JP2664513B2 - セメント系板の製造方法 - Google Patents

セメント系板の製造方法

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紀夫 山田
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、セメント系の瓦のようなセメント系板の製
造方法に関する。
[従来の技術] 従来から石綿セメント板等のセメント系板を製造する
方法として特公昭57−25519号公報などが知られてい
る。この特公昭57−25519号公報に示された発明は片面
に塗装を施した半硬化状態のセメント系板をオートクレ
ーブに搬入してオートクレーブにより養生硬化するよう
にしていた。
[発明が解決しようとする課題] 上記従来例にあっては、半硬化状態のセメント系板の
片面に塗装をしたものをオートクレーブ養生するので、
塗装をした側の面と塗装をしていない側の面とが養生時
における乾燥状態が異なって反りの発生等の原因とな
り、また、完成後において表面となる片面にのみ塗装す
るものであるから、他の片面やあるいは前後左右の4側
端面の防水性が上面ほどなくて、水分を吸いやすく、施
工後において反りの原因となるという問題があった。ま
た、片面のみを塗装しているだけなので、オートクレー
ブ養生に当たり、セメント系板同士を接して養生すると
塗装面に隣りのセメント系板の非塗装面であるセメント
素地部分に接して白色化されるおそれがあり、このた
め、セメント系板同士が接しないように隙間を介して配
置して養生しなければならず、オートクレーブ内で1回
に養生できるセメント系板の養生枚数が少ないという問
題があった。
本発明は上記した従来例の問題点に鑑みて発明したも
のであって、その目的とするところは、オートクレーブ
養生時に反りを生じるようなことなく養生硬化ができ、
また、施工後においても上面はもとより下面、前後左右
の4側端面の防水性を向上させて反り等の発生を防止で
き、また、オートクレーブ内で多量のセメント系板を養
生することができるセメント系板の製造方法を提供する
にある。
[課題を解決するための手段] 本発明のセメント系板の製造方法は、半硬化状態のセ
メント系板1の全外面である上下面及び前後左右の4側
端面に前塗装をし、その後、オートクレーブ2により養
生硬化し、その後、上面に塗装をするものであって、こ
のような方法を採用することで、上記した従来例の問題
点を解決して本発明の目的を達成したものである。
[作用] しかして、セメント系板1の全外面である上下面及び
前後左右の4側端面に前塗装をしてオートクレーブ2養
生することで、オートクレーブ養生に当たり、セメント
系板1が片面側に向けて反るというようなことなく養生
硬化できるようになった。そして、オートクレーブ2で
養生硬化した後、表面側にのみ塗装をして施工時に表面
となる部分の塗装処理をするものである。また、セメン
ト系板1の上下面及び前後左右の4側端面に前塗装をす
ることで施工後において表面となる部分はもとより裏
面、4側端面の防水性が確保され、片面側から水分を吸
収して反るといったことを防止することができることな
る。更に、オートクレーブ2内で養生するに当たり、隣
り合うセメント系板1同士を接して養生してもセメント
の素地が隣りのセメント系板の前塗装面に接することが
なく、白色化するおそれがなく、また、仮に、一部が白
色化するようなことがあっても、後工程で表面に塗装す
るので、表面となる部分の塗装仕上げがなされて商品価
値を低下させないようにできるものである。
[実施例] 以下本発明を添付図面に示す実施例に基づいて詳述す
る。
本発明で製造するセメント系板は、例えば石綿セメン
ト板、無機あるいは有機繊維入りセメント板等であり、
屋根材、壁材等として利用されているものである。
第1図に示すように、従来から公知の方法により形成
したグリーンシートを所定の大きさに切断形成したり、
あるいは、プレスにより所定の大きさに形成したセメン
ト系板は自然乾燥させて1次養生される。第1図におい
てはプレス工程によりセメント系板を所定の大きさに形
成した実施例が示してある。1次養生に当たっては24時
間自然乾燥により行うものである。1次養生が終わると
半硬化状態のセメント系板1の全外面である上下面及び
前後左右の4側端面に前塗装をする。半硬化状態のセメ
ント系板1の全外面(すなわち6面)である上下面及び
前後左右の4側端面に前塗装するにはロールコータなど
により行うものであり、この場合、アクリル樹脂エマル
ジョンなどを固形分4.3g/m2塗装するものである。上記
のように全面(6面)に前塗装を施した後、第5図に示
すような枠組みされて複数の開口部を有するトレイ板3
の上に第2図に示すように全面に前塗装をした半硬化状
態のセメント系板1を積載し、次に、このトレイ板3を
マガジンラック4内に入れ、押え部材5により押圧して
保持する。ここで、マガジンラック4は第2図に示すよ
うにフレームを立体的に枠組みして構成してあり、マガ
ジンラック4内の底部フレーム4aと反対側に押え部材5
が移動自在に配置してあり、押え部材6は底部フレーム
4a側に向けてばね材6により弾性的に引かれている。し
たがって、マガジンラック4内にセメント系板1を積載
したトレイ板3を入れる場合には押え部材5をばね材6
に抗して引き上げた状態で挿入し、挿入が完了すると、
押え部材5を引き上げる力を解除し、ばね材6のばね力
により押え部材5でトレイ板3に積載したセメント系板
1を弾性的に押圧して保持するようになっている。この
ようにして、マガジンラック4内にトレイ板3に積載し
たセメント系板1を保持した状態で、マガジンラック4
を反転装置7により90゜反転するものである。反転装置
7は第3図、第4図に示すように、基台8にL形回動部
材9を回動自在に枢支してあり、シリンダー10を作動さ
せることでL形回動部材9を90゜回動させるものであ
る。この反転装置7には更にシリンダー13により作動さ
れる押圧部11が設けてある。しかして、L形回動部材9
に横にしたセメント系板1を積載保持したマガジンラッ
ク4を載せ、押圧部11により保持した状態でシリンダー
9を作動して第3図の想像線のようにマガジンラック4
を90゜反転させ、このことにより横向き姿勢で積載され
ていたセメント系板1を縦向き姿勢にして隣り合うセメ
ント系板1が接し合うように並設する。このようにして
セメント系板1を縦向き姿勢で並設した状態のマガジン
ラック4を反転装置7から取り出して第6図のように台
車12の上に載せ、これをオートクレーブ2内に入れてオ
ートクレーブ2により養生硬化するものである。オート
クレーブ2による養生硬化が終わると、第1図に示すよ
うにセメント系板1をマガジンラック4内に保持したま
ま冷却工程で冷却し、次に、反転装置7によりマガジン
ラック2を90゜反転することでセメント系板1を横向き
姿勢で積載された状態とし、次に、押え部材5をばね材
6のばね力に抗して引っ張ってセメント系板1の押圧を
解除し、この状態でセメント系板1を積載しているトレ
イ板3をマガジンラック4から引き出し、次に、トレイ
板3から一枚ずつセメント系板1を取り出してセメント
系板1に釘孔等を打ち抜き形成し、その後、表面にアク
リルエマルジョン等を塗装して表面の塗装仕上げをする
ものである。この表面の塗装仕上げは着色塗装とする。
もちろん、前塗装においても着色塗装であってもよいも
のである。
[発明の効果] 本発明は上記のように、半硬化状態のセメント系板の
全外面である上下面及び前後左右の4側端面に前塗装を
し、その後、オートクレーブにより養生硬化し、その
後、上面に塗装をするので、オートクレーブ養生に当た
り、セメント系板が片面側に向けて反るというようなこ
となく養生硬化できるものであり、また、セメント系板
の上下面及び前後左右の4側端面に前塗装をすることで
施工後において表面となる部分はもとより裏面、4側端
面の防水性が確保され、片面側から水分を吸収して反る
といったことを防止することができるものであり、更
に、オートクレーブ内で養生するに当たり、隣り合うセ
メント系板同士を接して養生してもセメントの素地が隣
りのセメント系板の前塗装面に接することがなく、白色
化するおそれがなく、したがって、隣り合うセメント系
板同士を接して養生しても問題がなくて一度に多量のセ
メント系板をオートクレーブで養生硬化できるものであ
り、また、仮に、一部が白色化するようなことがあって
も、後工程で表面に塗装するので、表面となる部分の塗
装仕上げがなされて商品価値を低下させないものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のセメント系板の製造順序を示す説明
図、第2図は同上のセメント系板を載置したトレイ板を
マガジンラックに入れる前の斜視図、第3図は同上のマ
ガジンラックを反転させる反転装置の正面図、第4図は
同上の平面図、第5図はトレイ板の斜視図、第6図
(a)(b)はオートクレーブで養生している状態の概
略正面図及び概略側面図であって、1はセメント系板、
2はオートクレーブである。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半硬化状態のセメント系板の全外面である
    上下面及び前後左右の4側端面に前塗装をし、その後、
    オートクレーブにより養生硬化し、その後、上面に塗装
    をすることを特徴とするセメント系板の製造方法。
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