JPH06256270A - (s)−プロプラノロールの製造法 - Google Patents

(s)−プロプラノロールの製造法

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JPH06256270A
JPH06256270A JP5042916A JP4291693A JPH06256270A JP H06256270 A JPH06256270 A JP H06256270A JP 5042916 A JP5042916 A JP 5042916A JP 4291693 A JP4291693 A JP 4291693A JP H06256270 A JPH06256270 A JP H06256270A
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JP
Japan
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formula
represented
catalyst
nitroaldol
lanthanum
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Application number
JP5042916A
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English (en)
Inventor
Masakatsu Shibazaki
正勝 柴崎
Hiroaki Sasai
宏明 笹井
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JNC Corp
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Chisso Corp
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  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 生理活性β−アミノアルコール類の製造法を
提供する。 【構成】(1)で示される1−ナフチルオキシアセトア
ルデヒドと、R−CH2−NO2[Rはアルキル基、水
素、またはCH2OSi(CH3)2C(CH3)3を表す]で
示されるニトロ化合物をランタン(R)−ビナフトール
錯体からなる触媒の存在下不斉ニトロアルドール反応に
より、(3)もしくは/および(4)で示されるニトロ
アルドールを合成し、該ニトロアルドールをPtO2
媒下で還元し、ついでアセトンを反応させることを特徴
とする(5)で示されるβ−アミノアルコールの製造
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】生理活性β−アミノアルコール類
の製造法に関する。さらに詳しくは(S)−プロプラノ
ロールなどの合成法に関する。
【0002】
【従来の技術】光学活性(S)−プロプラノロールは、
他のβ−遮断薬のように、その(R)体およびラセミ体
よりも、心臓病に対しより強力なβ−遮断効力を示す。
従って、(S)−プロプラノロールの多くの合成法が発
表されている。たとえば a) Bevinakatti,H.S.;Banerji,A.A.,J.Org.Chem.,56,53
72,(1991) b) Takahachi,H.;Sakuraba,S.;Takeda,H.;Achiwa,K.,J.
Am.Chem.Soc.,112,5876,(1990) c) Klunder,J.M.;Ko,S.Y.;Sharpless,K.B.,J.Org.Che
m.,51,3710,(1986)などの文献に、(S)−プロプラノ
ロールの非酵素的不斉合成法が報告されている。
【0003】一方、ニトロアルドール反応(ヘンリー反
応)は有機合成上、強力な合成手段の一つである。なぜ
なら、ニトロアルドールはβ−アミノアルコールやα−
ヒドロキシカルボニル化合物のような多くの有用誘導体
へ容易に変換できるからである。β−アミノアルコール
は、α/β−抗アドレナリン生理活性物質あるいは拮抗
的阻害剤、HIVプロテアーゼ抑制剤、および抗真菌性
あるいは抗菌性ペプチドのような多くの生理活性化合物
の重要な部分構造として発見されている。たとえばβ3
−抗アドレナリン生理活性物質については、 a) Bloom,J.D.;Dutia,M.D.;Johnson,B.D.;Wissner,A.;B
urns,M.G.;Largis,E.E.;Dolan,J.A.;Claus,T.H.,J.Med.
Chem.,35,3081,(1992) b) Howe,R.;Rao,B.S.;Holloway,B.R.;Stribling,D.,J.M
ed.Chem.,35,1751,(1992)に開示され、HIVプロテア
ーゼ抑制剤についてはAskin,D.;Wallace,M.A.;Vacca,J.
P.;Reamer,R.A.;Volante,R.P.;Shinkai,I.,J.Org.Che
m.,57,2771,(1992)に開示されている。また、拮抗的阻
害剤については、 Ohfune,Y.,Acc.Chem.Res.,25,360,(1
992)に開示されている。この有利性にもかかわらず、ニ
トロアルドール反応は、特に不斉抑制において、最近ま
であまりよく研究されてこなかった。
【0004】本発明者らはすでに光学活性ランタンアル
コキシドが不斉ニトロアルドール反応を含む炭素−炭素
結合形成反応に対して有用な触媒であることを J.Am.Ch
em.Soc.,114,4418,(1992)に報告している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的、上記従
来技術の状況のもとにニトロアルドール反応の新規な医
薬への応用を見出すこと、また、β−アミノアルコール
類およびその典型である(S)−(−)−プロプラノロ
ールの合成法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
について鋭意研究の結果、ランタン−(R)−ビナフト
ール錯体触媒を使用した不斉ニトロアルドール反応を利
用することにより(S)−(−)−プロプラノロールを
合成することに成功し、本発明のβ−アミノアルコール
の製造法を完成するに至った。
【0007】本発明のβ−アミノアルコールの製造法
は、式
【化14】 で示される1−ナフチルオキシアセトアルデヒドと式 R−CH2−NO2 (2) [ここで、Rはアルキル基、水素、またはCH2OSi
(CH3)2C(CH3)3を表す]で示されるニトロ化合物を
ランタン−(R)−ビナフトール錯体からなる触媒の存
在下不斉ニトロアルドール反応により、式
【化15】 もしくは/および式
【化16】 で示されるニトロアルドールを合成し、該ニトロアルド
ールをアセトン中PtO2触媒下で還元し、式
【化17】 で示されるβ−アミノアルコールを合成することからな
る。
【0008】本発明の(S)−プロプラノロールの製造
法は、式
【化18】 で示される1−ナフチルオキシアセトアルデヒドとニト
ロメタンとをランタン−(R)−(+)−ビナフトール
錯体を触媒として不斉ニトロアルドール反応を行い、式
【化19】 で示されるニトロアルドールを合成し、該ニトロアルド
ールをアセトン中PtO2触媒下で還元し、式
【化20】 で示される(S)−プロプラノロールを合成することか
らなる。
【0009】本発明のニトロアルドールの製造法は、式
【化21】 で示される1−ナフチルオキシアセトアルデヒドと、式 R−CH2−NO2 (2) (ここで、Rは炭素数1〜5のアルキル基、水素、また
はCH2OSi(CH3)2C(CH3)3を表す)で示される
ニトロ化合物とをランタン−(R)−(+)−ビナフト
ール錯体からなる触媒を用いた不斉ニトロアルドール反
応により
【化22】 および
【化23】 で示されるニトロアルドールを合成することからなる。
【0010】本発明の製造法における出発物質で式
(1)で示される1−ナフチルオキシアセトアルデヒド
は、通常(Daumas,M.;Vo−Quang,Y.;Vo−Quang,L.;Goff
ic,F.L.,Synthesis,1989,64.)などで示される方法によ
って、α−ナフトールから二段階で合成する。
【0011】本発明の製造法に用いるニトロ化合物は式 R−CH2−NO2 (ここで、Rはアルキル基、水素、t−ブチルジメチル
シリロキシ基を表す。)アルキル基は炭素数1〜5であ
る。
【0012】本発明の製造法におけるニトロアルドール
反応は、(1)式で示される1−ナフチルオキシアセト
アルデヒドと、前記ニトロ化合物とのランタン(R)−
ビナフトール錯体から触媒の存在下による反応である。
通常、触媒はアルデヒドに対して1〜10モル%、テト
ラヒドロフラン(以下、THFという)ジオキサンなど
の溶媒中、温度−80〜30℃、0.1〜100時間反
応を行なう。
【0013】たとえば、LaCl37H2O、ジリチウム
(R)−(+)−ビナフトキシド(1モル等量)、ナト
リウムt−ブトキシド(1モル等量)、および水(4モ
ル等量)からTHF中で調製したLa−(R)−ビナフ
トール錯体(10モル%)の存在下−50℃で次式の反
応で、80%の収率で92%eeのニトロアルドール
(6)が得られる。−25℃で、この錯体を使用して、
ニトロアルドール(6)は高い立体選択性(87%e
e)を維持したまま得られる。
【化24】
【0014】本発明の製造法における反応の不斉ニトロ
アルドール反応に用いるランタン(R)−ビナフトール
錯体からなる触媒は、本発明者らの先の発明・特願平4
−286371による不斉合成用触媒を用いる。
【0015】その不斉合成用触媒は、式(IR
【化25】 で示される(R)−2,2’−ジヒドロキシ−1,1’
−ビナフチルのジアルカリ金属塩(ただし、式中、Mは
Li、KもしくはNaである)、LaX3(XはF、C
l、Br、I、NO3、OSO2CF3もしくはCH3CO
2である)で示されるランタン化合物、およびMORも
しくはMOH(MはLi、KもしくはNaであり、Rは
イソプロピルもしくはt−ブチルである)で示されるア
ルカリ金属アルコキシドもしくは水酸化アルカリ金属か
ら、含水溶媒存在下で調製される。
【0016】好ましい態様としては、エーテル系溶媒も
しくは含水エーテル系溶媒中で調製される。また、前記
(R)−2,2’−ジヒドロキシ−1,1’−ビナフチ
ルのジアルカリ金属塩、前記ランタン化合物および前記
アルカリ金属アルコキシドもしくは水酸化アルカリ金属
のモル比が1:1:1から1:1:2の範囲であること
が好ましい。
【0017】また、不斉合成用触媒は、式(IIR
【化26】 で示される(R)−2,2’−ジヒドロキシ−1,1’
−ビナフチルおよびLa(OR)3(Rはイソプロピル
もしくはt−ブチルである)で示されるランタンアルコ
キシドから得られる活性種を塩化リチウム、含水溶媒の
存在下で用いることによっても得られる。
【0018】好ましい態様は、ランタンアルコキシドが
エーテル系溶媒に溶液である。また、前記(R)−2,
2’−ジヒドロキシ−1,1’−ビナフチルおよび前記
ランタンアルコキシドのモル比は2:1〜1:1の範囲
で用いることができるが3:2が好ましい。
【0019】本発明の製造法におけるアルドール化反応
のつぎの反応は、ニトロアルドール化反応で得られたニ
トロアルドールをアセトン中PtO2で還元する。正確
にはニトロアルドールをPtO2触媒下で還元してアミ
ノ基に変換した後、単離することなく還元条件下でアセ
トンを加えてアルチルアミンへ導く。たとえば、次式で
示すように、ニトロアルドール(6)が絶体配置保持で
のニトロ基から相当する一級アミノ基への還元およびそ
れに続いてアルキル化され(S)−(−)−プロプラノ
ロールが得られる。
【化27】 この還元反応は、触媒をニトロアルドール(6)に対
し、0.1〜10%、水素雰囲気下、メタノール、酢酸
エチルなど溶媒中、室温下1〜50時間反応を行う。ア
ルキル化は、上記の還元反応にアセトンをニトロアルド
ール(6)に対して1〜10当量加えて2〜30時間反
応を行う。
【0020】
【実施例】以下、実施例で本発明を説明する。光学純度
はHPLC分析(ダイセルCHIRALPAK ASあ
るいはAD)により決定した。
【0021】実施例1 (S)−プロプラノロールを次の手順で合成した。 (1) La−(R)−ビナフトール錯体(以下ランタ
ン触媒ということがある)の調製 窒素雰囲気下、塩化ランタン・七水和物371mg(1mm
ol)のTHF懸濁液9cm3に、(R)−2,2’−ジヒ
ドロキシ−1,1’−ビナフチルのジリチウム塩298
mg(1mmol)、ナトリウムt−ブトキシド192mg(2
mmol)、ついで水180mg(10mmol)のテトラヒドラ
フラン(以下THFと略す)1cm3溶液を順に加え、室
温で3日撹拌し、La−(R)−ビナフトール錯体を調
製した。
【0022】(2) (S)3−(α−ナフトキシ)ニ
トロプロパン−2−オールの合成 α−ナフトキシアセトアルデヒド(56mg、0.3mmo
l)とニトロメタン(0.8ミリリットル、15mmol)
を室温で1.5ミリリットルのTHFに加えた。その溶
液を−50℃に冷却した後、ランタン−(R)−ビナフ
トールのTHF溶液(約0.05M)0.6ミリリット
ル(0.03mmol)を徐々に加えた。この反応混合物を
−50℃で60時間撹拌した後、1ミリリットルの1N
HClを加えて反応を停止させた。通常の後処理を行っ
た後、CH2Cl2を展開溶媒としてシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーで精製し、ニトロアルドール(6)と
(R)−ビナフトールの混合物(72mg)を得た。望み
の生成物の化学収率はその混合物の1H−NMRの積分
から80%と決定した。その鏡像体過剰率はHPLCに
より92%であった。
【0023】(3) (S)−(−)−プロプラノロー
ルの合成 上で得られた混合物〔72mg中に、0.24mmolの
(S)3−(α−ナフトキシ)ニトロプロパン−2−オ
ールを含む〕の5ミリリットルメタノール溶液に酸化白
金(IV)の10mgを加え、その反応混合物を水素雰囲気
下、室温で2時間激しく撹拌した。それからアセトン
(17μl、0.29mmol)を加え、その反応混合物を
更に50℃で16時間撹拌した。粗生成物のエーテル溶
液に塩酸のエーテル溶液を加えて、塩酸塩に変換した
後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(CH2Cl2
/MeOH=20/1→10/1)にかけ、65mgの
(S)−(−)−プロプラノロール塩酸塩を得た(90
%)。[α]25 D−27.9゜(c0.91、EtO
H);文献値7C[α]25 D−25.5゜(c1.05、
EtOH)。
【0024】実施例2 1−ナフトキシアセトアルデヒドとニトロプロパン(3
0モル等量)およびランタン触媒(10モル%)をTH
F中、−30℃で40時間反応させたところ、次式で示
されるニトロアルドール(a),(b)
【化28】
【化29】 が2つのジアステレオマーの混合物として得られた。収
率70%、シン体:アンチ体=1.7:1であった。鏡
像体過剰率はそれぞれ78%ee(シン)および75%
ee(アンチ)であった。
【0025】実施例3 1−ナフトキシアセトアルデヒドとニトロエタン(30
モル等量)およびランタン触媒(10モル%)をTHF
中、−30℃で42時間反応させたところ、次式で示さ
れるニトロアルドール(c),(d)が2つのジアアス
テレオマーの混合物として得られた。
【化30】
【化31】 収率は73%(シン:アンチ=1.8:1)であり、鏡
像体過剰率はそれぞれ54%ee(シン)、66%ee
(アンチ)であった。ジアステレオマー過剰率および鏡
像体過剰率共に−40℃でシン(82%ee)/アンチ
(52%ee)=2.7:1であった。
【0026】実施例4 1−ナフトキシアセトアルデヒドと2−(t−ブチルジ
メチルシリロキシ)ニトロエタン(30モル等量)およ
びランタン触媒(10モル%)をTHF中、−40℃で
42時間反応させたところ次式で示されるニトロアルド
ール(c),(f)が2つのジアステレオマーの混合物
として得られた。
【化32】
【化33】 収率61%(シン:アンチ=3.3:1)であり、鏡像
体過剰率はそれぞれ68%ee(シン)、64%ee
(アンチ)であった。
【0027】
【発明の効果】生理活性を有するβ−アミノアルコール
類は高血圧、狭心症、不整脈の治療剤、すなわちβ−遮
断薬として広く用いられている。その典型である(S)
−(−)−プロプラノロールの新規な製造法が提供され
た。従来まったく使われた例がないニトロアルドール反
応をキーステップとして用いているのが本発明の製造法
の特徴であり、従来の(S)−(−)−プロプラノロー
ルの合成法に比べて小量の不斉源を用いて大量の光学活
性体を供給可能であり、しかも短工程であるなどの利点
がある。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07B 61/00 300

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式 【化1】 で示される1−ナフチルオキシアセトアルデヒドと式 R−CH2−NO2 (2) [ここで、Rはアルキル基、水素、またはCH2OSi
    (CH3)2C(CH3)3を表す]で示されるニトロ化合物を
    ランタン−(R)−ビナフトール錯体からなる触媒の存
    在下不斉ニトロアルドール反応により、式 【化2】 もしくは/および式 【化3】 で示されるニトロアルドールを合成し、該ニトロアルド
    ールをアセトン中PtO2触媒下で還元することを特徴
    とする式 【化4】 で示されるβ−アミノアルコールの製造法。
  2. 【請求項2】 ランタン(R)−(+)−ビナフトール
    錯体からなる触媒が式(IR) 【化5】 で示される(R)−2,2’−ジヒドロキシ−1,1’
    −ビナフチルのジアルカリ金属塩(ただし、式中、Mは
    Li、KもしくはNaである)、LaX3(XはF、C
    l、Br、I、NO3、OSO2CF3もしくはCH3CO
    2である)で示されるランタン化合物、およびMORも
    しくはMOH(MはLi、KもしくはNaであり、Rは
    イソプロピルもしくはt−ブチルである)で示されるア
    ルカリ金属アルコキシドもしくは水酸化アルカリ金属か
    ら、含水溶媒存在下で調製された不斉合成用触媒である
    請求項(1)記載の製造法。
  3. 【請求項3】 式 【化6】 で示される1−ナフチルオキシアセトアルデヒドとニト
    ロメタンとをランタン−(R)−(+)−ビナフトール
    錯体を触媒として不斉ニトロアルドール反応を行ない、
    式 【化7】 で示されるニトロアルドールを合成し、該ニトロアルド
    ールをアセトン中PtO2触媒下で還元することを特徴
    とする式 【化8】 で示される(S)−プロプラノロールの製造法。
  4. 【請求項4】 ランタン−(R)−(+)−ビナフトー
    ル錯体からなる触媒が式(IR) 【化9】 で示される(R)−2,2’−ジヒドロキシ−1,1’
    −ビナフチルのジアルカリ金属塩(ただし、式中、Mは
    Li、KもしくはNaである)、LaX3(XはF、C
    l、Br、I、NO3、OSO2CF3もしくはCH3CO
    2である)で示されるランタン化合物、およびMORも
    しくはMOH(MはLi、KもしくはNaであり、Rは
    イソプロピルもしくはt−ブチルである)で示されるア
    ルカリ金属アルコキシドもしくは水酸化アルカリ金属か
    ら、含水溶媒存在下で調製された不斉合成用触媒である
    請求項(3)記載の製造法。
  5. 【請求項5】 式 【化10】 で示される1−ナフチルオキシアセトアルデヒドと、式 R−CH2−NO2 (2) (ここで、Rは炭素数1〜5のアルキル基、水素、また
    はCH2OSi(CH3)2C(CH3)3を表す)で示される
    ニトロ化合物とをランタン−(R)−(+)−ビナフト
    ール錯体からなる触媒を用いた不斉ニトロアルドール反
    応による式 【化11】 および 【化12】 で示されるニトロアルドールの製造法。
  6. 【請求項6】 ランタン−(R)−(+)−ビナフトー
    ル錯体からなる触媒が式(IR) 【化13】 で示される(R)−2,2’−ジヒドロキシ−1,1’
    −ビナフチルのジアルカリ金属塩(ただし、式中、Mは
    Li、KもしくはNaである)、LaX3(XはF、C
    l、Br、I、NO3、OSO2CF3もしくはCH3CO
    2である)で示されるランタン化合物、およびMORも
    しくはMOH(MはLi、KもしくはNaであり、Rは
    イソプロピルもしくはt−ブチルである)で示されるア
    ルカリ金属アルコキシドもしくは水酸化アルカリ金属か
    ら、含水溶媒存在下で調製された不斉合成用触媒である
    請求項(5)記載の製造法。
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