JPH06258212A - 洗浄剤水溶液の洗浄力判定方法、その更新時期告知装置及びその自動更新装置 - Google Patents

洗浄剤水溶液の洗浄力判定方法、その更新時期告知装置及びその自動更新装置

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JPH06258212A
JPH06258212A JP4278293A JP4278293A JPH06258212A JP H06258212 A JPH06258212 A JP H06258212A JP 4278293 A JP4278293 A JP 4278293A JP 4278293 A JP4278293 A JP 4278293A JP H06258212 A JPH06258212 A JP H06258212A
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JP
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cleaning
aqueous solution
cleaning agent
agent aqueous
detergent
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Application number
JP4278293A
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English (en)
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Shigeko Ito
誠子 伊藤
Tetsuo Kobayashi
哲夫 小林
Kenichi Yanagihara
賢一 柳原
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 汚れ物質からの影響を受けることなく、また
アルカリ性成分を含有しない中性の洗浄剤水溶液を用い
る洗浄においても適用可能な洗浄剤水溶液の洗浄力判定
方法、その更新時期告知装置及びその自動更新装置を提
供する。 【構成】 洗浄剤水溶液の更新時期告知装置31におい
ては、細管33から単位時間あたりに滴下された洗浄剤
水溶液の滴下数を液滴センサー41の感知によりカウン
ター43がカウントし、コントローラー47によりその
滴下数が所定値P以上であるか否かが判定される。所定
値P以上である場合には、表示パネル49に緑のLED
が点灯され、一方、それよりも小さい場合には、赤のL
EDが点灯される。赤のLED表示は、洗浄剤水溶液の
洗浄力が十分でなくなっているという指示であるので、
作業者は洗浄剤水溶液を更新する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗浄剤水溶液を用いた
水系洗浄における洗浄剤水溶液の洗浄力判定方法、その
更新時期告知装置及びその自動更新装置に関する。
【0002】
【従来の技術】洗浄剤水溶液を用いた洗浄装置において
は、被洗浄物を洗浄していくに伴い、洗浄剤水溶液の有
効成分が消費されてその洗浄力が低下する。従って、使
用状態に応じて、洗浄剤水溶液を取り替えたり、または
追加したり等する必要がある。この取り替えや追加等の
更新時期を判定するにあたっては、洗浄力の低下を測定
する適当な指標が見あたらず、このため経験的に定めた
一定期間後での更新を余儀なくされていた。
【0003】これに対して、洗浄剤メーカー等からは、
洗浄剤水溶液のpH測定、中和滴定法によるアルカリ度
測定、電導度測定または屈折率測定の測定結果から、洗
浄力を判定し、その更新時期を判定する方法が提案され
ている。即ち、洗浄剤水溶液は、多くの場合、有機アミ
ン等のアルカリ性成分を含有するので、洗浄剤水溶液の
消費に従い洗浄剤水溶液中のアルカリ性成分が減少する
ことに着目する。この変化をpH測定またはアルカリ度
測定によって相関的に捉えてその洗浄力の低下を判定
し、その結果により洗浄剤水溶液を更新している。ま
た、洗浄剤水溶液は、イオン性成分を含有するために、
そのイオン性成分の濃度変化を電導度測定により相関的
に捉えて、その洗浄力の低下を判定し、その結果により
洗浄剤水溶液を更新している。さらに、洗浄剤水溶液中
の有効成分が消費されていくに従いその屈折率が低下す
ることに着目し、屈折率と洗浄力とを相関的に捉えてそ
の洗浄力の低下を判定し、その結果により洗浄剤水溶液
を更新している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、洗浄剤
水溶液のpHあるいはアルカリ度を測定する方法におい
ては、被洗浄物に付着している汚れ物質、例えば、切削
油、プレス油及び防錆油等のほとんどがアルカリ性成分
を含有する。このため、洗浄していくに従い、洗浄剤水
溶液中の有効成分が消費され、洗浄力が低下していくに
もかかわらず、pHまたはアルカリ度はほとんど低下せ
ず、中には逆に上昇する場合すらあるのが現実であり、
洗浄力の判定に用いることは適切でなかった。特に、洗
浄分野の過半を占める金属等の脱脂洗浄において、この
傾向は顕著である。しかも、この方法は、アルカリ性成
分を含有しない中性の洗浄剤水溶液には適用させること
ができなかった。
【0005】一方、洗浄剤水溶液の電導度を測定する方
法においても、同様に被洗浄物に付着している油剤その
他の汚れ物質中に含まれるイオン性成分の量が、洗浄剤
水溶液中のイオン性成分の量に比較して無視できないほ
ど多い場合には、洗浄していくに従い、洗浄剤水溶液の
洗浄力が低下していくにもかかわらず、電導度は低下し
ないため、これも有効な手段とはなり得なかった。
【0006】また、洗浄剤水溶液の屈折率を測定する方
法においても、同様に被洗浄物に付着している汚れ物質
が洗浄剤水溶液中の有効成分の屈折率に影響を与えるほ
ど分散した場合には、洗浄していくに従い、洗浄剤水溶
液の洗浄力が低下していくにもかかわらず、屈折率は低
下しないため、これも有効な手段とはなり得なかった。
【0007】従って、本発明は、上記課題を解決し、被
洗浄物に付着した汚れ物質からの影響を受けることな
く、またアルカリ性成分を含有しない中性の洗浄剤水溶
液を用いる洗浄においても適用可能な洗浄剤水溶液の洗
浄力判定方法、その更新時期告知装置及びその自動更新
装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本第1発明の洗浄剤水溶
液の洗浄力判定方法は、図1に例示するように、界面活
性剤を含有する洗浄剤水溶液を用いた水系洗浄におい
て、上記洗浄剤水溶液の表面張力を測定し、その測定結
果に基づいて上記洗浄剤水溶液の洗浄力を判定すること
を特徴とする。
【0009】本第2発明の洗浄剤水溶液の洗浄力判定方
法は、図2に例示するように、界面活性剤を含有する洗
浄剤水溶液を用いた水系洗浄において、細管から滴下さ
れる上記洗浄剤水溶液の滴下状態を測定し、その測定結
果に基づいて上記洗浄剤水溶液の洗浄力を判定すること
を特徴とする。
【0010】本第3発明の洗浄剤水溶液の更新時期告知
装置は、図3に例示するように、洗浄装置内から抽出さ
れた洗浄剤水溶液を滴下させる細管と、該細管から滴下
された上記洗浄剤水溶液の滴下状態を測定する滴下状態
測定手段と、該滴下状態測定手段が示した測定値によ
り、洗浄剤水溶液を更新すべきか否かを判定する更新時
期判定手段と、該更新時期判定手段の判定結果を表示す
る表示手段と、を備えたことを特徴とする。
【0011】本第4発明の洗浄剤水溶液の自動更新装置
は、図4に例示するように、洗浄装置内から抽出された
洗浄剤水溶液を滴下させる細管と、該細管から滴下され
た上記洗浄剤水溶液の滴下状態を測定する滴下状態測定
手段と、該滴下状態測定手段が示した測定値により、洗
浄剤水溶液を更新すべきか否かを判定する更新時期判定
手段と、該更新時期判定手段の判定結果に応じて、上記
洗浄装置内の洗浄剤水溶液を更新する更新手段と、を備
えたことを特徴とする。
【0012】
【作用】本第1発明の作用は、洗浄剤水溶液の表面張力
とその洗浄力とがよく対応しているという発見に基づい
ている。その理由は明確ではないが、恐らく次のようで
あると考えられる。即ち、洗浄剤水溶液の洗浄力は、界
面活性剤、アルカリ性成分、ビルダー等が複合的に作用
し、発揮される。洗浄剤水溶液の洗浄力の判定を行うに
は、上記各有効成分の濃度を測定する必要があるが、必
ずしも全ての有効成分の濃度を測定する必要はない。洗
浄していくに従い、洗浄剤水溶液が消費されていく過程
において、洗浄剤水溶液を構成する各有効成分の消費速
度は各有効成分毎に異なる。しかし、その消費速度の相
対的比率は一定であり、ある着目成分の濃度変化と洗浄
力との関係を予め把握しておけば、以降はその着目成分
の濃度を測定することで、洗浄力を判定可能となる。従
って、界面活性剤に着目し、その濃度変化が希薄濃度領
域下ではその物理的性質である表面張力と比例関係にあ
ることから、表面張力を測定し、その測定結果に基づい
て間接的に界面活性剤の濃度、即ち、洗浄力を精度よく
判定できることになる。表面張力は、汚れ物質、そして
その中に含有されるアルカリ性成分やイオン性成分等に
影響を受けることがなく、また、洗浄剤水溶液が中性で
あっても適用可能である。
【0013】本第2発明では、洗浄剤水溶液の表面張力
と細管から滴下される滴下状態とが相関することを見い
だし、このことから、表面張力に代えてその滴下状態を
測定し、その測定結果に基づいて洗浄力を精度よく判定
できることを見いだした。ここで、細管とは、洗浄剤水
溶液を流出させたときに液滴を生じさせることのできる
大きさの径を有する管を意味する。
【0014】本第3発明の洗浄剤水溶液の更新時期告知
装置によれば、まず洗浄装置から抽出された洗浄剤水溶
液が細管から滴下される。この滴下状態を滴下状態測定
手段が測定する。そして、この測定値により、更新時期
判定手段が洗浄剤水溶液を更新すべきか否かを判定し、
その判定結果が表示手段により表示される。ここで、更
新とは、洗浄剤水溶液を取り替えたり、また追加するこ
と等を含み、その洗浄力を向上させる手段を意味する。
【0015】本第4発明の洗浄剤水溶液の自動更新装置
によれば、上記第3発明と同様に、まず洗浄装置から抽
出された洗浄剤水溶液が細管から滴下される。この滴下
状態を滴下状態測定手段が測定する。そして、この測定
値により、更新時期判定手段が洗浄剤水溶液を更新すべ
きか否かを判定し、その判定結果に応じて、更新手段に
より洗浄装置内の洗浄剤水溶液が更新される。
【0016】
【実施例】以上説明した本発明の構成・作用を一層明ら
かにするために、以下に本発明の好適な実施例を説明す
る。 [実施例1]本実施例1では、3槽式超音波洗浄装置に
おいて、2種の洗浄剤水溶液、即ち、トーア工機社製の
「ライフパワー RT−D25」またはSNE研究所製
の「GF−88」を用いて切削油(ユシロ化学製のユシ
ロンオイル#3)を付着させた金属加工部品を洗浄し
た。尚、「GFー88」は、pH8.8であり、中性域
pH6.1〜pH8.9の範囲内にあるので、中性洗剤
の事例にあたる。そして、その洗浄個数における残油量
及び洗浄剤水溶液の表面張力を測定し、それらの関連を
調べた。さらに、その比較として、洗浄剤水溶液のp
H、アルカリ度、電導度及び屈折率を測定した。また、
滴下状態と表面張力との関連を調べた。
【0017】図5に、3槽式超音波洗浄装置1を示す。
3槽式超音波洗浄装置1は、3%の洗浄剤水溶液を50
リットル入れた洗浄槽3と、2個の水洗槽5とからな
る。被洗浄物6は、洗浄槽3にて洗浄された後に、2個
の水洗槽5にてそれぞれ濯がれ、図示しない乾燥機にて
乾燥される。尚、図6に示すように、洗浄槽3において
は、ポンプ7により洗浄剤水溶液をサブタンク8との間
で循環させることにより、洗浄により浮上した汚れ物
質、即ち、切削油を被洗浄物6に再付着しないように流
去している。
【0018】尚、残油量とは、洗浄力の低下を示すもの
であって、洗浄後の被洗浄物6に残存する切削油の重量
を意味する。残油量は、洗浄後の被洗浄物6の重量か
ら、予め測定しておいた切削油を付着させる前の被洗浄
物6単独の重量を差引することにより求めることができ
る。
【0019】表面張力は、協和界面化学株式会社製の自
動界面張力計「PD−Z」型により測定した。PD−Z
は、懸垂滴法(ペンダントドロップメソッド)を用いて
おり、図7に示すように、細管先9より出した液の形状
を画像認識してそのde、dsをコンピューターが自動
で検出し、代入密度ρより表面張力を次式により自動算
出表示するものである。
【0020】γ=gΔρ(de)2/H [g:重量定数 980、Δρ:密度、1/H:ds/
deより補正項を代入] PD−Zは、γの経時変化を任意2〜99秒ごとに5回
表示し、記録計に出力する。PD−Zの測定読取は0.
1dyne/cm、測定精度は+−5%、測定範囲は0
〜50dyne/cm、また注射筒は1ccロック式で
内径6.0〜6.5mm、表面温度センサーは0〜+−
399℃(誤差+−1%)である。
【0021】さらに、pHはpHメーターにより、アル
カリ度は中和滴定により、電導度は電導度計により、ま
た屈折率は屈折計により測定した。図8に洗浄剤水溶液
として「ライフパワー RT−D25」を用いた場合、
図9に「GF−88」を用いた場合のそれらの測定結果
を示す。横軸は、洗浄個数であって、2万個で洗浄剤水
溶液中に持ち込まれる油の量は、約10リットルであ
る。縦軸はそれぞれ残油量(g)、表面張力(dyn/
cm)、pH、電導度(ms/cm)、アルカリ度
(N)及び屈折率(%)を示す。図8及び図9に示され
るように、洗浄剤水溶液のpH、電導度、アルカリ度及
び屈折率は、残油量との相関性がほとんど見られなく、
洗浄個数が増えて洗浄力が低下するにもかかわらず、ほ
ぼ一定した値を示している。一方、洗浄剤水溶液の表面
張力は、極めて高い相関性を示している。即ち、洗浄個
数の増加に従って残油量が増加する(洗浄力が低下す
る)に比例して、表面張力が増加している。従って、例
えば、これらの洗浄剤について、洗浄個数6万個の時点
での洗浄力が許容限界とするならば、A点(図8)ある
いはB点(図9)の表面張力値、即ち、約42dyn/
cmあるいは約46dyn/cmに達した時点で洗浄剤
水溶液を更新すればよいことになる。
【0022】次に、表面張力と滴下状態との関連を調べ
た。滴下状態としては、単位時間あたりに滴下される滴
下数を測定した。測定にあたっては、図10に示すよう
に、注射器状の検液収納管11と、その底部12に設け
られ、検液収納管11内の洗浄剤水溶液が滴々と流出す
る細管13とからなる滴下器17を用いて、検液となる
洗浄剤水溶液を滴下させた。ここで、検液収納管11と
細管13との間に開閉を自在とするコック15を設けて
もよい。しかし、本実施例では、その流動抵抗を少なく
し、かつ洗浄可能とするために設けなかった。そして、
細管13の底端部19を手によって塞ぎ、一定量の検液
を検液収納管11に充填した後に、細管13の底端部1
9を開放して、液滴を得、その滴下数を求めた。あるい
は、細管13からの流出が無視できるほど多量の検液を
迅速に供給することにより、底端部19を塞がなくとも
よい。尚、大気圧による測定位置までの高さの誤差をな
くすために、一定量の検液となる洗浄剤水溶液が滴下さ
れた後の状態を開始ポイントとした。滴下数は、光セン
サーにて測定したが、目で確認してもよい。
【0023】以上の方法によって、上記で表面張力を測
定した検液の滴下状態、即ち、滴下数を調べた。表面張
力値と滴下数との関係を図11に示す。図11から明か
なように、表面張力値と滴下数とは比例しており、表面
張力の増加とともに滴下数が減少している。従って、上
記のように表面張力と残油量とが極めて高い相関性を示
していたので、滴下数と残油量、即ち、洗浄力とも極め
て高い相関性を示すことがわかる。上記のように、「ラ
イフパワー RT−D25]において、洗浄力の許容限
界が表面張力値で約42dyn/cmであった場合に
は、滴下数での許容限界は約95に相当する。また、
「GF−88」においては、表面張力値で約46dyn
/cmであったので、滴下数では約80に相当する。従
って、滴下数が95または80よりも小さくなった場合
には、洗浄剤水溶液を更新すればよい。この結果、表面
張力を測定しなくとも、この滴下数を測定することによ
り、間接的に洗浄力を判定することが可能である。
【0024】尚、本実施例では、滴下状態として、単位
時間あたりの滴下数をカウントしたが、一定数の液滴が
滴下するに要する時間を計測する、あるいは一定滴下数
あたりの滴下重量または体積を計測する方法等でも同等
の効果が得られる。一定滴下数あたりの滴下重量または
体積は、いずれも上記滴下器17にコック15を設けて
そこに汚れ物質等が付着することにより流動状態が変化
しても、適切な測定値を得ることができる。いずれの方
法においても、適用する洗浄剤水溶液や汚れ物質、被洗
浄物により、洗浄力とその測定値との相関を示す換算表
を作製することにより、その測定値によって間接的に洗
浄力を判定することができる。
【0025】また、表面張力は、上記懸垂滴法によら
ず、従来公知のいずれの測定方法によって測定しても同
様な効果を得ることができる。例えば、毛管を液中に立
てて液が上昇することを利用して、その高さから液体の
表面張力を測定する毛管上昇法が挙げられる。または、
鉛直につるされた板を液中に浸して、液体と板との接す
る周囲に沿って下向きに作用する力を測定した結果から
表面張力値を得る垂直板法や、液面に接触させた環を垂
直に引き上げて液面からこれを引き離すのに要する力を
測定した結果から表面張力値を得る輪環法が挙げられ
る。あるいは、毛管を液体中に垂直に立てて毛管の内部
の圧力を静かに増していくと、毛管の先端に気泡が発生
し、圧力がある値に達すると気泡は毛管を離れて浮上
し、管内部の圧力が低下する。この最大圧力の測定値か
ら表面張力値を得る泡圧法等が挙げられる。 [実施例2]次に、洗浄剤水溶液の更新時期告知装置3
1の実施例について説明する。ここで、更新とは、洗浄
剤水溶液を取り替えたり、また追加すること等を含む。
【0026】図12に本実施例2の洗浄剤水溶液の更新
時期告知装置31の構成図を示す。洗浄剤水溶液の更新
時期告知装置31は、検液収納管35と、液面センサー
39と、液滴センサー41と、カウンター43と、コン
トローラー47と、キーボード48と、表示パネル49
とから構成される。
【0027】検液収納管35は、注射器状であって、下
部32に細管33を備え、中央部37には液面センサー
39が配置されている。また、細管33の垂直下方には
液滴センサー41が配置されている。液面センサー39
は、本実施例では液面での光の屈折・反射によって液面
を感知する光センサーを用いた。しかし、従来公知のい
ずれの液面センサーを適用してもよい。例えば、液面に
浮かべたフロートの位置を磁力等で感知するフロートス
イッチ、被測定物が流動する際に発生する音波を超音波
等で検知するフロースイッチ、電気的抵抗の変化により
液面位置を検知するELS液面検出器、液面位置による
液体の圧力差を利用した差圧式レベルセンサ、液面に浮
かべたフロートを支持する紐状体の長さにより液面を感
知する巻取式レベルセンサ、あるいは放射線の空気中と
液体中とでの透過性の差を利用した放射線レベルセンサ
等を適用させることができる。
【0028】液滴センサー41は、本実施例では光源と
その光を検知する検出器とからなり、光源からの光の透
過が液滴の通過ごとに変化することにより液滴数を検知
するセンサーを用いた。しかし、従来公知のいずれの液
滴センサーを適用してもよい。例えば、液滴が滴下され
る面に設けられ、液滴が滴下されるたびに重量が増加し
て検知する重量センサー等が挙げられる。
【0029】カウンター43は、その液滴センサー41
からの信号を受けて、液滴が通過するたびに中のメモリ
の数値を一つづつ上げていく。キーボード48は、コン
トローラー47に指示を与えるためのキーが並んでい
る。表示パネル49は、コントローラー47の処理結果
や処理の途中の状態を示す。表示パネル49としては、
CRTやLCD等の各種公知のディスプレイが適用可能
である。
【0030】コントローラー47は、コンピューターと
して構成され、CPU47aと、ROM47bと、RA
M47cと、タイマー47dと、入出力回路(I/O)
47eとからなり、それぞれ液面センサー39、カウン
ター43、キーボード48及び表示パネル49との各種
信号のやり取りを入出力回路47eを介して行ってい
る。その構成についてはよく知られているので、詳細な
説明は省略する。
【0031】次に、実行する処理について、図13に示
すフローチャートに基づいて説明する。まず、作業者が
図示しない洗浄装置内の検液となる洗浄剤水溶液を検液
収納管35に上面53まで充填する。ここで、採取され
た検液は、滴下スピードよりも十分多い量であるから、
細管33の末端部51を開いていても、液面は上面53
近くまで上がる。尚、細管33の末端部51から滴下さ
れる速度が速い場合には、手で止めておき、充填した後
に手を離してもよい。すると、検液は、細管33の末端
部51から液滴となって滴下しはじめる。それに応じて
液面は、検液収納管35の上面53から次第に下方に下
がり始める。この状態で、作業者はキーボード48から
コントローラー47に処理開始の指示を与える。する
と、図13に示す処理が開始される。
【0032】まず、基準液面を液面センサー39が感知
したか否かを判定する(S100)。最初の段階では、
液面は液面センサー39よりも上方にあるので、このス
テップS100では「No」と判定され、以後基準液面
を感知するまでこのステップS100を繰り返す。次第
に検液の液面が下がってきて、基準液面まで達すると、
液面センサー39によって基準液面にきたことが感知さ
れ、ステップS100で「YES」と判定される。尚、
ここで、基準液面は、図12に示す液面の位置である。
【0033】次に、所定時間の滴下数のカウント処理が
開始される(S102)。即ち、液面センサー39によ
って基準液面が感知された瞬間から、細管33の末端部
51から滴下されて液滴センサー41の中を通過した液
滴の数が、カウンター43内にカウントアップされてく
る。所定時間(この場合、60秒)が経過した後に、カ
ウンター43内のカウントされた滴下数をコントローラ
ー47が読み取る。
【0034】そこでカウント数、即ち滴下数が所定値P
以上であるか否かが判定される(S104)。その値が
所定値P以上であった場合には、「YES」と判定さ
れ、まだ洗浄力は適当であるとして表示パネル49に緑
のLED(発光ダイオード)を点灯させる(S10
6)。そして、処理は終了される。ここで、緑のLED
が点灯されるということは、まだ洗浄剤水溶液の洗浄力
は十分であるという指示であるので、作業者は、そのま
ま洗浄装置を継続して使用することができる。
【0035】さらに、作業者がある回数の洗浄を行った
後に、洗浄装置内の洗浄剤水溶液の洗浄力を再びチェッ
クする場合には、上記のように検液収納管35内に検液
となる洗浄剤水溶液を入れる。そして、コントローラー
47にキーボード48から処理開始の指示を与えると、
また同様な処理が繰り返され、ステップS104に至
る。ここで、まだ洗浄剤水溶液が汚れていない場合に
は、上記と同様に処理が終了される。しかし、汚れてい
た場合には、洗浄剤水溶液が消費されて表面張力が上が
り、カウンターの滴下数が小さくなっている。このた
め、ステップS104では、「NO」と判定されて、表
示パネル49に赤のLEDが点灯される(S108)。
そして、処理は終了される。ここで、赤のLEDが点灯
されるということは、洗浄剤水溶液がもう汚れてしま
い、洗浄力が十分でないという指示であるので、作業者
は、洗浄装置内の洗浄剤水溶液を更新する。
【0036】本実施例2の更新時期告知装置31によれ
ば、予め許容限界となる洗浄力に対応した滴下数をコン
トローラー47に設定することにより、洗浄力に対応し
て簡易に洗浄剤水溶液を更新すべきか否かを判定するこ
とができる。このため、正確なタイミングで取り替える
ことができ、無駄なくかつ常に適当な洗浄力で洗浄剤水
溶液を使うことができる。
【0037】ここで、液滴センサー41と、カウンター
43と、コントローラー47とが滴下状態測定手段に該
当し、コントローラー47が実行する処理の内、ステッ
プS102が滴下状態測定手段としての処理に該当す
る。また、コントローラー47が更新時期判定手段に該
当し、コントローラー47が実行する処理の内、ステッ
プS104が更新時期判定手段としての処理に該当す
る。
【0038】尚、滴下数の所定値Pは、洗浄剤水溶液ま
たは被洗浄物、汚れ物質等の種類に応じて適宜コントロ
ーラー47に設定することができる。例えば、実施例1
で用いた「ライフパワー RT−D25」の場合には、
滴下数95、または「GF−88」の場合には、滴下数
80を所定値Pとすることができる。 [実施例3]次に、洗浄剤水溶液の自動更新装置61の
実施例について説明する。
【0039】図14に本実施例3の洗浄剤水溶液の自動
更新装置61の構成図を示す。洗浄剤水溶液の自動更新
装置61は、検液収納管75と、液面センサー91と、
液滴センサー95と、カウンター93と、コントローラ
ー63と、キーボード79と、表示パネル82と、供給
ポンプ66,71と、排出ポンプ67と、駆動回路7
4,76,78とから構成される。
【0040】コントローラー63は、上記実施例2と同
様にコンピューターとして構成され、CPU63aと、
ROM63bと、RAM63cと、タイマー63dと、
入出力回路(I/O)63eとからなり、それぞれ液面
センサー91、カウンター93、キーボード79、表示
パネル82、駆動回路74,76,78及び洗浄装置7
3との各種信号のやり取りを入出力回路63eを介して
行っている。
【0041】供給ポンプ66は、洗浄装置73と検液収
納管75との間を連結するパイプ65に設けられてい
る。また、排出ポンプ67は洗浄装置73に、そして、
供給ポンプ71は洗浄装置73と新しい洗浄剤水溶液が
収納される洗浄剤水溶液槽69との間を連結するパイプ
64にそれぞれ設けられている。さらに、駆動回路7
4,76,78は、供給ポンプ66、排出ポンプ67及
び供給ポンプ71の駆動、変速及び停止を制御するため
にそれぞれに備えられている。これら駆動回路74,7
6,78は、コントローラー63によって指示されるこ
とによって、供給ポンプ66、排出ポンプ67及び供給
ポンプ71を制御する。その他の構成は、実施例2と同
様であるので、それらについての説明は省略する。
【0042】次に、実行する処理について、図15に示
すフローチャートに基づいて説明する。まず、コントロ
ーラー63にキーボード79から処理開始の指示を与え
る。すると、初期設定として、コントローラー63がカ
ウンター93のカウントを0に戻し、さらにその他の初
期状態の設定処理が行われる(S200)。
【0043】次に検液採取に移り、コントローラー63
が駆動回路74を駆動させて、供給ポンプ66により洗
浄装置73内の洗浄剤水溶液を検液採取管75に上面9
0まで充填する(S202)。そして、コントローラー
63からの指示によって駆動回路74が停止され、供給
ポンプ66が止まると、滴下によって液面は下がり始め
る。
【0044】すると、実施例2と同様に基準液面を液面
センサー91が感知したか否かを判定する(S20
4)。基準液面が感知され、「YES」と判定される
と、次に、実施例2と同様に所定時間の滴下数のカウン
ト処理が開始される(S206)。そして、カウント
数、即ち滴下数が所定値P以上であるか否かが実施例2
と同様に判定される(S208)。
【0045】その滴下数が所定値P以上であった場合に
は、「YES」と判定され、まだ洗浄力は適当であると
して表示パネル82に緑のLEDを点灯させる(S21
0)。そして、そのカウント数に応じた時間待機される
(S212)。即ち、カウント数が多いほど、表面張力
が小さく、洗浄剤水溶液がまだ十分な洗浄力であるの
で、まだたくさん洗浄できると判定されるため、待機時
間が多い。尚、待機するのは時間でなくとも、洗浄回数
でもよい。
【0046】その待機時間後に、ステップS200にも
どって、検液採取から上記と同様な処理が行われる。そ
して、まだ滴下数が所定値P以上である状態には、この
状態が繰り返され、その間、洗浄装置73にて洗浄が行
われている。その後、滴下数が所定値Pよりも小さくな
った場合には、ステップS208で「NO」と判定さ
れ、赤のLEDランプが点灯される(S214)。次
に、洗浄装置73が停止されて洗浄剤水溶液を排出可能
な状態であるかどうかが判定される(S216)。この
処理は、作業者が排出可能となった状態を判断して「Y
ES」の信号をキーボード79からコントローラー63
に入力するまで、「NO」と判定されて繰り返される。
【0047】そして、作業者により「YES」の信号が
入力されると、洗浄禁止信号出力が洗浄装置73に出力
される(S218)。この洗浄禁止信号は、洗浄スイッ
チを押しても作動しないようにする、または洗浄禁止ラ
ンプの点灯であってもよく、洗浄装置73が作業者によ
り稼動されるのを防止する。これは、洗浄装置73が洗
浄剤水溶液の入っていない状態で稼動されて、異常を生
じることを防ぐためである。
【0048】次いで、駆動装置76により排出ポンプ6
7を駆動させて、洗浄装置73内の洗浄剤水溶液を排出
し、排出が終了した時点で排出ポンプ67を停止させる
(S220)。さらに、駆動装置78により供給ポンプ
71を駆動させて、洗浄剤水溶液槽69から新しい洗浄
剤水溶液を洗浄装置73内に一定量供給し、供給ポンプ
71を停止させる(S222)。
【0049】すると、洗浄許可信号が洗浄装置73に出
力され、洗浄スイッチが入るようになる、または洗浄許
可信号の点灯がなされる(S224)。この時点で、作
業者は、洗浄装置73のスイッチを入れる。すると、洗
浄が開始される。
【0050】そして、所定時間待機される(S22
6)。この待機時間は、洗浄剤水溶液が最も新しく、洗
浄力の強い状態であるので、ステップS212で設定さ
れる時間の中でも最も長い。この所定時間の待機の後
に、上記と同様にステップS202の検液採取に移り、
上記と同様な処理が繰り返される。
【0051】上記実施例3によれば、自動的に常に洗浄
力を判定して、きれいな状態を保持することができる。
従って、上記実施例2と同様な効果を有するうえに、省
力化が図れる。しかも、作業者がチェックする必要がな
いので、チェックを忘れて洗浄力の低下した洗浄剤水溶
液を使用することが防止される。
【0052】ここで、液滴センサー95と、カウンター
93と、コントローラー63とが滴下状態測定手段に該
当し、コントローラー63が実行する処理の内、ステッ
プS206が滴下状態測定手段としての処理に該当す
る。また、コントローラー63が更新時期判定手段に該
当し、コントローラー63が実行する処理の内、ステッ
プS208が更新時期判定手段としての処理に該当す
る。さらに、駆動装置76,78と、排出ポンプ67
と、供給ポンプ71と、コントローラー63とが更新手
段に該当し、コントローラー63が実行する処理の内、
ステップS220及びステップS222が更新手段とし
ての処理に該当する。
【0053】尚、上記実施例3では、洗浄剤水溶液の更
新時における洗浄装置73の停止及び駆動指示が作業者
によって行われているが、すべて自動化してもよい。ま
た、洗浄剤水溶液や被洗浄物、汚れ物質の種類によって
は、更新する場合に洗浄剤水溶液を排出せずに、単に洗
浄剤水溶液槽69から新たな洗浄剤水溶液を追加するも
のであってもよい。
【0054】さらに、上記実施例2及び実施例3では、
滴下状態測定手段として、時間あたりの滴下数を測定す
る手段を適用したが、上記実施例1にて記載したよう
に、一定数の液滴が滴下する時間、あるいは一定滴下数
あたりの滴下重量または体積を計測する手段でも同等の
効果を得ることができる。また、滴下状態測定手段に代
えて表面張力を測定することによっても同等な効果を得
ることができる。表面張力の測定手段としては、上記実
施例1にて記載したように、液滴の形状を画像認識する
懸垂滴法、毛管上昇法、垂直板法、輪環法あるいは泡圧
法等が挙げられる。
【0055】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明はこうした実施例に何等限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる
態様で実施し得ることは勿論である。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の洗浄剤水
溶液の洗浄力判定方法、その更新時期判定装置及びその
自動更新装置によれば、汚れ物質からの影響を受けるこ
となく、またアルカリ性成分を含有しない中性洗浄剤水
溶液を用いる洗浄においても適用することができるとい
う優れた効果を奏する。このため、常に適当な洗浄品質
を保つことができ、かつ洗浄剤水溶液の無駄な消費を省
く。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本第1発明の洗浄剤水溶液の洗浄力判定方
法の基本的構成を例示する構成図である。
【図2】 本第2発明の洗浄剤水溶液の洗浄力判定方
法の基本的構成を例示する構成図である。
【図3】 本第3発明の洗浄剤水溶液の更新時期告知
装置の基本的構成を例示する構成図である。
【図4】 本第4発明の洗浄剤水溶液の自動更新装置
の基本的構成を例示する構成図である。
【図5】 本実施例1で用いた3槽式超音波洗浄装置
を示す概略図である。
【図6】 その洗浄槽を示す概略図である。
【図7】 本実施例1で用いた表面張力の測定法を説
明する説明図である。
【図8】 残油量と表面張力、比較としてのpH、電
導度、アルカリ度及び屈折率との関係を示すグラフ図で
ある。
【図9】 他の例の残油量と表面張力、比較としての
pH、電導度、アルカリ度及び屈折率との関係を示すグ
ラフ図である。
【図10】 本実施例1で滴下状態の測定に用いた滴下
管を示す概略図である。
【図11】 表面張力と滴下数との関係を示すグラフ図
である。
【図12】 本実施例2の洗浄剤水溶液の更新時期告知
装置を示す構成図である。
【図13】 その制御ルーチンのフローチャートであ
る。
【図14】 本実施例3の洗浄剤水溶液の自動更新装置
を示す構成図である。
【図15】 その制御ルーチンのフローチャートであ
る。
【符号の説明】
13,33,87・・・細管、11,35,75・・・
検液収納管、17・・・滴下器、31・・・洗浄剤水溶
液の更新時期告知装置、39,91・・・液面センサ
ー、41,95・・・液滴センサー、43,93・・・
カウンター、47,63・・・コントローラー、48,
79・・・キーボード、49,82・・・表示パネル、
61・・・洗浄剤水溶液の自動更新装置、64、65・
・・パイプ、66,71・・・供給ポンプ、67・・・
排出ポンプ、69・・・洗浄剤水溶液槽、73・・・洗
浄装置、74,76,78・・・駆動回路。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 界面活性剤を含有する洗浄剤水溶液を用
    いた水系洗浄において、 上記洗浄剤水溶液の表面張力を測定し、その測定結果に
    基づいて上記洗浄剤水溶液の洗浄力を判定することを特
    徴とする洗浄剤水溶液の洗浄力判定方法。
  2. 【請求項2】 界面活性剤を含有する洗浄剤水溶液を用
    いた水系洗浄において、 細管から滴下される上記洗浄剤水溶液の滴下状態を測定
    し、その測定結果に基づいて上記洗浄剤水溶液の洗浄力
    を判定することを特徴とする洗浄剤水溶液の洗浄力判定
    方法。
  3. 【請求項3】 洗浄装置内から抽出された洗浄剤水溶液
    を滴下させる細管と、 該細管から滴下された上記洗浄剤水溶液の滴下状態を測
    定する滴下状態測定手段と、 該滴下状態測定手段が示した測定値により、洗浄剤水溶
    液を更新すべきか否かを判定する更新時期判定手段と、 該更新時期判定手段の判定結果を表示する表示手段と、 を備えたことを特徴とする洗浄剤水溶液の更新時期告知
    装置。
  4. 【請求項4】 洗浄装置内から抽出された洗浄剤水溶液
    を滴下させる細管と、 該細管から滴下された上記洗浄剤水溶液の滴下状態を測
    定する滴下状態測定手段と、 該滴下状態測定手段が示した測定値により、洗浄剤水溶
    液を更新すべきか否かを判定する更新時期判定手段と、 該更新時期判定手段の判定結果に応じて、上記洗浄装置
    内の洗浄剤水溶液を更新する更新手段と、 を備えたことを特徴とする洗浄剤水溶液の自動更新装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08219974A (ja) * 1995-02-17 1996-08-30 Nec Corp 界面活性物質分析方法及びその装置
KR20030037918A (ko) * 2001-11-07 2003-05-16 주식회사 엘지생활건강 분말세제의 계면활성제 상당분의 분석방법 및 여과장치
KR100980502B1 (ko) * 2008-08-20 2010-09-07 삼성전기주식회사 표면에너지 측정장치 및 측정방법

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