JPH06257301A - 複数段複数列車輌格納装置及びその車輌格納装置の使用方法 - Google Patents

複数段複数列車輌格納装置及びその車輌格納装置の使用方法

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JPH06257301A
JPH06257301A JP35032691A JP35032691A JPH06257301A JP H06257301 A JPH06257301 A JP H06257301A JP 35032691 A JP35032691 A JP 35032691A JP 35032691 A JP35032691 A JP 35032691A JP H06257301 A JPH06257301 A JP H06257301A
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JP
Japan
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chassis
stage
vehicle
storage device
vehicle storage
Prior art date
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Application number
JP35032691A
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English (en)
Inventor
Kazuo Nagatsuma
和男 長妻
Hiroshi Okumura
博 奥村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SANKYO FURONTEA KK
Original Assignee
SANKYO FURONTEA KK
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Publication date
Application filed by SANKYO FURONTEA KK filed Critical SANKYO FURONTEA KK
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Publication of JPH06257301A publication Critical patent/JPH06257301A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】複数段複数列車輌格納装置にあって、そのコス
トダウンを図りながら簡単な操作ですべての位置の車台
への車輌出し入れをできるようにすること。 【構成】複数列配されていて 2段目以上の各列の車輌格
納装置1は、その車輌21を乗せる車台2を一番上の車
台2を引き上げることでその下の車台2も順次適当な間
隔をあけて上昇するタイプとし、前記車輌格納装置1の
列よりも少なくとも 1台少ない 1段目の車台のみを、横
に移動できる横行車台6とし、 1段目の横行車台6間の
あいている場所に 2段目以上の車台2を降ろすようにし
て全ての車台2,6に乗っている車輌21を出し入れで
きるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数段複数列車輌格
納装置及びその車輌格納装置の使用方法に係り、すべて
の位置の車台への車輌出し入れを、簡単な構造のもので
容易に行えるようにした複数段複数列車輌格納装置及び
その車輌格納装置の使用方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から複数段複数列車輌格納装置は、
各種市場に提供されている。
【0003】これらの複数段複数列車輌格納装置は、複
数段で複数列に車台が配置され、それらの車台の並びの
中に少なくとも 1カ所に 1台分の車台のスペースをあけ
ておき、そのスペースを、各車台が車輛出し入れ位置に
移動できるようにする移動スペースとし、それぞれの車
台を適宜昇降させ、或いは横行させることで所望の車台
を車輌出し入れ位置に移動させるようにした構造のもの
である。
【0004】そして、これらの各車台の移動は、各車台
ごとに取り付けてある駆動装置によりそれぞれ別個に行
い、それらを適宜制御装置によって制御するように形成
してある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
形成した複数段複数列車輌格納装置は、車台がそれぞれ
別個に駆動装置で移動できるので容易に各車台への車輌
の出し入れを行うことができる半面、各車台にそれぞれ
個々の駆動装置を取り付ける必要があるので、極めて高
価なものになってしまう問題点があり、又、全体の構造
も複雑になって、いきおい大幅なコストアップにつなが
ってしまう問題点も有していた。
【0006】そこで、この発明は、上述した問題点等に
鑑み、簡単な構造のもので、すべての位置の車台への車
輌出し入れを容易に行えるようにすると共に、制御も容
易に行える複数段複数列車輌格納装置及びその車輌格納
装置の使用方法の提供を課題として創出されたものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、略水平に積
み重ね可能な複数の車台と、これらの車台を上下方向へ
それぞれ昇降可能にガイドするガイド柱と、それぞれの
車台間を、少なくとも車輌の高さ以上の間隔を明けて連
結すると共に適宜長さまで伸縮自在、或いは、折曲げ自
在に形成した車台連結具と、最上の車台を昇降させる車
台昇降装置とからなる複数段車輌格納装置を形成し、こ
の複数段車輌格納装置を、 2段目以上の車輌格納部とす
べく複数列並設すると共に、 1段目には、複数段車輌格
納装置が並設される方向へ横行すべく形成した車台を、
並設された複数段車輌格納装置の数よりも少なくとも 1
台以上少ない台数配設し、前記複数段車輌格納装置の各
車台は、それぞれ 1段目の位置まで降下可能に形成した
複数段複数列車輌格納装置により、上述した課題を解決
する。
【0008】又、車台昇降装置を、最上の車台を引き上
げる可撓性を有するチェーン或いは索条の如き牽引体
と、この牽引体を巻き上げる巻取装置とから構成し、或
いは、車台連結具を、適当な滑節を介して適数箇所折曲
げ可能な帯状体にて形成したことにより、上述した課題
を解決する。
【0009】更に、その時に、複数段車輌格納装置とし
て、その車台の数を 2台或いは 3台としたことにより最
適な制御を可能にすることにより、上述した課題を解決
する。
【0010】一方、略水平に積み重ね可能な複数の車台
と、これらの車台を上下方向へそれぞれ昇降可能にガイ
ドするガイド柱と、それぞれの車台間を、少なくとも車
輌の高さ以上の間隔を明けて連結すると共に適宜長さま
で伸縮自在、或いは、折曲げ自在に形成した車台連結具
と、最上の車台を昇降させる車台昇降装置とからなる複
数段車輌格納装置を形成し、この複数段車輌格納装置
を、 2段目以上の車輌格納部とすべく複数列並設すると
共に、 1段目には、複数段車輌格納装置が並設される方
向へ横行すべく形成した車台を、並設された複数段車輌
格納装置の数よりも少なくとも 1台以上少ない台数配設
し、前記複数段車輌格納装置の各車台は、それぞれ 1段
目の高さまで降下可能に形成した複数段複数列車輌格納
装置の使用方法において、先ず 1段目の車台への車輌の
出し入れは、 1段目の車台をそのままの位置、或いは、
適位置まで横行させて行い、 2段目の車台への車輌の出
し入れは、その車輌の出し入れを行う車台を有する複数
段車輌格納装置の下に位置している 1段目の車台を横に
移動させて 1段目のスペースをあけておき、そのあいて
いるスペースに複数段車輌格納装置の最下段の車台を降
下させて行い、 3段目以上の車台への車輌の出し入れ
は、先ず、 2段目の車台と同様に、その車輌の出し入れ
を行う車台を有する複数段車輌格納装置の下に位置して
いる 1段目の車台を横に移動させて 1段目のスペースを
あけておき、次に、複数段車輌格納装置における出し入
れすべき車台の下に位置する車台に車輌が存在するとき
にはそれぞれの車台を 1段目まで下降させてそれらに存
在する車輌を送り出し、その後、出し入れすべき車台を
1段目の位置まで下降させて車輌の出し入れを行う複数
段複数列車輌格納装置の使用方法により、上述した課題
を解決するものである。
【0011】
【作用】この発明に係る複数段複数列車輌格納装置及び
その車輌格納装置の使用方法は、略水平に積み重ね可能
な複数の車台と、これらの車台を上下方向へそれぞれ昇
降可能にガイドするガイド柱と、それぞれの車台間を、
少なくとも車輌の高さ以上の間隔を明けて連結すると共
に適宜長さまで伸縮自在、或いは、折曲げ自在に形成し
た車台連結具と、最上の車台を昇降させる車台昇降装置
とからなる複数段車輌格納装置を形成し、この複数段車
輌格納装置を、 2段目以上の車輌格納部とすべく複数列
並設すると共に、 1段目には、複数段車輌格納装置が並
設される方向へ横行すべく形成した車台を、並設された
複数段車輌格納装置の数よりも少なくとも 1台以上少な
い台数配設し、前記複数段車輌格納装置の各車台は、そ
れぞれ 1段目の高さまで降下可能に形成した複数段複数
列車輌格納装置を設ける。
【0012】そして、先ず 1段目の車台への車輌の出し
入れの場合は、 1段目の車台をそのままの位置、或い
は、適位置まで横行させて行う。
【0013】そして、 2段目の車台への車輌の出し入れ
の場合は、その車輌の出し入れを行う車台を有する複数
段車輌格納装置の下に位置している 1段目の車台を横に
移動させて 1段目のスペースをあけておき、そのあいて
いるスペースに複数段車輌格納装置の最下段の車台を降
下させて行うものである。
【0014】又、 3段目以上の車台への車輌の出し入れ
は、先ず、 2段目の車台と同様に、その車輌の出し入れ
を行う車台を有する複数段車輌格納装置の下に位置して
いる1段目の車台を横に移動させて 1段目のスペースを
あけておき、次に、複数段車輌格納装置における出し入
れすべき車台の下に位置する車台に車輌が存在するとき
にはそれぞれの車台を 1段目まで下降させてそれらに存
在する車輌を順次送り出し、その後、出し入れすべき車
台を 1段目の位置まで下降させて車輌の出し入れを行う
ものである。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の一実施例を
説明すると次の通りである。
【0016】すなわち、図に示す符号1は複数段車輌格
納装置であり、略水平に積み重ね可能な複数の車台2
と、これらの車台2を上下方向へそれぞれ昇降可能にガ
イドするガイド柱3と、それぞれの車台2間を、少なく
とも車輌21の高さ以上の間隔を明けて連結すると共に
適宜長さまで伸縮自在、或いは、折曲げ自在に形成した
車台連結具4と、最上の車台2を昇降させる車台昇降装
置5とからなる。
【0017】そして、この複数段車輌格納装置1は、 2
段目以上の車輌格納部とすべく複数列並設すると共に、
1段目には、複数段車輌格納装置1が並設される方向へ
横行すべく形成した横行車台6を、並設された複数段車
輌格納装置1の数よりも少なくとも 1台以上少ない台数
配設し、前記複数段車輌格納装置1の各車台2は、それ
ぞれ 1段目の位置まで降下可能に形成してある。
【0018】そして、複数段車輌格納装置1の具体的な
構造は、次の通りである。
【0019】すなわち、複数段車輌格納装置1の車台2
は、車輌21を載置する台板と、この台板の両方の側部
に立設した状態に形成されている側枠とからなる。又、
車台2は、複数のものを上下方向へ略水平に積み重ね可
能となっていて、その時に、最も下に位置する車台2
は、その車台2が接地したときに台板も全体がほぼ接地
するように形成されており、その上の車台2は、重ねた
時には側枠が積み重ねた状態となるが、その状態で上の
車台2の台板が下の車台2の台板にほぼ接触するように
側枠よりも下方へ位置させるべく断面形状で上向き幅広
コ字状に形成する。
【0020】図示した複数段車輌格納装置1は、車台2
が 2段であるが、 3段でも良く、それ以上でも良いこと
はいうまでもない。
【0021】このように形成した車台2は、ガイド柱3
を 4本立設しておいてこれらの中に複数を台板が平行の
状態で上下方向へそれぞれ移動可能に配するものであ
る。このガイド柱3は、例えば車台2の角部をローラー
(図示せず)の如きものでガイドするように形成され、
又、この様にガイドするガイド柱3は、例えば、車台2
の縦列を 4列形成する場合は、図示の如く10本のガイド
柱3を立設すれば良く、全体的には、上方において両側
の側梁6、中梁7、前梁8等により全体で枠体を形成し
てある。
【0022】そして、縦列に配されている複数の車台2
同士は、それぞれの側枠同士を適数本の車台連結具4に
よって連結されており、この車台連結具4は、それぞれ
の車台2間を、少なくとも車輌21の高さ以上の間隔を
明けて連結するようにし、適宜長さまで伸縮自在、或い
は、折曲げ自在に形成されている。又、その場合に、図
示例にあっては、車台連結具4は、図5に示すように、
中間に長さの短い中間軸止具4bを介して軸止ピン4c
によって連結することで 2本の連結帯板4aを屈曲自在
に配し少なくとも 2箇所にて屈曲するリンク状に形成し
てある。そうすることで、車台2と車台2とが重なった
ときに、車台連結具4の屈曲部分に無理がかからず、逆
に延ばした状態では強度的に優れたものとなるものであ
る。
【0023】この様にして配された車台2群は、そのう
ちの最上の車台2を車台昇降装置5によって昇降させる
ように形成されている。
【0024】この車台昇降装置5は、最上の車台2を引
き上げる可撓性を有するチェーン或いは索条の如き牽引
体10と、この牽引体10を巻き上げる巻取装置とから
構成されている。
【0025】この巻取装置は、図3に示すように、牽引
体10を巻き上げ送り出す巻取部11と、駆動装置13
と、この駆動装置13による駆動力を巻取部11に伝達
する駆動軸12と、前記側梁7、中梁8にそれぞれ取付
けられて巻取部11によって水平方向へ巻き取り送り出
されるものを上下(垂直)方向への動きに変える中間支
点部14と、駆動装置13を制御して駆動軸12を正逆
回転させ牽引体10の巻き取り送り出しを行わせる操作
部15とからなる。
【0026】そして、牽引体10は、 1台の最上の車台
2に対して、例えばそれぞれ 4本ずつの牽引体10が連
結されてあって、それぞれが駆動装置13の駆動回転に
よりバランスをとって巻き上げ送り出しできるようにし
てある。
【0027】この複数段車輌格納装置1は、次のように
作動する。
【0028】すなわち、最初は複数の車台2を地上に重
ねて配してその最上の車台2に車輌21を移動載置でき
るようにする。
【0029】そして、最上の車台2に車輌21を移動さ
せて載置したら、適宜長さまで伸縮自在、或いは、折曲
げ自在に形成した車台連結具4のうち、最上の車台2と
その下の 2番目の車台2との間の車台連結具4が伸びき
るまで最上の車台2を車台昇降装置によって引き上げ
る。その後、その 2番目の車台2に車輌21を移動させ
て載置する。
【0030】図示の場合は 2段であるからこの段階で終
了するが、その以上の段数の場合は、その次に、 2番目
の車台2と、その下の 3番目の車台2との間の車台連結
具4が伸び切るまで最上の車台2を車台昇降装置によっ
て引き上げ、その 3番目の車台2にも車輌21を載置
し、これを順次繰り返して最下部の車台2まで車輌21
を載置したら、更に、車輌21の高さよりも若干高い位
置まで最下部の車台2が上昇するように最上の車台2を
車台昇降装置によって引き上げて、最下部の車台2の下
に車輌21を入れすべての車輌格納を完了する。
【0031】一方、格納した車輌21を出すときには、
まず、最下部の車台2の下の車輌21を出し、その後、
車台昇降装置を作動させて最下部の車台2を地上まで降
ろし、そこの車輌21を出し、次にその上の車台2を最
下部の車台2に重ねるようにして地上まで降ろしそこの
車輌21を出す。この作業を繰り返して最上の車台2ま
で全て重ねるようにして地上に降ろしその上の車輌21
を出すことで全ての作業が完了するものである。
【0032】このように形成した複数段車輌格納装置1
は、前述したように、 2段目以上の車輌格納部とすべく
複数列並設されていて、各車台2は、それぞれ 1段目の
位置まで降下可能に形成してある。
【0033】そのため、複数段車輌格納装置1のガイド
柱3は、 1段目まで延設してそれ自体で全体の支柱とし
て形成してある。
【0034】このように形成された 1段目には前記横行
車台6が、並設された複数段車輌格納装置1の数よりも
少なくとも 1台以上少ない台数配設してある。つまり、
横行車台6が横行するために1 台分のスペースをあけて
おくようにする。
【0035】この横行車台6は、前記車台2の形状と同
様に断面形状で上向き幅広コ字状に形成され、図4に示
すように、複数段車輌格納装置1の並設方向に 2本配さ
れている横行レール16上をスライドするように形成さ
れている。
【0036】そして、この横行車台6は、横行レール1
6上をスライドさせるべく裏面に横行車輪6bを配する
ように形成される関係で、横行車台6自体は若干設面よ
り離れている。そのために、横行車台6の全面に車輌2
1の出し入れを容易にすべく傾斜板6aが取付けてあ
る。
【0037】又、横行車台6の裏面の横行車輪6bは、
横行車台6の前後方向に配されている車輪軸6cに軸支
されて横行車輪6bの位置で回転自在に配され、この車
輪軸6cを、横行車台6の個々の後部に設けたモーター
の如き駆動装置6dによって駆動回転させることで横行
車台6をその横方向へ自走させるように形成されてい
る。
【0038】このように形成された複数段複数列車輌格
納装置は、次のようにして使用する。
【0039】すなわち、図6乃至図8に示すように、左
から 1番目の 1段目から上に順にA1,A2,A3ポジ
ションとし、これを右に向ってB1,B2,B3ポジシ
ョン、C1,C2,C3ポジション、D1,D2,D3
ポジションとすると、先ず 1段目の横行車台6への車輌
の出し入れは、その横行車台6をそのままの位置、或い
は、適位置まで横行させて行う。
【0040】次に、 2段目の車台2への車輌の出し入れ
は、先ず、その車輌の出し入れを行う車台2を有する複
数段車輌格納装置1、例えばC系列の複数段車輌格納装
置1の下に位置している 1段目の横行車台6をC1ポジ
ションからB1ポジションに横行移動させ 1段目のC1
ポジションのスペースをあけておく。
【0041】次に、そのC1ポジションのスペースに、
図7に示すように、複数段車輌格納装置1の最下段の車
台2、つまり、C2ポジションに位置していた車台2を
降下させる。それによって、C1ポジションは 1段目で
あるからその位置で車輌の出し入れを行うことができ
る。C2ポジションに位置していた車台2の下降は、複
数段車輌格納装置1が牽引体10の巻き上げ送り出しで
車台2を上昇下降させるから、C3ポジションに位置し
ていた車台2と共に下降し、この車台2はC2ポジショ
ンに位置することになる。
【0042】更に、 3段目以上の車台2への車輌の出し
入れは、図8に示すように、 2段目の車台2の車輌を出
した後、車台2を 1段目まで下降させてそれらに存在す
る車輌2を送り出し、その後、出し入れすべき車台2、
つまり、この場合にはC2ポジションに位置している車
台2を、 1段目の位置、つまりC1ポジションまで下降
させてその前にC1ポジションに位置していた車台2の
上へ重ね、車輌の出し入れを行うものである。
【0043】これは、図示のように 3段の横行車台6と
車台2とを有するものの使用状態を説明したが、 4段で
あっても同様であり、又、 2段目に位置している車台2
に車輌が存在していなければ 3段目の車台2を一気に下
降させて 1段目に位置させて車輌の出し入れを行うよう
にするものである。
【0044】尚、この発明は、前述した実施例に限定さ
れることがないことは言うまでもない。
【0045】
【発明の効果】上述の如く構成したこの発明は、略水平
に積み重ね可能な複数の車台2と、これらの車台2を上
下方向へそれぞれ昇降可能にガイドするガイド柱3と、
それぞれの車台2間を、少なくとも車輌21の高さ以上
の間隔を明けて連結すると共に適宜長さまで伸縮自在、
或いは、折曲げ自在に形成した車台連結具4と、最上の
車台2を昇降させる車台昇降装置5とからなる複数段車
輌格納装置1を形成し、この複数段車輌格納装置1を、
2段目以上の車輌格納部とすべく複数列並設すると共
に、 1段目には、複数段車輌格納装置1が並設される方
向へ横行すべく形成した車台6を、並設された複数段車
輌格納装置1の数よりも少なくとも 1台以上少ない台数
配設し、前記複数段車輌格納装置1の各車台2は、それ
ぞれ 1段目の高さまで降下可能に形成した複数段複数列
車輌格納装置であるから、 1段目にてスペースを一つあ
けておいて、車台6を横行させることでそのスペースを
2段目以上の構成である複数段車輌格納装置1に対し
て、どの位置の複数段車輌格納装置1であってもその下
のスペースをあけることが可能であるから、その複数段
車輌格納装置1の車台2に格納される車輌21の出し入
れを容易に行うことができる。
【0046】しかも、 2段目以上の複数段車輌格納装置
1自体が、それぞれ 1台の駆動装置によって車台2の昇
降でき得る機構であるから、従来の複数段複数列車輌格
納装置のように個々に駆動装置等が設置してある構造の
ものにくらべて大幅なコストダウンを図ることができ、
機能的にみてもさほど差がなく、非常に優れた構造とす
ることができた。
【0047】そして、その使用方法にあっても、先ず 1
段目の車台6への車輌の出し入れの場合は、 1段目の車
台6をそのままの位置、或いは、適位置まで横行させて
行う。
【0048】そして、 2段目の車台2への車輌21の出
し入れの場合は、その車輌21の出し入れを行う車台2
を有する複数段車輌格納装置1の下に位置している 1段
目の車台6を横に移動させて 1段目のスペースをあけて
おき、そのあいているスペースに複数段車輌格納装置1
の最下段の車台2を降下させて行い、 3段目以上の車台
2への車輌21の出し入れは、先ず、 2段目の車台2と
同様に、その車輌21の出し入れを行う車台2を有する
複数段車輌格納装置1の下に位置している 1段目の車台
6を横に移動させて 1段目のスペースをあけておき、次
に、複数段車輌格納装置1における出し入れすべき車台
2の下に位置する車台2に車輌が存在するときにはそれ
ぞれの車台2を 1段目まで下降させてそれらに存在する
車輌21を順次送り出し、その後、出し入れすべき車台
2を 1段目の位置まで下降させて車輌21の出し入れを
行うようにするものである。
【0049】従って、その操作もさほど面倒でなく、各
段のどの位置の車輌21でも簡単に出し入れを行うこと
ができるものである。
【0050】このように、この発明によれば、簡単な構
造のもので、すべての位置の車台への車輌出し入れを容
易に行えるようにすると共に、制御も容易に行えるもの
で、装置の安価な提供と操作性との両方を兼ね備えるこ
とを可能とすることができる等の種々の優れた効果を奏
するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】複数段複数列車輌格納装置の一実施例の斜視図
である。
【図2】複数段複数列車輌格納装置の一実施例の正面図
である。
【図3】複数段複数列車輌格納装置の一実施例の側面図
である。
【図4】横行車台の一実施例の要部側面図である。
【図5】車台連結具の一実施例の要部斜視図である。
【図6】複数段複数列車輌格納装置の使用方法の一実施
例における第1段階の概略説明図である。
【図7】複数段複数列車輌格納装置の使用方法の一実施
例における第2段階の概略説明図である。
【図8】複数段複数列車輌格納装置の使用方法の一実施
例における第3段階の概略説明図である。
【符号の説明】
1 複数段車輌格納装置 2 車台 3 ガイド柱 4 車台連
結具 4a 連結帯板 4b 中間
軸止具 4c 軸支ピン 5 車台昇
降装置 6 横行車台 6a 傾斜
板 6b 横行車輪 6c 車輪
軸 6d 駆動装置 7 側梁 8 中梁 9 前梁 10 牽引体 11 巻取
部 12 駆動軸 13 駆動
装置 14 支点部 15 操作
部 16 横行レール 21 車輌

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略水平に積み重ね可能な複数の車台と、
    これらの車台を上下方向へそれぞれ昇降可能にガイドす
    るガイド柱と、それぞれの車台間を、少なくとも車輌の
    高さ以上の間隔を明けて連結すると共に適宜長さまで伸
    縮自在、或いは、折曲げ自在に形成した車台連結具と、
    最上の車台を昇降させる車台昇降装置とからなる複数段
    車輌格納装置を形成し、この複数段車輌格納装置を、 2
    段目以上の車輌格納部とすべく複数列並設すると共に、
    1段目には、複数段車輌格納装置が並設される方向へ横
    行すべく形成した車台を、並設された複数段車輌格納装
    置の数よりも少なくとも 1台以上少ない台数配設し、前
    記複数段車輌格納装置の各車台は、それぞれ 1段目の位
    置まで降下可能に形成したことを特徴とする複数段複数
    列車輌格納装置。
  2. 【請求項2】 車台昇降装置は、最上の車台を引き上げ
    る可撓性を有するチェーン或いは索条の如き牽引体と、
    この牽引体を巻き上げる巻取装置とから構成した請求項
    1記載の複数段複数列車輌格納装置。
  3. 【請求項3】 車台連結具は、適当な滑節を介して適数
    箇所折曲げ可能な帯状体にて形成した請求項1又は2記
    載の複数段複数列車輌格納装置。
  4. 【請求項4】 複数段車輌格納装置は、その車台の数を
    2台或いは 3台とした請求項1又は2又は3記載の複数
    段複数列車輌格納装置。
  5. 【請求項5】 略水平に積み重ね可能な複数の車台と、
    これらの車台を上下方向へそれぞれ昇降可能にガイドす
    るガイド柱と、それぞれの車台間を、少なくとも車輌の
    高さ以上の間隔を明けて連結すると共に適宜長さまで伸
    縮自在、或いは、折曲げ自在に形成した車台連結具と、
    最上の車台を昇降させる車台昇降装置とからなる複数段
    車輌格納装置を形成し、この複数段車輌格納装置を、 2
    段目以上の車輌格納部とすべく複数列並設すると共に、
    1段目には、複数段車輌格納装置が並設される方向へ横
    行すべく形成した車台を、並設された複数段車輌格納装
    置の数よりも少なくとも 1台以上少ない台数配設し、前
    記複数段車輌格納装置の各車台は、それぞれ 1段目の高
    さまで降下可能に形成した複数段複数列車輌格納装置の
    使用方法において、先ず 1段目の車台への車輌の出し入
    れは、 1段目の車台をそのままの位置、或いは、適位置
    まで横行させて行い、 2段目の車台への車輌の出し入れ
    は、その車輌の出し入れを行う車台を有する複数段車輌
    格納装置の下に位置している 1段目の車台を横に移動さ
    せて 1段目のスペースをあけておき、そのあいているス
    ペースに複数段車輌格納装置の最下段の車台を降下させ
    て行い、 3段目以上の車台への車輌の出し入れは、先
    ず、 2段目の車台と同様に、その車輌の出し入れを行う
    車台を有する複数段車輌格納装置の下に位置している 1
    段目の車台を横に移動させて 1段目のスペースをあけて
    おき、次に、複数段車輌格納装置における出し入れすべ
    き車台の下に位置する車台に車輌が存在するときにはそ
    れぞれの車台を 1段目まで下降させてそれらに存在する
    車輌を送り出し、その後、出し入れすべき車台を 1段目
    の位置まで下降させて車輌の出し入れを行うことを特徴
    とする複数段複数列車輌格納装置の使用方法。
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