JPH06255774A - 搬送装置用移動体 - Google Patents

搬送装置用移動体

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JPH06255774A
JPH06255774A JP7082393A JP7082393A JPH06255774A JP H06255774 A JPH06255774 A JP H06255774A JP 7082393 A JP7082393 A JP 7082393A JP 7082393 A JP7082393 A JP 7082393A JP H06255774 A JPH06255774 A JP H06255774A
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moving body
compressed air
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valve
holes
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Shigeru Muramatsu
繁 村松
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OCHIAI NEKUSASU KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 搬送路上に圧縮空気を放出する搬送装置に配
置し、圧縮空気によって浮上すると共に搬送路上を移動
し得る移動体を提供する。 【構成】 軸方向に複数の孔を穿設した管体を、複数の
孔が上方に位置するように配設した搬送路を備えた搬送
装置に対し、搬送路の上面と対向する側に平面部を有す
る移動体4を搬送路上に配置する。この移動体4の平面
部には、搬送路の長手方向に対し所定角度傾斜した複数
の溝41乃至44が搬送路の長手方向に沿って並設され
ている。而して、搬送路に圧縮空気を放出させると、移
動体4は搬送路上を浮上した状態で移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は搬送装置用移動体に関
し、特に搬送路上に圧縮空気を放出する搬送装置用の移
動体に係る。
【0002】
【従来の技術】パレット等の移動体を搬送する搬送装置
としては種々の形式のものが知られているが、近時、移
動体を搬送路上に一定の間隔を以って浮上した状態と
し、無接触で移動体を搬送するようにした搬送装置が普
及している。例えばパレットに空気タンクを搭載し、圧
縮空気を下方に放出して浮上させるようにしたもの、あ
るいはエアホースを介してパレットに圧縮空気を供給し
これを下方に放出して浮上させるようにしたものが用い
られている。
【0003】また、搬送路を管体で形成し、この管体の
上方に複数の孔を穿設し、これらの孔から圧縮空気を放
出して搬送路上の移動体を浮上させるようにした搬送装
置も用いられている。例えば、図8に示すような固定子
50を有するリニアモータを搬送駆動源とし、その2次
導体を構成する移動体60を圧縮空気によって浮上させ
るようにした搬送装置が知られている。この搬送装置に
おいては、移動体60は筒体の搬送路30に跨座され、
図8中に矢印で示したように供給口31から圧縮空気が
供給され中空部32を介して孔33から放出される。こ
れにより、移動体60と搬送路30との間に微小間隙が
形成され、移動体60は浮上した状態とされている。而
して、この状態で固定子50が励磁されると移動体60
が搬送路30上を円滑に移動する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、上記公報に
記載の搬送装置に供される移動体を、搬送路上で移動さ
せるためには、別途リニアモータ、エアシリンダ等の推
進装置を設ける必要があり構造も複雑となる。
【0005】そこで、本発明は、搬送路上に圧縮空気を
放出する搬送装置に配置し、圧縮空気によって浮上する
と共に搬送路上を移動し得る移動体を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、軸方向に複数の孔を穿設した管体を、前
記複数の孔が上方に位置するように配設した搬送路を備
え、該搬送路の中空部内に圧縮空気を供給し前記複数の
孔から放出する搬送装置に対し、前記搬送路の上面と対
向する側に平面部を有し前記搬送路上に配置して浮上さ
せるようにした移動体において、該移動体の前記平面部
に、前記搬送路の長手方向に対し所定角度傾斜した複数
の案内部を前記搬送路の長手方向に沿って並設すること
としたものである。
【0007】前記搬送装置は、前記圧縮空気が前記搬送
路の中空部内に供給されたときに閉弁し、前記移動体と
接触したときに開弁して前記圧縮空気を放出させる弁装
置を、前記複数の孔の各々に配設したものとし、前記移
動体は、前記弁装置の各々の両側に溝を形成して前記案
内部を構成したものとするとよい。
【0008】
【作用】上記の搬送装置においては、管体の搬送路の中
空部内に圧縮空気が供給されると、複数の孔から搬送路
と移動体との間に放出される。これにより、移動体は搬
送路上で浮上した状態とされると共に、圧縮空気が移動
体の複数の案内部、例えば溝に案内され、移動体に対し
反力が生ずる。即ち、圧縮空気による推進力が加えられ
移動体は搬送路上を滑らかに移動する。
【0009】
【実施例】以下、本発明の搬送装置用移動体の望ましい
実施例を図面を参照して説明する。先ず、移動体を搬送
する搬送装置は図3及び図4に示すように、長尺の管体
で構成した一対の搬送路1,1が、支持台3上に所定距
離隔てて平行に配置されている。支持台3の両側面には
ガイド3a,3bが立設されている。そして、搬送路
1,1上に、被搬送物を載置するためのパレットとして
機能する板状の移動体4が配置されているが、これにつ
いては後に詳細に説明する。
【0010】本実施例の搬送路1は図3に示すように中
空部1aを郭成する断面略矩形の管体で、その上面の軸
方向に複数の孔1bが穿設されると共に、その下面に空
気導入孔1cが穿設されている。搬送路1の下面には空
気導入孔1cと連通する空気導入管2が接合されてお
り、支持台3を貫通しエアホース等を介して圧縮空気源
5に接続されている。複数の孔1bの各々には、移動体
4の当接、離隔に応じて開閉する弁装置10が装着され
ている。弁装置10は、孔1bに螺着される筒体のホル
ダ11と、その筒体部11a内に収容される球状の弁体
12を有し、以下のように構成されている。
【0011】即ち、図5及び図6に弁装置10を拡大し
て示したように、ホルダ11の上方の開口端には、小径
の孔11bを有するテーパ状の弁座11cが形成されて
いる。そして、この弁座11cに着座する球状の弁体1
2がホルダ11の筒体部11a内に収容されており、弁
座11cに着座したときにホルダ11の上面から弁体1
2の一部が突出する寸法関係に設定されている。ホルダ
11の下方の開口端には、円環状の皿ばね13が設けら
れ、これによりホルダ11の下方の開口が絞られると共
に、弁体12が係止される。ホルダ11の外周には螺子
溝が形成されており、図6に示すように端面に穿設され
た孔11eに図示しない器具が係合され、この器具を回
転することによってホルダ11が搬送路1に螺着され
る。
【0012】一方、移動体4は図1及び図2に示すよう
に略正方形の平板で、一方の面の各搬送路1に対向する
部分に、各搬送路1の長手方向(移動体4の移動方向)
に対し所定角度α外方に傾斜した複数の溝41,42及
び同角度α内方に傾斜した複数の溝43,44が、夫々
弁装置10が装着された各搬送路1上の軸(図1に一点
鎖線で示す)を中心として、両側に略ハ字状に形成され
並設されている。このように案内部が形成された移動体
4は、図3に示すように搬送路1上に溝41,43間の
面及び溝42,44間の面が弁装置10の弁体12と当
接するように配置される。尚、移動体4の形状は搬送路
1,1に対向する面が平面であれば、板状でなくともよ
い。
【0013】而して、上記の構成になる搬送装置におい
て、圧縮空気源5から各搬送路1の中空部1a内に圧縮
空気が供給されていないときには、各弁装置10内の弁
体12は図5に二点鎖線で示すように皿ばね13の内面
上にある。圧縮空気源5から空気導入管2,2を介して
各搬送路1の中空部1aに圧縮空気が供給されると、各
弁装置10に中空部1aを介して圧縮空気が導入され、
弁体12が圧縮空気の圧力によって図5の上方に押し上
げられ、ホルダ11の筒体部11aと弁体12との間隙
を介して孔11bから搬送路1の上方に圧縮空気が放出
される。このとき、図5に示すように弁体12の上方に
何も存在しなければ圧縮空気の圧力によって弁体12が
ホルダ11の弁座11cに着座し、孔11bと弁体12
との間の空気流路が閉塞される。これにより、孔11b
から圧縮空気が放出されることはなく、従って騒音を発
することもない。
【0014】搬送路1,1上に配置される移動体4が弁
体12に当接し移動体4の荷重が弁体12に加えられる
と、図7に示すように弁体12と孔11bとの間に間隙
が形成され、この間隙を介して筒体部11a内の圧縮空
気が放出され、搬送路1の上面と移動体4との間隙及び
移動体4の溝41乃至44を介して外部に放出される。
即ち、弁体12は移動体4の荷重によって弁体12に加
えられる力と圧縮空気によって弁体12に加えられる圧
力とがバランスする位置で停止し、搬送路1の上面と移
動体4との間隙が略一定に維持される。そして、図3に
示す移動体4の側面4a,4bとガイド3a,3bとの
微小間隙を介して圧縮空気が外部に放出されるので、移
動体4は弁体12のみに接触し、支持台3等とは無接触
の状態で支持される。
【0015】しかも、中空部1a内の圧縮空気は弁体1
2と孔11bとの間の間隙を介して放出される。従っ
て、図7に示すように移動体4の溝41,43及び搬送
路1の上面との間隙を介して圧縮空気が外部に放出され
る。このとき、圧縮空気は案内部たる溝41乃至44に
沿って図1に矢印で示した方向に放出され、移動体4に
対して反力が働くので、移動体4は図1に白抜矢印で示
した方向に移動する。即ち、図1の下方への圧縮空気の
放出により移動体4に対し図1の上方に移動するように
推進力が加わる。
【0016】以上のように、本実施例によれば搬送路1
の中空部1a内に圧縮空気が供給されているときには弁
装置10の全てが閉弁しており、移動体4に当接した弁
装置10のみが開弁するように構成されているので、圧
縮空気は移動体4の下部にのみ放出される。従って、圧
縮空気の供給量は必要最小限に抑えられ、圧縮空気放出
時の騒音も大幅に低減される。しかも、溝41乃至44
を介した圧縮空気によって移動体4に推進力が加えられ
るので、推進装置を設けることなく移動体4を移動させ
ることができる。
【0017】尚、上記弁装置10のホルダ11を廃し、
搬送路1の孔1b回りに直接弁座を形成することとして
もよい。また、弁体12は球状に限ることなく、突出部
を有する異形形状としてもよい。本実施例の移動体4は
必ずしも本実施例の弁装置10と組み合せる必要はな
く、弁装置を有さず複数の孔が形成されただけの搬送路
に適用することも可能である。この場合においても、弁
装置を介して放出される圧縮空気は溝41乃至44によ
って案内されるので移動体4は所定の方向に移動する。
更に、本発明の案内部として、溝に替え移動体に対し弁
装置10の弁体12に当接する面に凸部を設け、圧縮空
気に対する案内壁を形成することとしてもよい。
【0018】
【発明の効果】本発明は上述のように構成されているの
で、以下に記載する効果を奏する。即ち、本発明の搬送
装置用移動体においては、圧縮空気のみで浮上した状態
とされると共に複数の案内部を介して推進力が加わり搬
送路上を移動するので、移動体用の推進装置を具備して
いない簡単な搬送装置に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の移動体の一実施例を示す平面図であ
る。
【図2】本発明の移動体の一実施例を示す側面図であ
る。
【図3】本発明の一実施例に係る搬送装置の正断面図で
ある。
【図4】本発明の一実施例に係る搬送装置の平面図であ
る。
【図5】本発明の一実施例に係る搬送装置における弁装
置の拡大断面図である。
【図6】本発明の一実施例に係る搬送装置における弁装
置の平面図である。
【図7】本発明の一実施例に係る搬送装置において、弁
体に移動体が当接した状態を示す弁装置の正断面図であ
る。
【図8】従来の搬送装置の断面図である。
【符号の説明】
1 搬送路 3 支持台 4 移動体 41〜44 溝(案内部) 5 圧縮空気源 10 弁装置 11 ホルダ 12 弁体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸方向に複数の孔を穿設した管体を、前
    記複数の孔が上方に位置するように配設した搬送路を備
    え、該搬送路の中空部内に圧縮空気を供給し前記複数の
    孔から放出する搬送装置に対し、前記搬送路の上面と対
    向する側に平面部を有し前記搬送路上に配置して浮上さ
    せるようにした移動体において、該移動体の前記平面部
    に、前記搬送路の長手方向に対し所定角度傾斜した複数
    の案内部を前記搬送路の長手方向に沿って並設したこと
    を特徴とする搬送装置用移動体。
  2. 【請求項2】 前記搬送装置は、前記圧縮空気が前記搬
    送路の中空部内に供給されたときに閉弁し、前記移動体
    と接触したときに開弁して前記圧縮空気を放出させる弁
    装置を、前記複数の孔の各々に配設して成り、前記移動
    体は、前記弁装置の各々の両側に溝を形成して前記案内
    部を構成したことを特徴とする請求項1記載の搬送装置
    用移動体。
JP5070823A 1993-03-05 1993-03-05 搬送装置用移動体 Expired - Lifetime JPH0759451B2 (ja)

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4955078A (ja) * 1972-05-18 1974-05-28
JPS5510491A (en) * 1978-07-03 1980-01-24 Gen Atomic Co Separating of iodine form liquid mixture comprising iodine * hydrogen iodide and water
JPS5836822A (ja) * 1981-08-31 1983-03-03 スベン・ルノ−・ビルヘルム・ゲベリウス 負荷支持ユニツト用装置
JPS634921U (ja) * 1986-06-25 1988-01-13

Patent Citations (4)

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