JPS6347045Y2 - - Google Patents

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JPS6347045Y2
JPS6347045Y2 JP13320081U JP13320081U JPS6347045Y2 JP S6347045 Y2 JPS6347045 Y2 JP S6347045Y2 JP 13320081 U JP13320081 U JP 13320081U JP 13320081 U JP13320081 U JP 13320081U JP S6347045 Y2 JPS6347045 Y2 JP S6347045Y2
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drum
rope
rotatable
motor
antenna
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はたとえば自動車等に装備される伸縮自
在なアンテナを自動的に伸縮駆動するアンテナ駆
動装置に係り、特にアンテナ伸縮用のロープを巻
回収容する回転ドラムの改良に関する。
従来のこの種のアンテナ駆動装置の一つに、実
公昭41−22581号公報に示されているように、ウ
オームギヤと噛合するウオームホイールを線体収
納用の回転ドラムの外周面に一体的に設け、この
回転ドラムの回転力をVプーリに伝達し、このV
プーリによつてアンテナ駆動用の線体を長手方向
に移送するようにしたものがある。
上記のように構成された従来のアンテナ駆動装
置によればウオームホイールが回転ドラムの外周
面に一体的に設けられているので、独立のウオー
ムホイールを回転ドラムと同軸的に設けていたそ
れまでの装置に比べて部品点数が少なくてすみ装
置を小形化できる等の利点を生じるが、その反面
次のような問題があつた。
すなわちモータからの回転力が線体収納用の回
転ドラムを介してVプーリに伝達されるため、回
転ドラムの線体収容部の周速とVプーリのロープ
移送部の周速とが完全に一致しない限り、回転ド
ラムの線体収容部に回巻収容されている線体と上
記収容部の内壁面との間に摺動摩擦が生じる。と
ころで一般にVプーリは、線体に対して大きな駆
動力を与え得るように、比較的小径に製作される
のに対し、回転ドラムは硬質合成樹脂などで形成
されている線体を極端に彎曲させずに巻回収納で
きるように比較的大径に製作されるので、上記し
た摺動摩擦状態を発生させ易い事情にあつた。こ
のような摺動摩擦が生じると、この摩擦が回転ド
ラムに対しブレーキとして作用するため、駆動力
の損失となるばかりでなく、線体自体或いは線体
収容部が損傷し故障を起こし易くなる。
本考案はこのような従来の装置の欠点がなく、
モータの駆動力が効率よくアンテナ駆動用ロープ
に伝達されアンテナの伸縮駆動を良好に行なえる
と共に、ロープやロープ収納部の損傷を軽減で
き、故障の少ない伸縮形アンテナ駆動装置を提供
することを目的とする。
本考案は、外周面にウオームギヤと噛合するウ
オームホイールを一体的に設けた第1ドラムの内
側に、この第1ドラムの回転とは無関係に回転可
能な第2ドラムを配設し、この第2ドラムの中に
ロープ移送機構により移送されるロープの末端部
を巻回収容することによつて、たとえ第1ドラム
のロープ収容部位の周速とロープ移送速度とが大
幅に異なつていても、ロープと第1ドラムとの間
には摺動摩擦が生じないようにしたものである。
以下、本考案を自動車用アンテナに適用した一
実施例につき図面を参照して説明する。
第1図はその概要を示す図で、1はたとえば複
数本の異径導電管を摺動自在に接続したロツドア
ンテナ素子である。このアンテナ素止1は車体壁
2に上端開口部を取付けたアンテナ収納筒3の中
へ挿脱自在に収納されるものとなつており、いわ
ゆる伸縮形アンテナを構成している。収納筒3の
給電ケーブル4にはラジオ受信機5が接続され
る。また収納筒3の下端にはアンテナ駆動装置6
が連結されている。このアンテナ駆動装置6は正
逆回転可能な直流モータ7、回転ドラム8、ロー
プ移送機構9等からなり、ロープ10を長手方向
へ移送することによりアンテナ素子1を収納筒外
へ押出したり、収納筒内へ引込んだりしてアンテ
ナの伸縮駆動を行なうものとなつている。
第2図はアンテナ駆動装置6の主要部の構成を
一部破断すると共に左半面を切断して示した上側
面図である。この第2図において11a,11b
はケースの両側壁である。この両側壁11a,1
1bに両端を支持固定された芯軸12にはパイプ
状の回転軸13が芯軸12に対し回転自在に嵌合
している。この回転軸13の外周にはロープ移送
機構としてのプーリ14が回転不能な状態に嵌合
固定されている。このプーリ14はたとえば硬質
合成樹脂にて一体成形されたものであり、その円
板部14aの外周面には噛合部14bが形成され
ている。この噛合部14bはロープ10の周面長
手方向にラツク状に設けてある噛合部(図示して
ない)と噛合している。したがつて、プーリ14
の回転時にロープ10は長手方向に移送される。
上記プーリ14の軸筒部14cの端部近傍には従
動クラツチ板15が軸筒部14cに対し回転不能
に嵌合している。この従動クラツチ板15は後述
する主動クラツチ板16と圧接する如くコイルス
プリング17によつて常時圧接力を付与されてい
る。前記軸筒部14cのほぼ中央部には回転ドラ
ム8がこの軸筒部14cに対して回転自在に嵌合
している。この回転ドラム8は第1ドラム8aと
第2ドラム8bとで構成されており、第1ドラム
8aは内ドラム21と外ドラム22とで形成され
ている。内ドラム21は全体が有底円筒状をな
し、その底壁中央部が前述のように軸筒部14c
に回転自在に嵌合している。そしてこの内ドラム
21の底壁内面に前述した主動クラツチ板15が
固定されている。外ドラム22は全体がほぼ円筒
状をなし、その一端(図中上端)に形成されてい
るフランジ部が前記内ドラム21の周壁端面に結
合されている。かくして外ドラム22はその周壁
が内ドラム21の周壁に対して所定間隙を隔てて
対向する如く、内ドラム21とは同心的に配設さ
れている。上記外ドラム22の外周面には、モー
タ7の回転軸に設けてあるウオームギヤ23と噛
合するウオームホイール24が一体的に設けられ
ている。
一方、第2ドラム8bは、全体が環帯状をな
し、かつ周壁部が断面U字状に屈曲された溝とな
つており、このU字溝の中にロープ10を円筒コ
イル状に巻回収容し得るものとなつている。そし
てこの第2ドラム8bは第1ドラム8aの前述し
た間隙部内に遊嵌され、芯軸12を中心として第
1ドラム8aの内周面に沿つて全体が回転自在な
如く設けられている。なお上記第2ドラム8bの
U字溝の一方の開口端縁は、第1ドラム8aの内
ドラム21の周壁外面に突設してある突起21a
によつて係止され、第2ドラムの間隙部からの離
脱を阻止されている。
次に上記の如く構成された本装置の作用効果
を、動作説明と共に説明する。
アンテナ素子1を伸長させるべくモータ7を正
回転させると、モータ回転軸に設けてあるウオー
ムギヤ23が正回転し、これに伴い第1ドラム8
aが正回転する。第1ドラム8aが正回転する
と、主動クラツチ板16が正回転するため、主動
クラツチ板16と圧接している従動クラツチ板1
5を介してプーリ14の軸筒部14cに回転力が
伝わり、ロープ移送用プーリ14が正回転する。
したがつてロープ10がアンテナ素子伸長方向へ
移送され、アンテナ素子1を収納筒3の外方へ押
出して伸長させる。
このとき第2ドラム8bから順次外部へ導出さ
れていくロープ10は第1ドラム8aとは相対的
に回転自在でロープ10の移送に伴つて回転する
第2ドラム8b内に収容されているため、たとえ
ロープ10の移送速度が第1ドラム8aのロープ
収容部位の周速と異なつていてもロープ10と第
1ドラム8aの周壁との間に摩擦は生じない。し
たがつてロープ移送用プーリ14が第1ドラム8
aからクラツチ機構を介して与えられる回転力で
回転するものであつて、しかも第1ドラム8aの
ロープ収容部位の半径とは異なる半径を有するも
のであり乍らロープ10と第1ドラム8aとの間
には摺動摩擦が生じない。したがつて上記摩擦に
よる駆動力の損失はなくスムーズにアンテナ素子
1の伸長動作を行なえる。
アンテナ素子1が伸長完了すると、ロープ10
が移送不能な状態となり、プーリ14が回転を停
止するが主動クラツチ板16と従動クラツチ板1
5とがスリツプするため、第1ドラム8a側だけ
が回転をつづけることになる。
このとき、第2ドラム8bは回転をつづけてい
る第1ドラム8a内にあるが、ロープ10の移送
停止と同時に回転を停止し静止している。したが
つてこの場合もロープ10と第1ドラム8aとの
間には摺動摩擦が生じない。
アンテナ素子1を縮小させるべくモータ7を逆
回転させると、前述の場合とは逆方向に第1ドラ
ム8aが回転し、これに伴いプーリ14も逆回転
するのでロープ10はアンテナ素子縮小方向に移
送され第2ドラム8b内に巻回収容されていく。
この場合も第2ドラム8bはロープ10の移送速
度で回転することになり第1ドラム8aの回転に
は直接影響されない。したがつてロープ10と第
1、第2ドラム8a,8bとの間の摺動摩擦は生
じない。アンテナ素子1が縮小完了したときのロ
ープ10と第1、第2のドラム8a,8b間の動
作も相対的な回転方向が伸長時とは逆になるのみ
で伸長完了時の場合の動作と全く同じになる。
なお本考案は上述した実施例に限定されるもの
ではなく次のように変形して実施してもよい。
前記実施例では第2ドラム8bとして全体が環
帯体をなし、周壁部が断面U字状の溝をなす如く
形成されたものを示したが、第3図に示す如く周
壁部が断面J字状に屈曲したものとなし、その屈
曲端を第1ドラム8aの間隙部内に設けた係止凹
部25に嵌入係止させるようにしたものでもよ
い。このような形状のものでも、ロープ10は自
らの弾撥力および遠心力による半径方向への拡開
作用により第2ドラム8bの周壁に接するので実
用上は支障がなく、しかも構造が簡単になる利点
がある。
また前記実施例では第2ドラム8bを第1ドラ
ム8aの内周面に嵌入させただけのものとしたが
芯軸12あるいは回転軸13にその中心部を回転
自在に嵌合させ、第1ドラム8aの内周面とは非
接触状態で回転するようにしてもよい。このよう
にすれば、第1、第2ドラム相互間の摺動摩擦も
なくなるので、摩擦による駆動力の損失を一層減
少させ得る。
前記実施例ではロープ移送機構として周面に噛
合部を形成した歯車状のプーリ14により、周面
長手方向に噛合部を形成しているロープを長手方
向に移送するものを例示したが、前述した従来例
のようなVプーリにより通常の丸棒状のロープを
移送するようにしたものであつてもよい。
このほか本考案の要旨を変えない範囲で種々変
形して実施可能であるのは匁論である。
以上説明したように本考案はモータの回転軸に
設けたウオームギヤに噛合するウオームホイール
を有底円筒状をなす第1ドラムの外周面に一体的
に設け、この第1ドラムの回転に伴つてロープ移
送機構が作動するようにし、このロープ移送機構
により長手方向へ移送されるロープによつて伸縮
形アンテナを伸縮駆動するようにした。そして有
底円筒状をなす第1ドラムの内部に、上記第1ド
ラムの回転とは無関係に芯軸を中心として回転可
能な第2ドラムを設け、こお第2ドラムによつて
前記ロープの末端部をその内周面に円筒コイル状
に巻回して収容るように構成したものである。
したがつて本考案によれば、ロープ末端部を収
容している第2ドラムが、モータの回転力を直接
的に受けて回転する第1ドラムとは相対的に回転
自在であつて、しかもロープ移送速度と同一速度
で回転するので、たとえロープ移送機構によるロ
ープ移送速度と第1ドラムのロープ収容部位の周
速とに大きな差があつても、ロープと第1ドラム
との間に摺動摩擦が生じることはない。その結果
モータの駆動力が効率よくロープに伝達されアン
テナの伸縮駆動を良好に行なえると共に、ロープ
やロープ収納部の損傷を軽減でき故障の少ない伸
縮形アンテナ駆動装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の概要を示す図、第
2図は同実施例の主要部の構成を一部破断しかつ
左半面を切断して示す上側面図、第3図は同実施
例の第2ドラムの変形例を示す部分断面図であ
る。 1……伸縮形アンテナ素子、2……車体壁、3
……収納筒、4……給電ケーブル、5……ラジオ
受信機、6……アンテナ駆動装置、7……モー
タ、8……回転ドラム、8a……第1ドラム、8
b……第2ドラム、9……ロープ移送機構、10
……ロープ、12……芯軸、13……回転軸、1
4……ロープ移送用プーリ、14a……円板部、
14b……噛合部、14c……軸筒部、15……
従動クラツチ板、16……主動クラツチ板、21
……内ドラム、22……外ドラム、23……ウオ
ームギヤ、24……ウオームホイール、25……
係止凹部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. モータと、このモータの回転軸に設けたウオー
    ムギヤと、このウオームギヤと噛合するウオーム
    ホイールを外周面に一体的に形成され芯軸を中心
    に回転可能な如く設けられた有底円筒状をなす第
    1ドラムと、この第1ドラムの回転に伴つて前記
    芯軸を中心に回転可能な如く上記第1ドラムと結
    合されたロープ移送機構と、このロープ移送機構
    により長手方向に移送され伸縮形アンテナを伸縮
    させるロープと、このロープの末端部をその内周
    面に円筒コイル状に巻回して収容可能な如く形成
    されかつ前記有底円筒状をなす第1ドラムの内部
    において上記第1ドラムの回転とは無関係に前記
    芯軸を中心として回転可能な如く設けられた第2
    ドラムとを具備したことを特徴とする伸縮形アン
    テナ駆動装置。
JP13320081U 1981-09-08 1981-09-08 伸縮形アンテナ駆動装置 Granted JPS5840905U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13320081U JPS5840905U (ja) 1981-09-08 1981-09-08 伸縮形アンテナ駆動装置

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JP13320081U JPS5840905U (ja) 1981-09-08 1981-09-08 伸縮形アンテナ駆動装置

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Publication Number Publication Date
JPS5840905U JPS5840905U (ja) 1983-03-17
JPS6347045Y2 true JPS6347045Y2 (ja) 1988-12-06

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JP13320081U Granted JPS5840905U (ja) 1981-09-08 1981-09-08 伸縮形アンテナ駆動装置

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60129531A (ja) * 1983-12-15 1985-07-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 床置型調理器具
JPH0724801Y2 (ja) * 1989-06-02 1995-06-05 株式会社三ツ葉電機製作所 車両用モータアンテナ装置

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JPS5840905U (ja) 1983-03-17

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