JPH06255098A - インクジェット記録装置及び印写方法 - Google Patents

インクジェット記録装置及び印写方法

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JPH06255098A
JPH06255098A JP5046298A JP4629893A JPH06255098A JP H06255098 A JPH06255098 A JP H06255098A JP 5046298 A JP5046298 A JP 5046298A JP 4629893 A JP4629893 A JP 4629893A JP H06255098 A JPH06255098 A JP H06255098A
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JP
Japan
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small multi
nozzle
nozzle heads
orifices
small
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JP5046298A
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English (en)
Inventor
Takuro Sekiya
卓朗 関谷
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数個のオリフィスを配列した小マルチノズ
ルヘッドを複数個配列して大マルチノズルヘッドユニッ
トを形成したインクジェット記録装置において、小マル
チノズル同士のつなぎ目に対応する部分に黒スジや白ス
ジが発生することを防止する。 【構成】 複数個のオリフィス9を配列した小マルチノ
ズルヘッド22を複数個配列して大マルチノズルヘッド
ユニット21を形成したインクジェット記録装置におい
て、隣接した前記小マルチノズルヘッド22による印写
領域が少なくとも1オリフィス分オーバーラップするよ
うに前記小マルチノズルヘッド22を配列した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数個のオリフィスを
配列した小マルチノズルヘッドを複数個配列して大マル
チノズルヘッドを形成したインクジェット記録装置及び
このインクジェット記録装置による印写方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ノンインパクト記録方法は、記録時にお
ける騒音の発生が無視できる程度に極めて小さいという
点で、オフィス用等として注目されている。その中で、
高速記録が可能であり、しかも、普通紙に特別の定着処
理を必要とせずに記録を行なうことができる、所謂、イ
ンクジェット記録方法は極めて有力な記録方法であり、
これまでにも様々な様式が提案され、又は、既に製品
化、実用化されている。
【0003】このようなインクジェット記録方法は、所
謂インクと称される記録液体の小液滴(インク滴)を飛
翔させ、このインク滴を被記録体に付着させて記録を行
なうものであって、例えば、本出願人の出願に係る特公
昭56−9429号公報に記載されたものがある。ここ
で、この特公昭56−9429号公報に記載された発明
を要約すれば、液室内のインクを加熱して気泡を発生さ
せることによりインクに圧力上昇を生じさせ、このイン
クを微細な毛細管ノズルの先端から吐出させて記録を行
なうものである。
【0004】その後この原理を利用して多くの発明がな
され、その一つとして、例えば、特公平3−5992号
公報に記載されている発明があり、この発明を図5乃至
図11に基づいて説明する。まず、図5は複数個のオリ
フィスを配列した小マルチノズルヘッド1を基板2とプ
レート3とに分解した分解斜視図であり、基板2の表面
には複数個の発熱体4と各発熱体4に接続された個別電
極5及び共通電極6とが配列されている。また、前記プ
レート3には前記発熱体4を個別に覆う複数個の溝7
と、これらの溝7の一端が接続された凹部8とが形成さ
れている。そして、前記プレート3を前記基板2の表面
側に接着させることにより前記小マルチノズルヘッド1
が形成され、前記凹部8の部分がインクを貯留するイン
ク供給室とされ、前記溝7の部分がインクが流れるノズ
ルとされ、ノズルの先端部がインク滴が吐出するオリフ
ィス9とされている。なお、前記プレート3にはインク
タンク(図示せず)からのインクをインク供給室へ導入
するためのインク導入口10が形成されている。
【0005】図6は小マルチノズルヘッド1の全体構造
を示した斜視図であり、個別電極5と共通電極6とが多
数のダイオードを収納したダイオードアレイ11を介し
て電源に接続され、インク導入口10にはインク供給パ
イプ12が接続されている。また、図7はインク供給パ
イプ12をインク導入口10に接続した状態を示した縦
断正面図であり、インク導入口10にはパッキング13
が挿入され、Oリング14を受けている。Oリング14
はフランジ15に保持され、このフランジ15はインク
供給パイプ12に挿入され、インク供給パイプ12には
パッキング13とフランジ15とを圧するスプリング1
6が取付けられてインク漏れを防いでいる。
【0006】つぎに、図8は小マルチノズルヘッド1を
複数個配列することにより形成した大マルチノズルヘッ
ドユニット17を示した斜視図であり、1枚の支持板1
8の上下両面には小マルチノズルヘッド1が互い違いに
配列されている。なお、各小マルチノズルヘッド1に接
続されたインク供給パイプ12がインクパイプ19に接
続され、このインクパイプ19がインクタンク20に接
続されている。ここで、図9は大マルチノズルヘッドユ
ニット17における小マルチノズルヘッド1の配列状態
を示した正面図であり、各小マルチノズルヘッド1には
それぞれ32個のオリフィス9が形成され、隣接するオ
リフィス9の間隔が“Q”に設定されている。また、小
マルチノズルヘッド1の配列方向にそって隣接した上下
一対の小マルチノズルヘッド1においては、一方の小マ
ルチノズルヘッド1の最後のオリフィス9と他方の小マ
ルチノズルヘッド1の最初のオリフィス9との間隔が
“Q”となるように各小マルチノズルヘッド1が支持板
18に取付けられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、隣接する一対
の小マルチノズルヘッド1における端部のオリフィス9
同士の間隔が“Q”となるように各小マルチノズルヘッ
ド1を支持板18に取付けることは容易でなく、この間
隔にバラツキを生じやすい。
【0008】ここで、図10及び図11は全てのオリフ
ィス9からインク滴を吐出させて全面印写を行なった際
における隣接する一対の小マルチノズルヘッド1のつな
ぎ目の部分を示したものであり、一つの円がそれぞれ一
つの画素を表わしている。また、画素群の上方に付した
…,OF29,OF30,OF31,OF32は隣接す
る一方の小マルチノズルヘッド1のオリフィス9を表わ
し、OF1,OF2,OF3,OF4,…は隣接する他
方の小マルチノズルヘッド1のオリフィス9を表わして
いる。
【0009】そして、図10は隣接する一対の小マルチ
ノズルヘッド1の間隔が狭くなった場合の全面印写の状
態を示し、OF32のオリフィス9とOF1のオリフィ
ス9との間隔“Q′”が“Q”より小さくなっている
(Q′<Q)。このため、OF32のオリフィス9から
吐出されたインク滴による画素とOF1のオリフィス9
から吐出されたインク滴による画素との重なりが大きく
なり、この部分において黒スジが発生する。
【0010】一方、図11は隣接する一対の小マルチノ
ズルヘッド1の間隔が広くなった場合の全面印写の状態
を示し、OF32のオリフィス9とOF1のオリフィス
9との間隔“Q″”が“Q”より大きくなっている
(Q″>Q)。このため、OF32のオリフィス9から
吐出されたインク滴とOF1のオリフィス9から吐出さ
れたインク滴とが重なりを生じない部分が発生し、この
部分において白スジが発生する。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
複数個のオリフィスを配列した小マルチノズルヘッドを
複数個配列して大マルチノズルヘッドユニットを形成し
たインクジェット記録装置において、隣接した前記小マ
ルチノズルヘッドによる印写領域が少なくとも1オリフ
ィス分オーバーラップするように前記小マルチノズルヘ
ッドを配列した。
【0012】請求項2記載の発明は、複数個のオリフィ
スを配列した小マルチノズルヘッドを複数個配列して大
マルチノズルヘッドを形成すると共に前記小マルチノズ
ルヘッドを着脱自在としたインクジェット記録装置にお
いて、隣接した前記小マルチノズルヘッドによる印写領
域が少なくとも1オリフィス分オーバーラップするよう
に前記小マルチノズルヘッドを配列した。
【0013】請求項3記載の発明は、複数個のオリフィ
スを配列した小マルチノズルヘッドを複数個配列して大
マルチノズルヘッドユニットを形成し、隣接した前記小
マルチノズルヘッドによる印写領域が少なくとも1オリ
フィス分オーバーラップするように前記小マルチノズル
ヘッドを配列し、オーバーラップした印写領域の印写を
オーバーラップした前記オリフィスにより分担して行な
うようにした。
【0014】
【作用】請求項1記載の発明では、隣接した小マルチノ
ズルヘッドによる印写領域が少なくとも1オリフィス分
オーバーラップしているため、小マルチノズルヘッドの
配列時に隣接する小マルチノズルヘッド同士の間隔がバ
ラツキを生じても、オーバーラップした印写領域の印写
をオーバーラップしたオリフィスにより分担して行なわ
せることにより、小マルチノズルヘッド同士のつなぎ目
に対応する部分に黒スジや白スジが発生するということ
が防止される。
【0015】請求項2記載の発明では、小マルチノズル
ヘッドがインクタンクを備えたディスポーザブルタイプ
等であるために着脱を頻繁に行なうと共にその取付位置
が変化しやすい場合であっても、隣接した小マルチノズ
ルヘッドによる印写領域が少なくとも1オリフィス分オ
ーバーラップしているため、オーバーラップした印写領
域の印写をオーバーラップしたオリフィスにより分担し
て行なわせることにより、小マルチノズルヘッド同士の
つなぎ目に対応する部分に黒スジや白スジが発生すると
いうことが防止される。
【0016】請求項3記載の発明では、隣接した小マル
チノズルヘッドによる印写領域が少なくとも1オリフィ
ス分オーバーラップしており、オーバーラップした印写
領域の印写をオーバーラップしているオリフィスにより
分担して行なわせることにより、小マルチノズルヘッド
の配列時に隣接する小マルチノズルヘッド同士の間隔が
バラツキを生じても小マルチノズルヘッド同士のつなぎ
目に対応する部分に黒スジや白スジが発生するというこ
とが防止される。
【0017】
【実施例】本発明の一実施例を図1乃至図3に基づいて
説明する。なお、図5乃至図11において説明した部分
と同一部分は同一符号で示し、説明も省略する。本実施
例のインクジェット記録装置における大マルチノズルヘ
ッドユニット21は、図8及び図9に示した大マルチノ
ズルヘッドユニット17と同様に、1枚の支持板18の
上下両面に小マルチノズルヘッド22を互い違いに配列
することにより形成されている。なお、小マルチノズル
ヘッド22は図5及び図6に示した小マルチノズルヘッ
ド1と同様に基板2とプレート3とを接着することによ
り形成されており、各小マルチノズルヘッド22にはそ
れぞれ257個のオリフィス9が形成され、隣接するオ
リフィス9の間隔が“Q”に設定されている。
【0018】つぎに、小マルチノズルヘッド22の配列
方向にそって隣接した上下一対の小マルチノズルヘッド
22においては、一方の小マルチノズルヘッド22の最
後のオリフィス(OF257)9と他方の小マルチノズ
ルヘッド22の最初のオリフィス(OF1)9とが上下
方向で重なるように位置決めされており、従って、隣接
した小マルチノズルヘッド22による印写領域が1オリ
フィス分オーバーラップしている。
【0019】また、オーバーラップした印写領域の印写
はオーバーラップしたオリフィス9により分担して行な
うようにしており、分担の仕方としては、例えば、オー
バーラップしたオリフィス9から交互にインク滴を吐出
させるようにする。
【0020】このような構成において、図2及び図3は
全てのオリフィス9からインク滴を吐出させて全面印写
を行なった際における隣接する一対の小マルチノズルヘ
ッド22のつなぎ目の部分を示したものであり、一つの
円がそれぞれ一つの画素を表わしている。また、画素群
の上方に付した…,OF253,OF254,OF25
5,OF256,OF257は隣接する一方の小マルチ
ノズルヘッド22のオリフィス9を表わし、OF1,O
F2,OF3,OF4,…は隣接する他方の小マルチノ
ズルヘッド22のオリフィス9を表わしている。
【0021】そして、隣接する一対の小マルチノズルヘ
ッド22の取付位置が正しい場合にはOF257とOF
1とのオリフィス9が重なった状態になるが、図2は一
対の小マルチノズルヘッド22の取付位置が近付き過ぎ
た状態を示している。しかし、OF257のオリフィス
9からのインク滴の吐出とOF1のオリフィス9からの
インク滴の吐出とを交互に行なわせることにより、過度
の画素の重なりが起こらず、一対の小マルチノズルヘッ
ド22のつなぎ目に対応する部分において黒スジの発生
が起こらない。なお、二つのオリフィス9による印写領
域がオーバーラップした部分において、破線で示した円
がOF257のオリフィス9から吐出されたインク滴に
よる画素を表わし、一点鎖線で示した円がOF1のオリ
フィス9から吐出されたインク滴による画素を表わす。
【0022】一方、図3は隣接する一対の小マルチノズ
ルヘッド1の取付位置が離れ過ぎた状態を示している。
しかし、OF257のオリフィス9からのインク滴の吐
出とOF1のオリフィス9からのインク滴の吐出とを交
互に行なわせることにより、画素の重ならない部分が発
生せず、一対の小マルチノズルヘッド22のつなぎ目に
対応する部分において白スジの発生が起こらない。な
お、二つのオリフィス9による印写領域がオーバーラッ
プした部分において、破線で示した円がOF257のオ
リフィス9から吐出されたインク滴による画素を表わ
し、一点鎖線で示した円がOF1のオリフィス9から吐
出されたインク滴による画素を表わす。
【0023】なお、本実施例においては、オリフィス1
個分の印写領域をオーバーラップさせ、オーバーラップ
した印写領域の印写の分担の仕方としてオーバーラップ
したオリフィス9から交互にインク滴を吐出させる場合
を例に挙げて説明したが、オリフィス複数個分の印写領
域をオーバーラップさせれば黒スジや白スジがより一層
発生しにくくなる。また、オリフィス複数個分の印写領
域をオーバーラップさせた場合の印写の分担の仕方とし
ては、オーバーラップしたオリフィス9から交互にイン
ク滴を吐出させるような規則性を持たせると、黒スジや
白スジは発生しなくても或る規則性をもったモアレパタ
ーンが目立つようになる場合があるため、乱数を発生さ
せて印写領域を分担させるようにすることが望ましい。
【0024】また、本実施例では、一旦取付けた小マル
チノズルヘッド22はオリフィス9が目づまり等の故障
を起こさない限り支持板18から取外さないインクジェ
ット記録装置の場合を例に挙げて説明したが、図4に示
したようにインクタンクと小マルチノズルヘッドとを一
体化したディスポーザブルタイプの記録ヘッド23を複
数個配列して大マルチノズルヘッドユニットを形成した
場合には、インクタンク内のインクが無くなった時点で
その記録ヘッド23を取外して新たな記録ヘッド23の
取付けを行ない、しかも、この記録ヘッド23の着脱を
ユーザーが行なうため、記録ヘッド23の取付位置の精
度は著しく低下する。しかし、本発明のように、隣接す
る記録ヘッド23による印写領域をオーバーラップさせ
ておくことにより、記録ヘッド23の取付位置の精度が
低下しても記録ヘッド23同士のつなぎ目に対応する部
分において黒スジや白スジの発生が防止される。
【0025】ここで、図1に示した大マルチノズルヘッ
ドユニット21における隣接する一対の小マルチノズル
ヘッド22を用いて印写幅32.5mmの全面印写を行
なった。なお、印写密度は400dpiであり、オーバ
ーラップしたオリフィス9の部分は図2又は図3におい
て説明した場合と同様に、各オリフィス9から交互にイ
ンク滴を吐出させた。この印写結果について明視距離に
おいて黒スジと白スジとの有無をチェックしたが、ほと
んど認識できなかった(印写実験例1)。
【0026】これに対して、印写実験例1で使用した一
対の小マルチノズルヘッド22を用いて印写を行なうと
共にオーバーラップした部分の印写を一方のオリフィス
9のみで印写を行ない、この印写結果について明視距離
においてチェックしたところ黒スジが認識できた。即
ち、一対の小マルチノズルヘッド22が近付き過ぎてい
たことがわかった。
【0027】また、隣接する他の一対の小マルチノズル
ヘッド22を用い、オーバーラップしたオリフィス9の
部分は各オリフィス9から交互にインク滴を吐出させて
印写を行なった。そして、この印写結果について明視距
離において黒スジと白スジとの有無をチェックしたが、
ほとんど認識できなかった(印写実験例2)。
【0028】これに対して、印写実験例2で使用した一
対の小マルチノズルヘッド22を用いて印写を行なうと
共にオーバーラップした部分の印写を一方のオリフィス
9のみで印写を行ない、その印写結果について明視距離
においてチェックしたところ白スジが認識できた。即
ち、一対の小マルチノズルヘッド22が離れ過ぎていた
ことがわかった。
【0029】
【発明の効果】請求項1記載の発明は上述のように、複
数個のオリフィスを配列した小マルチノズルヘッドを複
数個配列して大マルチノズルヘッドユニットを形成した
インクジェット記録装置において、隣接した前記小マル
チノズルヘッドによる印写領域が少なくとも1オリフィ
ス分オーバーラップするように前記小マルチノズルヘッ
ドを配列したので、小マルチノズルヘッドの配列時に隣
接する小マルチノズルヘッド同士の間隔がバラツキを生
じても、オーバーラップした印写領域の印写をオーバー
ラップしたオリフィスにより分担して行なわせることに
より、小マルチノズルヘッド同士のつなぎ目に対応する
部分に黒スジや白スジが発生するということを防止する
ことができ、印写物の画像品質の向上を図ることができ
る等の効果を有する。
【0030】請求項2記載の発明は上述のように、複数
個のオリフィスを配列した小マルチノズルヘッドを複数
個配列して大マルチノズルヘッドを形成すると共に前記
小マルチノズルヘッドを着脱自在としたインクジェット
記録装置において、隣接した前記小マルチノズルヘッド
による印写領域が少なくとも1オリフィス分オーバーラ
ップするように前記小マルチノズルヘッドを配列したの
で、小マルチノズルヘッドがインクタンクを備えたディ
スポーザブルタイプ等であるために着脱を頻繁に行なう
と共にその取付位置が変化しやすい場合であっても、オ
ーバーラップした印写領域の印写をオーバーラップした
オリフィスにより分担して行なわせることにより、小マ
ルチノズルヘッド同士のつなぎ目に対応する部分に黒ス
ジや白スジが発生するということを防止することがで
き、印写物の画像品質を向上させることができる等の効
果を有する。
【0031】請求項3記載の発明は上述のように、複数
個のオリフィスを配列した小マルチノズルヘッドを複数
個配列して大マルチノズルヘッドユニットを形成し、隣
接した前記小マルチノズルヘッドによる印写領域が少な
くとも1オリフィス分オーバーラップするように前記小
マルチノズルヘッドを配列し、オーバーラップした印写
領域の印写をオーバーラップした前記オリフィスにより
分担して行なうようにしたので、小マルチノズルヘッド
の配列時に隣接する小マルチノズルヘッド同士の間隔が
バラツキを生じても小マルチノズルヘッド同士のつなぎ
目に対応する部分に黒スジや白スジが発生するというこ
とを防止することができ、印写物の画像品質を向上させ
ることができる等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示した正面図である。
【図2】印写結果を示した平面図である。
【図3】印写結果を示した平面図である。
【図4】本発明を適用することができるディスポーザプ
ルタイプの記録ヘッドの一つを示した斜視図である。
【図5】従来例の小マルチノズルヘッドを示した分解斜
視図である。
【図6】小マルチノズルヘッドを示した斜視図である。
【図7】インク供給パイプとインク導入口との接続状態
を示した縦断正面図である。
【図8】大マルチノズルヘッドユニットを示した斜視図
である。
【図9】大マルチノズルヘッドユニットを示した正面図
である。
【図10】黒スジが発生した状態を示した印写結果の平
面図である。
【図11】白スジが発生した状態を示した印写結果の平
面図である。
【符号の説明】
9 オリフィス 21 大マルチノズルヘッドユニット 22 小マルチノズルヘッド
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41M 5/00 A 8808−2H 8703−2C B41J 3/12 G

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個のオリフィスを配列した小マルチ
    ノズルヘッドを複数個配列して大マルチノズルヘッドユ
    ニットを形成したインクジェット記録装置において、隣
    接した前記小マルチノズルヘッドによる印写領域が少な
    くとも1オリフィス分オーバーラップするように前記小
    マルチノズルヘッドを配列したことを特徴とするインク
    ジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 複数個のオリフィスを配列した小マルチ
    ノズルヘッドを複数個配列して大マルチノズルヘッドを
    形成すると共に前記小マルチノズルヘッドを着脱自在と
    したインクジェット記録装置において、隣接した前記小
    マルチノズルヘッドによる印写領域が少なくとも1オリ
    フィス分オーバーラップするように前記小マルチノズル
    ヘッドを配列したことを特徴とするインクジェット記録
    装置。
  3. 【請求項3】 複数個のオリフィスを配列した小マルチ
    ノズルヘッドを複数個配列して大マルチノズルヘッドユ
    ニットを形成し、隣接した前記小マルチノズルヘッドに
    よる印写領域が少なくとも1オリフィス分オーバーラッ
    プするように前記小マルチノズルヘッドを配列し、オー
    バーラップした印写領域の印写をオーバーラップした前
    記オリフィスにより分担して行なうようにしたことを特
    徴とする印写方法。
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