JPH06255538A - トラクタの吸気装置 - Google Patents

トラクタの吸気装置

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Publication number
JPH06255538A
JPH06255538A JP4021793A JP4021793A JPH06255538A JP H06255538 A JPH06255538 A JP H06255538A JP 4021793 A JP4021793 A JP 4021793A JP 4021793 A JP4021793 A JP 4021793A JP H06255538 A JPH06255538 A JP H06255538A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
duct
bonnet
radiator
outside air
Prior art date
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Pending
Application number
JP4021793A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshige Maezawa
清繁 前沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP4021793A priority Critical patent/JPH06255538A/ja
Publication of JPH06255538A publication Critical patent/JPH06255538A/ja
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  • Superstructure Of Vehicle (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボンネットがエンジンルームを画成する部材
であることに着目し、該ボンネットに外気導入通路を一
体に形成してエアークリーナと連通接続することで、外
気導入通路の断面積を結果として広くしつつ耐久性の向
上を図ったトラクタの吸気装置を提供する。 【構成】 エンジン2の前方にラジエータ11を配置
し、前記エンジン2の上部にエアークリーナ15を配置
し、外気取入通路32を介して導入した外気を前記クリ
ーナ15を経由してエンジン2の吸気部17に送気する
とともに、前記エンジン2およびラジエータ11並びに
エアークリーナ15を配置したエンジンルーム22を覆
被するボンネット23を備えているトラクタの吸気装置
である。ダクト長手方向を前後方向として前記外気取入
通路32を形成するダクト33を、前記ボンネット23
の内面に一体に固着し、前記ダクト33の取入口32A
を前記ラジエータ11の前面近傍でかつ上部側に位置さ
せ、一方、ダクト33の吐出口32Aを前記エアークリ
ーナ15に連通接続している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トラクタの吸気装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、トラクタの吸気装置として、エン
ジンの前方にラジエータを配置し、前記エンジンの上部
にエアークリーナを配置し、外気取入通路を介して導入
した外気を前記クリーナを経由してエンジンの吸気部に
送気するとともに、前記エンジンおよびラジエータ並び
にエアークリーナを覆被するボンネットを備えているも
のがある。
【0003】前記外気取入通路を介して導入される外気
は、エアークリーナを経由するとしても、粉塵を含まな
いこと、熱気を浴びてないこと等々から、できるだけ上
方でかつラジエータの前面近傍に取入口が位置されてい
て、このため、該通路を形成するパイプ、ホース等は長
尺でかつボンネット内に収められていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の吸気装
置においては、ボンネット内に収められることから、該
ボンネットで覆被したラジエータ等との干渉を避けなけ
ればならず、これでは、必然的に通路断面積が小さくな
り、吸気効率の低下を招いていた。一方、通路断面積を
十二分に確保し、かつ、ラジエータ等との干渉を避ける
ためには、ボンネットの横幅を広くしなければならず、
これでは、左右方向前方の視界性が低下するばかりでな
く、前輪の転舵角(切れ角)が小さくなるという課題が
あった。
【0005】また、従来のパイプ、ホース等は、エアー
クリーナに新鮮な空気を導入等の観点から、ラジエータ
の前面近傍に延伸されており、比較的長くなるので振動
等による振れも激しく、特に、トラクタは悪路走行機会
が多いことから、走行振動とエンジン振動等で振れが激
しく、結果として取付部の故障等を招き易く耐久性の点
で課題があった。
【0006】そこで本発明は、ボンネットがエンジンル
ームを画成する部材であることに着目し、該ボンネット
に外気導入通路を一体に形成してエアークリーナと連通
接続することで、外気導入通路の断面積を結果として広
くしつつ耐久性の向上を図ったトラクタの吸気装置を提
供することが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、エンジン2の
前方にラジエータ11を配置し、前記エンジン2の上部
にエアークリーナ15を配置し、外気取入通路32を介
して導入した外気を前記クリーナ15を経由してエンジ
ン2の吸気部17に送気するとともに、前記エンジン2
およびラジエータ11並びにエアークリーナ15を配置
したエンジンルーム22を覆被するボンネット23を備
えているトラクタの吸気装置において、前述の目的を達
成するために次の技術的手段を講じている。
【0008】すなわち、本発明は、ダクト長手方向を前
後方向として前記外気取入通路32を形成するダクト3
3を、前記ボンネット23の内面に一体に固着し、前記
ダクト33の取入口32Aを前記ラジエータ11の前面
近傍でかつ上部側に位置させ、一方、ダクト33の吐出
口32Aを前記エアークリーナ15に連通接続している
ことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】エンジンルーム22内において、ダクト33の
取入口32Aから導入された外気は、ラジエータ11の
前面近傍でかつ上部側からの取入れであることから、新
鮮であり、ダクト33の吐出口32Bからエアークリー
ナ15に至り、該クリーナ15からエンジン2の吸気部
17に送気される。
【0010】ダクト33は、ボンネット23の内面に一
体形成されており、該ダクト33による外気取入通路3
2の断面積は別途に備えたパイプ、ホース等に比較して
広くすることが可能であり、これにより、吸気量は多く
なる。一方、ダクト33はボンネット23に一体である
ことから、走行振動、エンジン振動等による振動に対し
ても有効に抵抗し、耐振性を向上するだけでなく、ボン
ネット23の剛性向上にも寄与する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて詳述す
ると、図1〜図4は第1実施例を、図5〜図6は第2実
施例を示しており、第1実施例はエアークリーナを介し
てのエンジンの吸気部に対する送気は、ボンネットの側
板から、第2実施例は同じく天板から行なうようにした
ものである。
【0012】図1〜図4の第1実施例において、2軸4
車輪形トラクタ1は、エンジン2と、このエンジン2の
後面に一体形成したフライホイールハウジング3と、該
ハウジング3の後面に連接したミッションケース4等で
車体5が構成されている。エンジン2の左右両側面下部
に、左右一対の側板6が固着されて水平方向前方に延伸
され、該延伸端に前面板7を連接することで、平面視コ
字枠状の前車軸フレーム8を構成している。
【0013】エンジン2の前方でかつ前車軸フレーム8
上には、前面に防虫網9を有し、後面側のフアン10で
吸入することでエアー等を流通する水を熱交換するラジ
エータ11が対面立設され、該ラジエータ11のフアン
10は巻掛伝動体12にて駆動されるようになってい
る。なお、ラジエータ11は正・背面視で門形状として
前車軸フレーム8上に立設した支持枠12と左右一対の
サポートブラケット13等によって支持されていて、防
虫網9はこれを上方へ引出し自由とされている。
【0014】エンジン2の上部に取付ブラケット14を
介してエアークリーナ15が配置固定されていて、該ク
リーナ15はホース、パイプ等のインレット部材16を
介してエンジン2の吸気部17に連通接続されている。
ラジエータ11の前方下部には、バッテリ18が配置さ
れており、エンジン2の後方上部には燃料タンク19が
正背面視で門形の支持枠20を介して配置固定されてい
るとともに、エンジン2との間には遮熱板21が介在さ
れている。
【0015】エンジン2、ラジエータ11、エアークリ
ーナ15等の補器は、エンジンルーム22を形成するボ
ンネット23で覆被されていて、該ボンネット23は、
厚板鋼板等よりなる強固な前ボンネット24と板金等よ
りなる後ボンネット25よりなっていて、前ボンネット
24は前面グリル部24Aに前照灯26等を備えて前車
軸フレーム8等に固定されている。
【0016】後ボンネット25は天板部27と左右一対
の側板部28よりなり、この第1実施例では、天板部2
7は、タンク用支持枠20、遮熱板21に固定され、側
板部28はエンジンルーム22での点検等を確保するた
め着脱固定自在とされている。前・後ボンネット24,
25の合せ面は、ラジエータ11の前上方を基点として
側面視にて後下り状の傾斜縁29とされていて、後ボン
ネット25の天板部27は、その前方部分がラジエータ
11の幅一桁として支点軸30によって開閉固定自在な
点検用蓋31とされている。
【0017】すなわち、図4に示す如くラジエータ11
の防虫網9をラジエータ11の前面から上方に引出し自
在とすべく点検用蓋体31は防虫網9の幅以上の横幅を
有して支点軸30を中心に開閉自在とされている。後ボ
ンネット25における一方の側板部28の内面には、ダ
クト長手方向を前後方向として外気導入通路32を形成
するダクト33がスポット溶接等により一体に形成して
あり、該ダクト33の始端である取入口32Aはラジエ
ータ11の前面近傍でかつ上部に位置しており、図1お
よび図2の実施例では平面視L字形に形成されていて吐
出口32Bはゴムホース等の可撓性管34を介してエア
ークリーナ15に連通接続されている。
【0018】ここで、エルボとして可撓性管34を採用
することにより、天板部27に立設配置したプレクリー
ナ35の管部35Aとダクト33の吐出口32Bとを選
択的に連通接続するためである。図1および図2では、
エアークリーナ15を所謂横置したものであるのに対
し、図3の実施例では、該クリーナ15を前(前後方
向)配置としたものであり、この場合には、クリーナ1
5側の導入管15Aに蛇腹管36を装着しておき、ダク
ト33の吐出口32Bを蛇腹管36の弾性変形等により
連通接続部のシール性を向上することができる。
【0019】図4に示した実施例は、横置形クリーナ1
5であって、天板部27に立設配置したプレクリーナ3
5の管部34とダクト33の吐出口32Bとを選択的に
連通接続するのに、クリーナ15の導入管15Aを吐出
管15Bの軸心回りに矢示の如く回転させて接続管34
Aで連通したものである。図5および図6は本発明の第
2実施例を示しており、後ボンネット25はその天板部
27が後部の支点軸27Aを中心に開閉自在で、側板部
28は左右ともに固定されたものである。
【0020】この第2実施例では天板部27の内面に、
取入口32Aと吐出口32Bとを有するダクト33を一
体に形成したものであり、吐出口32Bは蛇腹管36を
介してエアークリーナ15にシール性を確保して連通接
続されている。図5において、36は天板支持用の開閉
リンクを示しており、この第2実施例においても、防虫
網9は上方に引出し自在となる。
【0021】図7はトラクタ1の全体を示しており、こ
のトラクタ1にはフロントローダ37を装着可能であ
り、左右一対の前輪38と左右一対の後輪39を備え、
前輪38は図5で示したパワーステアリング装置40に
て転舵可能とされている。なお、図7において、41は
ローダマスト、42はローダ用ブレイス、43は操縦ハ
ンドル、44は座席を示している。
【0022】
【発明の効果】本発明は以上の通りであり、エンジンル
ームを覆被するボンネットの内面に、外気導入通路を有
するダクトを一体として前後方向に形成したので、外気
導入通路の断面積を広くできるし、また、耐振性に優れ
たものにできるばかりでなく、ボンネット自体の剛性も
確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す要部の側面図であ
る。
【図2】要部の一部切欠した平面図である。
【図3】要部の一部断面した立側面図である。
【図4】要部の一部切欠した立側面図である。
【図5】本発明の第2実施例を示す要部の側面図であ
る。
【図6】要部の一部断面した立側面図である。
【図7】トラクタの全体構成図である。
【符号の説明】
2 エンジン 11 ラジエータ 15 エアークリーナ 22 エンジンルーム 23 ボンネット 32 外気導入通路 32A 取入口 32B 吐出口 33 ダクト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン(2)の前方にラジエータ(1
    1)を配置し、前記エンジン(2)の上部にエアークリ
    ーナ(15)を配置し、外気取入通路(32)を介して
    導入した外気を前記クリーナ(15)を経由してエンジ
    ン(2)の吸気部(17)に送気するとともに、前記エ
    ンジン(2)およびラジエータ(11)並びにエアーク
    リーナ(15)を配置したエンジンルーム(22)を覆
    被するボンネット(23)を備えているトラクタの吸気
    装置において、 ダクト長手方向を前後方向として前記外気取入通路(3
    2)を形成するダクト(33)を、前記ボンネット(2
    3)の内面に一体に固着し、前記ダクト(33)の取入
    口(32A)を前記ラジエータ(11)の前面近傍でか
    つ上部側に位置させ、一方、ダクト(33)の吐出口
    (32A)を前記エアークリーナ(15)に連通接続し
    ていることを特徴とするトラクタの吸気装置。
JP4021793A 1993-03-01 1993-03-01 トラクタの吸気装置 Pending JPH06255538A (ja)

Priority Applications (1)

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JP4021793A JPH06255538A (ja) 1993-03-01 1993-03-01 トラクタの吸気装置

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JP4021793A JPH06255538A (ja) 1993-03-01 1993-03-01 トラクタの吸気装置

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JPH06255538A true JPH06255538A (ja) 1994-09-13

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ID=12574613

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JP4021793A Pending JPH06255538A (ja) 1993-03-01 1993-03-01 トラクタの吸気装置

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JP (1) JPH06255538A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009019996A1 (ja) * 2007-08-09 2009-02-12 Honda Motor Co., Ltd. エンジン用空気案内通路が形成された自動車
JP2015197041A (ja) * 2014-10-03 2015-11-09 株式会社小松製作所 作業車両

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2009019996A1 (ja) * 2007-08-09 2009-02-12 Honda Motor Co., Ltd. エンジン用空気案内通路が形成された自動車
US8205699B2 (en) 2007-08-09 2012-06-26 Honda Motor Co., Ltd. Automotive vehicle having engine air guide passage
JP2015197041A (ja) * 2014-10-03 2015-11-09 株式会社小松製作所 作業車両

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