JPH06256163A - 洗浄剤組成物 - Google Patents
洗浄剤組成物Info
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- JPH06256163A JPH06256163A JP6621793A JP6621793A JPH06256163A JP H06256163 A JPH06256163 A JP H06256163A JP 6621793 A JP6621793 A JP 6621793A JP 6621793 A JP6621793 A JP 6621793A JP H06256163 A JPH06256163 A JP H06256163A
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- detergent
- fatty acid
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 特定の球状微粒子無機顔料と脂肪酸エチレン
グリコールエステルを含有することを特徴とする洗浄剤
組成物。 【効果】 本発明の洗浄剤組成物は、安定性に優れ、物
理的な洗浄力に優れ、洗浄対称に対して刺激、損傷がな
く、使用後のぬるつきが少なく、さっぱりとした洗い上
がりの使用性に優れている。
グリコールエステルを含有することを特徴とする洗浄剤
組成物。 【効果】 本発明の洗浄剤組成物は、安定性に優れ、物
理的な洗浄力に優れ、洗浄対称に対して刺激、損傷がな
く、使用後のぬるつきが少なく、さっぱりとした洗い上
がりの使用性に優れている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、洗浄剤組成物に関し、
更に詳しくは、特定の球状微粒子無機顔料を含有し、か
つ脂肪酸エチレングリコールエステルの使用によって、
安定性に優れ、物理的（機械的）な洗浄力に優れ、皮膚
に対して刺激，損傷がなく、かつ洗浄後のぬるつきが少
なく、さっぱりとした洗い上がりを与える使用感に優れ
た洗浄剤組成物に関する。
更に詳しくは、特定の球状微粒子無機顔料を含有し、か
つ脂肪酸エチレングリコールエステルの使用によって、
安定性に優れ、物理的（機械的）な洗浄力に優れ、皮膚
に対して刺激，損傷がなく、かつ洗浄後のぬるつきが少
なく、さっぱりとした洗い上がりを与える使用感に優れ
た洗浄剤組成物に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、消費者の清潔に対する意識は年々
向上し、清潔は生活上の基本であり、特に洗浄料におい
ては様々な機能や効果が求められている。ボディ洗浄剤
や洗顔料等の洗浄剤に求められる機能を挙げると、ま
ず、洗浄剤としての基本機能である、塵埃や微生物（細
菌）等による外因性の汚れ、皮脂、汗、老廃角質等によ
る内因性の汚れを洗浄除去する機能である。次に、皮膚
は生態のひとつの器官として様々な生理作用を営んでい
るという観点から、皮膚の生理機能を阻害しない、、皮
膚を損傷させないことが求められる。更に、洗浄後の使
用感も重要な機能であり、近年、特に洗浄後において皮
膚のぬるつきがなく、さっぱりとした仕上がり感が強く
求められている。
向上し、清潔は生活上の基本であり、特に洗浄料におい
ては様々な機能や効果が求められている。ボディ洗浄剤
や洗顔料等の洗浄剤に求められる機能を挙げると、ま
ず、洗浄剤としての基本機能である、塵埃や微生物（細
菌）等による外因性の汚れ、皮脂、汗、老廃角質等によ
る内因性の汚れを洗浄除去する機能である。次に、皮膚
は生態のひとつの器官として様々な生理作用を営んでい
るという観点から、皮膚の生理機能を阻害しない、、皮
膚を損傷させないことが求められる。更に、洗浄後の使
用感も重要な機能であり、近年、特に洗浄後において皮
膚のぬるつきがなく、さっぱりとした仕上がり感が強く
求められている。
【０００３】この様な、機能、使用感を改良することを
目的として、洗浄剤においては、スクラブ剤や粘土鉱
物、高分子化合物などを配合した洗浄剤が提案されてい
る。例えば、（１）粒径１００〜１０００μｍの真珠質
及び／または真珠屑を２．５〜２０重量％含むスクラブ
皮膚洗浄料（特開昭５６−１３１５２号公報）。（２）
粘土鉱物としてモンモリロナイトを配合した洗浄料（特
開平１−１９０６２２号公報）。（３）平均粒径が１０
０〜１０００μｍで、特定の弾性率をもつ高分子粒子を
含む洗浄剤組成物（特開平２−１５１６９３号公報）が
開示されている。
目的として、洗浄剤においては、スクラブ剤や粘土鉱
物、高分子化合物などを配合した洗浄剤が提案されてい
る。例えば、（１）粒径１００〜１０００μｍの真珠質
及び／または真珠屑を２．５〜２０重量％含むスクラブ
皮膚洗浄料（特開昭５６−１３１５２号公報）。（２）
粘土鉱物としてモンモリロナイトを配合した洗浄料（特
開平１−１９０６２２号公報）。（３）平均粒径が１０
０〜１０００μｍで、特定の弾性率をもつ高分子粒子を
含む洗浄剤組成物（特開平２−１５１６９３号公報）が
開示されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
（１）の洗浄料は粒子が大きく不定形であり、かつ硬質
であるために皮膚表面を傷める危険性があり皮膚洗浄料
としては充分でない。（２）の洗浄料は高級脂肪酸石け
ん等への洗浄料へ応用した場合、モンモリロナイトの沈
殿が生じ、また、べたつきがあり使用感も十分ではな
い。また、（３）の洗浄剤組成物は洗浄効果に優れてい
るもののさっぱりとした洗い上がり等の使用感において
は効果が不十分であり、充分満足すべきものには至って
いない。
（１）の洗浄料は粒子が大きく不定形であり、かつ硬質
であるために皮膚表面を傷める危険性があり皮膚洗浄料
としては充分でない。（２）の洗浄料は高級脂肪酸石け
ん等への洗浄料へ応用した場合、モンモリロナイトの沈
殿が生じ、また、べたつきがあり使用感も十分ではな
い。また、（３）の洗浄剤組成物は洗浄効果に優れてい
るもののさっぱりとした洗い上がり等の使用感において
は効果が不十分であり、充分満足すべきものには至って
いない。
【０００５】この様に、従来の技術では、洗浄性、低刺
激性、使用感（ぬめりがなく、さっぱりとした洗い上が
り）は相容れないものであり、そのいずれかの目的を達
成させるためには、他方の効果を犠牲にしなけれはなら
ないという問題と、また沈殿や凝集等という安定性の面
での問題があり、その解決が強く望まれていた。
激性、使用感（ぬめりがなく、さっぱりとした洗い上が
り）は相容れないものであり、そのいずれかの目的を達
成させるためには、他方の効果を犠牲にしなけれはなら
ないという問題と、また沈殿や凝集等という安定性の面
での問題があり、その解決が強く望まれていた。
【０００６】
【課題を解決するための手段】かかる実情に鑑み、本発
明者等は、前記従来技術の問題点や欠点を改良した洗浄
剤組成物を開発すべく鋭意研究した結果、特定の粒径及
び吸油量を有する球状微粒子無機顔料を洗浄剤に配合す
ることにより、高い洗浄効果を有し、皮膚に対して刺
激，損傷を与えることなく、かつ使用感（洗浄後のぬる
つきが少なく、さっぱりとした洗い上がり）に優れ、さ
らに脂肪酸エチレングリコールエステルを使用すること
により安定性に優れた洗浄剤が得られることを見出し本
発明を完成した。
明者等は、前記従来技術の問題点や欠点を改良した洗浄
剤組成物を開発すべく鋭意研究した結果、特定の粒径及
び吸油量を有する球状微粒子無機顔料を洗浄剤に配合す
ることにより、高い洗浄効果を有し、皮膚に対して刺
激，損傷を与えることなく、かつ使用感（洗浄後のぬる
つきが少なく、さっぱりとした洗い上がり）に優れ、さ
らに脂肪酸エチレングリコールエステルを使用すること
により安定性に優れた洗浄剤が得られることを見出し本
発明を完成した。
【０００７】すなわち、本発明は、平均粒径が０．１〜
１００μｍであり、且つ吸油量が０．５ｍｌ／ｇ以上で
ある球状微粒子無機顔料と脂肪酸エチレングリコールエ
ステルを含有することを特徴とする洗浄剤組成物を提供
するものである。
１００μｍであり、且つ吸油量が０．５ｍｌ／ｇ以上で
ある球状微粒子無機顔料と脂肪酸エチレングリコールエ
ステルを含有することを特徴とする洗浄剤組成物を提供
するものである。
【０００８】以下、本発明について詳細に説明する。本
発明で配合される球状微粒子無機顔料は、無水ケイ酸、
ケイ酸マグネシウム、酸化ジルコニウム、酸化マグネシ
ウム、酸化亜鉛、酸化チタン、更にこれらの表面改質又
は多孔性を有するための化学処理、更には粒径の調節を
施し、吸油量の増大、吸油／吸水能の調節、吸油の選択
性を向上させたもの等があげられる。形状としては球
形、または真球状である。上記球状微粒子無機顔料中で
無水ケイ酸が好ましく、特に球状多孔質シリカ、中心部
が中空の状態となっている中空多孔質の球状シリカが好
ましい。
発明で配合される球状微粒子無機顔料は、無水ケイ酸、
ケイ酸マグネシウム、酸化ジルコニウム、酸化マグネシ
ウム、酸化亜鉛、酸化チタン、更にこれらの表面改質又
は多孔性を有するための化学処理、更には粒径の調節を
施し、吸油量の増大、吸油／吸水能の調節、吸油の選択
性を向上させたもの等があげられる。形状としては球
形、または真球状である。上記球状微粒子無機顔料中で
無水ケイ酸が好ましく、特に球状多孔質シリカ、中心部
が中空の状態となっている中空多孔質の球状シリカが好
ましい。
【０００９】球状微粒子無機顔料の平均粒径は０．１〜
１００μｍの粒子であり、好ましくは、１〜２０μｍで
ある。０．１μｍ未満であると充分な使用感が得られ
ず、１００μｍを越えると違和感、皮膚への損傷等が発
現し好ましくない。また、球状微粒子無機顔料の吸油量
は、０．５ｍｌ／ｇ以上であり、好ましくは、１．０ｍ
ｌ／ｇ以上である。０．５ｍｌ／ｇより小さいと、球状
微粒子無機顔料の比重が増加し、洗浄剤組成物中で分
離、沈殿等が生じ好ましくない。
１００μｍの粒子であり、好ましくは、１〜２０μｍで
ある。０．１μｍ未満であると充分な使用感が得られ
ず、１００μｍを越えると違和感、皮膚への損傷等が発
現し好ましくない。また、球状微粒子無機顔料の吸油量
は、０．５ｍｌ／ｇ以上であり、好ましくは、１．０ｍ
ｌ／ｇ以上である。０．５ｍｌ／ｇより小さいと、球状
微粒子無機顔料の比重が増加し、洗浄剤組成物中で分
離、沈殿等が生じ好ましくない。
【００１０】本発明に用いる球状微粒子無機顔料の配合
量は、実際の適用剤形に応じて適宜選択できるが、当該
洗浄剤組成物における処方成分の全量重量（組成物の重
量）を基準として０．０１〜１０重量％が好ましく、更
に好ましくは０．１〜５重量％である。０．０１重量％
より少ないとその所望の効果が発揮されにくい傾向にな
り、また、処方系中における安定性や使用感を考慮する
と、１０重量％以下が好ましい。
量は、実際の適用剤形に応じて適宜選択できるが、当該
洗浄剤組成物における処方成分の全量重量（組成物の重
量）を基準として０．０１〜１０重量％が好ましく、更
に好ましくは０．１〜５重量％である。０．０１重量％
より少ないとその所望の効果が発揮されにくい傾向にな
り、また、処方系中における安定性や使用感を考慮する
と、１０重量％以下が好ましい。
【００１１】本発明において、球状微粒子無機顔料の吸
油量はスクワレンを用い、ＪＩＳＫ ５１０１（１９７
８年）に規定される顔料の吸油量測定法に準拠して測定
する。即ち、粉体１ｇをガラス板上に取り、スクワレン
を少量ずつ滴下しながらヘラを用いて練り込み、粉体が
全体的にペースト状になったときを終点とし、粉体１ｇ
あたりの所要スクワレン量（ｍｌ）を吸油量とする。Ｊ
ＩＳ法では油として煮あまに油を用いるが、本法では皮
脂との類似性からスクワレンを用いる。
油量はスクワレンを用い、ＪＩＳＫ ５１０１（１９７
８年）に規定される顔料の吸油量測定法に準拠して測定
する。即ち、粉体１ｇをガラス板上に取り、スクワレン
を少量ずつ滴下しながらヘラを用いて練り込み、粉体が
全体的にペースト状になったときを終点とし、粉体１ｇ
あたりの所要スクワレン量（ｍｌ）を吸油量とする。Ｊ
ＩＳ法では油として煮あまに油を用いるが、本法では皮
脂との類似性からスクワレンを用いる。
【００１２】本発明に用いる脂肪酸エチレングリコール
エステルは、炭素数約１６〜約２２を有する脂肪酸のエ
チレングリコールエステルであり、例えばエチレングリ
コールジステアレート、エチレングリコールモノステア
レート、エチレングリコールジパルミテート、エチレン
グリコールモノステアレートとエチレングリコールジス
テアレートの５／５混合物等があげられ、好ましくはエ
チレングリコールジステアレートおよびエチレングリコ
ールモノステアレートである。脂肪酸エチレングリコー
ルエステルは球状微粒子無機顔料が分離や凝集するのを
防止するのに役立ち、真珠様光沢を製品に与えることが
できる。
エステルは、炭素数約１６〜約２２を有する脂肪酸のエ
チレングリコールエステルであり、例えばエチレングリ
コールジステアレート、エチレングリコールモノステア
レート、エチレングリコールジパルミテート、エチレン
グリコールモノステアレートとエチレングリコールジス
テアレートの５／５混合物等があげられ、好ましくはエ
チレングリコールジステアレートおよびエチレングリコ
ールモノステアレートである。脂肪酸エチレングリコー
ルエステルは球状微粒子無機顔料が分離や凝集するのを
防止するのに役立ち、真珠様光沢を製品に与えることが
できる。
【００１３】本発明に用いる脂肪酸エチレングリコール
エステルの配合量は、実際の適用剤形に応じて適宜選択
できるが、当該洗浄剤組成物における処方成分の全量重
量（組成物の重量）を基準として０．１〜１０．０重量
％が好ましく、更に好ましくは０．５〜５．０重量％で
ある。０．１重量％より少ないと組成分に充分な真珠様
光沢および静置パール性を付与しにくくなり、１０重量
％を越えると組成分がゲル化し易くなるばかりでなく安
定な真珠様光沢を得ることができない傾向になり易い。
エステルの配合量は、実際の適用剤形に応じて適宜選択
できるが、当該洗浄剤組成物における処方成分の全量重
量（組成物の重量）を基準として０．１〜１０．０重量
％が好ましく、更に好ましくは０．５〜５．０重量％で
ある。０．１重量％より少ないと組成分に充分な真珠様
光沢および静置パール性を付与しにくくなり、１０重量
％を越えると組成分がゲル化し易くなるばかりでなく安
定な真珠様光沢を得ることができない傾向になり易い。
【００１４】発明の洗浄剤組成物に用いる主界面活性剤
は特に限定されないが、例えば、脂肪酸石鹸、カルボン
酸型活性剤、アルキル硫酸エステル型活性剤、スルホサ
クシネート型活性剤、タウレート系、アシルサルコシン
系、アシル−β−アラニン系等のアシル化アミノ酸型活
性剤、燐酸エステル型活性剤等のアニオン活性剤、アル
キルサッカライド類、ＥＯ付加型界面活性剤等の非イオ
ン界面活性剤等があげられる。その中でも、脂肪酸石
鹸、カルボン酸型活性剤、アシル化アミノ酸型活性剤等
が使用後にぬるつきが少なく、皮膚刺激が少なく好まし
い。
は特に限定されないが、例えば、脂肪酸石鹸、カルボン
酸型活性剤、アルキル硫酸エステル型活性剤、スルホサ
クシネート型活性剤、タウレート系、アシルサルコシン
系、アシル−β−アラニン系等のアシル化アミノ酸型活
性剤、燐酸エステル型活性剤等のアニオン活性剤、アル
キルサッカライド類、ＥＯ付加型界面活性剤等の非イオ
ン界面活性剤等があげられる。その中でも、脂肪酸石
鹸、カルボン酸型活性剤、アシル化アミノ酸型活性剤等
が使用後にぬるつきが少なく、皮膚刺激が少なく好まし
い。
【００１５】主界面活性剤の配合量は特に限定されない
が、洗浄料が固形状のとき６０〜９０％、ペースト状の
とき３０〜７０％、ゲル状のとき２０〜７０％、液状の
とき１０〜６０％配合することが好ましい。
が、洗浄料が固形状のとき６０〜９０％、ペースト状の
とき３０〜７０％、ゲル状のとき２０〜７０％、液状の
とき１０〜６０％配合することが好ましい。
【００１６】更に、主界面活性剤の他に起泡性向上性や
適度な粘稠性を持たせるためにアミンオキサイド、脂肪
酸ジエタノールアミド、イミダゾリン型又はベタイン型
の両性活性剤を用いることも好ましい。
適度な粘稠性を持たせるためにアミンオキサイド、脂肪
酸ジエタノールアミド、イミダゾリン型又はベタイン型
の両性活性剤を用いることも好ましい。
【００１７】上記成分の他、洗浄剤に通常用いられる成
分、例えば、湿潤剤、着色料、防腐剤、感触向上剤、香
料、殺菌剤、消炎剤、紫外線吸収剤等を、本発明の効果
を損なわない範囲で用いることができる。
分、例えば、湿潤剤、着色料、防腐剤、感触向上剤、香
料、殺菌剤、消炎剤、紫外線吸収剤等を、本発明の効果
を損なわない範囲で用いることができる。
【００１８】本発明の洗浄剤組成物は、例えば、全身洗
浄料、固形石鹸、洗顔料等の皮膚洗浄料、食器用洗浄
料、コンタクトレンズ用洗浄料等に幅広く用いることが
できる。
浄料、固形石鹸、洗顔料等の皮膚洗浄料、食器用洗浄
料、コンタクトレンズ用洗浄料等に幅広く用いることが
できる。
【００１９】
【実施例】次に、実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
るが、本発明はこれに限定されるものではない。尚、配
合量は、重量％である。実施例に先立ち、評価方法につ
いて述べる。
るが、本発明はこれに限定されるものではない。尚、配
合量は、重量％である。実施例に先立ち、評価方法につ
いて述べる。
【００２０】（１）洗浄効果の測定 左前腕部の測定部位に、２％カーボンブラックを含む人
工皮脂を塗布し、一定時間乾燥させた後、上部汚れを拭
い、皮溝内に汚れが残るようにした。次に色彩色差計
（ミノルタ社製）を用いて人工皮脂塗布部位の明度（Ｌ
2 ）を測定し、同時に未塗布部位の明度（Ｌ1 ）も測定
する。次に、それぞれの洗浄剤で洗浄処理を施した。洗
浄処理後、左前腕部を乾燥させ、再び処理部位の明度
（Ｌ3 ）を測定する。これらによって得られた明度値よ
り下記の式に入れて洗浄率を求めた。
工皮脂を塗布し、一定時間乾燥させた後、上部汚れを拭
い、皮溝内に汚れが残るようにした。次に色彩色差計
（ミノルタ社製）を用いて人工皮脂塗布部位の明度（Ｌ
2 ）を測定し、同時に未塗布部位の明度（Ｌ1 ）も測定
する。次に、それぞれの洗浄剤で洗浄処理を施した。洗
浄処理後、左前腕部を乾燥させ、再び処理部位の明度
（Ｌ3 ）を測定する。これらによって得られた明度値よ
り下記の式に入れて洗浄率を求めた。
【００２１】洗浄率（％）＝１００×（Ｌ2 −Ｌ3 ）／
（Ｌ2 −Ｌ1 ）
（Ｌ2 −Ｌ1 ）
【００２２】（２）皮膚に対する刺激、損傷性の測定 官能パネラー１０名について、左下腕部の特定部に対し
て、１．０ｇのそれぞれの洗浄剤を含んだ小湿スポンジ
にて正確に６０秒間洗浄する。次いで洗浄部を乾燥し、
この洗浄処理を１日３回、計１５回行った後、各試験部
位を熟練鑑定者により肉眼観察を行い表１の基準によっ
て評価し、官能パネラー１０名の結果の得点の平均値を
算出して評価した。
て、１．０ｇのそれぞれの洗浄剤を含んだ小湿スポンジ
にて正確に６０秒間洗浄する。次いで洗浄部を乾燥し、
この洗浄処理を１日３回、計１５回行った後、各試験部
位を熟練鑑定者により肉眼観察を行い表１の基準によっ
て評価し、官能パネラー１０名の結果の得点の平均値を
算出して評価した。
【００２３】
【表１】
【００２４】（３）使用感の評価 専門美容技術者２０名にそれぞれの洗浄剤を使用させ、
洗浄後の皮膚のぬるつきとさっぱり感について表２の基
準によって５点評価で判定させ、平均値を算出して、そ
の平均値を表３の基準により、○、×、△の記号で示し
た。
洗浄後の皮膚のぬるつきとさっぱり感について表２の基
準によって５点評価で判定させ、平均値を算出して、そ
の平均値を表３の基準により、○、×、△の記号で示し
た。
【００２５】
【表２】
【００２６】
【表３】
【００２７】（４）安定性の評価 透明容器に収納したそれぞれの洗浄剤を、４０℃恒温槽
内に３ヵ月間保存し、試料の外観を肉眼で観察して、表
４の基準で安定性を評価した。
内に３ヵ月間保存し、試料の外観を肉眼で観察して、表
４の基準で安定性を評価した。
【００２８】
【表４】
【００２９】実施例１〜３、比較例１〜３ 表５に常法により調製したボディーシャンプーの処方と
評価結果を示す。表５から明らかなように本発明の実施
例１〜３は比較例１〜３に比較して、洗浄効果、皮膚刺
激性、使用感（ぬるつき、さっぱり感）、安定性の点に
おいて優れていた。
評価結果を示す。表５から明らかなように本発明の実施
例１〜３は比較例１〜３に比較して、洗浄効果、皮膚刺
激性、使用感（ぬるつき、さっぱり感）、安定性の点に
おいて優れていた。
【００３０】
【表５】
【００３１】実施例４ 常法により、以下の組成の石鹸を製造した。 （１）球状多孔質シリカ ５．０ 平均粒系：５μｍ 吸油量：２．０ ／ｇ （２）エチレングリコールモノステアレート ５．０ （３）牛脂脂肪酸ナトリウム ８２．０ （４）ジブチルヒドロキシトルエン ０．１ （５）セタノール ５．０ （６）香料 微量 （７）色素 微量 （８）精製水 バランス ────────────────────────── 合計 １００．０
【００３２】実施例５ 常法により、以下の組成の洗顔フォームを製造した。 （１）球状多孔質シリカ ３．０ 平均粒系：５μｍ 吸油量：２．０ ／ｇ （２）エチレングリコールモノステアレート ３．０ （３）ラウリン酸カリウム ４０．０ （４）グリセリン ８．０ （５）Ｎ−アシルグルタミン酸ナトリウム ３．０ （６）香料 微量 （７）安息香酸ナトリウム ０．１ （８）精製水 バランス ────────────────────────── 合計 １００．０
【００３３】実施例６ 常法により、以下の組成のシャワー時に使用する液状ソ
ープを製造した。 （１）球状多孔質シリカ １．０ 平均粒系：５μｍ 吸油量：２．０ ／ｇ （２）エチレングリコールジステアレート １．０ （３）ラウリン酸トリエタノールアミン ２０．０ （４）ミリスチン酸トリエタノールアミン ５．０ （５）イミダゾリウムベタイン ３．０ （６）プロピレングリコール １０．０ （７）防腐剤 ０．３ （８）香料 微量 （９）色素 微量 （10）精製水 バランス ────────────────────────── 合計 １００．０
ープを製造した。 （１）球状多孔質シリカ １．０ 平均粒系：５μｍ 吸油量：２．０ ／ｇ （２）エチレングリコールジステアレート １．０ （３）ラウリン酸トリエタノールアミン ２０．０ （４）ミリスチン酸トリエタノールアミン ５．０ （５）イミダゾリウムベタイン ３．０ （６）プロピレングリコール １０．０ （７）防腐剤 ０．３ （８）香料 微量 （９）色素 微量 （10）精製水 バランス ────────────────────────── 合計 １００．０
【００３４】実施例７ 常法により、以下の組成のボディシャンプーを製造し
た。 （１）球状多孔質シリカ ０．５ 平均粒系：５μｍ 吸油量：２．０ ／ｇ （２）エチレングリコールジステアレート ０．５ （３）ラウリン酸カリウム １５．０ （４）ミリスチン酸カリウム １０．０ （５）ココアミドベタイン ５．０ （６）ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド ５．０ （７）ヒドロキシエチルセルロース ０．１ （８）防腐剤 ０．３ （９）香料 微量 （10）色素 微量 （11）精製水 バランス ────────────────────────── 合計 １００．０
た。 （１）球状多孔質シリカ ０．５ 平均粒系：５μｍ 吸油量：２．０ ／ｇ （２）エチレングリコールジステアレート ０．５ （３）ラウリン酸カリウム １５．０ （４）ミリスチン酸カリウム １０．０ （５）ココアミドベタイン ５．０ （６）ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド ５．０ （７）ヒドロキシエチルセルロース ０．１ （８）防腐剤 ０．３ （９）香料 微量 （10）色素 微量 （11）精製水 バランス ────────────────────────── 合計 １００．０
【００３５】実施例４〜７の洗浄剤はいずれも洗浄効
果、皮膚刺激性、使用感（ぬるつき、さっぱり感）、安
定性の点において良好であった。
果、皮膚刺激性、使用感（ぬるつき、さっぱり感）、安
定性の点において良好であった。
【００３６】
【発明の効果】本発明の洗浄剤組成物は、安定性に優
れ、物理的な洗浄効果に優れ、皮膚表面に対して刺激，
損傷を与えることなく、かつ使用感（皮膚のぬるつきが
少なく、さっぱりとした洗い上がり）に優れた洗浄剤組
成物を提供するものである。
れ、物理的な洗浄効果に優れ、皮膚表面に対して刺激，
損傷を与えることなく、かつ使用感（皮膚のぬるつきが
少なく、さっぱりとした洗い上がり）に優れた洗浄剤組
成物を提供するものである。
Claims (1)
- 【請求項１】 平均粒径が０．１〜１００μｍであり、
且つ吸油量が０．５ｍｌ／ｇ以上である球状微粒子無機
顔料と、脂肪酸エチレングリコールエステルを含有する
ことを特徴とする洗浄剤組成物。
Priority Applications (1)
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| JP6621793A JP2588870B2 (ja) | 1993-03-01 | 1993-03-01 | 洗浄剤組成物 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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-
1993
- 1993-03-01 JP JP6621793A patent/JP2588870B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0840869A (ja) * | 1994-07-11 | 1996-02-13 | L'oreal Sa | ゲル化した化粧品用および／または皮膚病用の組成物とその使用方法 |
| WO2006121885A2 (en) * | 2005-05-09 | 2006-11-16 | Johnson & Johnson Vision Care, Inc. | Ophthalmic lens post demold processing aid |
| WO2006121885A3 (en) * | 2005-05-09 | 2007-03-08 | Johnson & Johnson Vision Care | Ophthalmic lens post demold processing aid |
| WO2015186582A1 (ja) * | 2014-06-04 | 2015-12-10 | 株式会社マンダム | クレンジング化粧料及びシート製品 |
| CN106068118A (zh) * | 2014-06-04 | 2016-11-02 | 株式会社漫丹 | 卸妆化妆料和片制品 |
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