JPH07208918A - 受光装置及びそれを備えた光学装置 - Google Patents

受光装置及びそれを備えた光学装置

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JPH07208918A
JPH07208918A JP499794A JP499794A JPH07208918A JP H07208918 A JPH07208918 A JP H07208918A JP 499794 A JP499794 A JP 499794A JP 499794 A JP499794 A JP 499794A JP H07208918 A JPH07208918 A JP H07208918A
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light
light receiving
optical filter
receiving device
optical
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JP499794A
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Koichi Egawa
弘一 江川
Hironobu Kiyomoto
浩伸 清本
Kohei Tomita
公平 冨田
Hayami Hosokawa
速美 細川
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 受光素子が限定された入射角範囲で入射する
光のみを受光するようにし、迷光を遮光してS/N比を
向上させる。 【構成】 PD5の受光面の前面に、入射角θ=0度を
中心とした所定の入射角範囲±α度の光のみを透過する
特性を有する光学フィルタ11を配置し、斜線部の領域
の信号光のみを透過してPD5で受光し、ノイズ光Aを
遮光する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発光素子から被検知物
体を照射した光の反射光を受光する受光装置及びそれを
用いた光学装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のような光学装置の従来の一例の構
成を図18に示す。図18に示す光学装置は投受光の光
軸を同軸化することにより小型化を図ったものである。
図18において、発光素子としてのLED1から出射し
ハーフミラー2を透過した光を、レンズ3により平行光
として被検知物体4へ投光する。被検知物体4で同一光
軸上で反射し、レンズ3で集光された光をハーフミラー
2で反射させ、受光素子としてのPD5で受光すること
により、被検知物体4の有無などを検知する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、LED
1から出射した光の一部はハーフミラー2を透過せずに
反射し、筐体6の内部で迷光、すなわちノイズ成分とな
り、S/N比劣化の要因となる。この迷光を遮光する方
法として開口を用いる方法があるが、筐体6の外形が制
限されるので、図19に示すように一般的に開口7をP
D5に近接して配置される場合が多い。このため、信号
光8のみを受光するために開口径7aを設定しても、迷
光9の一部を受光してしまい、S/N比劣化を引き起こ
す。S/N比を良くするために図20に示すように開口
7をPD5から遠ざけると、外形が大きくなり光学装置
の小型化に適さなくなる。
【0004】上記のように、従来の開口7を用いる方法
では、S/N比を良くし、小型化することができない。
また開口7の位置合わせに手間がかかるなどの問題があ
った。
【0005】上記問題点は図18に示す光学装置以外の
光学系を有する光学装置におけるノイズ光全般について
も、同様のことが言える。例えば図21に示すような光
学装置は、小型化を目的としてレンズを用いていないた
め、迷光及び外乱光に対して同様の問題が生ずる。従っ
てPD5の直前にレンズを配置して光を収束させる光学
系以外の光学装置におけるノイズ光全般に同様のことが
言える。
【0006】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
もので、限定された入射角範囲で入射する光のみを受光
する受光装置及びそれを備えた光学装置を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に成された請求項1に記載の受光装置は、入射角の違い
により透過率が変化する光学フィルタ11を受光素子と
してのPD5の前面に設けたことを特徴とする。
【0008】請求項2に記載の受光装置は、光学フィル
タ21の透過光を受光するPD5の受光量が、光学フィ
ルタ21への入射光の入射角分布の違いにより変化する
ことを特徴とする。
【0009】請求項3に記載の受光装置は、光学フィル
タ11、21は、所定の入射角範囲の光のみを透過させ
ることを特徴とする。
【0010】請求項4に記載の受光装置は、光学フィル
タ21は、入射角に対応して光の透過率を単調増加ある
いは単調減少させることを特徴とする。
【0011】請求項5に記載の受光装置は、光学フィル
タ31は、さらに、所定の波長範囲の光のみを透過させ
ることを特徴とする。
【0012】請求項6に記載の受光装置は、光学フィル
タ11は、PD5の受光面に一体的に設けられているこ
とを特徴とする。
【0013】請求項7に記載の受光装置は、PD5を収
納するパッケージ41の受光面に設けられた窓ガラス4
2を、請求項1から5のいずれかに記載の光学フィルタ
11、21、31のいずれかで構成したことを特徴とす
る。
【0014】請求項8に記載の受光装置は、PD5は樹
脂モールド型であり、受光部の前面に請求項1から5の
いずれかに記載の光学フィルタ11、21、31のいず
れかを接着したことを特徴とする。
【0015】請求項9に記載の受光装置は、PD5は樹
脂モールド型であり、受光部の前面の樹脂表面が請求項
1から5いずれかに記載の光学フィルタ11、21、3
1であることを特徴とする。
【0016】請求項10に記載の光学装置は、請求項1
から9のいずれかに記載の受光装置を備えたことを特徴
とする。
【0017】請求項11に記載の光学装置は、請求項1
から9のいずれかに記載の受光装置に設けられたPD5
の出力により、PD5へ入射する光の入射角を検出する
ことを特徴とする。
【0018】請求項12に記載の光学装置は、被検知物
体4に光を照射する発光素子としてのLED1と、被検
知物体4からの反射光を受光する請求項1から9のいず
れかに記載の受光装置とを備え、反射光の入射角により
被検知物体4が所定の領域に存在するか否かを検出する
ことを特徴とする。
【0019】請求項13に記載の光学装置は、被検知物
体4に光を照射するLED1と、被検知物体4からの反
射光を受光する請求項1から9のいずれかに記載の受光
装置とを備え、受光装置に設けられたPD5の出力によ
り被検知物体4の距離または変位を検知することを特徴
とする。
【0020】請求項14に記載の光学装置は、被検知物
体4に光を照射するLED1と、被検知物体4からの反
射光を受光する請求項1から9のいずれかに記載の受光
装置とを備え、受光装置に設けられたPD5の出力によ
り被検知物体4の傾きを検知することを特徴とする。
【0021】
【作用】上記構成の受光装置及びそれを用いた光学装置
においては、PD5の前面に入射角の違いにより透過率
が変化する光学フィルタ11を設けたので、限定した入
射角範囲外で入射するノイズ光を遮光することができ
る。従来の開口は配置された位置により受光される光を
限定したが、本発明に用いる光学フィルタは入射角の違
いにより信号光と迷光とを分離するため、光学フィルタ
11をPD5に近接して配置しても、迷光を確実に遮光
することができ、小型の装置によりS/N比を向上させ
ることができる。また開口を用いず光学フィルタ11を
用いるため、位置合わせの必要がなくなる。さらにこの
受光装置を備えた光学装置により、被検知物体4の存
在、距離、変位、傾きを検知することができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の受光装置及びそれを用いた光
学装置の実施例を図面を参照して説明する。なお、各図
において、図18に示す従来例の部分と対応する部分に
は同一の符号を付してあり、その説明は適宜省略する。
【0023】図1に本発明の受光装置の第1の実施例の
構成を示し、図2に図1に示す光学フィルタ11の特性
を示す。図1において、PD5の前面に光学フィルタ1
1が配置されている。光学フィルタ11は図2に示すよ
うに、入射角θ=0度を中心とした所定の入射角範囲±
α度の光のみが透過する特性を有する。即ち所定の入射
角範囲±α度の光が入射した場合にのみ、光は光学フィ
ルタ11を透過し、範囲外の光は光学フィルタ11を透
過しない。
【0024】上記の構成により、限定した入射角範囲で
入射する図1に示す斜線部の領域の信号光のみが光学フ
ィルタ11を透過してPD5で受光され、限定した入射
角範囲外で入射する矢印Aで示すノイズ光は遮光され
る。この結果、光学フィルタ11をPD5に近接して配
置し、光学装置を小型化してS/N比を向上させること
ができる。
【0025】図3に本発明の受光装置の第2の実施例の
構成を示し、図4に図3に示す光学フィルタ21の特性
を示す。本実施例における光学フィルタ21は図4に示
すように、任意の入射角θを中心とした所定の入射角範
囲の光のみが透過する特性を有する。即ち任意の入射角
θを中心とした所定の入射角範囲の光が入射した場合の
み、光は光学フィルタ21を透過し、範囲外の光は光学
フィルタ21を透過しない。
【0026】上記の構成により、第1の実施例では入射
角θ=0度を中心とした入射角範囲の光しか検知できな
いが、任意の入射角θを中心とした図3に示す斜線部の
領域の光も検知することができ、かつ第1の実施例と同
様の効果が得られる。
【0027】図5に本発明の受光装置の第3の実施例の
構成を示し、図6に図5に示す光学フィルタ31の特性
を示す。本実施例における光学フィルタ31は、図6
(a)に示すように第1の実施例と同様に、入射角θ=
0度を中心とした所定の入射角範囲±α度の光のみが透
過する特性に加えて、図6(b)に示すように所定の波
長λ0 を中心とした所定の波長範囲λ1 〜λ2 の光のみ
が透過する特性を有する。例えば、光学フィルタ31は
片面に図6(a)に示すような特性を備え、他の片面に
図6(b)に示すような特性を備える。
【0028】上記構成により、入射角0度、波長λ0
光は光学フィルタ31の両面を透過する。しかし、入射
角0度、波長λ1 の光は図6(a)の特性を備えた光学
フィルタ31の片面は透過するが、図6(b)の特性を
備えた他の片面は透過しない。すなわち、図5に示すよ
うに限定した入射角範囲の光でも、波長λ0 の信号光は
透過するが波長λ1 のノイズ光は透過しない。この結
果、入射角が信号光に等しくても波長の異なるノイズ光
を遮光することができ、さらにS/N比を向上させるこ
とができる。
【0029】図7に本発明の受光装置の第4の実施例の
構成を示す。図7において、PD5が収納されたキャン
パッケージ41の受光面に設けられた窓ガラス42と、
前記各実施例に示した光学フィルタ11、21、31の
いずれかとを兼用させ、PD5と光学フィルタ11、2
1、31とを一体化した。
【0030】本実施例によれば、窓ガラス42にARコ
ートを行う工程と同じ工程で光学フィルタを構成するこ
とができ、コストの低減を図ることができる。さらに、
窓ガラス42と光学フィルタとを兼用することにより、
従来のPDと同等の大きさとすることができ、受光装置
の小型化を図ることができる。
【0031】図8に本発明の受光装置の第5の実施例の
構成を示す。図8(a)は光学フィルタ11、21、3
1のいずれかを、樹脂モールドパッケージ51に充填さ
れたPD5の受光面に接着し一体化したものである。接
着剤としては透明性のUV硬化型接着剤などがある。ま
た光学フィルタを樹脂モールドパッケージ51に直接蒸
着し一体化する方法もある。さらに図8(b)は光学フ
ィルタ11、21、31の表面を透明性の樹脂52など
により被覆保護したものである。このとき、樹脂52を
レンズ形状としてもよい。このように樹脂モールドパッ
ケージ51と光学フィルタとを一体化することにより、
受光装置の小型化を図ることができる。
【0032】図9に本発明の光学装置の第1の実施例の
構成を示す。本実施例は図3に示す光学フィルタ21を
PD5の前面に配置し、PD5の受光量を検知すること
により被検知物体4の有無または位置を検知するように
したものである。図9において、LED1から出射した
光は投光レンズ3により所定の位置にある被検知物体4
a上に集光される。被検知物体4aから反射した光は光
学フィルタ21を透過してPD5により受光される。
【0033】このとき被検知物体4aが限られた領域内
にあり、反射光が光学フィルタ21に入射する入射角θ
1 も所定の入射角範囲内にあれば、前述したように光学
フィルタ21を透過する。しかし図9に示す被検知物体
4bのように所定の領域内にないときは、光学フィルタ
21に入射する反射光の入射角θ2 も所定の入射角範囲
外にあり、反射光は光学フィルタ21を透過せずPD5
に受光されない。
【0034】本実施例によれば、PD5の受光量の有無
により被検知物体4が限られた領域内にあるか否かを検
知することができる。また背景からの反射光は光学フィ
ルタ21を透過しないので、被検知物体4が限られた領
域内に有るか無いかも確実に検知することができる。
【0035】図10に本発明の光学装置の第2の実施例
の構成を示す。本実施例は図1に示す光学フィルタ11
をPD5の前面に設け、PD5の出力により被検知物体
4が検出領域内にあるか否かを検出する処理回路61を
設けたものである。被検知物体4が図10(a)に示す
ように、光学フィルタ11及びPD5からなる受光部6
2の斜線部で示す検出領域内にある場合は、被検知物体
4からの反射光は光学フィルタ11を透過しPD5で受
光される。また被検知物体4が図10(b)に示すよう
に、受光部62の検出領域外にあった場合は、その反射
光は光学フィルタ11で反射されPD5では受光できな
い。
【0036】反射光を受光したPD5から発する出力電
流は図10(c)に示すように処理回路61で処理され
る。すなわち、PD5の出力電流はアンプ63で電圧に
変換され、コンパレータ64によりその電圧が設定電圧
以上の時はON、以下の時はOFFの信号を出力する。
【0037】図10で斜線部で示す検出領域は一般に、
LED1及び投光レンズ3からなる投光部65から発す
る投光ビームの広がりと、受光部62の視野とで決ま
る。従来の限定領域型光学装置では、従来例において説
明したように開口7を用いている。このような構成では
図11(a)に示すように、開口7の開口径7aを大き
くすると視野が広がりノイズ光9が多くPD5に入射す
る。また図11(b)に示すように開口径7aを小さく
すれば視野は小さくできるが、必要な光軸に対して平行
な光が遮光され、受光量が減ってしまう。
【0038】しかし図10に示す本実施例の光学装置に
よれば、必要な入射角の光のみを受光することができ、
受光量を減らすことなく検出領域を限定することがで
き、S/N比を向上することができる。
【0039】なお、図10に示す光学フィルタを図13
に示すような光学特性を有する光学フィルタ71で構成
し、図12に示すようにPD5の前に配置してもよい。
この光学フィルタ71は入射角θに対応して光の透過率
が単調増加あるいは単調減少するものである。この構成
によると、光学フィルタ71に入射する光の入射角θに
よりPD5で受光される受光量が変化するので、PD5
の出力により入射光の入射角を検知することもできる。
【0040】図14に本発明の光学装置の第3の実施例
の構成を示す。本実施例は図13に示す光学特性を有す
る光学フィルタ71を用いて入射角を検知することによ
り、被検知物体4のPD5との間の距離または変位を検
出するものである。図14(a)において、被検知物体
4の距離が4a、4b、4cと遠くなるように従って、
光学フィルタ71に入射される光の入射角θは小さくな
り、PD5の受光量は大きくなる。逆に被検知物体4の
距離が近くなると、入射角θは大きくなり、PD5の受
光量は小さくなる。この受光量を検知して図14(b)
に示す処理回路81により距離信号を出力することによ
り、被検知物体4の距離または変位を検出することがで
きる。
【0041】処理回路81はPD5の出力電流をアンプ
82で電圧に変換し、リニアリティ補正回路83で出力
電圧値を距離と比例する電圧値に変換して、距離信号値
として出力するものである。
【0042】図15に本発明の光学装置の第4の実施例
の構成を示す。本実施例は図14に示す第3の実施例に
おけるPD5を2個のPD5aとPD5bとし、PD5
a、5bがそれぞれ光学フィルタ71の透過光と反射光
を受光する構成とし、2つのPD5a、5bの受光量の
比、または差を和で割った値で、被検知物体4の距離ま
たは変位を検知するようにしたものである。ここで光学
フィルタ71の入射角θに対する反射率の変化は透過率
と相互する特性を持ち、単調に増加する。従って、被検
知物体4の種類の違いにより変化する反射光の光量に依
存せずに、その距離または変位を検知することができ
る。
【0043】図16に本発明の光学装置の第5の実施例
の構成を示す。本実施例は図13に示す光学特性を有す
る光学フィルタ71を用いて入射角θを検知することに
より、被検知物体4の傾きを検知するようにしたもので
ある。例えば、図16に示すように、被検知物体4が角
度αで傾けば、被検知物体4からの反射光は入射角θ0
から入射角θ1 へ変化し、光学フィルタ71に入射す
る。従って、被検知物体4が傾けば、光学フィルタ71
に入射される光の入射角の違いにより、PD5が受光す
る受光量が変化するので、PD5の出力から被検知物体
4の傾きを検知することができる。
【0044】図17に本発明の光学装置の第6の実施例
の構成を示す。本実施例は図16に示す第5の実施例の
受光部において、図15に示す第4の実施例の場合と同
様に2個のPD5a、5bを用いて、光学フィルタ71
の透過光と反射光との両方を受光する構成とし、2つの
PD5a、5bの受光量の比、または差を和で割った値
で被検知物体4の傾きを検知するようにしたものであ
る。
【0045】本実施例によっても第5の実施例の場合と
同様に被検知物体4の傾きを検知することができるとと
もに、第4の実施例の場合と同様に、被検知物体4の種
類の違いにより変化する反射光の光量に依存せずに、そ
の傾きを検知することができる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1乃至9に
記載の受光装置によれば、受光素子の前面に所定の入射
角範囲または所定の波長範囲の光のみを透過する光学フ
ィルタを設けたので、信号光と迷光とを分離し迷光を遮
光することができ、受光素子のS/N比を向上させるこ
とができる。また入射光の入射角を検知することもでき
る。しかも開口等を用いて迷光を遮光する場合に必要な
位置合わせが不要となる。
【0047】また、請求項10乃至14に記載の光学装
置によれば、光学系に請求項1乃至9に記載の受光装置
を配置したので、被検知物体が所定の領域に存在するか
否かを検知することができ、さらに被検知物体の位置、
変位、傾きなどを容易に検知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の受光装置の第1の実施例の構成を示す
側面図である。
【図2】図1の光学フィルタの特性を示す線図である。
【図3】本発明の受光装置の第2の実施例の構成を示す
側面図である。
【図4】図3の光学フィルタの特性を示す線図である。
【図5】本発明の受光装置の第3の実施例の構成を示す
側面図である。
【図6】図5の光学フィルタの特性を示す線図である。
【図7】本発明の受光装置の第4の実施例の構成を示す
斜視図である。
【図8】本発明の受光装置の第5の実施例の構成を示す
斜視図及び側面図である。
【図9】本発明の光学装置の第1の実施例の構成を示す
側面図である。
【図10】本発明の光学装置の第2の実施例の構成を示
す側面図及び処理回路の構成を示すブロック図である。
【図11】限定領域型光学装置に用いられる開口例を示
す説明図である。
【図12】図10に示す光学フィルタの他の例の構成を
示す側面図である。
【図13】図12の光学フィルタの特性を示す線図であ
る。
【図14】本発明の光学装置の第3の実施例の構成を示
す側面図及び処理回路の構成を示すブロック図である。
【図15】本発明の光学装置の第4の実施例の構成を示
す側面図である。
【図16】本発明の光学装置の第5の実施例の構成を示
す側面図である。
【図17】本発明の光学装置の第6の実施例の構成を示
す側面図である。
【図18】従来の光学装置の一例の構成を示す側面図で
ある。
【図19】従来の迷光遮光方法の一例を示す説明図であ
る。
【図20】従来の迷光遮光方法の他の一例を示す説明図
である。
【図21】従来の光学装置の他の一例の構成を示す側面
図である。
【符号の説明】
1 LED(発光素子) 4 被検知物体 5 PD(受光素子) 11、21、31、71 光学フィルタ 41 パッケージ 42 窓ガラス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 細川 速美 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入射角の違いにより透過率が変化する光
    学フィルタを受光素子の受光面の前面に設けたことを特
    徴とする受光装置。
  2. 【請求項2】 前記光学フィルタの透過光を受光する前
    記受光素子の受光量が、前記光学フィルタへの入射光の
    入射角分布の違いにより変化することを特徴とする請求
    項1に記載の受光装置。
  3. 【請求項3】 前記光学フィルタは、所定の入射角範囲
    の光のみを透過させることを特徴とする請求項1または
    2に記載の受光装置。
  4. 【請求項4】 前記光学フィルタは、入射角に対応して
    光の透過率を単調増加あるいは単調減少させることを特
    徴とする請求項1または2に記載の受光装置。
  5. 【請求項5】 前記光学フィルタは、所定の波長範囲の
    光のみを透過させることを特徴とする請求項1から4の
    いずれかに記載の受光装置。
  6. 【請求項6】 前記光学フィルタは、前記受光素子の受
    光面に一体的に設けられていることを特徴とする請求項
    1から5のいずれかに記載の受光装置。
  7. 【請求項7】 前記受光素子を収納するパッケージの受
    光面に設けられた窓ガラスを、請求項1から5のいずれ
    かに記載の光学フィルタで構成したことを特徴とする請
    求項6に記載の受光装置。
  8. 【請求項8】 前記受光素子は樹脂モールド型であり、
    受光部の前面に請求項1から5のいずれかに記載の光学
    フィルタを接着したことを特徴とする請求項6に記載の
    受光装置。
  9. 【請求項9】 前記受光素子は樹脂モールド型であり、
    受光部の前面の樹脂表面が請求項1から5いずれかに記
    載の光学フィルタであることを特徴とする請求項6に記
    載の受光装置。
  10. 【請求項10】 請求項1から9のいずれかに記載の受
    光装置を備えたことを特徴とする光学装置。
  11. 【請求項11】 請求項1から9のいずれかに記載の受
    光装置に設けられた受光素子の出力により、前記受光素
    子へ入射する光の入射角を検出することを特徴とする請
    求項10に記載の光学装置。
  12. 【請求項12】 被検知物体に光を照射する発光素子
    と、前記被検知物体からの反射光を受光する請求項1か
    ら9のいずれかに記載の受光装置とを備え、前記反射光
    の入射角により前記被検知物体が所定の領域に存在する
    か否かを検出することを特徴とする光学装置。
  13. 【請求項13】 被検知物体に光を照射する発光素子
    と、 前記被検知物体からの反射光を受光する請求項1から9
    のいずれかに記載の受光装置とを備え、前記受光装置に
    設けられた受光素子の出力により前記被検知物体の距離
    または変位を検知することを特徴とする光学装置。
  14. 【請求項14】 被検知物体に光を照射する発光素子
    と、前記被検知物体からの反射光を受光する請求項1か
    ら9のいずれかに記載の受光装置とを備え、前記受光装
    置に設けられた受光素子の出力により前記被検知物体の
    傾きを検知することを特徴とする光学装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002202369A (ja) * 2000-12-27 2002-07-19 Nikon Corp 光信号検出装置及び測距装置
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