JP3306175B2 - 内視鏡の光源装置 - Google Patents

内視鏡の光源装置

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正 高橋
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旭光学工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は内視鏡の光源装置に関
し、特に、光源からライトガイドの入射端部に入射する
照明光の光束(明るさ)を調整することができるように
した内視鏡の光源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の内視鏡の光源装置は、一般に、
光源ランプから発射された照明光を反射鏡で平行光線束
にして、その平行光線束を集光レンズで集束させて照明
用ライトガイドの入射端部に入射させている。
【0003】そして、その光源ランプからライトガイド
の入射端部に向かう照明光路の途中に可動絞りを設け
て、ライトガイドに入射する照明光の光束(明るさ)の
調整を行っていた。
【0004】しかし、そのような光源装置は、入射光束
の調整に伴ってライトガイドに入射する照明光の通過経
路が変わって、ライトガイドから射出する照明光の配光
特性や分光特性が著しく変化してしまう問題があり、こ
れらを改善するには、絞り形状やその駆動機構が複雑で
コスト高になってしまう等の問題があった。
【0005】そこで、そのような問題点を改善するため
に、集光レンズと光源との間に光軸を挟んで対称に少な
くとも一対の平行平面板を配置し、光軸と垂直かつ平行
平面板と平行の方向を回転軸として平行平面板の向きを
可変に構成して、ライトガイドに入射する照明光の光束
の調整をしていた(特開平1−200217号)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の特開平1−20
0217号の装置によれば、簡単な構造で、ライトガイ
ドから射出する照明光の配光特性や分光特性の変化を小
さくすることができる。
【0007】しかし、それでもライトガイドに入射させ
る照明光の光束を変化させるのに伴って、照明光の通過
経路が変わることは避けられないので、ライトガイドに
入射する照明光の光束を大きく変化させた場合には、射
出光の配光特性や分光特性が明らかに相違してしまい、
実用上問題になる場合があった。
【0008】そこで本発明は、ライトガイドに入射する
照明光の光束を大きく変化させても配光特性や分光特性
の変化が小さく、しかも構造が簡単で低コストで製造す
ることができる内視鏡の光源装置を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の内視鏡の光源装置は、照明用ライトガイド
の入射端部に照明光を集光するための集光レンズとその
照明光の光源との間の照明光路に、光軸を挟んで対称に
少なくとも一対の平行平面板を配置して、光軸と垂直か
つ上記平行平面板と平行の方向を回転軸として上記平行
平面板の向きを可変に構成し、上記平行平面板で照明光
を遮ることにより上記照明用ライトガイドの入射端部に
入射する照明光の光束を調整するようにした内視鏡の光
源装置において、上記平行平面板部分における照明光の
有効光線束の半径をr、上記平行平面板の板間距離を
w、上記平行平面板の光軸方向の長さをLとし、w/L
=tanθとしたとき、0.76≦(w・cosθ)/r≦
0.96としたことを特徴とする。
【0010】
【実施例】図面を参照して実施例を説明する。実施例装
置を略示する図2において、1は内視鏡の挿入部、2は
その先端に配置された対物レンズであり、対物レンズ2
による被写体の結像位置に固体撮像装置3の受光面が配
置されている。ただし、固体撮像素子に代えてイメージ
ガイドファイババンドルを用いてもよい。
【0011】4は、対物レンズ2の視野範囲を照明する
照明用ライトガイドファイババンドルであり、その射出
端部4aから射出された照明光によって、観察部位が照
明される。
【0012】10は、ライトガイドファイババンドル4
に照明光を供給するための光源装置であり、ライトガイ
ドファイババンドル4の入射端部4bが着脱自在に差し
込まれている。
【0013】光源装置10内に配置された光源ランプ1
1から平行光線束として射出された照明光は、集光レン
ズ12によって集光し、ライトガイドファイババンドル
4の入射端部4bに入射する。
【0014】光源ランプ11と集光レンズ12との間の
照明光路中には、集光レンズ12に達する照明光線束5
0の一部又は全部を遮ることができるように、一対の不
透明な平行平面板13,13が配置されている。
【0015】この一対の平行平面板13,13は、同じ
大きさの長方形状に形成されていて、それらを連結する
連結板14によって、全体としてコ字状に一体に形成さ
れている。
【0016】連結板14の底部中央には、照明光軸と垂
直方向でかつ平行平面板13,13と平行の向きに回転
軸15が連結固着されていて、この回転軸15をモータ
又は手動で回転させることにより、平行平面板13,1
3の向きを変化させて、任意の位置で静止させることが
でき、それによって、ライトガイドファイババンドル4
に入射する照明光の光束(明るさ)を変化させることが
できる。
【0017】図3は平行平面板13,13部分の斜視
図、図4は正面図であり、平行平面板13,13は、光
軸を挟んで(即ち、回転軸15を挟んで)対称に形成さ
れている。
【0018】ここで、図3及び図4に示されるように、
平行平面板13,13の板間距離をw、平行平面板1
3,13の光軸方向の長さをL、平行平面板13,13
部分における照明光の有効光線束50の半径をrとす
る。
【0019】ただし、図5に示されるように、光源ラン
プ11から射出される照明光線束の径Xが集光レンズ1
2の径Yより大きい場合には、集光レンズ12の径Yが
有効径(r=Y/2)であり、XがY以下の場合はr=
X/2である。
【0020】平行平面板13,13の板間距離wと長さ
Lは、平行平面板13,13の回転角度とライトガイド
ファイババンドル4に入射する照明光の光束(明るさ)
との関係に影響を与えるものであり、周囲のスペースの
問題なども考慮してその値が決められる。
【0021】図6は、回転軸15中心に平行平面板1
3,13をある程度回転させて、照明光の有効光線束5
0の一部を遮った状態を示している。この遮蔽面積が大
きければ大きいほど、ライトガイドファイババンドル4
に入射する照明光の光束(明るさ)が減少する。
【0022】ここで、図7に示されるように、照明光の
有効光線束50を、中心光線束Φ1と周辺光線束Φ2と
に分けて考える。ただし、有効光線束50が平行平面板
13,13で遮蔽されていない全開状態のときに中心光
線束Φ1の光束(明るさ)と周辺光線束Φ2の明るさが
等しくなるようにΦ1とΦ2を分けるものとする。
【0023】そして、(w・cosθ)/rをパラメータ
として、平行平面板13,13の回転によって減少する
ライトガイドファイババンドル4への入射光の光束(明
るさ)と、その時の入射光線束の周辺(Φ2)と中心
(Φ1)の比との関係を検討した。その結果を図8に示
す。ただしA=(w・cosθ)/rである。
【0024】なお、(w・cosθ)/rは、図1に示さ
れるように、平行平面板13,13を回転させて、その
一方の端Pが光軸と一致したときに、他方の端Qと光軸
との間の距離をQHとしたときの、照明光の有効光線束
50の半径rとの比、即ちQH:rを意味する。ただ
し、w/L=tanθである。
【0025】平行平面板13,13を回転させていった
ときに、中心光線束Φ1と周辺光線束Φ2の割合があま
り変化しなければ、ライトガイドファイババンドル4か
ら観察部位に向けて射出される照明光の配光特性や分光
特性の変化は小さい。
【0026】そこで、全体の光束を全開から−3EV、
即ち8分の1の明るさまで絞ったときに、周辺光線束Φ
2と中心光線束Φ1との比が倍以上相違すると許容でき
なくなるものとする。
【0027】即ち、ライトガイドファイババンドル4へ
の入射光束が8分の1になったときに0.5<Φ2/Φ
1<2の範囲が許容範囲であるとすると、図8から、
(w・cosθ)/rの値は0.76〜0.96の範囲で
あればよく、それを満足するように平行平面板13,1
3の板間距離wと長さLを設定する。
【0028】
【発明の効果】本発明の内視鏡の光源装置によれば、照
明光の有効光線束の半径をr、平行平面板の板間距離を
w、平行平面板の長さをLとし、w/L=tanθとした
とき、(w・cosθ)/rが0.76〜0.96の範囲
にあるようにすることにより、平行平面板を回動させて
ライトガイドに入射する照明光の光束(明るさ)を変化
させたときに、ライトガイドに入射する周辺光線束と中
心光線束の比の変化が小さいので、ライトガイドから射
出される照明光の配光特性及び分光特性の変化が小さ
い。その結果、照明光の明るさ調整によって変化するこ
との少ない良好な色再現性を得ることができ、しかも簡
単な構成により低コストで装置を製造することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の平行平面板部分の平面図である。
【図2】実施例の全体略示図である。
【図3】実施例の平行平面板部分の斜視図である。
【図4】実施例の平行平面板部分の正面図である。
【図5】実施例の照明光路の側面図である。
【図6】実施例の平行平面板部分の正面図である。
【図7】実施例の照明光路の正面図である。
【図8】実施例の光束特性線図である。
【符号の説明】
4 ライトガイドファイババンドル 4b 入射端部 10 光源装置 11 光源ランプ 12 集光レンズ 13 平行平面板 50 有効光線束
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−200217(JP,A) 特開 昭61−175609(JP,A) 特開 平1−223930(JP,A) 特開 昭61−51119(JP,A) 実開 平4−77118(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 23/26 A61B 1/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】照明用ライトガイドの入射端部に照明光を
    集光するための集光レンズとその照明光の光源との間の
    照明光路に、光軸を挟んで対称に少なくとも一対の平行
    平面板を配置して、光軸と垂直かつ上記平行平面板と平
    行の方向を回転軸として上記平行平面板の向きを可変に
    構成し、上記平行平面板で照明光を遮ることにより上記
    照明用ライトガイドの入射端部に入射する照明光の光束
    を調整するようにした内視鏡の光源装置において、 上記平行平面板部分における照明光の有効光線束の半径
    をr、上記平行平面板の板間距離をw、上記平行平面板
    の光軸方向の長さをLとし、w/L=tanθとしたと
    き、 0.76≦(w・cosθ)/r≦0.96 としたことを特徴とする内視鏡の光源装置。
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