JP2758699B2 - セメント系生板の養生方法 - Google Patents

セメント系生板の養生方法

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孝一 大野
正 松本
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、セメント系生板の養生方法に関する発明で
ある。
[従来の技術] 従来屋根材等のセメント系板はスラリーを抄造してセ
メント系生板を形成し、このセメント系生板を多数重ね
てオートクレーブ内に入れて養生していた。そして、多
数重ねたセメント系生板を重ねた状態で縦にして養生し
たり、横にして養生したりしていた。
[発明が解決しようとする課題] ところが、上記の従来例にあっては、縦にして養生す
る場合、セメント系生板の自重により倒れたり、変形し
たりするという問題があり、また横にして養生した場
合、熱伝導の不均一によりクラックが発生するという問
題がある。更に、縦にしても横にしても多数のセメント
系生板を密着させて重ねると外周部と内部とで養生条件
が異なり、均一な養生ができにくいという問題があっ
た。
本発明は上記した従来例の問題点に鑑みて発明したも
のであって、その目的とするところは、セメント系生板
を多数枚重ねて縦にして養生しても倒れたり、変形した
りすることがなく、また、均一に養生できるセメント系
生板の養生方法を提供するにある。
[課題を解決するための手段] 本発明のセメント系生板の養生方法は、セメント系生
板1の表面にシーラ2を塗布し、その後セメント系生板
1の表面に砂3を散布して付着させ、次にセメント系生
板1を多数重ねてばね材4により多数重ねたセメント系
生板1を両側から弾性的に挟持して保持した状態でセメ
ント系生板1を縦にして養生することを特徴とするもの
であって、このような方法を採用することで、上記した
従来例の問題点を解決して本発明の目的を達成したもの
である。
[作用] しかして、本発明においては、セメント系生板1の表
面にシーラ2を塗布し、その後セメント系生板1の表面
に砂3を散布して付着させることにより、セメント系生
板1を多数重ねて養生するに当たり、セメント系生板1
間に砂3によりわずかな隙間が生じて養生が外周部も内
部も均一にできるようになった。そして、セメント系生
板1を多数重ねてばね材4により両側から弾性的に挟持
して保持した状態でセメント系生板1を縦にして養生す
ることでセメント系生板1の変形(反り)が押さえら
れ、また、縦にして養生する際におけるセメント系生板
1の自重による倒れを防止できるようになった。
[実施例] 以下本発明を添付図面に示す実施例に基づいて詳述す
る。
本発明におけるセメント系生板1はセメント液、繊維
等を混入したスラリーを抄造機により抄造して形成して
あり、このセメント系生板1の表面(この場合全表面で
ある6面)に第1図に示すようにスポンジロールコータ
5によりシーラ2を塗布するものである。ここで、シー
ラ2を塗布するのは白華防止のためと、後述のセメント
系生板1の表面に散布する砂3をセメント系生板1に付
着させるためである。セメント系生板1へのシーラ2の
塗布が終わると、次に、セメント系生板1の表面(この
場合片面側の表面)に均一に砂3を散布して付着させ
る。第2図において5は砂散布機であり、散布する砂3
の粒度は297μ(48メッシュ)〜590μ(28メッシュ)の
ものを散布するのが好ましく、少なくとも上記範囲のも
のが70〜80%含まれるようにするのが好ましい。この砂
3は後述する養生時においてセメント系生板1を多数重
ねて養生する際にセメント系生板1とセメント系生板1
との間にわずかな隙間を形成することができるように
し、また、セメント系生板1を養生して形成した製品と
なるセメント系板(例えば屋根材)の表面の滑り止めの
役目をするためのものである。このようにして表面に砂
3を散布して付着させたセメント系生板1は第3図に示
すようにすのこ状をしたプレート6の上に多数枚平積み
して重ね、次に、第4図に示すようにすのこ状をしたプ
レート6に平積みした状態で直方体枠状をしたマガジン
7内に入れ、ばね材4により多数重ねたセメント系生板
1を両側から弾性的に挟持して保持する。具体的には直
方体枠状をしたマガジン7の底部8(底部8には多数の
孔部を設けるかあるいはすのこ状をしている)に多数の
セメント系生板1を乗せたプレート6を載置し、マガジ
ン7内に底部8と対向して配置され且つスプリングのよ
うなばね材4により底部8と接続された押さえ枠9によ
り多数重ねたセメント系生板1を弾性的に押さることで
多数重ねたセメント系生板1を弾性的に挟持して保持す
るものである。このようにセメント系生板1を多数重ね
てばね材4により多数重ねたセメント系生板1を両側か
ら弾性的に挟持して保持することで、セメント系生板1
の変形(反り)を防止し、また、後述するセメント系生
板1を養生するために縦にする際のセメント系生板1の
自重による倒れを防止するようになっている。上記のよ
うにマガジン7内に入れてばね材4により多数のセメン
ト系生板1を挟持して保持した状態で、第5図に示すよ
うにマガジン7を反転装置10にセットし、反転装置10に
より90°反転して多数横にして積み重ねたセメント系生
板1をマガジン7内でばね材4により弾性的に挟持して
保持した状態で縦にするものである。そして、第6図に
示すように縦にした状態のマガジン7を第7図に示すよ
うにオートクレーブ11内に入れ、養生を行ってセメント
系生板1を養生してセメント系板を形成するものであ
る。そして、養生が終わると、反転装置10でマガジン7
を反転してセメント系生板を養生して得た多数のセメン
ト系板を平積みの最初の姿勢に戻し、ばね材4による挟
持を解除してセメント系板を取り出すものである。そし
て、上記オートクレーブ11内における養生に当たり、表
面に砂3を散布して付着させたセメント系生板1を縦に
して重ねるとともに多数のセメント系生板1を両側から
ばね材4により弾性的に挟持して保持した状態で養生す
ることになるので、縦姿勢に配置したセメント系生板1
間に砂3によりわずかな隙間が生じてセメント系生板1
の養生が外周部も内部も均一にでき、また、セメント系
生板1を多数重ねてばね材4により両側から弾性的に挟
持して保持した状態でセメント系生板1を縦にして養生
することでセメント系生板1の変形(反り)を押さえ、
また、縦にして養生する際におけるセメント系生板1の
自重による倒れを防止できることになる。
[発明の効果] 以上のように本発明にあっては、セメント系生板の表
面にシーラを塗布し、その後セメント系生板の表面に砂
を散布して付着させ、次にセメント系生板を多数重ねて
ばね材により多数重ねたセメント系生板を両側から弾性
的に挟持して保持した状態でセメント系生板を縦にして
養生するので、シーラにより白華防止ができるとともに
砂を固着させることができ、また、養生に当たってセメ
ント系生板間に砂によりわずかな隙間が生じて養生が外
周部も内部も均一にでき、また、セメント系生板を多数
重ねてばね材により両側から弾性的に挟持して保持した
状態でセメント系生板を縦にして養生することでセメン
ト系生板の変形(反り)を押さえることができ、また、
縦にして養生する際におけるセメント系生板の自重によ
る倒れを防止できるものである。
【図面の簡単な説明】 第1図乃至第7図は本発明のセメント系生板の養生順序
を示す説明図であって、第4図(a)(b)はマガジン
内にセメント系生板をセットした状態の正面図及び側面
図、第6図(a)(b)は養生に当たってマガジンを90
°反転した状態の正面図及び側面図である。1はセメン
ト系生板、2はシーラ、3は砂、4はばね材である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−264305(JP,A) 特開 昭50−156529(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C04B 40/00 B28B 11/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】セメント系生板の表面にシーラを塗布し、
    その後セメント系生板の表面に砂を散布して付着させ、
    次にセメント系生板を多数重ねてばね材により多数重ね
    たセメント系生板を両側から弾性的に挟持して保持した
    状態でセメント系生板を縦にして養生することを特徴と
    するセメント系生板の養生方法。
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