JPH04327818A - 電気掃除機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、掃除する面によって自
動的に吸込具のブラシを出入させる電気掃除機に関する
ものである。

【０００２】

【従来の技術】最近の電気掃除機は、掃除する面によっ
て人為的に操作を加えるのでなく、電動機の回転数を変
化させる等自動的に操作を制御する装置を備えたものが
多用されている。

【０００３】従来の人為操作による電気掃除機の構成例
を図面を参照して説明する。図８（ａ）、（ｂ）、（ｃ
）において、掃除機本体８１には、その吸い込み部８２
にホース８３およびその先に延長管８４を取り付け、延
長管８４の先端にはブラシ８５の突出、収納を切替る切
替スイッチ８６を備えた吸込具８７を装着させたもので
ある。８８はホース８３の先端部に設けた手元スイッチ
で、その操作により掃除機本体８１内の電動送風機８９
の入切および回転数の切替えをするものである。 以上図８に示した従来例は、使用者が掃除する床面に応
じて切替スイッチ８６を左右に操作して切替えるもので
あった。すなわち、床面が平坦なときは吸込具８７の下
面が床面に密着するようにブラシ８５を突出させ、吸込
面の通気量を多くし操作抵抗を軽くするものである。ま
た床面が絨毯など平坦面でない場合には、逆にブラシ８
５を吸込具８７の下面より突出させないように収納する
ものである。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、掃除する床面が平坦であるかどうかを使用者が肉
眼で識別し、その床面に応じて吸込具のブラシの出没を
人為的に切替えねばならない点である。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は前記問題点を解
決し、自動的に掃除面を識別して、その識別結果により
自動的に吸込具下面のブラシの出没を制御する電気掃除
機を提供するものである。

【０００６】本発明はこの目的を達成するために、塵埃
通路を通る塵埃を検知する塵埃センサーを設け、その塵
埃センサーの出力をパルス信号に変換し、パルス数を計
算する手段を設け、その計数値と、塵埃検出の連続性よ
り掃除する床面の平坦かどうかを識別する手段を設け、
前記の識別に応じて吸込具下面のブラシを出没させる自
動制御手段を備えたものである。

【０００７】

【作用】上記した手段により、塵埃センサーの出力で床
面を識別することができ、その床面に応じて吸込具のブ
ラシの出没を自動的に制御するもので、何等人為的な操
作による事なく、掃除が効率的に行い得る使いがっての
良いものである。

【０００８】

【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。

【０００９】図１（ａ）（ｂ）において吸込具１の下面
に出没自在に装着したブラシ２の上下動作はアクチュエ
ータ３で行うものである。

【００１０】図２に示すように、ホース４の一部の空気
流路５に発光ダイオード６を設け、この発光ダイオード
６に対向して受光部７を設けて、空気流路５内を通過す
る塵埃８により光量の変化が検出される。この発光ダイ
オード６と受光部７とで塵埃センサー９を形成する。

【００１１】図３に回路ブロック図を示すが、受光部７
の信号は増幅され、ついで波形整形されてマイコン１０
に入力される。そしてマイコン１０には、第１計数手段
１１と第２計数手段１２およびタイマー部１３がある。 またマイコン１０の端子を吸込具１のブラシ２を上下駆
動するアクチュエータ３の制御回路１４と、電動送風機
１５の回転数を制御する位相制御回路１６とに接続する
。

【００１２】以上の構成において図４〜図７を参照しな
がら動作を説明する。図４は床面と塵埃の検出の関連図
である。図５は計数手段のタイムチャート、図６はフロ
ーチャートである。

【００１３】図４に示すように絨毯面では塵埃は比較的
に多く、しかも連続して吸い込まれるが、平坦な床面で
は塵埃は局所的に存在し、１回の吸引で塵埃はほとんど
吸い取られてしまい、塵埃の検出に連続性がない。図５
に示すように、第１計数手段１１は単位時間中の塵埃８
の通過数をカウントし、第２計数手段１２は第１計数手
段１１の値が所定値の場合の第１計数手段１１の数をカ
ウントする。

【００１４】詳しくは図６にて説明する。図６のフロー
チャートの一連のサイクルは電源周波数の半サイクルで
行われる。ゆえに、電源周波数が６０ヘルツの場合はス
テップ１のタイマー部１３で１２をカウントすれば０．
１秒である。塵埃８の通過は、割り込み機能により第１
計数手段１１でカウントされる。ステップ２で単位時間
の経過があれば、ステップ３で第１計数手段１１のカウ
ント値を調べ、カウント値が所定の値（例えば２）以上
であれば第２計数手段１２のカウンタを＋１し、第１計
数手段１１のカウンタをクリアする。所定の値未満であ
れば第２計数手段１２のカウンタは何もせずに第１計数
手段１２のカウンタをクリアする。ステップ４で所定時
間の経過があれば、ステップ５で第２計数手段１２のカ
ウンタを調べ、カウント値が所定の値以上、例えば１０
以上であれば床面を絨毯面と識別し、第２計数手段１２
のカウンタをクリアする。所定の値未満であれば、床面
を平坦な面と識別し、第２計数手段１２のカウンタをク
リアして一連の処理が終わる。このように、塵埃センサ
ー９の出力により、掃除操作中の床面を自動的に識別す
る。そして識別した床面に応じて、図７に示すように、
電動送風機１５の入力を変化させ、塵埃が多い床面では
入力の高いように制御し、より早く塵埃の吸引を行うよ
うにする。すなわち識別した床面に応じ位相制御回路１
６により電動送風機１５の回転数を制御する。例えば掃
除面が絨毯面であると識別し、位相制御回路１６へのマ
イコン１０からの信号により電動送風機１５の回転数を
あげて吸引力を高め、同時にマイコン１０の信号により
吸込具１の下面のブラシ２の上下動作を行うアクチュエ
ータ３を駆動して、ブラシ２を吸込具１内に収納する。 また掃除面を上記とは逆に平坦な面と識別したときは、
電動送風機１５を制御すると同時にアクチュエータ３を
駆動させてブラシ２を吸込具１の下面より突出させ、吸
込面の通風量を多くし操作抵抗を軽くすることができる
。

【００１５】なお、上記の実施例において、電動送風機
１５の出力を制御する事なく吸込具１の前後進操作によ
る操作抵抗のみを考慮する場合にあっては、位相制御回
路１６は必要のないものである。また吸込具１の下面の
ブラシ２は回転ブラシであっても、あるいは回転しない
ブラシであっても本発明の概念のなかに含まれるもので
ある。

【００１６】

【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、塵埃
センサーの出力で、掃除面を識別すると同時に吸込具下
面のブラシの出没をする制御ができるため、人為的操作
によってブラシを出没させる必要がなく、使いがっての
向上した電気掃除機を実現できるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】（ａ）本発明の一実施例における吸込具の要部
を断面にして示した上面図 （ｂ）（ａ）のＢ−Ｂ線断面図

【図２】同塵埃センサー取付け部断面略図

【図３】同回
路ブロック図

【図４】同床面と塵埃の検出の関連説明図

【図５】同計
数手段のタイムチャート

【図６】同処理のフローチャート

【図７】同床面識別状態と入力の関連図

【図８】（ａ）
従来の電気掃除機の外観斜視図（ｂ）同吸込具の要部を
断面にて示した上面図（ｃ）（ｂ）のＡ−Ａ線一部拡大
断面図

【符号の説明】

１　　吸込具 ２　　ブラシ ３　　アクチュエータ ６　　発光ダイオード ７　　受光部 ８　　塵埃 ９　　塵埃センサー １０　　マイコン １１　　第１計数手段 １２　　第２計数手段 １３　　タイマー部 １４　　制御回路 １５　　電動送風機 １６　　位相制御回路 ８３　　ホース ８５　　ブラシ ８６　　切替スイッチ ８７　　吸込具 ８８　　手元スイッチ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　吸引されて流路を通る塵埃を検知する
   塵埃センサーと、上記塵埃センサーの出力を変換したパ
   ルスの数を単位時間内でカウントする第１計数手段と、
   第１計数手段のカウント結果が所定のパルス数となる単
   位時間の単位数を所定期間内でカウントする第２計数手
   段と、上記第２計数手段の出力変化により掃除面の種類
   を識別する手段と、上記識別手段に関連して吸込具のブ
   ラシを吸込具下面より突出または収納駆動させる制御手
   段を具備した電気掃除機。
2. 【請求項２】　　吸引されて流路を通る塵埃を検知する
   塵埃センサーの出力を変換したパルスの数に応じて電動
   送風機の入力を制御する位相制御手段を有する請求項１
   記載の電気掃除機。