JPH06258088A - 走行軌跡表示装置 - Google Patents

走行軌跡表示装置

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JPH06258088A
JPH06258088A JP4824793A JP4824793A JPH06258088A JP H06258088 A JPH06258088 A JP H06258088A JP 4824793 A JP4824793 A JP 4824793A JP 4824793 A JP4824793 A JP 4824793A JP H06258088 A JPH06258088 A JP H06258088A
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road map
map
traveling
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Nobutaka Inoue
信敬 井上
Shigemitsu Toriyama
重光 鳥山
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Maspro Denkoh Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】車両の走行距離や進行方向を容易に確認するこ
とができる移動体の走行軌跡表示装置を提供する。 【構成】GPS受信機2から出力される車両の現在位置
に関する緯度データyi及び経度データxiに基づいて算出
した走行距離mi(ステップS6)が最小スケール長以上
であると判断する(ステップS8で肯定)と、それら緯
度データyi、経度データxi及び方位データθi を通過地
点データとしてバックアップRAMに格納し(ステップ
S10)、そのようにしてバックアップRAMに格納し
た通過地点データに基づき、表示装置8に表示されてい
る道路地図上に、その道路地図のスケール長間隔で、車
両の通過地点及びその通過地点における車両の進行方向
を表す軌跡マークを描画する(ステップS12)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、道路地図、車両の走行
軌跡及び現在位置を表示することにより車両の案内をす
るための走行軌跡表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の走行軌跡表示装置とし
て、走行する車両の現在位置を算出するためのGPS受
信機等から成る現在位置算出手段を備え、その算出手段
からの出力に基づき、車両の現在位置をディスプレイの
道路地図上に表示すると共に、その道路地図上で、車両
の走行軌跡を、表示色の明度や濃度を変化させて強調表
示することにより、往路及び復路における車両の走行を
案内する技術があった。なお、目的地から出発地まで帰
るための復路においては、往路での車両の走行軌跡をメ
モリに記憶させておいて、その記憶させた往路の走行軌
跡をディスプレイに表示することにより、往路を逆方向
に走行する復路の案内を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そのような従来の走行
軌跡表示装置では、車両の走行軌跡を単に強調表示して
いるに過ぎず、それ故、ディスプレイ上の車両の現在位
置及び走行軌跡から、車両の走行距離や、車両の進行方
向などを視覚的に認識することは容易でなかった。
【0004】すなわち、そのような従来の装置では、車
両の走行距離を視覚的に認識することが容易でないため
に、走行中、出発地から現在地までの走行距離等を把握
し得ず運転者が不安を覚えることがあった。また従来の
装置では、走行軌跡を単に強調表示しているに過ぎない
ため、復路において例えばGPS受信機による現在位置
の算出精度が低下し実際の車両は進行方向に従って走行
し続けているにもかかわらずディスプレイ上で強調表示
された走行軌跡上を車両の現在位置が後戻りするような
場合、実際の車両の進行方向が走行軌跡上の前後何れの
方向であるかが判らなくなって、ディスプレイ上の誤っ
た現在位置の表示に基づいて運転者が実際の車両の進行
方向を見誤まり、道に迷って出発地に帰れないことがあ
った。
【0005】そこで、本発明は、車両の走行距離や進行
方向を視覚的に認識することが容易な走行軌跡表示装置
の提供を目的として生み出された。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の構成は、図1に
例示するように、道路地図を表示するための表示手段
と、車両の現在位置を検出する位置検出手段と、前記車
両の進行方向を検出する方向検出手段と、前記車両の走
行距離を算出する距離算出手段と、前記表示手段に道路
地図を表示させるための地図データを記憶する記憶手段
と、前記距離算出手段からの出力に基づき前記車両によ
る所定走行距離間隔の地点の通過を検出する毎に、該通
過地点の位置及び前記通過地点における前記車両の進行
方向を、前記位置検出手段からの出力及び前記方向検出
手段からの出力に基づいて算出し前記地図データに対応
する通過地点データとして前記記憶手段に記憶させる通
過地点検出手段と、前記地図データに基づいて前記表示
手段に道路地図を表示させ、該道路地図上に、前記通過
地点データに基づいて所定走行距離間隔毎に前記車両の
通過地点の位置及び該通過地点における前記車両の進行
方向を表す印を描画し併せて前記位置検出手段からの出
力に基づいて前記車両の現在位置を表示させる表示制御
手段と、を備えることを特徴とする走行軌跡表示装置で
ある。
【0007】
【作用及び発明の効果】本発明では、位置検出手段が車
両の現在位置を検出し、方向検出手段が車両の進行方向
を検出し、距離算出手段が車両の走行距離を算出し、ま
た表示手段に道路地図を表示させるための地図データを
記憶手段が記憶する。そして、通過地点検出手段が、距
離算出手段からの出力に基づいて車両による所定間隔の
地点の通過を検出する度に、その通過地点の位置及びそ
の通過地点における車両の進行方向を、位置検出手段か
らの出力及び方向検出手段からの出力に基づいて算出し
地図データに対応する通過地点データとして記憶手段に
記憶させる。さらに、表示制御手段が、記憶手段の記憶
する地図データに基づき表示手段に道路地図を表示さ
せ、その道路地図上に、記憶手段の記憶する通過地点デ
ータに基づいて所定走行距離間隔毎に車両の通過地点の
位置及びその通過地点における車両の進行方向を表す印
を描画し、併せて位置検出手段からの出力に基づいて車
両の現在位置を表示させる。
【0008】このような本発明では、表示制御手段を設
けているので、所定走行距離間隔の地点を車両が通過す
る毎に、その通過地点の位置及びその通過地点における
車両の進行方向を表す印が、表示手段の表示する道路地
図上に描画されてゆく。そのようにして描画される印
は、所定走行距離間隔であるため、描画される印の数に
基づき車両の走行距離を容易に把握することができ、出
発地から現在地までの距離等を視覚的に認識しつつ運転
者は安心して運転を続けることができる。
【0009】また本発明で、表示手段の表示する道路地
図上に描画される印は、通過地点における車両の進行方
向を表しているため、その印に基づき車両の進行方向を
容易に認識することができ、運転者は車両の進行方向を
見誤って道に迷うということがない。従って、例えば復
路において、何らかの理由で位置検出手段による現在位
置の検出精度が低下し、表示手段の表示する道路地図上
での現在位置の表示が車両の走行軌跡を後戻りするよう
な場合でも、通過地点毎に描画された印が車両の進行方
向を表しているので、その印に基づき運転者は車両の正
しい進行方向を認識することができ、容易に出発地まで
帰ることができる。
【0010】
【実施例】図面に基づき本発明の実施例を説明する。但
し、本発明は以下に詳述する実施例に限定されるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が想到
し得る全ての実施例を含む。
【0011】図2は、搭載車両の現在位置及び走行軌跡
等を表示することにより運転者の運転を誘導するため、
搭載される車両とは別個独立に構成され後付けされる本
実施例のナビゲーション装置1の全体構成を表すブロッ
ク図である。図2に示すように、ナビゲーション装置1
は、GPS(Global Positioning System) 用の人工衛
星(NAVSTAR)からの送信電波を受信するGPS
用アンテナ2aを備え、その受信信号を周波数変換し、
復調して、受信地点の位置(即ち現在位置)を表す緯度
データ,経度データ,及び高度データを算出すると共
に、受信地点の移動速度(即ち車両の走行速度)を表す
速度データ及び移動方位(真北から時計回りに計測した
角度)を表す方位データを算出する位置検出手段及び方
向検出手段として周知のGPS受信機2と、外部操作に
よって各種データを入力するためのキーボード,及び表
示装置8の表示画面に設けたタッチキー等からなる入力
装置4と、地図データが格納された光ディスク,磁気デ
ィスク等からなる外部記憶装置6と、道路地図や各種メ
ッセージを表示するためのCRT,液晶ディスプレイ等
から成る表示手段としての表示装置8と、GPS受信機
2,入力装置4,外部記憶装置6等から各種データを読
み取り、そのデータに基づき表示装置8を駆動制御する
制御装置10とから構成されている。
【0012】さらに、制御装置10は、CPU12,R
OM14,後述するように走行軌跡を道路地図上に描画
するための軌跡データを格納することにより前述の外部
記憶装置6と共に記憶手段として機能するRAM16,
入出力ポート18,これら各部を結ぶバスライン20,
及び入出力ポート18からの出力信号に基づいて表示装
置8の表示画面を制御するための表示駆動装置22,を
備えた周知のマイクロコンピュータとして構成されてい
る。
【0013】このように構成されたナビゲーション装置
1では、電源が投入されると、CPU12が、外部記憶
装置6から現在の車両位置を含む地図データを読み出
し、図3の上段に示すように、その地図データに基づ
き、表示装置8の表示画面に、車両の出発地Psと共に
道路地図を表示する。そして、車両を発進させるとその
進行に伴い、制御装置10にて、図4に示す流れ図に従
った手順で、車両の現在位置及び進行方向を表示装置8
の道路地図上に表示すると共に、その道路地図のスケー
ル長に相当する走行距離毎に通過地点及び通過地点での
進行方向を表す軌跡マークを道路地図上に描画するため
の走行軌跡表示処理を実行する。
【0014】以下、図4に基づき走行軌跡表示処理につ
いて説明する。本処理が開始されると、まずステップS
2でGPS受信機2から車両の現在位置を表す経度デー
タxi及び緯度データyi並びに車両の進行方向を表す方位
データθi を読み込み、ついでステップS4に進み、そ
れら経度データxi、緯度データyi及び方位データθiに
基づいて、表示装置8の道路地図上に、図3の中段に示
すような、やや大きめの三角形にて車両の現在位置Pn
及び進行方向を表示する。その三角形において、道に沿
った先端方向が車両の進行方向を表している。
【0015】さらにステップS6で車両の走行距離miを
算出し、続くステップS8〜ステップS12で、車両が
外部記憶装置6の記憶する地図データ中で最も詳細な道
路地図のスケール長である最小スケール長100mを走
行する毎に、図5に示すように、車両の通過地点Tの緯
度データY、経度データX、及びその通過地点Tにおけ
る車両の進行方向を表す方位データΘを通過地点データ
としてバックアップRAMに格納すると共に、その通過
地点データに基づき、図3の中段に小さめの三角形とし
て示すように、表示装置8に表示されている道路地図の
スケール長500m毎に、車両の通過地点の位置及び進
行方向を表す軌跡マークを、表示装置8の道路地図上に
描画してゆく。なお、軌跡マークにおいても道に沿った
先端方向が車両の進行方向を表す点は、前述した現在位
置Pnの表示と同様である。
【0016】以上、略述した走行距離miの算出及び軌跡
マークの表示等について、図4のステップS6〜ステッ
プS12に基づき、図3及び図5を参照しつつ説明す
る。ステップS6では、走行距離算出の起点としての出
発地Ps又は直前に通過した通過地点Tの緯度データ及
び経度データと、現在位置Pnの緯度データyi及び経度
データxiとの差から走行距離miを算出し、CPU12が
距離算出手段としての機能を果たす。ここで、起点とし
て出発地Psを用いるのは、出発地Psから最小スケー
ル長100mを走行するまでの間だけであり、出発地P
sから最小スケール長100m以上走行して通過地点デ
ータを生成した後は、直前に通過した通過地点Tを起点
として走行距離miを算出する。
【0017】ステップS6に続くステップS8では、走
行距離miが最小スケール長100m以上となったか否か
を判断する。ここで、スケール長は一般に、外部記憶装
置6に記憶されている地図データに基づき表示装置8に
道路地図を表示した場合に、表示装置8の表示画面幅の
1/5〜1/10位の長さに相当する道路地図上の距離
として縮尺の異なる各道路地図毎に設定され、地図デー
タに対応するスケール長データとして外部記憶装置6に
記憶されている。そして、表示装置8に道路地図が表示
される際、図3に示すように、表示装置8の表示画面の
右下部に、その道路地図に対応するスケール長が併せて
表示される。
【0018】車両が起点から最小スケール長100m以
上走行していない場合は、ステップS8で否定判断し、
前述のステップS2〜ステップS6の処理を繰り返し、
車両の走行に伴い移動する現在位置Pn及び進行方向
を、表示装置8の道路地図上に大きめの三角形にて表示
する。
【0019】車両が起点から最小スケール長100m以
上走行するとステップS8で肯定判断し、ステップS1
0に進んで、車両の現在位置の緯度データyi、経度デー
タxi及び方位データθi を通過地点Tにおける通過地点
データとしてRAM16内のバックアップRAMに格納
する。ステップS10は、走行距離miが、外部記憶装置
6の記憶する地図データ中で最も詳細な道路地図のスケ
ール長以上であるとき(ステップS8で肯定判断すると
き)にだけ実行されるため、各通過地点データは、車両
が最小スケール長に相当する距離を走行する毎に生成さ
れ、バックアップRAMに格納され、このステップS1
0、S8の実行により、CPU12が通過地点検出手段
としての機能を果たす。
【0020】ステップS10の後、ステップS12に進
んで、バックアップRAMに格納されている全通過地点
データのうち、現在、表示装置8に表示されている道路
地図のスケール長500mに相当する走行距離間隔毎の
通過地点データだけを読み出して、その読み出した通過
地点データに基づき、表示装置8の道路地図上に前述の
軌跡マークを描画し、このステップS12の実行と、前
述した車両の現在位置を表示するためのステップS2、
S4の実行とによって、CPU12が表示制御手段とし
ての機能を果たす。従って、図3の中段に示すように、
T1〜T3の各地点に描画された三角形の隣接間隔は、
その道路地図画面の右下部に表示されているスケール長
500mにほぼ等しい。このステップS12の後、再び
ステップS2に戻って以上述べた処理を繰り返す。
【0021】以上詳述した走行軌跡表示処理において
は、出発地Psから100m以上走行するまでの間は、
出発地Psの緯度データ及び経度データと車両の現在位
置Pnの緯度データyi及び経度データxiとの差から走行
距離miを算出して、その走行距離miが100m以上にな
るまではステップS2〜ステップS8を繰り返し実行
し、車両の現在位置Pnを表示装置8の道路地図上に表
示する。
【0022】そして、走行距離miが最小スケール長10
0m以上となると、ステップS10、S12を実行し
て、最初の通過地点T1に関する通過地点データを生成
してバックアップRAMに格納する。このとき、表示装
置8に表示される道路地図のスケール長は500mであ
るため、バックアップRAMに格納された最初の通過地
点データに基づく軌跡マークの描画は行わない。
【0023】このように車両の走行にしたがって、本処
理の演算周期毎のステップS2〜ステップS8の実行に
よる現在位置Pnの表示と、車両の走行距離が起点から
100m以上となる毎のステップS10、S12の実行
による各通過地点T1〜T5に関する通過地点データの
生成及びバックアップRAMへの格納とを繰り返し、そ
の後、車両が出発地Psから500m以上走行すると、
ステップS10の実行によりバックアップRAMに第五
の通過地点T5に関する通過地点データを格納する。続
くステップS12では、表示装置8に表示されている道
路地図のスケール長500mと出発地Psから通過地点
T5までの走行距離とが等しいので、通過地点T5の通
過地点データに基づいて、表示装置8に表示されている
道路地図上の通過地点T5に相当する位置に軌跡マーク
を描画する(図3中段参照)。従って、車両の走行距離
が道路地図のスケール長500mの整数倍以上となる毎
にステップS10、S12の実行によって、スケール長
500m間隔の各通過地点T5、T10、T15・・・
にそれぞれ相当する表示装置8の道路地図上の位置に軌
跡マークが描画される。
【0024】このような本実施例にあっては、ステップ
S8、S10で最小のスケール長100m毎の各通過地
点T1、T2、T3、T4、T5・・・の位置及びそこ
での車両の進行方向に関する通過地点データを次々とバ
ックアップRAMに格納し、更にそのようにして格納さ
れた各通過地点データの中で、現在、表示装置8に表示
されている道路地図のスケール長500mの各通過地点
T5、T10、T15・・・に関する通過地点データだ
けに基づいて、表示装置8の道路地図上に軌跡マークを
描画しているので、図3中段に示すように、表示装置8
の道路地図上に描画される各通過地点T5、T10、T
15・・・のそれぞれの位置の軌跡マークの間隔はスケ
ール長500mにほぼ等しく、それ故、軌跡マークの数
から視覚的に走行距離を把握することができ、運転者は
不安を感じることなく運転し続けることができる。
【0025】また各通過地点データは、図5に示すよう
に、各通過地点における車両の進行方向を表すデータも
含んでいるため、ステップS12で通過地点データに基
づいて表示装置8の道路地図上へ描画される軌跡マーク
は、図3中段に示すように、各通過地点T5、T10、
T15・・・での車両の進行方向を視覚的に容易に認識
できる形状とされている。従って、かりに何らかの理由
でGPS受信機2の測位精度が悪化して現在位置Pnを
表す大きい三角形が、表示装置8の道路地図上において
実際の車両の進行方向とは逆の方向へ移動したり、また
衛星からの信号を受信できないために現在位置Pnを表
す三角形が表示装置8の画面上で消えてしまっても、各
通過地点における軌跡マークのみに基づいて、車両の進
行方向を視覚的に把握することができ、それ故、表示装
置8に表示されている道路地図にしたがって、道に迷わ
ないで目的地まで行くことができる。
【0026】さらに、本実施例では、各通過地点データ
をバックアップRAMに格納しているので、目的地Oに
到達し用事を済ませた後に、目的地Oから出発地Psま
で帰るときは、前述のようにして往路走行時にバックア
ップRAMに格納した通過地点データに基づき、表示装
置8に表示されている道路地図上にて、図3下段に示す
ように、往路の各通過地点に軌跡マークを逆向きに描画
することにより、復路の案内を行うことができる。即
ち、目的地Oから出発地Psまで帰るため車両を発進さ
せるに際し、再び本装置1の電源が投入され、表示装置
8に道路地図が表示された後、入力装置4を操作するこ
とにより復路の案内をさせるための入力を行うと、CP
U12が表示装置8に表示されている道路地図のスケー
ル長500m間隔毎の通過地点データをバックアップR
AMから読み出して、その読み出した通過地点データに
基づき軌跡マークを逆向きに描画する。即ち、図3の中
段と下段との比較から明らかなように、復路時(図3下
段)における軌跡マークの道に沿った先端の向きを、往
路時(図3中段)の軌跡マークの向きとは逆方向を示す
ように描画する。そして、車両の走行に伴い、図4のス
テップS2、S4と同様な現在位置の読み込み及び表示
を繰り返し、表示装置8において目的地Oから出発地P
sまでスケール長500m間隔で軌跡マークが表示され
ている道路地図上にて、車両の現在位置Pnを表示して
ゆくことにより車両を案内する。
【0027】このような復路では、前述の往路の場合と
同様に、各通過地点での軌跡マークが道路地図のスケー
ル長500m間隔で描画されるため、図3下段に示すよ
うに、軌跡マーク中における現在位置Pnの表示位置に
基づいて、目的地Oから現在位置Pnまでの走行距離が
約700mであることや、現在位置Pnから出発地Ps
までの距離が約7km足らずであることを、視覚的に把
握することができるため、帰途においても運転者は不安
を感じることなく、表示装置8の表示する道路地図上の
軌跡マークに誘導されながら運転を続けることができ
る。
【0028】また前述の往路の場合と同様に、各通過地
点での軌跡マークは車両の進行方向を容易に認識できる
形状で往路時とは逆向きに描画されるため、かりに衛星
からの信号が受信できないため現在位置Pnを表す大き
めの三角形が、実際の車両の現在位置に相当しない道路
地図上の位置に表示された場合であっても、目的地Oか
ら出発地Psまでにわたってスケール長500m間隔で
描画された軌跡マークの道に沿った先端方向が復路にお
いて車両の進むべき方向を示しており、それ故、そのよ
うな軌跡マークに従うことにより運転者は道に迷うこと
なく出発地Psまで帰ることができる。
【0029】さらに本実施例では、ステップS10でバ
ックアップRAMに格納する通過地点データを、ステッ
プS8にて、外部記憶装置6に記憶されている地図デー
タ中で最も詳細な道路地図のスケール長100mを車両
が走行する毎に走行軌跡の中からサンプリングしている
ので、たとえ表示装置8に最も詳細な道路地図が表示さ
れている場合であっても、ステップS12にて、各通過
地点データに基づき最小スケール長100m間隔で軌跡
マークを描画することができ、従って、どの縮尺の道路
地図が表示装置8に表示されていてもスケール長間隔で
軌跡マークを描画することができ、そのような軌跡マー
クから走行距離等を視覚的に認識することが容易であ
る。
【0030】なお、本実施例では、最小スケール長10
0m毎に通過地点データを生成し記憶させるために、走
行距離miが単に最小スケール長100mと等しいか否か
だけを判断しているのではなく、ステップS8にて走行
距離miが最小スケール長100m以上であるか否かを判
断しているため、かりに走行距離miと最小スケール長1
00mとが等しくなった瞬間に衛星からの信号を受信す
ることができなかった場合でも、その受信不能後に再び
信号を受信したときには速やかに通過地点データを生成
し記憶させる(ステップS10)ことにより、可能な限
り最小スケール長100mに近似した走行距離間隔の通
過地点データを確保することができ、その通過地点デー
タに基づいて、どの縮尺の道路地図が表示装置8に表示
されていても、ほぼスケール長間隔で軌跡マークを描画
することができる。
【0031】本実施例では、ステップS6で実行する走
行距離mi算出の起点として、出発地Ps又は直前に通過
した通過地点Tを用いているが、その代わりに、直前に
ステップS2で読み込んだ現在位置を起点としても良
い。即ち、直前にステップS2で読み込んだ緯度データ
及び経度データと、ステップS2で読み込んだ現在位置
の緯度データyi及び経度データxiとの差から走行距離ms
を算出し、その走行距離msの積算値Mが最小スケール長
以上となったときにステップS10、S12を実行した
後、積算値Mをクリアし、再び走行距離msを積算して行
く構成としても良い。そのように走行距離msの積算値M
を用いる構成とすることによって車両の走行距離を一層
正確に算出することができ、その走行距離に基づき生成
される各通過地点データの隣接間隔を一層最小スケール
長に近づけて、通過地点データに基づき描画される軌跡
マークの間隔を道路地図のスケール長に近づけることが
でき、軌跡マークから更に正確に走行距離等を知ること
ができる。
【0032】なお、本実施例のステップS2、S4、S
6、S10等で用いた緯度データyi及び経度データxiに
高度を表すデータとしての高度データhiを加えて現在位
置を表すデータとすることにより、起伏の激しい地域に
おいても現在位置の算出をより正確に行うことができ、
また、より正確な通過地点データを生成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を例示するブロック図である。
【図2】本実施例の車両用ナビゲーション装置1全体の
構成を表すブロック図である。
【図3】表示装置8の表示画面の表示を三つの場合につ
いて表す説明図である。
【図4】CPU12が実行する走行軌跡表示処理を表す
流れ図である。
【図5】RAM16内のバックアップRAMに格納され
る通過地点データの一部を表す説明図である。
【符号の説明】
2…GPS受信機、 4…入力装置、 6
…外部記憶装置、8…表示装置、 10…制
御装置、 12…CPU、14…ROM、
16…RAM、 22…表示駆動装置、

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 道路地図を表示するための表示手段と、 車両の現在位置を検出する位置検出手段と、 前記車両の進行方向を検出する方向検出手段と、 前記車両の走行距離を算出する距離算出手段と、 前記表示手段に道路地図を表示させるための地図データ
    を記憶する記憶手段と、 前記距離算出手段からの出力に基づき前記車両による所
    定走行距離間隔の地点の通過を検出する毎に、該通過地
    点の位置及び前記通過地点における前記車両の進行方向
    を、前記位置検出手段からの出力及び前記方向検出手段
    からの出力に基づいて算出し前記地図データに対応する
    通過地点データとして前記記憶手段に記憶させる通過地
    点検出手段と、 前記地図データに基づいて前記表示手段に道路地図を表
    示させ、該道路地図上に、前記通過地点データに基づい
    て所定走行距離間隔毎に前記車両の通過地点の位置及び
    該通過地点における前記車両の進行方向を表す印を描画
    し併せて前記位置検出手段からの出力に基づいて前記車
    両の現在位置を表示させる表示制御手段と、を備えるこ
    とを特徴とする走行軌跡表示装置。
JP5048247A 1993-03-09 1993-03-09 走行軌跡表示装置 Expired - Lifetime JP2526006B2 (ja)

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