JPH06255983A - 搬送装置 - Google Patents
搬送装置Info
- Publication number
- JPH06255983A JPH06255983A JP5045397A JP4539793A JPH06255983A JP H06255983 A JPH06255983 A JP H06255983A JP 5045397 A JP5045397 A JP 5045397A JP 4539793 A JP4539793 A JP 4539793A JP H06255983 A JPH06255983 A JP H06255983A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- azimuth
- hook
- winding
- moving body
- coil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 鋼帯のコイルを把持する吊り具の方向を、希
望する方向となるように正確に定めて旋回ずれをなくす
こと。 【構成】 天井クレーン1のクラブトロリ5には長手索
条6によって昇降部材8を昇降可能に設け、この昇降部
材8にはフック9を介して旋回駆動手段10が設けら
れ、この旋回駆動手段10は、コイル13を把持する吊
り具11を鉛直軸線まわりに旋回させ、吊り具11には
ジャイロコンパス15が取付けられる。このジャイロコ
ンパス15によって検出される方位が、希望する目標方
位となるように、旋回駆動手段10によってフック9を
旋回し、こうして旋回ずれを防ぐ。
望する方向となるように正確に定めて旋回ずれをなくす
こと。 【構成】 天井クレーン1のクラブトロリ5には長手索
条6によって昇降部材8を昇降可能に設け、この昇降部
材8にはフック9を介して旋回駆動手段10が設けら
れ、この旋回駆動手段10は、コイル13を把持する吊
り具11を鉛直軸線まわりに旋回させ、吊り具11には
ジャイロコンパス15が取付けられる。このジャイロコ
ンパス15によって検出される方位が、希望する目標方
位となるように、旋回駆動手段10によってフック9を
旋回し、こうして旋回ずれを防ぐ。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば天井クレーン
などのようなクレーンに好適に関連して実施することが
できる搬送装置に関する。
などのようなクレーンに好適に関連して実施することが
できる搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】天井クレーンでは、フックをワイヤロー
プなどの索条で巻上げおよび巻下げをして、荷役をして
いる。最近では、フックの縦/横方向の走行、横行によ
る振れ止め装置は開発され、フックによって吊下げられ
た吊り具および吊り荷は、上述の縦/横方向の振れ止め
装置で制御することができるけれども、吊り具および吊
り荷の鉛直軸線まわりの旋回振れを修正することはでき
ない。吊り具および吊り荷の旋回振れは、索条のねじれ
と、フックと吊環の「ガタ」によって、旋回振れが生
じ、現状では、このような旋回振れは、成り行きのまま
になっている。したがって吊り具および吊り荷が従来の
クレーンでは旋回振れを生じ、したがって在来のクレー
ンをそのまま用いて安価に無人化することができず、省
力推進の大きな問題点となっている。
プなどの索条で巻上げおよび巻下げをして、荷役をして
いる。最近では、フックの縦/横方向の走行、横行によ
る振れ止め装置は開発され、フックによって吊下げられ
た吊り具および吊り荷は、上述の縦/横方向の振れ止め
装置で制御することができるけれども、吊り具および吊
り荷の鉛直軸線まわりの旋回振れを修正することはでき
ない。吊り具および吊り荷の旋回振れは、索条のねじれ
と、フックと吊環の「ガタ」によって、旋回振れが生
じ、現状では、このような旋回振れは、成り行きのまま
になっている。したがって吊り具および吊り荷が従来の
クレーンでは旋回振れを生じ、したがって在来のクレー
ンをそのまま用いて安価に無人化することができず、省
力推進の大きな問題点となっている。
【0003】すなわちクレーンに吊下げられた吊り具、
すなわちリフターで鋼帯などのコイルである吊り荷を運
搬しようとするとき、まずその吊り荷をつかむために吊
り具をコイル置台上のコイルに配置する。このとき吊り
具がコイルに対して旋回ずれを生じていると、吊り具に
設けられている爪がコイルの孔に嵌合しにくい。従来で
は、クレーン運転手が吊り具の旋回手段を操作して吊り
具を旋回し、旋回ずれを修正している。
すなわちリフターで鋼帯などのコイルである吊り荷を運
搬しようとするとき、まずその吊り荷をつかむために吊
り具をコイル置台上のコイルに配置する。このとき吊り
具がコイルに対して旋回ずれを生じていると、吊り具に
設けられている爪がコイルの孔に嵌合しにくい。従来で
は、クレーン運転手が吊り具の旋回手段を操作して吊り
具を旋回し、旋回ずれを修正している。
【0004】また吊り具によって吊下げた吊り荷である
コイルをコイル置台に降ろすときには、吊り具がコイル
置台に対して旋回ずれを生じていると、コイル置台にコ
イルを円滑に降ろすことができず、コイルに傷をつけた
り、旋回ずれが大きいときにはコイルが転倒することが
ある。従来ではクレーン運転手が吊り具を旋回手段の操
作によって旋回し、その吊り具の旋回ずれを修正してい
る。
コイルをコイル置台に降ろすときには、吊り具がコイル
置台に対して旋回ずれを生じていると、コイル置台にコ
イルを円滑に降ろすことができず、コイルに傷をつけた
り、旋回ずれが大きいときにはコイルが転倒することが
ある。従来ではクレーン運転手が吊り具を旋回手段の操
作によって旋回し、その吊り具の旋回ずれを修正してい
る。
【0005】一般的には、クレーンの走行方向および横
行方向は、床面に設けられたコイル置台のコイルが配置
される軸線方向とは、平行または直角に定められてい
る。荷役を円滑に行うには、クレーン運転手は常に、吊
り具の方向を確認しながら、旋回ずれがあれば、これを
修正しながら、操作作業をしている。また吊り荷である
コイルを運搬してそのコイルを降ろすとき、コイル置台
の方向によって、吊り具をたとえば90度などの角度、
旋回させなければならないときが生じ、このような旋回
操作は、クレーン運転手が、目視で行っている。
行方向は、床面に設けられたコイル置台のコイルが配置
される軸線方向とは、平行または直角に定められてい
る。荷役を円滑に行うには、クレーン運転手は常に、吊
り具の方向を確認しながら、旋回ずれがあれば、これを
修正しながら、操作作業をしている。また吊り荷である
コイルを運搬してそのコイルを降ろすとき、コイル置台
の方向によって、吊り具をたとえば90度などの角度、
旋回させなければならないときが生じ、このような旋回
操作は、クレーン運転手が、目視で行っている。
【0006】吊り具に吊下げられた吊り荷であるコイル
は、ワイヤロープである索条がねじれたり、またフック
と吊環の点接触による不安定な支持によって、接触ずれ
を生じやすい。クレーン運転手は、このような接触ずれ
を生じないように、目視で操作をして修正を行ってい
る。
は、ワイヤロープである索条がねじれたり、またフック
と吊環の点接触による不安定な支持によって、接触ずれ
を生じやすい。クレーン運転手は、このような接触ずれ
を生じないように、目視で操作をして修正を行ってい
る。
【0007】旋回振れを防止するには、吊り具を昇降す
る上下に延びる細長いガイドポストなどを設けることが
考えられるけれども、そのようにすれば、構造が複雑に
なり、高価になる。また既設の天井走行クレーンなど
を、上述のように自動化しようとすると、全面的に構成
を変更しなければならず、既設のクレーンをそのまま利
用することができない。
る上下に延びる細長いガイドポストなどを設けることが
考えられるけれども、そのようにすれば、構造が複雑に
なり、高価になる。また既設の天井走行クレーンなど
を、上述のように自動化しようとすると、全面的に構成
を変更しなければならず、既設のクレーンをそのまま利
用することができない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、吊り
具の旋回ずれを自動的に防止することができ、これによ
ってクレーン運転手などの作業者の負担を軽減し、また
安全性を向上し、物体の自動化、すなわち無人化を図っ
て運搬することが可能であり、しかも既設のクレーンに
おいても容易に実施することができる搬送装置を提供す
ることである。
具の旋回ずれを自動的に防止することができ、これによ
ってクレーン運転手などの作業者の負担を軽減し、また
安全性を向上し、物体の自動化、すなわち無人化を図っ
て運搬することが可能であり、しかも既設のクレーンに
おいても容易に実施することができる搬送装置を提供す
ることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、移動体と、移
動体に設けられ、長手索条を巻上げおよび巻下げる巻上
げ手段と、物体を把持する吊り具と、吊り具に設けら
れ、方位を検出する方位検出手段と、吊り具を吊下げる
フックと、索条によって昇降され、フックを旋回する旋
回駆動手段と、方位検出手段の出力に応答し、検出され
た方位が予め定める目標方位となるように旋回駆動手段
によってフックを旋回する制御手段とを含むことを特徴
とする搬送装置である。
動体に設けられ、長手索条を巻上げおよび巻下げる巻上
げ手段と、物体を把持する吊り具と、吊り具に設けら
れ、方位を検出する方位検出手段と、吊り具を吊下げる
フックと、索条によって昇降され、フックを旋回する旋
回駆動手段と、方位検出手段の出力に応答し、検出され
た方位が予め定める目標方位となるように旋回駆動手段
によってフックを旋回する制御手段とを含むことを特徴
とする搬送装置である。
【0010】また本発明は、移動体と、移動体に設けら
れ、長手索条を巻上げおよび巻下げる巻上げ手段と、索
条によって昇降されるフックと、物体を把持する吊り具
と、吊り具に設けられ、方位を検出する方位検出手段
と、フックに吊下げられ、吊り具を旋回する旋回駆動手
段と、方位検出手段の出力に応答し、検出された方位が
予め定める目標方位となるように旋回駆動手段によって
吊り具を旋回する制御手段とを含むことを特徴とする搬
送装置である。
れ、長手索条を巻上げおよび巻下げる巻上げ手段と、索
条によって昇降されるフックと、物体を把持する吊り具
と、吊り具に設けられ、方位を検出する方位検出手段
と、フックに吊下げられ、吊り具を旋回する旋回駆動手
段と、方位検出手段の出力に応答し、検出された方位が
予め定める目標方位となるように旋回駆動手段によって
吊り具を旋回する制御手段とを含むことを特徴とする搬
送装置である。
【0011】さらにまた本発明は、移動体と、移動体に
設けられ、長手索条を巻上げおよび巻下げる巻上げ手段
と、物体を把持する吊り具と、吊り具に設けられ、方位
を検出する方位検出手段と、索条によって昇降され、吊
り具を旋回する旋回駆動手段と、方位検出手段の出力に
応答し、検出された方位が予め定める目標方位となるよ
うに旋回駆動手段によって吊り具を旋回する制御手段と
を含むことを特徴とする搬送装置である。
設けられ、長手索条を巻上げおよび巻下げる巻上げ手段
と、物体を把持する吊り具と、吊り具に設けられ、方位
を検出する方位検出手段と、索条によって昇降され、吊
り具を旋回する旋回駆動手段と、方位検出手段の出力に
応答し、検出された方位が予め定める目標方位となるよ
うに旋回駆動手段によって吊り具を旋回する制御手段と
を含むことを特徴とする搬送装置である。
【0012】
【作用】本発明に従えば、たとえば天井クレーンにおけ
るクラブトロリなどの移動体には、ワイヤロープまたは
チエンなどの長手索条が、巻上げ手段によって巻上げお
よび巻下げ可能とされ、この索条によって旋回駆動手段
が昇降され、この旋回駆動手段によってフックが鉛直軸
線まわりに旋回可能に取付けられており、このフックに
よって吊り具が吊下げられ、この吊り具には方位を検出
する方位検出手段、たとえばジャイロコンパスや振動ジ
ャイロ、または地磁気を検出する手段などが設けられ、
こうして吊り具に設けられている方位検出手段によって
検出される方位が、予め定める目標方位となるようにフ
ックを旋回手段によって旋回し、こうして吊り具、した
がって吊り具に把持されている物体を希望する目標方位
となるように旋回して搬送することが可能となる。
るクラブトロリなどの移動体には、ワイヤロープまたは
チエンなどの長手索条が、巻上げ手段によって巻上げお
よび巻下げ可能とされ、この索条によって旋回駆動手段
が昇降され、この旋回駆動手段によってフックが鉛直軸
線まわりに旋回可能に取付けられており、このフックに
よって吊り具が吊下げられ、この吊り具には方位を検出
する方位検出手段、たとえばジャイロコンパスや振動ジ
ャイロ、または地磁気を検出する手段などが設けられ、
こうして吊り具に設けられている方位検出手段によって
検出される方位が、予め定める目標方位となるようにフ
ックを旋回手段によって旋回し、こうして吊り具、した
がって吊り具に把持されている物体を希望する目標方位
となるように旋回して搬送することが可能となる。
【0013】さらに本発明に従えば、索条によってフッ
クを昇降し、このフックには、旋回手段が吊下げられ、
この旋回手段によって吊り具を旋回するように構成さ
れ、吊り具には方位検出手段が設けられているので、そ
の方位検出手段によって検出される吊り具の方位が、希
望する目標方位となるように、旋回駆動手段を制御す
る。
クを昇降し、このフックには、旋回手段が吊下げられ、
この旋回手段によって吊り具を旋回するように構成さ
れ、吊り具には方位検出手段が設けられているので、そ
の方位検出手段によって検出される吊り具の方位が、希
望する目標方位となるように、旋回駆動手段を制御す
る。
【0014】さらに本発明に従えば、索条によって昇降
される旋回駆動手段が設けられ、これによって吊り具が
旋回され、この吊り具に方位検出手段が設けられてお
り、このようにして吊り具が希望する目標方位となるよ
うに旋回駆動手段によって旋回される。
される旋回駆動手段が設けられ、これによって吊り具が
旋回され、この吊り具に方位検出手段が設けられてお
り、このようにして吊り具が希望する目標方位となるよ
うに旋回駆動手段によって旋回される。
【0015】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の全体の構成を示
す断面図である。天井クレーン1は建屋2の両側の壁の
上部に一対の走行レール3が固定されており、このレー
ル3には、ガーダ4がまたがって架けられており、こう
してガーダ4は図1の紙面に垂直方向に走行することが
できる。ガーダ4には、クラブトロリ5が図1の左右方
向に横行することができる。クラブトロリ5には長手索
条であるワイヤロープ6を巻上げおよび巻下げるための
ウインチなどの巻上げ手段7が設けられる。
す断面図である。天井クレーン1は建屋2の両側の壁の
上部に一対の走行レール3が固定されており、このレー
ル3には、ガーダ4がまたがって架けられており、こう
してガーダ4は図1の紙面に垂直方向に走行することが
できる。ガーダ4には、クラブトロリ5が図1の左右方
向に横行することができる。クラブトロリ5には長手索
条であるワイヤロープ6を巻上げおよび巻下げるための
ウインチなどの巻上げ手段7が設けられる。
【0016】図2は、索条6に関連する構成を簡略化し
て示す図である。昇降部材8は、索条6によって昇降さ
れることができる。昇降部材には、フック9を鉛直軸線
まわりに旋回する旋回駆動手段10が設けられる。この
旋回駆動手段10は、たとえばモータなどによって実現
することができる。フック9は、吊り具11の吊り環で
ある吊下げ部12に係止する。吊り具11は、図1に示
される吊り荷であるコイル13の中央の孔に係止する一
対の爪14を有し、この爪14によってコイル13を把
持することができる。吊り具11には、方位検出手段1
5が装着される。方位検出手段15は、たとえばジャイ
ロコンパスによって実現され、このジャイロコンパス
は、ジャイロと指北能力を有する指北装置とが備えられ
て構成され、これによって吊り具11、したがって爪1
4によって把持されているコイル13の方位を検出する
ことができる。
て示す図である。昇降部材8は、索条6によって昇降さ
れることができる。昇降部材には、フック9を鉛直軸線
まわりに旋回する旋回駆動手段10が設けられる。この
旋回駆動手段10は、たとえばモータなどによって実現
することができる。フック9は、吊り具11の吊り環で
ある吊下げ部12に係止する。吊り具11は、図1に示
される吊り荷であるコイル13の中央の孔に係止する一
対の爪14を有し、この爪14によってコイル13を把
持することができる。吊り具11には、方位検出手段1
5が装着される。方位検出手段15は、たとえばジャイ
ロコンパスによって実現され、このジャイロコンパス
は、ジャイロと指北能力を有する指北装置とが備えられ
て構成され、これによって吊り具11、したがって爪1
4によって把持されているコイル13の方位を検出する
ことができる。
【0017】図3はフック9付近の側面図であり、図4
はそのフック9付近の正面から見た断面図である。フッ
ク9の係止部16には、係止片12の係止孔17の内周
面が点接触して当接し、したがって吊り具11は旋回ず
れを生じやすい状態となっている。
はそのフック9付近の正面から見た断面図である。フッ
ク9の係止部16には、係止片12の係止孔17の内周
面が点接触して当接し、したがって吊り具11は旋回ず
れを生じやすい状態となっている。
【0018】図5は、図1〜図4に示される実施例の電
気的構成を示すブロック図である。方位検出手段15に
よって検出される吊り具11の現在の方位を表す信号は
ライン18から制御手段19に与えられる。また目標方
位設定手段20において設定される予め定めた目標方位
を表す信号は、ライン21から制御手段19に与えられ
る。制御手段19は、方位検出手段15からの現在の方
位と、目標方位設定手段20からの目標方位との旋回ず
れを検出し、ライン22に、旋回指令信号を導出し、こ
れによって旋回駆動手段10が動作してフック9が旋回
駆動される。こうして図1の参照符23で示されるよう
にコイルの軸線が図1の左右方向、すなわちクレーン1
の横行方向に平行に配置された姿勢となっており、すな
わちコイル23はコイル置台32によって床30上に配
置されている。吊り具11によってそのコイル23を把
持するにあたっては、爪14の方位が、コイル23の孔
24に入込むように、旋回駆動手段10によってフック
9、したがって吊り具11の旋回を行う。こうして参照
符25で示されるように吊り具によってコイル23を把
持することができる。こうして巻上げ手段7によって下
降された吊り具25によってコイル23を把持した後、
索条6を巻上げ、次に矢符26で示されるように移動中
に、方位検出手段15によって検出される現在の方位
が、目標方位設定手段20において設定された目標方位
となるように旋回駆動手段10はフック9を旋回して、
コイル27で示されるように、そのコイル27の軸線が
クレーン1の走行方向に平行になるようにし、この状態
で索条6が巻下げられて矢符28で示されるように降ろ
され、参照符29で示されるコイルは、床30に設けら
れたコイル置台31によって安定に配置される。
気的構成を示すブロック図である。方位検出手段15に
よって検出される吊り具11の現在の方位を表す信号は
ライン18から制御手段19に与えられる。また目標方
位設定手段20において設定される予め定めた目標方位
を表す信号は、ライン21から制御手段19に与えられ
る。制御手段19は、方位検出手段15からの現在の方
位と、目標方位設定手段20からの目標方位との旋回ず
れを検出し、ライン22に、旋回指令信号を導出し、こ
れによって旋回駆動手段10が動作してフック9が旋回
駆動される。こうして図1の参照符23で示されるよう
にコイルの軸線が図1の左右方向、すなわちクレーン1
の横行方向に平行に配置された姿勢となっており、すな
わちコイル23はコイル置台32によって床30上に配
置されている。吊り具11によってそのコイル23を把
持するにあたっては、爪14の方位が、コイル23の孔
24に入込むように、旋回駆動手段10によってフック
9、したがって吊り具11の旋回を行う。こうして参照
符25で示されるように吊り具によってコイル23を把
持することができる。こうして巻上げ手段7によって下
降された吊り具25によってコイル23を把持した後、
索条6を巻上げ、次に矢符26で示されるように移動中
に、方位検出手段15によって検出される現在の方位
が、目標方位設定手段20において設定された目標方位
となるように旋回駆動手段10はフック9を旋回して、
コイル27で示されるように、そのコイル27の軸線が
クレーン1の走行方向に平行になるようにし、この状態
で索条6が巻下げられて矢符28で示されるように降ろ
され、参照符29で示されるコイルは、床30に設けら
れたコイル置台31によって安定に配置される。
【0019】昇降部材8は省略され、索条6によって旋
回手段10が直接に索条6によって昇降可能に設けられ
るようにしてもよい。
回手段10が直接に索条6によって昇降可能に設けられ
るようにしてもよい。
【0020】図6は、本発明の他の実施例の一部の構成
を示す簡略化した側面図である。この実施例は、図1〜
図5に示される実施例に類似し、対応する部分には同一
の参照符を付す。索条6によって昇降部材8が昇降可能
に設けられ、この昇降部材8にはフック9が取付けられ
ている。フック9に係止する係止部材12には、もう1
つの昇降部材33が取付けられており、この昇降部材3
3には旋回駆動手段15が設けられる。旋回駆動手段1
5によって吊り具11が旋回される。吊り具11には方
位検出手段15が取付けられる。その他の構成は前述の
実施例と同様である。このような構成によってもまた、
方位検出手段15によって検出される現在方位が、希望
する目標方位となるように旋回駆動手段15によって吊
り具11を旋回させ、旋回ずれを防止することができ
る。昇降部材8を省略して索条6によってフック9を昇
降可能とし、また昇降部材33を省略して係止部材12
に旋回駆動手段15を固定するようにしてもよい。
を示す簡略化した側面図である。この実施例は、図1〜
図5に示される実施例に類似し、対応する部分には同一
の参照符を付す。索条6によって昇降部材8が昇降可能
に設けられ、この昇降部材8にはフック9が取付けられ
ている。フック9に係止する係止部材12には、もう1
つの昇降部材33が取付けられており、この昇降部材3
3には旋回駆動手段15が設けられる。旋回駆動手段1
5によって吊り具11が旋回される。吊り具11には方
位検出手段15が取付けられる。その他の構成は前述の
実施例と同様である。このような構成によってもまた、
方位検出手段15によって検出される現在方位が、希望
する目標方位となるように旋回駆動手段15によって吊
り具11を旋回させ、旋回ずれを防止することができ
る。昇降部材8を省略して索条6によってフック9を昇
降可能とし、また昇降部材33を省略して係止部材12
に旋回駆動手段15を固定するようにしてもよい。
【0021】図7は、本発明の他の実施例の簡略化した
側面図である。この実施例は、前述の図1〜図5に示さ
れる実施例に類似し、対応する部分には同一の参照符を
付す。前述の図1〜図5の実施例では、フック9および
それに係止する係止部材12が設けられたけれども、こ
の実施例では旋回駆動手段10によって吊り具11が連
結されて旋回可能に構成される。このような構成によっ
てもまた、吊り具11の現在方位が方位検出手段15に
よって検出され、その現在方位が希望する目標方位とな
るように、旋回駆動手段10は吊り具11を旋回駆動し
て旋回ずれをなくす。
側面図である。この実施例は、前述の図1〜図5に示さ
れる実施例に類似し、対応する部分には同一の参照符を
付す。前述の図1〜図5の実施例では、フック9および
それに係止する係止部材12が設けられたけれども、こ
の実施例では旋回駆動手段10によって吊り具11が連
結されて旋回可能に構成される。このような構成によっ
てもまた、吊り具11の現在方位が方位検出手段15に
よって検出され、その現在方位が希望する目標方位とな
るように、旋回駆動手段10は吊り具11を旋回駆動し
て旋回ずれをなくす。
【0022】本発明は、天井クレーンなどのクレーンだ
けでなく、その他の搬送装置に関連して広範囲に実施す
ることができる。
けでなく、その他の搬送装置に関連して広範囲に実施す
ることができる。
【0023】方位検出手段は、上述の実施例ではジャイ
ロコンパスであったけれども、他の実施例として、振動
ジャイロ、または地磁気を検出する構成であってもよ
い。
ロコンパスであったけれども、他の実施例として、振動
ジャイロ、または地磁気を検出する構成であってもよ
い。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、搬送され
るべき物体を把持する吊り具には、方位検出手段が設け
られ、この吊り具は、フックによって支持されてそのフ
ックが旋回駆動手段によって旋回され、あるいはまた吊
り具に連結されている旋回駆動手段が吊り具を旋回し、
このようにして、吊り具、したがって物体を希望する目
標方位となるように旋回することが可能となる。このよ
うな構成は、比較的簡単であり、既設のクレーンなどに
関連して本発明を容易に実施することができ、またこの
ようにしてたとえばクレーン運転手の負担を軽減し、安
全性を向上し、物体の運搬の自動化、すなわち無人化を
容易に可能にすることができる。
るべき物体を把持する吊り具には、方位検出手段が設け
られ、この吊り具は、フックによって支持されてそのフ
ックが旋回駆動手段によって旋回され、あるいはまた吊
り具に連結されている旋回駆動手段が吊り具を旋回し、
このようにして、吊り具、したがって物体を希望する目
標方位となるように旋回することが可能となる。このよ
うな構成は、比較的簡単であり、既設のクレーンなどに
関連して本発明を容易に実施することができ、またこの
ようにしてたとえばクレーン運転手の負担を軽減し、安
全性を向上し、物体の運搬の自動化、すなわち無人化を
容易に可能にすることができる。
【図1】本発明の一実施例の全体の構成を示す断面図で
ある。
ある。
【図2】索条6およびそれに関連する構成を示す簡略化
した側面図である。
した側面図である。
【図3】フック9付近の構成を示す側面図である。
【図4】フック9付近の構成を示す正面図である。
【図5】図1〜図4に示される実施例の電気的構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図6】本発明の他の実施例の簡略化した側面図であ
る。
る。
【図7】本発明のさらに他の実施例の簡略化した側面図
である。
である。
1 天井クレーン 4 ガーダ 5 クラブトロリ 6 索条 7 巻上げ手段 8 昇降部材 9 フック 10 旋回駆動手段 11 吊り具 12 係止部材 13,23,27,29 コイル 14 爪 15 方位検出手段
Claims (3)
- 【請求項1】 移動体と、 移動体に設けられ、長手索条を巻上げおよび巻下げる巻
上げ手段と、 物体を把持する吊り具と、 吊り具に設けられ、方位を検出する方位検出手段と、 吊り具を吊下げるフックと、 索条によって昇降され、フックを旋回する旋回駆動手段
と、 方位検出手段の出力に応答し、検出された方位が予め定
める目標方位となるように旋回駆動手段によってフック
を旋回する制御手段とを含むことを特徴とする搬送装
置。 - 【請求項2】 移動体と、 移動体に設けられ、長手索条を巻上げおよび巻下げる巻
上げ手段と、 索条によって昇降されるフックと、 物体を把持する吊り具と、 吊り具に設けられ、方位を検出する方位検出手段と、 フックに吊下げられ、吊り具を旋回する旋回駆動手段
と、 方位検出手段の出力に応答し、検出された方位が予め定
める目標方位となるように旋回駆動手段によって吊り具
を旋回する制御手段とを含むことを特徴とする搬送装
置。 - 【請求項3】 移動体と、 移動体に設けられ、長手索条を巻上げおよび巻下げる巻
上げ手段と、 物体を把持する吊り具と、 吊り具に設けられ、方位を検出する方位検出手段と、 索条によって昇降され、吊り具を旋回する旋回駆動手段
と、 方位検出手段の出力に応答し、検出された方位が予め定
める目標方位となるように旋回駆動手段によって吊り具
を旋回する制御手段とを含むことを特徴とする搬送装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5045397A JPH06255983A (ja) | 1993-03-05 | 1993-03-05 | 搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5045397A JPH06255983A (ja) | 1993-03-05 | 1993-03-05 | 搬送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06255983A true JPH06255983A (ja) | 1994-09-13 |
Family
ID=12718131
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5045397A Withdrawn JPH06255983A (ja) | 1993-03-05 | 1993-03-05 | 搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06255983A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010150336A1 (ja) * | 2009-06-22 | 2010-12-29 | 株式会社青木機械 | 吊上げ用フック装置 |
-
1993
- 1993-03-05 JP JP5045397A patent/JPH06255983A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010150336A1 (ja) * | 2009-06-22 | 2010-12-29 | 株式会社青木機械 | 吊上げ用フック装置 |
EP2447202A1 (en) * | 2009-06-22 | 2012-05-02 | Aoki Machinery Co., Ltd | Lifting hook device |
EP2447202A4 (en) * | 2009-06-22 | 2013-03-13 | Aoki Machinery Co Ltd | LIFTING HOOK DEVICE |
US8496279B2 (en) | 2009-06-22 | 2013-07-30 | Aoki Machinery Co., Ltd. | Lifting hook device |
JP5372152B2 (ja) * | 2009-06-22 | 2013-12-18 | 株式会社青木機械 | 吊上げ用フック装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000509 |