JP2010076849A - エアブローユニットおよびそれを用いたエアブロー基板 - Google Patents

エアブローユニットおよびそれを用いたエアブロー基板 Download PDF

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Abstract

【課題】電気的な制御手段が不要で、かつガラス基板やフィルムなどの搬送のために必要な部分にのみ圧力空気を噴出させることができるエアブローユニットと、このようなエアブローユニットを用いて容易にガラス基板などの搬送路を形成することができるエアブロー基板を得る。
【解決手段】エアブローユニット10は、本体ケース12を含み、その第1の空間部60にセンサ部材70が配置される。連結路52部分でスライド可能にスライド部材140が保持され、バネ受け部材160とバネ部材194とでスライド部材140に付勢力を加えて、センサ部材70が押し上げられる。ガラス基板がセンサ部材70を押し下げると、スライド部材140が下方にスライド移動し、連結路52が開通して、第2の空間部62の圧力空気がセンサ部材70とガラス基板との間に噴出し、ガラス基板が圧力空気によって支持される。
【選択図】図1

Description

この発明は、エアブローユニットおよびそれを用いたエアブロー基板に関し、特にたとえば、大型のガラス基板やフィルムなどを傷付けることなく搬送するために用いられるエアブローユニットと、それを用いたエアブロー基板に関する。
近年、液晶ディスプレイパネルやプラズマディスプレイパネルなどの製造において、大型のガラス基板が用いられている。このようなガラス基板は、たとえば2500mm×2500mmという大型のものであるにもかかわらず、その厚みは0.5mm〜0.7mmと薄く、取り扱いの困難なものである。このようなガラス基板の搬送のために、ローラなどを用いると、ガラス基板表面に傷が付く恐れがあり、ディスプレイパネルとして加工することができなくなる可能性がある。
そこで、図25に示すように、ガラス基板1の両端部のみをローラ2で支持して、その内側においては空気孔3からガラス基板1に向かって圧力空気を噴出させ、ガラス基板1を空気圧により支持する方法が採用されている。この方法では、ローラ2を駆動することにより、ローラ2の内側におけるガラス基板1の表面を傷つけることなく、ガラス基板1の搬送が可能である(特許文献1参照)。
特開2000−193604号公報
しかしながら、このような方法では、ガラス基板が通過していない領域においても、圧力空気が噴出することになり、大量の圧力空気を発生させる必要があり不経済である。そこで、ガラス基板の移動方向に向かって、搬送路を複数のブロックに分割し、移動してきたガラス基板の先端部をセンサで検出して、ガラス基板の進行方向の1ブロックのみについて圧力空気を噴出させるような制御が行われている。このような制御により、ガラス基板の進行方向において、1ブロックずつ順次圧力空気が噴出し、ガラス基板が通り過ぎた位置にあるブロックにおいては、圧力空気の噴出を停止させることができる。したがって、必要な部分のみ圧力空気を噴出させることができ、圧力空気の節減が可能である。
ところが、このような制御を行うためには、ガラス基板を検出するためのセンサ、圧力空気の噴出を制御するためのバルブ、センサによるガラス基板の検出によりバルブの動作を制御するための制御盤などが必要であり、大がかりな装置となる。
それゆえに、この発明の主たる目的は、電気的な制御手段が不要で、かつガラス基板やフィルムなどの搬送のために必要な部分にのみ圧力空気を噴出させることができるエアブローユニットと、このようなエアブローユニットを用いて容易にガラス基板などの搬送路を形成することができるエアブロー基板を提供することである。
この発明は、開口部を有する略筒状の本体ケースと、本体ケースの開口部から外側に向かって一部が突出したり本体ケース内に収納されたりするセンサ部材と、センサ部材を本体ケースの開口部側に向かって付勢するための付勢手段と、本体ケース内においてセンサ部材の外側に形成される圧力空気を供給するための空気供給部と、本体ケースの開口部側と空気供給部とを連結する空気通路と、センサ部材の一部が本体ケースの開口部から外側に向かって突出するときに空気通路を遮断するとともに、センサ部材が本体ケース内に収納されたときに空気通路を開通させるバルブ機構とを含む、エアブローユニットである。
付勢手段によって、センサ部材が本体ケースの開口部側に向かって付勢され、センサ部材の一部が開口部から外側に向かって突出する。このとき、バルブ機構により、空気通路は遮断され、空気供給部から本体ケースの開口部側に圧力空気が供給されない。センサ部材上にガラス基板やフィルムなどが送られてくると、センサ部材が押されて本体ケース内でスライド移動し、センサ部材は本体ケース内に収納される。
このとき、バルブ機構により空気通路が開通させられ、空気供給部から本体ケースの開口部側に向かって圧力空気が供給される。この圧力空気によって、ガラス基板などが支持されるとともに、ガラス基板などで覆われることにより、ガラス基板などとセンサ部材との間に空気が充填される。この空気の圧力により、センサ部材は付勢手段に抗する向きに圧力が加えられ、センサ部材が開口部側に移動することが防止される。
このようなエアブローユニットにおいて、本体ケース内においてセンサ部材を保持する第1の空間部と、本体ケース内において第1の空間部に対向して形成される第2の空間部と、第1の空間部と第2の空間部とを連結するための連結路と、連結路を通してセンサ部材に接触し、スライド移動可能に配置されるスライド部材と、第2の空間部においてスライド部材をセンサ部材側に向かって付勢するための付勢部材とを含み、付勢部材とスライド部材とで付勢手段が構成されるものとすることができる。
本体ケース内の第1の空間部にセンサ部材が保持され、第2の空間部において付勢部材がスライド部材を付勢することにより付勢手段が構成され、この付勢手段によってセンサ部材の一部が本体ケースの開口部から外側に向かって突出するように保持される。
また、センサ部材が保持された第1の空間部と本体ケースの外部とを連通するための貫通孔が本体ケースに形成されることが好ましい。
センサ部材が本体ケース内に収納されたときに、第1の空間部に圧力空気が侵入すると、センサ部材を本体ケースの開口部側に押す力が働く。そこで、本体ケースに形成された貫通孔によって第1の空間部に侵入した圧力空気を本体ケースの外部に導くことにより、センサ部材が本体ケースの開口部側に移動することを防止することができる。
さらに、第2の空間部に空気供給部が形成されるとともに、連結路が空気通路の一部を構成し、センサ部材の一部が本体ケースの開口部から外側に向かって突出するときに、スライド部材が連結路を遮断し、センサ部材が本体ケース内に収納されたときに、スライド部材が連結路を開通することにより、空気通路の開閉を行うバルブ機構が構成されるようにすることができる。
連結路が第1の空間部と第2の空間部とを連結し、この連結部が空気供給部と本体ケースの開口部側とを連通する空気通路の一部を構成する。この連結路をスライド部材が開閉することにより、空気通路を開閉するバルブ機構を形成することができる。このような構成とすることにより、スライド部材がセンサ部材を付勢するために用いられるとともに、バルブ機構としても用いられる。
また、センサ部材は、球状のセンサボールと、センサボールを収納する略球面状の底面を有するボール受けと、センサボールとボール受けの底面との間に配置される複数の小球とを含み、センサボールの一部が本体ケースの開口部から外側に向かって突出することが好ましい。
センサボールを複数の小球で支持する構成とすることにより、センサボールが回転しやすくなる。そのため、本体ケースから突出するセンサボールにガラス基板などが当たったときに、センサボールが回転して、ガラス基板などを破損することなくセンサボールの上に導くことができる。
さらに、センサ部材が本体ケース内に収納されたときに、本体ケースの開口部側と空気供給部とを連結するための空気通路がセンサ部材を介して形成されてもよい。
また、センサ部材が本体ケース内に収納されたときに、本体ケースの開口部側と空気通路とを連結するための空気通路が本体ケースを介して形成されてもよい。
本体ケースの開口部側に圧力空気を供給するために、センサ部材から圧力空気を供給してもよいし、本体ケースから圧力空気を供給してもよい。
さらに、本体ケースの開口部の反対側においてスライド部材が本体ケースの底面から外側に突出するように形成され、センサ部材の一部が本体ケースの開口部から外側に向かって突出するときに、本体ケースの底面とスライド部材との間を封止するための封止部材が設けられてもよい。
封止部材によって本体ケースの底面とスライド部材との間を封止することにより、センサ部材の一部が本体ケースの開口部から外側に向かって突出しているときに、本体ケースの底面からの空気漏れを防止することができる。
また、この発明は、基板に上述のいずれかに記載のエアブローユニットが取り付けられ、センサ部材の一部が本体ケースの開口部から外側に向かって突出したときに、基板の面上にセンサ部材の一部が突出するようにした、エアブロー基板である。
基板に複数のエアブローユニットを取り付けたエアブロー基板とすることにより、複数のエアブロー基板を並べて配置することにより、任意の大きさの搬送路を形成することができる。
この発明によれば、電気的な制御を行うことなく、ガラス基板やフィルムなどの下面のみに圧力空気を噴出させることができる。そのため、ガラス基板やフィルムなどの搬送装置を簡単な構成とすることができるとともに、必要な部分にのみ圧力空気を噴出させることができる。
また、このようなエアブローユニットを取り付けたエアブロー基板を用いることにより、任意の大きさの搬送路を形成することができるため、ガラス基板などの大きさおよび搬送距離に合わせて、自由に搬送路を形成することができる。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明を実施するための最良の形態の説明から一層明らかとなろう。
図1は、この発明のエアブローユニットの一例を示す断面図解図である。エアブローユニット10は、本体ケース12を含む。本体ケース12は、図2および図3に示すように、全体として円柱状に形成される。本体ケース12は、軸方向に沿って貫通するように形成され、本体ケース12の一端側の内周面に、第1の溝14が形成される。本体ケース12の一端側は、外周側に向かって突出するようにして、鍔状部16が形成される。この鍔状部16の一部において、鍔状部16の上面から第1の溝14まで、切欠き部18が形成される。
本体ケース12の内側には、第1の溝14に隣接するように、第1の段差部20が形成される。さらに、本体ケース12の中間部の内周面に、第2の溝22が形成される。第2の溝22の近傍には、複数の貫通孔24が周方向に並んで形成される。また、第2の溝22を挟んで貫通孔24の反対側に、第2の段差部26が形成される。さらに、本体ケース12の他端側において、その内周面に、第3の段差部28が形成され、それに続いて、第3の溝30および第4の溝32が形成される。第2の段差部26と第3の段差部28との間には、本体ケース12の側面を貫通するようにして、空気導入孔34が形成される。また、本体ケース12の外周面において、鍔状部16の近傍には、外周溝36が形成される。
本体ケース12の中間部には、隔壁部材40が取り付けられる。隔壁部材40は、図4に示すように、円筒状の筒状部42が形成され、筒状部42の一端から外周側に向かって突出するように鍔状部44が形成される。鍔状部44は、本体ケース12の一端側における内径とほぼ同じ外径を有するように形成される。鍔状部44の外周側端部には、溝46が形成される。鍔状部44の内側には、筒状部44に連なる凹部48が形成される。また、筒状部44の他端は、内周側に向かって突出する凸状部50が形成され、この凸状部50の内側に、隔壁部材50の両側を連結する連結路52が形成される。
隔壁部材40の鍔状部44は、本体ケース12の第2の段差部26部分に配置される。このとき、隔壁部材40の溝46には、Oリング54が嵌め込まれる。さらに、本体ケース12の第2の溝22に、止め輪56が嵌め込まれ、隔壁部材40が本体ケース12内に固定される。止め輪56は、たとえば弾性を有する金属材料をリング状に形成し、リング状の一部を切断した形状としたものである。したがって、止め輪56を縮めたり拡げたりすることにより、筒状体の内周面や外周面に嵌めることができ、元の形状に戻すことにより、筒状体の内外に形成された溝に嵌め込むことができる。隔壁部材40が設けられることによって、本体ケース12内に、第1の空間部60および第2の空間部62が形成される。第1の空間部60は、本体ケース12の一端側に形成され、第2の空間部62は、本体ケース12の他端側に形成される。そして、第1の空間部60と第2の空間部62とが、隔壁部材40の連結路52で連結される。
第1の空間部60には、センサ部材70が設けられる。センサ部材70は、センサボール72を含む。センサボール72は、複数の小球74を介して、ボール受け80で保持される。ボール受け80は、図5に示すように、略球面状の底面部82を含み、この底面部82上に小球74を介してセンサボール72が保持される。ボール受け80の外面には、鍔状部84が形成され、ボール受け80の中心軸と平行に、鍔状部84に複数の貫通孔86が形成される。また、鍔状部84からボール受け80の外側中央部に向かって、傾斜部88が形成される。そして、ボール受け80の外側中央部には、底面部82の反対側に向かって突出する突起部90が形成される。
ボール受け80は、ボール受けホルダー100に保持される。ボール受けホルダー100は、図6に示すように、円筒上の大筒状部102を含み、その一端側の内周面には、溝104が形成される。大筒状部102の内径は、ボール受け88の鍔状部84の外径とほぼ等しくなるように形成される。また、大筒状部102の内側には、段差部106が形成され、それに続いて、傾斜部108が形成される。ボール受けホルダー100の傾斜部108は、ボール受け80の傾斜部88に対応するように形成される。また、傾斜部108に続いて、大筒状部102より小径の小筒状部110が形成される。そして、ボール受けホルダー100の外面には、大筒状部102から小筒状部110にかけて、階段状部112が形成される。
ボール受けホルダー100内に、ボール受け88が保持される。このとき、ボール受け88の鍔状部84がボール受けホルダー100の段差部106部分に配置される。ここで、ボール受け88の外面の傾斜部88とボール受けホルダー100の内面の傾斜部108との間に隙間が形成される。この隙間が、ボール受け88の貫通孔86に連通される。
ボール受けホルダー100には、ボール受け80に被さるようにして、ボール押え120が取り付けられる。ボール押え120は、図7に示すように、筒状部122を含む。筒状部122の内径は、センサボール72が内部で回転可能となるように、センサボール72の外径より若干大きく形成される。また、筒状部122の一端側には、内周側に向かって突出する凸状部124が形成され、この凸状部124の内側からセンサボール72の一部が突出するようになっている。筒状部122には、その中心軸と平行に、複数の貫通孔126が形成される。これらの貫通孔126は、ボール受け80の貫通孔86に対応して形成される。さらに、筒状部122の他端側の外周部には、ボール受けホルダー100の大筒状部102の内径とほぼ同じ外径を有する鍔状部128が形成される。
ボール押え120は、ボール受けホルダー100内において、ボール受け80に被さるように配置される。このとき、ボール押え120の貫通孔126がボール受け80の貫通孔86の位置に対応するように配置される。この状態で、ボール受けホルダー100の溝104に止め輪130を嵌め込むことにより、ボール押え120の鍔状部128がボール受けホルダー100内に固定される。
さらに、本体ケース12には、ボール受けホルダー100を押えるようにして、上蓋部材132が取り付けられる。上蓋部材132は、図8に示すように、断面L字状で、かつリング状に形成される。上蓋部材132の内径は、ボール押え120の筒状部122の外径より若干大きく形成される。また、上蓋部材132の外径は、本体ケース12の第1の空間部60側の端部における内径にほぼ等しくなるように形成される。上蓋部材132は、本体ケース12の第1の段差部20部分に取り付けられ、本体ケース12の第1の溝14に止め輪134が嵌め込まれる。それにより、センサボール72、小球74、ボール受け80、ボール受けホルダー100、ボール押え120からなるセンサ部材70が、本体ケース12内の第1の空間部60内に収納される。なお、本体ケース12の切欠き18には、充填部材136が充填される。
本体ケース12の第2の空間部62内には、スライド部材140が配置される。スライド部材140は、図9に示すように、大径の円柱状の大径部142を含む。大径部142の一端側には、鍔状部144を介して、大径部142より小径の外径を有する小径部146が形成される。小径部146の外径は、隔壁部材40の凸状部50の内径、つまり連結路52より小さい径となるように形成される。小径部146の外周面には、溝148が形成される。さらに、小径部146から延びるようにして、棒状部150が形成される。スライド部材140は、隔壁部材40の連結路52およびボール受けホルダー100の小筒状部110を貫通して、棒状部150がボール受け80の突起部90に当接されるように配置される。
スライド部材140には、バネ受け部材160が組み合わされる。バネ受け部材160は、図10に示すように、筒状部162を含む。筒状部162の一端側には、外側に向かって突出する鍔状部164が形成される。また、筒状部162の他端側には、底面部166が形成される。底面部166の内面中央部には、凹部168が形成され、凹部168の中央部に貫通孔170が形成される。凹部168の内径は、スライド部材140の鍔状部144の外径とほぼ等しくなるように形成される。また、貫通孔170の径は、スライド部材140の大径部142の外径とほぼ等しくなるように形成される。さらに、底面部166の凹部168の周囲には、複数の孔172が形成される。これらの孔172は、圧力空気の通り道として働くものである。
バネ受け部材160の貫通孔170には、スライド部材140の大径部142が挿通され、スライド部材140の鍔状部144がバネ受け部材160の凹部168内に配置される。そして、スライド部材140の溝148とバネ受け部材160の凹部168の内部に、Oリング174が嵌め込まれる。そして、スライド部材140がセンサ部材70を押して、センサボール72が本体ケース12の一端側の開口部から突出するように配置されたとき、Oリング174は隔壁部材40の凸状部50に当接され、連結路52を塞ぐように働く。
本体ケース12の他端側には、図11に示すような底蓋部材180が取り付けられる。底蓋部材180は、円板状に形成される。底蓋部材180の外径は、本体ケース12の他端側の第3の段差部28部分に配置される大きさに形成される。底蓋部材180の中央部には、スライド部材140の大径部142の外径にほぼ等しい内径を有する貫通孔182が形成される。さらに、底蓋部材180の一方面には、第1の段差部184が形成され、底蓋部材180の他方面には、第2の段差部186が形成される。
底蓋部材180は、本体ケース12の第3の段差部28部分に配置される。ここで、本体ケース12の第3の溝30には、Oリング190が嵌め込まれる。さらに、本体ケース12の第4の溝32には、止め輪192が嵌め込まれ、底蓋部材180が本体ケース12に固定される。このとき、スライド部材140の大径部142が、底蓋部材180の貫通孔182に挿通される。
バネ受け部材160の鍔状部164と底蓋部材180の第1の段差部184との間には、バネ部材194が配置される。バネ部材194によって、バネ受け部材160と組み合わされたスライド部材140が、センサ部材70側に向かって付勢される。つまり、バネ部材194とバネ受け部材194とで、スライド部材140をセンサ部材70側に付勢するための付勢部材が構成される。そして、この付勢部材とスライド部材140とで、センサ部材70の一部が本体ケース12の開口部側に突出するように付勢する付勢手段が構成される。
エアブローユニット10は、たとえば基板200に取り付けられる。基板200には、本体ケース12が嵌り込む穴が形成される。この穴の周囲には段差部が形成され、この段差部に本体ケース12の鍔状部16が配置される。そして、基板200の段差部を挟むようにして、本体ケース12の外周溝30に止め輪202を嵌め込むことにより、基板200にエアブローユニット10が取り付けられる。基板200は適当な大きさに形成され、複数のエアブローユニット10が取り付けられて、エアブロー基板が形成される。このエアブロー基板を複数枚敷き詰めることにより、所望の範囲に均一にエアブローユニット10を分布させることができる。
このようなエアブローユニット10は、ガラス基板やフィルムなどを搬送するための搬送路に用いられ、特に、液晶ディスプレイパネルやプラズマディスプレイパネルなどの製造工程において、ガラス基板の搬送のために用いられる。これらのディスプレイパネルには、たとえば、大きさが2500mm×2500mmで、厚みが0.5〜0.7mmのガラス基板が用いられる。
このようなガラス基板を搬送するために、図25に示すように、ガラス基板の両端側がローラで支持され、これらのローラ間において圧力空気を噴出させることにより、ガラス基板が支持されるが、圧力空気の制御を行うためにエアブローユニット10が用いられる。したがって、エアブローユニット10は、ガラス基板の搬送経路にしたがって、両端のローラ間に均一に分布するように配置される。そのために、エアブローユニット10を基板200に取り付けたエアブロー基板が、ローラ間に均一に敷き詰められる。
ガラス基板が搬送されていないとき、図1に示すように、バネ受け部材160がバネ部材194で隔壁部材40に向かって付勢される。それによって、スライド部材140がセンサ部材70に向かって付勢され、センサ部材70が押し上げられて、センサボール72の一部が本体ケース12の一端側の開口部から露出した状態で保持される。このとき、圧力空気は、空気導入口34から本体ケース12の第2の空間部62に導入され、本体ケース12と隔壁部材40とスライド部材140と底蓋部材180とで囲まれた空気供給部に導入される。
次に、図12に示すように、ガラス基板210が搬送されてくると、ガラス基板210の先端部がセンサボール72に当たって、センサボール72が回転することにより、ガラス基板210がセンサボール72の上に案内される。このとき、センサボール72が小球74で支持される構成であるため、センサボール72が容易に回転し、ガラス基板210が高速で移動してきても、ガラス基板210を破損することなくセンサボール72上に導くことができる。それにより、センサ部材70を押し下げて、ガラス基板210がセンサ部材70上を覆うようになる。
センサ部材70が押し下げられると、センサ部材70を構成するボール受け80の突起部90によって、スライド部材140が押し下げられる。それにより、スライド部材140がバネ受け部材160およびバネ部材194の付勢力に抗してスライド移動し、スライド部材140と隔壁部材40との間に隙間が生じ、連結路52が開通する。それにより、図12に斜線で示すように、空気供給部と本体ケース12の一端の開放部側との間に、隔壁部材40の連結路52と、ボール受けホルダー100の小筒状部110と、ボール受け80の傾斜部88とボール受けホルダー100の傾斜部108の間の隙間と、ボール受け80の貫通孔86と、ボール押え120の貫通孔126とで構成される空気通路が形成される。この空気通路を介して、圧力空気がセンサ部材70とガラス基板210との間に導かれる。この圧力空気によって、ガラス基板210が支持される。
ガラス基板210とエアブローユニット10との間の圧力空気によって、センサ部材70がスライド部材140側に向かって押され、ガラス基板210と間隔を隔てた状態で、センサ部材70が保持される。なお、センサ部材70を構成するボール受けホルダー100と本体ケース12との間の隙間から第1の空間部60内に漏れた空気は、本体ケース12の貫通孔24から外部に排出される。そのため、第1の空間部60内に漏れた空気によって、センサ部材70がガラス基板210の方向に押し上げられることはない。
このように、ガラス基板210がセンサ部材70上にあるときに、圧力空気がガラス基板210の下方に噴出する。それにより、ガラス基板210は、圧力空気によって支持される。このとき、センサ部材70のセンサボール72は、ガラス基板210に接触しないため、ガラス基板210の表面が傷つくことが防止される。なお、搬送されてきたガラス基板210の先端は、センサボール72に当たるため、この部分においてガラス基板210の表面に傷が付くことはある。しかしながら、ディスプレイパネルの製造においては、大きいガラス基板210上に複数のディスプレイパネルが形成され、ガラス基板210の端部は切り落とされるため、ガラス基板210の端部における表面の傷は、特に問題となるものではない。
ガラス基板210が通り過ぎると、センサ部材70上には遮るものがなくなり、センサ部材70上に供給されている圧力空気は開放される。そのため、センサ部材70を押す空気の圧力はなくなる。そのため、バネ部材194によってバネ受け部材160が隔壁部材60側に向かって付勢される。それにより、スライド部材140がセンサ部材70を押し上げ、図1に示す状態となって、圧力空気の放出は停止する。つまり、隔壁部材40の凸状部50、スライド部材140、Oリング174によって、空気通路を開閉するためのバルブ機構が構成される。
このように、エアブローユニット10は、ガラス基板210が搬送されてきたことを検出するセンサとして働くとともに、ガラス基板210の検出によって圧力空気を噴出させるバルブとしても働く。そのため、必要な部分のみで圧力空気を噴出させることができ、しかもセンサや制御盤などの電気的な設備が不要である。
また、エアブローユニット10を取り付けたエアブロー基板を適当な枚数だけ敷き詰めることにより、必要な面積に均一にエアブローユニット10を分布させることができる。したがって、ガラス基板210の搬送経路の幅や長さを自由に設計することができる。
このようなエアブローユニット10において、底蓋部材180とスライド部材140との隙間から圧力空気が漏れる場合、たとえば図13に示すように、Oリング220を用いることができる。このような場合、スライド部材140の大径部142が底蓋部材180から突出するように形成される。この突出したスライド部材140の大径部142と底蓋部材180との間を塞ぐように、Oリング220が取り付けられる。Oリング220は、リング状のOリング押え222によって押えられる。そして、スライド部材140の大径部142に雌ネジ部が形成され、この雌ネジ部にボルト224を螺入することにより、Oリング220およびOリング押え222が固定される。このように、Oリング220で底蓋部材180とスライド部材140の大径部142との間の隙間を塞ぐことにより、待機時における圧力空気の漏れを防止することができる。
なお、ガラス基板210を支持する際に、本体ケースから圧力空気を噴出させることもできる。このようなエアブローユニットの例が、図14に示されている。このエアブローユニット250は、本体ケース260を含む。本体ケース260は、図15に示すように、全体として円柱状に形成される。本体ケース260の中間部には、隔壁262が形成される。この隔壁262によって、本体ケース260の一端側に第1の空間部264が形成され、本体ケース260の他端側に第2の空間部266が形成される。隔壁262の中央部は貫通し、それによって連結路268が形成される。第2の空間部266側において、隔壁262に段差部270が形成される。
第1の空間部264の開口部側の内周面には、第1の溝272が形成される。また、本体ケース260の一端側の外周部には、外側に突出するように鍔状部274が形成される。さらに、第1の溝272に隣接して、第1の段差部276が形成される。第1の溝276と間隔を隔てて、本体ケース260の内周面に、第2の溝278が形成される。第1の段差部276と第2の溝278との間において、本体ケース260の側面に貫通孔280が形成される。なお、図15では、貫通孔280は1つだけ示されているが、本体ケース260の周方向に複数形成されてもよい。
第2の溝278と隔壁262との間において、本体ケース260の内周面に、凹溝282が形成される。凹溝282から本体ケース260の一端側に向かって、本体ケース260の中心軸に平行な通路284が形成される。通路284は、本体ケース260の周方向に並んで複数形成される。
第2の空間部266側において、本体ケース260の側面に、空気導入孔286が形成される。さらに、第2の空間部266の開口部側の内周面には、第3の溝288が形成される。この第3の溝288に隣接して、第2の段差部290および第3の段差部292が形成される。また、鍔状部274の近傍において、本体ケース260の外周面に外周溝294が形成される。
本体ケース260の第1の空間部264には、センサ部材300が配置される。センサ部材300は、センサボール302を含む。センサボール302は、複数の小球304を介して、ボール受け310に保持される。ボール受け310は、図16に示すように、略球面状の底面部312を有し、この底面部312上に、小球304を介してセンサボール302が保持される。底面部312の反対側において、ボール受け310の中央部から突き出すように、棒状部314が形成される。棒状部314の周囲には、段差部316が形成される。
センサボール302を保持するボール受け310に、ボール押え320が取り付けられる。ボール押え320は、図17に示すように、略筒状に形成される筒状部322を含む。筒状部322の内部には、大きい内径を有する大径空間324と、小さい内径を有する小径空間326とが形成される。大径空間324の内径は、ボール受け310の外径とほぼ等しくなるように形成される。大径空間324の端部において、筒状部322の内周面には、溝328が形成される。また、小径空間326の端部において、筒状部322の内周側に突出する凸状部330が形成される。さらに、筒状部322の外周面には、鍔状部332が形成される。
ボール押え320は、ボール受け310に被せるようにして取り付けられる。つまり、ボール押え320の大径空間324内にボール受け310が嵌め込まれ、止め輪334などをボール押え320の溝328に嵌め込むことにより、止め輪334がボール受け310の段差部316の端部にかかって、ボール押え320がボール受け310に固定される。このとき、ボール押え320の凸状部330の間から、センサボール302の一部が突出する。
ボール受け310と本体ケース260の隔壁262との間には、ボール受けホルダー340が配置される。ボール受けホルダー340は、図18および図19に示すように、筒状部342を含む。筒状部342の一端側には、底面部344が形成される。底面部344の中央部は厚く形成され、その中心部に貫通孔346が形成される。貫通孔346の内径は、ボール受け310の棒状部314の外径とほぼ等しくなるように形成される。さらに、底面部の周辺の4箇所に、脚部348が形成される。脚部348が形成されることによって、ボール受けホルダー340を置いたとき、底面部344の下に、側面方向に連通する隙間が形成される。また、筒状部342の端部には、鍔状部350が形成され、この鍔状部350に溝352が形成される。鍔状部350の外径は、本体ケース260の第1の空間部264の内径とほぼ等しくなるように形成される。
ボール受けホルダー340は、本体ケース260の隔壁262上に取り付けられる。このとき、ボール受けホルダー340の鍔状部350は、本体ケース260の凹溝282と第2の溝278との間に配置され、鍔状部350に形成された溝352にOリング354が嵌め込まれる。また、本体ケース260の第2の溝278に止め輪356などが嵌め込まれることにより、ボール受けホルダー340が本体ケース260内で固定される。この状態において、ボール受けホルダー340の底面部344の下に形成された隙間は隔壁262に形成された連結路268に連通し、さらにこの隙間は本体ケース260に形成された通路284に連通する。それによって、連結路268から本体ケース260の開口部側に通じる空気通路が形成される。さらに、ボール受けホルダー340の貫通孔346には、ボール受け310の棒状部314が挿通される。したがって、センサボール302、小球304、ボール受け310、ボール押え320などで構成されるセンサ部材300は、第1の空間部264内でスライド可能に保持される。
さらに、第1の空間部264の端部には、上蓋部材360が取り付けられる。上蓋部材360は、図20に示すように、断面L字状で、かつリング状に形成される。この上蓋部材360が本体ケース260の第1の段差部276部分に配置され、止め輪362などを本体ケース260の第1の溝272に嵌め込むことにより、上蓋部材360が本体ケース260に固定される。
本体ケース260の第2の空間部266には、スライド部材370が配置される。スライド部材370は、図21に示すように、全体として円柱状に形成され、外径の大きい大径部372と外径の小さい小径部374とを含む。大径部372と小径部374との間には、外周側に向かって突出するバネ受け部376が形成される。このバネ受け部376の外周側端部には、段差部378が形成される。さらに、小径部374の外周部には、溝380が形成される。
スライド部材370の小径部374に形成された溝380には、Oリング382が嵌め込まれる。このOリング382が隔壁262の段差部270に当接されるようにして、スライド部材370が配置される。このとき、スライド部材370の小径部374は、隔壁262の中央部の連結路268において、ボール受け310の棒状部314の端部に当接される。
第2の空間部266の端部には、図22に示される底蓋部材390が取り付けられる。底蓋部材390の中央部には、貫通孔392が形成される。この貫通孔392の内径は、スライド部材370の大径部372の外径とほぼ等しくなるように形成される。さらに、底蓋部材390には、その内周側および外周側に、第1の段差部394および第2の段差部396が形成される。
底蓋部材390は、貫通孔392にスライド部材370の大径部372が挿通されるようにして、本体ケース260に取り付けられる。ここで、底蓋部材390の第2の段差部396と、本体ケース260の第3の段差部292との間に、Oリング400が嵌め込まれる。そして、本体ケース260の第3の溝288に止め輪402などを嵌め込むことによって、底蓋部材390が本体ケース260に固定される。さらに、底蓋部材390の第1の段差部394と、スライド部材370のバネ受け部376に形成された段差部378との間に、バネ部材404が配置される。
このエアブローユニット250も、止め輪406などを本体ケース260の外周溝294に止め輪406を嵌め込むことにより、基板200に固定することができる。このエアブローユニット250においても、本体ケース260の第2の空間部266に空気供給部が形成され、図23に示すように、ガラス基板210によってセンサボール302が押されると、センサ部材300が本体ケース260内に収納される。それにより、スライド部材370も移動して、連結路268が開通し、空気供給部から空気通路を通して、エアブローユニット250とガラス基板210との間に圧力空気が噴出する。このエアブローユニット250では、本体ケース260に形成された貫通孔280から圧力空気が噴出して、ガラス基板210が支持される。その他の動きは、図1に示すエアブローユニット10と同様である。
このようなエアブローユニット250においても、図24に示すように、底蓋部材390から突出するスライド部材370にOリング410を取り付け、Oリング押え412とボルト414とで固定することにより、スライド部材370と底蓋部材390との間からの空気漏れを防止することができる。
この発明のエアブローユニットの一例を示す図解図である。 図1に示すエアブローユニットに用いられる本体ケースの平面図である。 図2に示す本体ケースの内部構造を示す図解図である。 図1に示すエアブローユニットに用いられる隔壁部材の内部構造を示す図解図である。 図1に示すエアブローユニットに用いられるボール受けの内部構造を示す図解図である。 図1に示すエアブローユニットに用いられるボール受けホルダーの内部構造を示す図解図である。 図1に示すエアブローユニットに用いられるボール押えの内部構造を示す図解図である。 図1に示すエアブローユニットに用いられる上蓋部材の内部構造を示す図解図である。 図1に示すエアブローユニットに用いられるスライド部材の内部構造を示す図解図である。 図1に示すエアブローユニットに用いられるバネ受け部材の内部構造を示す図解図である。 図1に示すエアブローユニットに用いられる底蓋部材の内部構造を示す図解図である。 図1に示すエアブローユニットが作動した状態を示す図解図である。 図1に示すエアブローユニットの変形例を示す図解図である。 この発明のエアブローユニットの他の例を示す図解図である。 図14に示すエアブローユニットに用いられる本体ケースの内部構造を示す図解図である。 図14に示すエアブローユニットに用いられるボール受けの内部構造を示す図解図である。 図14に示すエアブローユニットに用いられるボール押えの内部構造を示す図解図である。 図14に示すエアブローユニットに用いられるボール受けホルダーの内部構造を示す図解図である。 図18に示すボール受けホルダーの平面図である。 図14に示すエアブローユニットに用いられる上蓋部材の内部構造を示す図解図である。 図14に示すエアブローユニットに用いられるスライド部材の内部構造を示す図解図である。 図14に示すエアブローユニットに用いられる底蓋部材の内部構造を示す図解図である。 図14に示すエアブローユニットが作動した状態を示す図解図である。 図14に示すエアブローユニットの変形例を示す図解図である。 従来のガラス基板搬送装置の一例を示す図解図である。
符号の説明
10 エアブローユニット
12 本体ケース
40 隔壁部材
52 連結路
60 第1の空間部
62 第2の空間部
70 センサ部材
72 センサボール
74 小球
80 ボール受け
100 ボール受けホルダー
120 ボール押え
132 上蓋部材
140 スライド部材
160 バネ受け部材
180 底蓋部材
220 Oリング
250 エアブローユニット
260 本体ケース
264 第1の空間部
266 第2の空間部
300 センサ部材
302 センサボール
304 小球
310 ボール受け
320 ボール押え
340 ボール受けホルダー
360 上蓋部材
370 スライド部材
390 底蓋部材
410 Oリング

Claims (9)

  1. 開口部を有する略筒状の本体ケース、
    前記本体ケースの開口部から外側に向かって一部が突出したり前記本体ケース内に収納されたりするセンサ部材、
    前記センサ部材を前記本体ケースの開口部側に向かって付勢するための付勢手段、
    前記本体ケース内において前記センサ部材の外側に形成される圧力空気を供給するための空気供給部、
    前記本体ケースの開口部側と前記空気供給部とを連結する空気通路、および
    前記センサ部材の一部が前記本体ケースの開口部から外側に向かって突出するときに前記空気通路を遮断するとともに、前記センサ部材が前記本体ケース内に収納されたときに前記空気通路を開通させるバルブ機構を含む、エアブローユニット。
  2. 前記本体ケース内において前記センサ部材を保持する第1の空間部、
    前記本体ケース内において前記第1の空間部に対向して形成される第2の空間部、
    前記第1の空間部と前記第2の空間部とを連結するための連結路、
    前記連結路を通して前記センサ部材に接触し、スライド移動可能に形成されるスライド部材、および
    前記第2の空間部において前記スライド部材を前記センサ部材側に向かって付勢するための付勢部材を含み、
    前記付勢部材と前記スライド部材とで前記付勢手段が構成される、請求項1に記載のエアブローユニット。
  3. 前記センサ部材が保持された前記第1の空間部と前記本体ケースの外部とを連通するための貫通孔が前記本体ケースに形成された、請求項2に記載のエアブローユニット。
  4. 前記第2の空間部に前記空気供給部が形成されるとともに、前記連結路が前記空気通路の一部を構成し、前記センサ部材の一部が前記本体ケースの開口部から外側に向かって突出するときに、前記スライド部材が前記連結路を遮断し、前記センサ部材が前記本体ケース内に収納されたときに、前記スライド部材が前記連結路を開通することにより、前記空気通路の開閉を行う前記バルブ機構が構成される、請求項2または請求項3に記載のエアブローユニット。
  5. 前記センサ部材は、球状のセンサボールと、前記センサボールを収納する略球面状の底面を有するボール受けと、前記センサボールと前記ボール受けの底面との間に配置される複数の小球とを含み、前記センサボールの一部が前記本体ケースの開口部から外側に向かって突出する、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のエアブローユニット。
  6. 前記センサ部材が前記本体ケース内に収納されたときに、前記本体ケースの開口部側と前記空気供給部とを連結するための前記空気通路が前記センサ部材を介して形成される、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のエアブローユニット。
  7. 前記センサ部材が前記本体ケース内に収納されたときに、前記本体ケースの開口部側と前記空気通路とを連結するための前記空気通路が前記本体ケースを介して形成される、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のエアブローユニット。
  8. 前記本体ケースの開口部の反対側において前記スライド部材が前記本体ケースの底面から外側に突出するように形成され、前記センサ部材の一部が前記本体ケースの開口部から外側に向かって突出するときに、前記本体ケースの底面と前記スライド部材との間を封止するための封止部材が設けられる、請求項1ないし請求項7のいずれかに記載のエアブローユニット。
  9. 基板に請求項1ないし請求項8のいずれかに記載のエアブローユニットが取り付けられ、前記センサ部材の一部が前記本体ケースの開口部から外側に向かって突出したときに、前記基板の面上に前記センサ部材の一部が突出するようにした、エアブロー基板。
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