JPH062588U - 回転体と固定体間の伝送装置 - Google Patents

回転体と固定体間の伝送装置

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JPH062588U
JPH062588U JP4632492U JP4632492U JPH062588U JP H062588 U JPH062588 U JP H062588U JP 4632492 U JP4632492 U JP 4632492U JP 4632492 U JP4632492 U JP 4632492U JP H062588 U JPH062588 U JP H062588U
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JP
Japan
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flat cable
reel
guide reel
rotary shaft
rotating
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Pending
Application number
JP4632492U
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English (en)
Inventor
憲 小八田
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THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Original Assignee
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 中空回転軸4と巻取り機構5間でフラットケ
ーブル3の巻取り、巻き戻しを行う。巻取り機構5は、
中心非回転部7と、ガイドリール8と、捻じり戻しリー
ル9とからなる。フラットケーブル3は、中空回転軸4
からガイドリール8、スリット10を通って捻じり戻し
リール9に巻き付けられ、さらに捻じり戻しリール9か
ら非回転部7へつながる連絡部3cを有する。捻じり戻
しリール9はガイドリール8と共に公転し、フラットケ
ーブルの連絡部3cが捻じれないように自転する。 【効果】 フラットケーブルの長さを従来より大幅に短
くできるので、高価なフラットケーブルの使用量を少な
くでき、伝送装置のコスト低減に効果がある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、回転体と固定体間で電気信号、光信号などを伝送するのに用いられ る伝送装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】
図4ないし図6に従来の回転体と固定体間の伝送装置の一例を示す。この伝送 装置は、同軸配置された内側ケース1と外側ケース2を相対的に回転可能に組み 合わせ、その内側ケース1と外側ケース2で形成される空間内にゼンマイ巻きさ れたフラットケーブル3を収納し、フラットケーブル3の内端側3aを内側ケー ス1に、外端側3bを外側ケースに取り付けた構造となっている。
【0003】 この装置は次のように動作する。まず図4の状態は、外側ケース2を固定した まま内側ケース1を矢印B方向に限界まで回転させ、フラットケーブル3のほぼ 全部を内側ケース1に巻き取った状態である。この状態から内側ケース1を逆転 させ矢印A方向に回転させると、フラットケーブル3の巻きがゆるみ、フラット ケーブル3自体の弾性で巻き径が広がって、フラットケーブル3が外側ケース2 の内側に移行していく。内側ケース1を矢印A方向へ限界まで回転させると、図 5のようになる。
【0004】 上述のように、この伝送装置は、図4の状態から図5の状態になるまで、およ び図5の状態から図4の状態になるまでの範囲で、内側ケース1を回転させるこ とが可能である。 この種の伝送装置は回転可能範囲の制約はあるが、回転体と固定体との間に摺 動接触部がないため、信頼性の高い伝送線路を構成できる利点がある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
この種の伝送装置では、内側ケース1の回転可能範囲は、フラットケーブル3 のほぼ全部が内側ケース1に巻き取られた状態(図4の状態)でのフラットケー ブル1の巻き重ね回数と、フラットケーブル3のほぼ全部が外側ケース2に巻き 取られた状態(図5の状態)でのフラットケーブル1の巻き重ね回数との差であ る。したがって例えば内側ケース1の必要な回転可能範囲が5回転であったとす ると、フラットケーブル3の長さは、単にフラットケーブル3を内側ケース1に 5回巻き重ねるだけの長さより、大幅に長いものが必要となる。
【0006】 フラットケーブルの単位長あたりの価格はかなり高価であり、フラットケーブ ルの価格はこの種の伝送装置のコストのかなりの割合を占めているので、コスト 低減のためにはフラットケーブルの長さを短くすることが極めて有効である。 フラットケーブルの長さを短くするには、内側ケースの外径をできるだけ小さ くし、外側ケースの内径を大きくすればよい。しかし内側ケースは通常、自動車 のステアリング軸等に取り付けられるので、その軸の外径により寸法が定まり、 一定限度以下に内外径を小さくすることはできない。また外側ケースの内径を大 きくすると、装置が大型化するという問題がある。
【0007】 このように内側ケースおよび外側ケースの寸法が規制された中で、内側ケース の必要な回転可能範囲を得ようとすれば、フラットケーブルの長さはほとんど一 義的に定まってしまう。このため従来の伝送装置はコスト低減が極めて困難であ った。
【0008】
【考案の目的】
本考案の目的は、以上のような問題点に鑑み、フラットケーブルの長さを従来 より大幅に短くできる、より安価な、回転体と固定体間の伝送装置を提供するこ とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、本考案は回転体と固定体間の伝送装置を次のような 構成としたものである。すなわち、 フラットケーブルと、そのフラットケーブルが巻き付けられる中空回転軸と、 その中空回転軸の隣に設けられた、中心に非回転部を有するフラットケーブルの 巻取り機構とを備え、 前記巻取り機構は、非回転部を中心として前記中空回転軸と同等の周速度で回 転するガイドリールと、そのガイドリールと中心の非回転部との間で遊星運動を 行う捻じり戻しリールとからなり、 前記フラットケーブルは、一端が中空回転軸に取り付けられ、中空回転軸の外 周に巻き付けられ、そこからガイドリールの外周に掛け渡され、ガイドリールの 外周を周回した後、ガイドリールのスリットを通ってガイドリール内の捻じり戻 しリールに巻き付けられるようになっており、さらにその捻じり戻しリールから 中心の非回転部へつながる連絡部を有しており、 前記捻じり戻しリールはガイドリールと共に公転し、1回の公転につき前記フ ラットケーブルの連絡部に1回の捻じり戻しを与えるように自転する、 ことを特徴とするものである。
【0010】
【作用】
この装置では、中空回転軸が回転体となり、巻取り機構側が固定体となる。中 空回転軸の回転可能範囲は、中空回転軸にフラットケーブルのほぼ全部が巻かれ ている状態から巻取り機構にフラットケーブルのほぼ全部が巻き取られる状態ま で及びそれとは逆に後者の状態から前者の状態に戻るまでの間となる。これによ りフラットケーブルの長さは、中空回転軸にそれの回転可能回数だけ巻き付ける のに必要な長さより若干長い程度でよいことになり、従来よりフラットケーブル の長さを短くできる。
【0011】 ガイドリールは、中空回転軸から送り出されるフラットケーブルをゼンマイ巻 き状に巻き取り、それが捻じり戻しリールと干渉しないようにガイドするもので ある。 捻じり戻しリールは、捻じり戻しリールと中心非回転部間を結ぶフラットケー ブルの連絡部に、1回の公転につき1回の捻じり戻しを与えることにより、フラ ットケーブルの捻じれをなくすものである。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を参照して詳細に説明する。 図1ないし図3は本考案の一実施例を示す。この伝送装置は、フラットケーブ ル3と、そのフラットケーブル3が巻き付けられる中空回転軸4と、その中空回 転軸4の隣に設けられたフラットケーブル3の巻取り機構5と、これらを収納す るケース6とを備えている。巻取り機構5は中心に非回転部7を有している。こ の非回転部7は図示の例ではケース6と一体に形成された突起であるが、ケース 6に形成された穴であってもよい。
【0013】 中空回転軸4はケース6に対して回転自在であり、その中に挿通されるステア リング軸等と一体となって往復回転するものである。フラットケーブル3の一端 側はこの中空回転軸4に取り付けられ、例えば自動車のステアリング軸側の機器 に接続される。
【0014】 巻取り機構5は、非回転部7を中心として回転するガイドリール8と、そのガ イドリール8と中心の非回転部7との間で遊星運動を行う捻じり戻しリール9と から構成されている。 ガイドリール8は、中空回転軸4とほぼ同じ周速度で回転するように、中空回 転軸4と例えば歯車機構などにより連結されている。 また捻じり戻しリール9は、ガイドリール8と同期して回転(公転)し、かつ 1回の公転につき1回の自転を行うように、ガイドリール8または中空回転軸4 と歯車機構等を介して連結されている。ガイドリール8の捻じり戻しリール9付 近にはスリット10が形成されている。
【0015】 一端を中空回転軸4に取り付けられたフラットケーブル3は、中空回転軸4の 外周に適当回数巻き付けられ、そこからガイドリール8の外周に掛け渡され、ガ イドリール8の外周を周回した後、スリット10を通ってガイドリール8内に入 り、捻じり戻しリール9に巻き付けられるようになっている。フラットケーブル 3はさらに捻じり戻しリール9内で屈曲されて引き出され、捻じり戻しリール9 から中心非回転部7へつながる連絡部3cを有している。フラットケーブル3の 他端側は中心非回転部7を通ってケース6外に導出され、例えば自動車の車体に 固定された機器などに接続される。
【0016】 次にこの伝送装置の動作を説明する。図1の状態は、フラットケーブル3の一 端側が中空回転軸4に巻き付けられ、他端側がガイドリール8および捻じり戻し リール9に巻き付けられている中間状態である。この状態から中空回転軸4が例 えば矢印A方向へ回転すると、ガイドリール8もそれに近い周速度で矢印C方向 に回転するから、中空回転軸4から送り出されたフラットケーブル3はガイドリ ール8の外周に巻き取られる。
【0017】 またガイドリール8内では捻じり戻しリール9がガイドリール8と同期回転し 、かつ1回の公転につき矢印D方向に1回の自転を行っているため、フラットケ ーブル3は僅かながら捻じり戻しリール9に巻き取られる。したがってフラット ケーブル3はガイドリール8の外周で少しスリップすることになる。
【0018】 また捻じり戻しリール9は1回の公転につき矢印D方向に1回の自転を行うた め、ガイドリール8および捻じり戻しリール9が中心非回転部7のまわりに回転 しても、フラットケーブルの連絡部3cに捻じれが蓄積されることはない。 このようにして、中空回転軸4上のフラットケーブル3がほぼ全部巻取り機構 5側へ巻き取られるまで、中空回転軸4は矢印A方向に回転可能である。
【0019】 次に図1の状態から中空回転軸4が矢印B方向へ回転すると、ガイドリール8 および捻じり戻しリール9は上記とは逆に回転するので、巻取り機構5から送り 出されたフラットケーブル3が中空回転軸4の外周に巻き取られる。この場合も 、巻取り機構5側のフラットケーブル3がほぼ全部中空回転軸4側へ巻き取られ るまで、中空回転軸4は矢印B方向へ回転可能である。またフラットケーブルの 連絡部3cに捻じれが蓄積されないことも上記と同様である。
【0020】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、フラットケーブルの長さは、中空回転軸 にそれの回転可能回数だけ巻き付けるのに必要な長さに、巻取り機構へ掛け渡す 長さを加えた長さでよいことになり、従来より大幅に短くすることができる。こ のため高価なフラットケーブルの使用量を少なくでき、回転体と固定体間の伝送 装置のコスト低減に顕著な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例に係る回転体と固定体間の
伝送装置を示す横断面図。
【図2】 図1の装置のケースを除いた状態を示す斜視
図。
【図3】 図1の装置の巻取り機構を示す斜視図。
【図4】 従来の回転体と固定体間の伝送装置を示す横
断面図。
【図5】 図4の装置で、フラットケーブルが巻き広が
った状態を示す横断面図。
【図6】 図4の装置の縦断面図。
【符号の説明】
3:フラットケーブル 4:中空回転軸 5:巻取り機構 6:ケース 7:非回転部 8:ガイドリール 9:捻じり戻しリール 10:スリット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フラットケーブルと、そのフラットケーブ
    ルが巻き付けられる中空回転軸と、その中空回転軸の隣
    に設けられた、中心に非回転部を有するフラットケーブ
    ルの巻取り機構とを備え、 前記巻取り機構は、非回転部を中心として前記中空回転
    軸と同等の周速度で回転するガイドリールと、そのガイ
    ドリールと中心の非回転部との間で遊星運動を行う捻じ
    り戻しリールとからなり、 前記フラットケーブルは、一端が中空回転軸に取り付け
    られ、中空回転軸の外周に巻き付けられ、そこからガイ
    ドリールの外周に掛け渡され、ガイドリールの外周を周
    回した後、ガイドリールのスリットを通ってガイドリー
    ル内の捻じり戻しリールに巻き付けられるようになって
    おり、さらにその捻じり戻しリールから中心の非回転部
    へつながる連絡部を有しており、 前記捻じり戻しリールはガイドリールと共に公転し、1
    回の公転につき前記フラットケーブルの連絡部に1回の
    捻じり戻しを与えるように自転する、 ことを特徴とする回転体と固定体間の伝送装置。
JP4632492U 1992-06-11 1992-06-11 回転体と固定体間の伝送装置 Pending JPH062588U (ja)

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JPH062588U true JPH062588U (ja) 1994-01-14

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