JPH06255623A - 郵便物包装装置 - Google Patents

郵便物包装装置

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Publication number
JPH06255623A
JPH06255623A JP5936293A JP5936293A JPH06255623A JP H06255623 A JPH06255623 A JP H06255623A JP 5936293 A JP5936293 A JP 5936293A JP 5936293 A JP5936293 A JP 5936293A JP H06255623 A JPH06255623 A JP H06255623A
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JP
Japan
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films
sealer
item
packaged
moving
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Pending
Application number
JP5936293A
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English (en)
Inventor
Tomiji Saito
富治 斉藤
Kiyoshi Fujita
清 藤田
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Omori Machinery Co Ltd
Original Assignee
Omori Machinery Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH06255623A publication Critical patent/JPH06255623A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の郵便物とともに同封したバーコード片
のバーコードを外部から読み取ることのできるを包装体
を製造する装置を提供すること 【構成】 2つの原反フィルム13,14から引き出さ
れたシュリンクフィルム11,12が、第1,第2のテ
ンションローラ30a,30b,ガイドローラ31を介
してエンドシール装置33に供給され、その先端をシー
ルカットして接続する。フィルム上に載置されたバーコ
ード片,郵便物の順に積載された被包装物10を、押し
下げ装置45の押し板46によりフィルムと共に下降移
動可能となっている。エンドシール装置は、一方のシー
ラー35が移動し、センター位置から所定量だけずれた
位置で固定側のシーラー36に当接するように設定され
る。両テンションローラは、連結板53により、シーラ
ー35の移動に同期して移動し、フィルムをシーラー間
に安定状態で供給できるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は郵便物包装装置に関する
ものである。
【0002】
【発明の背景】葉書,封書等の郵便物は、配達先毎に仕
分けして一纏めにした後、各戸に配達するが、その様に
仕分けされた郵便物群が配達時にかたくずれなどして他
への配達先の郵便物と混ざってしまうおそれがあり、ま
た、混ざらないとしても最終的に各戸に配る際には、誤
配達を防止するために再度チェックをする必要があり、
神経を使い作業が煩雑となる。そこで、同一配達先に複
数の郵便物がある場合にはその複数の郵便物を積層する
とともにそれを輪ゴム,紐等にて縛ったりして一纏めに
簡単に把束することにより、配達作業中などに他の配達
先の郵便物が混入することを抑制し、配達作業の効率化
を図ることがある。
【0003】しかし、輪ゴムを用いる場合には、その把
束力が弱く途中で郵便物が脱落するおそれがあるばかり
でなく、一纏めにすることのできる数量が少ない。ま
た、紐によるバンド掛けの場合には一度に多数の郵便物
を集積把持することができるが、脱落防止のためには、
紐を十字掛けするとともに比較的強めに掛け渡す必要が
あり、その作業が煩雑である。しかも、その様に強く縛
るため、郵便物の縁が損傷するおそれもある。また、バ
ンド掛けされた複数の郵便物を受けとった人は、係る紐
をほどいたり或いは鋏等を用いて切断する必要があり、
その作業が煩雑となる。
【0004】また、上記の問題は郵便局間での郵便物の
輸送の際にも同様のことが言える。すなわち、送り先の
郵便局毎に郵便物をまとめる必要があるが、まとめた郵
便物を間違いなく輸送するためには例えば袋内に一纏め
の郵便物を収納することがあるが、袋体内では各郵便物
がばらばらで散乱することになり、形よく整列収納する
ことができず、搬送作業等が煩雑となる。しかし、上記
のように紐等を用いて積層(整列)することは、その作
業(紐掛け,開封)が煩雑であるため郵便局間での搬送
には適さない。
【0005】そこで、係る問題を解決するための複数の
郵便物を積層したものを一纏めに把束し、他の郵便物と
の混入を抑制でき、かつ、把束した郵便物を損傷させる
ことのない郵便物用包装体を簡単に製造することのでき
る包装装置の開発が望まれていた。
【0006】しかも、郵便の集配処理の効率向上を図る
ために所定の情報を記載したバーコード片を上記複数の
郵便物と一緒に把束することを考えた。すなわち、バー
コードを読み取ることにより機械処理による配送先の認
識並びに配送先に応じた所定の搬送コンベア上を移送さ
せ所定の場所への自動搬送等を行うことができる。しか
し、その場合には包装体の外部からバーコードを確実に
読み取れる必要があり、さらに、郵便物に付着させると
破損・汚損等の原因になるため、係る問題を生じないよ
うにする必要がある。
【0007】本発明は、上記した背景に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、複数の郵便物ととも
にバーコード等の所定の情報が記載されたシート片も同
封した被包装物に対し、簡単・確実に一纏めにするとと
もに、シート片に形成されたバーコード等の情報を外部
から確実に読み取ることができ、さらに同封した郵便物
に対して損傷などの問題を起こすことのない郵便物包装
方法及び装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明に係る郵便物包装装置では、バーコード
等の所定の情報が記載されたシート片と、複数の郵便物
が積層されてなる被包装物を包装するための包装装置を
基本とし、2枚の帯状のフィルムをそれぞれ引き出す手
段と、その引き出された前記両フィルムを、被包装物の
中心位置から所定距離ずらした位置でシール・カットす
る手段と、シールされて接続された両フィルム上に載置
された前記被包装物を前記両フィルムに向けて移動させ
る手段と、前記シールカットする手段にて形成された中
間形成品の下流側に配置され、その中間形成品の側縁に
突出するフィルム端部を加熱する手段とを備えた。
【0009】また、好ましくは前記シール・カットする
手段が、移動距離の異なる一対のシーラーを有し、移動
距離の長い前記一方のシーラーの前進移動に併せて、前
記シュリンクフィルムを前記シーラー側に所定長さ分供
給する手段を設けることである。そして、それに替えて
或いは加えて移動距離の長い前記一方のシーラーの前進
移動時に、他方のシーラー側の前記シュリンクフィルム
を所定長さ引き戻す手段を備えるとより好ましい。さら
に、前記シール・カットして形成される両フィルムのシ
ール部位の位置を、前記ずらし方向と反対側に向けて所
定距離移動させる手段を備えるようにしてもよい。
【0010】そして、上記したシーラーの移動に併せて
シュリンクフィルムを供給する手段,同引き戻す手段並
びにシーラー部位を移動させる手段の少くとも1つが、
前記両シュリンクフィルムの引き出し途中に接触するロ
ーラ等の付勢部材と、前記付勢部材を前記シーラーの移
動に同期させて所定方向に移動させる手段とから構成さ
れるようにするのがより好ましい。
【0011】
【作用】先端が接続されて一体化された2枚の透明な帯
状のフィルム上に被包装物を供給し、次いで、被包装物
を押送してフィルムをさらに引き出すと共にそれを被包
装物の周囲に巻き付ける。次いで、被包装物の進行方向
後方側に位置するフィルムをシールカットし、無端状の
把束帯を形成する。この時、その把束帯(フィルム)の
両側端部位は被包装物の縁よりも外側に突出している
(幅広のフィルムを用いているため)ので、その側端部
位を加熱して熱収縮させる。するとその端部位は被包装
物の側面に密着し、離脱並びに混入が抑制される。
【0012】そして、上記シールカットする手段による
フィルムのシール部位は、被包装物の中心から所定距離
ずらしているため、シート片とシール部位とが重なるこ
とがなく、包装体の外部からバーコード等を確実に読み
取られる。
【0013】また、移動距離の長い一方のシーラーの移
動に併せてその移動側のシュリンクフィルムをさらに所
定長さだけ供給すると、シーラーの移動時にシュリンク
フィルムに過大な力が加わらず、フィルムが損傷等する
ことなく安定的に供給される。また、一方のシーラーの
移動に同期して引き戻し手段を作動させて他方のシーラ
ー側のシュリンクフィルムを所定量だけ引き戻す。これ
により、被包装物の他方のシーラー側が持ち上がり、シ
ーラーに近付く。よってシール部位を被包装物の外周近
傍位置とすることができ、必要以上に把束体と被包装物
との間に空間があかない。また、特にシート片を郵便物
の上面に載置した場合には、上記持ち上がりにより被包
装物の上面が傾斜面となるので、その傾斜面に沿ってシ
ート片が滑りながら移動し、より確実にシート片とシー
ル部位とが平面上で離反配置される。さらに、シール
後、移動する手段を作動させることにより、他方のシー
ラー側に位置するシール部位が反対側に移動し、他方の
シーラー側のシュリンクフィルムは所定長さだけ引き出
される。これにより、2つの原反フィルム(シュリンク
フィルム)の使用量がほぼ同じになる。
【0014】
【実施例】以下、本発明に係る郵便物包装装置の好適な
実施例について、添付図面を参照にして詳述する。図1
〜図4は発明に係る郵便物包装装置の一実施例を示して
おり、図に示すように、本例では、複数の郵便物を積層
するとともにその表面にバーコード片を配置して構成さ
れる被包装物10の垂直平面上の周囲を帯状に引き出さ
れた2枚の透明なシュリンクフィルム11,12にて巻
き付けるとともに、その両シュリンクフィルム11,1
2をシール・カットして接着することにより無端状の把
束帯を形成し、その把束帯の両側端を熱収縮させること
により被包装物10の側面に密着させるようになってい
る。具体的には以下の通りである。
【0015】まず所定幅(被包装物10の幅よりも広
い)からなる2本の原反フィルム13,14を、それぞ
れ平行に配置された一組の駆動ローラ15,従動ローラ
16上に載置する。すなわち、それら両ローラ15,1
6は、図2,図3に示すように基台17の上面に起立配
置された機枠18間に渡設され、駆動ローラ15の一端
に回転力を伝える回転プーリ19並びにその回転プーリ
19に渡設された回転ベルト20を、図外の駆動モータ
に連携している。これにより、駆動ローラ15が所定の
タイミングで間欠的に回転し、その回転にともない原反
フィルム13,14も回転して、帯状のシュリンクフィ
ルム11,12が所定量引き出されるようになってい
る。なお、この回転に伴い、従動ローラ16も回転し原
反フィルムを安定的に支持するようになっている。
【0016】また、駆動ローラ15の軸方向中心位置に
近接してミシン目形成装置21を配置し、引き出された
シュリンクフィルム11,12の略中央線上にミシン目
を形成するようになっている。すなわち、このミシン目
形成装置21は、図4に示す(右側のみ示しているが、
左側も同一構成である)ように、機枠18に直交するよ
うに取付られた連結板22に支持ロッド23を装着し、
その支持ロッド23に摺動自在に移動台24を取り付
け、その移動台24に軸受け25を介して、円周方向に
所定間隔毎に切り込み(無刃部)26aを有する切断刃
26を取り付ける。そして、連結板22と移動台24間
に配設した圧縮状態のスプリング27の弾性力により常
時移動台24、すなわち、切断刃26を駆動ローラ15
側に付勢するようになっている。
【0017】さらに、このミシン目形成装置21の下方
には、水平方向同一位置に位置する第1,第2のテンシ
ョンローラ30a,30bを設け、ミシン目形成装置2
1を通過したシュリンクフィルム11,12が、それぞ
れ対応する第1,第2のテンションローラ30a,30
bに掛け渡されて方向変換され、さらにその下方に配置
されたガイドローラ31へ導かれるようになっている。
そして、ガイドローラ31に導かれたシュリンクフィル
ム11,12の先端は、そのままでは下方に垂れ下がる
ようになっているが、その下方に配置されたエンドシー
ル装置33にて係るシュリンクフィルム11,12の両
先端同士(重合端)が熱シール・カットして接続される
ようになる。そして、接続されたシュリンクフィルム1
1,12は、両ガイドローラ30間の空間(下降移動す
る被包装物10の進路)を閉塞するように配置され、被
包装物10を載置可能としている。
【0018】そして、このエンドシール装置33は、鋸
歯状のカッター34を内蔵したシーラー35(図1中右
側)と、そのカッター34が挿入可能な空隙を有するヒ
ーター付きのシーラー36(同図中左側)とを備え、移
動距離の長い一方のシーラー35がガイドレール37に
沿って前後進移動可能に配置するともとに、他方のシー
ラー36は固定配置(移動距離=0)している。これに
より、センター位置Lから所定方向に所定距離ずらした
位置で両シーラー35,36の先端が当接し両シュリン
クフィルム11,12を挟持するようになっている。な
お、本例では移動側のシーラー35には、その移動中に
接触し続けるシュリンクフィルム11を加熱軟化(溶
融)させないようにするために、ヒーターを設けないよ
うにしている。
【0019】さらに、この前後進移動は、左右に配置さ
れたスプロケット38,39間に渡設されたエンドレス
チェーン40の上側に配置した連結部材41に、上記一
方のシーラー35を連結する。そして、一方のスプロケ
ット38と同軸上に軸着されたスプロケット38aに駆
動チェーン42を介して正逆回転自在の駆動モータ43
に接続している。これにより、駆動モータ43を正逆回
転させエンドレスチェーン40を回転させることによ
り、両シーラー35,36を接近・離反(相対的に前後
進移動)させるようになっている。
【0020】また、両ガイドローラ30間の上方空間に
は、上記接続されたシュリンクフィルム11,12上に
載置された被包装物10を下方に押し下げる押し下げ装
置45が配置されている。この押し下げ装置45は、被
包装物10の上面に接触可能な略矩形状の平板部46a
及びその平板部46aの上面に起立形成された吊り下げ
板46bを備えた押し板46と、その押し板46を上下
移動する機構から構成される。
【0021】この下降移動させる機構は、図2,図3に
示すように押し板46の上端が連結される垂直ロッド4
7と、この垂直ロッド47の下方に固着された摺動体4
8と、この摺動体48が摺動自在に符合するガイドレー
ル49とを有している。そして、モータ,エンドレスチ
ェーン50等により、摺動体48をガイドレール49に
沿って上下移動させるようになっており、この摺動体4
8の上下移動にともない押し板46も所定のストローク
で上下移動し、下降時に被包装物10を押し下げ、その
被包装物10の下降にともない、被包装物10の底面に
当接する両シュリンクフィルム11,12も押し下げて
引き出すようになっている。
【0022】そして、この移動開始タイミングは、図3
に示すように基台17上面に設けられた起動スイッチ5
1を押下することにより一回往復移動するようになって
いる。また、この押し板46の上下移動が終了後上記し
たエンドシール装置33が動作開始し、両シーラー3
5,36が前進移動して両シーラーをシール・カットす
るようになっている。
【0023】また、この押し板46の上下移動と駆動ロ
ーラ15の回転駆動とが同期され、押し板46の下降移
動時に駆動ローラ15が所定方向に回転し、スムーズに
原反フィルム13,14から各シュリンクフィルム1
1,12が引き出されるようになっている。
【0024】ここで本発明では、上記した第1,第2の
テンションローラ30a,30bが上記のエンドシール
装置33等に同期して所定のタイミングで水平方向に移
動可能となっている。すなわち、図1に示すように、移
動側のシーラー35の上方に配置された第1のテンショ
ンローラ30aは、連結板53の一端側に固定され、一
方、固定側のシーラー36の上方に配置された第2のテ
ンションローラ30bは連結板53の他端側に形成され
たスリット53aに符合されて水平方向に相対的に移動
可能となっている。
【0025】そして、上記連結板53の他端の外側には
機枠18に連結した補助板54にストッパ部材(ボル
ト)55が取り付けられ、そのストッパ部材55の先端
が第2のテンションローラ30bの回転軸に当接可能と
なり、それ以上の第2のテンションローラ30bの移動
を抑制するようになっている。なお、上記第2のテンシ
ョンローラ30bは、図示省略するがスプリングが接続
されており、このスプリングの弾性復元力により、第2
のテンションローラ30bが常時補助板54(ストッパ
部材55)側に付勢されるようになっている。
【0026】さらに、上記連結板53の他端にはリンク
機構56の一端が接続されると共に、そのリンク機構5
6の他端はクランク57を介して駆動モータ58に連携
されている。これにより、駆動モータ58の回転出力が
直線往復動に変換されて連結板53に伝わるため、連結
板53が水平方向に往復移動する。そして、この連結板
53の移動に追従して第1のテンションローラ30aは
同一ストロークで往復(前後進)移動するが、第2のテ
ンションローラ30bは、上記ストッパ部材55に当接
してその移動が抑制されるため、短いストローク量で往
復動することになる。
【0027】すなわち、本例では第1のテンションロー
ラ30aとそれを移動する機構により、移動距離の長い
前記一方のシーラーの前進移動に併せて、前記シュリン
クフィルムを前記シーラー側に所定長さ分供給する手段
及びシール部位の位置を、前記ずらし方向と反対側に向
けて所定距離移動させる手段が構成され、また、第2の
テンションローラ30bとそれを移動する機構により、
シュリンクフィルムを所定長さ引き戻す手段が構成され
ている。
【0028】一方、固定側のシーラー36の下方には、
そのシーラー36の先端より所定量さがった位置にガイ
ド壁59が起立配置されている。そしてさらに上記ガイ
ドローラ31間(エンドシール装置33)の下方には、
エンドシール装置33により切断されて落下した中間形
成品60を受け取り搬送する搬出コンベア61が配置さ
れている。そして、搬出コンベア61の下流側にはシュ
リンクトンネル62が形成され、図2に示すようにシュ
リンクトンネル62内の搬送コンベア61の両側には、
吹出口を備えた加熱装置64を有し、下方に配置された
ブロア65から送り管66を介して送られて来る空気を
その加熱装置64にて加熱するとともに吹出口から熱風
を搬送コンベア63上を移動する中間形成品60の所定
箇所に対して吹き付け、フィルム側端部位を加熱するよ
うになっている。
【0029】なお、図3中符号67は、停止位置規制板
であり、被包装物10が封書の場合に合わせて設定して
いる。また、同図中、駆動ローラ15と従動ローラ16
との間に形成された符号68は、起立配置された丸棒で
あり、その丸棒68により、両ローラ15,16上に載
置する原反フィルム13,14の軸方向の位置を決定し
ている。
【0030】次に、上記した実施例の作用を説明する。
まず、熱収縮性のシュリンクフィルム11,12の幅
を、被包装物10の幅よりも長いものを用いる。そし
て、上記したように各シュリンクフィルム11,12
は、第1,対2のテンションローラ30a,30b並び
にガイドローラ31を掛け渡すようにして引き出される
が、その引き出し途中でミシン目形成装置21によりシ
ュリンクフィルム11,12の中央線上にミシン目が形
成される。
【0031】また、シュリンクフィルム11,12の先
端がエンドシール装置33により接着一体化されると、
ガイドローラ31間の空間、すなわち被包装物10の進
行方向を遮るように配置されている。この状態で、その
一体化されたシュリンクフィルム11,12上に所望の
情報を示すバーコードを記載したバーコード片69と複
数の郵便物を積層した被包装物(バーコード片69を上
側)10を載置する。この時、シュリンクフィルム1
1,12は、各ローラなどにより所定のテンションが加
わってピンと張っているため、その載置姿勢を維持す
る。
【0032】この状態で起動スイッチ51を押下する
と、まず、押し下げ装置45が稼働して押し板46が下
降移動する。すると、平板部46aが被包装物10の上
面に当接し、さらに下降移動しようとすると被包装物1
0を介してその押し下げ力が両シュリンクフィルム1
1,12に伝わる。これによりシュリンクフィルム1
1,12は被包装物10とともに下降移動し、その下降
移動量に応じて両シュリンクフィルム11,12が原反
フィルム13,14から引き出され、被包装物10の周
囲(起立する2つの面)に巻き付く。
【0033】そして、この引き出される量は、押し板4
6の移動距離が一定であるため、被包装物10の高さに
応じた距離だけ引き出され、最下降位置における被包装
物10の上面の位置は郵便物の積層量(被包装物10の
高さ)に関係なく常に同一高さとなる。そして、その位
置は、図5(A)に示すように、エンドシール装置33
より所定距離だけ下方位置となる。その後、押し板46
は上昇移動して元の位置に復帰するが、被包装物10
は、上昇力を受けないためその下降位置にとどまる。
【0034】次いで、エンドシール装置33が動作し始
め、移動側のシーラー35が前進する。すると、そのシ
ーラー35,36の先端が近接するシュリンクフィルム
11,12に当接する(同図(B)参照)。なお、この
シーラー35の移動に伴いシュリンクフィルム11を介
して被包装物10に対してシーラー35の移動方向に付
勢力が加わるが、所定量だけ被包装物10が移動したな
らガイド壁59に当接し、それ以上の移動が抑制され
る。
【0035】そしてさらに前進させることによりシュリ
ンクフィルム11を、シュリンクフィルム12側に向け
て移動させる。この時、上記駆動モータ58が作動し、
クランク57,リンク機構56を介して連結板53をシ
ーラー35の前進移動方向に移動を開始する。これによ
り、第1のテンションローラ30aも追動するためシー
ラー35の前進移動に同期してシュリンクフィルム11
が引き出され、最終的に両シーラー35,36が当接し
あった時には、シュリンクフィルム11のシーラー35
に当接している部位が、被包装物10の上面近傍位置に
位置するようになる。
【0036】また、連結板53の移動により第2のテン
ションローラ30bも同一方向(固定側のシーラー36
の後方側)に移動する。すると、シュリンクフィルム1
2は、引き戻され、これにより被包装物10の片側(固
定側シーラー36側)が上方に持ち上がる(図6(A)
参照)。これにより、被包装物10が傾斜し、上面に配
置されたバーコード片69は、係る傾斜面に沿って下降
移動し、被包装物10の側端に位置する。
【0037】そして、上記シーラー35並びに連結板5
3の移動を続けることにより、上記シュリンクフィルム
11の引き出し、シュリンクフィルム12の引き戻し処
理が続行され、被包装物10の傾斜はより急なものとな
る。しかし、上記したごとく、第2のテンションローラ
30bは、所定距離後退移動するとストッパー部材55
に当接しその移動が抑制されるため、結局、シーラー3
5の移動途中でシュリンクフィルム12の引き戻しに伴
う被包装物10の上昇は停止される(同図(B)参
照)。そして以後は、第1のテンションローラ30aの
み移動し、シーラー35がシーラー36に当接するまで
シュリンクフィルム11の引き出しが行われる(図7
(A),(B)参照)。
【0038】これにより両シュリンクフィルム11,1
2は被包装物10の上面を覆うように巻き付けられ。同
図(B)に示すように、被包装物10の上面がシーラー
35,36の下側に近接する。そして、その両シーラー
35,36が圧接すると、その重合部がシールされると
ともにカッター34により切断され、下方に落下する。
なお、次の被包装物が載置される前に、連結板53を逆
方向移動する。すると、各テンションローラ30a,3
0bも元の位置に復帰する。この時、両フィルム11,
12の先端シール部位は、第1のテンションローラ30
aが後退することにより、引き戻されて、同図(C)に
示すように反対側に移動し、次の被包装物10の載置に
備える。このように、シーラー35の前進にともない引
き出されたシュリンクフィルム11が、引き戻されるた
め、結局両シュリンクフィルム11,12の使用量はほ
ぼ同じになり、原反フィルムの交換時期が略一致する。
【0039】よって、エンドシール装置33によりシー
ル・カットされた上記中間形成品60は、図8に示すよ
うに、被包装物10の一方の面上の所定位置に、バーコ
ード片69が配置され、上記のようにシール部位70を
センターからずらしているため、そのシール部位70が
バーコード片69と重なることがなく、しかもシュリン
クフィルム11,12は透明であるためバーコードを確
実に読み取ることができる。また、被包装物10の幅W
2よりもシュリンクフィルム11,12の幅W1の方が
長く設定しているため、シュリンクフィルム11,12
の両側端部位11a,12aが被包装物10の縁より外
方に突出している。
【0040】次いで、搬出コンベア61上に落下した中
間形成品60を搬出し、次段のシュリンクトンネル62
に供給する。すると、シュリンクトンネル62内を移動
する中間形成品60の両側面、すなわち、シュリンクフ
ィルム11,12の両側端部位11a,12aに対し、
熱風吹き出し部64から熱風を吹き付け加熱し、係る両
側端部位11a,12aを熱収縮させる。これにより図
9に示すように、その両側端部位11a,12aが、被
包装物10の側面10aに略密着する。これにより、被
包装物10の4つの面はシュリンクフィルム11,12
により覆われ、しかも、残りの2つの側面10aもその
周囲が両側端部位11a,12aにより覆われているた
め、郵便物の脱落が防止される。そして、その両側端部
位11a,12aは熱収縮されて強固となっているた
め、上記効果はなおさらとなる。
【0041】また本例ではフィルムの両側端部位11
a,12aが加熱されて熱収縮されるが、ミシン目72
の形成された中央部位にはさほど高熱が加わらないため
大きな熱収縮が起きない。したがって、予めシュリンク
フィルム11,12の所定位置にミシン目形成装置21
で形成されたミシン目72は、その成形時の形状(直
線)が維持され、簡単に切断し包装体を開封することが
できる。
【0042】なお、このようにして形成された包装体
は、フィルムと被包装物との接触面積が広いため、たと
え把束力を大きくしたとしても被包装物10である郵便
物の縁が損傷することもなく、しかも、郵便物のほぼ全
面がフィルムで覆われるため汚れや、水濡れに強くなる
と言う副次的効果も発する。
【0043】なお、上記した実施例では、ミシン目形成
装置21を用いて引き出し途中のシュリンクフィルム1
1,12にミシン目を形成したが、予めミシン目を形成
した原反フィルムを用いる場合にはミシン目形成装置2
1を用いる必要はない。また、上記した実施例では、複
数の郵便物にバーコード片を同封したが、同封するシー
ト片としては、かかるバーコード片に限ることはなく、
郵便物の集配のための情報が記載されたシート片であれ
ば何でも良い。
【0044】なおまた、上記した実施例では、一方のシ
ーラー35を可動とするとともに、他方のシーラー36
を固定としたが、両シーラーが当接する位置が被包装物
の中心位置からずれていれば、両シーラーとも移動可能
としてもよい(移動距離が異なる)。
【0045】さらにまた、上記した実施例では、一体化
された第1,第2のテンションローラ30a,30b
と、それ連結する連結板53及び、その連結板53を移
動させる機構,ストッパー部材55等により、シール・
カット時にシュリンクフィルムを所定のシーラー側に供
給したり、逆に引き戻したりする手段及び、シール・カ
ット語そのシール部位を所定方向に移動させる手段、す
なわち請求項2〜4に記載の各手段を兼用する構成とし
たが、所望の各手段を1または複数に分割して構成して
も良く、さらには、必ずしも3つの手段を設けなくても
良い。
【0046】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る郵便物包装
装置では、複数の郵便物とともにバーコード等の所定の
情報を記載したシート片を同封した被包装物をフィルム
に向けて前進移動することにより係るフィルムにて被包
装物の周囲を巻き付け、さらにその重合端をシールカッ
トして製造した中間形成品のフィルム端部を加熱させ収
縮させることにより簡単・確実に所定の郵便物を一纏め
にすることができる。そして、少なくともシート片が配
置される側のシール部位をセンター位置から側方にずら
して形成したため、そのシール部位とバーコード等の情
報が重ならず外部から確実に読み取ることができる。し
かも、広幅のフィルムにより把束するため、同封した郵
便物に対して損傷などの問題を起こすこともない。さら
に、本発明では、シール・カットする手段にてシールす
る際に、そのシール部位を中心から所定距離ずらした位
置で行うため、積層した郵便物の上にシート片を載置し
た状態で包装処理を行うことができ、作業性が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る郵便物包装装置の好適な一実施例
を示す正面図である。
【図2】その側面図である。
【図3】その平面図である。
【図4】ミシン目形成装置を示す図である。
【図5】作用を説明する図である。
【図6】作用を説明する図である。
【図7】作用を説明する図である。
【図8】本装置を用いて製造される中間形成品を示す図
である。
【図9】本装置を用いて製造される包装体を示す図であ
る。
【符号の説明】
10 被包装物 11,12 シュリンクフィルム 30a 第1のテンションローラ 30b 第2のテンションローラ 33 エンドシール装置(シール・カットする手段) 35 シーラー(移動) 36 シーラー(固定) 62 シュリンクトンネル(加熱する手段) 69 バーコード片(シート片) 70 シール部位

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バーコード等の所定の情報が記載された
    シート片と、複数の郵便物が積層されてなる被包装物を
    包装するための包装装置であって、 2枚の帯状のフィルムをそれぞれ引き出す手段と、 その引き出された前記両フィルムを、被包装物の中心位
    置から所定距離ずらした位置でシール・カットする手段
    と、 シールされて接続された両フィルム上に載置された前記
    被包装物を前記両フィルムに向けて移動させる手段と、 前記シールカットする手段にて形成された中間形成品の
    下流側に配置され、その中間形成品の側縁に突出するフ
    ィルム端部を加熱する手段とを備えたことを特徴とする
    郵便物包装装置。
  2. 【請求項2】 前記シール・カットする手段が、移動距
    離の異なる一対のシーラーを有し、 移動距離の長い前記一方のシーラーの前進移動に併せ
    て、前記シュリンクフィルムを前記シーラー側に所定長
    さ分供給する手段を備えたことを特徴とする請求項1に
    記載の郵便物包装装置。
  3. 【請求項3】 前記シール・カットする手段が、移動距
    離の異なる一対のシーラーを有し、 移動距離の長い前記一方のシーラーの前進移動時に、他
    方のシーラー側の前記シュリンクフィルムを所定長さ引
    き戻す手段を備えたことを特徴とする請求項1または2
    に記載の郵便物包装装置。
  4. 【請求項4】 前記シール・カットして形成される両フ
    ィルムのシール部位の位置を、前記ずらし方向と反対側
    に向けて所定距離移動させる手段を備えたことを特徴と
    する請求項1〜3のいずれか1項に記載の郵便物包装装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載の前記供給する手段,請
    求項3に記載の前記引き戻す手段並びに請求項4に記載
    の前記移動させる手段の少くとも1つが、 前記両シュリンクフィルムの引き出し途中に接触するロ
    ーラ等の付勢部材と、前記付勢部材を前記シーラーの移
    動に同期させて所定方向に移動させる手段とを備えてな
    ることを特徴とする郵便物包装装置。
JP5936293A 1993-02-25 1993-02-25 郵便物包装装置 Pending JPH06255623A (ja)

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