JPH06260517A - ダイボンディング装置 - Google Patents

ダイボンディング装置

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Publication number
JPH06260517A
JPH06260517A JP4787193A JP4787193A JPH06260517A JP H06260517 A JPH06260517 A JP H06260517A JP 4787193 A JP4787193 A JP 4787193A JP 4787193 A JP4787193 A JP 4787193A JP H06260517 A JPH06260517 A JP H06260517A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
die
wafer ring
wafer
adhesive sheet
station
Prior art date
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Pending
Application number
JP4787193A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Kobayashi
弘明 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP4787193A priority Critical patent/JPH06260517A/ja
Publication of JPH06260517A publication Critical patent/JPH06260517A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、装置のメカニズムを単純化するこ
とにより低価格化し、且つダイへのダメ−ジを少なくす
ることにより信頼性を向上させる。 【構成】ウエハリングステ−ション44の上面に凹凸部44
a を設け、この凹凸部44a の上にウエハリング51に伸長
された粘着性シ−ト52を載置し、この粘着性シ−ト52の
上にダイシングされたダイ53を固定する。前記ウエハリ
ングステ−ション44の上方に移送コレット41を設け、こ
の移送コレット41の先端部にダイ53を真空吸着するため
の真空吸着部41a を形成し、前記ウエハリングステ−シ
ョン44の内部に加熱ヒ−タ44b および真空経路44c を形
成している。この真空経路44c の一端は凹凸部44a に位
置し、真空経路44c の他端はウエハリングステ−ション
44の下面に位置し、図示せぬ真空ポンプと接続されてい
る。従って、装置の低価格化およびダイへのダメ−ジを
少なくすることにより信頼性を向上させることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ダイボンディング装
置に係わり、特に低価格化し、信頼性を向上させたダイ
ボンディング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来のダイシング工程後の半導
体ウエハを示す斜視図である。半導体ウエハ1はウエハ
リング2に伸長された粘着性シ−ト3の上面に張付けら
れ、ダイシング工程で各ダイ4に分割される。
【0003】図7は、従来のダイボンディング装置を示
す平面図である。ロ−ダ11に収納された図示せぬリ−
ドフレ−ムは1枚ずつフレ−ムフィ−ダ12に送り込ま
れ、このフレ−ムフィ−ダ12によりダイボンディング
部13に搬送される。このダイボンディング部13にお
いて、図示せぬリ−ドフレ−ムの上にプリフォ−マ14
により図示せぬ接着剤が塗布される。この後、図6に示
すダイシング工程を経たダイ4が水平方向に移動自在に
形成されたウエハテ−ブル15において良品と判別さ
れ、前記ダイ4がピックアップステ−ション9およびボ
ンディングヘッド17により前記塗布された接着剤の上
に載置される。次に、リ−ドフレ−ムは、アンロ−ダユ
ニット18に搬送され、収納される。
【0004】前記ウエハテ−ブル15に載置されたウエ
ハ16は、処理された後、ウエハフィ−ダ19の上に載
せられる。このウエハフィ−ダ19により、前記ウエハ
16はウエハアンロ−ダ20に搬送され、収納される。
次に、ウエハロ−ダ21に収納されている図示せぬウエ
ハがウエハフィ−ダ19に送り込まれ、このウエハフィ
−ダ19により前記ウエハテ−ブル15の近傍に搬送さ
れる。この搬送されたウエハはウエハテ−ブル15の上
に載置される。
【0005】図8および図9は、図7に示すダイボンデ
ィング装置におけるピックアップステ−ションを示すも
のであり、ダイをピックアップする工程を示す断面図で
ある。図示せぬウエハリングに伸長された粘着性シ−ト
3の上には図6に示すダイシング工程を経たダイ4が張
付けられている。前記粘着性シ−ト3の上方には上下動
自在に形成された第1の吸着ノズル27が設けられてお
り、この吸着ノズル27は図7に示すボンディングヘッ
ド17に取り付けられている。前記粘着性シ−ト3の下
方には上面に複数の突上げピン28を突設したホルダ2
9が設けられており、このホルダ29は上下動自在に形
成されている。前記突上げピン28は、鋭角的に尖った
先端がダイ4の周縁部に当接するように位置している。
前記ホルダ29の内部には上下動自在に形成された第2
の吸着ノズル30が設けられており、この吸着ノズル3
0の先端は前記ホルダ29の上面から突出している。前
記吸着ノズル30の上端面は前記ダイ4の外形より小さ
く形成されており、この吸着ノズル30の内部には加熱
ヒ−タ31が内臓されている。
【0006】上記構成において、先ず、図8に示すよう
に、前記ウエハリングは、ピックアップするダイ4が第
1の吸着ノズル27の下方に位置するようにウエハテ−
ブル15によって移動される。
【0007】次に、図9に示すように、ホルダ29とと
もに第2の吸着ノズル30が上昇され、この第2の吸着
ノズル30の先端が粘着シ−ト3を吸着する。この後、
第2の吸着ノズル30は固定された状態で、前記ホルダ
29がさらに上昇されることにより、前記ダイ4は突上
げピン28により突上げられる。この結果、前記粘着シ
−ト3において第2の吸着ノズル30により吸着されて
いる部分はダイ4から剥離される。すなわち、ダイ4が
突上げピン28の先端に当接されている部分以外の粘着
シ−ト3は前記ダイ4から剥離される。次に、第1の吸
着ノズル27は下降され、この吸着ノズル27の先端は
ダイ4を吸着する。この後、第1の吸着ノズル27が上
昇されることにより、ダイ4は完全に粘着シ−ト3から
剥離される。
【0008】図10は、他の従来のダイボンディング装
置を示す平面図であり、図7と同一部分には同一符号を
付し、異なる部分についてのみ説明する。図示せぬリ−
ドフレ−ムは、フレ−ムフィ−ダ12によりプリフォ−
マ14に対応する位置に搬送される。この位置におい
て、前記リ−ドフレ−ムの上にプリフォ−マ14により
図示せぬ接着剤が塗布される。この後、リ−ドフレ−ム
はフレ−ムフィ−ダ12によりダイボンディング部13
に搬送される。このダイボンディング部13では、ウエ
ハテ−ブル15において良品と判別された図示せぬダイ
が図示せぬピックアップステ−ションおよびボンディン
グヘッド17によりピックアップされ、前記ダイは矢印
23に沿って位置修正部22に移送される。この位置修
正部22において、ダイの位置、即ちリ−ドフレ−ムの
上にボンディングされるダイの向きが修正される。この
後、このダイはボンディングヘッド17により塗布され
た接着剤の上に載置される。
【0009】図11は、さらに、他の従来のダイボンデ
ィング装置を示す平面図であり、図10と同一部分には
同一符号を付し、異なる部分についてのみ説明する。ウ
エハテ−ブル15において良品と判別された図示せぬダ
イは、ピックアップステ−ション9によりピックアップ
され、移送ヘッド24により矢印25に沿って位置修正
部22に移送される。この位置修正部22において、ダ
イの位置が修正され、この後、このダイはボンディング
ヘッド17によりピックアップされ、図示せぬリ−ドフ
レ−ムに塗布された接着剤の上に載置される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ダイボンディング装置では、ピックアップステ−ション
9において突上げピン28により粘着性シ−ト3からダ
イ4を剥離することによって、ダイ4をピックアップし
ている。このため、前記突上げピン28を精密に制御し
ながら上下動させる必要があり、そのメカニズムが複雑
になる。これとともに、突上げピン28の上下動と第1
の吸着ノズル27の上下動とを連動させる必要があるた
め、調整が難しくなり、ダイボンディング装置の価格も
高くなる。さらに、前記突上げピン28の先端は鋭角で
あるため、ダイ4を損傷させることがある。
【0011】この発明は上記のような事情を考慮してな
されたものであり、その目的は、装置のメカニズムを単
純化することにより低価格化し、且つダイへのダメ−ジ
を少なくすることにより信頼性を向上させたダイボンデ
ィング装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題を
解決するため、凹凸部を有するウエハリングステ−ショ
ンと、前記ウエハリングステ−ションに設けられ、一端
が前記凹凸部に形成された真空経路と、前記ウエハリン
グステ−ションを加熱する加熱手段と、前記凹凸部の上
に設置される粘着性シ−トに貼り付けられたダイをピッ
クアップするコレットと、前記コレットを移送する移送
手段とを具備することを特徴としている。
【0013】
【作用】この発明は、ウエハリングステ−ションにおけ
る凹凸部の上にダイが貼り付けられた粘着性シ−トを設
置し、加熱手段により前記ウエハリングステ−ションを
加熱することによって前記凹凸部上の前記粘着性シ−ト
を加熱する。これにより、前記粘着性シ−トの粘着力を
低下させた状態で、一端が前記凹凸部に形成された真空
経路を真空にすることによって前記粘着性シ−トを前記
凹凸部における凹部に吸引し、ダイから前記粘着性シ−
トの一部を剥離する。この結果、前記粘着性シ−トから
ダイが剥離しやすくなる。この状態で、コレットにより
ダイをピックアップし、移送手段によりダイを移送して
いる。したがって、装置のメカニズムを単純化すること
により低価格化することができ、且つダイへのダメ−ジ
を少なくすることができ、信頼性を向上させることがで
きる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明を実施例によ
り説明する。
【0015】図1は、この発明の第1の実施例によるダ
イボンディング装置を示す平面図である。フィ−ダ32
の搬送方向の一端部にはロ−ダ−34aが設けられてお
り、このロ−ダ−34aの近傍にはディスペンスユニッ
ト33が設けられている。また、フィ−ダ32の搬送方
向の他端部にはアンロ−ダ−34bが設けられている。
前記フィ−ダ32の上方にはガントリ−タイプの直交ロ
ボット35が設けられている。このガントリ−タイプの
直交ロボット35は、第1のベルト36、37、第2の
ベルト38およびボンディングヘッド39により構成さ
れている。
【0016】すなわち、前記フィ−ダ32の搬送方向の
一方側には第1のベルト36の一端が設けられており、
この第1のベルト36の一端には図示せぬ第1のパルス
モ−タが設けられている。前記フィ−ダ32の搬送方向
の一方側にはもうひとつの第1のベルト37の一端が設
けられている。一方の第1のベルト36には第2のベル
ト38の一端が設けられており、他方の第1のベルト3
7には第2のベルト38の他端が設けられている。この
第2のベルト38にはボンディングヘッド39が設けら
れており、このボンディングヘッド39には、カメラ4
0、移送コレット41および図示せぬパイロットピンが
設けられている。
【0017】前記第2のベルト38は、第1のパルスモ
−タによって第1のベルト36、37を回転させること
により、Y軸方向42に移動される。この第2のベルト
38には図示せぬ第2のパルスモ−タが設けられてお
り、この第2のパルスモ−タによって第2のベルト38
を回転させることにより、前記ボンディングヘッド39
はX軸方向43に移動される。
【0018】また、前記フィ−ダ32の搬送方向の他方
側には、ウエハリングステ−ション44が設けられてお
り、このウエハリングステ−ション44の上には図示せ
ぬウエハが載置されている。
【0019】図2は、図1に示すウエハリングステ−シ
ョンの断面図であり、図3および図4は、図2に示すウ
エハリングステ−ションの要部を拡大した断面図であ
り、ウエハをピックアップする工程を示すものである。
【0020】ウエハリングステ−ション44の上面には
凹凸部44aが設けられており、この凹凸部44aの上
にはウエハリング51に伸長された粘着性シ−ト52が
載置されている。この粘着性シ−ト52の上にはダイシ
ングされたダイ53が固定されている。前記ウエハリン
グステ−ション44の上方には移送コレット41が設け
られており、この移送コレット41の先端部にはダイ5
3を真空吸着するための真空吸着部41aが形成されて
いる。前記ウエハリングステ−ション44の内部には加
熱ヒ−タ44bおよび真空経路44cが形成されてい
る。この真空経路44cの一端は凹凸部44aに位置し
ており、真空経路44cの他端はウエハリングステ−シ
ョン44の下面に位置し、図示せぬ真空ポンプと接続さ
れている。
【0021】前記凹凸部44aのピッチPは、図4に示
すように、ダイ53の大きさLより充分に小さく形成し
ている。具体的には、ピッチPは、大きくてもL/4と
されている。
【0022】上記構成において、図1に示すように、前
記ボンディングヘッド39に設けられたパイロットピン
は、前記ロ−ダ−34aに収納されているリ−ドフレ−
ム45の図示せぬパイロット穴にガントリ−タイプの直
交ロボット35により挿入される。次に、前記パイロッ
トピンは直交ロボット35によりディスペンスユニット
33に対応する位置に搬送される。この位置において、
ディスペンスユニット33によりリ−ドフレ−ム45の
上に図示せぬペ−ストが塗布される。この後、このリ−
ドフレ−ム45は、前記直交ロボット35によってパイ
ロットピンをフィ−ダ32に沿って移動させることによ
りダイボンディング部46の所定の位置に搬送される。
【0023】次に、前記ダイボンディング部46におい
て、前記搬送されたリ−ドフレ−ム45は図示せぬ真空
吸着用穴によって真空作用により固定される。この後、
前記パイロットピンは上昇され、パイロット穴から取り
出される。次に、前記カメラ40は直交ロボット35に
よりリ−ドフレ−ム45の上方に移動される。このカメ
ラ40により、リ−ドフレ−ム45の外観および前記塗
布されたペ−ストの状態が検査されるとともに、リ−ド
フレ−ム45にボンディングする位置が認識される。
【0024】この後、前記ボンディングヘッド39は直
交ロボット35によりウエハリングステ−ション44の
上方に移動され、このウエハリングステ−ション44に
おいてボンディングヘッド39に設けられたカメラ40
により図示せぬダイが良品と判別される。さらに、この
ダイの位置がカメラ40により認識され、ダイのX−Y
座標を計算することにより、図2に示すように、移送コ
レット41がダイ53の上方に移動される。次に、図3
に示すように、粘着性シ−ト52が凹凸部44aの上に
載置された状態で、前記加熱ヒ−タ44bにより粘着性
シ−ト52は加熱される。これにより、粘着性シ−ト5
2の粘着力は低下される。この後、前記真空ポンプによ
りウエハリングステ−ション44における真空経路44
cは真空化される。これにより、図4に示すように、ウ
エハリングステ−ション44の凹部上に位置する前記粘
着性シ−ト52はダイ53から剥離される。
【0025】次に、前記移送コレット41が下降され、
ダイ53が真空吸着されることによりウエハリングステ
−ション44から取り出される。この後、このダイ53
は図1に示す直交ロボット35によってリ−ドフレ−ム
45の上に前記移送コレット41により吸着された状態
で移動され、前記塗布されたペ−スト上に載置される。
【0026】この後、前記カメラ40により、ボンディ
ングされたダイの位置ずれ、欠け、割れおよびペ−スト
のはみだし等を検査する。この検査の結果は、オペレ−
タへ通報され、統計計算処理が行われる。この後、前記
パイロットピンは搬送方向に向かってリ−ドフレ−ム4
5の後方に移動され、このリ−ドフレ−ム45は、その
後方から搬送方向に向けてパイロットピンにより押され
る。これにより、リ−ドフレ−ム45はアンロ−ダ−3
4に搬送される。尚、前記カメラ40および第1、第2
のパルスモ−タは図示せぬ制御部によりデジタル制御さ
れている。
【0027】上記第1の実施例によれば、ウエハリング
ステ−ション44における加熱ヒ−タ44bにより粘着
性シ−ト52を加熱することにより粘着性シ−ト52の
粘着力を低下させ、真空経路44cを真空化することに
よりウエハリングステ−ション44の凹部上に位置する
前記粘着性シ−ト52をダイ53から剥離し、移送コレ
ット41によりダイ53をピックアップしている。この
ため、従来のダイボンディング装置のような突上げピン
およびその駆動メカニズムが不要となり、ダイ53への
ダメ−ジを少なくすることができ、信頼性を向上させる
ことができる。これとともに、前記突上げピンの駆動と
タイミングにダイの吸着手段の上下動メカニズムを合わ
せる必要がないため、ダイボンディング装置のメカニズ
ムを単純化することができる。これにより、構造が簡単
でコストの安いダイボンディング装置とすることがで
き、装置を低価格化することができる。
【0028】また、ダイ53を移送コレット41により
ピックアップする際、ウエハリングステ−ション44を
移動させることなく、移送コレット41を前記ダイ53
の上方に移動させている。このため、粘着性シ−ト52
を加熱することにより粘着性シ−ト52の粘着力を低下
させても、粘着性シ−ト52の上に載置されたダイ53
をピックアップする際、ダイ53の位置ずれが生じるこ
とがない。
【0029】また、ウエハリングステ−ション44にお
ける凹凸部44aのピッチPをダイ53の大きさLより
充分に小さく、即ちピッチPを大きくてもL/4として
いる。このため、図4に示すように、ウエハリングステ
−ション44の凹部上に位置する粘着性シ−ト52をダ
イ53から剥離した際、前記ダイ53がウエハリングス
テ−ション44の上において傾くことを防止することが
できる。したがって、ダイ53のピックアップミスを防
止することができる。尚、ダイが大型化すると、ダイに
接するウエハリングステ−ション44の凸部の数が増
え、ダイを粘着性シ−ト52から剥離しにくくなる。こ
の場合は、移送コレット41の真空吸着部41aの面積
をダイのサイズに合わせて大型化することで真空作用の
面積が増え、ピックアップする力を増加させることがで
き、ダイの大型化に対処することができる。さらに、ダ
イの縦横寸法に応じたピッチの異なるステ−ションの凹
凸としてもよい。
【0030】図5は、この発明の2の実施例によるダイ
ボンディング装置を示すものであり、図1と同一部分に
は同一符号を付し、異なる部分についてのみ説明する。
フィ−ダ32の上方には直交ロボット55が設けられて
おり、この直交ロボット55は、第1および第2のボ−
ルネジ56、57により構成されている。
【0031】すなわち、前記第1のボ−ルネジ56はフ
ィ−ダ32の搬送方向の一方側、且つこのフィ−ダ31
と平行に設けられており、この第1のボ−ルネジ56に
は図示せぬ第1のナットが螺合されている。前記第1の
ボ−ルネジ56の一端には図示せぬ第1のサ−ボモ−タ
が設けられており、このサ−ボモ−タによって第1のボ
−ルネジ56を回転させることにより、第1のナットが
第1のボ−ルネジ56に沿って移動される。この第1の
ナットにはX軸スライダ58が設けられており、このX
軸スライダ58には第2のボ−ルネジ57の一端が設け
られている。この第2のボ−ルネジ57は前記フィ−ダ
32の搬送方向の他方側に延出しており、第2のボ−ル
ネジ57には図示せぬ第2のナットが螺合されている。
前記第2のボ−ルネジ57の一端には図示せぬ第2のサ
−ボモ−タが設けられており、この第2のサ−ボモ−タ
によって第2のボ−ルネジ57を回転させることによ
り、第2のナットが第2のボ−ルネジ53に沿って移動
される。この第2のナットにはボンディングヘッド39
およびウエハリングチャック59が設けられており、こ
のボンディングヘッド39にはカメラ40および移送コ
レット41が設けられている。この移送コレット41は
図示せぬ移動手段により上下方向に移動される。
【0032】前記フィ−ダ32には搬送ヅメ60が設け
られており、この搬送ヅメ60は、X軸スライダ58と
連結されることによりフィ−ダ32に沿って移動され
る。前記フィ−ダ32の搬送方向の他方側には、図示せ
ぬウエハリングステ−ションが設けられており、このウ
エハリングステ−ションの上方にはウエハリングホルダ
−64が設けられている。前記ウエハリングステ−ショ
ンの近傍にはウエハリング62が収納されたウエハリン
グキャリア61が設けられており、このウエハリングキ
ャリア61の近傍にはウエハリングプッシャ63が設け
られている。尚、第1、第2のサ−ボモ−タは、図示せ
ぬ制御部によりデジタル制御されている。
【0033】上記構成において、ウエハリング62はウ
エハリングプッシャ63によりウエハリングキャリア6
1から押し出される。次に、ウエハリングチャック59
は、直交ロボット55により前記押し出されたウエハリ
ング62の上に移動され、このウエハリング62をチャ
ックする。この後、ウエハリング62は、直交ロボット
55によりウエハリングホルダ−64の上に移送され、
ウエハリングホルダ−64に設置される。次に、ウエハ
リングホルダ−64は下降され、図2に示すように、ウ
エハリングステ−ション44における凹凸部44aの上
に粘着性シ−ト52が位置するところでウエハリングホ
ルダ−64は停止される。
【0034】次に、前記移送コレット41がダイ53の
上方に移動され、図3に示すように、加熱ヒ−タ44b
により粘着性シ−ト52は加熱される。これにより、粘
着性シ−ト52の粘着力は低下される。この後、前記真
空ポンプによりウエハリングステ−ション44における
真空経路44cは真空化され、図4に示すように、ウエ
ハリングステ−ション44の凹部上に位置する前記粘着
性シ−ト52はダイ53から剥離される。
【0035】この後、図5に示すように、ディスペンス
ユニット33によりリ−ドフレ−ム45の上に図示せぬ
ペ−ストが塗布される。次に、このリ−ドフレ−ム45
は、X軸スライダ58と連結された搬送ヅメ60により
チャックされ、この搬送ヅメ60にチャックされた状態
で直交ロボット55によりダイボンディング部46の所
定の位置に搬送される。
【0036】次に、水平方向に移動可能なカメラ40に
よりダイの位置が計測されるとともに、予め記憶された
移送コレット41とカメラ40との距離が補正される。
このデ−タによって前記移送コレット41は、図2に示
すように、直交ロボット55によりウエハリングステ−
ション44におけるダイ53の上方に移動される。この
後、この移送コレット41が下降され、前記ダイは移送
コレット41によって真空吸着されることによりウェ−
ハリングステ−ション44から取り出される。次に、こ
のダイ53は、図5に示すように、リ−ドフレ−ム45
の上方に前記移送コレット41に吸着された状態で移動
され、前記塗布されたペ−スト上に載置される。この
後、リ−ドフレ−ム45は、前記X軸スライダ58と連
結された搬送ヅメ60により搬送され、アンロ−ダ−3
4bに移送される。
【0037】前記ウエハリングステ−ション44におけ
るダイ53が全てピックアップされた後、前記ウエハリ
ングホルダ−64により前記ウエハリングステ−ション
44に設置されたウエハリング62は上昇される。次
に、前記ウエハリング62は、ウエハリングチャック5
9によりチャックされ、直交ロボット55によりウエハ
リングキャリア61に収納される。上記第2の実施例に
おいても第1の実施例と同様の効果を得ることができ
る。
【0038】また、上記第2の実施例では、直交ロボッ
ト55により、移送コレット41を移動させるとともに
ウエハリング62を搬送する役目を兼用させている。こ
のため、ダイボンディング装置における駆動手段を少な
くすることができる。したがって、ダイボンディング装
置のメカニズムを単純化することができることにより装
置を低価格化することができ、且つ汎用性と高信頼性と
を両立させた装置を提供することができる。また、ウエ
ハリング62の搬送をディジタル制御により任意に行う
ことができ、サイズの異なるウエハリングに簡単に切換
対処できる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
凹凸部を有するウエハリングステ−ションに真空経路を
設け、前記ウエハリングステ−ションを加熱する加熱手
段を形成し、前記凹凸部の上に設置される粘着性シ−ト
に貼り付けられたダイをピックアップするコレットを形
成している。したがって、装置のメカニズムを単純化す
ることにより低価格化することができ、且つダイへのダ
メ−ジを少なくすることにより信頼性を向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例によるダイボンディン
グ装置を示す平面図。
【図2】この発明の図1に示すウエハリングステ−ショ
ンの断面図。
【図3】この発明の図2に示すウエハリングステ−ショ
ンの要部を拡大したものであり、ウエハをピックアップ
する工程を示す断面図。
【図4】この発明の図2に示すウエハリングステ−ショ
ンの要部を拡大したものであり、図3の次の工程を示す
断面図。
【図5】この発明の2の実施例によるダイボンディング
装置を示す平面図。
【図6】従来のダイシング工程後の半導体ウエハを示す
斜視図。
【図7】従来のダイボンディング装置を示す平面図。
【図8】図7に示すダイボンディング装置におけるピッ
クアップステ−ションを示すものであり、ダイをピック
アップする工程を示す断面図。
【図9】図7に示すダイボンディング装置におけるピッ
クアップステ−ションを示すものであり、図8の次の工
程を示す断面図。
【図10】他の従来のダイボンディング装置を示す平面
図。
【図11】他の従来のダイボンディング装置を示す平面
図。
【符号の説明】
32…フィ−ダ、33…ディスペンスユニット、34a …ロ−
ダ−、34b …アンロ−ダ−、35…ガントリ−タイプの直
交ロボット、36,37 …第1のベルト、38…第2のベル
ト、39…ボンディングヘッド、40…カメラ、41…移送コ
レット、41a …真空吸着部、42…Y軸方向、43…X軸方
向、44…ウエハリングステ−ション、44a…凹凸部、44b
…加熱ヒ−タ、44c …真空経路、45…リ−ドフレ−
ム、46…ダイボンディング部、51…ウエハリング、52…
粘着性シ−ト、53…ダイ、55…直交ロボット、56…第1
のボ−ルネジ、57…第2のボ−ルネジ、58…X軸スライ
ダ、59…ウエハリングチャック、60…搬送ヅメ、61…ウ
エハリングキャリア、62…ウエハリング、63…ウエハリ
ングプッシャ、64…ウエハリングホルダ−、L…ダイの
大きさ、P…ピッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 凹凸部を有するウエハリングステ−ショ
    ンと、 前記ウエハリングステ−ションに設けられ、一端が前記
    凹凸部に形成された真空経路と、 前記ウエハリングステ−ションを加熱する加熱手段と、 前記凹凸部の上に設置される粘着性シ−トに貼り付けら
    れたダイをピックアップするコレットと、 前記コレットを移送する移送手段と、 を具備することを特徴とするダイボンディング装置。
JP4787193A 1993-03-09 1993-03-09 ダイボンディング装置 Pending JPH06260517A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010212269A (ja) * 2009-03-06 2010-09-24 Shin Etsu Polymer Co Ltd 電子部品保持具及び電子部品の剥離方法
JP2019029425A (ja) * 2017-07-27 2019-02-21 ファスフォードテクノロジ株式会社 ダイボンディング装置、半導体装置の製造方法および半導体製造システム

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