JPH06256776A - 石炭ガス化設備 - Google Patents

石炭ガス化設備

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Publication number
JPH06256776A
JPH06256776A JP5072903A JP7290393A JPH06256776A JP H06256776 A JPH06256776 A JP H06256776A JP 5072903 A JP5072903 A JP 5072903A JP 7290393 A JP7290393 A JP 7290393A JP H06256776 A JPH06256776 A JP H06256776A
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JP
Japan
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gas
dust
carbon
reducing agent
reducing
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JP5072903A
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English (en)
Inventor
Fumihiko Yamaguchi
文彦 山口
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/10Process efficiency

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 石炭ガス化ガスに含まれる一酸化炭素を還元
して炭素を分離除去し、前記ガスをガスタービン等の燃
料として燃焼させた場合に、その燃焼排ガス中に含まれ
る二酸化炭素の軽減を図る。 【構成】 鉄或いはニッケル等の純金属微粒子からなる
還元剤9の移動床10を形成し、該移動床10を形成す
る還元剤9によって石炭ガス化装置3から熱回収装置5
及び脱硫装置6を経て供給されるガス4b中の一酸化炭
素を還元して炭素12を分離除去し、且つ前記ガス4b
中のダスト13を分離除去するための還元脱塵装置11
と、該還元脱塵装置11から排出される還元剤9’に付
着した炭素12とダスト13を還元剤9’から分離回収
し、該炭素12とダスト13を分離除去した還元剤9を
前記還元脱塵装置11へ戻す篩状の分離装置14とを設
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、石炭ガス化設備に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の石炭ガス化設備は、一般に図3に
示される如く、石炭1を空気或いは酸素等のガス化剤2
と接触させてガス化する石炭ガス化装置3と、該石炭ガ
ス化装置3から排出されるガス4を冷却して熱を回収す
るための熱回収装置5と、該熱回収装置5で冷却された
ガス4a中から硫黄を分離除去するための脱硫装置6
と、該脱硫装置6で硫黄を分離除去されたガス4b中の
ダストを分離除去するためのセラミックフィルタ等の脱
塵装置7とを備え、該脱塵装置7から排出されたガス4
cは、ガスタービン等の燃料として利用される。
【0003】尚、図3中、8は石炭ガス化装置3におけ
る石炭のガス化の際に排出されるスラグである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
如き従来の石炭ガス化設備においては、脱塵装置7から
排出されたガス4cは、一酸化炭素(CO)、水素(H
2)、水(H2O)、二酸化炭素(CO2)等からなり、
この段階での二酸化炭素の発生は止むを得ないことであ
るが、前記ガス4cをガスタービン等の燃料として燃焼
させた場合、前記一酸化炭素が新たに二酸化炭素となっ
て燃焼排ガス中に含まれ、大気に放出されることとな
り、気候の温暖化による地球レベルでの環境破壊に起因
するという問題を有していた。
【0005】本発明は、斯かる実情に鑑み、石炭ガス化
ガスに含まれる一酸化炭素を還元して炭素を分離除去し
得、前記ガスをガスタービン等の燃料として燃焼させた
場合に、その燃焼排ガス中に含まれる二酸化炭素の軽減
を図り得る石炭ガス化設備を提供しようとするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、石炭をガス化
剤と接触させてガス化する石炭ガス化装置と、該石炭ガ
ス化装置から排出されるガスを冷却して熱を回収するた
めの熱回収装置と、該熱回収装置で冷却されたガス中か
ら硫黄を分離除去するための脱硫装置と、純金属微粒子
からなる還元剤の移動床を形成し、該移動床を形成する
還元剤によって前記脱硫装置から供給されるガス中の一
酸化炭素を還元して炭素を分離除去し、且つ前記ガス中
のダストを分離除去するための還元脱塵装置と、該還元
脱塵装置から排出される還元剤に付着した炭素とダスト
を還元剤から分離回収し、該炭素とダストを分離除去し
た還元剤を前記還元脱塵装置へ戻す分離装置とを備えた
ことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】従って、運転時には、石炭ガス化装置内に石炭
とガス化剤が供給されて石炭のガス化が行われ、前記石
炭ガス化装置から排出されたガスは、熱回収装置で冷却
されて熱が回収され、該熱回収装置で冷却されたガス
は、脱硫装置で硫黄を分離除去され、該脱硫装置で硫黄
を分離除去されたガスは、純金属微粒子からなる還元剤
の移動床が形成されている還元脱塵装置を通過する際、
前記移動床を形成する還元剤の触媒としての作用によ
り、一酸化炭素が還元されて炭素が分離除去されると共
に、ダストが分離除去された後、一酸化炭素をほとんど
含有せず且つクリーンなガスとしてガスタービン等へ供
給され燃焼される。
【0008】ここで、前記ガスは一酸化炭素をほとんど
含有していないため、燃焼時に一酸化炭素が新たに二酸
化炭素となって燃焼排ガス中に含まれることが防止さ
れ、該燃焼排ガス中に含まれる二酸化炭素が大幅に軽減
される。
【0009】一方、前記脱硫装置で硫黄を分離除去され
たガスから炭素とダストを吸着した還元剤は、還元脱塵
装置から排出されて分離装置へ供給され、該分離装置に
おいて前記炭素とダストが還元剤から分離回収され、炭
素とダストを分離除去された還元剤が前記還元脱塵装置
へ戻され、以下同様な操作が繰り返し行われる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。
【0011】図1は本発明の一実施例であって、図中、
図3と同一の符号を付した部分は同一物を表わしてお
り、基本的な構成は図3に示す従来のものと同様である
が、本実施例の特徴とするところは、図1に示す如く、
鉄(Fe)或いはニッケル(Ni)等の純金属微粒子か
らなる還元剤9の移動床10を形成し、該移動床10を
形成する還元剤9によって脱硫装置6から供給されるガ
ス4b中の一酸化炭素を還元して炭素12を分離除去
し、且つ前記ガス4b中のダスト13を分離除去するた
めの還元脱塵装置11と、該還元脱塵装置11から排出
される還元剤9’に付着した炭素12とダスト13を還
元剤9’から分離回収し、該炭素12とダスト13を分
離除去した還元剤9を前記還元脱塵装置11へ戻す篩状
の分離装置14とを設けた点にある。
【0012】前述の如く構成したので、運転時には、高
温高圧の石炭ガス化装置3内に石炭1と空気或いは酸素
等のガス化剤2が供給されて石炭1のガス化が行われ、
前記石炭ガス化装置3から排出されたガス4は、熱回収
装置5で冷却されて熱が回収され、該熱回収装置5で冷
却されたガス4aは、脱硫装置6で硫黄を分離除去さ
れ、該脱硫装置6で硫黄を分離除去されたガス4bは、
鉄或いはニッケル等の純金属微粒子からなる還元剤9の
移動床10が形成されている還元脱塵装置11を通過す
る際、前記移動床10を形成する還元剤9の触媒として
の作用により、 CO→C+1/2O2 の如く一酸化炭素が還元されて炭素12が分離除去され
ると共に、ダスト13が分離除去された後、一酸化炭素
をほとんど含有せず且つクリーンなガス4cとしてガス
タービン等へ供給され燃焼される。
【0013】ここで、前記ガス4cは一酸化炭素をほと
んど含有していないため、燃焼時に一酸化炭素が新たに
二酸化炭素となって燃焼排ガス中に含まれることが防止
され、該燃焼排ガス中に含まれる二酸化炭素が大幅に軽
減される。
【0014】一方、前記脱硫装置6で硫黄を分離除去さ
れたガス4bから炭素12とダスト13を吸着した還元
剤9’は、還元脱塵装置11から排出されて篩状の分離
装置14へ供給され、該分離装置14において前記炭素
12とダスト13が還元剤9’から分離回収され、炭素
12とダスト13を分離除去された還元剤9が前記還元
脱塵装置11へ戻され、以下同様な操作が繰り返し行わ
れる。
【0015】こうして、石炭1をガス化したガス4cに
含まれる一酸化炭素を還元して炭素を分離除去すること
が可能となり、前記ガス4cをガスタービン等の燃料と
して燃焼させた場合に、その燃焼排ガス中に含まれる二
酸化炭素の軽減を図ることができ、気候の温暖化による
地球レベルでの環境破壊防止に役立てることが可能とな
る。
【0016】図2は本発明の他の実施例であって、図
中、図1と同一の符号を付した部分は同一物を表わして
おり、篩状の分離装置14の代りに、空気或いはスチー
ム等の流動媒体15により還元脱塵装置11から排出さ
れる還元剤9’の流動床16を形成して、還元剤9’か
ら炭素12とダスト13を引き離すための流動床装置1
7と、該流動床装置17から排出される還元剤9と炭素
12とダスト13を分離して該炭素12とダスト13を
回収し、還元剤9を前記還元脱塵装置11へ戻すサイク
ロン18とから分離装置14’を構成したものである。
【0017】図2に示す実施例の場合、運転時には、図
1の実施例の場合と同様、高温高圧の石炭ガス化装置3
内に石炭1と空気或いは酸素等のガス化剤2が供給され
て石炭1のガス化が行われ、前記石炭ガス化装置3から
排出されたガス4は、熱回収装置5で冷却されて熱が回
収され、該熱回収装置5で冷却されたガス4aは、脱硫
装置6で硫黄を分離除去され、該脱硫装置6で硫黄を分
離除去されたガス4bは、鉄或いはニッケル等の純金属
微粒子からなる還元剤9の移動床10が形成されている
還元脱塵装置11を通過する際、前記移動床10を形成
する還元剤9の触媒としての作用により、 CO→C+1/2O2 の如く一酸化炭素が還元されて炭素12が分離除去され
ると共に、ダスト13が分離除去された後、一酸化炭素
をほとんど含有せず且つクリーンなガス4cとしてガス
タービン等へ供給されて燃焼され、ここで、前記ガス4
cは一酸化炭素をほとんど含有していないため、燃焼時
に一酸化炭素が新たに二酸化炭素となって燃焼排ガス中
に含まれることが防止され、該燃焼排ガス中に含まれる
二酸化炭素が大幅に軽減される。
【0018】一方、前記脱硫装置6で硫黄を分離除去さ
れたガス4bから炭素12とダスト13を吸着した還元
剤9’は、還元脱塵装置11から排出されて分離装置1
4’の流動床装置17へ供給され、該流動床装置17に
おいて流動媒体15により流動床16が形成されて還元
剤9’から炭素12とダスト13が引き離され、該流動
床装置17から排出される還元剤9と炭素12とダスト
13がサイクロン18において分離され、該炭素12と
ダスト13が回収され、炭素12とダスト13を分離除
去された還元剤9が前記還元脱塵装置11へ戻され、以
下同様な操作が繰り返し行われる。
【0019】こうして、図2に示す実施例においても、
図1の実施例と同様、石炭1をガス化したガス4cに含
まれる一酸化炭素を還元して炭素を分離除去することが
可能となり、前記ガス4cをガスタービン等の燃料とし
て燃焼させた場合に、その燃焼排ガス中に含まれる二酸
化炭素の軽減を図ることができ、気候の温暖化による地
球レベルでの環境破壊防止に役立てることが可能とな
る。
【0020】尚、本発明の石炭ガス化設備は、上述の実
施例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸
脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論
である。
【0021】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の石炭ガス
化設備によれば、石炭ガス化ガスに含まれる一酸化炭素
を還元して炭素を分離除去し得、前記ガスをガスタービ
ン等の燃料として燃焼させた場合に、その燃焼排ガス中
に含まれる二酸化炭素の軽減を図り得るという優れた効
果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の概要構成図である。
【図2】本発明の他の実施例の概要構成図である。
【図3】従来例の概要構成図である。
【符号の説明】
1 石炭 2 ガス化剤 3 石炭ガス化装置 4 ガス 4a ガス 4b ガス 4c ガス 5 熱回収装置 6 脱硫装置 9 還元剤 9’ 還元剤 10 移動床 11 還元脱塵装置 12 炭素 13 ダスト 14 分離装置 14’ 分離装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 石炭をガス化剤と接触させてガス化する
    石炭ガス化装置と、 該石炭ガス化装置から排出されるガスを冷却して熱を回
    収するための熱回収装置と、 該熱回収装置で冷却されたガス中から硫黄を分離除去す
    るための脱硫装置と、 純金属微粒子からなる還元剤の移動床を形成し、該移動
    床を形成する還元剤によって前記脱硫装置から供給され
    るガス中の一酸化炭素を還元して炭素を分離除去し、且
    つ前記ガス中のダストを分離除去するための還元脱塵装
    置と、 該還元脱塵装置から排出される還元剤に付着した炭素と
    ダストを還元剤から分離回収し、該炭素とダストを分離
    除去した還元剤を前記還元脱塵装置へ戻す分離装置とを
    備えたことを特徴とする石炭ガス化設備。
JP5072903A 1993-03-08 1993-03-08 石炭ガス化設備 Pending JPH06256776A (ja)

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JP5072903A JPH06256776A (ja) 1993-03-08 1993-03-08 石炭ガス化設備

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JP5072903A JPH06256776A (ja) 1993-03-08 1993-03-08 石炭ガス化設備

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JP5072903A Pending JPH06256776A (ja) 1993-03-08 1993-03-08 石炭ガス化設備

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108865284A (zh) * 2017-10-30 2018-11-23 陈晓辉 一种高效煤气化与能源利用系统及煤气化与能源利用方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108865284A (zh) * 2017-10-30 2018-11-23 陈晓辉 一种高效煤气化与能源利用系统及煤气化与能源利用方法

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