JPH062567U - 導体ソケット構造 - Google Patents
導体ソケット構造Info
- Publication number
- JPH062567U JPH062567U JP4577492U JP4577492U JPH062567U JP H062567 U JPH062567 U JP H062567U JP 4577492 U JP4577492 U JP 4577492U JP 4577492 U JP4577492 U JP 4577492U JP H062567 U JPH062567 U JP H062567U
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- JP
- Japan
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- fitted
- conductor
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- plug
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 表面硬度を確保しつつ、電気抵抗率を低く、
熱伝導率を高くして、発熱しにくく、熱のこもりにく
い、結果として経年劣化しにくい導体ソケット構造を提
供する。 【構成】 内側ににバンドコンタクト2が組み込まれた
ソケット1とソケット1に嵌入されるプラグ部4aとから
なる導体接続構造において、ソケット1及びプラグ部4a
の表面処理として無電解ニッケルメッキを施した後に銀
メッキを施す。また、ソケット1をソケット1が嵌挿さ
れる圧縮形接続管3に圧入する。
熱伝導率を高くして、発熱しにくく、熱のこもりにく
い、結果として経年劣化しにくい導体ソケット構造を提
供する。 【構成】 内側ににバンドコンタクト2が組み込まれた
ソケット1とソケット1に嵌入されるプラグ部4aとから
なる導体接続構造において、ソケット1及びプラグ部4a
の表面処理として無電解ニッケルメッキを施した後に銀
メッキを施す。また、ソケット1をソケット1が嵌挿さ
れる圧縮形接続管3に圧入する。
Description
【0001】
本考案は、電線等の接続部に採用する導体ソケット構造に関するものである。 例えば、開閉ジャンパ−スリ−ブの接続部用導体ソケット構造に関するものであ る。
【0002】
電線等の接続用スリ−ブ、例えばプラグイン方式の開閉ジャンパスリ−ブの導 体接続部には、バンドコンタクトを組み込んだ導体ソケット構造が従来から採用 され、該ソケットは着脱を繰り返すことによる磨滅を防止するために、主として 黄銅系の硬い材質が使用されている。 また、ソケットと導体の接続はネジ式であった。
【0003】
しかし、下記の表1に示す主な金属材料の熱伝導率及び電気抵抗率の一覧表を 参照すれば明らかなように、ソケットに黄銅を用いることは、伝熱特性及び電気 特性の面で他の材質に比べて不利なことがわかる。
【0004】
【表1】
【0005】 すなわち、黄銅は、純銅、アルミニウムまたは銀等に比し熱伝導率が低いので 、ソケットに熱がこもり易いという欠点がある。また、純銅、アルミニウムまた は銀等に比べて電気抵抗率が高いので、ソケット部分が発熱し易く、熱伝導率の 低さと相俟って、この部分に異常温度上昇が生ずる恐れがある。 また、ソケットと導体の接続がネジ式であるため、長期間使用する電力設備等 における接続部にあっては、経年的な緩みによる接続劣化が生じやすい。さらに 、ネジ式だと精密なネジ加工が要求されるので、コスト高となるという問題点が あった。
【0006】 本考案は、上記従来技術の問題点に鑑み、表面硬度を確保しつつ、電気抵抗率 を低く、熱伝導率を高くして、発熱しにくく、熱のこもりにくい、結果として経 年劣化しにくい導体ソケット構造を提供する。
【0007】
内側面にバンドコンタクトが組み込まれたソケットと該ソケットに嵌入される プラグ部とからなる導体接続構造において、前記ソケット及び前記プラグ部の表 面処理として無電解ニッケルメッキを施した後に銀メッキを施す。 また、前記ソケットを前記ソケットが嵌挿される圧縮形接続管に圧入する。
【0008】
本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。図1は本考案に係る導体ソケッ ト構造を適用したジャンパスリ−ブの半断面図であり、図2はこのジャンパスリ −ブを接続した状態の半断面図である。また、図3はソケットの詳細図である。 図1(A)は、ジャンパスリ−ブのプラグ側を示す図であり、4はプラグ側ジャ ンパスリ−ブである。図1(B)は、ジャンパスリ−ブのソケット側を示す図であ り、3はソケット側ジャンパスリ−ブである。 ソケット側ジャンパスリ−ブ3は、圧縮形接続管の一種であり、この中にソケ ット1が圧入されている。また、プラグ側ジャンパスリ−ブ4の先端部がプラグ 部4aである。プラグ部4aの付け根付近にはOリング6が設けられており、プラグ 部4aを覆ってカップリングナット5が配されている。
【0009】 ソケット1の内周面にはバンドコンタクト2が組み込まれている。バンドコン タクト2は帯状のものをソケット1の内径にあわせて筒状に丸めたものであり、 本実施例のものは、複数のル−バ−2aを有しており、2枚のバンドコンタクトが 組み込まれてある(図3)。
【0010】 ソケット1の外周面は、ロ−レット加工が施されてあり(図3)、このロ−レ ット加工されたソケット1の外径と、ソケット側ジャンパスリ−ブ3の内径との はめあいを考慮し、ソケット1はソケット側ジャンパスリ−ブ3に圧入される。
【0011】 ソケット1及びプラグ部4aは、はじめに無電解ニッケルメッキが施され、その 後に銀メッキが施されている。なお、ソケット1及びプラグ部4aの材質は、純銅 あるいは純アルミが一般的である。
【0012】
プラグ側ジャンパスリ−ブ4のプラグ部4aをソケット側ジャンパスリ−ブ3に 圧入されたソケット1に嵌入し、カップリングナット5をねじ込むことにより、 Oリング6とソケット側ジャンパスリ−ブ3が密着嵌合し、ジャンパスリ−ブが 接続される。
【0013】
ソケット及びプラグ部の表面処理を、無電解ニッケルメッキを施した後に、銀 メッキを施すことにしたので、表面硬度のみを表面処理により上昇させ、銀とい う電気抵抗率が低く、熱電導率が高い金属をメッキしてあるため、バンドコンタ クト部の発熱を最小限におさえ、その発熱も効率良く外部へ放散させることがで き、劣化しにくい接続部が実現できる。
【0014】 また、ソケットを圧縮形接続管にねじ嵌合ではなく圧入することとしたので、 相互の接触が緊密で緩みが生じないから、安定した接続が維持でき、劣化しにく い、高品質かつ高信頼性の接続部が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る導体ソケット構造を適用したジャ
ンパスリ−ブの半断面図。
ンパスリ−ブの半断面図。
【図2】ジャンパスリ−ブを接続した状態の半断面図。
【図3】ソケットの詳細図。
1 ソケット 2 バンドコンタク
ト 2a ル−バ− 3 ソケット側ジャ
ンパスリ−ブ 4 プラグ側ジャンパスリ−ブ 4a プラグ部 5 カップリングナット 6 Oリング
ト 2a ル−バ− 3 ソケット側ジャ
ンパスリ−ブ 4 プラグ側ジャンパスリ−ブ 4a プラグ部 5 カップリングナット 6 Oリング
【手続補正書】
【提出日】平成4年7月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
Claims (2)
- 【請求項1】 内側面にバンドコンタクトが組み込まれ
たソケットと該ソケットに嵌入されるプラグ部とからな
る導体接続構造において、前記ソケット及び前記プラグ
部の表面処理として無電解ニッケルメッキを施した後に
銀メッキを施したことを特徴とする導体ソケット構造。 - 【請求項2】 内側面にバンドコンタクトが組み込まれ
たソケットと該ソケットに嵌入されるプラグ部とからな
る導体接続構造において、前記ソケットを前記ソケット
が嵌挿される圧縮形接続管に圧入したことを特徴とする
導体ソケット構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992045774U JP2588384Y2 (ja) | 1992-06-09 | 1992-06-09 | 導体ソケット構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992045774U JP2588384Y2 (ja) | 1992-06-09 | 1992-06-09 | 導体ソケット構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH062567U true JPH062567U (ja) | 1994-01-14 |
JP2588384Y2 JP2588384Y2 (ja) | 1999-01-06 |
Family
ID=12728647
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992045774U Expired - Fee Related JP2588384Y2 (ja) | 1992-06-09 | 1992-06-09 | 導体ソケット構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2588384Y2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007012367A (ja) * | 2005-06-29 | 2007-01-18 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | 雌端子金具 |
JP2013051037A (ja) * | 2011-08-30 | 2013-03-14 | Nishi Nippon Electric Wire & Cable Co Ltd | 導体接続器 |
JP2020047569A (ja) * | 2018-09-14 | 2020-03-26 | Boyle株式会社 | コネクタ |
-
1992
- 1992-06-09 JP JP1992045774U patent/JP2588384Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007012367A (ja) * | 2005-06-29 | 2007-01-18 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | 雌端子金具 |
JP4634238B2 (ja) * | 2005-06-29 | 2011-02-16 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 雌端子金具 |
JP2013051037A (ja) * | 2011-08-30 | 2013-03-14 | Nishi Nippon Electric Wire & Cable Co Ltd | 導体接続器 |
JP2020047569A (ja) * | 2018-09-14 | 2020-03-26 | Boyle株式会社 | コネクタ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2588384Y2 (ja) | 1999-01-06 |
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