛5を検知したことの信号も第2のケーブ
ル13を通じてパソコン14に送られる。つまり、プロ
ーブ2の挿通用チャンネル10内への挿入量と、そのと
きのプローブ2の先端部の曲げ情報としての検出信号が
パソコン14に入力される。
【0016】ここで、プローブ2の挿入状況におけるそ
の形状を構築する手順を図3および図4を参照して説明
する。仮に、図3で示すように、プローブ2が下向きに
曲げられると、上側の歪センサ3が引き伸ばされる。そ
こで、歪センサ3が貼り付けてあるところの曲げセンサ
部4を曲げたときの曲げ半径R1 と、その上側の歪セン
サ3の出力との関係を予め測定してその関係を図示しな
いメモリに記憶しておけば、その歪センサ3の出力か
ら、その曲げ半径R1 が求められる。O1 はその円弧S
1 の中心である。
【0017】今、図3で示す矢印Aの向きにプローブ2
を挿入したとする。また、目盛5の間隔をLとし、ある
時点での歪センサ3による歪み測定において、プローブ
2の中心軸上で歪センサ3の中間あたりに位置する点P
1 を中心として、長さL、半径R1 の円弧S1 を求める
ことができる。
【0018】ついで、図4で示すように、プローブ2
が、さらに「L」の距離を進んだところで、再び、歪セ
ンサ3の出力を測定する。このとき、長さL、半径R2
の円弧S2 が求まる。O2 はその円弧S2 の中心であ
る。また、円弧S1 と円弧S2 は、それらの端が共通の
接線を有するように接続する。このことをパソコン14
内で次々に行うことにより、プローブ2の挿入状況の2
次元形状を構築できる。
【0019】また、それに垂直な方向に付けてある他の
歪センサ3についても、同様に処理することにより、そ
の向きでのプローブ2の挿入状況の形状(2次元)を構
築できる。
【0020】つまり、直交する2つの面のそれぞれの挿
入形状が得られるので、この2つの画像をモニタ15の
画面上に同時にグラフィック表示する。例えば、図1に
あるように矢状面15a、前額面15bのそれぞれの2
次元形状の表示等が可能である。そして、術者はモニタ
15の画面上の2次元画像の2つを見て、3次元の挿入
形状を把握する。この算出されたプローブ2の形状が内
視鏡1の挿入部9の形状に対応する。
【0021】なお、複数の挿入量(位置)における個々
の2次元的な歪量の検出信号のデータをつなぎ合わせて
いくことで、プローブ2を挿入した挿入部9のおおまか
な3次元形状が算出することもできる。これによる挿入
部9の形状の把握が必要のない場合には、プローブ2及
び読取りセンサ部12を外しておけば、内視鏡1を通常
の状態で使用できる。
【0022】しかして、この実施例の構成によれば、通
常の内視鏡が使え、患者周辺に大掛かりな装置等を用意
することがなく、プローブ2のみで内視鏡1の挿入部9
の挿入状態における3次元的な形状を知ることができ
る。また、プローブ2の先端部のみに歪センサ3を設け
るだけでよい。
【0023】図5は本発明の第2の実施例を示すもので
ある。この実施例のほとんどの構成は前述した第1の実
施例のものと同様である。異なる点は内視鏡1のチャン
ネル口部11の口部端には特別にセンサ部等を設けな
い。その代わり、プローブ2の外周面にその軸方向に沿
って間隔を設けて複数のスイッチ17を設ける。この各
スイッチ17は前述した第1の実施例における目盛5に
相当する。
【0024】スイッチ17の接片18は、山形の形状を
した弾性導電性部材からなり、接片18の一端はプロー
ブ2に固定され、接片18の他端は接触部19となって
いる。接片18の接触部19に対向してプローブ2の外
周面には、スイッチ17の接点20が設けられている。
そして、図3で示すように、自然な状態で接片18はそ
の接触部19が接点20に向かい合って離れている。
【0025】この実施例において、チャンネル口部11
から挿通用チャンネル10にプローブ2を挿入する際、
スイッチ17の接片18の背がチャンネル口部11の開
口縁に押されて、接片18の接触部19が接点20に接
触する。このことにより、スイッチ17が閉成し、通電
によるスイッチングがなされる。各スイッチ17によっ
てプローブ2の挿入位置が逐次検出され、そのときのプ
ローブ2の挿入量を検出できる。それ以外の機能および
作用は前述した第1の実施例と同じである。
【0026】しかして、この実施例の構成によれば、内
視鏡側には全くセンサ部を取り付けずに挿通用チャンネ
ル10に対するプローブ2の挿入位置および挿入量を計
測することができる。
【0027】図6は本発明の第3の実施例を示すもので
ある。この実施例も全体的には第1の実施例と同様であ
るが、プローブ2の中に流体の放出・吸引ができるルー
メン21を設けた点であり、つまり、プローブ2はカテ
ーテル状に形成されている。このルーメン21とは別に
歪センサ3の配線を通すためのルーメン22を設けてい
るが、このルーメン22は先端面まではあけられていな
い。
【0028】しかして、この実施例の構成では、プロー
ブ2にルーメン21があるので、内視鏡1における挿入
部9の形状を計測中でも、大腸a内の流体(主に水)の
吸引、または放出が行える。場合によってはプローブ2
を内視鏡1の挿入時に内視鏡1内に入れたままにしてお
いて、必要時にプローブ2をチャンネル10内で前後さ
せることで形状を計測してもよい。常に、プローブ2を
内視鏡1から抜かなくても大腸a内の水の吸引作業を行
うことができる。
【0029】図7は本発明の第4の実施例を示すもので
ある。この実施例ではプローブ2に目盛等は設けない
が、その代わりに読取りセンサ部12内に、内視鏡1の
チャンネル10内に挿入するプローブ2の周面に転接す
るローラ25を設け、これの回転数を読み取る検出器2
4を設ける。そして、検出器24からの検出データはパ
ソコン14に送られ、プローブ2の挿入量を算出するよ
うになっている。
【0030】そこで、チャンネル口部11から挿通用チ
ャンネル10にプローブ2を挿入して、プローブ2を進
退させると、ローラ25が回転する。検出器24は常に
このローラ25の回転量を検知し、パソコン14にその
データを送る。一方、プローブ2ではこれの先端部にあ
る曲げセンサ部4においてある周波数(例えば10Hz)
で曲げ歪量を検出し、そのデータを計測装置7からパソ
コン14に送る。パソコン14ではこれら2つのデータ
より、内視鏡1の挿入部9の形状を算出する。それ以外
は第1の実施例と同じである。この実施例の構成によれ
ば、前述した他の実施例のものよりも、より細かくデー
タがとれるので、精度の向上が図れる。
【0031】なお、プローブ2の挿入量を検出する挿入
量読取り装置をチャンネル口部11に着脱自在に取り付
けるように構成すれば、測定が必要な場合、それを取り
外しておける。
【0032】図8ないし図9は前記内視鏡1の挿入部9
に挿入補助具を設けた例を示すものである。すなわち、
内視鏡1の挿入部9における先端部に、第1の伸縮チュ
ーブ27と第2の伸縮チューブ28を取り付け、その各
前端にはおもり(慣性体)29を取り付ける。第1の伸
縮チューブ27および第2の伸縮チューブ28の後端は
まとめて挿入部9に固定されている。第1の伸縮チュー
ブ27と第2の伸縮チューブ28の先端側とおもり29
は内視鏡1の挿入部9の軸方向に移動可能となってい
る。
【0033】また、第1の伸縮チューブ27と第2の伸
縮チューブ28との間は密閉された空間となっており、
それらの固定部にはその空間内に通じる加圧チューブ3
0が接続されている。加圧チューブ30の他端にはポン
プや手動シリンジ等の加圧装置31が設けられている。
【0034】次に、この挿入補助具を設けた内視鏡の作
用を説明する。図6,7に示すように、例えば大腸aの
屈曲部において、内視鏡1の挿入部9における先端部を
湾曲させた状態で、加圧装置31によって加圧チューブ
30を介して、最初収縮状態にあった第1の伸縮チュー
ブ27と第2の伸縮チューブ28の間の空間を加圧し、
それらのチューブ27,28を図6の状態から図7で示
す状態まで急速に伸長させる。
【0035】すると、おもり29が勢いよく前方に飛び
出すが、やがて第1,2の伸縮チューブ27,28が伸
び切ったところで図7で示す伸長状態で止められるよう
になるが、おもり29が急速に止まった慣性力で挿入部
9の先端部を引き、その先端面が向いている方向(図7
中矢印方向)にわずかに移動させられる。
【0036】これを繰り返すことによって、挿入部9は
大腸a内の屈曲部を通過する。ここで、前述した各実施
例でのプローブ2を使えば、その挿入部9の先端が進む
様子を定量的に把握できる。これによれば、容易な構造
ながら、内視鏡に電気的手段を設けずに慣性力で内視鏡
1の挿入部9の先端をその向いている方向に誘導でき
る。また、プローブ2により、挿入部9の形状を見なが
ら、それを誘導することで、操作性および安全性が向上
する。
【0037】なお、この慣性力を利用する挿入部9の誘
導方式において、第1の伸縮チューブ27と第2の伸縮
チューブ28の間の空間に急激に送り込む流体を比較的
質量が大きい、例えば水や油を使用すれば、その流体に
よる慣性力が比較的大きく、誘導補助力を高めることが
できる。また、これによると、慣性体としてのおもり2
9を設けなくてもある程度の誘導補助力を得ることがで
きる。
【0038】また、第1の伸縮チューブ27と第2の伸
縮チューブ28、およびこれらの先端に取り付けるおも
り29が挿入部9の先端部外周の範囲内で移動し、その
先端部の先端付近にストッパを設け、その先端のおもり
29が挿入部9の先端から突き出ないようにしてもよ
い。
【0039】また、上述した方式の場合、挿入部9の先
端部外周に、第1の伸縮チューブ27と第2の伸縮チュ
ーブ28を取り付けたが、一重の蛇腹チューブを被嵌
し、これと挿入部9の先端部外周との間に加圧用空間を
形成し、さらに、その蛇腹チューブの前端と挿入部9の
先端部との間に薄い筒状のゴムチューブを設け、前記空
間内に前述したと同様、加圧流体を急激に注入したと
き、蛇腹チューブを伸長させるとともに、ゴムチューブ
が弾性的に伸びるようにしたものである。この構成によ
れば、挿入部9の先端部外周には一重の蛇腹チューブを
被嵌すればよいので、細径化が図れる。
【0040】図10は内視鏡の挿入部を誘導するスライ
ディングチューブの例である。このスライディングチュ
ーブ40は柔らかめのチューブ41(密巻きコイルから
なるシースであってもよい。)からなり、この内部に内
視鏡の挿入部42を挿入するようになっている。チュー
ブ41の先端にはコイルばね43が連結されている。コ
イルばね43の先端は挿入部42の先端に取り付けたば
ね受けリング部材44に突き当たる。ばね受けリング部
材44は挿入部先端に装着されるフードの代わりに例え
ばねじ止めされる。
【0041】そこで、このスライディングチューブ40
を使用する場合の作用を説明する。まず、(a)で示す
ように大腸aの湾曲した部分において、それに沿って挿
入部42の湾曲部46を湾曲し、この湾曲状態に保持す
る。さらに、挿入部42の全体が前方へ行かないように
保持したまま、チューブ41を押し込む。すると、
(b)で示すように挿入部42の先端でコイルばね43
が圧縮される。
【0042】次に、チューブ41を保持したまま、挿入
部42を離すか、軽く押すと、圧縮されていたコイルば
ね43が伸びるので、(c)で示すように挿入部42の
先端部が湾曲前方へ少し前進する。
【0043】チューブ41のA部は(b)の段階で、湾
曲した湾曲部46の部分に位置するために湾曲するが、
(c)の段階で湾曲した湾曲部46の部分が前方に行っ
ても、曲げられたままである。これはチューブ41の先
端部が大腸壁に当たっており、また、そのチューブ41
は柔らかめであるからである。
【0044】なお、コイルばね43の代わりに同じ作用
をなす板ばねを使用してもよい。また、前記チューブ4
1を従前のスライディングチューブの硬さのチューブの
先端に柔らかめのチューブを連結して構成してもよい。
この場合には挿入後、従前のスライディングチューブと
同様にそれを使用できる。
【0045】図11および図12は前記コイルばね43
の代わりに永久磁石を利用して弾発力を得るようにした
ものである。図11で示すものはチューブ41の先端と
挿入部42の先端とのそれぞれに永久磁石51,52を
設けたものである。永久磁石51,52は軸方で対向す
るとともに対向する各極の極性を同じくしたものであ
る。
【0046】図12で示すものは挿入部42の先端部に
おいて最先端とこれより手元側部分とに永久磁石53,
54を埋込み、一方、チューブ41の先端には別の永久
磁石55を取着する。永久磁石53と永久磁石55は互
いに吸引し合う関係に極性を設定し、永久磁石54と永
久磁石55は互いに反発し合う関係に極性を設定する。
この場合には挿入部42の外周に突起物を形成しないで
済むため、挿入部42を挿入しやすい。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、通
常の内視鏡が使用でき、患者周囲に大掛かりな装置を必
要とせずに、内視鏡挿入部の3次元形状を知ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る形状測定用プロー
ブ装置を示す説明図。
【図2】本発明の第1の実施例に係る形状測定用プロー
ブ装置のプローブの説明図。
【図3】本発明の第1の実施例に係る形状測定用プロー
ブ装置の測定原理の説明図。
【図4】本発明の第1の実施例に係る形状測定用プロー
ブ装置の測定原理の説明図。
【図5】本発明の第2の実施例に係る形状測定用プロー
ブ装置の要部の斜視図。
【図6】本発明の第3の実施例に係る形状測定用プロー
ブ装置のプローブの説明図。
【図7】本発明の第4の実施例に係る形状測定用プロー
ブ装置の要部の説明図。
【図8】内視鏡の挿入部に挿入補助具を設けた例の説明
図。
【図9】内視鏡の挿入部に挿入補助具を設けた他の例の
説明図。
【図10】内視鏡の挿入部を誘導するスライディングチ
ューブの説明図。
【図11】内視鏡の挿入部を誘導するスライディングチ
ューブの他の例の説明図。
【図12】内視鏡の挿入部を誘導するスライディングチ
ューブのさらに他の例の説明図。
【符号の説明】
1…内視鏡、2…プローブ、3…歪センサ、4…センサ
部、7…計測装置、8…操作部、9…挿入部、10…挿
通用チャンネル、11…チャンネル口部、12…読取り
センサ部、14…パソコン、15…モニタ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内視鏡の挿通用チャンネルに挿通可能で可
    撓性を有するプローブと、このプローブの先端部近くに
    設けられた曲げ量検出手段と、前記内視鏡の挿通用チャ
    ンネルに対する前記プローブの挿入量を検出する手段
    と、前記プローブの挿入量と曲げ量の検出データより前
    記プローブの形状を構築する手段と、前記形状を表示す
    る手段とを具備したことを特徴とする形状測定用プロー
    ブ装置。
JP5054045A 1993-03-15 1993-03-15 形状測定用プローブ装置 Withdrawn JPH06261858A (ja)

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