JP3381206B2 - 投光装置 - Google Patents
投光装置Info
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Description
る投光装置およびそれを備えた光学装置に関する。
を示す。同図において、筐体1内には、同一光軸上に、
発光素子2、開口3、ハーフミラー4、および投受光レ
ンズ5が設けられており、ハーフミラー4は、光軸に対
して45度の角度に取り付けられている。そして、発光
素子2から発した光は、開口3、ハーフミラー4、およ
び投受光レンズ5を介して対象物体6に投光される。対
象物体6が存在すると、光は反射され、反射された光
は、投受光レンズ5を介して、ハーフミラー4でさらに
反射されて、筐体1内に光軸に対して直角方向に設けら
れた受光素子7で受光される。
光は対象物体6で反射されず、光が帰ってこないため、
受光素子7は光を受光しない。従って、受光素子7の受
光量を検出することにより、対象物体6の存在を検知す
ることができる。
を投光しないために用いられる。投受光レンズ5以外の
領域に光が投光されると、その光は、筐体1内部で反射
されて迷光となり、受光素子7で受光される場合があ
る。これにより、光学装置が誤動作する恐れが生じる。
れる光の領域は、図18(a)に示すように、開口3と
発光点11との位置関係により、斜線部12に示すよう
に決まる。例えば、図18(b)に示すように、発光点
11の位置が11aの位置にずれると、投光される領域
も異なってくる。
ように面積を持っているため、それぞれの発光点で投光
される領域が異なる。従って、投光される領域を限定す
ることが困難となる。また、発光素子2は、製造上の誤
差によってチップに位置ずれが生じる。このため、さら
に発光点の位置ずれが大きくなり、投光される領域の限
定がさらに困難となる。
投受光レンズ5にのみ投光したい光が、図19(b)に
斜線部13で示すように、投受光レンズ5の外側にも投
光してしまい、斜線部13の領域の光が迷光となって、
誤動作の原因となる。
開口3を大きくすると、投光される領域が大きくなり、
図17に示す光学装置の場合に迷光が多くなる。また、
同じ目的で開口を遠ざけると、装置が大型になる。しか
も、開口3を用いると、各部の位置合わせに手間がかか
る。
ものであり、限定された角度範囲の光のみを投光する投
光装置およびそれを備えた光学装置を提供するものであ
る。
置は、光学フィルタで反射した光を再び光学フィルタへ
導く反射ミラーを備えたことを特徴とする。
た光をその時の入射角とは異なる入射角で光学フィルタ
へ導くための反射ミラーであり、発光素子の発光方向に
光学フィルタ、発光方向と逆方向に反射ミラーを配置す
ることができる。
置においては、発光素子2の前面に、所定の入射角範囲
の光を透過させる特性を有する光学フィルタ21を配置
することで、限定した角度範囲の光を投光することがで
きる。その結果、発光点の位置に関係なく、常に定めら
れた広がり角の光を投光することができ、発光点の位置
ずれが生じても、所定の領域にのみ光を投光することが
できる。
光学装置の実施例を、図面を参照して説明する。尚、図
17に示した従来例に対応する部分には同一の符号を付
してあり、その説明は適宜省略する。
例においては、発光素子2の発光方向に光学フィルタ2
1が配置されている。光学フィルタ21は、図2に示す
ように、入射角範囲が−αと+αとの間の光のみを透過
する特性を有している。
に関係なく、常に一定の広がり角αを持つ光を投光でき
るため、投光される領域が定め易く、所定の領域に光を
投光することができる。また、チップの位置ずれに関係
しないため、いかなる発光素子を用いても同じ領域に投
光できる。さらに、光学フィルタ21を投光する光の角
度範囲を、発光素子2の出射角範囲より狭くすること
で、狭指向角特性を有する投光装置を実現することがで
きる。
装置の一例の構成を示す。本例においては、図17に示
した従来の光学装置の開口3の位置に、光学フィルタ2
1を設けている。そして、光学フィルタ21により、発
光素子2から発する光の領域を、投受光レンズ5の有効
径と同等、またはそれより小さくした。
投受光レンズ5にのみ投光することができ、迷光を減ら
し、誤動作を減らすことができる。
の構成は、図1に示した第1の例と同様であるが、光学
フィルタ21の特性を、図5に示すように、入射角範囲
が−αと+αとの間で透過率が減少するようにした。
強度が、図6に示すように、出射角範囲が−αから+α
の間で大きくなる指向特性を有する場合、光が光学フィ
ルタ21を通ることにより、図4に示すa点における指
向特性が、図7に示すようになる。即ち、所定の角度範
囲−α乃至+αの間で、ほぼ一定の強度分布の光を投光
することができ、投光する光の角度による強度の差を考
慮する必要がなくなる。
の構成も、図1に示した第1の例と同様であるが、光学
フィルタ21の特性を、図9に示すように、入射角が0
度付近の光のみ透過するようにした。
レンズを用いずに平行光とすることができ、光学装置に
備えたときに、その装置を小型化することができる。
光学装置の一例の構成を示す。対象物体6は、発光素子
2の光軸に対して約45度の角度に配置されている。対
象物体6が斜線で示す検出領域31に存在すると、発光
素子2から発する光は対象物体6で反射されて、受光素
子7で受光される。対象物体6が検出領域31に存在し
ないと、発光素子2から発する光は対象物体6で反射さ
れず、受光素子7で受光されない。この受光素子7の受
光量で、対象物体6が検出領域31に存在するか否かを
検知することができる。
平行光であるので、検出領域31を狭くすることがで
き、しかもレンズが不要となるので、装置を小型化する
ことができる。
この構成も、図1に示した第1の例と同様であるが、光
学フィルタ21の特性を、図12に示すように、所定の
入射角範囲で、かつ所定の波長範囲の光のみを透過する
ようにした。具体的には、光学フィルタ21の片面に、
図12(a)に示す特性を持たせ、他の片面に、図12
(b)に示す特性を持たせる。
定の入射角範囲で投光することができる。偏光ビームス
プリッタ(PBS)やダイクロイックミラー(DCM)
は、光の波長の変化に従って特性も変化する。このた
め、狭い波長範囲の光しか用いることができない。本例
の投光装置では、広い波長範囲の発光素子を用いても、
狭い波長範囲の光を投光できるため、PBSやDCMに
用いることができる。
本例は、光学フィルタ21を発光素子2のキャンパッケ
ージの窓ガラス41と兼用し、発光素子2と光学フィル
タ21を一体化したものである。
ラス41にARコートを行う工程と同じ工程で形成でき
るので、製作コストを低減することができる。また、光
学フィルタ21を窓ガラス41と兼用することにより、
従来の発光素子と同等の大きさで用いることができる。
ャンパッケージに光学多層膜を形成し、光学フィルタ2
1とパッケージを一体化してもよい。または、発光素子
2のチップに光学多層膜を形成し、光学フィルタ21と
チップとを一体化してもよい。
本例は、光学フィルタ21を、発光素子2の樹脂モール
ドパッケージに、透明性のUV硬化型接着剤で接着一体
化したものであり、構成が簡単で取扱いが容易となる。
学フィルタ21を接着したが、図13に示すようなキャ
ンパッケージ型の発光素子2の端面に接着してもよい。
本例は、図14に示した例において、発光素子2の発光
面に接着された光学フィルタ21を、透明性樹脂51で
被覆したものであり、光学フィルタ21を保護する効果
がある。また、透明性樹脂51をレンズ形状とすること
により、レンズと一体化した発光素子が実現できる。
成を示す。本実施例は、発光素子2内に凹面鏡状の反射
ミラー61を設け、前面に光学フィルタ21を設けたも
のである。反射ミラー61は、光学フィルタ21で反射
した光を、その時の入射角とは異なる入射角で再び光学
フィルタ21へ導くもので、発光方向と逆の方向に配置
してある。この場合、光学フィルタ21は、所定の入射
角以外の光を反射する特性を有する。この構成により、
発光素子2から発した所定の入射角以外の光が光学フィ
ルタ21で反射された後、反射ミラー61で再度反射さ
れるので、投光量の増加を図ることができる。
装置に用いることができ、対象物体6が所定の領域に存
在するか否かを検知することができる。
所定の入射角範囲の光を透過させる特性を有する光学フ
ィルタを、発光素子の前面に配置したので、発光点の位
置に関係なく、常に定められた広がり角の光を投光する
ことができ、所定の領域にのみ光を投光することができ
る。また、反射ミラーを設けたので、投光量の増加を図
ることができる。
構成を示す説明図である。
である。
の構成を示す説明図である。
る。
図である。
ある。
投光領域の変化を示す説明図である。
る投光領域の変化を示す説明図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 入射角の違いにより光の透過率が変化す
る光学フィルタを発光素子の前面に備えた投光装置にお
いて、 前記光学フィルタで反射した光を再び前記光学フィルタ
へ導く反射ミラーを備えたことを特徴とする投光装置。 - 【請求項2】 前記反射ミラーは、前記光学フィルタで
反射した光をその時の入射角とは異なる入射角で前記光
学フィルタへ導くための反射ミラーであり、前記発光素
子の発光方向に前記光学フィルタ、発光方向と逆方向に
前記反射ミラーを配置していることを特徴とする請求項
1に記載の投光装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07682194A JP3381206B2 (ja) | 1994-04-15 | 1994-04-15 | 投光装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07682194A JP3381206B2 (ja) | 1994-04-15 | 1994-04-15 | 投光装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07280948A JPH07280948A (ja) | 1995-10-27 |
JP3381206B2 true JP3381206B2 (ja) | 2003-02-24 |
Family
ID=13616345
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07682194A Expired - Fee Related JP3381206B2 (ja) | 1994-04-15 | 1994-04-15 | 投光装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3381206B2 (ja) |
-
1994
- 1994-04-15 JP JP07682194A patent/JP3381206B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07280948A (ja) | 1995-10-27 |
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