JPH06258697A - 反射式フィルム検知装置 - Google Patents

反射式フィルム検知装置

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JPH06258697A
JPH06258697A JP6741393A JP6741393A JPH06258697A JP H06258697 A JPH06258697 A JP H06258697A JP 6741393 A JP6741393 A JP 6741393A JP 6741393 A JP6741393 A JP 6741393A JP H06258697 A JPH06258697 A JP H06258697A
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JP
Japan
Prior art keywords
film
light
light receiving
emitting element
receiving element
Prior art date
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Pending
Application number
JP6741393A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Izukawa
和弘 伊豆川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 十分な反射光量が得られる反射式フィルム検
知装置を提供すること。 【構成】 2はフィルム反射面、5は発光素子、6はこ
の発光素子のレンズ、7は受光素子、8はこの受光素子
7のレンズである。従来例に対して、フィルム反射面2
への発光光の入射角θ1を大きくしてある。そして、発
光素子5,受光素子7は、それぞれは指向性を持たせる
ためにレンズ6,8を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラにおけるフィル
ムの給送量検知を、発光素子と受光素子の組み合わせに
より、フィルム表面の反射により行うフィルム検知装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の反射式フィルム検知装置の詳細
は、本願と同一出願人による特開平3−193225号
に示されている。従来例においては、3mm×3mmの
小型のフォトリフレクタ(例えば(株)東芝製TLP9
08)を用い、フィルム反射面を略そのフォトリフレク
タの焦点距離0.8mmに設定している。
【0003】図4(a)に、前記フォトリフレクタ(T
LP908)の外形図を、また図4(b)にその検出距
離特性を示す。図4(c)は、発光,受光の位置を示す
図であり、1はフォトリフレクタ、2はフィルム反射
面、3は発光素子、4は受光素子である。図4(c)で
は、フィルム反射面2からの反射光量が最大となる検出
距離1.0mmにフィルム反射面2を配置してある。ま
た、発光素子3と受光素子4との間隔は、1.6mmで
ある。よって、発光光のフィルム反射面2に対する入射
角θ1は、
【0004】
【数1】 となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来例においては、フ
ィルム反射面2に入射する入射角θ1が、(1)式に示
すように39°と深いため、透明なフィルムや現像済フ
ィルムを用いる時に、十分な反射光量を得られない場合
があった。
【0006】本発明はかかる従来の課題を解決するため
になされたもので、十分は反射光量が得られる反射式フ
ィルム検知装置を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のフィルム検知装置は、請求項1におい
て、フィルムの有無もしくはフィルムのパーフォレーシ
ョンを検知する反射式フィルム検知装置において、フィ
ルム反射面に投光する発光素子から投光される入射角を
50°より大きくしたものであり、また請求項2におい
て、発光素子と受光素子の間に遮光部材を設けたもので
あり、さらに請求項3において、入射角をブリュースタ
ー角とし、受光手段の受光面の前面に偏光板を配置した
ものである。
【0008】
【作用】本発明では、発光光のフィルム反射面に入射す
る角θ1を大きくとり、反射光量を増したものである。
【0009】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す図であり、図
1において、2はフィルム反射面、5は発光素子、6は
この発光素子5のレンズ、7は受光素子、8はこの受光
素子7のレンズである。従来例に対して、フィルム反射
面2への発光光の入射角θ1を大きくしてある。
【0010】発光素子5は、例えば(株)東芝製TLN
104、受光素子7は、例えば(株)東芝製TPS60
6であり、それぞれは指向性を持たせるためにレンズ
6,8を有する。
【0011】ここで、発光光を円偏光として、反射率R
を次の(2)式の通りとする。
【0012】
【数2】 但し、nはフィルム反射面2の屈折率である。ここで、
n=1.3と1.6の時の入射角θ1に対する反射率R
を計算すると、 となる。
【0013】上記の結果から明らかなように、入射角θ
1=39°では、屈折率nの違いで、反射率は3倍変化
するが、θ1=50°では2.5倍変化するだけである
ので、屈折率のバラツキに対して有利である。さらに、
反射率Rの大きさもθ1=60°の方がθ1=39°の
1.2倍〜1.4倍になっており、受光光量をより大き
くとれるので、コントラスト比の大きい信号を得ること
ができる。
【0014】次に、図1の動作を説明する。フィルム反
射面2が反射位置にある時は、発光素子5からの発光光
がフィルム反射面2で反射され、受光素子7に到達す
る。また、フィルムが無い時や、フィルム上のパーフォ
レーションの穴が反射位置にある時、発光光は反射しな
いので、受光素子7に到達しない。よって、これらの変
化を検知して、フィルムの移動を検知することができ
る。
【0015】図2は、本発明の他の実施例を示す図で、
図2(a)においては、図1の例に対し、遮光板9,1
0を追加してある。また、11は遮光板9の窓である。
図2(b)は、図2(a)のフィルムを取り除いて、遮
光板9側から見た図を示す。窓11は、フィルムの各パ
ーフォレーションの穴間隔よりも小さいことが望まれ
る。遮光板10のフィルム反射面2からの距離aは、窓
11の長さbと発光素子5と受光素子7とにより決ま
る。
【0016】図3は、本発明のさらに他の実施例を示す
図で、図1の例に対し、偏光板12を受光素子7の受光
面に配置した。そして、反射光が直線偏光となるブリュ
ースター角に入射角を設定する。n=1.6ではθ1
58°,n=1.3ではθ1=52°なので、使用する
フィルムの屈折率の値のうちの中心とする。例えば、n
=1.3〜1.6ではθ1=55°とする。
【0017】この構成により、フィルム反射面2からの
反射光は、偏光板12を通して100%受光素子7に到
達するが、他の迷光は、偏光板12により減少して受光
素子7に到達するので、コントラスト比を向上すること
ができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明は、フィルム
反射面に入射する光の入射角を大きくすることにより、
よい大きな反射光量を得るだけでなく、フィルム反射面
の屈折率の違いによる反射光量差を減少することができ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図である。
【図2】本発明の他の実施例を示す図である。
【図3】本発明のさらに他の実施例を示す図である。
【図4】従来例を示す図である。
【符号の説明】
1 フォトリフレクタ 2 フィルム反射面 3,5 発光素子 4,7 受光素子 6 発光素子のレンズ 8 受光素子のレンズ 9,10 遮光板 11 遮光板の窓 12 偏光板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムの有無もしくはフィルムのパー
    フォレーションを検知する反射式フィルム検知装置にお
    いて、フィルム反射面に投光する発光素子から投光され
    る入射角を50°より大きくしたことを特徴とする反射
    式フィルム検知装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の反射式フィルム検知装置
    において、発光素子と受光素子の間に遮光部材を設けた
    ことを特徴とする反射式フィルム検知装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の反射式フィルム検知装置
    において、入射角をブリュースター角とし、受光手段の
    受光面の前面に偏光板を配置したことを特徴とする反射
    式フィルム検知装置。
JP6741393A 1993-03-04 1993-03-04 反射式フィルム検知装置 Pending JPH06258697A (ja)

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JP6741393A JPH06258697A (ja) 1993-03-04 1993-03-04 反射式フィルム検知装置

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