JPH06254120A - 車椅子用車輪カバー - Google Patents
車椅子用車輪カバーInfo
- Publication number
- JPH06254120A JPH06254120A JP5085076A JP8507693A JPH06254120A JP H06254120 A JPH06254120 A JP H06254120A JP 5085076 A JP5085076 A JP 5085076A JP 8507693 A JP8507693 A JP 8507693A JP H06254120 A JPH06254120 A JP H06254120A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wheelchair
- wheel
- cover
- armrest
- wheel cover
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 路面の状態が悪くても、衣服が汚れることを
気にせずに外出できる車椅子用車輪カバーの提供を目的
とする。 【構成】 車椅子の車輪上部を覆うカバー本体を、車椅
子に設けた肘掛にそって配設すると共に、前記カバー本
体と肘掛とは、カバー本体に設けた係止手段によって固
着したものである。
気にせずに外出できる車椅子用車輪カバーの提供を目的
とする。 【構成】 車椅子の車輪上部を覆うカバー本体を、車椅
子に設けた肘掛にそって配設すると共に、前記カバー本
体と肘掛とは、カバー本体に設けた係止手段によって固
着したものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、車椅子の肘掛に取付け
ることで、腕部分の衣服の汚れを防止できるように改善
した車椅子用車輪カバーに関する。
ることで、腕部分の衣服の汚れを防止できるように改善
した車椅子用車輪カバーに関する。
【０００２】
【従来の技術】車椅子は乗車者が自分の力で、その車輪
を回転させることにより、自由に移動することができる
もので、歩行が困難な場合に便利な移動手段として用い
られている。この車椅子は座席の両側に大きな車輪と、
この大きな車輪の前方のそれぞれに、小さくて方向が自
在に変る車輪を設けている。大きな車輪の外方には、同
一軸芯で車輪回転用の手動輪を設けている。手動輪は取
付けられた車輪よりも小径で、この手動輪を手で回転さ
せることにより、車椅子を移動させることができる。こ
の手動輪は、接地して汚れた車輪を、直接手で触らない
ように考慮したものである。
を回転させることにより、自由に移動することができる
もので、歩行が困難な場合に便利な移動手段として用い
られている。この車椅子は座席の両側に大きな車輪と、
この大きな車輪の前方のそれぞれに、小さくて方向が自
在に変る車輪を設けている。大きな車輪の外方には、同
一軸芯で車輪回転用の手動輪を設けている。手動輪は取
付けられた車輪よりも小径で、この手動輪を手で回転さ
せることにより、車椅子を移動させることができる。こ
の手動輪は、接地して汚れた車輪を、直接手で触らない
ように考慮したものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】このように汚れの付着
を考慮した車椅子も、手動輪を動かす時に、着ている服
装によっては、袖を汚してしまうことがある。雨上りな
どでは、車輪の回転と共に水が跳ね上り衣服を汚してし
まう。この水は泥水が多く、車輪にも泥が付着している
ことで、雨上りでは特に衣服を汚すことが多かった。悪
路面での外出を中止すれば、このようなことも防止でき
るが、自由な行動を制限されるという大きな問題があっ
た。本発明は、このような不具合を解消するためになさ
れたものであり、路面の状態が悪くても、衣服が汚れる
ことを気にせずに外出できる車椅子用車輪カバーの提供
を目的とする。
を考慮した車椅子も、手動輪を動かす時に、着ている服
装によっては、袖を汚してしまうことがある。雨上りな
どでは、車輪の回転と共に水が跳ね上り衣服を汚してし
まう。この水は泥水が多く、車輪にも泥が付着している
ことで、雨上りでは特に衣服を汚すことが多かった。悪
路面での外出を中止すれば、このようなことも防止でき
るが、自由な行動を制限されるという大きな問題があっ
た。本発明は、このような不具合を解消するためになさ
れたものであり、路面の状態が悪くても、衣服が汚れる
ことを気にせずに外出できる車椅子用車輪カバーの提供
を目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記不具合を解決するた
めに、本発明は次のような構成としている。車椅子の車
輪上部を覆うカバー本体を、車椅子に設けた肘掛に配設
すると共に、カバー本体と肘掛とは、カバー本体に設け
た係止手段によって固着したものである。
めに、本発明は次のような構成としている。車椅子の車
輪上部を覆うカバー本体を、車椅子に設けた肘掛に配設
すると共に、カバー本体と肘掛とは、カバー本体に設け
た係止手段によって固着したものである。
【０００５】
【作用】車椅子の車輪上にカバー本体を設けることで、
車輪についた汚れが衣服に付かないようにカバーすると
共に、車輪の回転に併って跳上がる汚水なども遮断する
ようにした。
車輪についた汚れが衣服に付かないようにカバーすると
共に、車輪の回転に併って跳上がる汚水なども遮断する
ようにした。
【０００６】
【実施例】本発明の実施例について図１乃至図３を参照
して説明する。図１は本発明の車椅子用車輪カバーを車
椅子に取付した状態を示す斜視図、図２は図１の車椅子
用車輪カバーを取外した状態を示す斜視図、図３は図２
のカバー本体の裏面側を示す斜視図である。図１で示す
ように本発明の車椅子用車輪カバー１０は、車椅子１の
肘掛４に取付けることで、車輪２の上部に配設され、車
輪についた汚れ等から乗車者の腕部を保護するものであ
る。図２で示すように車椅子用車輪カバー１０は、柱状
のカバー本体１２とこのカバー本体を車椅子の肘掛に取
付ける係止手段２０とからなり、これらについて更に詳
細に説明する。カバー本体１２は、発泡スチロール等の
ように軽量で、水分を弾く性質の材料を用いた柱状であ
り、柱状体の一端部からは、柱状体の長手方向と直交す
る方向に延出した壁面よりなる側面カバー１８を一体的
に設けている。この側面カバー１８の延出した先端部と
柱状体の他端部とは、車輪の円弧に一致させた曲線で結
んでおり、この円弧面が車輪に接近した位置に配設され
ることになる。図２で示すカバー本体１２の上面と側面
とは、その接合部を削除して曲面を形成している。これ
は車輪２と一体で設けた手動輪３を操作するときに、カ
バー本体の稜角部が乗車者の腕部に当らないように配慮
した理由による。
して説明する。図１は本発明の車椅子用車輪カバーを車
椅子に取付した状態を示す斜視図、図２は図１の車椅子
用車輪カバーを取外した状態を示す斜視図、図３は図２
のカバー本体の裏面側を示す斜視図である。図１で示す
ように本発明の車椅子用車輪カバー１０は、車椅子１の
肘掛４に取付けることで、車輪２の上部に配設され、車
輪についた汚れ等から乗車者の腕部を保護するものであ
る。図２で示すように車椅子用車輪カバー１０は、柱状
のカバー本体１２とこのカバー本体を車椅子の肘掛に取
付ける係止手段２０とからなり、これらについて更に詳
細に説明する。カバー本体１２は、発泡スチロール等の
ように軽量で、水分を弾く性質の材料を用いた柱状であ
り、柱状体の一端部からは、柱状体の長手方向と直交す
る方向に延出した壁面よりなる側面カバー１８を一体的
に設けている。この側面カバー１８の延出した先端部と
柱状体の他端部とは、車輪の円弧に一致させた曲線で結
んでおり、この円弧面が車輪に接近した位置に配設され
ることになる。図２で示すカバー本体１２の上面と側面
とは、その接合部を削除して曲面を形成している。これ
は車輪２と一体で設けた手動輪３を操作するときに、カ
バー本体の稜角部が乗車者の腕部に当らないように配慮
した理由による。
【０００７】このようなカバー本体１２の略中央部側面
には、係止手段２０としての帯体を挿入するスリット穴
１４をその裏面側に貫通して設けている。図２で示すカ
バー本体１２の裏面側を、図３を参照して説明する。図
３で示すように、カバー本体１２の肘掛と当接する面に
は、その長手方向にそって突出させた段部１５を設けて
いる。この段部１５は肘掛４の下側に当接させて位置ず
れを防止するものである。この段部１５の下側で側面カ
バー１８の一部に、前述した係止手段取付用のスリット
穴１４が貫通している。このスリット穴１４に挿入する
係止手段２０について説明する。係止手段は、カバー本
体１２を車椅子の肘掛に取付する為のものであり、スリ
ット穴１４に入る帯体２２と、この帯体の両端で互いに
異なる面に設けられ、押圧によって互いに接合する圧接
布などよりなる圧着体２４を設けている。この圧着体２
４は、特に指定するものではなく、ホックや他の接合手
段を用いても良い。また、係止手段２０としても帯体を
用いる他に、図３の点線で示したように、車椅子の肘掛
と接合する面に、両面接着テープ２４を用いて、カバー
本体１２を取付ける係止手段としても良い。
には、係止手段２０としての帯体を挿入するスリット穴
１４をその裏面側に貫通して設けている。図２で示すカ
バー本体１２の裏面側を、図３を参照して説明する。図
３で示すように、カバー本体１２の肘掛と当接する面に
は、その長手方向にそって突出させた段部１５を設けて
いる。この段部１５は肘掛４の下側に当接させて位置ず
れを防止するものである。この段部１５の下側で側面カ
バー１８の一部に、前述した係止手段取付用のスリット
穴１４が貫通している。このスリット穴１４に挿入する
係止手段２０について説明する。係止手段は、カバー本
体１２を車椅子の肘掛に取付する為のものであり、スリ
ット穴１４に入る帯体２２と、この帯体の両端で互いに
異なる面に設けられ、押圧によって互いに接合する圧接
布などよりなる圧着体２４を設けている。この圧着体２
４は、特に指定するものではなく、ホックや他の接合手
段を用いても良い。また、係止手段２０としても帯体を
用いる他に、図３の点線で示したように、車椅子の肘掛
と接合する面に、両面接着テープ２４を用いて、カバー
本体１２を取付ける係止手段としても良い。
【０００８】このように構成した車椅子用車輪カバー１
０は、対称的に形成した一対として用いられ、その使用
例について図４を参照して説明する。図４は図２の車椅
子用車輪カバーの取付状態を示す説明図である。図４で
示すように車椅子用車輪カバー１０は、車椅子に設けた
肘掛４の側面にそって、その段部１５が肘掛４の下側に
当接するように配設する。すると、カバー本体１２が車
輪２の上部に位置すると共に、側面カバー１８は、図１
で示すように車輪の斜め上方で車輪を覆うように配設さ
れる。肘掛にそって配設した一対のカバー本体は、帯体
又は両面接着テープ等よりなる係止手段２０を利用し
て、両肘掛に固着することで取付けられる。図１で示す
ように車椅子用車輪カバー１０は、車輪２の中心部から
前方にかけて配設するものである。すなわち、この車椅
子用車輪カバーは、車輪の上部全体を覆うものではな
く、乗車者が手動輪３を回転させる時に、腕部が最も触
れ易い最小限の場所のみを覆っている。このように配慮
することで、カバー本体が小型化できると共に、最大の
汚れ防止ができるようにしたものである。
０は、対称的に形成した一対として用いられ、その使用
例について図４を参照して説明する。図４は図２の車椅
子用車輪カバーの取付状態を示す説明図である。図４で
示すように車椅子用車輪カバー１０は、車椅子に設けた
肘掛４の側面にそって、その段部１５が肘掛４の下側に
当接するように配設する。すると、カバー本体１２が車
輪２の上部に位置すると共に、側面カバー１８は、図１
で示すように車輪の斜め上方で車輪を覆うように配設さ
れる。肘掛にそって配設した一対のカバー本体は、帯体
又は両面接着テープ等よりなる係止手段２０を利用し
て、両肘掛に固着することで取付けられる。図１で示す
ように車椅子用車輪カバー１０は、車輪２の中心部から
前方にかけて配設するものである。すなわち、この車椅
子用車輪カバーは、車輪の上部全体を覆うものではな
く、乗車者が手動輪３を回転させる時に、腕部が最も触
れ易い最小限の場所のみを覆っている。このように配慮
することで、カバー本体が小型化できると共に、最大の
汚れ防止ができるようにしたものである。
【０００９】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、車
椅子の車輪上をカバーで覆うことにより多くの効果を得
ることができた。すなわち、汚れた路面を走行しても、
腕部が車輪に触れるようなことはないから、衣服を汚す
ことがなくなった。雨上りの走行で車輪が雨水を跳ねあ
げても、カバーで遮断するから、同様に衣服を濡らすこ
とがなく、路面状態を苦にせずに外出できるようになっ
た。よって、従来のように路面の回復を待つことなく行
動できるから、時間を有効に活用できるなど、多くの効
果を得ることができた。
椅子の車輪上をカバーで覆うことにより多くの効果を得
ることができた。すなわち、汚れた路面を走行しても、
腕部が車輪に触れるようなことはないから、衣服を汚す
ことがなくなった。雨上りの走行で車輪が雨水を跳ねあ
げても、カバーで遮断するから、同様に衣服を濡らすこ
とがなく、路面状態を苦にせずに外出できるようになっ
た。よって、従来のように路面の回復を待つことなく行
動できるから、時間を有効に活用できるなど、多くの効
果を得ることができた。
【図１】本発明の車椅子用車輪カバーを車椅子に取付し
た状態を示す斜視図である。
た状態を示す斜視図である。
【図２】図１の車椅子用車輪カバーを取外した状態を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図３】図２で示すカバー本体の裏面側斜視図である。
【図４】図２の車椅子用車輪カバーの取付状態を示す説
明図である。
明図である。
１ 車椅子 ２ 車輪 ４ 肘掛 １０ 車椅子用車輪カバー １２ カバー本体 １５ 段部 ２０ 係止手段 ２２ 帯体
Claims (1)
- 【請求項１】 手動により車輪を回転させて移動する車
椅子の肘掛にそって取付けられると共に、前記車椅子の
車輪上部を覆い前期肘掛との係止手段を設けたことを特
徴とする車椅子用車輪カバー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5085076A JPH06254120A (ja) | 1993-03-05 | 1993-03-05 | 車椅子用車輪カバー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5085076A JPH06254120A (ja) | 1993-03-05 | 1993-03-05 | 車椅子用車輪カバー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06254120A true JPH06254120A (ja) | 1994-09-13 |
Family
ID=13848535
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5085076A Pending JPH06254120A (ja) | 1993-03-05 | 1993-03-05 | 車椅子用車輪カバー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06254120A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002085464A (ja) * | 2000-09-11 | 2002-03-26 | Nagayoshi Sato | 車椅子の泥除け |
| JP2004305784A (ja) * | 2004-07-12 | 2004-11-04 | Hitoshi Igarashi | 車いす用サイドバッグ |
| JP2006175165A (ja) * | 2004-12-24 | 2006-07-06 | Nitta Ind Corp | 車椅子 |
| JP2009106628A (ja) * | 2007-10-31 | 2009-05-21 | Hirokazu Nagaya | 車椅子のスカートガード |
-
1993
- 1993-03-05 JP JP5085076A patent/JPH06254120A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002085464A (ja) * | 2000-09-11 | 2002-03-26 | Nagayoshi Sato | 車椅子の泥除け |
| JP4527863B2 (ja) * | 2000-09-11 | 2010-08-18 | 永佳 佐藤 | 車椅子 |
| JP2004305784A (ja) * | 2004-07-12 | 2004-11-04 | Hitoshi Igarashi | 車いす用サイドバッグ |
| JP2006175165A (ja) * | 2004-12-24 | 2006-07-06 | Nitta Ind Corp | 車椅子 |
| JP2009106628A (ja) * | 2007-10-31 | 2009-05-21 | Hirokazu Nagaya | 車椅子のスカートガード |
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