JPH06260407A - パターン形成方法および処理装置 - Google Patents

パターン形成方法および処理装置

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JPH06260407A
JPH06260407A JP4493693A JP4493693A JPH06260407A JP H06260407 A JPH06260407 A JP H06260407A JP 4493693 A JP4493693 A JP 4493693A JP 4493693 A JP4493693 A JP 4493693A JP H06260407 A JPH06260407 A JP H06260407A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photoresist
resist pattern
semiconductor substrate
vacuum
substrate
Prior art date
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Pending
Application number
JP4493693A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshifumi Suganaga
利文 菅長
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP4493693A priority Critical patent/JPH06260407A/ja
Publication of JPH06260407A publication Critical patent/JPH06260407A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パターンプロファイルの良好なレジストパタ
ーン形成方法を提供する。 【構成】 半導体基板1上にフォトレジスト2を塗布し
た後、半導体基板1を30℃〜150℃の範囲で加温し
ながらアルカリ処理を行い、露光、現像を行う。又は半
導体基板1上にフォトレジスト2を塗布した後、半導体
基板1に真空処理を施してからアルカリ処理、露光、現
像を行う。 【効果】 フォトレジスト表面に難溶化層を厚く形成で
き、露光、現像後のレジストパターンの膜減りを防止で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は半導体装置の製造方法
および製造装置に関するものであり、特にパターン形成
方法および処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体装置の高集積化、微細化に
伴い、種々の工程において開発、改良がなされてきてお
り、特に、パターン形成技術はその基本技術として重要
である。レジストパターンを精度よく形成するためには
レジスト材料に対し解像力を向上させなくてはならな
い。つまり、ポジ型フォトレジストの解像力の向上のた
めには、未露光部の溶解速度を抑えることと露光部の溶
解速度を上げることが必要である。未露光部の溶解速度
を抑えることを目的として開発されてきた技術のひとつ
にレジストの難溶化法がある。
【0003】図4(a)〜(d)は従来の難溶化法を使
用したレジストパターン形成方法を示す工程図である。
まず、図4(a)に示すように半導体基板1上にフォト
レジスト2を塗布する。このレジスト塗布処理は図5で
示す塗布装置を使用しスピンコートで行う。図5におい
て、5は真空チャック、6は排気パイプ、7は吸入パイ
プ、8はモーター、9はレジストノズル、10はカップ
である。次に図4(b)に示すようにフォトレジスト2
にアルカリ処理を施して難溶化層3を形成する。ここ
で、アルカリ処理とはフォトレジスト2上に水酸化4級
アンモニウムを液盛りして行う処理である。このアルカ
リ処理によってフォトレジスト2中の低分子であるレジ
ンがアルカリによって溶出しフォトレジスト2表面が硬
化するとともに、図6で示すようにフォトレジスト2中
のレジンと感光基がアルカリによってアゾカップリング
反応をおこすのでフォトレジスト2表面に難溶化層3が
形成される。次に、図4(c)で示すようにフォトマス
ク4を用いて露光を行う。このときフォトレジスト2表
面は難溶化層3となっているため露光時のデフォーカス
等によって光のまわり込みがおこっても未露光部のフォ
トレジスト2の膜べりを防止できる。次に図4(d)で
示すようにフォトレジスト2を現像することによってレ
ジストパターンを形成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の難溶化層の形成
方法は以上のようであり、難溶化層3を形成するための
アルカリ処理は室温かつ常圧のもとで行われていた。こ
のため、フォトレジスト2表面の難溶化反応はあまり進
行せず難溶化層3は薄いものであった。従って、図4
(d)で示すように露光時のデフォーカスなどによる光
のまわり込みに対して未露光部のレジストパターン2表
面の膜べりを完全に防止できず、シャープなレジストパ
ターンプロファイルが得られないという問題点があっ
た。
【0005】本発明は上記のような問題点を解消するた
めになされたもので、レジストパターン2表面の難溶化
層3を厚く形成でき、パターンプロファイルの良好なレ
ジストパターン形成方法を得ることを目的としており、
さらにこのレジストパターン形成方法に適した処理装置
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
レジストパターン形成方法は、アルカリ処理時に半導体
基板を30℃〜150℃の範囲で加温するようにしたも
のである。
【0007】また、本発明の請求項2に係るレジストパ
ターン形成方法は、レジストを塗布した半導体基板に、
10Torr以上の真空内で真空処理を行った後、アル
カリ処理を行うようにしたものである。
【0008】さらに、本発明の請求項3に係る処理装置
は、半導体基板を加温するためのヒーターを備えるよう
にしたものである。
【0009】また、本発明の請求項4に係る処理装置
は、半導体基板を真空内に載置するための真空チャンバ
ーおよび真空ポンプを備えるようにしたものである。
【0010】
【作用】本発明におけるレジストパターン形成方法は、
アルカリ処理時に半導体基板を30℃〜150℃の範囲
で加温するようにしたので、フォトレジスト表面でのア
ゾカップリング反応を促進でき、フォトレジスト表面の
難溶化層を厚く形成できる。
【0011】また、フォトレジストを塗布した半導体基
板に10Torr以上の真空内で真空処理を行った後、
アルカリ処理を行うようにしたので、真空処理によりフ
ォトレジスト中の溶媒が蒸発し、アルカリ液がフォトレ
ジストの深い所まで浸透でき、フォトレジスト表面の難
溶化層を厚く形成できる。
【0012】
【実施例】実施例1.以下、本発明の実施例を図を用い
て説明する。図1は本発明の一実施例によるレジストパ
ターン形成方法を示す工程図である。図1(a)〜
(d)について順次説明を行う。まず図1(a)に示す
ように図4(a)と同様にして、半導体基板1上に図5
で示した塗布処理装置を使用してフォトレジスト2をス
ピンコートする。
【0013】次に図1(b)に示すように加温しながら
アルカリ処理を行い、フォトレジスト2表面に難溶化層
3を形成する。このとき図2で示す加温処理装置内に半
導体基板1を載置して加温しながらアルカリ処理を行
う。図2において1、6、7、8、10は従来の図5に
示す塗布装置と同じものなので同番号をつけて記し、説
明は省略する。11は真空チャック内にヒーターを備え
たサーマルチャックである。サーマルチャック11上に
載置された半導体基板1はアルカリ処理時にサーマルチ
ャック11により30℃〜150℃の加温を行うことが
できるが最適条件としては110℃〜120℃で1分間
位行うのがよい。この加温により図6で示したアゾカッ
プリング反応が促進され難溶化層3を従来よりも厚く形
成できる。
【0014】次に図1(c)で示すように、フォトマス
ク4を用いて露光を行う。このとき難溶化層3は従来よ
り厚く形成されているので露光時のデフォーカス等によ
って光のまわり込みがおこってもフォトレジスト2の膜
減りを充分防止することができる。次に図1(d)で示
すようにフォトレジスト2を現像することによってシャ
ープなパターンプロファイルをもったレジストパターン
を形成できる。
【0015】実施例2.また、上記実施例1では図1
(b)、図2で示すようにアルカリ処理時に半導体基板
1を加温してアゾカップリング反応を促進させるように
した場合について説明したが、図1(a)の工程の後、
図3で示す真空処理装置内に半導体基板1を載置して処
理装置内を真空にしてもよい。図3において1、5、
6、7、8、10は従来の図5に示す塗布装置と同じも
のなので同番号をつけて記し、説明は省略する。12は
真空チャンバー、13は真空ポンプであり、半導体基板
1を載置したカップ10全体が真空チャンバー12内に
入っている。真空ポンプ13によって真空チャンバー1
2内を10Torr以上にすると、半導体基板1上のフ
ォトレジスト2中に残存している溶媒が蒸発する。その
後、アルカリ処理を行えばアルカリ溶液のフォトレジス
ト2中へ浸透が容易となりアゾカップリング反応がフォ
トレジスト2の深い領域まで起こり、難溶化層3は厚く
形成される。その後図1(d)(e)と同様の工程を経
てレジストパターンを形成する。この場合上記実施例1
と同様の効果が得られる。
【0016】実施例3.さらに、難溶化層の形成方法と
して上記実施例1ではアルカリ処理時の加温処理、上記
実施例2ではアルカリ処理前の真空処理についてそれぞ
れ説明を行ったが、上記実施例1および2をともに行っ
てもよく、この場合上記実施例1および2以上の効果が
期待できる。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明によればアルカリ処
理時に半導体基板を30℃〜150℃の範囲で加温する
ようにしたので、フォトレジスト表面でのアゾカップリ
ング反応を促進でき、フォトレジスト表面の難溶化層を
厚く形成できるので、光のまわり込みによる未露光部の
フォトレジストの膜減りを防止し、パターンプロファイ
ルの良好なレジストパターンの形成が行える効果があ
る。
【0018】また、フォトレジストを塗布した半導体基
板に10Torr以上の真空内で真空処理を行った後、
アルカリ処理を行うようにしたのでアルカリ液がフォト
レジストの深い所まで浸透でき、フォトレジスト表面の
難溶化層を厚く形成できるので、光のまわり込みによる
未露光部のフォトレジストの膜減りを防止し、パターン
プロファイルの良好なレジストパターンの形成が行える
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレジストパターン形成方法を示す工程
図である。
【図2】本発明の加温処理装置を示す断面図である。
【図3】本発明の真空処理装置を示す断面図である。
【図4】従来のレジストパターン形成方法を示す工程図
である。
【図5】レジスト塗布装置の断面図である。
【図6】アルカリ処理工程における反応メカニズムを示
す図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 フォトレジスト 3 難溶化層 11 サーマルチャック 12 真空チャンバー 13 真空ポンプ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上にフォトレジストを塗布し
    た後、アルカリ処理を行いフォトレジスト表面に難溶化
    層を形成し、露光、現像を行うレジストパターン形成方
    法において、 上記アルカリ処理時に上記半導体基板を30℃〜150
    ℃の範囲で加温することを特徴とするレジストパターン
    形成方法。
  2. 【請求項2】 半導体基板上にフォトレジストを塗布し
    た後、アルカリ処理を行いフォトレジスト表面に難溶化
    層を形成し、露光、現像を行うレジストパターン形成方
    法において、 上記フォトレジストを塗布した半導体基板に10Tor
    r以上の真空内で真空処理を行った後、上記アルカリ処
    理を行うことを特徴とするレジストパターン形成方法。
  3. 【請求項3】 半導体基板を加温するためのヒーターを
    備えたことを特徴とする請求項1記載のレジストパター
    ン形成方法のための処理装置。
  4. 【請求項4】 半導体基板を真空内に載置するための真
    空チャンバーおよび真空ポンプを備えたことを特徴とす
    る請求項2記載のレジストパターン形成方法のための処
    理装置。
JP4493693A 1993-03-05 1993-03-05 パターン形成方法および処理装置 Pending JPH06260407A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6562550B2 (en) 2000-04-14 2003-05-13 Tdk Corporation Preparation of optical disk master

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