JPH06253746A - 水生生物用餌 - Google Patents

水生生物用餌

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JPH06253746A
JPH06253746A JP5041335A JP4133593A JPH06253746A JP H06253746 A JPH06253746 A JP H06253746A JP 5041335 A JP5041335 A JP 5041335A JP 4133593 A JP4133593 A JP 4133593A JP H06253746 A JPH06253746 A JP H06253746A
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    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/80Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
    • Y02A40/81Aquaculture, e.g. of fish
    • Y02A40/818Alternative feeds for fish, e.g. in aquacultures

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  • Feed For Specific Animals (AREA)
  • Fodder In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】生き餌と同程度の魚寄せ効果,針持ち効果およ
び非汚染性を具備する人造の水生生物用の餌を提供する
ことである。 【構成】煮汁40%に対し、グルテン(煮汁とのブレン
ドもの)15%,魚油10%,ゼラチン溶液20%,明
礬10%,乳酸カルシウム1%,水飴2%,牛乳2%を
調合し、40℃で5分間ゆっくりと混練して耳たぶ位の
固さに形成し、そして室温(20℃)で4時間冷却し、
その後所望形状に適宜形成すれば、生き餌と同様の魚寄
せ効果,針持ち効果および非汚染性を具備する人造の水
生生物用の餌が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、海水魚あるいは淡水魚
類、又は海老,蟹等の甲殻類,イカ,蛸等の軟体動物
類、又は貝類等の水生生物全般用の餌、詳しくは釣り用
(レジャー用,漁業用)の餌、あるいは養殖用の餌、観
賞水生生物用の餌等の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば魚釣り用(捕獲用)に用い
られていた餌は、よく釣れる針持ちがよい水質汚
染が少ない等の種々の理由から、生きた魚や小虫(岩
虫,イソメ,ミミズ,サシ)等の生き餌が重宝されてお
り、また養殖用の餌や観賞魚用の餌にあっては、魚粉を
固めたものを主体としているものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記生き餌は
昨今入手が困難となり、輸入に頼る傾向にあるため輸送
等の関係でコスト高となり、また生き物であるためその
輸送時の保管管理が難しく輸送途中で弱ったり死んだり
することが多々あり、結果的に釣り餌としては高価なも
のであった。また、昨今の釣りブームは若い人にも広く
浸透し、そのファン層を女性にまで広げようとする傾向
にあるが、未だ女性の釣り人口は低迷している。これは
上記生き餌が衛生的でないという理由等で女性が拒絶反
応を起こしてしまうということが主な要因であった。
【0004】また、上記養殖用の餌や観賞魚用の餌にあ
っては大量に消費するため生き餌を使用するわけにはい
かず、魚粉を固めたものを主体としていたため、食い残
しが底(生簀底、観賞ケース底)に溜まり、その沈殿し
たものが腐敗して汚泥となり、結果として水質を低下さ
せる虞れがあり、特に海中に設けた生簀にて使用する場
合には、その汚泥により赤潮の発生を招くという問題が
あった。
【0005】そこで、本発明者は鋭意研究を重ねた結
果、ゼラチン溶液とミョーバンの微妙な反応でゴム状の
物質ができることを見出だし、釣り餌として、あるいは
飼育用(養殖,観賞)餌としてのいずれの場合にも適合
し、両問題点を解消せしめる有用な水生生物用餌の開発
に成功した。
【0006】本発明は、従来技術の有するこのような問
題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところ
は、生き餌と同程度の魚寄せ効果,針持ち効果および非
汚染性を具備する人造の水生生物用の餌を提供すること
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明がなした技術的手段は、誘引成分を有する主原
料に、少なくともグルテン,ゼラチン溶液、明礬を所望
料配合せしめて構成したことである。
【0008】
【作用】上記技術的手段により、ゼラチンと明礬との作
用でゴム状に形成されて針もち効果が得られ、その針も
ちとは反面主原料が早く溶け出すため魚等の誘引効果が
得られ、そして餌全体は所定時間経過後水に溶け込み消
滅する。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0010】本発明の水生生物用餌は、誘引成分を有す
る主原料に対し、少なくともグルテン,ゼラチン溶液、
明礬を所望料配合せしめて構成されるものである。
【0011】主原料としては、種々の魚,海老,貝等の
水生生物の好む臭いの素になる原料、例えば海水魚が対
象の場合魚等の煮汁,魚等の内臓物(イカゴロやホ
タテのウロ等),魚粉,肉の油等が好ましく、また
淡水魚が対象の場合野菜汁蛹油糠等が好ましく、
また他にはグルテン,小麦粉,米粉,マッシュポテト、
あるいは鰯油,イカ油等がある。尚、上記例は一例にす
ぎずこれに何等限定はされないものである。
【0012】また、上記海水魚用として記載した主原料
を淡水魚用に、そして淡水魚用として記載した主原料を
海水魚用に用いてもよく、また上記主原料とされるもの
を2以上適宜混合せしめたものであってもよく本発明の
範囲内における変更は任意である。本主原料は、全体量
(100)に対して70%〜40%とする。
【0013】上記主原料は腐敗防止のため好ましくは生
のものではない方がよく、上記煮汁にあっては、臭いが
強く誘引効果が極めて高いという効果がある。
【0014】ゼラチン溶液は、明礬との混合比で、粘
性,腰の強さ,ゴム状態が加減されるもので、全体量
(100)に対して30%〜10%配合する。
【0015】明礬は、一般の食品添加物として使用され
る従来周知の焼明礬,生明礬等が用いられ、全体量(1
00)に対して15%〜10%配合する。この明礬の配
合によりゴム状の固まりとなる。
【0016】グルテンは、このままで混合せしめいもよ
いが、例えば煮汁や魚油等とブレンドさせたものであっ
てもよく、全体量(100)に対して30%〜10%配
合する。
【0017】以下、具体的な実施の一例を示す。
【0018】 実施例1 (全体量100%として) 主原料(煮汁) 40% グルテン(煮汁と1:1の割合でブレンドしたもの) 15% 魚油 10% ゼラチン溶液 20% 明礬 10% 乳酸カルシウム 1% 水飴 2% 牛乳 2%
【0019】上記した原料を調合し、略40℃〜60℃
で5分程度ゆっくり混練して耳たぶ程度の固さにする。
そして、その練上げたものそのままを所望形状,長さと
しただけでもよいが、上記練上げたものに生き餌と同様
に色付けしたり、形状を似せたり(ミミズ,岩虫の如く
赤色に着色したり、その形状としたり、対象魚に合わせ
る)せて変更してもよい。そして、次に上記混練物を、
例えば室温(20℃位)で4時間程度冷却すれば本発明
の水生生物用の餌が形成される。上記混練温度,時間、
あるいは冷却時間,温度は一例であり、例えばもっと早
急に得るに合わせて調整可能である。
【0020】上記せるように、40℃〜60℃の温度で
混練するのは、主原料,グルテン,魚油,水飴及び牛乳
から魚の好む臭いを強烈に発散させることができるから
である。上記配合例は一例であり限定はされず、また上
記乳酸カルシウムは、餌の表面を滑らかにするために配
合されるものであり、また、水飴,牛乳は魚が甘みを好
むという性質に鑑みたものであり配合任意である。
【0021】上記魚油の10%の効果は水温の変化に順
応する役を果たし、水温が低いと融け出す力が弱くなる
ので、これを防止するために有用である。
【0022】上記配合からなる本発明の餌を所定条件の
下、例えば水温16℃,深度10mの海水中に所定大き
さの釣り針(10号程度)に付けて、その針もちを確認
した結果、本発明の餌は3時間〜10時間程度の時間で
綿状になり、その後海水に溶け込んでいった。また、上
記条件と同条件とした生簀を設け、その生簀内にて所望
な魚(本実験では鮒,金魚等を使用)を飼育し、そして
所定大きさに形成した本発明の餌を撒き散らし、その誘
引(魚寄せ)効果を確認した結果、生簀内魚の略50〜
90%が、略1分以内に集って来た。従って、ゼラチン
と明礬との作用でゴム状に形成されているためかなりの
針もちが得られ、その針もちとは反面主原料の煮汁,魚
油等は早く溶け出す(大体1分〜1時間以内)ためその
誘引(魚寄せ)効果に大変優れている。また、餌全体は
所定時間経過後水に溶け込んでしまうため汚染性のない
ことも確認された。
【0023】その他の実施例の配合及びその評価を比較
例と共に下記表1に示す。
【0024】
【表1】
【0025】従って、上記の如く主原料が多くなると誘
引力は強くなるが、針もち及び経時消滅は悪くなる。ま
た、主原料が少なく明礬が多くなるとまったく役に立た
ないものとなる。
【0026】尚、本発明の水生生物用の餌は、温度が高
くなるとゼラチンが溶け出す虞れがあるため、また外気
に触れると気化しやすいので、0℃〜−10℃程度で、
かつ真空状態での保存が好ましいが限定されるものでは
ない。
【0027】
【発明の効果】本発明は、誘引成分を有する主原料に、
少なくともグルテン,ゼラチン溶液、明礬を所望料配合
せしめて構成される水生生物用の餌であるため、生き餌
と同程度の魚寄せ効果,針持ち効果および非汚染性を具
備する人造の水生生物用の餌の提供が図れ、従来抱えて
いた種々の問題点が充分に解消される。
【0028】即ち、ゼラチンと明礬との作用でゴム状に
形成されているため、その混合比によってかなりの針も
ち効果が得られ、またその針もちとは反面主原料の煮
汁,魚油等が早く溶け出し(大体1分〜1時間以内)魚
等の誘引(魚寄せ)効果に大変優れているため、釣り
(レジャー用,漁業用等)用の餌として生き餌と同様の
効果がある人造餌が提供できる。
【0029】また、餌全体は所定時間経過後綿状にな
り、そしてその後次第に水に溶け込んでしまうため、海
底、川底等に溜まり汚泥の原因となる要素もなく汚染性
のない餌(釣り用,養殖魚用,観賞魚用等)として大変
有用である。
【0030】また、ミミズ、岩虫等の女性の苦手な生き
餌と異なり衛生的であるため、昨今の釣りブームに乗
り、そのファン層を女性にまで広げることが充分に可能
であり、また生き餌と同等の効果を有していながら、死
んだり弱ったりすることがなく、かつ生き餌のように動
かないため取扱い(保管時,管理時,針掛け時等)が容
易であると共に、低コストが図れる。
【0031】さらに、生餌と同等の誘引力,針もち効果
を有しながら、生餌に比して長期間保存がきくので、万
一海がしけて出漁できなくなったとしても従来の生餌使
用時のように餌が無駄になるという不都合もなく大変利
用価値が高い。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】誘引成分を有する主原料に、少なくともグ
    ルテン,ゼラチン溶液、明礬を所望料配合せしめて構成
    される水生生物用餌。
  2. 【請求項2】主原料40%に対し、グルテン15%,魚
    油10%,ゼラチン溶液20%,明礬10%,乳酸カル
    シウム1%,水飴2%,牛乳2%を配合せしめてなるこ
    とを特徴とする請求項1記載の水生生物用餌。
JP5041335A 1993-03-02 1993-03-02 水生生物用餌 Expired - Lifetime JPH0748982B2 (ja)

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