JPH06257225A - 角形鋼管柱或いは角形鋼管コンクリート柱と梁の仕口構造 - Google Patents

角形鋼管柱或いは角形鋼管コンクリート柱と梁の仕口構造

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JPH06257225A
JPH06257225A JP5046665A JP4666593A JPH06257225A JP H06257225 A JPH06257225 A JP H06257225A JP 5046665 A JP5046665 A JP 5046665A JP 4666593 A JP4666593 A JP 4666593A JP H06257225 A JPH06257225 A JP H06257225A
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steel pipe
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square steel
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Toshiyuki Fukumoto
敏之 福元
Nobuyuki Hayashi
信之 林
Toshiaki Tauchi
敏昭 田内
Takayuki Inoue
貴之 井上
Fumitoshi Sakuramoto
文敏 桜本
Akio Tomita
昭夫 富田
Seiichi Muramatsu
清一 村松
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 縦形補強部材3の溶接性を考慮し、かつ建方
時に本締め可能な角形鋼管柱或いは角形鋼管コンクリー
ト柱1、2とH形鉄骨梁7の仕口構造を提供する。 【構成】 仕口の十字方向で、縦形補強部材3の一方向
を溶接構造とし、他の方向を長締めボルト5のバックア
ップとして構成する構造の仕口で、困難な溶接から解放
され、建方時に長締めボルト5の本締めが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】角形鋼管柱或いは角形鋼管コンク
リート柱1、2とH形鉄骨梁7の仕口構造に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】角形鋼管柱1にコンクリートが充填され
ると、剛性の他、圧縮耐力や曲げ耐力の増大が期待出来
る。また純鉄骨構造よりも工場での加工が少なくてす
み、たとえコンクリート打設・硬化の時間を考慮して
も、角形鋼管コンクリート柱の方が全工程は短縮できる
とされている。そこで角形鋼管柱1、2とH形鉄骨梁7
との接合部の補強は、コンクリートの充填性或いは納ま
りのよい方法が望まれる。従来用いられている方法の一
つは図1に示すように、角形鋼管柱1、2とH形鉄骨梁
7の接合部の、角形鋼管柱1、2の内部に、十字型縦補
強部材8を溶接する方法が広く用いられている。図2は
図1のB−B断面図である。
【0003】この方法は2枚の短冊状の部材1と、2枚
の短冊状の部材2の長辺を溶接して角形鋼管柱を形成す
る場合に応用される。先ず2枚の短冊状の部材1と、1
枚の短冊状の部材2の、角形鋼管柱とH形鉄骨梁7の接
合部に、十字型縦補強部材8を予め溶接して短冊状の部
材をU字状に形成しておき、残り1枚の短冊状の部材2
でU字状構造物を、蓋閉して角形鋼管柱を形成するが、
H形鉄骨梁7から伝えられる荷重に対する耐力は、短冊
状の部材と十字型縦補強部材8が完全に溶接されていな
いと発揮できない。
【0004】しかるに、前記十字型縦補強部材8と短冊
状の部材2は、A部で溶接することが極めて困難で特殊
な方法を講じなければならないという欠点をもつ。
【0005】また、図3のように長締めボルト工法を適
用した場合は、スプリットT4で相対峙する角形鋼管柱
の二辺を挟持し、長締めボルトで挟締する。図4は図3
のC−C断面図である。この場合建方時に長締めボルト
の本締めを行うと、角形鋼管柱が凹型変形して好ましく
ない。従ってコンクリート打設後本締めを行うのが普通
で、工期を要するという欠点を持つ。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明が解決しよう
とする課題は次の通りである。
【0007】(イ)コンクリートの充填性、納まりの良
さを損なはずにH形鉄骨梁7から伝わる応力に対して補
強する。
【0008】(ロ)縦形補強部材3の溶接・取付を容易
にする。
【0009】(ハ)コンクリートの充填前に、長締めボ
ルトの本締めが出来、工期が短縮できる。
【0010】以上のような角形鋼管柱1、2とH形鉄骨
梁7の、仕口構造を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】角形鋼管柱1、2の内側
に内接するように、複数の縦形板を互いに面直交するよ
うに組み合わせて、補強部材3を構成する。
【0012】角形鋼管柱1、2を構成する2枚の短冊状
の部材1の、H形鉄骨梁7のフランジを接合しようとす
る部位に、前記補強部材3の相対峙する両端を溶接す
る。
【0013】前記補強部材3と2枚の短冊状の部材1で
構成された構造物に他の2枚の短冊状の部材2を蓋閉し
て、長辺をそれぞれ溶接して角形鋼管柱1、2を形成す
る。
【0014】補強部材3を溶接した短冊型の部材1に
は、H形鉄骨梁7のフランジを直接溶接して十字型仕口
の一方向を構成する。
【0015】短冊状部材2を蓋閉した側には角形鋼管柱
1、2の外側から、スプリットT4を積重し、角形鋼管
柱1、2を長締めボルトで挟締する。
【0016】前記スプリットT4にH形鉄骨梁7のフラ
ンジを取着して十字型仕口の他方向を構成する。
【0017】
【実施例】図5に実施例を示す。図6は図5のD−D断
面図であり、図7は図5のE−E断面図である。図5に
於いて2枚の短冊状の部材1の、H形鉄骨梁7のフラン
ジを溶接しょうとする部位に、「キ」字型の縦板て構成
された補強部材3の左右を溶接する。しかる後、2枚の
短冊状の部材2を蓋閉するように当てがい互いの長辺を
溶接して柱状を形成する。
【0018】「キ」字状の縦板で構成された補強部材3
を溶接した方の短冊状の部材1には、H形鉄骨梁7のフ
ランジを直接溶接して十字型仕口の一方向を構成し、前
記2枚の短冊状の部材1を蓋閉するように溶接した短冊
状の部材2には角形鋼管柱1、2の外側からスプリット
T4を積重して、長締めボルト5及びナット6で角形鋼
管柱1、2を挟締し、該スプリットT4に接合すべきH
形鉄骨梁7のフランジを、直接溶接するかボルト締結し
て十字型仕口の他方向を構成する。
【0019】図5の実施例では、E−E方向に2枚の縦
板で、またD−D方向には1枚の縦板で、補強部材が構
成されているが、それぞれ2枚以上の縦板で補強部材3
を構成することも可能である。図8は補強部材3と長締
めボルト5及びナット6の他の例である。
【0020】
【発明の効果】この発明の効果は、次の通りである。
【0021】(イ)コンクリートの充填性を損なわない
ため、縦板を組み合わせた補強部材3を用い、相対峙す
る一方向はH形鉄骨梁7からの剪断耐力を持たせるため
に、角形鋼管柱1、2を構成する短冊状の部材1に補強
部材3を溶接するが、他の方向は長締めボルト5のバッ
クアップとして、補強部材3を用い短冊状の部材2に補
強部材3を溶接する必要がなく困難な溶接作業から解放
される。
【0022】(ロ)長締めボルト5で角形鋼管柱1、2
を挟締しても補強部材3がバックアップするので、角形
鋼管柱の凹型変形を起こすことなく、建方時に本締めが
可能になる。従って、コンクリートを充填して硬化する
まで待つ必要がないので工期の短縮になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の十字型縦補強8を用いた場合の図であ
る。
【図2】図1のB−B断面図である。
【図3】従来の長締めボルト5を応用した図である。
【図4】図3のC−C断面図である。
【図5】こき発明の実施例を示す図である。
【図6】図5のD−D断面図である。
【図7】図5のE−E断面図である。
【図8】複数の縦形板を互いに面直交するように組み合
わせた補強部材3と、長締めボルト5及びナット6の図
である。
【符号の説明】
1・・・短冊状の部材1、2・・・短冊状の部材2、3
・・・補強部材、4・・・スプリットT、5・・・長締
めボルト、6・・・ナット、7・・・H形鉄骨梁、8・
・・十字型縦補強
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 貴之 東京都調布市飛田給2丁目19番1号 鹿島 建設株式会社技術研究所内 (72)発明者 桜本 文敏 東京都調布市飛田給2丁目19番1号 鹿島 建設株式会社技術研究所内 (72)発明者 富田 昭夫 東京都港区元赤坂1丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (72)発明者 村松 清一 東京都港区元赤坂1丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 角形鋼管柱1、2の内側に内接するよう
    に、複数の縦形板を互いに面直交するように組み合わせ
    て、補強部材3を構成し、角形鋼管柱1、2を構成する
    2枚の短冊状の部材1の、H形鉄骨梁7のフランジを接
    合しようとする部位に、前記補強部材3の相対峙する両
    端を溶接し、前記補強部材3と2枚の短冊状の部材1で
    構成された構造物に他の2枚の短冊状の部材2を蓋閉し
    て、長辺をそれぞれ溶接して角形鋼管柱1、2を形成
    し、補強部材3を溶接した短冊型の部材1には、H形鉄
    骨梁7のフランジを直接溶接して十字型仕口の一方向を
    構成し、短冊状部材2を蓋閉した側には角形鋼管柱1、
    2の外側から、スプリットT4を積重し、角形鋼管柱
    1、2を長締めボルトで挟締する。前記スプリットT4
    にH形鉄骨梁7のフランジを取着して十字型仕口の他方
    向を構成してなることを特徴とする角形鋼管柱と梁の仕
    口構造。
  2. 【請求項2】 角形鋼管柱にコンクリートを充填した、
    請求項1記載の角形鋼管コンクリート柱と梁の仕口構
    造。
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CN105040832A (zh) * 2015-08-07 2015-11-11 河海大学 宽翼缘双侧加横向拉杆的h型钢柱与h型钢梁连接节点
CN106400957A (zh) * 2016-06-07 2017-02-15 西安建筑科技大学 一种全预制装配式梁柱节点
CN108978860A (zh) * 2018-09-29 2018-12-11 沈阳工业大学 一种钢管混凝土柱-钢管混凝土梁节点连接结构
CN114876264A (zh) * 2022-04-28 2022-08-09 西安建筑科技大学 一种钢管混凝土柱与h型梁相连的梁端插入装配式节点

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JPH04213641A (ja) * 1990-12-10 1992-08-04 Natl House Ind Co Ltd 柱への梁取付け金具の接合構造

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