JPH06254018A - 電気掃除機の床用吸込具 - Google Patents

電気掃除機の床用吸込具

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JPH06254018A
JPH06254018A JP4893693A JP4893693A JPH06254018A JP H06254018 A JPH06254018 A JP H06254018A JP 4893693 A JP4893693 A JP 4893693A JP 4893693 A JP4893693 A JP 4893693A JP H06254018 A JPH06254018 A JP H06254018A
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JP
Japan
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unit
floor
motor
output
floor surface
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JP4893693A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Fujiwara
俊明 藤原
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 床面判別部56と、時間設定部58にて設定
された時間だけ、前記床面判別部56の出力により床用
吸込具用モータ60の回転方向を与えるモータ回転方向
制御部63と、前記床用吸込具用モータ60の回転方向
を垂直方向に変換する動力伝達部66と、前記動力伝達
部66からの信号により、回転ブラシ67の回動軸を上
下動させる回動軸保持部68とを設ける。 【構成】 床面判別部56により判別された掃除面の情
報に基づいて、回転ブラシ67を使用しない(床面指数
3以下)時は床用吸込具59内に収めておき、使用する
(床面指数4以上と判定)時は回転ブラシ67を絨毯深
部にまでも到達させるため、回転ブラシ67の出代を床
面の状態に応じて調節でき、未使用時の床面の傷付きが
なく、使用時は絨毯の状態に応じて深部の塵埃までも掻
き上げることができ、十分な掃除性能を得ることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気掃除機の床用吸込具
に関するもので、塵埃検知により床用吸込具内に設けら
れた回転ブラシの回動軸の床面からの高さを制御するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年の電気掃除機には、塵埃を検知して
それに連動して床用吸込具に内蔵された回転ブラシ駆動
用モータを制御し、回転ブラシの回転数を制御するもの
がある。この動作概要を図7から図10を参照して以下
説明する。即ち、電気掃除機の床用吸込具1から掃除機
本体2の吸込口に至る吸込通路中3に発光ダイオード4
を設け、この発光ダイオード4に対向してフォトトラン
ジスタ5を設け、上記発光ダイオード4からの光を受光
している。このフォトトランジスタ5は清掃作業中に吸
込通路3を流れる吸込空気流中に塵埃が含まれている
と、発光ダイオード4からの光がこの塵埃により遮断さ
れ、フォトトランジスタ5の受光量は少なくなり出力電
圧は大きくなる。その結果、抵抗6,7,8及びコンデ
ンサ9、OPアンプ10で構成される電圧変化増幅部1
1の出力電圧はいったん減少した後増加する。従って、
抵抗12,13及びOPアンプ14にて構成された比較
部15の出力電圧は、定常時は5Vであるが、塵埃が通
過する毎に、いったん0Vまで減少した後再び5Vに戻
る、という動作を繰り返す。マイクロプロセッサ16
は、比較部15からのパルス波形を入力し、単位時間当
たりのパルス数およびその累計値を基にファジィ推論を
行うことにより、掃除面を”畳・床”から”絨毯”まで
数段階に判別し、ファンモータ17や床用吸込具1内に
設けられたパワーノズルモータ18の回転数を掃除面に
合わせて制御し、掃除機本体2の吸込力や床用吸込具1
内の回転ブラシ19の回転数を変えたりしている。たと
えば、図10(a)の様なパターンは、’畳・床’、同
図(b)の様なパターンは、’絨毯’と推論する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のよ
うな構成では、マイクロプロセッサ16の判別情報に基
づき判断された床面情報により、パワーノズルモータ1
8の回転数を制御し回転ブラシ19の回転数を変えてい
るが、特に毛足の長い絨毯の掃除の場合には絨毯深部の
塵埃の掻き上げが困難で、十分な掃除性能が得られなか
った。
【0004】本発明はこのような課題を解決し、使用性
と掃除性能に優れた電気掃除機の床用吸込具を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記従来の課題を解決す
るため本発明の電気掃除機の塵埃検知部は、第一の手段
として、塵埃が流れる空気通路内に光を放つ発光部と、
前記発光部の光を受光し、受光量に応じた信号を出力す
る受光部と、前記受光部の検知レベルを設定する電圧設
定部と、前記受光部と電圧設定部の出力電圧を比較、パ
ルス信号に変換する電圧比較部と、前記電圧比較部から
の出力パルス数を単位時間内にカウントする計数部と、
前記計数部の出力を累計する累計部と、前記計数部と累
計部の出力を基にファジィ演算により掃除面を判別する
床面判別部と、床用吸込具内に設けられた回転ブラシ
と、床用吸込具用モータと、前記床用吸込具用モータを
駆動する時間として、前記床面判別部の出力が任意の値
以下の時は初期値を出力し、任意の値以上の時は前記床
面判別部の出力に応じた値を出力する時間設定部と、前
記床面判別部の情報により床面情報が変化したことを検
知し、前記時間設定部の開始時刻を与える開始時刻設定
部と、前記時間設定部にて決定された時間だけ前記床用
吸込具用モータを駆動するモータ駆動部と、前記床面判
別部の出力により前記床用吸込具用モータの回転方向を
与えるモータ回転方向制御部と、前記床用吸込具用モー
タの回転方向を垂直方向に変換する動力伝達部と、前記
動力伝達部からの信号により、前記回転ブラシの回動軸
を上下動させる回動軸保持部とで構成されている。
【0006】又、第二の手段として、塵埃が流れる空気
通路内に光を放つ発光部と、前記発光部の光を受光し、
受光量に応じた信号を出力する受光部と、前記受光部の
検知レベルを設定する電圧設定部と、前記受光部と電圧
設定部の出力電圧を比較、パルス信号に変換する電圧比
較部と、前記電圧比較部からの出力パルス数を単位時間
内にカウントする計数部と、前記計数部の出力を累計す
る累計部と、前記計数部と累計部の出力を基にファジィ
演算により掃除面を判別する床面判別部と、床用吸込具
内に設けられた回転ブラシと、床用吸込具用モータと、
前記床用吸込具用モータを駆動する時間として、前記床
面判別部の出力が任意の値以下の時は初期値を出力し、
任意の値以上の時は前記床面判別部の出力に応じた値を
出力する時間設定部と、前記床面判別部の情報により床
面情報が変化したことを検知し、前記時間設定部の開始
時刻を与える開始時刻設定部と、前記時間設定部にて決
定された時間だけ前記床用吸込具用モータを駆動するモ
ータ駆動部と、前記床面判別部の出力により前記床用吸
込具用モータの回転方向を与えるモータ回転方向制御部
と、前記床用吸込具用モータの回転方向を垂直方向に変
換する動力伝達部と、前記動力伝達部からの信号によ
り、前記回転ブラシの回動軸を上下動させる回動軸保持
部と、前記床面判別部の出力により床面の判別状態を表
示する表示部とで構成されている。
【0007】又、第三の手段として、塵埃が流れる空気
通路内に光を放つ発光部と、前記発光部の光を受光し、
受光量に応じた信号を出力する受光部と、前記受光部の
検知レベルを設定する電圧設定部と、前記受光部と電圧
設定部の出力電圧を比較する電圧比較部と、前記電圧比
較部の出力により掃除面を判別する床面判別部と、床用
吸込具内に設けられた回転ブラシと、床用吸込具用モー
タと、前記床用吸込具用モータを駆動する時間を、床用
吸込具を反転するための時間またはそれ以下に設定する
時間設定部と、前記床面判別部の情報により床面情報が
変化したことを検知し、前記時間設定部の開始時刻を与
える開始時刻設定部と、前記時間設定部にて設定された
時間だけ前記床用吸込具用モータを駆動するモータ駆動
部と、前記床面判別部の出力により前記床用吸込具用モ
ータの回転方向を与えるモータ回転方向制御部と、前記
床用吸込具用モータの回転方向を垂直方向に変換する動
力伝達部と、前記動力伝達部からの信号により、前記回
転ブラシの回動軸を上下動させる回動軸保持部とで構成
されている。
【0008】又、第四の手段として、塵埃が流れる空気
通路内に光を放つ発光部と、前記発光部の光を受光し、
受光量に応じた信号を出力する受光部と、前記受光部の
検知レベルを設定する電圧設定部と、前記受光部と電圧
設定部の出力電圧を比較する電圧比較部と、前記電圧比
較部の出力により掃除面を判別する床面判別部と、床用
吸込具内に設けられた回転ブラシと、床用吸込具用モー
タと、前記床用吸込具用モータを駆動する時間を、床用
吸込具を反転するための時間またはそれ以下に設定する
時間設定部と、前記床面判別部の情報により床面情報が
変化したことを検知し、前記時間設定部の開始時刻を与
える開始時刻設定部と、前記時間設定部にて設定された
時間だけ前記床用吸込具用モータを駆動するモータ駆動
部と、前記床面判別部の出力により前記床用吸込具用モ
ータの回転方向を与えるモータ回転方向制御部と、前記
床用吸込具用モータの回転方向を垂直方向に変換する動
力伝達部と、前記動力伝達部からの信号により、前記回
転ブラシの回動軸を上下動させる回動軸保持部と、前記
床面判別部の出力により床面の判別状態を表示する表示
部とで構成されている。
【0009】
【作用】前記第一の構成手段によれば、床面判別部によ
り掃除面を判別し、これによりモータ回転方向制御部に
より床用吸込具用モータは回転方向を制御され、動力伝
達部を介して回動軸保持部も移動方向を制御されるが、
その制御される時間は床面情報が任意の値以下の場合は
初期値が、任意の値以上の場合には前記床面判別部の出
力に応じた値となっているので、回転ブラシの回動軸は
(床面に対して)床面に応じた距離だけ移動することが
できる。
【0010】又同様に、前記第二の構成手段によれば、
床面判別部により掃除面を判別し、これによりモータ回
転方向制御部により床用吸込具用モータは回転方向を制
御され、動力伝達部を介して回動軸保持部も移動方向を
制御されるが、その制御される時間は床面情報が任意の
値以下の場合は初期値が、任意の値以上の場合には前記
床面判別部の出力に応じた値となっているので、回転ブ
ラシの回動軸は(床面に対して)床面に応じた距離だけ
移動することができる。と同時に、前記床面判別部の出
力により床面の判別状態を表示する表示部により、回転
ブラシの回動軸の移動方向、すなわち床面判別部にて判
定された掃除面を目視確認することができる。
【0011】又同様に、前記第三の構成手段によれば、
床面判別部により掃除面を判別し、これによりモータ回
転方向制御部により床用吸込具用モータは回転方向を制
御され、動力伝達部を介して回動軸保持部も移動方向を
制御されるが、その制御される時間はあらかじめ与えら
れているので、回転ブラシの回動軸は(床面に対して)
いずれかの方向に一定距離だけ移動することができる。
【0012】又同様に、前記第四の構成手段によれば、
床面判別部により掃除面を判別し、これによりモータ回
転方向制御部により床用吸込具用モータは回転方向を制
御され、動力伝達部を介して回動軸保持部も移動方向を
制御されるが、その制御される時間はあらかじめ与えら
れているので、回転ブラシの回動軸は(床面に対して)
いずれかの方向に一定距離だけ移動することができる。
と同時に、前記床面判別部の出力により床面の判別状態
を表示する表示部により、回転ブラシの回動軸の移動方
向、すなわち床面判別部にて判定された掃除面を目視確
認することができる。
【0013】
【実施例】図1に本発明の第一の手段の一実施例のブロ
ック図を、図2にその動作説明図を示し、以下これらの
図に基づいて説明を行う。
【0014】図1において、50は塵埃が流れる空気通
路内に光を放つ発光部、51はこの発光部50からの光
を受光し、受光量に応じた信号を出力する受光部であ
る。清掃作業中に吸込通路を流れる吸込空気流中に塵埃
が含まれていると、発光部50からの光がこの塵埃によ
り遮断され、受光部51の受光量は少なくなり出力電圧
は大きくなる。その結果、受光部51の出力電圧はいっ
たん減少した後増加する。52は前記受光部51の検知
レベルを設定する電圧設定部、53は前記受光部51と
電圧設定部52の出力を比較する電圧比較部である。す
なわち、塵埃の通過により電圧比較部53からはパルス
波形が出力される。又、この電圧比較部53の出力は計
数部54に入力され、単位時間当たりの塵埃の数をカウ
ントされる。また、55は前記計数部54の出力を累計
する累計部、56は、前記計数部54と累計部55の出
力を基にファジィ演算を行い、床面の特性を0から7ま
で指数(以下、床面指数という)化し、床面指数0を’
塵埃の少ない畳・床’に、床面指数4を’塵埃がやや多
い毛足の短い絨毯’床面指数7を’塵埃のかなり多い毛
足の長い絨毯’のように判定する床面判別部である。5
7は前記床面判別部56からの床面情報により、床面指
数が3以下か、床面指数が4以上の場合にはその指数が
いくつかを検知(図2のTa,Tb,Tc,Td)する
開始時刻設定部、58は、前記開始時刻設定部57の出
力により動作を開始する時間設定部であり、前記床面判
別部56の出力が床面指数3以下の時は初期値Trst
を、床面指数4以上の時は前記床面判別部56の出力に
応じた値T4,T5,T6,T7のいずれかを出力し、
床用吸込具59内に設けられた床用吸込具用モータ60
を駆動する時間を与える。ここで、T7>T6>T5>
T4、またTrstは、その直前の床面指数に応じた時
間が設定されている。なお、本実施例では、計数部5
4、累計部55、床面判別部56、開始時刻設定部57
及び時間設定部58はマイクロプロセッサ61に構成さ
れ、また床用吸込具用モータ60としては直流モータを
用いている。62は前記床用吸込具用モータ60への通
電を制御するモータ駆動部であり、前記時間設定部58
からの出力により駆動され、本実施例ではリレーを用い
ている。63は、前記床面判別部56の出力により前記
床用吸込具用モータ60の回転方向を与えるモータ回転
方向制御部であり、本実施例では、一対のリレー64,
65を用いて、図1のような結線を行い、前記床面判別
部56の床面指数が3以下の場合と、床面指数が4以上
の場合とで前記床用吸込具用モータ60への通電方向を
反転し、その回転方向を逆転させている。66は、前記
床用吸込具モータ60の回転方向を床面に対して垂直方
向に変換し、かつ回転ブラシ67の回動軸を支える回動
軸保持部68に床用吸込具用モータ60の動力を伝達す
る動力伝達部で、本実施例では、第一のギア69および
第二のギア70にてその駆動手段を構成している。な
お、床面判別部56の出力が床面指数3以下の時は、回
転ブラシ67は床用吸込具59内に、床面指数が4以上
の時は、回転ブラシ67は床用吸込具59の外に出るよ
うに、モータ回転方向制御部63、動力伝達部66は設
定されている。
【0015】前記構成において、床面判別部56にて床
面指数が3以下と判定し、塵埃が吸い込まれなければ、
時間設定部58は動作をせずモータ駆動部62のリレー
は’開’の状態にあるため、床用吸込具用モータ60は
駆動されず、回転ブラシ67は床用吸込具59内に収め
られている(図2のTaまで)。
【0016】ここで塵埃が通過すると、電圧比較部53
からはパルス波形が発生し、床面判別部56が床面指数
3以下と判定した時は前記の状態を継続する(図2のT
aからTbまで)。しかし、前記床面判別部56にて床
面指数4以上と判定されると、開始時刻設定部57は前
記床面判別部56の出力が変化したことを検知し、時間
設定部58に駆動信号を発生するので、モータ駆動部6
2のリレーはこの時間設定部58にて床面指数に応じた
時間T(T4からT7のいずれかの値)だけ’閉’とな
り、またモータ回転方向制御部63の一対のリレー6
4,65の接続が反転するため、床用吸込具用モータ6
0の動力は動力伝達部66を介して回動軸保持部68に
伝達され、回転ブラシ67は床用吸込具59から時間T
に相当する長さだけ移動する(図2のTbからTdま
で)。
【0017】次に塵埃が通過し終わると、電圧比較部5
3からのパルス波形は停止し、床面判別部56が床面指
数0(床面指数3以下)と判定するため、開始時刻設定
部57は前記床面判別部56の床面情報が3以下に変化
したことを検知し、時間設定部58に駆動信号を発生す
るので、モータ駆動部62のリレーはこの時間設定部5
8にて設定された時間Trstだけ’閉’となり、再び
モータ回転方向制御部63の一対のリレー64,65の
接続が反転するため、床用吸込具用モータ60の動力は
動力伝達部66を介して回動軸保持部68に伝達され、
回転ブラシ67は床用吸込具59から時間Trstに相
当する一定の長さだけ内側に入っていく。ここで、Tr
stはその直前の床面指数に応じた時間T4またはT5
またはT6またはT7に設定されるため、回転ブラシ6
7は必ず初期の状態になる(図2のTdから以降)。
【0018】すなわち、床面判別部56からの掃除面の
情報に基づいて、回転ブラシ67の回動軸は(床面に対
して)上下いずれかの方向に移動することができるた
め、回転ブラシ67を使用しない床面指数3以下の時は
回転ブラシ67を床用吸込具59内に収めることができ
る。
【0019】次に、図3に本発明の第二の手段の一実施
例のブロック図を示し、以下この図に基づいて説明を行
う。尚、この図において図1,図2と同じ動作を行うも
のには同じ符号を付け、ここでは説明は省略する。
【0020】図3において、71は前記モータ回転方向
制御部63の出力により、発光ダイオード72または7
3を点灯させる表示部である。前述のように、床用吸込
具用モータ60の回転方向はモータ回転方向制御部63
の通電方向の反転により行われるため、回動軸保持部6
8の移動方向に対応して、発光ダイオード72または7
3のいずれか一方のみが点灯するので、この表示部71
により、床面判別部56での判定条件により、回転ブラ
シ67の出代の状態を目視にて知ることができる。
【0021】なお、回転ブラシ67自体の駆動には、本
実施例の床用吸込具用モータ60とは別に回転ブラシ駆
動用のモータを設ければよい。
【0022】次に、図4に本発明の第三の手段の一実施
例のブロック図を、図5にその動作説明図を示し、以下
これらの図に基づいて説明を行う。
【0023】図4において、80は塵埃が流れる空気通
路内に光を放つ発光部、81はこの発光部80からの光
を受光し、受光量に応じた信号を出力する受光部であ
る。清掃作業中に吸込通路を流れる吸込空気流中に塵埃
が含まれていると、発光部80からの光がこの塵埃によ
り遮断され、受光部81の受光量は少なくなり出力電圧
は大きくなる。その結果、受光部81の出力電圧はいっ
たん減少した後増加する。82は前記受光部81の検知
レベルを設定する電圧設定部、83は前記受光部81と
電圧設定部82の出力を比較する電圧比較部である。す
なわち、塵埃の通過により電圧比較部83からはパルス
波形が出力される。又、この電圧比較部83の出力は床
面判別部84に入力され、単位時間当たりの塵埃の数と
その繰り返しパターンによって、従来例のように、床面
を’畳・床’または’絨毯’と判定している。85は前
記床面判別部84からの床面情報が変化した時(図5の
T1,T2)を検知する開始時刻設定部、86は、前記
開始時刻設定部85の出力により動作を開始する時間設
定部であり、床用吸込具87内に設けられた床用吸込具
用モータ88を駆動する時間を与える。なお、本実施例
では、床面判別部84、開始時刻設定部85及び時間設
定部86はマイクロプロセッサ89に構成され、また床
用吸込具用モータ88としては直流モータを用いてい
る。90は前記床用吸込具用モータ88への通電を制御
するモータ駆動部であり、前記時間設定部86からの出
力により駆動され、本実施例ではリレーを用いている。
91は、前記床面判別部84の出力により前記床用吸込
具用モータ88の回転方向を与えるモータ回転方向制御
部であり、本実施例では、一対のリレー92,93を用
いて、図4のような結線を行い、前記床用吸込具用モー
タ88への通電方向を制御し、その回転方向を逆転させ
ている。94は、前記床用吸込具用モータ88の回転方
向を床面に対して垂直方向に変換し、かつ回転ブラシ9
5の回動軸を支える回動軸保持部96に床用吸込具用モ
ータ88の動力を伝達する動力伝達部で、本実施例で
は、第一のギア97および第二のギア98にてその駆動
手段を構成している。なお、床面判別部84の出力が’
畳・床’の時は、回転ブラシ95は床用吸込具87内
に、’絨毯’の時は、回転ブラシ95は床用吸込具87
の外に出るように、モータ回転方向制御部91、動力伝
達部94は設定されている。
【0024】前記構成において、床面判別部84にて’
畳・床’と判定し、塵埃が吸い込まれなければ、時間設
定部86は動作をせずモータ駆動部90のリレーは’
開’の状態にあるため、床用吸込具用モータ88は駆動
されず、回転ブラシ95は床用吸込具87内に収められ
ている(図5のT1まで)。
【0025】しかし塵埃が通過すると、電圧比較部83
からはパルス波形が発生し、床面判別部84が’畳・
床’と判定した時は前記の状態を継続するが、前記床面
判別部84にて’絨毯’と判定されると、開始時刻設定
部85は前記床面判別部84の出力が変化したことを検
知し、時間設定部86に駆動信号を発生するので、モー
タ駆動部90のリレーはこの時間設定部86にて設定さ
れた時間Tcだけ’閉’となり、またモータ回転方向制
御部91の一対のリレー92,93の接続が反転するた
め、床用吸込具用モータ88の動力は動力伝達部94を
介して回動軸保持部96に伝達され、回転ブラシ95は
床用吸込具87から時間Tcに相当する一定の長さLだ
け移動する(図5のT1からT2)。
【0026】次に塵埃が通過し終わると、電圧比較部8
3からのパルス波形は停止し、床面判別部84が’畳・
床’と判定するため、開始時刻設定部85は前記床面判
別部84の出力が変化したことを検知し、時間設定部8
6に駆動信号を発生するので、モータ駆動部90のリレ
ーはこの時間設定部86にて設定された時間Tcだけ’
閉’となり、再びモータ回転方向制御部91の一対のリ
レー92,93の接続が反転するため、床用吸込具用モ
ータ88の動力は動力伝達部94を介して回動軸保持部
96に伝達され、回転ブラシ95は床用吸込具87から
時間Tcに相当する一定の長さLだけ内側に入ってい
く。すなわち初期の状態になる(図5のT2以降)。
【0027】すなわち、床面判別部84からの掃除面の
情報に基づいて、回転ブラシ95の回動軸は(床面に対
して)上下いずれかの方向に一定距離Lだけ移動するこ
とができるため、回転ブラシを使用しない’畳・床’の
時は回転ブラシを床用吸込具内に収めることができる。
【0028】次に、図6に本発明の第四の手段の一実施
例のブロック図を示し、以下この図に基づいて説明を行
う。尚、この図において図4,図5と同じ動作を行うも
のには同じ符号を付け、ここでは説明は省略する。
【0029】図6において、99は前記モータ回転方向
制御部91の出力により、発光ダイオード70または7
1を点灯させる表示部である。前述のように、床用吸込
具用モータ88の回転方向はモータ回転方向制御部91
の通電方向の反転により行われるため、回動軸保持部9
6の移動方向に対応して、発光ダイオード70または7
1のいずれか一方のみが点灯するので、この表示部99
により、床面判別部84での判定条件、すなわち’畳・
床’なのか’絨毯’なのか、を目視にて知ることができ
る。
【0030】なお、回転ブラシ95自体の駆動には、本
実施例の床用吸込具用モータ88とは別に回転ブラシ駆
動用のモータを設ければよい。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明の第一の構成手段に
よれば、床面判別部56により判別された掃除面の情報
に基づいて、回転ブラシ67の回動軸は(床面に対し
て)床面判別部56からの床面情報に応じた距離だけ移
動することができるため、床用吸込具59からの回転ブ
ラシ67の出代を変化させることができる。すなわち、
回転ブラシ67を使用しない時、つまり床面指数が3以
下、またはこれに近い塵埃が少ない床面と判定した時
は、時間設定部58の初期値によりそれ以前の状態に拘
らず初期状態、すなわち、床用吸込具59内に収めてお
き、使用する時、つまり塵埃の多い絨毯と判定した場合
にはその床面指数により回転ブラシ67を絨毯深部にま
でも到達させるため、使用しない時の床面の傷付きがな
く、使用する時は絨毯の種類に応じて絨毯深部の塵埃ま
でも掻き上げることができ、十分な掃除性能を得ること
ができる。
【0032】又同様に、第二の構成手段によれば、上記
効果に加えて、前記床面判別部56の出力により床面の
判別状態を表示する表示部71により、回転ブラシ67
の回動軸の移動方向、すなわち床面判別部56にて判定
された掃除面を目視確認することができ、使用者は容易
に掃除面の判別状況を知ることができる。
【0033】又同様に、第三の構成手段によれば、床面
判別部84により判別された掃除面の情報に基づいて、
回転ブラシ95の回動軸は(床面に対して)上下いずれ
かの方向に一定距離Lだけ移動することができるため、
床用吸込具87からの回転ブラシ95の出代を変化させ
ることができる。すなわち、回転ブラシ95を使用しな
い時、つまり’畳・床’と判定した時は床用吸込具87
内に収めておき、使用する時、つまり’絨毯’と判定し
た場合には回転ブラシ95を絨毯深部にまで到達させる
ため、使用しない時の床面の傷付きがなく、使用する時
は絨毯深部の塵埃までも掻き上げることができ、十分な
掃除性能を得ることができる。
【0034】又同様に、第四の構成手段によれば、上記
効果に加えて、前記床面判別部84の出力により床面の
判別状態を表示する表示部99により、回転ブラシ95
の回動軸の移動方向、すなわち床面判別部84にて判定
された掃除面を目視確認することができ、使用者は容易
に掃除面の判別状況を知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の手段の一実施例のブロック図
【図2】図1の動作説明図
【図3】本発明の第二の手段の一実施例のブロック図
【図4】本発明の第三の手段の一実施例のブロック図
【図5】図4の動作説明図
【図6】本発明の第四の手段の一実施例のブロック図
【図7】従来の電気掃除機の斜視図
【図8】従来の電気掃除機の要部断面図
【図9】従来の電気掃除機のブロック図
【図10】(a)は塵埃の少ない場合のパルス波形図 (b)は塵埃の多い場合のパルス波形図
【符号の説明】
50 発光部 51 受光部 52 電圧設定部 53 電圧比較部 54 計数部 55 累計部 56 床面判別部 57 開始時刻設定部 58 時間設定部 60 床用吸込具用モータ 62 モータ駆動部 63 モータ回転方向制御部 66 動力伝達部 67 回転ブラシ 68 回動軸保持部 71 表示部 80 発光部 81 受光部 82 電圧設定部 83 電圧比較部 84 床面判別部 85 開始時刻設定部 86 時間設定部 88 床用吸込具用モータ 90 モータ駆動部 91 モータ回転方向制御部 94 動力伝達部 95 回転ブラシ 96 回動軸保持部 99 表示部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塵埃が流れる空気通路内に光を放つ発光
    部と、前記発光部の光を受光し、受光量に応じた信号を
    出力する受光部と、前記受光部の検知レベルを設定する
    電圧設定部と、前記受光部と電圧設定部の出力電圧を比
    較、パルス信号に変換する電圧比較部と、前記電圧比較
    部からの出力パルス数を単位時間内にカウントする計数
    部と、前記計数部の出力を累計する累計部と、前記計数
    部と累計部の出力を基にファジィ演算により掃除面を判
    別する床面判別部と、床用吸込具内に設けられた回転ブ
    ラシと、床用吸込具用モータと、前記床用吸込具用モー
    タを駆動する時間として、前記床面判別部の出力が任意
    の値以下の時は初期値を出力し、任意の値以上の時は前
    記床面判別部の出力に応じた値を出力する時間設定部
    と、前記床面判別部の情報により床面情報が変化したこ
    とを検知し、前記時間設定部の開始時刻を与える開始時
    刻設定部と、前記時間設定部にて決定された時間だけ前
    記床用吸込具用モータを駆動するモータ駆動部と、前記
    床面判別部の出力により前記床用吸込具用モータの回転
    方向を与えるモータ回転方向制御部と、前記床用吸込具
    用モータの回転方向を垂直方向に変換する動力伝達部
    と、前記動力伝達部からの信号により、前記回転ブラシ
    の回動軸を上下動させる回動軸保持部とで構成された電
    気掃除機の床用吸込具。
  2. 【請求項2】 塵埃が流れる空気通路内に光を放つ発光
    部と、前記発光部の光を受光し、受光量に応じた信号を
    出力する受光部と、前記受光部の検知レベルを設定する
    電圧設定部と、前記受光部と電圧設定部の出力電圧を比
    較、パルス信号に変換する電圧比較部と、前記電圧比較
    部からの出力パルス数を単位時間内にカウントする計数
    部と、前記計数部の出力を累計する累計部と、前記計数
    部と累計部の出力を基にファジィ演算により掃除面を判
    別する床面判別部と、床用吸込具内に設けられた回転ブ
    ラシと、床用吸込具用モータと、前記床用吸込具用モー
    タを駆動する時間として、前記床面判別部の出力が任意
    の値以下の時は初期値を出力し、任意の値以上の時は前
    記床面判別部の出力に応じた値を出力する時間設定部
    と、前記床面判別部の情報により床面情報が変化したこ
    とを検知し、前記時間設定部の開始時刻を与える開始時
    刻設定部と、前記時間設定部にて決定された時間だけ前
    記床用吸込具用モータを駆動するモータ駆動部と、前記
    床面判別部の出力により前記床用吸込具用モータの回転
    方向を与えるモータ回転方向制御部と、前記床用吸込具
    用モータの回転方向を垂直方向に変換する動力伝達部
    と、前記動力伝達部からの信号により、前記回転ブラシ
    の回動軸を上下動させる回動軸保持部と、前記床面判別
    部の出力により床面の判別状態を表示する表示部とで構
    成された電気掃除機の床用吸込具。
  3. 【請求項3】 塵埃が流れる空気通路内に光を放つ発光
    部と、前記発光部の光を受光し、受光量に応じた信号を
    出力する受光部と、前記受光部の検知レベルを設定する
    電圧設定部と、前記受光部と電圧設定部の出力電圧を比
    較する電圧比較部と、前記電圧比較部の出力により掃除
    面を判別する床面判別部と、床用吸込具内に設けられた
    回転ブラシと、床用吸込具用モータと、前記床用吸込具
    用モータを駆動する時間を設定する時間設定部と、前記
    床面判別部の情報により床面情報が変化したことを検知
    し、前記時間設定部の開始時刻を与える開始時刻設定部
    と、前記時間設定部にて設定された時間だけ前記床用吸
    込具用モータを駆動するモータ駆動部と、前記床面判別
    部の出力により前記床用吸込具用モータの回転方向を与
    えるモータ回転方向制御部と、前記床用吸込具用モータ
    の回転方向を垂直方向に変換する動力伝達部と、前記動
    力伝達部からの信号により、前記回転ブラシの回動軸を
    上下動させる回動軸保持部とで構成された電気掃除機の
    床用吸込具。
  4. 【請求項4】 塵埃が流れる空気通路内に光を放つ発光
    部と、前記発光部の光を受光し、受光量に応じた信号を
    出力する受光部と、前記受光部の検知レベルを設定する
    電圧設定部と、前記受光部と電圧設定部の出力電圧を比
    較する電圧比較部と、前記電圧比較部の出力により掃除
    面を判別する床面判別部と、床用吸込具内に設けられた
    回転ブラシと、床用吸込具用モータと、前記床用吸込具
    用モータを駆動する時間を設定する時間設定部と、前記
    床面判別部の情報により床面情報が変化したことを検知
    し、前記時間設定部の開始時刻を与える開始時刻設定部
    と、前記時間設定部にて設定された時間だけ前記床用吸
    込具用モータを駆動するモータ駆動部と、前記床面判別
    部の出力により前記床用吸込具用モータの回転方向を与
    えるモータ回転方向制御部と、前記床用吸込具用モータ
    の回転方向を垂直方向に変換する動力伝達部と、前記動
    力伝達部からの信号により、前記回転ブラシの回動軸を
    上下動させる回動軸保持部と、前記床面判別部の出力に
    より床面の判別状態を表示する表示部とで構成された電
    気掃除機の床用吸込具。
JP4893693A 1993-03-10 1993-03-10 電気掃除機の床用吸込具 Pending JPH06254018A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010022743A (ja) * 2008-07-24 2010-02-04 Panasonic Corp 電気掃除機
JP2011024745A (ja) * 2009-07-24 2011-02-10 Panasonic Corp 電気掃除機

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010022743A (ja) * 2008-07-24 2010-02-04 Panasonic Corp 電気掃除機
JP2011024745A (ja) * 2009-07-24 2011-02-10 Panasonic Corp 電気掃除機

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