JP2674460B2 - 角形鋼管コンクリート柱とｈ型鉄骨梁の仕口構造 - Google Patents
角形鋼管コンクリート柱とｈ型鉄骨梁の仕口構造Info
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- JP2674460B2 JP2674460B2 JP5048099A JP4809993A JP2674460B2 JP 2674460 B2 JP2674460 B2 JP 2674460B2 JP 5048099 A JP5048099 A JP 5048099A JP 4809993 A JP4809993 A JP 4809993A JP 2674460 B2 JP2674460 B2 JP 2674460B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】角形鋼管コンクリート柱とＨ形鉄
骨梁の仕口構造に関するものである。
骨梁の仕口構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】角形鋼管柱１にコンクリートが充填され
ると、剛性の他、圧縮耐力や曲げ耐力の増大が期待出来
る。また純鉄骨構造よりも補強材が軽微になるため工場
で加工等の時間が省力出来、たとえコンクリート打設・
硬化の時間を考慮しても角形鋼管コンクリ−ト柱の方が
全工程は短縮できるとされている。角形鋼管柱１にＨ形
鉄骨梁２を接合する仕口の部分は、Ｈ形鉄骨梁２の応力
を角形鋼管柱１に伝えるため必ず何らかの補強を要す
る。例えば内部ダイアフラム方式だと、ダイアフラムに
コンクリート打設用の孔をあけなければならないが、孔
の下部に充分コンクリートが充填されるかどうか疑問が
残る。そこでコンクリートの充填性をよくするために、
外部ダイアフラム方式の他種々の方法が考案されている
が、通しボルト方式もその中の一法である。
ると、剛性の他、圧縮耐力や曲げ耐力の増大が期待出来
る。また純鉄骨構造よりも補強材が軽微になるため工場
で加工等の時間が省力出来、たとえコンクリート打設・
硬化の時間を考慮しても角形鋼管コンクリ−ト柱の方が
全工程は短縮できるとされている。角形鋼管柱１にＨ形
鉄骨梁２を接合する仕口の部分は、Ｈ形鉄骨梁２の応力
を角形鋼管柱１に伝えるため必ず何らかの補強を要す
る。例えば内部ダイアフラム方式だと、ダイアフラムに
コンクリート打設用の孔をあけなければならないが、孔
の下部に充分コンクリートが充填されるかどうか疑問が
残る。そこでコンクリートの充填性をよくするために、
外部ダイアフラム方式の他種々の方法が考案されている
が、通しボルト方式もその中の一法である。
【０００３】従来一般に用いられる通しボルト方式の構
造を図１に示す。この構造では角形鋼管柱１にコンクリ
ートを打設する前に本締めを行うと、角形鋼管柱１が凹
型変形起こして好ましくないため、コンクリート打設後
通しボルト４、ナット５の本締めを行うのが普通であ
る。
造を図１に示す。この構造では角形鋼管柱１にコンクリ
ートを打設する前に本締めを行うと、角形鋼管柱１が凹
型変形起こして好ましくないため、コンクリート打設後
通しボルト４、ナット５の本締めを行うのが普通であ
る。
【０００４】この発明は、この欠点を解消し角形鋼管柱
１の建方時に通しボルト４、ナット５の本締めが出来、
かつコンクリートの充填性を損なはずにＨ形鉄骨梁２か
らの応力に対して補強となるような構造を提供する。
１の建方時に通しボルト４、ナット５の本締めが出来、
かつコンクリートの充填性を損なはずにＨ形鉄骨梁２か
らの応力に対して補強となるような構造を提供する。
【０００５】またこの構造はコンクリートを充填しない
でも通しボルトが本締め出来るためコンクリ−トが充填
されない柱にも応用することが出来る。
でも通しボルトが本締め出来るためコンクリ−トが充填
されない柱にも応用することが出来る。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】この発明が解決しよう
とする課題は次の通りである。
とする課題は次の通りである。
【０００７】（イ）コンクリートの充填性を損なはずに
Ｈ形鉄骨梁２から伝わる応力に対して補強する。
Ｈ形鉄骨梁２から伝わる応力に対して補強する。
【０００８】（ロ）通しボルト方式に於いて、角形鋼管
柱の建方時にボルトの本締めが出来、工期が短縮でき
る。
柱の建方時にボルトの本締めが出来、工期が短縮でき
る。
【０００９】（ハ）単ボルトやワンサイドボルトでも施
工出来る。
工出来る。
【００１０】（ニ）コンクリートを充填しない柱にも応
用出来る。
用出来る。
【００１１】以上のような角形鋼管柱１とＨ形鉄骨梁２
の仕口の継手構造を提供することである。
の仕口の継手構造を提供することである。
【００１２】
【課題を解決するための手段】請求項１は、角形鋼管柱
の、Ｈ型鉄骨梁を接合しようとする部位に、角形鋼管柱
の内部に接するクロスＨ型補強部材を配置し、角形鋼管
柱の外部がら、スプリットＴを積重し、該スプリットＴ
と前記クロスＨ型補強部材で、角形鋼管柱のフランジを
挟持し、直行する方向には段差を設けた通しボルトで締
結し、前記スプリットＴにＨ型鉄骨梁を固着しコンクリ
ートを充填することを特徴とした角形鋼管コンクリート
柱とＨ型鉄骨梁の仕口構造を主旨とする。
の、Ｈ型鉄骨梁を接合しようとする部位に、角形鋼管柱
の内部に接するクロスＨ型補強部材を配置し、角形鋼管
柱の外部がら、スプリットＴを積重し、該スプリットＴ
と前記クロスＨ型補強部材で、角形鋼管柱のフランジを
挟持し、直行する方向には段差を設けた通しボルトで締
結し、前記スプリットＴにＨ型鉄骨梁を固着しコンクリ
ートを充填することを特徴とした角形鋼管コンクリート
柱とＨ型鉄骨梁の仕口構造を主旨とする。
【００１３】請求項２は、角形鋼管柱の、Ｈ型鉄骨梁を
接合しようとする部位に、角形鋼管柱の内部に接するク
ロスＨ型補強部材を配置し、角形鋼管柱の外部から、ス
プリットＴを積重し、該スプリットＴと前記クロスＨ型
補強部材で、角形鋼管柱のフランジを挟持し、前記クロ
スＨ型補強部材にねじ孔を切削するか又はナットを溶接
し、角形鋼管フランジに設けたボルト孔を介して取着し
たスプリットＴにＨ型鉄骨梁を固着しコンクリートを充
填することを特徴とした角形鋼管コンクリート柱とＨ型
鉄骨梁の仕口構造を主旨とする。
接合しようとする部位に、角形鋼管柱の内部に接するク
ロスＨ型補強部材を配置し、角形鋼管柱の外部から、ス
プリットＴを積重し、該スプリットＴと前記クロスＨ型
補強部材で、角形鋼管柱のフランジを挟持し、前記クロ
スＨ型補強部材にねじ孔を切削するか又はナットを溶接
し、角形鋼管フランジに設けたボルト孔を介して取着し
たスプリットＴにＨ型鉄骨梁を固着しコンクリートを充
填することを特徴とした角形鋼管コンクリート柱とＨ型
鉄骨梁の仕口構造を主旨とする。
【００１４】その作用は次の通りである。
【００１５】（イ）コンクリートの充填性を損なはずに
Ｈ形鉄骨梁２から伝わる応力に対して補強する。
Ｈ形鉄骨梁２から伝わる応力に対して補強する。
【００１６】（ロ）通しボルト方式に於いて、角形鋼管
柱の建方時にボルトの本締めが出来、工期が短縮でき
る。
柱の建方時にボルトの本締めが出来、工期が短縮でき
る。
【００１７】（ハ）単ボルトやワンサイドボルトでも施
工出来る。
工出来る。
【００１８】（ニ）コンクリートを充填しない柱にも応
用出来る。
用出来る。
【００１９】
【実施例】以下図面に従ってし実施例を説明する。
【００２０】図３は、請求項１の実施例である。角形鋼
管柱１の、Ｈ型鉄骨梁２を接合しようとする部位に、角
形鋼管柱１の内部に接するクロスＨ型補強部材６を配置
し、角形鋼管柱１の外部から、スプリットＴ３を積重
し、該スプリットＴ３と前記クロスＨ型補強部材６で、
角形鋼管柱１のフランジを挟持し、直行する方向には段
差を設けた通しボルト４で締結し、前記スプリットＴ３
にＨ型鉄骨梁２を固着しコンクリートを充填したもので
ある。図４は図３のＡ−Ａ断面図である。
管柱１の、Ｈ型鉄骨梁２を接合しようとする部位に、角
形鋼管柱１の内部に接するクロスＨ型補強部材６を配置
し、角形鋼管柱１の外部から、スプリットＴ３を積重
し、該スプリットＴ３と前記クロスＨ型補強部材６で、
角形鋼管柱１のフランジを挟持し、直行する方向には段
差を設けた通しボルト４で締結し、前記スプリットＴ３
にＨ型鉄骨梁２を固着しコンクリートを充填したもので
ある。図４は図３のＡ−Ａ断面図である。
【００２１】図５は、請求項２の実施例である。角形鋼
管柱１の、Ｈ型鉄骨梁２を接合しようとする部位に、角
形鋼管柱１の内部に接するクロスＨ型補強部材６を配置
し、角形鋼管柱１の外部がら、スプリットＴ３を積重
し、該スプリットＴ３と前記クロスＨ型補強部材６で、
角形鋼管柱１のフランジを挟持し、前記クロスＨ型補強
部材６にねじ孔を切削するか又はナットを溶接し、角形
鋼管フランジに設けたボルト孔を介して取着したスプリ
ットＴ３にＨ型鉄骨梁を固着しコンクリートを充填した
ものである。クロスＨ部材６に、ねじ孔を形成するに充
分な肉厚がない場合は、ナットを溶接する。またワンサ
イドボルトを使用してもよい。図６は、図５のＢ−Ｂ断
面図である。
管柱１の、Ｈ型鉄骨梁２を接合しようとする部位に、角
形鋼管柱１の内部に接するクロスＨ型補強部材６を配置
し、角形鋼管柱１の外部がら、スプリットＴ３を積重
し、該スプリットＴ３と前記クロスＨ型補強部材６で、
角形鋼管柱１のフランジを挟持し、前記クロスＨ型補強
部材６にねじ孔を切削するか又はナットを溶接し、角形
鋼管フランジに設けたボルト孔を介して取着したスプリ
ットＴ３にＨ型鉄骨梁を固着しコンクリートを充填した
ものである。クロスＨ部材６に、ねじ孔を形成するに充
分な肉厚がない場合は、ナットを溶接する。またワンサ
イドボルトを使用してもよい。図６は、図５のＢ−Ｂ断
面図である。
【００２２】
【発明の効果】この発明の効果は、次の通りである。
【００２３】（イ）角形鋼管柱１とＨ形鉄骨梁２の仕口
部に於いて、Ｈ形鉄骨梁２から角形鋼管柱１に伝えられ
る応力に対する強度が増す。
部に於いて、Ｈ形鉄骨梁２から角形鋼管柱１に伝えられ
る応力に対する強度が増す。
【００２４】（ロ）通しボルト４でスプリットＴ３及び
補強部材６と共に角形鋼管柱１を挟締する時、角形鋼管
柱１にコンクリートを充填する前に本締めが出来、全体
の工期を短縮することが出来る。
補強部材６と共に角形鋼管柱１を挟締する時、角形鋼管
柱１にコンクリートを充填する前に本締めが出来、全体
の工期を短縮することが出来る。
【００２５】（ハ）単ボルト８やワンサイドボルトでも
施工出来る構造にすることが可能である。
施工出来る構造にすることが可能である。
【００２６】（ニ）荷重の小さい構造物ではコンクリー
トを充填しないでも角形鋼管柱１に凹型変形がないため
充分使用に耐える。
トを充填しないでも角形鋼管柱１に凹型変形がないため
充分使用に耐える。
【図１】従来の工法の構造を示す図である。
【図２】図１の上面図である。
【図３】この発明の実施例を示す図である。
【図４】図３のＡ−Ａ断面図である。
【図５】単ボルト８使用の例である。
【図６】図５のＢ−Ｂ断面図である。
１・・・角形鋼管柱、２・・・Ｈ形鉄骨梁、３・・・ス
プリットＴ、４・・・通しボルト、５・・・ナット、６
・・・クロスＨ部材、７・・・ねじ孔、８・・・単ボル
ト
プリットＴ、４・・・通しボルト、５・・・ナット、６
・・・クロスＨ部材、７・・・ねじ孔、８・・・単ボル
ト
Claims (2)
- 【請求項１】 角形鋼管柱の、Ｈ型鉄骨梁を接合しよう
とする部位に、角形鋼管柱の内部に接するクロスＨ型補
強部材を配置し、角形鋼管柱の外部から、スプリットＴ
を積重し、該スプリットＴと前記クロスＨ型補強部材
で、角形鋼管柱のフランジを挟持し、直行する方向には
段差を設けた通しボルトで締結し、前記スプリットＴに
Ｈ型鉄骨梁を固着しコンクリートを充填することを特徴
とした角形鋼管コンクリート柱とＨ型鉄骨梁の仕口構
造。 - 【請求項２】 角形鋼管柱の、Ｈ型鉄骨梁を接合しよう
とする部位に、角形鋼管柱の内部に接するクロスＨ型補
強部材を配置し、角形鋼管柱の外部がら、スプリットＴ
を積重し、該スプリットＴと前記クロスＨ型補強部材
で、角形鋼管柱のフランジを挟持し、前記クロスＨ型補
強部材にねじ孔を切削するか又はナットを溶接し、角形
鋼管フランジに設けたボルト孔を介して取着したスプリ
ットＴにＨ型鉄骨梁を固着しコンクリートを充填するこ
とを特徴とした角形鋼管コンクリート柱とＨ型鉄骨梁の
仕口構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5048099A JP2674460B2 (ja) | 1993-03-09 | 1993-03-09 | 角形鋼管コンクリート柱とｈ型鉄骨梁の仕口構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5048099A JP2674460B2 (ja) | 1993-03-09 | 1993-03-09 | 角形鋼管コンクリート柱とｈ型鉄骨梁の仕口構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06257226A JPH06257226A (ja) | 1994-09-13 |
| JP2674460B2 true JP2674460B2 (ja) | 1997-11-12 |
Family
ID=12793877
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5048099A Expired - Fee Related JP2674460B2 (ja) | 1993-03-09 | 1993-03-09 | 角形鋼管コンクリート柱とｈ型鉄骨梁の仕口構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2674460B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103510712A (zh) * | 2012-06-29 | 2014-01-15 | 中国有色金属工业第六冶金建设有限公司 | 多层h钢柱“┕┑”形空中对接施工工法 |
| KR102217178B1 (ko) * | 2019-01-17 | 2021-02-19 | 단국대학교 산학협력단 | 보강강판 및 관통볼트를 사용한 충전형 합성 보-기둥의 무용접 접합 구조체 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0481014A (ja) * | 1990-07-20 | 1992-03-13 | Fujitsu Ltd | 時定数回路 |
-
1993
- 1993-03-09 JP JP5048099A patent/JP2674460B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06257226A (ja) | 1994-09-13 |
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|---|---|---|---|
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