JPH062612U - 高電圧用可変抵抗器 - Google Patents
高電圧用可変抵抗器Info
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- JPH062612U JPH062612U JP626893U JP626893U JPH062612U JP H062612 U JPH062612 U JP H062612U JP 626893 U JP626893 U JP 626893U JP 626893 U JP626893 U JP 626893U JP H062612 U JPH062612 U JP H062612U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】全体外形の小型化を図ることができる高電圧用
可変抵抗器の提供。 【構成】第1および第2の可変抵抗部6a,6bを有す
る抵抗パターン6と、第1,第2の引き出し電極17
A,17Bと、第1,第2の出力電極9,11とが表面
に形成された平面視矩形状の絶縁基板2と、絶縁ケース
3と、絶縁基板2の一方の短辺側に所定距離隔てて並列
配置された一対の出力端子13,14とを具備し、出力
電極9,11を絶縁基板2表面の前記一方の短辺側両隅
部寄りに互いに離間して配置し、第1引き出し電極17
Aと第1出力電極9とを絶縁基板2に設けられた第1接
続体18で接続し、第2引き出し電極17Bと第2出力
電極11とを、絶縁基板2に設けるとともにその中途部
が第1出力電極9とは絶縁基板2の対角線上において対
向する隅部寄りを経由する第2接続体19で接続し、出
力電極9,11を出力端子13,14に接続した高電圧
用可変抵抗器。
可変抵抗器の提供。 【構成】第1および第2の可変抵抗部6a,6bを有す
る抵抗パターン6と、第1,第2の引き出し電極17
A,17Bと、第1,第2の出力電極9,11とが表面
に形成された平面視矩形状の絶縁基板2と、絶縁ケース
3と、絶縁基板2の一方の短辺側に所定距離隔てて並列
配置された一対の出力端子13,14とを具備し、出力
電極9,11を絶縁基板2表面の前記一方の短辺側両隅
部寄りに互いに離間して配置し、第1引き出し電極17
Aと第1出力電極9とを絶縁基板2に設けられた第1接
続体18で接続し、第2引き出し電極17Bと第2出力
電極11とを、絶縁基板2に設けるとともにその中途部
が第1出力電極9とは絶縁基板2の対角線上において対
向する隅部寄りを経由する第2接続体19で接続し、出
力電極9,11を出力端子13,14に接続した高電圧
用可変抵抗器。
Description
【0001】
本考案はTV受像機やCRTディスプレイなどで用いられる高電圧用可変抵抗 器に関する。
【0002】
従来から、この種の高電圧用可変抵抗器としては、図2の横断平面図で示すよ うに構成されたものが知られている。この高電圧用可変抵抗器20は、平面視矩 形状とされた絶縁基板21と、この絶縁基板21を収納して保持する絶縁ケース 22と、絶縁基板21の表面に印刷形成された抵抗パターン23上を摺動して入 力電圧を分圧する一対の可動接触子24,25とを備えている。
【0003】 そして、この絶縁基板21の表面には、抵抗パターン23のほか、入力電極2 6、アース電極27、数千Vの出力電圧が取り出される第1出力電極28および 数百Vの出力電圧が取り出される第2出力電極29がそれぞれ印刷形成されてい る。また、絶縁基板21の一方の長辺側に沿ってその両隅に形成された第1およ び第2の出力電極28,29それぞれには、絶縁基板21を貫通したリード線3 0,31の内端部が半田付けによって接続されている。
【0004】 さらに、絶縁基板21の短辺側である絶縁ケース22の上側端面22aには、 一対のコネクタピンを構成するパイプ32,33が埋設されている。これらのパ イプ32,33それぞれの外端面にはこれらに挿通したリード線30,31それ ぞれの外端部が半田付けによって接続されている。すなわち、この高電圧用可変 抵抗器20においては、第1および第2の出力電極28,29に接続されたリー ド線30,31それぞれの中途部位が互いに離反する方向に屈曲されたうえ、リ ード線30,31それぞれの外端部がパイプ32,33に半田付けされて一体化 しており、これによって、絶縁ケース22の外部に延出された一対の外部出力用 端子が構成されるようになっている。なお、図2における符号34,35はパイ プ32,33それぞれを取り囲むガイドである。
【0005】
ところで、前記従来構造の高電圧用可変抵抗器20には、全体形状が大型化す るという不都合があった。すなわち、第1および第2出力電極28,29相互の 電位差が大きいので、リード線30,31を互いに大きく離間することによって 絶縁性を確保しなければならず、パイプ32,33が埋設された絶縁ケース22 の端面22aを長くする、すなわち、この絶縁ケース22自体の幅寸法を拡げる 必要があり、高電圧用可変抵抗器の全体外形が大型化してしまっていた。
【0006】 本考案はかかる従来の不都合に鑑みて創案されたものであって、全体外形の小 型化を図ることができる高電圧用可変抵抗器の提供を目的としている。
【0007】
本考案は、このような目的を達成するために、抵抗パターンと、それぞれが異 なる出力電圧が取り出される第1および第2の出力電極とが表面に形成された平 面視矩形状の絶縁基板と、この絶縁基板を収納保持する絶縁ケースと、この絶縁 基板の一方の短辺側に所定距離隔てて並列配置された一対の出力端子とを具備し 、前記両出力電極を前記絶縁基板表面における前記短辺側の両隅部寄りに互いに 離間して配置し、前記絶縁基板の表面には第1出力電極とは絶縁基板の対角線上 において対向する隅部寄りに中継電極を配置形成し、この中継電極と前記第2出 力電極とを絶縁基板に設けた接続体で接続し、かつ、前記第1出力電極と第2出 力電極とをそれぞれ対応する出力端子に接続して高電圧用可変抵抗器を構成した ことを特徴とするものである。
【0008】
上記構成によれば、絶縁基板の一方の短辺側に所定距離隔てて並列配置された 一対の出力端子は、同短辺側の両隅部寄りに互いに離間して配置された第1,第 2の出力電極それぞれに接続されている。そのため、出力端子の間の離間距離を 十分に取って絶縁性を確保しつつ出力端子の配置位置を絶縁基板の幅内に収める ことができるようになる。
【0009】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0010】 図1は高電圧用可変抵抗器の概略構成を示す横断平面図であり、この図におけ る符号1は高電圧用可変抵抗器である。この高電圧用可変抵抗器1は、平面視矩 形状とされた絶縁基板2と、この絶縁基板2を収納して保持する絶縁ケース3と 、一対の可動接触子4,5とによって構成されている。この可動接触子4,5は 図示はしていないが、絶縁ケース3に軸受けされた回転軸の先端部に取り付けら れている。
【0011】 絶縁基板2の表面には、可動接触子4,5が摺動する所定形状の抵抗パターン 6および入力電極7、アース電極8が印刷形成されるとともに、数千Vの出力電 圧が取り出される第1出力電極9と、数百Vの出力電圧が取り出される第2出力 電極11とが絶縁基板2の表面における一方の短辺(図中上側の短辺)側の両隅 部寄りに互いに離間して印刷形成されている。
【0012】 また、絶縁基板2の表面には第1出力電極9と絶縁基板2の対角線上において 対向する他方の短辺側の隅部寄りに中継電極10が印刷形成されている。また、 絶縁基板2の裏面には第2出力電極11の設けられた長辺側に沿って導電パター ン12が印刷形成されており、中継電極10と第2出力電極11とはこの導電パ ターン12を通じて接続されている。このように構成すると、導電パターン12 と抵抗パターン6とは近接することになるが、これらは絶縁基板2の表裏にそれ ぞれ形成されており、その間には絶縁基板2が介在するため絶縁性は十分に確保 される。
【0013】 なお、導電パターン12に代えてリード線によって中継電極10と第2出力電 極11とを接続してもよい。
【0014】 中継電極10と第2出力電極11とを接続するにあたり、導電パターン12を 用いる場合には、導電パターン12と各電極10,11との接続には、たとえば 、スルーホール接続を用いることができる。また、リード線を用いる場合には、 リード線と各電極10,11との接続には、たとえば、半田接続を用いることが できる。
【0015】 また、導電パターン12は絶縁基板2の裏面ではなく表面に形成することもで きる。この場合、導電パターン12は抵抗パターン6の−部分と近接して絶縁性 能が低下することが考えられる。しかしながら、この部分の抵抗パターン6を、 抵抗パターン6の高圧側が低圧側よりも導電パターン12からより離間するよう 導電パターン12に対して斜め方向に配設すれば、絶縁性能を低下させることな く導電パターン12を配設することができる。また、導電パターン12を絶縁基 板2の表面に形成する場合は、導電パターン12を直接可動接触子5側に接続す ることができるので、中継電極10を省略することもできる。
【0016】 なお、導電パターン12に代えてリード線を用いる場合でも、そのリード線を 絶縁基板2の表面に配設することができる。
【0017】 さらに、これら第1出力電極9および第2出力電極11には、絶縁基板2の一 方の短辺側に並列配置された金属棒からなるコネクタピン等の出力端子13,1 4がそれぞれ半田付けによって接続されている。すなわち、これらの出力端子1 3,14は、その一端側が絶縁基板2の裏面側から絶縁基板2を貫通して各出力 電極9,11部分に突出した状態で半田付けされ、互いに離間した状態で絶縁ケ ース3の上側端面3aを貫通し、その他端側が外部に延出されている。これら出 力端子13,14は当然ながらその間に電位差が生じるが、第1,第2の出力電 極9,11が絶縁基板2の一方の短辺側に沿って互いに十分に離間して配置され ているので、これら電極9,11に接続される出力端子13,14の間の離間距 離も十分に取ることができ、その絶縁性は十分に確保することができる。
【0018】 このように構成された絶縁基板2等を収納する絶縁ケース3は、出力端子13 ,14の形成位置が絶縁基板2の幅内に収まっているので、必要以上に大きくし なくてもよい。
【0019】 なお、図1における符号15,16は出力端子13,14それぞれを取り囲む ガイドである。
【0020】 さらには、出力端子13,14の取り付け構造としては、実施例のようなもの に限らず、出力端子13,14の一端側を絶縁基板2の表面側に直接配置して絶 縁基板2の出力電極9,11に半田付けする構造のほか、導電性ゴムを各出力電 極9,11に圧接(この圧接は例えば絶縁基板2と絶縁ケース3の内底面との間 に挟み込むことによって行われる)したうえで、この導電性ゴムに出力端子13 ,14を差し込む構造や、圧入部(挟持部)を有する中継端子を各出力電極9, 11に半田付けして立設したうえで、この中継端子の圧入部に出力端子13,1 4を圧入固定する構造などでもよいのはいうまでもない。また、出力端子13, 14はリード線タイプのものであってもよい。
【0021】
以上説明したように、本考案によれば、出力端子は絶縁基板の一方の短辺側に 所定距離隔てて並列配置されたうえで、同短辺側の両隅部寄りに互いに離間して 配置された第1,第2の出力電極それぞれに接続されている。そのため、出力端 子の間の離間距離を十分に取って絶縁性を確保しつつその配置位置を絶縁基板の 幅内に収めることができるようになった。したがって、出力端子の配置位置が絶 縁基板よりはみ出すことがなくなった分、高電圧用可変抵抗器全体の小型化が可 能になった。
【提出日】平成5年3月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【0001】
本考案はTV受像機やCRTディスプレイなどで用いられる高電圧用可変抵抗 器に関する。
【0002】
従来から、この種の高電圧用可変抵抗器としては、図2の横断平面図で示すよ うに構成されたものが知られている。この高電圧用可変抵抗器20は、平面視矩 形状とされた絶縁基板21と、この絶縁基板21を収納して保持する絶縁ケース 22と、絶縁基板21の表面に印刷形成された抵抗パターン23上を摺動して入
▲力電圧を分圧する一対の可動接触子24,25とを備えている。
▲力電圧を分圧する一対の可動接触子24,25とを備えている。
【0003】 そして、この絶縁基板21の表面には、抵抗パターン23のほか、入力電極2 6、アース電極27、数千Vの出力電圧が取り出される第1出力電極28および 数百Vの出力電圧が取り出される第2出力電極29がそれぞれ印刷形成されてい る。また、絶縁基板21の一方の長辺側に沿ってその両隅に形成された第1およ
▲び第2の出力電極28,29それぞれには、絶縁基板21を貫通したリード線
3▲0,31の内端部が半田付けによって接続されている。
▲び第2の出力電極28,29それぞれには、絶縁基板21を貫通したリード線
3▲0,31の内端部が半田付けによって接続されている。
【0004】 さらに、絶縁基板21の短辺側である絶縁ケース22の上側端面22aには、 一対のコネクタピンを構成するパイプ32,33が埋設されている。これらのパ イプ32,33それぞれの外端面にはこれらに挿通したリード線30,31それ ぞれの外端部が半田付けによって接続されている。すなわち、この高電圧用可変 抵抗器20においては、第1および第2の出力電極28,29に接続されたリー ド線30,31それぞれの中途部位が互いに離反する方向に屈曲されたうえ、リ ード線30,31それぞれの外端部がパイプ32,33に半田付けされて一体化 しており、これによって、絶縁ケース22の外部に延出された一対の外部出力用 端子が構成されるようになっている。なお、図2における符号34,35はパイ プ32,33それぞれを取り囲むガイドである。
【0005】
ところで、前記従来構造の高電圧用可変抵抗器20には、全体形状が大型化す るという不都合があった。すなわち、第1および第2出力電極28,29相互の 電位差が大きいので、リード線30,31を互いに大きく離間することによって 絶縁性を確保しなければならず、パイプ32,33が埋設された絶縁ケース22 の端面22aを長くする、すなわち、この絶縁ケース22自体の幅寸法を拡げる 必要があり、高電圧用可変抵抗器の全体外形が大型化してしまっていた。
【0006】 本考案はかかる従来の不都合に鑑みて創案されたものであって、全体外形の小 型化を図ることができる高電圧用可変抵抗器の提供を目的としている。
【0007】
本考案は、このような目的を達成するために、第1および第2の可変抵抗部を 有する 抵抗パターンと、前記両可変抵抗部から出力電圧を引き出す第1および第 2の引き出し電極と、両引き出し電極から引き出された出力電圧を外部に出力す る 第1および第2の出力電極とが表面に形成された平面視矩形状の絶縁基板と、 この絶縁基板を収納保持する絶縁ケースと、この絶縁基板の一方の短辺側に所定 距離隔てて並列配置された一対の出力端子とを具備し、前記両出力電極を前記絶 縁基板表面における前記短辺側の両隅部寄りに互いに離間して配置する一方、前 記第1引き出し電極と前記第1出力電極とを、絶縁基板に設けられた第1接続体 で接続し、前記第2引き出し電極と前記第2出力電極とを、絶縁基板に設けられ るとともにその中途部が第1出力電極とは絶縁基板の対角線上において対向する 隅部寄りを経由 する第2接続体で接続し、かつ、前記第1出力電極と前記第2出 力電極とをそれぞれ対応する出力端子に接続して高電圧用可変抵抗器を構成した ことを特徴とするものである。
【0008】
上記構成によれば、絶縁基板の一方の短辺側に所定距離隔てて並列配置された 一対の出力端子は、同短辺側の両隅部寄りに互いに離間して配置された第1,第 2の出力電極それぞれに接続されている。そのため、出力端子の間の離間距離を 十分に取って絶縁性を確保しつつ出力端子の配置位置を絶縁基板の幅内に収める ことができるようになる。
【0009】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0010】 図1は高電圧用可変抵抗器の概略構成を示す横断平面図であり、この図におけ る符号1は高電圧用可変抵抗器である。この高電圧用可変抵抗器1は、平面視矩 形状とされた絶縁基板2と、この絶縁基板2を収納して保持する絶縁ケース3と 、一対の可動接触子4,5とによって構成されている。この可動接触子4,5は 図示はしていないが、絶縁ケース3に軸受けされた回転軸の先端部に取り付けら れている。
【0011】 絶縁基板2の表面には、抵抗パターン6、入力電極7、およびアース電極8が印刷形成されている。抵抗パターン6は可動接触子4,5が摺動する円弧形状の 第1,第2の可変抵抗部6a,6bを備えており、入力電極7とアース電極8と は抵抗パターン6の両端に形成されている。第1可変抵抗部6aは絶縁基板2 の 一方の短辺(図中上側の短辺)側に設けられており、第2可変抵抗部6bは絶縁 基板2の他方の短辺(図中下側の短辺)側に設けられている。これら可変抵抗部 6a,6bの円弧中心、すなわち、可動接触子4,5の摺動中心には、可変抵抗 部6a,6bから出力電圧を引き出す第1、第2の引き出し電極17A,17B が形成されており、引き出し電極17A,17Bと可変抵抗部6a,6bとは可 動接触子4,5によって接続されている。さらに、絶縁基板2の表面には、数千 Vの出力電圧を外部に出力する第1出力電極9と、数百Vの出力電圧を外部に出 力する第2出力電極11とが絶縁基板2の表面における一方の短辺(図中、上側 の短辺)側の両隅部寄りに互いに離間して印刷形成されている。
【0012】 また、絶縁基板2の表面には第1出力電極9と絶縁基板2の対角線上において 対向する他方の短辺側の隅部寄りに中継電極10が印刷形成されている。そして 、第1引き出し電極17Aと第1出力電極9とは、絶縁基板2表面に形成された 第1接続パターン18Aによって接続されている。また、第2の引き 出し電極1 7Bと中継電極10とは、同じく絶縁基板2表面に形成された第2接続パターン 19Aによって接続されている。一方、絶縁基板2の裏面には第2出力電極11 の設けられた長辺側に沿って第3接続パターン19Bが印刷形成されており、中 継電極10と第2出力電極11とはこの第3接続パターン19Bを通じて接続さ れている。このように構成すると、第3接続パターン19Bと抵抗パターン6と は近接することになるが、これらは絶縁基板2の表裏にそれぞれ形成されており 、その間には絶縁基板2が介在するため絶縁性は十分に確保される。本実施例に おいては、第1接続パターン18Aによって第1接続体18を構成しており、第 2接続パターン19A、中継電極10、および第3接続パターン19Bによって 第2接続体19を構成している。第2接続体19は、このように形成されること により、その中途部が第1出力電極9と絶縁基板2の対角線上において対向する 他方の短辺側の隅部寄りを経由して、引き出し電極17Bと第2出力電極1 1とを接続している。
【0013】 なお、第3接パターン19Bに代えてリード線によって中継電極10と第2 出力電極11とを接続してもよい。
【0014】 中継電極10と第2出力電極11とを接続するにあたり、第3接続パターン1 9B を用いる場合には、第3接続パターン19Bと各電極10,11との接続に は、たとえば、スルーホール接続を用いることができる。また、リード線を用い る場合には、リード線と各電極10,11との接続には、たとえば、半田接続を 用いることができる。
【0015】 また、第3接続パターン19Bは絶縁基板2の裏面ではなく表面に形成するこ ともできる。この場合、第3接続パターン19Bは第2接続パターン19Aと直 接接続できるので、中継電極10を設ける必要がなくなる。すなわち、この場合 では、第2接続パターン19Aが、第1出力電極9と絶縁基板2の対角線上にお いて対向する他方の短辺側の隅部寄りを経由して第2出力電極11まで延出され ることによって第2引き出し電極17Bと第2出力電極11とを接続する。すな わち、この場合、第2直接接続パターン19Aのみで第2の接続体19を構成す
ること ができる。このように第2接続パターン19Aを構成すると、第2接続パターン 19Aの延出部分が 抵抗パターン6の−部分と近接して絶縁性能が低下すること が考えられる。しかしながら、この部分の抵抗パターン6を、抵抗パターン6の 高圧側が低圧側よりも第2接続パターン19Aの延出部分からより離間するよう 、第2接続パターン19Aの延出部分 に対して斜め方向に配設すれば、絶縁性能 を低下させることなく第2接続パターン19Aを延出することができる。
ること ができる。このように第2接続パターン19Aを構成すると、第2接続パターン 19Aの延出部分が 抵抗パターン6の−部分と近接して絶縁性能が低下すること が考えられる。しかしながら、この部分の抵抗パターン6を、抵抗パターン6の 高圧側が低圧側よりも第2接続パターン19Aの延出部分からより離間するよう 、第2接続パターン19Aの延出部分 に対して斜め方向に配設すれば、絶縁性能 を低下させることなく第2接続パターン19Aを延出することができる。
【0016】 なお、第3接続パターン19Bに代えてリード線を用いる場合でも、そのリー ド線を絶縁基板2の表面に配設することができる。
【0017】 さらに、これら第1出力電極9および第2出力電極11には、絶縁基板2の一 方の短辺側に並列配置された金属棒からなるコネクタピン等の出力端子13,1 4がそれぞれ半田付けによって接続されている。すなわち、これらの出力端子1 3,14は、その一端側が絶縁基板2の裏面側から絶縁基板2を貫通して各出力 電極9,11部分に突出した状態で半田付けされ、互いに離間した状態で絶縁ケ ース3の上側端面3aを貫通し、その他端側が外部に延出されている。これら出 力端子13,14は当然ながらその間に電位差が生じるが、第1,第2の出力電 極9,11が絶縁基板2の一方の短辺側に沿って互いに十分に離間して配置され ているので、これら電極9,11に接続される出力端子13,14の間の離間距 離も十分に取ることができ、その絶縁性は十分に確保することができる。
【0018】 このように構成された絶縁基板2等を収納する絶縁ケース3は、出力端子13 ,14の形成位置が絶縁基板2の幅内に収まっているので、必要以上に大きくし なくてもよい。
【0019】 なお、図1における符号15,16は出力端子13,14それぞれを取り囲む ガイドである。
【0020】 さらには、出力端子13,14の取り付け構造としては、実施例のようなもの に限らず、出力端子13,14の一端側を絶縁基板2の表面側に直接配置して絶 縁基板2の出力電極9,11に半田付けする構造のほか、導電性ゴムを各出力電 極9,11に圧接(この圧接は例えば絶縁基板2と絶縁ケース3の内底面との間 に挟み込むことによって行われる)したうえで、この導電性ゴムに出力端子13 ,14を差し込む構造や、圧入部(挟持部)を有する中継端子を各出力電極9, 11に半田付けして立設したうえで、この中継端子の圧入部に出力端子13,1 4を圧入固定する構造などでもよいのはいうまでもない。また、出力端子13, 14はリード線タイプのものであってもよい。
【0021】
以上説明したように、本考案によれば、出力端子は絶縁基板の一方の短辺側に 所定距離隔てて並列配置されたうえで、同短辺側の両隅部寄りに互いに離間して 配置された第1,第2の出力電極それぞれに接続されている。そのため、出力端 子の間の離間距離を十分に取って絶縁性を確保しつつその配置位置を絶縁基板の 幅内に収めることができるようになった。したがって、出力端子の配置位置が絶 縁基板よりはみ出すことがなくなった分、高電圧用可変抵抗器全体の小型化が可 能になった。
【図1】本考案の実施例に係る高電圧用可変抵抗器の概
略構成を示す横断平面図である。
略構成を示す横断平面図である。
【図2】従来例の高電圧用可変抵抗器の概略構成を示す
横断平面図である。
横断平面図である。
1 高電圧用可変抵抗器 2 絶縁基板 3 絶縁ケース 6 抵抗パターン 9 第1出力電極 10 中継電極 11 第2出力電極 12 導電パターン 13,14 出力端子
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年3月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【考案の名称】 高電圧用可変抵抗器
【実用新案登録請求の範囲】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る高電圧用可変抵抗器の概
略構成を示す横断平面図である。
略構成を示す横断平面図である。
【図2】従来例の高電圧用可変抵抗器の概略構成を示す
横断平面図である。
横断平面図である。
【符号の説明】 1 高電圧用可変抵抗器 2 絶縁基板 3 絶縁ケース 6 抵抗パターン6a 第1変抵抗部 6b 第2可変抵抗部 9 第1出力電極 10 中継電極 11 第2出力電極 13,14 出力端子17A 第1引き出し電極 17B 第2引き出し電極 18A 第1接続パターン 18 第1接続体 19A 第2接続パターン 19B 第3接続パターン 19 第2接続体
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
Claims (1)
- 【請求項1】 抵抗パターン(6)と、それぞれが異な
る出力電圧が取り出される第1および第2の出力電極
(9,11)とが表面に形成された平面視矩形状の絶縁
基板(2)と、この絶縁基板(2)を収納保持する絶縁
ケース(3)と、この絶縁基板(2)の一方の短辺側に
所定距離隔てて並列配置された一対の出力端子(13,
14)とを具備し、 前記両出力電極(9,11)を前記絶縁基板(2)表面
における前記短辺側の両隅部寄りに互いに離間して配置
し、前記絶縁基板(2)の表面には第1出力電極(9)
とは絶縁基板(2)の対角線上において対向する隅部寄
りに中継電極(10)を配置形成し、この中継電極(1
0)と前記第2出力電極(11)とを絶縁基板(2)に
設けた接続体(12)で接続し、かつ、前記第1出力電
極(9)と第2出力電極(11)とをそれぞれ対応する
出力端子(13,14)に接続したことを特徴とする高
電圧用可変抵抗器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP626893U JPH062612U (ja) | 1993-02-23 | 1993-02-23 | 高電圧用可変抵抗器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP626893U JPH062612U (ja) | 1993-02-23 | 1993-02-23 | 高電圧用可変抵抗器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH062612U true JPH062612U (ja) | 1994-01-14 |
Family
ID=11633694
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP626893U Pending JPH062612U (ja) | 1993-02-23 | 1993-02-23 | 高電圧用可変抵抗器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH062612U (ja) |
-
1993
- 1993-02-23 JP JP626893U patent/JPH062612U/ja active Pending
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