JPH062611U - 高電圧用可変抵抗器 - Google Patents

高電圧用可変抵抗器

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JPH062611U
JPH062611U JP626793U JP626793U JPH062611U JP H062611 U JPH062611 U JP H062611U JP 626793 U JP626793 U JP 626793U JP 626793 U JP626793 U JP 626793U JP H062611 U JPH062611 U JP H062611U
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JP
Japan
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insulating substrate
output
variable resistor
electrode
high voltage
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Application number
JP626793U
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English (en)
Inventor
善丈 植野
Original Assignee
株式会社村田製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】全体外形の小型化を図ることができる高電圧用
可変抵抗器の提供。 【構成】抵抗パターン6と、それぞれが異なる出力電圧
が取り出される第1および第2の出力電極9,11とが
表面に形成された絶縁基板2と、絶縁基板2を収納保持
する絶縁ケース3とを具備し、両出力電極9,11を絶
縁基板2表面における一方の短辺側の両隅部寄りに互い
に離間して配置し、絶縁基板2の表面には第1出力電極
9とは絶縁基板2の対角線上において対向する隅部寄り
に中継電極10を配置形成し、中継電極10と第2出力
電極11とを絶縁基板2の裏面に設けた導電パターン1
2等で接続した高電圧用可変抵抗器。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はTV受像機やCRTディスプレイなどで用いられる高電圧用可変抵抗 器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、この種の高電圧用可変抵抗器としては、図2の横断平面図で示すよ うに構成されたものが知られている。この高電圧用可変抵抗器20は、平面視矩 形状とされた絶縁基板21と、この絶縁基板21を収納して保持する絶縁ケース 22と、絶縁基板21の表面に印刷形成された抵抗パターン23上を摺動して入 力電圧を分圧する一対の可動接触子24,25とを備えている。
【0003】 そして、この絶縁基板21の表面には、抵抗パターン23のほか、入力電極2 6、アース電極27、数千Vの出力電圧が取り出される第1出力電極28および 数百Vの出力電圧が取り出される第2出力電極29がそれぞれ印刷形成されてい る。また、絶縁基板21の一方の長辺側に沿ってその両隅に形成された第1およ び第2の出力電極28,29それぞれには、絶縁基板21を貫通したリード線3 0,31の内端部が半田付けによって接続されている。
【0004】 さらに、絶縁基板21の短辺側である絶縁ケース22の上側端面22aには、 一対のコネクタピンを構成するパイプ32,33が埋設されている。これらのパ イプ32,33それぞれの外端面にはこれらに挿通したリード線30,31それ ぞれの外端部が半田付けによって接続されている。すなわち、この高電圧用可変 抵抗器20においては、第1および第2の出力電極28,29に接続されたリー ド線30,31それぞれの中途部位が互いに離反する方向に屈曲されたうえ、リ ード線30,31それぞれの外端部がパイプ32,33に半田付けされて一体化 しており、これによって、絶縁ケース22の外部に延出された一対の外部出力用 端子が構成されるようになっている。なお、図2における符号34,35はパイ プ32,33それぞれを取り囲むガイドである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、前記従来構造の高電圧用可変抵抗器20には、全体形状が大型化す るという不都合があった。すなわち、第1および第2出力電極28,29相互の 電位差が大きいので、リード線30,31を互いに大きく離間することによって 絶縁性を確保しなければならず、パイプ32,33が埋設された絶縁ケース22 の端面22aを長くする、すなわち、この絶縁ケース22自体の幅寸法を拡げる 必要があり、高電圧用可変抵抗器の全体外形が大型化してしまっていた。
【0006】 本考案はかかる従来の不都合に鑑みて創案されたものであって、全体外形の小 型化を図ることができる高電圧用可変抵抗器の提供を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、このような目的を達成するために、抵抗パターンと、それぞれが異 なる出力電圧が取り出される第1および第2の出力電極とが表面に形成された平 面視矩形状の絶縁基板と、この絶縁基板を収納保持する絶縁ケースとを具備し、 前記両出力電極を前記絶縁基板表面における一方の短辺側の両隅部寄りに互いに 離間して配置し、前記絶縁基板の表面には第1出力電極とは絶縁基板の対角線上 において対向する隅部寄りに中継電極を配置形成し、この中継電極と前記第2出 力電極とを絶縁基板の裏面に設けた接続体で接続して高電圧用可変抵抗器を構成 したことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】
上記構成によれば、第1,第2の出力電極を絶縁基板表面における一方の短辺 側の両隅部寄りに互いに離間して配置したので、これら出力電極から出力電圧を 取り出す出力端子の配置間隔も、その離間距離を十分に取って絶縁性を確保しつ つ絶縁基板の幅内に収めることができるようになる。
【0009】 なお、中継電極と第2出力電極とを接続する接続体は絶縁基板の裏面に設けら れているので、この接続体と抵抗パターンとの間の絶縁性は確保されることにな る。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1は高電圧用可変抵抗器の概略構成を示す横断平面図であり、この図におけ る符号1は高電圧用可変抵抗器である。この高電圧用可変抵抗器1は、平面視矩 形状とされた絶縁基板2と、この絶縁基板2を収納して保持する絶縁ケース3と 、一対の可動接触子4,5とによって構成されている。この可動接触子4,5は 図示はしていないが、絶縁ケース3に軸受けされた回転軸の先端部に取り付けら れている。
【0011】 絶縁基板2の表面には、可動接触子4,5が摺動する所定形状の抵抗パターン 6および入力電極7、アース電極8が印刷形成されるとともに、数千Vの出力電 圧が取り出される第1出力電極9と、数百Vの出力電圧が取り出される第2出力 電極11とが絶縁基板2の表面における一方の短辺(図中上側の短辺)側の両隅 部寄りに互いに離間して印刷形成されている。
【0012】 また、絶縁基板2の表面には、第1出力電極9と絶縁基板2の対角線上におい て対向する他方の短辺側の隅部寄りに中継電極10が印刷形成されている。また 、絶縁基板2の裏面には中継電極10と第2出力電極11の設けられた長辺側に 沿って導電パターン12が形成されており、中継電極10と第2出力電極11と はこの導電パターン12を通じて接続されている。このように構成すると、導電 パターン12と抵抗パターン6とは近接することになるが、これらは絶縁基板2 の表裏にそれぞれ形成されており、その間には絶縁基板2が介在するため絶縁性 は十分に確保される。
【0013】 なお、導電パターン12に代えてリード線によって中継電極10と第2出力電 極11とを接続してもよい。
【0014】 中継電極10と第2出力電極11とを接続するにあたり、導電パターン12を 用いる場合には、導電パターン12と各電極10,11との接続には、たとえば 、スルーホール接続を用いることができる。また、リード線を用いる場合には、 リード線と各電極10,11との接続には、たとえば、半田接続を用いることが できる。
【0015】 さらに、これら第1出力電極9および第2出力電極11には、絶縁基板2の一 方の短辺側に並列配置された金属棒からなるコネクタピン等の出力端子13,1 4がそれぞれ半田付けによって接続されている。すなわち、これらの出力端子1 3,14は、その一端側が絶縁基板2の裏面側から絶縁基板2を貫通して各出力 電極9,11部分に突出した状態で半田付けされ、互いに離間した状態で絶縁ケ ース3の上側端面3aを貫通し、その他端側が外部に延出されている。これら出 力端子13,14は当然ながらその間に電位差が生じるが、第1,第2の出力電 極9,11が絶縁基板2の一方の短辺側に沿って互いに十分に離間して配置され ているので、これら電極9,11に接続される出力端子13,14の間の離間距 離も十分に取ることができ、その絶縁性は十分に確保することができる。
【0016】 このように構成された絶縁基板2等を収納する絶縁ケース3は、出力端子13 ,14の形成位置が絶縁基板2の幅内に収まっているので、必要以上に大きくし なくてもよい。
【0017】 なお、図1における符号15,16は出力端子13,14それぞれを取り囲む ガイドである。
【0018】 さらには、出力端子13,14の取り付け構造としては、実施例のようなもの に限らず、出力端子13,14の一端側を絶縁基板2の表面側に直接配置して絶 縁基板2の出力電極9,11に半田付けする構造のほか、導電性ゴムを各出力電 極9,11に圧接(この圧接は例えば絶縁基板2と絶縁ケース3の内底面との間 に挟み込むことによって行われる)したうえで、この導電性ゴムに出力端子13 ,14を差し込む構造や、圧入部(挟持部)を有する金属製の中継端子を各出力 電極9,11に半田付けして立設したうえで、この中継端子に出力端子13,1 4を圧入固定する構造などでもよいのはいうまでもない。また、出力端子13, 14は、リード線タイプのものであってもよいことはいうまでもなく、高電圧用 可変抵抗器のメーカ側ではなく、ユーザ側で取り付けるようにしてもよい。
【0019】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、第1,第2の出力電極を絶縁基板表面 における一方の短辺側の両隅部寄りに互いに離間して配置したので、これら出力 電極から出力電圧を取り出す出力端子の配置間隔も、その離間距離を十分に取っ て絶縁性を確保しつつ絶縁基板の幅内に収めることができるようになり、その結 果、高電圧用可変抵抗器の小型化が可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の高電圧用可変抵抗器の概略構
成を示す横断平面図である。
【図2】従来例の高電圧用可変抵抗器の概略構成を示す
横断平面図である。
【符号の説明】
1 高電圧用可変抵抗器 2 絶縁基板 3 絶縁ケース 6 抵抗パターン 9 第1出力電極、 10 中継電極 11 第2出力電極 12 導電パターン

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抵抗パターン(6)と、それぞれが異な
    る出力電圧が取り出される第1および第2の出力電極
    (9,11)とが表面に形成された平面視矩形状の絶縁
    基板(2)と、この絶縁基板(2)を収納保持する絶縁
    ケース(3)とを具備し、 前記両出力電極(9,11)を前記絶縁基板(2)表面
    における一方の短辺側の両隅部寄りに互いに離間して配
    置し、前記絶縁基板(2)の表面には第1出力電極
    (9)とは絶縁基板(2)の対角線上において対向する
    隅部寄りに中継電極(10)を配置形成し、この中継電
    極(10)と前記第2出力電極(11)とを絶縁基板
    (2)の裏面に設けた接続体(12)で接続したことを
    特徴とする高電圧用可変抵抗器。
  2. 【請求項2】 前記接続体が前記絶縁基板に形成した導
    電パターンであることを特徴とする請求項1記載の高電
    圧用可変抵抗器。
  3. 【請求項3】 前記接続体がリード線であることを特徴
    とする請求項1記載の高電圧用可変抵抗器。
JP626793U 1993-02-23 1993-02-23 高電圧用可変抵抗器 Pending JPH062611U (ja)

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