JPH0625630B2 - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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JPH0625630B2
JPH0625630B2 JP63129056A JP12905688A JPH0625630B2 JP H0625630 B2 JPH0625630 B2 JP H0625630B2 JP 63129056 A JP63129056 A JP 63129056A JP 12905688 A JP12905688 A JP 12905688A JP H0625630 B2 JPH0625630 B2 JP H0625630B2
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JP
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air
filter
humidity
heating device
water
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康之 土田
寿宏 数原
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Sanyo Electric Co Ltd
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  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は水の気化熱を利用して冷風を得る機能と、加熱
装置にて温風を得る機能とを備えた空気調和装置に関す
る。
(ロ) 従来の技術 本発明に先行する技術として実公昭62-38164号公報に記
載の冷温風装置がある。冷温風装置は水を含んだ通気性
フィルタを通気する際に気化熱をうばわれることで冷風
を得ており、その原理からして吹き出される空気の温度
は下がるが、湿度は上がることになる。そのため、一定
の涼感が得られるように室温の湿度が一定以上となると
フィルタへの給水を少なくしたり、停止することで、気
化量を少なくするようにしている。また加熱装置に通電
して温風を得る時でも、フィルタへの給水を行なうこと
で、温風に適度の湿度を与えるように冷温風装置は形成
されているが、冷風と同様に室内の湿度が一定以上とな
ると、快適な暖が得られないことから、室内の湿度が一
定以上となるとフィルタへの給水を少なくしたり、停止
することで気化量を少なくするようにしている。
上記気化量の制御は使用者の使用感にて手動にてフィル
タへの給水を制御(公報ではフィルタの水タンク内に浸
した回転を停動する)しており、使用勝手が悪いもので
ある。
(ハ) 発明が解決しようとする課題 本発明は、フィルタへの給水を自動的に制御して快適な
冷風と温風とが得られる空気調和装置を提供することを
その技術的課題とするものである。
(ニ) 課題を解決するための手段 本発明は吸気口と吹出口とを形成した外枠と、外枠内に
収納した水タンク、水タンクから給水され吸気口を被う
如く配設した含水通気性フィルタと、吸気口からフィル
タを介して吸気し吹出口より送風する送風装置と、送風
装置による通風路に配設される加熱装置と、加熱装置へ
の通電を制御する送風モード切換部と、室内湿度を検知
する湿度検知部と、湿度検知部の検出値に応じてフィル
タへの給水を制御する気化量制御部とを備え、湿度検知
部の検出値による気化量制御部の動作設定値を、温風時
と冷風時とで変化させる手段でもって課題を解決するも
のである。
含水通気性フィルタへの給水は水タンクからポンプ体に
吸い上げた水をフィルタに散水、流下させて行なっても
よいし、フィルタを帯状に形成してその下端部を水タン
クに浸した状態で回転させて行なってもよい。
加熱装置は送風装置の通風路内に常に突出するように配
設してもよいし、送風モード切換部に連動して通風路内
に出没するように形成してもよい。また、冷風の吹出口
と、温風の吹出口とを形成し、送風モード切換部に連動
して通風路を切り換えて吹出口を選択して使用するよう
にしてもよい。
気化量制御部による制御は、最も簡単な構成としては、
フィルタへの給水を行なったり、行なわなかったりとい
った2段階制御であってもよいし、フィルタへの含水量
を変化させるように制御してもよい。
湿度検知部の湿度センサはフィルタを通過した空気の湿
度の影響を受けにくい(最善は受けない)場所で、室内
の湿度を検知できる位置であればよい。
気化量制御部の動作設定値は、送風モード切換部に連動
して自動的に変化するように形成するのが最も使用勝手
がよい。動作設定値は冷風より温風における湿度が低い
ことが最善である。
(ホ) 作用 本発明は、湿度検知部空の検出値にて気化量制御部は冷
風時と温風時とではその動作設定値が変わり、冷風と温
風に適した快適送風を行なう。
(ヘ) 実施例 図示する構造に基づき本発明の構成を具体化して説明す
る。図示する空気調和装置1は気化式冷風扇に加熱装置
を組み込み、冷風と温風を適宜使い分けることのできる
ものである。
第1図は空気調和装置1のブロック回路図、第2図は斜
視図、第3図は右側断面図、第4図は操作部分の正面
図、第5図は冷風と温風とを切り換える送風モード切換
部分の回路図を示す。
空気調和装置1は、後面を開口した箱型本体ケースと、
本体ケース2の後面開口を開閉する蓋板3とを有する。
本構造において特許請求の範囲で示す外枠は本体ケース
2蓋体3を総称した部材を示し、2部材以上の複数部材
にて形成してもよい。本体ケース2の前面には、俯仰方
向に送風を変更する俯仰変更板4と、左右方向に送風を
変更する左右変更板5とを形成した吹出口6を形成して
いる。吹出口6の本体ケース2側には送風装置7を形成
している。送風装置7は吹出口6に装着するファンケー
ス8と、ファンケース8内にて回転する送風羽根9と、
送風羽根9を駆動する電動機10とを有する。送風羽根9
から吹出口6に至るファンケース8の通風路には、送風
モード切換部11の操作レバ12にて出没せしめられる加熱
装置13を形成している。第4図に示す如く、操作レバ12
が右端の「冷」と示された位置にある時、加熱装置13は
吹出口6への通風に影響を与えないファンケース8の内
面と略面一となるように待避した位置にある。操作レバ
12が左端の「温」と示された位置にある時、加熱装置13
は吹出口6を被うように突出した位置にあり、送風羽根
9からの風は加熱装置13を通過して吹出口6より吹き出
す。
送風羽根9は本構造ではタンゼンシャルファンを用いて
いるが、軸流ファン、遠心ファン等を種々用いることが
でき、用いる送風羽根9に応じてファンケース8を種々
の構造とできる。
加熱装置13としてはセラミックヒータ、ニクロム線、シ
ーズヒータ、コードヒータ等種々用いることができる。
本体ケース2の下部には水タンク14を着脱自在に収納し
ている。水タンク14には水Wを流入し、水タンク14へ
は、本体ケース2側壁に形成した引き出し自在のロート
体15から流し込む。蓋板3は本体ケース2の後面開口に
着脱でき、着脱は螺子にて行なう。蓋板3には着脱自在
のフィルタ16を有する吸気口17を形成している。蓋板3
の吸気口17の両側部内面には縦リブ18を形成している。
縦リブ18の上部間には駆動ローラ19を枢支し、下部間に
は従動ローラ20を枢支している。駆動ローラ19と従動ロ
ーラ20には含水通気性フィルタ21が架け渡され、駆動ロ
ーラ19の回転により回転する。従動ローラ20及びフィル
タ21の下部は水タンク14の水W内に浸される。フィルタ
21にて吸気口17は被われることで、吸気口17より吸い込
まれる空気はフィルタ21を通過する。駆動ローラ19はモ
ータ22にて駆動される。
本体ケース2の前面には制御入力部23を形成する電源ス
イッチ24と、運転切換スイッチ25と、風量調節スイッチ
26と、タイマー設定スイッチ27とを装着している。本体
ケース2の前面には各スイッチを操作した時の状態を示
す発光体にて形成する表示部28を形成している。表示部
28は、電源スイッチ24の投入にて点燈する電源表示体29
と、運転切換スイッチ25にて選択された自動、冷風・加
湿温風、送風・温風の3種類の表示を行なう運転表示体
30と、送風装置7の送風量を設定する風量調節スイッチ
26にて選択される強・中・弱の3段階の表示を行なう風
量表示体31と、タイマー設定スイッチ27により選択され
た時間を表示するタイマー表示体32とよりなる。
空気調和装置1の電気回路は第1図に示す如く形成さ
れ、マイクロコンピュータにて形成した駆動制御部33を
中心として制御され、制御入力部23からの入力を判別し
て、フィルタ回転制御部34と加熱装置制御部35と電動機
制御部36へ出力する。送風モード切換部11の操作レバ12
を「冷」として加熱装置13に通電しないモードを選択す
る。この冷モードにおいて運転切換スイッチ25にて冷風
・加湿温風を選択すると、フィルタ回転制御部34にモー
タ22を駆動する信号が駆動制御部33から出力されると共
に、風量調節スイッチ26にて選択した風量を得るための
回転数にて電動機10を駆動する信号が駆動制御部33から
電動機制御部36に出力される。この状態ではフィルタ21
に常に水Wが供給され、フィルタ21を通過する空気から
気化熱を奪う。運転切換スイッチ25にて送風・温風を選
択すると、フィルタ回転制御部34へはモータ22を停止又
は駆動しない信号が出力され、電動機10のみが運転され
る。この状態ではフィルタ21に水Wが供給されず、フィ
ルタ21に通気されるに従って乾燥し、吸気口17より吸い
込んだ空気中の塵埃をフィルタ16,21にて捕集するだけ
の送風となる。運転切換スイッチ25にて自動を選択する
と、湿度検知部37からの室内湿度に応じた運転が自動的
に選択されて行なわれる。駆動制御部33には、冷モード
においてあらかじめフィルタ21を回転させるか、させな
いかの動作設定値A%を設定してある。湿度検知部37に
よる検出値が動作設定値Aを超えると、フィルタ21の回
転を停止して送風を行なう運転に切り換わり、動作設定
値Aより低くなると、フィルタ21を回転させて冷風を得
る運転に切り換わる。動作設定値Aは夏場の冷風を得る
運転において快適な涼感が得られる値に設定され、実施
構造では75%程度としている。
次に、送風モード切換部11の操作レバ12を「温」にして
加熱装置13への通電を行なうモードを選択する。この温
モードにおいて冷風・加湿温風を選択すると、フィルタ
21が回転せしめられると共に、加熱装置13に通電され、
湿気を含んだ温風が得られる。送風・温風を選択する
と、フィルタ21が停止し、加熱装置13に通電された湿気
を含まない温風が得られる。自動を選択すると、湿度検
知部37からの室内湿度に応じた運転が自動的に選択され
て行なわれる。駆動制御部33には温モードにおいてあら
かじめフィルタ21を回転させるか、させないかの動作設
定値B%を設定してある。湿度検知部37による検出値が
動作設定値Bを超えると、フィルタ21の回転を停止して
湿気を含まない温風を送る運転に切り換わり、動作設定
値Bより低くなるとフィルタ21を回転させて湿気を含む
温風を得る運転に切り換わる。動作設定値Bは冬場の温
風を得る運転において快適な温風が得られる値に設定さ
れ、実施構造で60%程度としている。
自動における動作設定値は冷風におけるA%と温風にお
けるB%を同一とすると、冷モードのA%にB%を設定
すると、温風においてはむし暑さを感じる。むし暑さを
感じない温モードのB%にA%を設定すると冷風におい
て送風に切り換わるのが早期に行なわれる。従って動作
設定値A>Bと設定することで、夏・冬共に快適な送風
を行なえるものである。
なお、動作設定値は本構造では固定であるが、使用者の
好みにより設定できるようにし、その好みは湿度の好み
となり、夏・冬ではそれ程変化しないことから、A−B
が一定となるように、例えば15%程度とし、動作設定値
を適宜調節できるようにしてもよく、その場合は動作設
定値A,Bのいずれかを調節することで一方がA−Bに
て自動設定されるようにするのがよい。
また、冷モードの冷風においては、気化を利用した冷風
であることから、その温度は快適な範囲で、自動調節さ
れるが、温モードの温風は加熱装置13による強制加熱で
あることから、湿度だけでなく、温度によっても制御し
てやると温モードにおいてより快適な暖房が行なえるこ
とから、温度検知部をさらに第1図の回路に加え、温度
検知部による検出値により加熱装置13の動作温度設定値
Tにて、加熱装置13への通断電を制御してもよい。温度
検知部による制御と、湿度検知部37による独立した制御
であってもよいし、どちらかの検知部を優先させてもよ
い。
駆動制御部33による加熱装置13への通電を行なう制御を
するかしないかは送風モード切換部11の切換スイッチ40
にて行なわれ、切換スイッチ40がOFFの時は駆動制御部3
3にハイレベルの信号が入力されて、加熱装置13への通
電を行なわず、切換スイッチ40がONの時は駆動制御部33
にローレベルの信号が入力されて、加熱装置13への通電
を行なう制御に切り換わる。
空気調和装置1の運転中に、送風モード切換部11が操作
されると、空気調和装置1の運転を停止する安全回路が
送風モード切換部11には組み込まれており、第5図に示
す構造をしている。安全回路は、A入力とB入力を有
し、Q出力と出力を有する2個のワンショットマルチ
バイブレータLS1、LS2と、ORゲート41とからな
る。マルチバイブレータLS1のB入力とマルチバイブ
レータLS2のA入力は切換スイッチ40に接続される。
マルチバイブレータLS1のA入力は接地され、マルチ
バイブレータLS1のB入力は電源(5V)に接続してい
る。マルチバイブレータLS1、LS2の▲▼端
子は電源(5V)に接続している。ORゲート41の入力に
はマルチバイブレータLS1、LS2の出力が接続さ
れ、ORゲート41の出力は駆動制御部33のリセット(▲
▼)端子に接続される。ORゲート41はその入力
の少なくともいずれか1つの入力がローレベルとなる
と、その出力がローレベルとなる。ORゲート41の出力
がローレベルとなると、駆動制御部33にリセットがかか
り、空気調和装置1は運転を停止する。
マルチバイブレータLS1、LS2の出力はA入力又
はB入力に変化のない限り、常にハイレベルの信号を出
力している。いま、切換スイッチ40がOFFからONとなる
と、マルチバイブレータLS2のA入力がハイレベルか
らローレベルに変化し、B入力がハイレベルであること
から、出力はハイレベルからローベレルそしてハイレ
ベルへと変化する。このローレベルへの変化により、O
Rゲート41はローレベルを出力し、駆動制御部33をリセ
ットする。次に、切換スイッチ40がONからOFFとなる
と、マルチバイブレータLS1のB入力がローレベルか
らハイレベルに変化し、A入力がローレベルであること
から、出力はハイレベルからローベレルそしてハイレ
ベルへと変化する。このローレベルへの変化によりOR
ゲート41はローレベルを出力し、駆動制御部33をリセッ
トする。従って、切換スイッチ40のONからOFF、OFFから
ONへのいずれの方向への変換に対しても駆動制御部33は
リセットされて、空気調和装置1は運転を停止する。空
気調和装置1が運転を停止すると、空気調和装置1は再
度制御入力部23が操作されない限り運転を始めず、使用
者に停止した原因をしらべるように報知することにな
り、送風モード切換部11の操作レバ12の位置の確認を行
なうことができ、確認するまでの間、不快な送風が行な
われない。
なお、不注意、不用意による送風モード切換部11の操作
による空気調和装置1の停止は、本構造に限定されるこ
となく公知の電気回路を応用することで種々構成でき
る。
(ト) 発明の効果 本発明は、気化熱を利用した冷風及び加湿を行ない冷風
と加湿した温風を得る空気調和装置において、湿度検知
部の検出値による気化量制御部の動作設定値と冷風と温
風とで変化させ、その変化を送風モード切換部に連動し
て自動的に行なうようにしたことで、手間なく、適正加
湿量の快適送風を行なえる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明を示し、第1図はブロック回路図、第2図は
斜視図、第3図は右側断面図、第4図は操作部分の正面
図、第5図は送風モード切換部分の回路図である。 1……空気調和装置、2……本体ケース、3……蓋板、
6……吹出口、7……送風装置、11……送風モード切換
部、12……操作レバ、13……加熱装置、14……水タン
ク、17……吸気口、21……含水通気性フィルタ、31……
湿度検知部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吸気口と吹出口とを形成した外枠と、外枠
    内に収納した水タンクと、水タンクから給水され吸気口
    を被う如く配設した含水通気性フィルタと、吸気口から
    フィルタを介して吸気し吹出口より送風する送風装置
    と、送風装置による通風路に配設される加熱装置と、加
    熱装置への通電を制御する送風モード切換部と、室内湿
    度を検知する湿度検知部と、湿度検知部の検出値に応じ
    てフィルタへの給水を制御する気化量制御部とを備え、
    湿度検知部の検出値による気化量制御部の動作設定値
    を、温風時と冷風時とで変化させてなる空気調和装置。
JP63129056A 1988-05-26 1988-05-26 空気調和装置 Expired - Lifetime JPH0625630B2 (ja)

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JP63129056A JPH0625630B2 (ja) 1988-05-26 1988-05-26 空気調和装置

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JPH01300148A JPH01300148A (ja) 1989-12-04
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JPH01300148A (ja) 1989-12-04

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