JPH0625478B2 - 立体駐車装置 - Google Patents

立体駐車装置

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JPH0625478B2
JPH0625478B2 JP7377486A JP7377486A JPH0625478B2 JP H0625478 B2 JPH0625478 B2 JP H0625478B2 JP 7377486 A JP7377486 A JP 7377486A JP 7377486 A JP7377486 A JP 7377486A JP H0625478 B2 JPH0625478 B2 JP H0625478B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、立体駐車装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、都市部における駐車難を解消する目的で平地床面
積当たりの自動車収容台数を大きくした大規模な立体駐
車装置として、例えばタワーパーキングと称する垂直循
環方式の駐車装置や、いわゆるパズル式パーキングと称
する多列多段の昇降横行方式の駐車装置などがあった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来の立体駐車装置は、装置の立体化により平地面積当
たりの収容台数を容易に増すことができるが、自動車の
如き重量物を移動させるため駐車装置の作動速度をあま
り大きくすることができず、従って、車の入出庫に時間
を要する欠点があり、また、この入出庫所要時間の大き
さは、この外に、運転技術が稚拙なため狭い駐車装置へ
容易に乗入れることができなかったり、駐車装置内部が
狭溢なため運転者が自動車の乗降に手間取ったり、狭溢
な駐車装置に乗入れる際の運転未熟者の恐怖心による逡
巡を生じたりすることで倍加されていた。いま、一定面
積の場所に駐車装置を設けるものとし、 その装置の収容台数をNr; 実際に処理可能な最大駐車台数をNp; 駐車装置の自動車1台当たりの処理時間をTt; 駐車する自動車の平均滞留時間をTsとする。
自動車からの乗降を容易にするためにこの駐車装置の自
動車1台当たりのスペースを大きくとるとか、自動車の
進入,退出を並列処理するために入出車路のスペースを
大きくとり、駐車装置に種々の付帯設備をつけるなど、
処理を容易化する構成にすると、処理時間Ttを減らす
ことができるが、一方1台当たりの床面積が増えるの
で、収容台数Nrは減少する。したがって、NrはTt
の関数であって第15図のグラフ(イ)に示すような右
上がりに増加率を減ずる単調増加関数となる。また、平
均滞留時間Ts分内に入出庫処理可能な台数以上は実際
上駐車出来ないため、最大駐車台数はNp=Ts/Tt
であり、グラフ(ロ),(ハ)の如き直角双曲線で表さ
れる。
平均滞留時間Tsは、駐車場の環境条件によって増減す
るが場所が特定されれば殆ど変わらない。ここでは、T
s=TS1となる環境条件下における最大駐車台数Np1
ウラフ(ロ)に示され、これと環境条件の異なる他の場
所でTs=TS2(TS1<TS2)となる場合のNp2がグラ
フ(ハ)に示されている。
このような環境条件下の駐車場における最適駐車装置仕
様は、Nr=Npであり、夫々(イ)−(ロ)の交点
ニ、(イ)−(ハ)の交点ホ、として与えられる。すな
わちTs=TS1のときTt=Tt1,Nr=N,Ts=
S2のときTt=Tt2,Nr=Nである。
ところが、従来の駐車装置では、このような点を考慮せ
ず自動車の収容台数Nrのみを増加させていたため、特
定の個人が仕様するマンション,オフィスビルなどの月
極駐車場ではあまり問題にならないが、デパート,スー
パーなどの出入りが激しく滞留時間の短い駐車場(実態
調査によれば、駐車場利用者の約45%が60分以内、
75%が2時間以内といわれている)では、入出庫処理
が間に合わず客を捌ききれずに、ショッピング客を他に
逃がしてしまうなどの不都合があった。
この発明は、立体駐車装置におけるかゝる問題を解決す
るものであって、入出庫処理時間を大幅に短縮し、短時
間内に多量の駐車を可能とすることにより、滞留時間の
短い駐車場において、実質的な駐車台数を大とし、安全
で操作の容易な最適仕様の立体駐車装置を提供すること
を目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明では、多列、多行、多段の駐車空間を有し、最
下段の前後にそれぞれ入車路と出車路とを行方向に設け
たパルス式駐車装置において、最上段に昇降可能なパレ
ット台を吊設し、最上段及び最下段を除く各段には、昇
降可能なパレット台が吊設された搭載装置を、各列中の
1車分の駐車空間を空所として各列内で移動可能に配設
し、最下段には、各列内で入車路から出車路まで前後に
走行し前記パレット台との間でパレットを移載可能であ
り、入車路に進入及び出車路から出走する各自動車が前
記移載されたパレットに対しそれぞれ直進して乗入れ及
び退出可能な台車を各列毎に配置し、かつ、前記搭載装
置,パレット台,及び台車の運用を制御する制御装置を
備えて入出庫処理時間の短い立体駐車装置を構成してい
る。
〔作用〕
一般に、従来のパズル式と称される多列多行多段の駐車
装置はl列m行n段構成のうちの最上段を除く(n−
1)段m行中の各1列を空所としておき、任意のi列j
行k段にあるパレットの自動車を入出庫する場合、j行
内で昇降経路に他のパレットがあれば、前記(n−1)
段1列の空所利用して昇降経路にあるパレットを順次横
行移動させて昇降空間を形成した後、目的のパレットを
地上まで降下させ、更に、1段の第1行から(j−1)
行までの入出庫経路にあるパレットを横行移動させて経
路を確保した上で、入出庫口−パレット間は、自動車を
走行させて入出庫する。従って、次に入出庫する自動車
はこの処理が全て済むまで入出庫口で順番待ちの状態と
なるが、この発明では、空所の形成位置が従来のパズル
式とは異なるから、次の如く行われる。
(A)入庫する場合 j列j行k段の駐車空間が空である場合、その位置に対
応するパレットが地上の台車に載置されて入車路に準備
される。自動車はこのパレット上に乗入れ積載する。i
列内でk段より下のj行にある搭載装置を前後移動させ
て昇降空間を形成し、パレット台を地上まで降下させ
る。この降下したi列j行のパレット台の位置まで自動
車を積載した台車を走行させる。ここで、パレット台を
上昇させると、パレットはパレット台に移載されて上昇
し、所定のi列j行k段の駐車空間に格納される。搭載
装置,パレット台及び台車は、各例毎に独立して運行で
きるため、上記一連の格納サイクル終了する前に次の自
動車が入車路に来た場合も、他列に空所があれば、その
列の台車上のパレットに載せて直ちに入庫操作を行うこ
とができる。
(B)出庫する場合 所望の自動車が格納されているi列j列k段の駐車空間
が指定されると、入庫時と同様にi列j行の昇降空間が
形成され、台車がi列j行まで走行し、この台車上にi
例j行k段のパレット台が下降し、自動車が載ったパレ
ットを台車に移載する。台車は出車路へ走行し、自動車
をパレット上から発進させる。この場合も、他列の入出
庫を並行して行うことが可能である。
〔実施例〕
図面を参照してこの発明の実施例を説明する。
第1図,第2図,第3図は、この発明の一実施例である
多列多行多段の立体駐車装置の全体構成を説明する斜視
図,側面図及び平面図である。この駐車装置は、任意の
l列m行n段構成とすることができるが、この実施例で
はl=5,m=4,n=4すなわち5列4行4段構成と
なっている。
ここで、最上段の各列各行には、走行可能パレット台1
1が吊設されており、最上段及び最下段を除く、各段の
各列では、(m−1)個すなわち3個づつ各列内で前後
に(図上C−C′方向)移動可能な搭載装置12が設け
られており、この搭載装置12には、夫々昇降可能なパ
レット台11が吊設され、各列中の1車分の駐車空間が
空所になっている。最下段には,各列内で前後に走行し
パレット台11との間でパレット13を移載可能な台車
14が各列毎に配置されている。立体駐車装置最下段の
前後には、自動車15の入車路16と出車路17とが行
方向に設けられており、台車14は、パレット13を載
置しその上に自動車1を積載して入車路16から出車路
17までの間を走行することができる。18は駐車装置
の架構を形成する柱、19を搭載装置12移動用の梁、
20はパレット台11を吊下げるワイヤーロープであ
る。
第4図は、搭載装置12とパレット台11の構成を示す
斜視図であり、搭載装置12は車輪21を備え、図示し
ない駆動装置により梁19の上に敷設された軌条22上
を前後に移動することができる。また、搭載装置12に
は捲上装置23が設けられており、パレット台11を吊
下げたワイヤーロープ20を巻取り、巻戻しすることに
よりパレット台11を昇降させる。パレット台11は、
四隅上端がワイヤロープ20で吊持されており、底部
は、自動車15を積載したパレット13を載置した台車
14が自由に出入通行できるように前後が開放され、左
右端がパレット13の支持部24を構成している。ここ
で、ワイヤロープ20の吊下げ位置25は、第5図に示
すようにパレット13の荷重位置26より若干内側と
し、パレット台11の部材27に大きな曲げモーメンが
生じないよう、またパレット台11の底部の開きを閉じ
る方向へ負荷がかゝるようにするのが望ましい。このパ
レット台11を巻上げて前後に移動する際のふれ止め用
として搭載装置12には、ブレーキ装置28が設けられ
ている。このブレーキ装置28は、第6図に示すように
ばね29で下方に付勢されており、パレット台11が最
上部まで巻上げられるとき、パレット台11の上端のス
トッパ30に押上げられるガイドパイプ31と、このガ
イドパイプ31の移動によって回動するように枢着され
たブレーキレバー32とからなり、パレット台11が所
定位置まで巻上げられると、ブレーキレバー32がパレ
ット台11を抱えて固定する。
台車14は、図示しない駆動装置で駆動される走行車輪
33を備えており、同一列内を入車路16から出車路1
7まで走行し、任意の行の所定位置に停止することがで
きる。台車14は、自動車15の乗降を容易にするた
め、第7図に示すように中央部34が低床となる凹状構
造とし、この中央部34に載置されるパレット13は、
板状で第8図に示すように左右に傾斜部35が設けられ
ている。載置されたパレット13上に自動車15を積載
した台車14が第8図の如く既に着床しているパレット
台11の位置まで走行して停止した後、パレット台11
を巻上げるとパレット13は台車14からパレット台1
1に移載される。
上記の搭載装置12の前後移動,パレット台11の昇
降,台車14の走行を制御するために、制御装置(図示
略)が設けられており、遠隔制御できるように制御回路
が接続されている。
次に、この立体駐車装置の入出庫時の動作を説明する。
(A)自動車を入庫する場合 i列j行k段の駐車空間が空であれば、その位置(j,
j,k)に対応するパレット13がi列の台車14−i
に載置されて入車路16上にある。入車路16からパレ
ット13上に自動車15を自走させて乗せ乗員は下車す
る。そこで制御装置で駐車空間の位置(i,j,k)を
指定すると、i列内でk段よりしたのj行にある搭載装
置12が前後に移動して昇降空間を形成し、パレット台
11(i,j,k)が地上まで降下し着床する。このi
列j行のパレット台11の位置まで自動車15を積載し
た台車14−iが走行して停止する。このとき、台車1
4−i上のパレット13は、傾斜部35が、パレット台
11(i,j,k)の支持部24と係合する。捲上装置
23がワイヤロープ20を巻上げると、パレット13は
パレット台11(i,j,k)に自動的に移載されて上
昇し、所定の駐車空間位置(i,j,k)が停止して入
庫が終了し、制御装置には、駐車が表示される。
(B)自動車15が出庫する場合 所望の自動車15が格納されているi列j行k段の駐車
空間が指定されると、入庫時と同様にi列j行の昇降空
間が形成され、台車14−iがi列j行まで走行して停
止する。この台車14−i上にi列j行k段のパレット
台11(i,j,k)が下降し、自動車15が載ったパ
レット13を台車14−iに移載する。台車14−iは
出車路17まで走行し、そこで自動車15に人が乗込み
自走させて出て行く。
以上は、自動車15が1台づゝ入出庫される場合の動作
であるが、複数の自動車の出入庫処理は、次の如く行わ
れる。
いま第3図において、入車路16を左から右へ直進して
きた自動車15−1は第1列内から入車路16へ移動し
てきた台車14−1上のパレット13−1にそのまゝ直
進して乗入れる。後から続いて入車路16へ入ってきた
自動車15−2は、自動車15−1の通過後左側の第4
列から移動してきた台車14−4上のパレット13−4
に乗入れ前の自動車15−1とは独立に駐車処理が行わ
れる。
一方、第3列,第5列からは、出庫のため出車路17へ
自動車15−3,15−4を載せたパレット13−3,
13−5を載置した台車14−314−5が他の列の動
きとは無関係に移動してきている、この自動車15−
3,15−4は、直進により簡単に発進し出て行くこと
ができる。
通常、駐車装置に一定数の自動車が格納されていれば、
自動車の入出庫はランダムに発生し、その何れが次に発
生するかは予測し難い。また、出庫の場合どの自動車が
指定されたも同様に特定できない。一般にm行の立体駐
車装置では、自動車の出庫がランダムに発生し、その発
生確立がどこでも等しい条件では、台車は列の中央の行
に置いておくのが一番平均走行距離が短く、両端に配置
すると平均走行距離が最も長くなるが、その比は(3m
+1)/4mであり、1:3/4以上になることはな
い。従って入出庫とも同じ確率でおこる場合に、入出庫
の平均待時間を最小とするためには、仮に入庫が発生し
たとき、空パレットを入車路に出すのに一番都合の良い
空パレット台直下に台車を準備しておくことが好まし
い。
駐車装置の空パレットの選択,運転は、等の判断によっ
て行うこともできるが、必ずしも最適の運転制御がおこ
なわれるとは言い難い。最適(平均処理時間が最短とな
る)制御を行うためにはコンピュータ制御が用いられ
る。
コンピュータ制御のためには、第9図の如く、各列,各
行,各段毎にパレット13の位置,及びパレット13上
の自動車15の有無を検出するパレット位置検出手段3
8,自動車検出手段39を設置し、最下段には、台車1
4の位置を検出する台車位置検出手段40とパレート台
11の着床を検出するためのパレット台着床検出手段4
1を設置し、入車路16と出車路17ともに各列毎に台
車14の位置を確認する入出車路台車検出手段42と、
自動車15の有無を検出する入出車路自動車検出手段4
3とが設置される。而して、第10図の如くこれらの位
置検出手段38,39,40,41,42,43及びモ
ード選択手段44、条件選択手段45,書込み手段4
6,入庫呼出手段47,入力媒体発行手段48,出庫呼
出手段49が入力インターフェース50を介して記憶手
段51,演算手段52,判定手段53を備えた制御部5
4に接続され、この制御部54と台車運転手段56,パ
レット台運転手段57,搭載装置運転手段58,信号灯
表示手段59,及び警報発生手段60とが出力インター
フェース55を介して接続されて制御装置を構成してい
る。
上記各位置検出手段38,39,40,41,42,4
3により検出された位置情報は、記憶手段51に記憶さ
れる。
第11図は、入出庫処理の流れ図であり、通常は図中実
線で示される標準状態で制御が行われる。入庫に最適の
台車14の位置とパレット台11の制御は、空のパレッ
ト13を持つパレット台11のうち、パレット台11の
下降時間と第14の入車路16へ出るまでの時間が最小
になるパレット台11(i,j,k)を選び、そのパレ
ット台11(i,j,k)の下降空間を形成し、その下
に台車14−iを置く。このため、自動車15を載せた
とき,パレット13をのせたとき,空のときの搭載装置
12の移動速度,パレット台11の昇降速度,及び台車
14の走行速度のデータを予め記憶手段51に記憶させ
ておき、これらのデータと各位置検出手段38,39,
40,41,42,43からの位置情報とから演算手段
52が各空パレットの処理時間を算出し、判定手段53
が各空パレット中から処理時間最短のパレットを判定選
択する。この選択により制御部54から出力インターフ
ェース55を介して各運転手段56,57,58に指令
信号を出力する。
開場間もなく、駐車装置の実車率も低いときは、出庫の
可能性が殆どない。このような場合には、駐車装置の稼
働率を一層よくするため、入庫待ちの状態は、第12図
の如く空パレットを載置した台車14を入車路16直前
に待機させる状態としておけば、入庫処理時間を減らす
ことができる。
従って、実態調査などの結果から定めた実車率以下で、
且つ開場間もない時間帯では、第11図の流れ図中に破
線で示される条件A制御を行うとよい。
また、一方、殆ど満車に近く出庫のみが続く可能性の高
いときは、台車14を列の中央の行に置くのが効率的で
あり、流れ図中の一点鎖線でしめされる条件B制御を行
うとよい。標準状態と、条件A,条件Bとの制御選択切
換えは、実情に応じ手動で行っても、自動的にコピュー
タに行わせるようにしてもよい。
新たに駐車しようとする自動車のための最適列の選択
は、例えば、入庫持ちの自動車が多く、なるべく引続い
て素早く入庫処理をしたときには、手前に入庫中の自動
車のない駐車場入口より最奥の列を選択するのが連続の
車の入庫処理上好ましい。この状態をモード1とする。
一方、散発的に自動車が入ってきている状態では、入出
庫のバランスを取り入出庫が競合して処理に手間どる確
立を少なくする上から、実車率が一定値以下の最低の実
写率の列を選ぶことが有用であり、この状態をモード2
とする。このモード1,2の選択は立地条件を勘案した
り、待行列の自動車を検出したり、あるいは実車率を監
視するなどの方法により自動または手動で選択すればよ
い。第13図は、モード制御の1列を示す流れ図であ
る。ステップで列板I=1,入庫呼出列板J=0,実
車率基準R=1.0,に初期設定し、ステップ,で
第I列の入,出庫状態を判定し、入出庫がおこなわれて
いないとき、ステップでI列の実写率Rと実写率基
準Rとを比較する。R<RであればステップでJ=
Iとし、ステップでモードを選択する。モード2なら
ステップでR=Rとし、モード1ならそのまゝステ
ップでI=I+1とする。ステップでI>lであれ
ば、ステップでJ>0の場合に第J列を入庫呼出す
る。
入出庫の制御には、運転者が各自の自動車15と収容場
所を目視により識別できる番地が印刷される磁気式キッ
プ,カード,光学式パンチカード,マークシート等の入
力媒体を用いる。入庫のためパレット13に乗り入れ自
動車15から降りた運転者が、入力媒体発行手段48の
押釦を押すと、この入力媒体が発行され、これを運転者
が取出すことにより駐車装置は次のシーケンスへ移行す
る。出庫時には、入力媒体により、出庫呼出手段49か
ら制御部54へ出庫情報を入力する。
立地条件によって第3図の如く前後を入車路16,出車
路17とする配置が行えない場合でも、実車効率を最大
にするために、例えば出入口が一方にしか取れないとこ
ろでは第14図(イ),(ロ)の如き配置とすればよ
い。
〔発明の効果〕
この発明の立体駐車装置は、上述の如く構成されている
ため、次の如き効果がある。
駐車装置への入車庫の遅滞の最大原因である自動車の進
入,退出の操作が直進のみで可能となり、物理的,心理
的障害物がないので初心者でも進入,退出が容易であ
り、入出庫の時間が大幅に短縮できる。
駐車装置の各列毎に他の列の動きと無関係に独立して運
行できるから、各列毎に入出庫を同時に並行処理するこ
とが可能で一時に大量の入出庫を処理できる。
最下段は台車が各列内で入車路から出車路まで走行でき
るから、入車路,出車路では、台車が載置内部へ引込ま
れれば直ちに後続の自動車が走行可能となり、また、同
列の搭載装置の走行,巻下ろしも並行処理ができるので
運転時間を大幅に短縮できる。
立地条件や時間帯によって最適条件での入出庫管理を行
うことにより最高の入出庫効率が得られる。
人,車を分離処理し、簡易な自動運転を実現できるので
安全な駐車装置である。
【図面の簡単な説明】
第1図,第2図,第3図は、この発明の一実施例の全体
構成を説明する斜視図,側面図及び平面図、第4図は、
搭載装置とパレット台の構成を示す斜視図、第5図はパ
レット台の荷重位置の説明図、第6図は、ブレーキ装置
の説明図、第7図,第8図は、パレットの説明図、第9
図は、位置検出手段の配置図、第10図は制御装置の構
成説明図、第11図は、入出庫処理の流れ図、第12図
は、入庫待ち状態の説明図、第13図は、モード選択制
御の一例を示す流れ図、第14図は、他の配置例を示す
平面図、第15図は、最適駐車装置仕様台数を求める説
明図である。 図中、11はパレット台、12は搭載装置、13はパレ
ット、14は台車である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多列、多行、多段の駐車空間を有し、最下
    段の前後にそれぞれ入車路と出車路とを行方向に設けた
    パズル式駐車装置において、最上段に昇降可能なパレッ
    ト台を吊設し、最上段及び最下段を除く各段には、昇降
    可能なパレット台が吊設された搭載装置を、各列中の1
    車分の駐車空間を空所として各列内で移動可能に配設
    し、最下段には、各列内で入車路から出車路まで前後に
    走行し前記パレット台との間でパレットを移載可能であ
    り、入車路に進入及び出車路から出走する各自動車が前
    記移載されたパレットに対しそれぞれ直進して乗入れ及
    び退出可能な台車を各列毎に配置し、かつ前記搭載装
    置、パレット台、及び台車の運行を制御する制御装置を
    備えたことを特徴とする立体駐車装置。
  2. 【請求項2】台車が、自動車の乗降する中央部を低床と
    する凹状構造であることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の立体駐車装置。
  3. 【請求項3】パレット台は、底部が台車通行可能に開放
    され、かつ吊上げ位置がパレットの荷重位置より内側で
    あることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の立体
    駐車装置。
  4. 【請求項4】搭載装置が、パレット台を最上部に巻上げ
    たときにレバーが押上げられてパレット台を係止する係
    止装置を備えたことを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の立体駐車装置。
  5. 【請求項5】制御装置が、要所に設けた自動車、パレッ
    ト、台車、及びパレット台の位置検出手段と、該位置検
    出手段からの信号に基づき実車率及び台車、パレット
    台、搭載装置の運行時間を算出し、入出庫処理時間が最
    短となるパレット台を選択して運行指令信号を出力する
    制御部とを備えたことを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の立体駐車装置。
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JPH0684692B2 (ja) * 1988-03-09 1994-10-26 株式会社ナブコ 立体駐車装置における制御装置
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