JPH0625827B2 - 内視鏡用光源光学系 - Google Patents

内視鏡用光源光学系

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JPH0625827B2
JPH0625827B2 JP60181287A JP18128785A JPH0625827B2 JP H0625827 B2 JPH0625827 B2 JP H0625827B2 JP 60181287 A JP60181287 A JP 60181287A JP 18128785 A JP18128785 A JP 18128785A JP H0625827 B2 JPH0625827 B2 JP H0625827B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は干渉フィルタを用いた固体撮像素子使用の内視
鏡用光源光学系に関する。
〔従来技術〕
近年、テレビジョンカメラとか内視鏡等に固体撮像素子
を用いた撮像装置が実用化される状況になっている。
現行の内視鏡は、イメージガイド及びライトガイドと呼
ばれる直径が数10ミクロン程度の光学繊維を例えば数
万本最密状に束ねたものを像伝送手段及び照明光伝達手
段として用いており、特に内視鏡本体の先端部に設けた
結像光学系による被写体像をイメージガイドの先端面に
結像し、手元操作部側まで挿通された該イメージガイド
の後端の像を接眼光学系にて観察できるようにしてあ
る。
これに対して、上述した固体撮像素子を用いた内視鏡に
おいては、観察によって正確な診断を下すために、カラ
ー撮像ができることが必要とされる。
最も一般的にカラー撮像化する手段は、色分解光学系と
複数のモノクロの固体撮像素子とを組合わせたものと、
撮像面の前に赤,緑及び青の3原色素子を用いたものと
が知られている。
しかしながら、前者のものは、色分解光学系と複数枚の
固体撮像素子とを内視鏡の挿入部のように細く小さな空
間内に配置することが困難である。又、後者のものは、
各色成分に分けて受光するため、各色成分光に対し、固
体撮像素子の素子数の1/3ずつを割り当てなければな
らず、モノクロの画像に比べて解像度が低下してしま
う。
又、各色成分光を受光するための素子が同一箇所で受光
してないので、混色した際色ずれを起こし易い。このた
め第9図に示すように、照明手段側にフィルタを設けて
3原色の各色(波長)の光で順次照明する従来例があ
る。
即ち、白色に近い光源1の光を凹面状の反射鏡2で反射
して略平行光束にし、この後方に配設した回転(カラ
ー)フィルタ3により各色成分の光にし、その後方の集
光レンズ4側に進行させ、該集光レンズ4で集光してラ
イトガイド5の入射端に照射し、このライトガイド5の
出射端から拡開させた光で被写体を照明するものであ
る。
尚、上記回転フィルタ3は円板を3つに区画して、3つ
に区画された各部分に3原色の各色フィルタが取付けて
あり、駆動用モータ6で回転駆動されるようになってい
る。しかして、3原色の各色の照明のもとでそれぞれ撮
像した後の電気信号を色信号としてカラー表示するもの
である。
上記従来例は、第10図に示したように、光源光学系の
射出瞳位置が無限遠となっておらず、軸外光線7がライ
トガイド5の入射端に垂直に入射していないので、ライ
トガイド5の入射端の中心と周辺部で光の入射状態が異
ってしまう。そのため、ライトガイド入射端上での光源
1の輝点像の径より細いライトガイド5を使用した場合
には、ライトガイド5の太さによりライトガイド5の出
射端から出る照明光の広がり角や配光(出射角度に対す
る出射光の強度分布)の状態変ってしまったり、光源1
の輝点像の径の中にライトガイド5の入射端面全体が入
っている場合でも、その接続位置で生じるライトガイド
端面の偏芯のため、その量に応じて照明光の広がり角や
配光が変化してしまうという欠点があった。
又、ライトガイド5の径が細い場合に、大光量を送るた
めに輝点像を小さくすると、これに応じて光ファイバー
への入射角も大きくなるが、軸上で光ファイバーのNA
と同じ入射角で光源1より出射される光束を定めた場
合、射出瞳位置が無限遠でないため、軸外では光ファイ
バー端面への入射角が実質上増したことと同じになり光
ファイバーのNAの越えてしまうために光量損失が生
じ、かえって伝達効率が下ってしまうという問題もあっ
た。
又、第9図に示す回転フイルタ3には。吸収フィルタと
か、熱に強い干渉フィルタを用いることができるが、上
記従来例では光源1からの光束が太いため回転フィルタ
3の形状が大きくなるので、コンパクトに設計し得なか
ったり、駆動用モータ6も大型のものが要求され、コス
ト高になると共に、全体の形状が崇ばり、重量も増す。
一方、第11図に示すように回転フィルタ3を集光レン
ズ4と、ライトガイド5の入射端との間の光束の拡がり
面積の小さい部分に挿入することによって、光が照射さ
れる面積の小さいもので使用できるようにすると共に、
駆動用モータ6も小さなトルクのもので駆動できるよう
にすることができる。
しかしながら、この場合、回転フィルタ3に吸収フィル
タを用いると耐熱性が低いため使用できなくなる虞れが
ある。又、耐熱性に優れた干渉フィルタを用いると、該
フィルタへの入射角が大きくなるため、透過波長が全体
的に短波長側にずれてしまう。従って、色再現性が劣化
し、被写体を忠実にカラー表示できなくなり、診断する
際非常に大きな障害になる。例えば、実開昭57−40
408号公報で開示されている従来例も同様な欠点を有
する。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は上述した点に鑑みてなされたもので、良好な広
がり角と配光特性をライトガイドの径によらず而も低コ
ストで実現でき、且つ光の伝達効率も良く、良好な色再
現性を可能とする内視鏡用光源光学系を提供することを
目的とする。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕
本発明による内視鏡用光源光学系は、光源と、反射鏡及
び/又はレンズ群から成る収斂光学系と、瞳倍率縮小系
である倍率変換光学系と、その倍率変換光学系の射出側
に配設された正レンズ系とを備え、前記光源を前記収斂
光学系と前記倍率変換光学系とから成る光学系の前側焦
点位置近傍に配設し、前記正レンズ系を前記倍率変換光
学系の射出瞳に前記正レンズ系の前側焦点位置が略一致
するように配置して、光源からの光が軸上,軸外によら
ず光ファイバーの一端面にほぼ垂直に入射し、光ファイ
バーの他端面からの出射光の広がり角もほぼ一定となる
ようにしたものである。又、本発明による内視鏡用光源
光学系は、前記倍率変換光学系と前記正レンズ系との間
に干渉フィルタから成る回転フィルタを配設して、回転
フィルタへ入射する光束の入射角が小さくなり且つその
光束の広がり面積が小さくなるようにしたものである。
〔実施例〕
以下図面を参照して本発明を具体的に説明する。
第1図及び第2図は本発明の第1実施例に係り、第1図
は第1実施例の光源光学系を設けた内視鏡を示し、第2
図は第1実施例における回転(カラー)フィルタを示
す。
第1実施例を備えた内視鏡11は、細径の挿入部12の
先端側に結像用の対物レンズ13が配設され、該対物レ
ンズ13の結像位置にその撮像面が臨むようにCCD
(電荷結合素子)等の固体撮像素子14が配設されてい
る。この固体撮像素子14の撮像面には光伝変換機能を
有する各受光素子が多数、規則正しく配列されている。
しかして、各受光素子で画素に分解して受光し、光電変
換された画素に対応する電気信号は、図示しないクロッ
ク信号によって順次読み出され、この読み出された信号
は低雑音指数の前置増幅器(プリアンプ)15で増幅さ
れ、信号ケーブル16を経てビデオプロセル部17に取
り込まれるようになっている。このピデオプロセル部1
7は取り込まれた信号をA/D変換し、後述する色面順
次証明による各色の画像をマルチプレクサで切換えて、
それぞれ専用のフレームメモリに書き込むようになって
いる。書き込まれた信号(データ)は読み出しモードの
際に同時に読み出され、D/A変換器でアナグロ量の色
信号R,G,Bにされ、さらに増幅された後、図示しな
い水平及び垂直同期信号が付加されてモニタ用カラーテ
レビジョン18に入力され、カラー画像として表示可能
とする撮像手段が構成されている。
上記挿入部12内には、対物レンズ13と隣接するよう
に配光レンズ19が配設され、該配光レンズ19の内側
にその出射端が臨むようにしてライトガイド20が挿通
されている。
上記ライトガイド20の入射端となる手元側後端は第1
実施例を含む光源装置21に着脱自在で装着できるよう
になっている。
上記光源装置21内では、第3図に示した如く、光源2
2の照明光が凹面状(放物面状)の反射鏡23で反射さ
れて殆んど平行光束にされ、この平行光束にされた照明
光は集光用の第1凸レンズ24で集光され、第1凸レン
ズ24の後側焦点位置に一度輝点が結像される。その後
広がる光束を、第2凸レンズ25をその前束焦点位置を
輝点像位置に一致させて配置することにより再びほぼ平
行に戻したあと、第3凸レンズ26に入射させて再度輝
点像を第3凸レンズ26の後側焦点位置に結像させてい
る。
光源22から出た軸外の主光線27は、反射鏡23で反
射され、第1凸レンズ24と第2凸レンズ25で曲げら
れた後光軸を第3図中の位置28でよぎる。この位置2
8が倍率変換光学系の瞳位置で、ここでは光束の幅が最
も細くなるので、ここに回転フィルタ29を配置すれ
ば、回転フィルタ29を小型化することができる。更
に、ここでは光束がほぼ平行となっているため、干渉フ
ィルタでの短波長側へのずれは実際上問題とはならな
い。又、第3凸レンズ26の前側焦点位置と回転フィル
タ29の位置を一致させて配置してあるので、光源22
からの軸外主光線27は第3凸レンズ26を通ったあと
光軸と平行即ちライトガイド20の端面に垂直となる。
従って、ライトガイド20の端面上で中心から周辺まで
同じ入射状態にすることができる。又、軸外主光線27
について第1凸レンズ24の前方と第2凸レンズ25の
後方での光軸となす角を比較すると後者の方が大きくな
っている。即ち、瞳倍率が縮小となっており、この作用
により前方の光束巾に比べ後方の光束巾の方が瞳倍率分
だけ縮小されていることがわかる。
又、ライトガイド20の端面に、最大入射角度が所定角
度になるようにして照射された照明光は、ライトガイド
20を形成する各光ファイバのコア部とその外周のクラ
ッド層との境界面で全反射されながら伝送され、ライト
ガイド20の先端面から直接あるいは配光レンズ19で
さらに拡散されて対象物(被写体)側に照射され、この
拡開して出射される照明光によって、対物レンズ13で
結像可能となる範囲を略均一に照明できるようになって
いる。
上記回転フィルタ29は、第2図に示すように赤,緑,
青,の各波長の光のみを透過する赤透過フィルタ29
R,緑透過フィルタ29G,青透過フィルタ29Bが1
20゜の扇状に形成されており、回転駆動手段としての
モータ30によって回転駆動されるようになっている。
尚、上記モータ30は、モータ駆動回路31から供給さ
れる電力で駆動されるようになっている。このモータ3
0は例えば入力されるパルスによって、所定角度ずつ回
転するパルスモータが用いられ、各色フィルタ29R,
29G,29Bが凸レンズ25及び凸レンズ26の間の
光路上にある場合には短い所定時間、(パルス)モータ
に駆動用パルスが供給されないで、所定時間たつと駆動
パルスが供給されて、速やかに次の色フィルタが凸レン
ズ25と凸レンズ26の間の光路上にあるようにしてあ
る。このようにして、3原色の各透過フィルタ29R,
29G,29Bを通して被写体を各色で順次照明する色
面順次照明手段が形成されている。
上記モータ駆動回路31の駆動用パルスは、ビデオプロ
セス部17側から供給される制御信号に基づいて出力さ
れるようになっている。
上記回転フィルタ29を形成する各透過フィルタ29
R,29G,29Bとして、例えばガラス基板の表面
に、真空蒸着等によって、誘電体の透明薄膜を、使用目
的に応じて多層に積み重ね、これら薄膜による光の干渉
を利用して特定の波長の光のみを透過させることのでき
る干渉フィルタ(蒸着膜フィルタ)を用いている。この
干渉フィルタは耐熱性が良好であるので、上記第1実施
例のように集光した平行光束部分のように光のエネルギ
ー密度の高い部分にも使用できる。
ところで第1実施例においては被写体が近すぎて照明強
度が大きすぎたり、被写体に反射強度が大きいハイライ
ト部分等が存在する場合等、照明強度が大き(強)すぎ
て、ブルーミングが生じたり、全体的に白っぽくなっ
て、コントラストが十分現われなくなってしまったりす
ること等を防止するために自動調光手段が設けられてい
る。
即ち、ビデオプロセス部7から出力される色信号R,
G,Bを加算器32で加算して輝度信号成分を形成し、
この輝度信号成分を1フレーム期間程度の時定数を有す
る積分回路33で積分して調光信号として、光源22の
光源駆動電源23の制御端に印加して、光源22の発光
強度(つまりライトガイド20の先端面から出射される
照明強度)を調整している。
上記光源駆動電源34は制御端に印加されるバイアスレ
ベルが大きくなるにつれて、その出力電流あるいは出力
電圧が小さく可変制御される電力増幅回路等を用いて構
成することができる。
このように構成された第1実施例の動作を以下に説明す
る。内視鏡11の挿入部12の先端側を患部等の被写体
に近づけたり、あるいは全体的特徴を把握するために遠
ざけたりした場合、その距離に応じて、照明された被写
体から入射される光量が変化し、従って最適となる照明
強度が変化する。この状態で固体撮像素子14から出力
される各画素に対応する信号はビデオプロセス部17で
取り込まれ、各色で1フレーム分ごとにそれぞれの各フ
レームメモりに書き込まれる。しかして3種類の色での
照明及び撮像がなされると、各色フレームメモリのデー
タは同時に読み出され、D/A変換されて色信号R,
G,Bにされ(さらに増幅されて)、カラーテレビジョ
ン18にカラー画像として表示されるとともに、自動調
光手段を形成する加算器32に入力される。
この加算器32で輝度信号にされ、さらに積分回路33
を経て調光信号にされ、この調光信号のレンズによっ
て、光源駆動電源34の出力を制御している。つまり、
照明強度が大きすぎて、調光信号のレベルが大きいと、
光源駆動電源34の出力は小さくされ、逆に照明強度が
小さすぎると、調光信号のレベルが小さくなり、この調
光信号によって次の(カラーの)1フレーム期間(各色
フレームについては3フレーム分の期間)光源22の発
光強度は適正な値に制御される。従って、術者は照明強
度を調整する手間が省け、診断あるいは治療処置に専念
でき、非常に便利である。
又、第1実施例においては、第1の凸レンズ24で集光
し、凹レンズ25の面積の小さい平行光束にして、耐熱
性を有する干渉フィルタで形成した回転フィルタ29を
通過させることにより色面順次照明手段を形成している
ので、従来例における照明光のスペクトルが不十分にな
ることを防止できる。又、光源22から出射される軸外
光の主光線27が光軸をよぎる位置(瞳位置)に回転フ
ィルタ29を置いたので、回転フィルタ29として小さ
い形状のものを用いることができると共に、該回転フィ
ルタ29を回転駆動するトルクも小さくて済み、小さな
トルクのモータ30で十分駆動できる。従って、光源装
置21を小型化でき、低コスト化することもできる。
又、光源22の軸外光の主光線27が回転フィルタ29
の位置を通過後第2凸レンズ25と第3凸レンズ26と
の作用によりライトガイド20の端面に垂直に入射する
ように構成されているので、ライトガイド20での伝達
効果を上げ、より明るい照明光が得られる。又、色面順
次照明方式であるので、解像度が低下することなく、微
細な部位まで鮮明に撮像及びカラー表示でき、診断する
場合に非常に役立つ。
第4図は本発明の第2実施例を備えた内視鏡41を示
す。
この内視鏡41における第2実施例の光源装置42は、
上記第1実施例の凹面状(放物面状)の内視鏡23の代
りに集光レンズ43によって平行光束を得ている。又、
第5図に示した如く光源22としてはフィラメントを用
いている。又、この実施例においても、軸外光の主光線
27がライトガイド20の入射端面に垂直に入射するよ
うに、凸レンズ24,25,26の焦点距離とこれらの
レンズ間隔が選ばれている。
主光線27に着目すると、第1凸レンズ24の前方と第
二レンズ25の後方での光軸となす角は後方の方が大き
く、縮小倍率となっている。この作用により、集光レン
ズ43と第1凸レンズ24との間における光束幅と第2
凸レンズ25と第3凸レンズ26の間における光束幅と
では、後者の方が光束幅が小さくなっている。従って、
後者の方に回転フィルタ29を入れれば、コンパクトに
構成することができる。
一方、自動調光手段には、色補正手段が設けてある。即
ち、積分回路33の出力端は色補正用半固定増幅器44
R,44G,44Bの各入力端に接続され、各半固定増
幅器44R,44G,44Bの出力端はマルチプレクサ
45を介して光源駆動電源34の制御端に接続されてい
る。
上記マルチプレクサ45は、回転フィルタ29と同期し
て制御されるようになっており、各色透過フィルタ29
R,29G,29Bを通して照明するのに同期して、マ
ルチプレクサ45は半固定増幅器44R,44G,44
Bと光源駆動電源34とを順次導通するようにしてあ
る。
上記半固定増幅器44R,44G,44Bは光源22に
よる照明光のスペクトル強度分布とか、ライトガイド2
0の波長に対する伝達特性とか、固体撮像素子14の感
光特性等を補正するためのものである。
その他は上記第1実施例と同様である。
この第2実施例の作用効果は上記第1実施例と略同様で
あるが、さらに色補正手段を形成してあるので、角色ご
とに色補正して自動調光できる。従って、より忠実な色
調で撮像及びカラー表示できる。
第6図は第3実施例の構成を示しており、この場合第1
凸レンズ24の前側(第6図左側)の面が非球面になっ
ている。従って、前側から第1凸レンズ24に入ってく
る平行光束は、太い光束でも非球面の作用により第1凸
レンズ24の後側焦点位置に収差が少ない状態で集める
ことができる。即ち、この第1凸レンズ24は、光源1
より出たNAの大きな光線に対して球面レンズよりも有
効な手段である。
第2凸レンズ25及び第3凸レンズ26は、図示した如
く、夫々三枚ずつのレンズから構成されており、特に凹
レンズが中に組み込まれて球面収差を補正する役割を果
たしている。本実施例は、第1凸レンズ24のみを非球
面レンズとしているが、第2凸レンズ25及び第3凸レ
ンズ26も非球面レンズにすれば、三枚ずつのレンズか
ら構成した場合に匹敵する性能を一枚だけで得ることも
可能であり、その場合よりレンズ枚数を減らしてコンパ
クトで低価格な光学系を実現することができる。更に、
上記第2実施例の如く反射鏡の代りに集光レンズ43を
用いて光源1からの光を平行光束とする場合にも、集光
レンズ43を非球面レンズとすれば、より高性能なもの
にすることができる。
第7図は本発明の第4実施例を備えた内視鏡51を示
し、第8図(a),(b),(c)はその光源まわりの
構成と集光状態を示している。本実施例では、光源52
として第8図(a)に示した如く管状の細長いランプを
用いている。光源52の前側(第7図左側)には光源5
2を包み込むようにシリンドリカルミラー53が配置さ
れており、光源52の短手方向について光源52を発し
た光はシリンドリカルミラー53により第8図(b)に
しめした如く集光し結像せしめられるようになってい
る。又、光源52の後側(第7図右側)にはシリンドリ
カルレンズ54が配置されており、光源52の長手方向
について光源52を発した光は第8図(c)に示した如
くシリンドリカルミラー53で反射された後シリンドリ
カルレンズ54により集光し結像せしめられるようにな
っている。
本実施例は上記第1乃至3実施例とは異り、第1凸レン
ズ24の配置が異っている。第1凸レンズは結像点55
の直前に置かれ、主光線27が光軸と平行となるように
なっている。即ち、結像作用はほとんどなく、フィール
ドレンズの作用を発揮している。又、第2凸レンズ25
はその前側焦点位置が結像点55と一致せしめられてい
るので、第2凸レンズ25と第3凸レンズ26との間で
は光束が平行となっている。そして、主光線27は第3
凸レンズ26を通過後ライトガイド20の端面に垂直に
入射している。
ここで、主光線27に着目すると、第1凸レンズ24の
前方と第2凸レンズ25の後方で光軸に対する角度は、
後方で大きくなっている。即ち、瞳倍率は縮小になって
いる。この効果により第2凸レンズ25と第3凸レンズ
26の中間位置にできる瞳は小さいものが得られ、光線
高を低くすることができる。
この実施例においては、積分回路33を通した信号はコ
ンパレータ56の非反転入力端側に印加され、一方他方
の入力端には基準電圧Vsが印加されている。
従って、積分回路33を経た調光信号がある基準電圧V
sを越えると、コンパレータ56の出力は反転又はハイ
レベルとなり、光源駆動電源34の駆動電流又は電圧が
零になり、光源52が消灯されるようになっている。
つまり、この実施例では、点灯時での照明強度は一定で
あるが、照明時間を制御して照射量を適切なものにして
いる。
この実施例は、光源52のように供給される電流等の変
化で発光スペクトル強度が変化し易い場合に適する。
尚、光源52の代りに高輝度の発光ダイオード等を用い
ることもできる。
尚、本発明の各実施例を部分的に組合わせたものも本発
明に属する。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明によれば、ライトガイドに集光
照射する凸レンズ系の他に、2組のレンズ系を設けて光
束の拡がり面積を小さくし、且つ略平行光束に近い状態
に設定した位置に耐熱性の良好な干渉フィルタを用いて
色面順次方式の照明手段を形成したので、干渉フィルタ
を通した光の波長のシフトも殆んどなく、又、光学系の
射出瞳位置が無限遠に近いことにより、ライトガイド端
面の中心から周辺まで主光線が垂直に入射するので、伝
達効率が高く、全体として良好なカラー撮像用の良好な
カラー撮像用の照明手段を実現できる。従って内視鏡に
用いた場合、患部等を色再現性が良い状態でカラー撮像
及びカラー表示でき、診断する場合非常に有効なものと
なる。
又、自動調光手段を設けてあるので、術者は調整するこ
となく、常に適切なコントラストのカラー画像を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による内視鏡用光源光学系の第1実施例
を備えた内視鏡の構成を示す図、第2図は回転フィルタ
の正面図、第3図は第1実施例での光線の通り方を示す
図、第4図は第2図実施例を備えた内視鏡の構成を示す
図、第5図は第2実施例での光線の通り方を示す図、第
6図は第3実施例の構成を示す図、第7図は第4実施例
を備えた内視鏡の構成を示す図、第8図(a),(b)
及び(c)は第4実施例の光源のまわりの構成と集光状
態を示す図、第9図は一従来例の構成を示す図、第10
図は一従来例での光線の通り方を示す図、第11図は他
の従来例の構成を示す図である。 11,41……内視鏡、12……挿入部、13……対物
レンズ、14……固体撮像素子、17……ビデオプロセ
ス部、18……カラーテレビジョン、19……配光レン
ズ、20……ライトガイド、21,42……光源装置、
22,52……光源、23……反射鏡、24……第1凸
レンズ、25……第2凸レンズ、26……第3凸レン
ズ、29……回転フィルタ、30……モータ、31……
モータ駆動回路、32……加算器、33……積分回路、
34……光源駆動電源。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源と、反射鏡及び/又はレンズ群から成
    る収斂光学系と、瞳倍率縮小系である倍率変換光学系
    と、該倍率変換光学系の射出側に配設された正レンズ系
    とを備え、前記光源を前記収斂光学系と前記倍率変換光
    学系とから成る光学系の前側焦点位置近傍に配設し、前
    記正レンズ系を前記倍率変換光学系の射出瞳に前記正レ
    ンズ系の前側焦点位置が略一致するように配置したこと
    を特徴とする内視鏡用光源光学系。
  2. 【請求項2】倍率変換光学系と正レンズ系との間に干渉
    フィルタから成る回転フィルタを配設したことを特徴と
    する特許請求の範囲(1)に記載の内視鏡用光源光学系。
  3. 【請求項3】光学系中の平行光束が生じる側の面のうち
    少なくとも一つを非球面としたことを特徴とする特許請
    求の範囲(1)又は(2)に記載の内視鏡用光源光学系。
  4. 【請求項4】光源が管状ランプから成り、収斂光学系が
    シリンドリカルミラーとシリンドリカルレンズとから成
    ることを特徴とする特許請求の範囲(1)乃至(3)のいずれ
    かに記載の内視鏡用光源光学系。
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