JPH06254826A - 化粧板の反り防止方法 - Google Patents
化粧板の反り防止方法Info
- Publication number
- JPH06254826A JPH06254826A JP4810493A JP4810493A JPH06254826A JP H06254826 A JPH06254826 A JP H06254826A JP 4810493 A JP4810493 A JP 4810493A JP 4810493 A JP4810493 A JP 4810493A JP H06254826 A JPH06254826 A JP H06254826A
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- JP
- Japan
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- sheet
- plate
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- frame fixing
- Prior art date
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- Pending
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- Devices For Post-Treatments, Processing, Supply, Discharge, And Other Processes (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Aftertreatments Of Artificial And Natural Stones (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 化粧板製造時において，化粧用塗料の硬化収
縮によって発生する化粧面側の凹反りを，化粧用塗料が
硬化するまで板状基材の４隅を拘束することによって防
止する。 【構成】 長方形の板状基材の上面に化粧用塗料を塗布
した際，板状基材の４隅の支点に加重を加えた拘束力に
よって，板状基材の上面に凸反りを付ける。
縮によって発生する化粧面側の凹反りを，化粧用塗料が
硬化するまで板状基材の４隅を拘束することによって防
止する。 【構成】 長方形の板状基材の上面に化粧用塗料を塗布
した際，板状基材の４隅の支点に加重を加えた拘束力に
よって，板状基材の上面に凸反りを付ける。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は，化粧用塗料が塗布され
た板状基材の上面の表面に凸反りを付け，化粧用塗料の
乾燥硬化収縮による板状基材の反りを防止する方法に関
するものである。
た板状基材の上面の表面に凸反りを付け，化粧用塗料の
乾燥硬化収縮による板状基材の反りを防止する方法に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来，セメント板，石膏ボードあるいは
合板等の板状基材のフラットな上面の表面に化粧用塗料
（樹脂も含む）を塗布すると，塗布面は硬化収縮し板状
基材の上面に凹の反りが発生する。塗布後，この上面の
凹反りを無くするためのあらゆる矯正加工がなされる
が，塗布表面にひび割れが発生して製品の歩留まりが悪
い。
合板等の板状基材のフラットな上面の表面に化粧用塗料
（樹脂も含む）を塗布すると，塗布面は硬化収縮し板状
基材の上面に凹の反りが発生する。塗布後，この上面の
凹反りを無くするためのあらゆる矯正加工がなされる
が，塗布表面にひび割れが発生して製品の歩留まりが悪
い。
【０００３】そこで，最近では，板状基材の裏面にも表
面と同等の化粧用塗料を塗布して，板状基材の上面だけ
の凹反りを防いでいる。
面と同等の化粧用塗料を塗布して，板状基材の上面だけ
の凹反りを防いでいる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら，上記し
た従来の，板状基材の化粧用塗料の片面塗布後の硬化収
縮による塗布面の凹反りの矯正は，技術的に困難であ
る。さらに，裏面にも表面と同等の化粧用塗料を塗布す
る方法では，化粧用塗料が不要の裏面にも化粧用塗料を
塗布する工程を増加させる必要があり，また化粧用塗料
の量も増えるため，生産性の低下やコストが嵩む。
た従来の，板状基材の化粧用塗料の片面塗布後の硬化収
縮による塗布面の凹反りの矯正は，技術的に困難であ
る。さらに，裏面にも表面と同等の化粧用塗料を塗布す
る方法では，化粧用塗料が不要の裏面にも化粧用塗料を
塗布する工程を増加させる必要があり，また化粧用塗料
の量も増えるため，生産性の低下やコストが嵩む。
【０００５】したがって，本発明は上記したような技術
の問題点に鑑みてなされたもので，その目的とするとこ
ろは，板状基材の必要な片面のみ化粧用塗料を塗布し，
塗布後の硬化収縮による反りの矯正が必要でない化粧板
の反り防止方法を提供することにある。
の問題点に鑑みてなされたもので，その目的とするとこ
ろは，板状基材の必要な片面のみ化粧用塗料を塗布し，
塗布後の硬化収縮による反りの矯正が必要でない化粧板
の反り防止方法を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は，上記目的を達
成するためになされたもので，長方形の板状基材の上面
に化粧用塗料を塗布した際，板状基材の４隅の支点に加
重を加えた拘束力によって，板状基材の上面に凸反りを
付けるものである。
成するためになされたもので，長方形の板状基材の上面
に化粧用塗料を塗布した際，板状基材の４隅の支点に加
重を加えた拘束力によって，板状基材の上面に凸反りを
付けるものである。
【０００７】
【作用】板状基材の化粧用塗料を塗布する面を上にし，
塗布と同時期に凸反りを板状基材の上面に付ける。化粧
用塗料は乾燥硬化すると収縮するので，板状基材の上面
にこの化粧用塗料を塗布すれば，上面の凸反りは凹反り
になるように力が加わり，化粧用塗料が硬化した時点で
は，板状基材はフラットな平板となる。
塗布と同時期に凸反りを板状基材の上面に付ける。化粧
用塗料は乾燥硬化すると収縮するので，板状基材の上面
にこの化粧用塗料を塗布すれば，上面の凸反りは凹反り
になるように力が加わり，化粧用塗料が硬化した時点で
は，板状基材はフラットな平板となる。
【０００８】
【実施例】以下，本発明を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。図１は本発明に係る一枚の板状基材の
化粧面側の凹反り防止方法の一実施例を示す展開図，図
２は本発明に係る複数枚の板状基材の化粧面側の凹反り
防止方法の一実施例を示す展開図である。図１，図２に
おいて，下部フレーム固定治具２の上面の長辺中央部と
上面の短辺中央部にそれぞれ下部支点３を設け，また上
部フレーム固定治具４の下面４隅に上部支点５を設けて
いる。この下部フレーム固定治具２と上部フレーム固定
治具４の間に化粧用塗料を塗布した板状基材１を挿入し
て重り等で加重を加えれば，板状基材１は下部フレーム
固定治具２および上部フレーム固定治具４に設置されて
いる下部支点３および上部支点５によって押されるた
め，板状基材１の角部は下方向に押しやられ各片の中央
部は上方向に曲げられる形態になり，上面に凸反りの板
状基材１が出来る。この凸反りの板状基材１の上面に塗
布された化粧用塗料が硬化すれば，その上面が収縮して
板状基材１はフラットな平板となる。
詳細に説明する。図１は本発明に係る一枚の板状基材の
化粧面側の凹反り防止方法の一実施例を示す展開図，図
２は本発明に係る複数枚の板状基材の化粧面側の凹反り
防止方法の一実施例を示す展開図である。図１，図２に
おいて，下部フレーム固定治具２の上面の長辺中央部と
上面の短辺中央部にそれぞれ下部支点３を設け，また上
部フレーム固定治具４の下面４隅に上部支点５を設けて
いる。この下部フレーム固定治具２と上部フレーム固定
治具４の間に化粧用塗料を塗布した板状基材１を挿入し
て重り等で加重を加えれば，板状基材１は下部フレーム
固定治具２および上部フレーム固定治具４に設置されて
いる下部支点３および上部支点５によって押されるた
め，板状基材１の角部は下方向に押しやられ各片の中央
部は上方向に曲げられる形態になり，上面に凸反りの板
状基材１が出来る。この凸反りの板状基材１の上面に塗
布された化粧用塗料が硬化すれば，その上面が収縮して
板状基材１はフラットな平板となる。
【０００９】図３は本発明に係る板状基材の反りを連続
的に発生させる装置を示す斜視図である。同図におい
て，コンベア６で運ばれてきた板状基材１はスクレーパ
７ａの型枠８ですくい上げられる。この際，板状基材１
の巾より狭い左右の型枠巾の型枠８および型枠８に付い
ている下部支点３や上部支点５で拘束された力が板状基
材１に加わって，板状基材１の上面を凸反りとする。な
お，スクレーパ７ａで最上段まで持ち上げられた板状基
材１はスライド装置９によって下流のスクレーパ７ｂに
移動され，この下流のスクレーパ７ｂによって下降され
た板状基材１は再びコンベア６上に置かれ次工程へと流
れる。
的に発生させる装置を示す斜視図である。同図におい
て，コンベア６で運ばれてきた板状基材１はスクレーパ
７ａの型枠８ですくい上げられる。この際，板状基材１
の巾より狭い左右の型枠巾の型枠８および型枠８に付い
ている下部支点３や上部支点５で拘束された力が板状基
材１に加わって，板状基材１の上面を凸反りとする。な
お，スクレーパ７ａで最上段まで持ち上げられた板状基
材１はスライド装置９によって下流のスクレーパ７ｂに
移動され，この下流のスクレーパ７ｂによって下降され
た板状基材１は再びコンベア６上に置かれ次工程へと流
れる。
【００１０】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る化粧板
の反り防止方法によれば，板状基材に塗布された化粧用
塗料が硬化収縮する前に塗装面を上に凸反りを付けるの
で，化粧用塗料が硬化収縮した時点では，板状基材はフ
ラットな平板となり凹反りを矯正する必要がない。ま
た，化粧用塗料が不要な板状基材の裏面側に同等の化粧
用塗料を塗布する必要がない。
の反り防止方法によれば，板状基材に塗布された化粧用
塗料が硬化収縮する前に塗装面を上に凸反りを付けるの
で，化粧用塗料が硬化収縮した時点では，板状基材はフ
ラットな平板となり凹反りを矯正する必要がない。ま
た，化粧用塗料が不要な板状基材の裏面側に同等の化粧
用塗料を塗布する必要がない。
【図１】本発明に係る一枚の板状基材の化粧面側の凹反
り防止方法の一実施例を示す展開図である。
り防止方法の一実施例を示す展開図である。
【図２】本発明に係る複数枚の板状基材の化粧面側の凹
反り防止方法の一実施例を示す展開図である。
反り防止方法の一実施例を示す展開図である。
【図３】本発明に係る板状基材の反りを連続的に発生さ
せる装置を示す斜視図である。
せる装置を示す斜視図である。
１ 板状基材 ２ 下部フレーム固定治具 ３ 下部支点 ４ 上部フレーム固定治具 ５ 上部支点 ６ コンベア ７ａ，７ｂ スクレーパ ８ 型枠 ９ スライド装置
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｃ０４Ｂ 41/60 (72)発明者 横山 強 山口県宇部市西本町１丁目12番32号 宇部 興産株式会社宇部本社内
Claims (1)
- 【請求項１】 長方形の板状基材の上面に化粧用塗料を
塗布した際，板状基材の４隅の支点に加重を加えた拘束
力によって，板状基材の上面に凸反りを付けることを特
徴とする化粧板の反り防止方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4810493A JPH06254826A (ja) | 1993-03-09 | 1993-03-09 | 化粧板の反り防止方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4810493A JPH06254826A (ja) | 1993-03-09 | 1993-03-09 | 化粧板の反り防止方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06254826A true JPH06254826A (ja) | 1994-09-13 |
Family
ID=12794014
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4810493A Pending JPH06254826A (ja) | 1993-03-09 | 1993-03-09 | 化粧板の反り防止方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06254826A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002059410A (ja) * | 2000-08-21 | 2002-02-26 | Sekisui Chem Co Ltd | 無機質硬化体の製造方法 |
| JP2007083694A (ja) * | 2005-09-26 | 2007-04-05 | Matsushita Electric Works Ltd | 化粧薄板材の製造方法およびその化粧薄板材 |
-
1993
- 1993-03-09 JP JP4810493A patent/JPH06254826A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002059410A (ja) * | 2000-08-21 | 2002-02-26 | Sekisui Chem Co Ltd | 無機質硬化体の製造方法 |
| JP2007083694A (ja) * | 2005-09-26 | 2007-04-05 | Matsushita Electric Works Ltd | 化粧薄板材の製造方法およびその化粧薄板材 |
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