JPH0625716Y2 - 電磁連結装置 - Google Patents
電磁連結装置Info
- Publication number
- JPH0625716Y2 JPH0625716Y2 JP9796288U JP9796288U JPH0625716Y2 JP H0625716 Y2 JPH0625716 Y2 JP H0625716Y2 JP 9796288 U JP9796288 U JP 9796288U JP 9796288 U JP9796288 U JP 9796288U JP H0625716 Y2 JPH0625716 Y2 JP H0625716Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotary shaft
- drive
- coupling device
- electromagnetic coupling
- rotary
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Friction Gearing (AREA)
- Dynamo-Electric Clutches, Dynamo-Electric Brakes (AREA)
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この考案は、電磁クラッチ等の電磁連結装置の構造に関
するものである。
するものである。
［従来の技術］ 従来の電磁連結装置は、第４図に示すように構成され
る。この図中、１は図示しない駆動側歯車と噛み合う歯
部１ａを有する駆動回転部材で、中空円筒状の回転軸２
に相対回転可能に遊嵌されている。３はアーマチュア
で、駆動回転部材１に弾性部材４を介して固定されてい
る。５は回転伝達盤で、アーマチュア３との間に若干の
ギャップを有して回転軸２に固定されている。６は励磁
装置で、回転伝達盤５の側方に設けられヨーク６ａとコ
イル６ｂより成る。７は止め輪で、回転軸２に設けた溝
に嵌められていて駆動回転部材１が回転軸２から抜けな
いようにしている。
る。この図中、１は図示しない駆動側歯車と噛み合う歯
部１ａを有する駆動回転部材で、中空円筒状の回転軸２
に相対回転可能に遊嵌されている。３はアーマチュア
で、駆動回転部材１に弾性部材４を介して固定されてい
る。５は回転伝達盤で、アーマチュア３との間に若干の
ギャップを有して回転軸２に固定されている。６は励磁
装置で、回転伝達盤５の側方に設けられヨーク６ａとコ
イル６ｂより成る。７は止め輪で、回転軸２に設けた溝
に嵌められていて駆動回転部材１が回転軸２から抜けな
いようにしている。
以上の構成において、コイル６ｂを励磁すると回転伝達
盤５が磁化され、この磁力によりアーマチュア３が回転
伝達盤５に吸着され、回転伝達盤５と駆動回転部材１が
連結される。また、コイル６ｂの励磁を停止すると、前
記磁力がなくなるためアーマチュア３の回転伝達盤５と
の吸着が解かれ、回転伝達５と駆動回転部材１の連結が
解除される。
盤５が磁化され、この磁力によりアーマチュア３が回転
伝達盤５に吸着され、回転伝達盤５と駆動回転部材１が
連結される。また、コイル６ｂの励磁を停止すると、前
記磁力がなくなるためアーマチュア３の回転伝達盤５と
の吸着が解かれ、回転伝達５と駆動回転部材１の連結が
解除される。
ところで、前記した従来の電磁連結装置では、通常、止
め輪７は標準品を用いるが、例えば、駆動回転部材１の
歯部１ａの歯数が少ないため標準品を用いると歯底と止
め輪７の外周が干渉し、駆動側歯車の歯部を回転軸２方
向からスライドさせて歯部１ａと噛み合わせることがで
きないなどの理由から特殊なものを用いる場合もあっ
た。このように、特殊な止め輪を用いた場合には、回転
軸２に設ける溝の寸法も特殊なものにしなければならな
いので、標準品を用いた場合に比べかなりコスト高にな
るという問題があった。
め輪７は標準品を用いるが、例えば、駆動回転部材１の
歯部１ａの歯数が少ないため標準品を用いると歯底と止
め輪７の外周が干渉し、駆動側歯車の歯部を回転軸２方
向からスライドさせて歯部１ａと噛み合わせることがで
きないなどの理由から特殊なものを用いる場合もあっ
た。このように、特殊な止め輪を用いた場合には、回転
軸２に設ける溝の寸法も特殊なものにしなければならな
いので、標準品を用いた場合に比べかなりコスト高にな
るという問題があった。
前記問題を解決するために、この考案による電磁連結装
置は、回転軸の駆動回転部材側端部に通常は前記回転軸
の半径方向外方に突出し、前記駆動回転部材挿入時は前
記回転軸の半径方向内側に縮むような抜け止め部を前記
回転軸と一体に形成している。
置は、回転軸の駆動回転部材側端部に通常は前記回転軸
の半径方向外方に突出し、前記駆動回転部材挿入時は前
記回転軸の半径方向内側に縮むような抜け止め部を前記
回転軸と一体に形成している。
［実施例］ 次に第１図，第２図及び第３図を用いてこの考案の一実
施例を説明する。なお、これらの図中、第４図と均等な
構成については第４図と同等の符号を記して示してい
る。第１図に示す電磁連結装置において、第４図に示す
従来の電磁連結装置と相違する構成は、第２図に示すよ
うに回転軸２の駆動回転部材１側端部に対称な２カ所に
軸方向に向かい一対の切込み部２ａを形成して、その一
対の切込み部２ａ間を回転軸２の半径方向外方に突出さ
せて、駆動回転部材１を回転軸２に挿入するときは駆動
回転部材１の挿入圧により回転軸２の半径方向内側へ縮
み、駆動回転部材１が回転軸２に遊嵌された後は回転軸
２の半径方向外側へ開くような抜け止め部２ｂを設けた
点にある。
施例を説明する。なお、これらの図中、第４図と均等な
構成については第４図と同等の符号を記して示してい
る。第１図に示す電磁連結装置において、第４図に示す
従来の電磁連結装置と相違する構成は、第２図に示すよ
うに回転軸２の駆動回転部材１側端部に対称な２カ所に
軸方向に向かい一対の切込み部２ａを形成して、その一
対の切込み部２ａ間を回転軸２の半径方向外方に突出さ
せて、駆動回転部材１を回転軸２に挿入するときは駆動
回転部材１の挿入圧により回転軸２の半径方向内側へ縮
み、駆動回転部材１が回転軸２に遊嵌された後は回転軸
２の半径方向外側へ開くような抜け止め部２ｂを設けた
点にある。
なお、第３図は駆動回転部材１を回転軸２に挿入してい
る途中の抜け止め部２ｂの状態を示している。
る途中の抜け止め部２ｂの状態を示している。
［作用］ 以上の構成において、回転軸２に駆動回転部材１を押し
込むと、第３図に示すように抜け止め部２ｂが回転軸２
の半径方向内側へ縮み、駆動回転部材１が回転軸２に完
全に遊嵌された後は、抜け止め部２ｂが回転軸２の半径
方向外側へ開き、駆動回転部材１がこの抜け止め部２ｂ
により回転軸２から抜けないようになる。
込むと、第３図に示すように抜け止め部２ｂが回転軸２
の半径方向内側へ縮み、駆動回転部材１が回転軸２に完
全に遊嵌された後は、抜け止め部２ｂが回転軸２の半径
方向外側へ開き、駆動回転部材１がこの抜け止め部２ｂ
により回転軸２から抜けないようになる。
［考案の効果］ 以上説明したように、この考案の電磁連結装置は、駆動
回転部材の回転軸から抜け止めを、従来の止め輪の代わ
りに前記回転軸の端部にこの回転軸と一体に形成した抜
け止め部により行っているので、従来のものに比べて次
のような優れた利点を生じる。
回転部材の回転軸から抜け止めを、従来の止め輪の代わ
りに前記回転軸の端部にこの回転軸と一体に形成した抜
け止め部により行っているので、従来のものに比べて次
のような優れた利点を生じる。
回転軸から半径方向の突出が止め輪を用いたものに比
べて小さくできるので、駆動回転部材の歯部の歯数が少
なくても、従来のように歯底と抜け止め部（止め輪）の
外周が干渉することがなくなる。
べて小さくできるので、駆動回転部材の歯部の歯数が少
なくても、従来のように歯底と抜け止め部（止め輪）の
外周が干渉することがなくなる。
部品点数が少なくなり、回転軸に溝を設ける必要がな
くなるので、安価になる。
くなるので、安価になる。
駆動回転部材は回転軸に押し込むだけで良いので、組
み立てが容易になる。
み立てが容易になる。
第１図，第２図及び第３図はこの考案の一実施例を示す
それぞれ半部縦断正面図，要部側面図及び要部縦断正面
図、第４図は従来例を示す半部縦断正面図である。 １……駆動回転部材 ２……回転軸 ２ｂ……抜け止め部 ３……アーマチュア ５……回転伝達盤６ ……励磁装置
それぞれ半部縦断正面図，要部側面図及び要部縦断正面
図、第４図は従来例を示す半部縦断正面図である。 １……駆動回転部材 ２……回転軸 ２ｂ……抜け止め部 ３……アーマチュア ５……回転伝達盤６ ……励磁装置
Claims (1)
- 【請求項１】回転軸と，この回転軸上に相対回転可能に
遊嵌された駆動回転部材と，この駆動回転部材に固定さ
れたアーマチュアと，前記回転軸に固定された回転伝達
盤と，前記アーマチュアと前記回転伝達盤とを連結制御
可能に前記回転伝達盤の側方に配置された励磁装置とか
らなる電磁連結装置において、前記回転軸の前記駆動回
転部材側端部に、通常は前記回転軸の半径方向外方に突
出し、前記駆動回転部材挿入時は前記回転軸の半径方向
内側に縮むような抜け止め部を前記回転軸と一体に形成
したことを特徴とする電磁連結装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9796288U JPH0625716Y2 (ja) | 1988-07-26 | 1988-07-26 | 電磁連結装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9796288U JPH0625716Y2 (ja) | 1988-07-26 | 1988-07-26 | 電磁連結装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0218935U JPH0218935U (ja) | 1990-02-08 |
| JPH0625716Y2 true JPH0625716Y2 (ja) | 1994-07-06 |
Family
ID=31323805
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9796288U Expired - Fee Related JPH0625716Y2 (ja) | 1988-07-26 | 1988-07-26 | 電磁連結装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0625716Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005188559A (ja) * | 2003-12-24 | 2005-07-14 | Ntn Corp | 電磁クラッチ |
| JP4524765B2 (ja) * | 2008-11-10 | 2010-08-18 | 天竜丸澤株式会社 | 電磁クラッチ |
| JP5545878B2 (ja) * | 2011-02-04 | 2014-07-09 | 三井金属アクト株式会社 | 動力スライド装置用動力ユニット |
-
1988
- 1988-07-26 JP JP9796288U patent/JPH0625716Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0218935U (ja) | 1990-02-08 |
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